※この作品はR-18です。

崩壊した世界でマリーと夫婦性活する   作:nibiiro

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皆様こんにちは。
nibiiroと申します。

大変遅れましてすいませんでした。

仕事が忙しくて書く暇なかったです。
休日?祝日?
そんなものはなかった…(白目)

はいもう、前置きはこれくらいで。

それでは、いってらっしゃいませノシ


マリーとカルト教団を制圧する・した

人神教本拠地の高層ビル制圧作戦。

 

裏口からは守さん達が攻め、正面からは真壁親子。

そして、俺達は入り口のない壁をぶっ壊しての侵入。

 

「セイッ!」

 

「うぉら!」

 

陽さんと秦良玉の槍ペアが先頭を切り開き、俺とマリーが続く。

 

「えい!」

 

「吹っ飛べ!」

 

宝石と光弾で先頭のサポート。

その後ろから何か色々飛ばすイズルちゃんとダヴィンチちゃん。

 

「マスター、あっち!」

 

「そりゃー!」

 

ちなみに今飛んでったのはロケットである。

 

俺達ホテル組の中で手数が1番多いのではなかろうか。

 

「撃て!撃てー!」

 

「させないわ!」

 

脇道からの銃撃にマリーが愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス)を応用したバリアで防ぐ。

 

「何⁉」

 

「怯むな!撃ち続け────」

 

「させねぇ、よ!」

 

「ぐあっ⁉」

 

「ごへっ!」

 

すかさず、宝石を投げ込み気絶させる。

 

慎重かつ大胆に進むにつれ、ある部屋へと辿り着いた。

 

「……何だこの部屋」

 

開けた扉の先には手足を縛られ、猿轡と目隠しをされた人達が転がされていた。

 

「この人達は……」

 

「うーむ、みなひどく衰弱しているねぇ。このままだと死んでしまう」

 

「そいつはまずいな。とっとと助けちまおう」

 

捕まってた人達を自由にし部屋を出る。

どうやって無事に外へ連れてこうかと考えてると、幻霊を連れた信者が襲ってきた。

 

「ちぃっ!奴ら生贄までも!」

 

「構わん!まとめて殺してしまえ!」

 

(生贄……?)

 

気になるワードが聞こえた。

 

「マスター!」

 

「あぁ!」

 

幻霊の武器が振り下ろされる直前にマリーがバリアで容易に防ぐ。

仰け反ったそこに宝石を叩き込み、懐からあるものを取り出す。

 

「くらえ!」

 

それは1本のナイフ。

透けるような透明色をした刀身が輝いていた。

 

左手で持ったまま突き刺し、宝石と同じ感覚で力を込める。

 

「ッ!」

 

埋め込まれた切り口から光が漏れだし、眩い閃光が幻霊の内側から炸裂。

 

これが俺の秘密兵器、《ガラス宝石のナイフ》。

イズルちゃんとダヴィンチちゃん、それに光君のアドバイスで作り上げた俺だけの近接武器。

刃はマリーが作ってくれた宝石を使用し、効果を発揮する方法は今までと同様に令呪のある左手で使うこと。

 

幻霊相手なら問題ない力だが、乱発しすぎると身体が持たない。

まだ上手く扱えてないのもあるけど。

 

「マリー!」

 

「任せて!」

 

幻霊が消滅し、動揺した信者にマリーの光弾が当たる。

 

とりあえず、現状の無事は確保できたが……。

 

「捕まってた人達はどうしましょうか?」

 

「そうだな……。イズルちゃん」

 

「なぁにー?」

 

「この人達をどうにかホテルまで運んで欲しいんだけど……どうかな」

 

こめかみを指でほぐしながらうんうん唸るイズルちゃん。

彼女なら何かしらいい手を思いついてくれそうだが……。

 

「っ!そだ!」

 

「?」

 

何やら思いついたらしく、懐から何かを取り出した。

 

「じゃーん!」

 

「えーと、そのリモコンは?」

 

「えへへー、ポチっとな」

 

リモコンの中央にあるボタンを一押し。

すると数秒して、何やら音が聞こえた。

 

「イ、イズルちゃん⁉何か凄い音が近づいてきてんだけど⁉」

 

「マスター!あれ!」

 

マリーが窓の外に指をさす。

その方向に視線を動かすと、巨大なメカが近づいてくるのが見えた。

 

