ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者 作:ナハト・リコリス
何しろ朝早くに行って、帰りが遅いので。
後ですが、今回の話は一応グロ要素があります。
アイリスが再登場です。とは言っても、最早人ですらありませんが・・・
マサラタウンに着いた俺は、皆に話をして先に元実家と言える場所にやって来た。
他の皆に関しては、リーフは家を確認した後にマサラタウンを調査しに行って貰う予定にしてある。
ただし、テンザンの家とオーキド研究所付近に関しては一番危険があるかも知れないという事で、俺が合流してからとなった。
家の扉を開けると、いきなり変な異臭がしたので、念のためを思ってゼロスーツを着て中に入ると、いつもご飯を食べていた場所に、椅子で眠った姿勢でいた、俺の母親でもあった存在が、色々と腐敗している遺体を発見したのだ。
バリヤードはいなかったので、多分ジョクアに献上したかどうかしたのだろうと思った。
遺体近くに大量の睡眠導入剤が入っていただろうビンと、遺書が書かれており、遺書にはジョクアの敗北と真実の映像を見た後に書かれたようで、自分が息子である俺を信じなかった事の後悔が書かれていた。
念のために家の中を色々と調べたのだが、俺の元部屋に関しては綺麗さっぱり片付けられて物置代わりにされており、他の部屋に関しても綺麗にされていたので、本人に関しては自殺したのだろうと思った。
俺は家の中を調べた後、もう一度遺体の前にまでやって来た。
「・・・あんたが俺を捨てたあの時に、俺はもうあんたの息子じゃないんだ。だから、俺はあんたに何もする気は無い。例え地獄で出会ったとしても、俺はあんたをもう親だと思っていないからな」
そう言って俺は家を出た後、リザードンに頼んで家ごと完全に燃やしてもらった。序に中を捜索する為に着ていたゼロスーツも、おまけで燃やしてもらった。と言うかだ、ゼロスーツに関しては他にもあるので、一着ぐらい燃やしても何とも思わないのが理由だったりする。
その後皆と合流して話を聞いたら、リーフの家には誰もおらず、しかも家の中には結構な埃が溜まっており、何日も家に帰っていない事が判明した。
そしてテンザンの家に関してなのだが、念のためを思って事前に全員にゼロスーツを着てからやって来たのだが、俺とリーフが知っているテンザンの家があった場所には、一軒の【廃墟】が存在していたからなのだ。
俺達は驚きつつも、念のために廃墟の中に入って行ったのだが・・・
「・・・どうなってるんですか、これ?」
「・・・何にもありませんね、この場所には。普通廃墟でも、何かしろの痕跡はあるのですが・・・」
「・・・二人とも聞くけど、本当にこの場所が貴方達が言うテンザンが住んでいた場所なの?どうみても、何十年も人がいた形跡どころか、何でマサラタウンにこんな場所が存在しているのかと言いたい位だわ」
元ジムリーダーでもあり、俺達よりも年上のミカン・エリカ・ナツメの三人が俺とリーフに言って来たのだが、俺達自身も驚いているのだ。
俺達が知っているテンザンの家は、テンザン自身が滅茶苦茶嫌な奴だったのもあり、マサラタウンであいつの友人と言える奴はいなかったので、多分誰も家の中に入ったと言う話自身も無かったので、家の中の様子はまったく知らないが、家の周りの風景等は覚えていた。
だがしかし、実際の現場に関してで言えば、確かに俺の家と似た感じの家では有ったが、誰がどう見ても廃墟と言える感じの家で、家の中に入ると、天井には無数のクモの巣とカビ、地面には俺達が歩いた後が分かるほどに埃が溜まっており、最低限必要な家具すら存在しない不気味な場所だったのだ。
「・・・俺も驚いている。俺の記憶では、テンザンが旅をしていなくなった後も、この場所に存在していたし、旅を終えて何度かマサラタウンに帰ってきた時にも、何度かこの場所の近くを通ったけど、こんな感じじゃなかった」
