ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者 作:ナハト・リコリス
エーデルとの本当の意味で終った戦いの後、俺達は自分達の世界に帰って来た。
帰って来ると、何故か国際警察から俺達に対して緊急連絡が入り、その内容に唖然としてしまった。
と言うのも、数日前からジョクア政権で統治されていた全ての地方において、一部の非常識系の存在になっていた人間達が突如発狂し、まるで別人のようになっていたと言う報告を受けたのだ。
おまけに、その人間達の中には自殺した者までがいると言う話になり、流石の俺達も唖然としてしまった。
しかもその自殺した人間の中には、俺が逮捕に協力したアローラの面々も混じっていたと言われたのだ。
俺達は流石の事態に協力しようと、国際警察との緊急会合を開く事になったのだが、そこにアルセウスがやって来て、この謎とも言える事件の真相を教えてくれた。
真相に関しては簡単で、この星を覆っていた非常識達の行動が【正当である】と思わせる特殊なバリアが消え去り、その結果、自分達が行なっていた行動を思い返してしまい、自我が保てなくなったのだと言われたのだ。
この通信を聞いていたワタルさんを含めた国際警察の面々も、アルセウスからの話に驚いていたが、俺達はそうなった理由に気付いたのもあり、俺達はワタルさんの手伝いをすると言って通信を切り、俺はアルセウスにビルス様から言われた言伝を話した。
流石のアルセウスも、破壊神であるビルス様からの言伝を聞いて驚いていたが、流石にこの世界で起きた事件の延長戦とも言える内容なので、顔を真っ青にして俺達の前から消えたのだった。
と言うかだが、まさかエーデルを倒した影響が、こんな感じで出てくるとは思わなかった俺達であったが、同時にあの時に倒せておけて良かったとも思ってしまった。
もしもあの時に倒せなかったら、あいつの事だからこの世界に舞い戻り、この世界を破壊して更なる危険な存在として存在し続けた可能性が高いと思ってしまったのもあったからだ。
俺達は国際警察の面々と合流して対応に追われたのだが、その際にアローラで俺が関わった人間で自殺した人間を聞いたら、それはハウであった。
他の面々の中には自殺しかけた人間もいたらしいのだが、ハウ以外は何とか阻止する事が出来たらしい。
のちの調査で、ハウに関してはエーデルが展開していた特殊なバリアが消えた事で、自分がこれまでして来た事を思い出し、しかも島キングとして尊敬していた祖父のハラまでが非道を行っていた事が原因で精神が崩壊し、自殺したと見られた。
遺体に関しては親に連絡したのだが、犯罪者の祖父であるハラに協力した息子の遺体を引き取りはしたものの、遺骨に関してはアーカラ島から海に全て散骨扱いとなったらしい。
ハウの自殺を知った他の面々も似たようなもので、特にハラに関しては孫を殺したとして、俺がワタルさんの協力で再開した時には、ふくよかだった体系は消え去り、ガリガリの姿の老人になっていて、おまけに重度の認知症まで発症している状態になっていた。
ハラさんに関しては、孫を自殺に追いやった事も原因で息子夫婦からも縁を切られ、俺が面会して数日後、独房の中で獄中死した事が判明し、遺体も息子夫婦に連絡をし、息子のハウ同様に、遺骨は散骨される事になった。
だがしかし、島キングでもあったハラの葬儀は親族のみで行なわれ、その後も島の人間は誰もお悔やみ等は言わなかったらしい。
逆に、最低な悪女とも言えるジョクアに協力した島キングとその孫として扱われ、その後の葬儀関係は行われなかったらしい。
