nibiiroと申します。
朝起きてマイページ開いたら色んな小説更新されてて何気なーく見たらですね…
私が別で書いてるマルタがあのおっきーの小説にゲストで出たんです!
もう嬉しくてテンション上がりましたよ、ええ。
喜びすぎて何回も読み返してしまいます。
はぁ~、嬉しい(恍惚)
あ、前置きはこれくらいにして。
どうぞ、いってらっしゃいませノシ
「よし、コンディションオッケー。マリー、準備はいいか?」
「ええ、忘れ物もないしバッチリよ」
「じゃあ、行こうか。しっかり掴まってろよ」
「はぁい♪」
快活なエンジン音を奏でるバイクに2人で跨る。
細い腕が腰に回され、軽くハンドルを回しながら感覚を整える。
「出発だ!」
1台のバイクと最低限の荷物と共に、俺達は家を飛び出した。
●
────────数時間前
「本当に母さんだよね?」
『だからぁ、そうだって言ってるでしょう⁉︎』
突然不明な番号からの電話では警戒してしまう。
念のため、マリーにも聞いといてもらおう。
スマホのスピーカーをオンにして、そっと机に置いた。
「察するに公衆電話とかで掛けてるよね。流石に怪しいって思っちゃうよ」
『スマホは壊れたし、仕方ないでしょう。自分の母親くらい信じてくれてもよくない?』
「いやぁ、そうだけどさ……」
無論、信じてないわけではないが少しでも信用できる要素がないと不安だ。
このやたら心配性な喋り方は間違いなく母さんだろう。
隣のマリーを伺ってみるとコクリと頷いた。
どうやら、マリーからしても俺の母さんだと感じてくれたらしい。
「それで、電話くれたってことはそっちは大丈夫なんだね?」
『おかげさまでね。今は東京の方でホテル近くの仮設病院を手伝ってるわ』
俺の母親、
普段は自宅から車で30分ほどのクリニックで働いていた。
なので、仮設病院の手伝いは何とも思わないし、元から母さんはそういう性分なのだ。
ただ、気になることが1つ。
「……東京、ね。身の安全とかは平気なの?」
テレビやネットでもわかる通り、今や東京都市部は多くの人が集中している。
魔物の徘徊に暴動等が日頃あちこちで起こっており、サーヴァントがいなければ安全とは言えない有様だ。
『あぁ、それなら大丈夫。お母さんの働く所にはサーヴァントがいるから』
「え、そうなの?……ちなみに名前とかわかる?」
『えーっとね、アスクレピオス先生ともう1人はケイローン先生ってみんな呼んでるんだけど』
何それめっちゃいい2人じゃんか。
回復特化キャスターのアスクレピオスに戦闘は勿論、豊富な知識と経験を持ち合わせたケイローン。
サーヴァントがいるならマスターもいるに違いないが、一緒に仮設病院を開いてるならそこにいる人達は安心するだろう。
そこいらで食料と寝床を探して徘徊するよりはずっとマシだ。
「その2人ならよっぽどのことがない限り安全だね。心配する必要なさそう」
『あぁ、そういえば広海も先生達が出るゲームしてたっけね。もう先生達がいてくれるからほんと助かるわ』
「だろうね。こっちもサーヴァントが一緒にいるから心配しなくていいよ」
『あら、ほんとに?……ちなみに女の子?』
何だその質問は。
「……女の子だよ。名前はマリー。マリー・アントワネットって言えばわかるでしょ」
『わかるけど。これまた凄い有名人と一緒にいるのね』
「だってそういうゲームだし」
一先ず、その話は置いといてだ。
「こっちは今家にいるけど、準備でき次第バイクで出るつもり」
『バイク?……あぁ、お父さんの。でも、何処に行くつもりなの?』
「とりあえず安全な宿を転々とするしかないかなーって」
『うーん、それならお母さんの友達が神奈川にいるからそこ行ってみるのはどう?何でも、サーヴァントと一緒にホテルを経営してるみたいなの』
「……へぇ、それいいね」
母さんの友達ってのもあるが、サーヴァントと一緒にホテルねぇ……。
どんな人達かも興味があるし、運良く宿を提供してもらえたらありがたい。
「実はさ、2人で暮らせるような場所を探してたんだ。その人達の手伝いとかすれば一室借りれたりできるかな?」
考えとしては甘すぎるとは思うけど、正直、悪くはないとは思う。
向こうもマスターであるならサーヴァントの重要性は分かってるだろうし、こちらを1つの戦力として抱えれるメリットがある。
『どうだろうねぇ。ま、その辺りは直接話してみなさい。お母さんからもちょっと連絡しとくからさ』
「そうする。ありがとう、母さん」
『お礼なんかいいわよ。息子のために頑張るのが母親の役目なんだから。それで、場所なんだけど……』
ほんと、そういうとこ尊敬するよ。
当たり前のことだけど、当たり前のように言えるんだから。
『あ、広海。マリーちゃん今近くにいる?』
「へ?いるけど……なんで?」
『ちょっとお話したいの。代わってよ』
「……いいけど」
チラッとマリーを見るとちょっと慌てた様子だった。
可愛い。
置いてあるスマホをマリーに持たせる。
少し緊張した面持ちでマリーは声を発した。
「も、もしもし……マリーでございます」
『あ、もしもしマリーちゃん?初めまして、広海の母親武田宏恵です』
「は、初めまして。それで、私にお話って何でしょうか?」
恐る恐るといった感じで伺う。
俺の方も、一体何を話すのか気になってしまう。
『まず初めに聞いときたいんだけど、あなた達サーヴァントはゲームの世界から出てきたっていうのは間違いない?』
「……ハイ。間違いないです」
『じゃあ、マリーちゃんは何で広海のとこに来てくれたのかなって。それを教えて欲しいの』
……え、これあれか?