「・・・私もだよ?お兄ちゃんと時期は違うけど、私もマサラタウンに帰って来た時に、この近くを通った記憶があるけど、こんな廃墟じゃなかった。・・・・ねぇ、これって一体どうなってるの、これ?」
そう、何度か近くを通った記憶はあるが、こんな廃墟ではなかった。だがしかし、現実に目の前にある事実と俺達の記憶の中にあるテンザンの家の周りの風景と合致しないのだ。
まるで最初からマサラタウンに存在したテンザンの家と言うその物自体が、幻であったかのような感じであったのもあり、俺達は新たに生まれた謎に恐怖と不安感を持ちつつ、俺達はテンザンの家を後にした。
そして俺達は念の為用にゼロスーツを着て他の家の様子を見に行ったのだが、リーフの家と同じで、家の中にたっぷりと埃が溜まっていて、マサラタウンはまるでゴーストタウンのようになっていたのだ。
流石の街の雰囲気に俺達は何か恐ろしい事が発生したのかと思いつつ、最後に調べる予定だったオーキド研究所に向かった。
オーキド研究所に到着すると、研究所の周りにはオーキド博士を中傷するチラシや落書きがあり、建物のガラスが割られている箇所も複数個所あったのだが、同時に錆びた鉄のような匂いが漂ってきていたのだ。
俺達は念のためを思い、武器を持ってオーキド博士の研究所内に侵入すると、地獄絵図と言っていいほどの状態だった。
流石の周囲の状況に、リーフはその場で蹲り、マスク部を開放して嘔吐し、ミカンやエリカですらこの光景から目を背けようとしたほどであった。
それは俺ですら、この光景から目を背けたいと思うほどであり、同時にこんな事をした存在への怒りがこみ上げて来た。
何しろ周囲に無数の血の跡や血だまりと言える場所が存在し、目で見える範囲にある機械に関しては、全て一目で大破していると言える状態で、あちらこちらに人間とポケモンのバラバラ死体が無数に存在していたのだ。
バラバラ死体と言ったが、遺体は何者かに力ずくで千切られたかのように両手や両足、更には顔を引っこ抜かれたかのような遺体ばかりで、遺体の中には脊髄と思われる物が一緒にくっ付いて、そこら辺にゴミのように放置されていた。
おまけに、殺されて何日も経っていたのか、一部の死体は腐敗していた部分も存在していた。
その遺体の中で確認できた存在の中には、マサラタウンで捜索したがいなかった知り合いの遺体も何体か確認し、少ししてからオーキド博士と、ケンジの遺体を発見した。
そしてオーキド博士とケンジの遺体の近くにケンジのポケモンと、バリヤードの惨たらしい死体が確認されたと同時に、俺達はこの惨劇を起こしたであろう存在の足跡のようなモノを見つけた。
流石の事態に俺達もこれ以上はゼロスーツのままだと危険だと判断し、手持ちのポケモン達を全て出した後、俺は周辺の捜索も兼ねてシンクレッターに変身し、セレナ達は仮面ライダーに変身し、研究の為にトレーナーから預かったりしていたポケモン達がいる外を確認したら、同じように殺されている無数のポケモン達の死骸が存在していた。
しかも死骸の中には、生まれたばかりと言う感じのポケモンの死骸も有れば、卵の破片すら存在していたのだ。
「・・・何なの・・・酷すぎるわ・・・」
「・・・ポケモン?なのでしょうか、これは?それともウルトラビースト?」
「・・・それとも私達も知らない別の何かなの?」
余りの悲惨な光景に俺達は何も言えないでいたが、その時に近くの草むらが動いたので、警戒していると、そこから本来このポケモンの世界に存在しないはずの存在がそこにいたのだ。
「ディアボロモン!!」
「それって確か、私達のX進化系の存在よりの名前の元にしたのと似てるけど・・・」
「あぁ。この世界とは違う世界に存在するはずの存在で、その中でもこいつは滅茶苦茶に危険な奴だ!!」
俺達の目の前に現れたのはデジモンで登場し、しかも【遊び】で核兵器を発射して日本を壊滅させようとしたディアボロモンそっくりな存在だったのだ。
