ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者 作:ナハト・リコリス
真の黒幕が本格的に行動する感じにしました。
第30話 新たなる力と、謎に包まれたカントー地方に向けて
別のポケモン世界での戦いを終え、その世界でリザードンがマジンガーZから力を授かり、今回の試練の場所で、俺と別世界の俺に【明鏡止水】の特訓をしてくれたマスターガンダムとガンダムシュピーゲルから、俺のゲッコウガにシュピーゲルの力が、サーナイトにマスターガンダムの力を授かったのだ。
同時に俺自身もスピルバンの姿でスーパーモードと言える形態を手に入れたのと、本物の宇宙刑事ギャバンから、メタルヒーローとして認められたので、俺としてはある意味嬉しい限りであった。
そして俺達はこの世界に帰って来ていたのだが、帰って来る際に何故か時空間が歪んでしまい、その影響で帰って来て早々、俺達は墜落してしまう羽目になってしまった。
グランナスカもダイレオンも、移動に少し困難な状態だったので、墜落した場所を調べるとオレンジ諸島にある島の一つで、地図に記載が無い場所なので、無人島のような扱いの場所だったので、俺達は修理の為に2・3日の間だけこの島でいることにした。
食料等に関しても元々一週間分くらいは保存食等でいけるようにもしていたし、こちらの世界との誤差を調べるのもいいと思ったのだ。
その後の修理と平行した調査で、俺達が向こうでいた日数よりも1日前だけ経過している状態で、世界的には俺達がアローラで過ごしていた時以上に大変な事になっていた。
何しろ今までポケモンマスターと呼ばれていたジョクアが、今までしてきた悪事の全てがバラされ、それに賛同していた各地方のさまざまなトレーナー達だけでなく、チャンピオン・ジムリーダー・ポケモン研究者・各企業へのさまざまな捜査等が開始され、その結果で各地方では【ジョクアショック】と呼ばれ、今までの情勢が壊れるほどの事態になっているらしい。
とは言っても、このジョクアショックが一番少ないのは彼女の生まれ故郷とも言えるイッシュ地方で、この地方に関しては伝説や幻のポケモン達が完全に壊滅したと言ってもいいほどに破壊されていたのもあり、ジョクアショックの影響よりも、イッシュ地方の復興の邪魔をした最低最悪な存在と言える扱いになっていた。
その結果といえばだが、各地方に建設されてようとしていたジョクア御殿に関しては全て取り壊しが決定した。
とは言っても、正式にジョクア像だけや、ジョクア御殿の骨組みだけだったリした場所もあったので、ジョクア像は完全に破壊され、ジョクア御殿の骨組みだけだった場所に関しては、別の物に内容を立て替える予定になったらしい。
その中でも特にアローラ地方においては、ポケモンマスターになる前からジョクアを全面協力して建設されたマナーロスタジアムは取り壊しが決定し、アローラ地方においてのポケモンリーグ開催は永久廃止の扱いとなったらしい。
「まぁそうだろうな。ククイ博士や周りにいた人達には悪いが、これは仕方ないな」
「そうだね。本人達は洗脳状態でジョクアに操られていたとは言え、危険薬物に銃火器、おまけに希少なポケモンの売買にまで利用できるように最初から設計されていたんだもの。永久廃止は妥当かもしれないわね」
「・・・哀れですね。本人達はただジョクアを信じただけで、未だに自分達がしてきた事を反省していないそうです。周囲の人達も【洗脳されていたから分からなかった】とかの一点張りらしいです」
「・・・私達はお兄ちゃんを信じたから良かったのかも知れないけど、他の皆にとっては、ね」
セレナ・ヴァニラ・リーフが、アローラ地方の方面の結果に悲しそうにしていた。
俺自身、あの時はククイ博士の夢を応援していたし、クラスメイト達や周りの人達も応援していた。
だがしかし、ジョクアがやって来て、ジョクアを守るように洗脳された皆は、俺を迫害していった。