俺が恥ずかしくなるやつか?
「マリー、ちょっと待っ──────」
「──────私は」
遮られた。
「私は、息子さんのことが好きです。大好きです。愛してます。画面の向こうでずっと、ずっと見ることしかできなかったけど現実世界に行けるようになって、それが……凄く嬉しかったです」
これは……恥ずい。
いや、知ってたけど。わかってたけど。
何て言うかこう、うん。
「あの、マリーさん?」
「だから、こうして触れ合えることができてほんとに、本当に嬉しいんです」
電話口の向こうにいる母さんは何も言わず、黙って聞いている。
すぅごい顔が熱くなってきた。
嬉しいけども恥ずかしい。
「私はマスターを、息子さんを愛してます。画面の向こうにいた頃から彼と夫婦になるのが私の夢です。だから、お願いします……息子さんを私に下さい」
「えぇ!?」
この流れでそれを言うとはまったく考えてなかった。
「ちょ、ちょっと落ち着けってマリー」
「……あ」
どうやら感情が籠りすぎて口が滑ってしまったみたいだ。
慌てて握っているスマホに近づき、声を掛ける。
「す、すいません!私ったら、その……」
『なぁるほど、それなら納得ね。じゃあ、息子のことお願いね』
「え?」
「は?」
『だから、息子のことよろしくお願い致しますって言ったの』
こ、この人はほんとに…………!
相変わらず変な所であっさりと……!
「え、その、い、いいんですか?ほんとに?」
『えぇ、いいわよ。理由としては充分すぎるくらいにいいこと聞けたしね』
「あ、ありがとうございます‼」
『こちらこそー。さてと、広海ー?』
「……はぁ、何だよ?」
今すぐに電話を切りたい衝動が走るがそうもいってられない。
やったら怒られるし……。
『会えるのは当分先になると思うけど、マリーちゃんと仲良くね。泣かせちゃだめよ?』
「言われなくても。じゃあ切るよ?」
『うん。2人に会えるの楽しみにしてるわ』
ブツっと電話が切れた。
世界が崩壊しても、母さんは変わらず母さんで安心した。
濃い内容で疲れたけど……。
「ハァ~、嬉しい♪お母様から認めてもらえるなんて……。あぁ~♪」
まぁ、晴れて正式に奥さんとなったマリーが嬉しそうでよかった。
にしても、膝の上で悶える俺の奥さん可愛すぎるだろ。
●
「ギャォォォォ!」
「えい!」
「グルルァ!」
「そらっ!」
あの電話から数時間して、ついに家の水道とガスが止まり潮時と悟った。
幸い、母さんから教えてもらったホテルの場所は知ってる場所で自宅からバイクを走らせて40分くらい。
道中でワイバーンやガルムが襲い掛かってくるが、空へはマリーの光弾が飛び交う。
対して地上へは、俺がバイクを走らせながら左手で
「ッ!」
令呪の刻まれた左手に力を入れるとばらまかれたそれ、《ガラスの宝石》が砕け散る。
砕け散った破片はキラキラと光を反射して粒子をまき散らしながら魔物達へとぶつかる。
「グオァッ!?」
ぶつかると同時、煌びやかな小さな衝撃の数々が魔物達を吹き飛ばす。
「マスター!使い過ぎには気を付けてね!」
「わかってる!」
《ガラスの宝石》
マリーの宝具にも利用され、彼女が生成してくれた俺の武器。
1つ1つの大きさは小石程度で使い方は原作で出てきた宝石魔術の応用で攻撃可能。
細かい原理はよくわからないが、マリーとの繋がりの証である令呪が宿る左手で放ることで効力を発揮する。
「もういっちょ!」
放った後は令呪に意識を向けて念を込める。
そうすることで、中から魔力が爆ぜて衝撃を生み出す……らしい。
「マスター!あれ!」
「あぁ!でっかいホテルが見えるな!」
ぱっとみておよそ30階建てのホテルが聳え立っている。
近くに転がった交通掲示板に目を向ければ、あれが目的地のホテルなのは間違いなさそうだ。
「よし、このまま……ッ!」
「キャア!」
突如、前方からバイクを避ける形で大きな衝撃が横を通る。
驚きの余りハンドルが乱れ、釣られてマリーもびっくりする。
「あれは……」
さっきまで何もなかったホテルの前に何かが現れた。
それは、城。
城でありながら舞台。
強大なアンプのような城に3人立っているのが見える。
「おい……まさか……」
困惑せざるを得ない。
だってあれは……。
「そこの2人! はやく急ぎなさーい‼」
「マスター!私の白馬で!」
「でも!このバイクを捨てるのはッ!」
『でしたら、私たちが運びましょう』
「え!?」
機械的な声が左右から掛けられる。
見れば、メカのような姿をした2体のサーヴァントが背中のジェットを噴射させ、バイクに追従していた。
「見たところ丁寧に手が加えられた良きバイクです。よほど大事にされてる模様」
「ご安心を、私たちが傷つかぬよう丁寧に運びます。ですから早く」
「マスター!」
「──────頼むっ!」
すぐさまバイクからジャンプし、マリーが作った白馬に飛び移る。
これから起こることに巻き込まれないように高度を上げながら前へと進む。
え、何にだって?そんなの決まってるだろ?