そのメカはビルの手前ギリギリで停止し、ハッチのような部分が開かれた。

 

「おいおい、こんなもんまで作ったのかよ……」

 

「うわぁ……。イベントで見たまんまだ……」

 

FGOの秋イベントの醍醐味の1つ、ハロウィンイベント。

その中で、登場したとんでも巨大メカといえば1つしかない。

 

そう、巨大メカエリちゃんである。

 

「ダヴィンチちゃん!」

 

「任せて!」

 

ドゴンと壁を壊し、外へ出れる状態にする。

 

……なるほど。

どうやらこれが無事に運ぶ方法か。

 

『ちょっとセンパイ⁉何とんでもない物作ってるんですか⁉』

 

「ヒカルンの大好きなおっきいエリエリちゃんだよ~。よくできてるでしょ?」

 

『できてますけど⁉確かによくできてますけど⁉そうじゃなくてですねぇ!』

 

あ、光君の胃がまたダメージくらいそう。

 

「こちら広海。樹里さん、ちょっといいですか?」

 

『はいはい、樹里さんよ。あの巨大メカエリちゃんのついてかしら?』

 

「そうです。こっちで捕まっていた人達を見つけました。ですが、衰弱していてすぐにでも手当をした方がいいと思ったので、イズルちゃんに何かいい方法を聞いたんですけど……」

 

『……なるほどね』

 

念のため樹里さんへと報告する。

 

すると、尾頭さんからも通信が入る。

 

『あのメカで避難させるっていうならとっととした方がいいぞ。うちの奴らがどんどんヒートアップしてきてるしな』

 

裏口から侵入した尾頭さん達一同は、今もなお暴れている。

その様子は見なくても、遠くで聞こえる音の激しさが物語っていた。

 

『なら、イズルちゃんとダヴィンチちゃんの2人は戦線離脱。救助した人達をホテルへ届けて手当もしてあげて』

 

「あいあいさー!」

 

「オッケー!」

 

指示を受け、すぐさま2人は巨大メカエリちゃんに飛び移る。

続いて俺達は救助すべき人達を内部の空きスペースへと慎重に運んでゆく。

 

「ていうかよ、このメカでこの拠点ごとぶっ潰した方が早いんじゃね?」

 

「確かにその通りなんだけど、このメカはまだ試作段階でもあるから攻撃機能は全くないのさ。万全に動かすには大量の魔力とエリザ粒子が必要になるからね」

 

作業の中に陽さんが最もなことを呟き、ダヴィンチちゃんが応えた。

 

「しかし、現段階でも運搬作業くらいなら問題ない。快適な乗り心地を保障するよ」

 

「みんなー!はやくはやく!」

 

それから何とか無事に運び終わり、ハッチは閉じられる。

途中で2回程信者と幻霊に邪魔されたが特に問題なく撃退できた。

 

巨大メカエリはジェットを噴かして浮き始め、あっという間にビルから離れて姿が見えなくなった。

 

「侵入者はこっちだ!早く集まれ!」

 

「殺せ!悪魔共々ぶっ殺せぇ!」

 

2人が離脱すると同時、信者の奴らがワラワラとやってくる。

 

この上なく面倒な障害だが突破しなくてはならない。

 

『戦力が減ったみたいだが大丈夫なのか?こっちから何人か向かわせても構わないが……』

 

尾頭さんが戦力の提案をしてくれる。

ありがたい申し出だ。

 

でも────

 

「ありがとうございます。ですが、大丈夫です」

 

宝石ナイフを構えて戦闘態勢に移る。

 

「2人がいなくてもコンビネーションはバッチリですから」

 

「だな。余計な気遣いは無用だぜ」

 

陽さんも背負った槍を構えた。

 

何だかんだこの4人で一緒に行動するのが多かったから、息を合わせるのは問題ないのだ。

時に手合わせをし、仕事をして食事もする。

 

気兼ねなくプライベートも共にできる良き仲間だ。

 

「それに、このくらい突破出来なきゃこの世界ではやってけないでしょうしね」

 

『……了解。んじゃあ、そっちはよろしく』

 

「そっちも、お気をつけて」

 

そこで通信は切れた。

 

「さぁて、やるぞ良(リャン)!」

 

「はい!」

 

「いくよ、マリー!」

 

「えぇ!」

 

 

●

 

 

それから数刻後。

 

