※この作品はR-18です。

崩壊した世界でマリーと夫婦性活する   作:nibiiro

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皆様こんにちは。
nibiiroと申します。

最近職場の先輩がスイッチ買ったから、やらなくなったWiiUあげるってことで貰いました。
なんか面白いソフトありますかね?
ロックマンエグゼはシリーズ全作もってるしなぁ…。
いっそのことロックマンゼロとか?

まぁ、ゆっくり考えるとしましょうか。
ただでさえFGOにグラブルにスマブラに色々と手を出しすぎてますしね。

はいはい、前置きはこれくらいで。

どうぞ、いってらっしゃいませノシ


マリーと初仕事

『おはようございます!』

 

遂にやってきたスタッフとしての初仕事の日。

事前に言われた時間に俺達はロビーへとやってきた。

 

「おふたりとも、おはようございます!」

 

「おっすおっす、今日はよろしくな」

 

そこには職員として先輩にあたる2人が待っていた。

 

1人は、俺達がここに来たばかりの時に応接室へ案内してくれたサーヴァントの秦良玉。

もうひとりはそのマスター、田澤 陽(たざわ よう)さん。

 

一昨日に自己紹介は済まして初対面ではないが、まだ若干緊張はする。

陽さんは年齢も年上だし。

 

「しっかし時間前にちゃんとくるなんて真面目だなぁ。少しぐらい遅れてもよかったんだぜ?」

 

「初日からそれはちょっと……」

 

「もうマスター、そんなこと言うもんじゃありません。遅刻しないのはいいことなんですから」

 

「あはは……」

 

陽さんが軽口を叩き、それを秦良玉が収める。

マリーがそれを見て苦笑い。

 

「まったく、マスターも武田さんくらいしっかりしないといけませんよ?」

 

「充分しっかりしてるっつーの」

 

「どこがですか。大体マスターははいつもいつも……」

 

「あー、朝からうるさい」

 

「んなっ!?うるさいとはなんですか!」

 

ギャアギャアと小言の言い合いがヒートアップし始めてきた。

 

「……どうしよっかこれ」

 

「2人ともほんと仲良しよね~」

 

「いやいや、言ってる場合じゃないって」

 

このままじゃ仕事の話すら振れない。

頭を悩ませていると第3者の声が聞こえた。

 

「朝から何してるんですか?」

 

声の方に視線を移せば、眼鏡を掛けた1人の男の子がいた。

 

「久しぶりに穏やかな寝起きだったのに台無しなんですけど……」

 

「お、おはよう光君」

 

「おっす光。1人なのは珍しいな」

 

男の子の名前は真壁 光(まかべ ひかる)君。

苗字からわかるように樹里さんの息子さんで、あのエリザベート5人のマスターでもある。

 

陽さんが言うように彼が1人なのは結構珍しい。

サーヴァントが5人もいるからいつも誰かを連れているのだ。

実際に一昨日紹介を終えてから度々会うことがあったが、傍らにはいつもエリザベートの誰かがいた。

 

「昨日はみんな遅くまで起きてたからまだ寝てるんですよ。だから、こっそり出てきただけです。たまには1人にもなりたいですし」

 

「へぇ……遅くまでねぇ……」

 

ニヤニヤとした笑みを浮かべる田澤さんに、光君が眼を細めて問う。

 

「……なんですか」

 

「いや、別にぃ?さぞお盛んだったんだろうなぁって思っただけだ」

 

「マ、マスター!何言ってるんですが!」

 

秦良玉が顔を赤らめながらピシャリと注意する。

陽さんは冗談も込みで光君をからかって狼狽える姿でも見たかったんだろうか。

 

その期待とは裏腹に、彼は呆れたような深い溜息をついた。

 

「ハァ…そんなわけないでしょう。皆さんの仕事のために用意してた物があるんですよ」

 

そう言って懐からある物を取り出し渡された。

 

「これは……インカム?」

 