「マリー!」
「マスター!」
俺がマリーのを、マリーは俺の耳をお互いに庇うように塞いで目も閉じる。
「幕を落ろすわ!とっておきのナンバーでイかせてあげる!!」
「ハァイ☆とっておきのスペシャルコラボよ!ウサギみたいに飛び跳ねてねっ!」
「La~♪ ……ゲット!」
ライブが──────始まった。
「
「
「
特大の騒音と衝撃が巻き起こり、ビリビリとした衝撃が空間を震わせる。
幾許かして、鳴り響く音が止む。
目を開け下を見下ろせば、追ってきていた魔物達は塵1つ残さず消えていた。
残ったのは荒れ果てた大地のみ。
「知ってはいたけど、やっぱり凄い宝具ね……」
「まぁ、3人分でもあるしなぁ……」
白馬がゆっくりと徐々に高度を落としてゆく。
降りたそこは、ホテルのエントランス思われる場所だった。
「こんにちは」
辺りを見回していると、中から女性が出てくる。
「お待ちしていました。道中、お疲れ様です」
武将の印象を与える凛々しい姿。
ピッチリとした黒タイツと白を基調にした見た目だ。
「お疲れのところ申し訳ありませんが、社長がお呼びです。どうぞこちらへ」
「あ、はい」
●
「少々こちらでお待ち下さいね」
案内されたところは広めの応接室のような場所だった。
あの女性は社長のサーヴァントではないらしく、労いの言葉を残して出て行ってしまった。
にしてもあれだな……。
「マスター、鼻の下伸びてたわ」
「ゲホッ!そ、そんなことないぞ?」
「嘘。あの人のお尻チラチラ見てたのわかるんだから」
やや頬を膨らませながらご機嫌斜めの様子。
そりゃそうだよな……。
「ご、ごめん。つい……その……」
「もう!今度同じことしたら怒るから!」
「深く反省しております……」
そんなやり取りをしてるとコンコンと扉がノックされ、2人して反射的に背筋が伸びる。
「こんにちは~」
「失礼する」
扉が開き、一組の男女が入ってくる。
女性は黒スーツに身を包み、対面する形でソファに腰を下ろす。
男性の方は眼鏡をかけて同じような黒スーツを着て隣に座った。
「初めまして、私は
「サーヴァント、諸葛孔明もといエルメロイ二世だ。呼び方はどちらでも構わない。よろしく頼む」
登場人物紹介
主人公の母親 武田 宏恵
現在46歳で夫を亡くして以来、懸命に息子を育ててきた。
准看護師の資格を持っており、職歴は20年を超える中々のベテラン。
世界崩壊により流れで一時東京に収まるしかなくなり、どうするか考えていたところ仮説病院設立のための呼び込みを耳にする。
今はそこで働いており衣食住は問題なく、安全面も2体のサーヴァントのおかげで大丈夫らしい。
心配していた息子が無事なのに加え、その息子にいいお嫁さんができてホッとしたらしい。
鮮血戦隊エリちゃんズ
ランサー、キャスター、セイバー、アルターエゴ2体の5人組。
マスターは高校生の男の子らしい。
なお、今回エゴを除いた3人はやりすぎだとマスターに怒られた模様。
案内してくれたサーヴァント
エロタイツに身を包んだ中華の武将サーヴァント。
別名、おっぱいタイツ武将。
マスターは男性で現在別行動中…
ハイ。物語は新たな展開を迎えました。
如何でしたでしょうか?
孔明とそのマスターの紹介は次回で。
エリちゃんズとおっぱいタイツ武将はいずれ詳しく紹介します。
色んなキャラが出ると書くのが楽しいです。
ですが、性格とかちゃんと書けてるか心配でもあります。
何かあれば感想へどうぞ。
それと前置きでも触れましたが、私が書いてるマルタも良ければ覗いて見てください。
そして、ゲストで出してもらった『【急募】崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこっていくにはどうしたらいいですか?』も読んで下さい。
勿論、開祖であるKEYさんをはじめとした他の方々の崩壊世界も面白いので是非に。
最後に、感想とお気に入りいつもありがとうございます。
励みになります。頑張ります。
それでは皆様、ヴィヴ・ラ・フランス!