nibiiroと申します。
FGOは今夏イベですが皆様進捗はどうですか?
QP稼いだりガチャしたり色々とあるかもしれませんが、身体を壊したらゲームすらできなくなるので体調には気を付けてくださいね。
さてさて今回で第2話となり、まだまだ始まったばかりです。
拙い文章で楽しんでもらえてるかわかりませんが、どうぞお付き合い下さいませ。
とまぁ、前置きはこれくらいにして。
どうぞ、いってらっしゃいませノシ
さっそく面倒事が起きました。
「何なんだよこいつら!」
俺達を含めた避難民は、とりあえずの目的地として目指していた場所。
簡易的に用意された避難区域なる場所へと着いたはいいが、状況が一変した。
地を駆け、空を飛ぶ複数の魔物達が避難区域に襲い掛かってきた。
「落ち着け仁!とにかく逃げるぞ!」
「おう!……って、どこに逃げんだよ!」
「とにかくここから出るんだ!どこに行くかはそれから!」
引き裂かれたり、臓物を飛び散らして倒れる人。
空からの奇襲で連れ去られていく人が視界に映る。
辺りは化け物達が人を襲う地獄絵図だった。
しかし、その化け物達の見た目が気になった。
歩くグールにスケルトン、空を飛ぶワイバーン。
その他諸々の外見をした化け物ばかりだか、見たことがあるのだ。
(FGOで見たことある奴ばっかりなのは気のせいか?)
そんな疑問が頭をよぎったが即座に振り払う。
今はそれどころではない。
運が良かったのか俺達は阿鼻叫喚の中を潜り抜け避難区域を脱出……。
「……おい、嘘だろ?」
できたと思った矢先、道が崩れて無くなっていた。
世界崩壊の影響だろう。完全に進めなくなっていた。
恐る恐る下を除けば底の見えない暗闇が広がっていた。
「くそっ、追いつかれる」
振り返れば大勢の化け物達が近づいてきている。
逃げ道はない。
「なぁ、広海。何かいい手あるか?」
「逆に聞くけどあると思う?」
「デスヨネー」
絶体絶命とはまさにこのこと。
群れから飛び出したキメラの口が目の前に迫る。
(あ。死ぬ。無理。逃げ……)
走馬灯が頭の中を巡っていく中で、何かが聞こえた。
「────―マスター!」
瞬間、キメラや化け物達が吹き飛ばされる。
代わりに、眼前には薔薇吹雪の中で凛々しくも美しいガラスの白馬。
そして……。
「会いたかったわ!私のマスター!」
白馬に乗った女の子。
俺をマスターと呼ぶその女の子は嬉しそうに飛びついてきた。
「あぁ、マスター!遅くなってごめんなさい!お怪我はないかしら?」
女の子、マリー・アントワネットは碧眼の瞳で心配そうに覗き込む。
「え、えっと……大丈夫、うん」
脳の処理が追い付かない。
キメラにハグされそうだったのに、FGOのマリーそっくりな子にハグされている。
(良い匂いがする。柔らかい。可愛い)
「じゃなくて!き、君は本当にあのマリー・アントワネット!?」
「当たり前じゃない!あなたのサーヴァントのマリーよ!ヴィヴ・ラ・フランス!」
見た目、仕草、声の全てが俺が毎日のようにプレイしていたゲームのマリーそのものだ。
夢のようで信じられないが、同じように化け物達だってゲームで見た通りだった。
つまり、今更ながらこれはまごうことなき現実。
「さぁ行きましょう、マスター!」
「へ? ちょっ!?」
手を引かれ、白馬へ一緒に乗せられる。
「落ちないようにしっかり掴まってね!」
ふわりと白馬は浮き上がり、空へと駆けてゆく。
……仁を置いて。
「待ってくれマリー!まだ!まだもう1人あそこに!」
「彼なら大丈夫!それよりもっとしっかり掴まってて!飛ばすわよ!」
「────わかった!君を、マリーを信じる!」
振り落とされないように細い腰に捕まった手を強めると同時、グンッと身体への圧が強まる。