アローラ地方から帰って来たら、周りも同じように俺を迫害し、俺を信じてくれていたのはセレナ・ヴァニラ・ラティオス、伝説や幻のポケモン達だけだった。
そして今一緒にいるリーフ・ナツメ・ミカン・エリカの4人も、俺を信じてくれている。
俺としては、信じてくれる人がいる事に感謝しかできなかった。
俺を信じてくれる人やポケモン達がいる限り、カース団を、そして、カース団の後ろにいる黒幕を許す気は無いのだ。
この世界の情報を入手し終えた次の日に、この島を調べていたら洞窟を見つけ、その洞窟で不思議な4つのアイテムと、4つのZクリスタルを見つけた。
見つけたアイテムに関しては残っていたアンノーン文字が解析できるもので、それぞれ【奇跡の鈴】・【聖盾】・【龍の腕輪】・【七色の勾玉】と言う名称で有る事が分かった。
まぁこの4つのアイテムに関しては、鈴を俺のピカチュウが、盾をリーフの元に行った元俺のマニューラが、腕輪をヴァニラのバシャーモが、勾玉をセレナのサザンドラが気に入ったようだったので、俺達はそれぞれを持たせる事にしたのだった。
気に入っている品を取り上げるのもなんだったので渡したのだが、後々でこの品々の持つ効果を知り、俺達は驚くしかなかった。
グランナスカとダイレオンの修理が終わり、俺達はカントー地方にやって来た。とは言っても、正式にはカントー地方のグレン島にやって来たのだ。
グレン島に関しては、ジョクア政権が受理される今から4年半前に火山が噴火し、グレン島の一部は溶岩で破壊され、島の景観が色々と変わってしまったのだ。
無論、ジムリーダーであったカツラさんも噴火しないように色々としていたのだが、大自然の力の前には、人間もポケモンも無力だったとしか言いようが無い。
「ここも結構色々と変わったな」
「それもそうだと思うよ?けど、4年経ったとはいえ、未だに、何だね」
「それもそうですが、先に色々と調べないといけませんね」
「あぁ。ミントの言う通り、あの結界から何やらまで、色々と調べなきゃいけないからな」
それと今回俺達がやって来た理由に関しては、このグレン島にあった研究所の調査と、カントーにいるジムリーダーや四天王達の処遇決定である。
これは国際警察からの直々の依頼で、最悪の場合に関しては、カントー地方壊滅と、カントーにいる各ジムリーダーと四天王達の殺しも許可されている。
とは言っても、現カントー四天王で、元セキチクジムのジムリーダーであったキョウさんに関しては、カントーチャンピオンであり、ポケモンGメンであるワタルさんがジョウアの支配が浸透する前に、キョウさんに頼んで色々と裏で調べてもらっていたりしたので、カントー地方には最初からいなかったのと、色々と耐性が強かったのか、洗脳にかかっていなかったのだ。
俺達が知っている限りで、ナツメやエリカの二人を除いて、カントー地方の人間でジョクアの洗脳にかかっていなかったのは、チャンピオンのワタルさん、四天王ではキョウさんとシバさんの三人だけが洗脳等にかかっていなかったのを確認している。
シバさんに関しては、修行で秘境方面に行っていたのもあり、ジョクアの洗脳にかからなかったらしい。
何故このような依頼が俺達の元にやって来たのかと言うと、カントーのジムリーダーであったタケシとカスミの逮捕が原因で、各地方にも捜査のメスが入ったのだが、ある日を境にカントー地方のみ、国際警察が何故か侵入できなかった上に、カントー地方の各ジムリーダー・四天王・警察関係者・研究者達に連絡ができない状態になってしまったのだ。
そこで俺達も墜落した場所から近いグレン島に向けてやって来たのだが、当初は結界のような物が張られている事が判明し、国際警察にカントー地方を最悪壊滅させると言う事を進言して、ここまでやって来たのだ。
ちなみに結界を破壊するのではなく、伝説や幻のポケモン達に頼んで結界に穴を開けてもらい、そこから侵入したのだ。
