※この作品はR-18です。

ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者   作:ナハト・リコリス

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外伝話の第一回目は、サトシが何もしなかった場合です。

因みに、この外伝ではオリキャラのヴァニラ以外は全員サトシを迫害した扱いになっています


外伝話 IFシリーズ
もしもサトシが何もしなかったら・・・


さぁさぁと雨が降る中、とある山の中で、1人の少年が山道を歩いていた。

その少年は、まるで夢遊病のようにフラフラとしながらも山道を歩いていた。

 

この少年の名は【マサラタウンのサトシ】、ほんの数日前まではこの世界で認められていた凄腕の【ポケモントレーナー】であったのだが、とある事件が原因で彼の扱いは【堕ちた英雄】・【犯罪者】となったのだ。

 

 

 

何故このようになったのかというと、事件は数日前に遡る。

 

アローラ地方のポケモンスクールに通っていた彼は、転校生の【ジョクア】と名乗る女子生徒を叩き、カッターで切りつけようとしたという罪で、犯罪者としてスクールを退学させられたのだ。

 

そして故郷に帰って来たのはいいのだが、彼と一緒にこれまで旅をした仲間達、旅の中で出合ったライバル達、そして故郷にいた母とオーキド博士、そして自分のポケモン達と、今まで出会った全ての伝説や幻と言われるポケモン達からも迫害を受けたのだ。

 

 

だがしかし、これは全てジョクアが自分でやった事で、サトシは何一つジョクアを傷つけてもいなかった。

 

冤罪事件としか言いようが無いのだが、サトシを信じる存在は誰もいなかったのだ。

 

そしてこの後、誰もサトシを見た者はいなかった。

 

 

 

 

サトシの冤罪事件から数年後・・・とあるお昼の一室にて

 

 

「たった今、最高裁判所がポケモンマスター候補として、最優秀者として世界的に認められていたジョクア氏に対して、死刑判決を命じました。ジョクア氏は・・・・」

 

サトシは名前を【カズマ】と名前を変え、ある地方の町にある個人経営の会社の社員として働いていた。

 

 

そして社長である【ブンビー】と一緒にこの緊急速報のテレビ放送を観ていたのだ。

 

だが、ブンビーとカズマの二人しかいない零細企業で、おまけに最近は仕事も無いので、二人して気ままに昼飯を食べながら、テレビを観ていたのだ。

 

「・・・ほんと遅すぎでしょ、これは」

 

「まぁ、そうだよね。今の今まであんな女を信じて、金に多種多様の資材、おまけに希少なポケモンを提供し、おまけに伝説や幻のポケモンまで関わっているのにねぇ~」

 

「ですよね~。と言うか、ジョクア被害者の会の面々も頑張りましたね。こんな世界で、ですけど」

 

ジョクア被害者の会と言うのは、その名の通り、ジョクアが俺以外に自身の故郷であるイッシュや、アローラのポケモンスクールに入学する前に各地方で起こしていたさまざまな事件、そしてポケモンマスターに就任しようと計画していた時に、その計画で行なっていたさまざまな悪事の被害者達が結成して出来た会で、極秘裏に一部の国際警察まで調べに協力していたのだ。

 

 

序に言うと、カズマがいるこの零細企業の実態は【何でも屋】で、社長が実は前科者で、法令でポケモンを所持できないのもあり、ポケモンを使用しない仕事なのだが、依頼があれば浮気調査からゴミ掃除まで何でも行なう会社なのだ。

 

 

 

カズマもジョクアの事件が原因で、これまで持っていたポケモンや仲間を思う気持ちが無くなってしまい、ポケモン達がどうなろうと、おまけに元仲間やライバル達、知り合いも一緒にジョクア関係で大勢捕まったのだが、カズマとしては最早彼等とは何とも思わない存在になっていたので、どうなろうと関係なかったのだ。

 

 

そこで彼等はジョクア被害者の会のメンバーと、捜査をしていた国際警察の人達と出会い、色々と手伝ったりもした。

 

そしてさまざまな捜査と調査の結果、ポケモンマスターにまでなりかけたジョクアを逮捕するまでに至ったのだ。

 

 

無論この被害者の会に対してカズマは、捜査や調査等に協力するだけにして、ジョクアや、ジョクアの周りにいた元友人やライバル達とも言える存在と関わりあいたくなかったので、それ以外は徹底的に無視したのだ。

 

 

 

だがしかし、このジョクアの逮捕に関しては、ジョクアに協力していた無数の著名的な存在や、ジョクア信者と言われる存在達が関わっていた事もあり、捜査や調査の結果で大量の存在が逮捕されたのだ。

同時に、逮捕された存在達の処遇に関しては、悲惨的なものになっていたのだ。

 

 

そして今日、ジョクア本人に対しての判決が下されたのだ。

 

「だけどさ~、この事件で色んな人が捕まったねぇ。オーキド博士とかの有名なポケモン研究者達に、アローラ地方のエーテル財団、島キングに島クイーン、おまけに各地方の四天王にジムリーダーって色々と大パニックだよ」

 

「そうですよねぇ~。その他にも現カロスクイーン、ホウエンの舞姫、シンオウの妖精、自称ドラゴンマスター、アローラのキャプテンって呼ばれている存在達、おまけにジョクア信者と言われる人々がたくさん捕まりましたもんね」

 

「だよねぇ。皆あんなに若いのに、今後は一生刑務所で服役か、出所しても人生終わりでしょ?あれも大半が君と元々は関わってた人達なんだろ?」

 

「まぁ大半はそうですけどね。けど、別にいいじゃないですか。あいつ等は自分達がこの世で最も信じた者に裏切られた。それでいいんじゃないんですか?その後はあいつ等の自業自得でしょ?それに、今日の夜も【仕事】でしょ?」