ククイ博士やバーネット博士、シゲルなどのポケモン研究者達もハラさん並とは言わないが、自分達がポケモン研究と称して行なっていた無数の実験が原因で、自殺を図ろうとしていたらしいのだが、ジョクア関係において最も慎重に調査等が必要だったポケモン研究者だったのが原因で、自殺を行なう前に阻止されたらしく、ジョクアに金銭的な面で支援していたエーテル財団の面々に関しては、会長であるルザミーネさんは精神が崩壊し、自殺防止の為に移送された病院で数日間寝込んだあと、娘のリーリエが持っていっていた2つのピッピ人形を自分の子供だと思い込んでしまい、本物の娘であるリーリエを認識できなくなってしまったらしい。
その後ルザミーネさんは重度で、特に精神的にも危険行為に及びうる可能性の高い患者として、対応する精神病院に移送され、そこで一生見られる事になった。
ルザミーネさん以外の面々に関しては、自分達がしてしまった事を大いに反省し、大半が一気に年齢が増えた感じになったが、犯した罪に関しては減刑など一切されず、ポケモン研究者であったククイ博士達はポケモン研究者達は、全員ポケモンの大量虐殺で死刑宣告が下され、数日後に全員が処刑された。
島キングや島クイーン、エーテル財団の面々に関しては無期懲役が判決され、しかも刑務所の中で一番過酷と言われる刑務所での無期懲役刑のため、全員が顔が真っ青になっていた。
そして元アローラスクールメンバーとグラジオに関しては、俺の冤罪事件時に全員が未成年であった事と、アローラチャンピオンになったグラジオを除いて、そこまで社会的に凄い地位に無かった事もあり、犯罪への関与の薄さによって数年で出られる処置扱いとなった。ただし、執行猶予は数十年近くの扱いとなってしまった。
グラジオに関しては、スクールメンバーよりも刑期の年数が長いだけで、後は同じような判決が下される事となった。
刑期と執行猶予に追加し、【ポケモンの永久的所持と関与の禁止】を言われ、ポケモントレーナーとしても、ポケモンに関与するあらゆる職に就職等が出来なくなってしまった。
就職関係に関しては、【ポケモンの生活や調査】に関してといった、ポケモン研究よりに対してのアルバイトでなら参加できるが、仕事としての正規雇用は認められないなど、色々と制約を付けられた特殊重犯罪者への対応が執られる事になったのだ。
唯一リーリエだけは当初よりも捜査に協力的であったという事で、元スクールメンバーよりもマシな分類として扱われ、数ヶ月前に刑期を終え、執行猶予に関しても数年単位の扱いになったのだが、念のための保護扱いとして、国際警察の監視下での生活となったが、ポケモンの永久所持と関与の禁止は同じように行なわれたらしい。
ただし、これ等の判決に関しては正式な物でなく、簡易的裁判で判決が下されたもので、おまけにバリアが消えた後に発生した各地方の大小さまざまな事件への対応等もあったのもあり、犯罪者を収容する施設云々まで影響し、その後の対応そのものに時間がかかるという事になったのであった。
ぶっちゃけて言えば、多種多様の罪を犯す犯罪者達が一気に増えすぎたので、正式な判決でも微妙な扱いの元スクールメンバーやグラジオの対応を後回しにする事にし、元スクールメンバーとグラジオのみ、アローラ地方に一時帰宅を命じられたのだ
だがしかし、彼等は昔のように、自分達が【普通】と思っていた生活に戻れる事はなかった。
カキの牧場は、カキがジョクアに関わっていた事で、ジョクアに協力して違法な薬物等を混ぜていた等とデマを流され、契約を一気に解約されていき、最後は土地ごと買収されて、今では他人の名義の土地とされた。
カキの家族は、カキの非協力的な態度などもあり、犯罪者に協力した一家と周りから見られてしまい、カキが帰って来る数日前に一家心中で死んでしまった。
マーマネとスイレンは親子の縁を切られ、家は他人がいる家になってしまい、彼等は家族が今何処に住んでいるのかすら分からない状態になってしまった。