結果として、無事に制圧することができた。

ここのトップである教祖の滝川も捕らえることができ、騒動は一件落着……とはいかなかった。

 

「聖杯に加えて報酬も貰おうだなんて、ちょっと虫が良すぎるんじゃないかしら?」

 

「おいおい、こっちはちゃんと依頼内容に従っただけだ。聖杯は依頼外の扱いになるんだから、どうしようが持ち主になった奴の勝手だろ」

 

滝川は聖杯を使って来てくれなかったサーヴァントを強引に呼ぼうとしたが失敗。

その結果、見事人間でもサーヴァントでも生き物でもない何かが生まれた。

 

『…………』

 

願いが予想の範疇を超えた物を作り上げたことに滝川は失意。

残った問題は、間違った方法で汚染されてしまった聖杯だった。

 

樹里さんがこちらで保管しようと試みたが、聖杯は既に尾頭さんを持ち主と認識しているため触れることができず断念。

実力行使という手もあったが、彼の祖母が来たことにより向こうの戦力が増し不利に陥る。

 

人神教の建物を壊し、ホテルに帰還して今は会議室で樹里さんと尾頭さんが総括として話しているが……。

如何せん、最悪だ。

 

(居心地が悪すぎる……)

 

そもそもの依頼主ということで俺も入れた3人でいるのだが、膠着状態だ。

 

(というか、尾頭さんと樹里さん相性悪すぎだろ……)

 

「ったく、話しててこっちまで頭カチコチになりそうだ」

 

「あら、それは良かったわね。ちょっとはネジの外れた頭も締まるんじゃないかしら」

 

(マリー助けて……)

 

思想が異なる人間同士……いや、違う。

 

同じような思想をお互い持ってるからだろう。

ようはこの2人、根っこは似た物同士なんだ。

 

他人よりも自分に関する損得を重視し、使える手段は全て使う。

ビジネスにおいてメリットとデメリットをその都度把握し交渉する。

 

会話が平行線になるわけだ。

 

「────あの」

 

とはいえ、このままじゃ何も変わらないし、最悪尾頭さん達と戦う羽目になるかもしれない。

 

やっと見つけたマリーとの安寧の地だ。

壊されるのは避けたい。

 

「報酬、渡してもいいんじゃないですか?」

 

こちらを向いた2人が驚く。

表情で何となくわかる。

 

何故お前がそんなことを言うのか、と。

 

「今のホテルの環境だと武器と弾薬は宝の持ち腐れになってますし、無くても問題ない扱いだから渡していいと思います」

 

樹里さんが抱える社員として譲りたくない部分はあるが、それも加味しての提案だ。

 

「それに、あれらの多くは哨戒任務で拾った物がほとんどって聞いてます。また同じように手に入るかわからないですけど、こっちには他に引けをとらない能力を持ったサーヴァントにマスターだっています」

 

視線を樹里さんに合わせる。

 

「だから安心して渡して下さい。僕達はあなたについていきますから」

 

「……ハァ。まったく、貴方のそうゆうとこは母親譲りね」

 

一息ついて樹里さんは椅子から立ち上がった。

 

「報酬はちゃんと渡すわ。その代わりとして、あの教祖から色々と情報を聞き出して欲しいのだけど」

 

「情報ねぇ……」

 

対する尾頭さんも椅子から立ち上がり、予想外の取引に顔をしかめた。

 

「……ま、こっちとしても人神教の情報は欲しいとこだし。乗ってやりましょうその取引」

 

しかめっ面がニヤリと笑みに変わる。

 

「ただし、報酬は1.5倍でよろしく」

 

 

●

 

 

2日後。

俺はスクールで子供達の面倒を見ていた。

 

「あんまり遠くに行くなよー!」

 

『ハァーイ!』

 

場所はいつもの施設ではなく、タウン内にある公園に来ている。

遊具も豊富で緑豊かな利用客にも人気のあるスポットの1つだ。

 

「……何かようですか?」

 

「勿論。あるからきたんだ」

 

後ろから音もなく現れた尾頭さん。

 

「てゆうかよくわかったな。一応気配遮断してたんだが……」

 

「あれから感覚がちょっと敏感になってまして」

 

宝石ナイフなどを頻繁に使った戦闘の日以来、不思議なことに自分に向けられる視線や気配といったものに気付きやすくなっていた。

 

念のため、光君やイズルちゃんに調べて貰ったが、特に異常はない。

 