【み~~つ~~け~~た~~!!!】
「「「なっ(嘘)!?」」」
ディアボロモン?そっくりな存在から、イッシュ地方の竜の里で死んだはずのアイリスの声を出した事に驚いた俺達であったが、同時に俺達はこのディアボロモンもどきが無数に現れて、囲まれてしまったのだ。
「な、何なのよ、これ・・・」
「・・・今センサーとの連動で調べたが、分かる範囲内でも500体近い数がいるぞ、これは」
「・・・まさか、こいつ等がこんな風にした犯人なの!?」
流石の俺達も驚いたが、俺達は各自でこの化物を相手に戦った。まぁ相手は紙装甲なのか、そこそこのダメージが当たれば一撃で粉砕できるほど弱いのだが、スピードが速い上に、しかもセンサーとの連動で途中から数が増えている事に気付き、まさに無限に増殖していると言っても過言ではない状態だと知った時には、逃げようにも逃げ道など一切無く、流石の俺達もポケモン達も疲労の色が隠せない状況であった。
一気に多くの数を葬ろうと思ってメガシンカやZ技、必殺技系を使いたいのだが、相手のスピードが速い上に、トレーナーでも
ある俺達にも攻撃を仕掛けてくるので、下手に準備がかかる攻撃が出来ないでいたのだ。
何とか俺のポケモン達全員と、セレナのサザンドラがフォルムチェンジやメガシンカとX進化したので、一気に数を減らそうとしたら、メガカブノクスとカイゼル・サザンドラはドラゴン族専用なのか、特殊な猛毒を流し込まれ、逆に死にかけていっていたのだ。
【ははっ。世界最高のドラゴンマスターである私に逆らうようなドラゴンは、誰であろうといらないのよ。だから、あんた達全員、この私が与えた毒で骨も残さずこの世から消えるのよ!!】
「くそっ、ガブノクス、死ぬな。あのガチゴラスとまたバトルすんだろ?こんな所で死ぬんじゃない!!」
「サザンドラ、貴方も死なないで!!私達と一緒に、これから先の未来を一緒に生きて!!」
俺達のその思いが通じたのか、二体は進化の光に包まれ、ガブノクスはメガシンカした状態から姿を変化させ、俺の知っている有名な聖騎士デジモンに姿を変化させ、サザンドラもドラゴンの姿から人型の姿へ変化させた。
そしてこの二体の攻撃で一気に数が減ったのをきっかけに、俺達のほうに有利になっていったのだ。
そしてこの無限増殖とも言えるアイリスの怨念の姿とも言える存在の数も減っていき、俺以外のセレナ・ヴァニラ・リーフの三人が、オレンジ諸島で見つけたZクリスタルのZ技を使うと、セレナのサザンドラは聖剣を持った聖騎士の姿になり、リーフのマニューラは真紅の鎧を身に纏った姿になり、ヴァニラのバシャーモはオーラを纏って一気に敵の数を減らしたのだ。
そして数はとうとう両手で数えるほどの数になった時、俺は聖騎士の姿になったガブノクスに反応したオレンジ諸島で見つけたZクリスタルを装備し、Z技を放った。
「アイリス、これでお前との全ての因縁は終わりだ!!【オールデリート・Ω】!!!」
【ふざ、ふざけるなぁ~~~!!最高のドラゴンマスターである、この私が~~~~!!!!】
俺が放ったZ技で、アイリスの怨念体は一撃で倒されていき、最後に残った一体は聖騎士の姿になったガブノクスの聖剣によって断罪され、この世から完全に消え去ったのだった。
全ての敵を倒し終えた後、流石に体力・精神的に参っていた俺達もポケモン達も、その場に座り込んだのだった。
同時に俺達は新しい戦力を手に入れた事を喜びつつ、マサラタウンの状況と、さっきの存在のことも考え、俺達はマサラタウンを全て焼く事にしたのだ。
何しろ今のマサラタウンには生きている人間はいないが、あのような存在いた場所であり、同時にオーキド博士の研究所に無数の遺体があったので、これ以上はどんな理由でも放って置きたくなかったからだ。
そして俺達はマサラタウンにある全てを消し去った後、俺達はカントー地方でまだ探していないセキエイ高原に向けて進んで行ったのだ。