だがしかし、カントー地方に関してはこの結界が原因なのか、完全に外と隔離されている状態になっている事が判明し、俺達は色々と調べる為にカントー地方の島であるグレン島を選んだのだ。
俺達はグレン島の人間からジムリーダーであるカツラさんのいるふたご島に行き、カツラさんはジョクアからの影響が少なかったのかまともで、俺達の事を話し、捜査協力をして貰った。
そして調査の結果に関しては、ある意味最低最悪に近いものであった。
「テンザンのやろう、ここまでやるとはな」
「えぇ。おまけに、私達が使用した映像も利用して、カントー地方を完全に制圧してるわね、多分」
そこにあったのは俺達がアローラでいた間に起きた事実だったのだが、テンザンはカース団としての力を使って、カントー地方を特殊な結界で閉じ込めて外界からの情報をシャットダウンした挙句、結界内にいる人間達をカントー地方から出れないと言う事を認識できない催眠状態に落としていたのだ。
グレン島にいた人と話をしても、まるでゲームのNPCのような状態で、同じ言葉しか話さないような状態になっていたので、一種の催眠状態にあるとしか認識できなかったのだ。
そしてテンザンが原因と言ったのは、カントーチャンピオンであるワタルさんが不在になっているのに、ワタルさんを倒してテンザンが新しいチャンピオンになったと言う新聞がカツラさんの所にあり、ニビとハナダの二つのジムにも、新しいジムリーダーが入ったと言う風になっていたのだ。
カツラさんが大丈夫だったのは偶然のような物で、ここに余り電子機器が無いのと、ここに来る手段が船しかないのだが、行き来する便が少ないのもあり、カツラさんに関しては催眠等に掛かっていなかったのだ。
と言うかだ、ここにある捜査系の資料が新聞とラジオしかないので、事前にグレン島で調べたのと、ヴァニラのハッキング等で得た情報を踏まえ、俺達が話し合いでの想像を働かせて推理したものだったが、違和感があり過ぎたのだ。
「だがしかし、ここまでして何の利益があるんだ?」
「あいつの頭にはそんなもんはありませんよ。刹那主義の快楽主義、あいつの頭を構成しているのはこれだけですが、黒幕は一体何を考えているんだ?」
「そうだよね?カントー地方だけを閉じ込めても、他には何の影響も無いはずだよね?」
「えぇ。それにですが、結界で閉じ込めた理由も分かりません。たかが一地方を結界で閉じ込めておく理由も無いし、その上カントー地方以外のポケモン達を入手する事も出来ない状態では、悪手としか言いようが無いのですが・・・」
カツラさんの思った疑問も最もで、カントー地方を封鎖したとしても、何の利益にもならないのだ。
無論、俺達も伝説のポケモン達との協力が得られていないのもあるのだが、ここまでした理由が分からないと言うのが答えなのだ。
ぶっちゃけて言って悪いが、カントー地方にいたフリーザー・ファイヤー・サンダーの三体もアルセウスが保護し、現在はアルセウスがポケモン達を保護している世界で生活しているので、この世界にはいないのだ。
俺達はこれ以上ここで得られる物は無いと思い、俺達はカツラさんと別れを告げ、カントー地方の内陸部に上陸する事にしたのだ。
とは言っても、行くのはクチバシティで、最後にマサラタウンに行く事にしたのだ。
マサラタウンを最後にしたのは簡単で、俺達の予想でテンザンがいる可能性が高い場所として認識しており、いきなり本拠地である可能性が高い場所に行くのを止めただけなのだ。
????? Sids
ジーベルはカントー地方に設置した結界が破壊されず、内部に侵入した存在がいることに気付いた。
これに関しては仕方が無いだろう。何しろ彼女こそが結界を展開した張本人であり、そして同時に、自分の考えている結末の道具の準備に勤しんでいたのだ。
「ふふっ。面白い事になりそうね。それにしても、あの子達は勝てるのかしら、ね?」
その不敵な笑みの先には、巨大な空洞のような物があり、その先には【真っ黒な巨大な炎】が存在していた。