「改造された俺とは違って、身体が自然に変化してるのかもな」

 

「どうなんでしょうね。まぁ、良いことなんでそこまで気にしてはませんが……」

 

何より、戦闘では絶対役に立つだろうからむしろお得感が否めない。

人間じゃなくなるわけでもないし。

 

「もう行くんですか?」

 

「あぁ。早くどっか行けって社長にどやされたよ。こちとら頼まれたから来てやったのにな。嫌われたもんだ」

 

「あはは……」

 

どちらの気持ちも分からなくもない。

 

「サンタリリィの件、今からでも遅くはないぞ?」

 

「……」

 

昨日、捕らえた教祖の滝川をリリィが殺した。

俺達が現場に着いた頃には、槍で心臓を綺麗に一刺しされ絶命した死体と濁った目をしたリリィがいた。

 

尾頭さんの拷問で情報を吐かせることができたが、自分を弄んだゲス野郎がいることを知ったリリィの行動は迅速で、サーヴァントの監視や警備を巧みにすり抜けた。

 

善から外れた行いを見て、尾頭さんは良ければリリィを引き取ってもいいと提案したが・・・。

 

「いえ、リリィは俺達が見守ります。これだけは何があっても譲る気はないです」

 

リリィが人神教でされたことは聞いた。

戦闘で使い潰され、性的暴行は当たり前にされていたのだから殺したくなるのは当然だ。

 

ただ、それについて俺は共感も否定もできない。

 

できるならこんな結果になるのは避けたかったけど、これがリリィの本心から出た答えなんだ。

 

だったら────

 

「受け入れますよ。この程度で見捨てるなんて真似は死んでもしない」

 

善人だったリリィが人を殺した?

だからなんだ。

 

許されることではないだろう。

そんなことは百も承知だ。

 

「……」

 

静かにブランコへ座っている方を見る。

そこには、リリィがいた。

 

あんなことがあっても彼女はここにいることを選んだ。

目は相変わらず虚で濁り気味だが、彼女の意思は示されている。

 

「……ほんと、武田さんって変わってるな」

 

「そうかな?自分のやりたいようにしてるだけだけど」

 

「ここのスタッフで俺のこと嫌ってないの多分武田さんだけっスよ?」

 

「そ、そんなことないですよ」

 

「いや、あるね。真壁親子は俺と話す度に頭痛くしてるし、田澤さんはできる限り関わりたくないのが振る舞いに見える。イズルさんは……よくわかんねーけど」

 

ここの人達、樹里さんを除いて裏側系に耐性余りないからなぁ。

噛み合うのは最後まで上手くいかなかったみたいだ。

 

「あ」

 

「……お?」

 

そんなことを話してると、リリィに1人の男の子が近づいてくのが見えた。

遠巻きだが男の子が何か話して手を差し出す。

 

しばらくして────リリィがその手を掴んだ。

 

「……うし、そろそろ行くか。お互い死なないように生きてこうぜ」

 

「ですね。……お元気で」

 

「そっちも。いつまでも夫婦仲良くな」

 

緑の落ち葉を踏み締め、尾頭さんは立ち去ってゆく。

やがて、姿が見えなくなった。

 

「ありがとう、ございました」

 

振り返れば子供達が楽しそうにはしゃいでいる。

その中には、さっきの男の子とリリィの姿が。

 

離れていて見えるわけがないのに、リリィが微かに笑っているのをみた気がした。

 




更新止まっている間にクロス先である八雲さんが進めてくれたおかげで、人神教編はひとまずこれで終わりです。
一応お互いに支障がないように書いたんですがどうでしたでしょうか…。

長々とお待たせしてしまってほんとすいませんでした。

実は未だに忙しない状態が続いてます。
なので続きがまた遅れるかもしれませんが、それでも待って頂けると助かります。

次回からは新たな展開に移ります。
面倒なカルト集団が終わったので、広海君とマリーのイチャイチャを書きます。

あとは小説設定をいじって評価時に一言なしにしました。
何で50文字付きとかいう設定にしてたんですかね・・・。
始めた当初の私やっぱアホですわ。

良ければ感想やお気に入りと一緒につけて貰えると嬉しいです。
モチベも上がります。

そして、クロスさせて頂いた八雲ネム様に感謝を。
本当にありがとうございました!

今後もよろしくお願い致します。

それでは皆様、ヴィヴ・ラ・フランス!
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