 

「・・・そうだったね。まったく、色々とジョクア信者と言うのは面倒なものだよ」

 

そう言って俺達は昼飯を食べ終え、【表】の仕事に向かったのだった。

 

 

 

とある町で、あるトレーナーとポケモンの遺体が発見された。調査の結果、ジョクア信者の存在である事が判明し、ジョクアの手先となってさまざまな非道を行なっていたトレーナーの遺体と判断され、この遺体は事故として処理されたのだった。

 

 

 

「・・・じゃあな、ヒロシ」

 

「・・・まったく、君の腕も凄いよね。まぁ何時ものように処理しておいたから、安心していいよ」

 

実はこの会社の裏の顔は【殺し屋】なのだ。しかも、【国際警察や国家公認】である。法で裁けず、多種多様の悪行を行なう存在達に対し、合言葉等を基点に殺しを行なう会社なのだ。

 

 

今回の依頼に関しては、ジョクア信者の生き残りの抹殺で、事故として処理されたヒロシは、生き残りの一人であったのだ。

 

無論、法律で裁かれる者は裁かれるが、それでも逃げようとする者を殺すのが彼等の仕事なのだ。

 

「それにしても、後何人いるんですかね、生き残りは・・・」

 

「まぁどうだろうねぇ。後何人かはいる扱いだし、ゆっくりとしていけばいいさ」

 

「・・・ですね。まぁ俺としては今の生活が合ってますからね。俺を裏切った奴等を全員自分の手で殺せますからね」

 

カズマはそう言いつつ、社長であるブンビーと一緒にその場を後にしたのだ。

 

 

それから数年後、カズマは表で知り合ったとんでもないハッカー娘の【ヴァニラ】と出会い、表と裏の両面で頼りになる相棒となり、俺は彼女と結婚した。

 

そして表と裏の会社を社長から継承し、夫婦と子供達だけで、社長と同じようにしながら生きていったのだった。

 

 

 

そしてサトシの冤罪事件において、ジョクアを信じ、サトシを信じなかった者達に関しては、関わった全員が刑務所に入れられ、一部は精神的に耐え切れずに獄中死した者もいれば、出所したものの、法令によってポケモン所持を永久に剥奪され、おまけに長い期間の服役とジョクアに協力した存在とされたので、全員が世間から一生後ろ指を指されるような生活を続ける事となった。

 

 

そして全員家族・親戚等からも見放され、自殺していった者もいたが、生き残った面々は、全員孤独死となるのだった。

 

 

 

伝説や幻のポケモン達に関しては、自分達のしてしまった行いを恥じたのか、伝説や幻と言われたポケモン達の目撃例は、ジョクアの逮捕後には全ての個体が一切見られる事が無くなり、出現条件的に合っているのに、出て来ないという事で波紋を呼んだ。

 

 

ジョクアに最初から協力していた存在に関しては、一部は事故等で死んだり、殺し屋によって殺された者もいたが、大半は死刑判決を受け、すぐさま死刑が執行がなされたが、一部は無期懲役を言い渡された存在だけが残ったのだった。

 

 

そしてジョクアに協力していた元サトシのポケモン達は、自分達の本当のパートナーであったサトシを信じず、ジョクアを信じたという事と、違法改造をしていた事もあり、改造後の調整がなされなかった事が原因で死亡してしまった。

 

 

その結果エース格とも言える存在達と、そうでないもの達の大喧嘩が勃発し、違法改造の影響もあって全員が死亡した。

 

 

死亡したポケモン達の身体に関しては解剖等をしたが、今後のポケモン研究で有益な結果が出るものではなく、違法改造によるポケモン達は子孫どころか、素のステータスが余りにも下がりすぎて使えないと言う結果になったのだった。

 

 

 

肝心の主犯格であったジョクアに関しては、余りにも非道すぎる存在として、処刑は全世界に放送されるものとなり、最後の最後まで、自身の非を認めずに、全世界にその死を見せつけるのであった。

 

 

 

 

だがしかし、悲劇はこれで終らなかった。

 

 

 

 

ジョクアの死後から100年が経ったある時、この世界のポケモン達は全ていなくなってしまったのだ。

 

 

後のポケモンの死骸等の調査・研究によって絶滅した理由が判明した。

 

 

ジョクア政権が受理されようとしていた際に行なわれていた違法改造されたポケモン達であったが、違法改造して捨てられたポケモンと、元々のポケモン達の間での交配があり、この交配が原因で絶滅に向かってしまうものになっており、更にジョクアが権勢を振るおうとしていた際にしていたポケモン達の乱獲もあり、その結果ポケモンが絶滅してしまったのだ。

 

 

 

そして絶滅したポケモン達に関しては、その当時の遺伝子工学技術を使ってポケモン達を復活させようと思う試みもあった。

 

 

だがしかし、今の世界に残っているポケモンの遺伝子は、ジョクアによって違法改造され、絶滅へと進んで行った遺伝子しかないので、復活してもポケモンは長生きできない上に、昔のように世界に適合できないと判断されたのだ。

 

 

この研究・調査結果が世界中に報告されると、ポケモンと言う存在は過去に存在していた生物とし、同時にポケモンの絶滅を引き起こした【悪女ジョクア】に関しては、後の歴史の教科書等に掲載されるほどの【至上最低最悪の悪女】として名前を残すのであった。

 

 

同時に【マサラタウンのサトシ】の名前も、【悪女がした最大の人間の被害者】として名前を残すのであった。

 




社長であるブンビーさんはあるシリーズのキャラです。多分知っている人はいると思いますが、容姿と名前が同じだけですので
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