空を飛ぶワイバーン達を物ともせずに、白馬は薔薇の花びらを咲かせ、様変わりした空で踊る。
(頼むから無事でいてくれ)
せっかく仲良くなれた友達なんだ。
できるならお互い、生きてまた会えるように願う。
……ふと何処かでハレルヤと言いながら殴り飛ばす声が聞こえた気がした。
●
やっぱりこれは夢なんだろうか。
「おかえりなさいあなた。ご飯にする?お風呂にする?」
あのマリーが、俺の家で……。
「それとも私、かしら♡」
俺の家で、恋人のような言葉で喋っている。
「もう、マスター!恋人じゃなくて夫婦よ!ふ・う・ふ!」
「アッハイ」
頬をぷくーっと膨らませながら、マリーは夫婦を強調してくる。
ていうか、ナチュラルに思考を読まれた。
宝具で飛び、辿り着いたのは俺の家だった。
てっきり家の中は荒らされたり、戻っても生活なんかできないだろうと思っていたが、外観も中も無事。
しかも。電気やガスに水道といったライフラインもまだ生きていた。
「と、とりあえず風呂に入りたいかな。血とか汗とか掻いたからさっぱりしたい」
ライフラインに関しては生きてる間はいいとして、家が無事なのは理由がある。
マリーの宝具、
ゲーム内の第1章等で話には出てた結界宝具で、効果は確かマリーを含めた味方の強化だった気がする。
範囲は町1つは覆えるらしいが、範囲が広くすればするほど魔力を消費するらしい。
今もこの家だけ結界で守られており、マリー曰くある程度ならゆっくりしても大丈夫らしい。
「フフ、マスターならそう言うと思ってお風呂は沸かしてあるの。着替えやタオルは後で私が置いとくから」
「じゃあ……お言葉に甘えて」
マリーには色々と聞きたいことがあるが、せっかく寛げる機会を作ってくれたのだ。
今のうちに休めるだけ休み、それからでいいかな。
「ほらほら、早く入らないと冷めちゃうわ」
「うん。ありがとう」
背中を押されながら、浴室へ入る。
マリーの優しさによる安心感によるものか、俺は完全に気が緩んでいた。
だから、気付かなかった。
「……ウフフ♡」
マリーが、怪しげな笑みを浮かべていたことに。
●
「ふぅ~、いい湯加減だぁ~」
少し熱めのお湯が、身体に染みる。
ついつい情けない声が漏れてしまう。
「……まだ1日も経ってないんだよなぁ」
様々なことが在りすぎたこの数時間。
なんとか無事に安全は確保できたが、まだまだ問題は山積みだ。
「どうしたものかねぇ」
「マスター?」
「っ!」
扉の向こうの脱衣所から声が掛かる。
マリーの声だ。
「な、何?」
「湯加減はどうかと思って。どうかしら?」
「あー、大丈夫だよ。気持ちのいい熱めで丁度いいよ」
「それならよかったわ。着替えは籠に置いておくわね」
「わかったよ。ありがと」
「いえいえ。じゃあ私も入るわね」
「わかっ……は?」
え、今何て言った?
入る?入るって誰が?
「失礼しまぁす♡」
脱衣所と繋がる扉が開かれる。
開けたのは湯に浸かってる俺ではなく、脱衣所にいたマリーだ。
彼女は私も入ると言ったのだ。
そして、入ってきた彼女は……全裸だった。
「フフ♡」
まさかの展開で俺は慌てるとか目を逸らしたりとかができなかった。
加えて、その裸は俺から見て余りにも綺麗すぎて目が逸らせない。
1匹の雄としての本能が、目の前の雌によって覚醒し始める。
「一緒にお風呂♡ 楽しみましょう♡」
はい、エロはないです。すいません。
ですが次はエロ回確定でございます。
それで許してください!何でもしますから!
あ、そうだ(唐突)
前回見てくれた方々、お気に入り登録に感想をくれた方々に感謝を。
ありがとうございます。
感想も書いてもらえると励みになりますので、良ければお願いします。
それでは皆様、ヴィヴ・ラ・フランス!