マオに関しては実家のアイナ食堂は、マオの逮捕後の騒動で父親は精神的に参ってしまい、そこに失火で全焼し、父親と兄、食堂や実家まで失ってしまい、アイナ食堂があった場所はチェーン店の系列店舗として扱われていた。
グラジオとリーリエは母親であるルザミーネの状態もあったのだが、家は他人に買収され、彼等も全てを失ってしまった。
そしてククイ博士の夢であった【アローラポケモンリーグ】に関しても、アローラポケモンリーグ開催の場所として設立された【マナーロスタジアム】における大量の違法薬物や武器弾薬、希少ポケモンの売買等を行なえる部屋等の設立が最初から成されていたのもあり、アローラポケモンリーグは【永久廃止処分】となった。
ククイ博士の夢は、ジョクアと言う悪女と関わった事で、たったの数年で永久廃止と言う処分で消えてしまったのだ。
マナーロスタジアムに関しては、当初は破壊しようと言う考えもあったのだが、折角造った施設なのも有り、同時にジョクアの関与した一番最初の施設という事で、未来への負の遺産として残す事が決定し、ポケモンバトルは出来ない歴史的な資料館としての施設へと変化させようと言う話になり、残される事になったのだ。
スクールメンバーとグラジオは、自分達の周りの事を正式に理解した数日後に、リーリエの妊娠と、刑期が自分達よりも短い事が判明してしまった事で、彼等の怒りはリーリエに向いてしまった。
怒りの矛先となったリーリエは、スクールメンバーとグラジオに殺されそうになり、走って逃げたのであるが、逃げた先で崖にまで追い込まれ、そしてリーリエは崖から転落してしまったのだ。
だがしかし、実は事前にアローラメンバーの一時帰宅命令を国際警察から言われていた俺達は、念のためにこの数日間は監視をしていたのだが、流石の事態に俺達も驚き、俺はシンクレッターとなって崖から転落していくリーリエを救助し、その他のメンバーに関してはアローラ地方の警察に報告し、全員逮捕する事になったのだ。
その結果、リーリエを死に追いやろうとした面々は全員が少しくらいの刑期だったのが、今回の事件が原因で、ジョクアとの関連つきで全員が無期懲役の仮判決を受ける羽目になってしまったのだ。
そしてリーリエは公式には崖からの転落で死亡した扱いとし、俺のところで【リリィ】と言う名前で生活してもらう事になった。
だがしかし、こういったさまざまな事件の後処理が原因で、行こうと思っていた平行世界の移動も出来なくなり、その間にリリィの出産も発生し、全てが終わったのはリリィの出産から2ヶ月が経ってからであった。
と言うか、エーデルとの戦いから帰って来て半年以上経ってからなので、流石に色々と大変であった。
俺達はリリィと産まれたばかりの女の子の【リース】を連れて、一時プリキュアの世界に行った後、あの世界に向かう事にしたのだった。
と言うのも、プリキュアメンバーで学業関係がダメダメな面々を知っているので、流石に彼女達の将来が心配なのもあったし、同時にリリィはポケモンの所持も出来なければ、俺としても彼女にレナ達が持っている系列の力を渡すつもりが無かったからだ。
俺達としても最初からの裏切り者に対して、そこまでする義理は無かったのもあったからだ。
まぁリリィを俺の女として認知するだけ、まだマシだと思ってほしいと思うしかなかった。
本来ならリリィは、元スクールメンバーと、兄のグラジオに、産まれたリースを、【自分達がした罪の結晶】として見てもらおうと思っていたのに、ここまでの展開を読めなかった俺達が甘かったとしか言いようが無かったのだから・・・
これで私の世界の人間達への制裁関係は全て終わりとなりました。
まぁピカチュウ達はあれですが、全員ある意味悲惨的な終わりと言う感じです。
リーリエに関してはカズマの子供を妊娠せずに、法律で殺されると言うネタを考えていましたが、最終的にこんな感じになってしまいました。
次回はエピローグと言う扱いにします。