「そうです。メカエリちゃん2人に協力してもらって作りました。試しにつけてスイッチを入れてみて下さい」

 

4人で耳に付けてスイッチを入れる。

 

「あー……あー……」

 

「あ!マスターの声だわ!」

 

「こっちにもちゃんと聞こえたぜ」

 

「私の方も聞こえます」

 

俺の声は鮮明に届いてるらしく、返事をした3人の声もノイズもなくしっかり聞こえる。

 

「ならよかったです。今日からそれを使ってください。耐久性は集めた素材を使ってるので問題ないと思います」

 

「ありがとう。大事に使うね」

 

「サンキューな。さっきの冗談は気にしないでくれ」

 

「元から気にしてませんので別に。それに、この中で1番お盛んなのはきっと陽さん達でしょうし」

 

「ハハ、かもな」

 

「マ、マスター!」

 

さっきよりもが顔を赤くした秦良玉が田澤さんを叱責する。

 

またもや始まった痴話喧嘩を他所に、俺とマリーはインカムを眺めていた。

 

「凄い立派な機械ね」

 

「そうだな。そこらで売ってるものより断然いいよこれ」

 

「それくらいできなきゃここのセキュリティとかいじれませんから」

 

光君たちはこのホテルのセキュリティと迎撃担当だ。

この前助けてもらったのも仕事の1つ。

 

「でも僕が作った物って全部エリザ粒子を使ってるんですよね……」

 

「え、そうなの?」

 

エリザ粒子とはメカエリちゃん達が初登場したイベントに出てきた謎物質。

その未知なる効果はアルトリウムに並ぶとも言われいた。

 

まさかこっちの世界にも実在するなんて……。

 

「機械と粒子の配分とか大事ですけど、エリザ粒子が無かったら今頃何も上手くいってないと思ってます」

 

「えぇ……」

 

マリーの愛情といいエリザ粒子といい……。

もう何でもありだな。

 

「とはいえ、この程度の不可思議は今の世の中珍しくないですからね。気にしたら負けです」

 

「あー……そういえばそうだね」

 

そう。SNS(サーヴァント・ネットワーク・システム)や掲示板で知ったのだが、このくらいは今や日常茶飯事。

サーヴァントをFGO抜きで縁で呼ぶ人や触媒で呼ぶ人。

特にマスターを愛しすぎて歪んだサーヴァントが多いらしい。

 

……元からやべーサーヴァントも現界してるっぽいが。

 

(今更ながら、マリーもマリーで愛が深いし)

 

忘れてると思うが、マリーも結構病んでるほうだ。

愛の力で不可能を可能にするってなんだよ……。

 

「さてと、2人とも!そこまでにして下さい!」

 

話を切り上げて、まだ言い合っている陽さんと秦良玉を光君が一括する。

 

「2人がしっかりしないと広海さんとマリーさんが不安になりますよ!先輩らしくしっかりして下さい!」

 

「わ、悪い……」

 

「す、すみませんでした……」

 

「お願いしますね!……じゃあ、僕はこれで。何かあればインカムの後ろのボタンを押してください。GPSを追ってメカエリちゃん達を向かわせますんで」

 

「わかったよ」

 

流石はあのエリザベート達のマスターだ。

年上とサーヴァント相手でもひるまずに声を張っている。

 

「ン、ンンッ!んじゃあ改めて今日の仕事の確認だ。ここを発展させるために、俺達はSNSと掲示板の情報を頼りに近くの魔物退治と物資の調達。当然危険があるわけだが、そこは良(リャン)と王妃様を頼りに行動する」

 

さっきまでとは違った真剣な表情の陽さんが1つ1つ丁寧に説明してくれる。

 

「ただ、何があるかわからないから自衛の手段は必須だ。俺の場合は光お手製のこの刺股」

 

背中に背負っている刺股を指さす。

 

「広海の武器はなんだ?」

 

「マリーが作ってくれたこの宝石です」

 

腰に下げたポーチからガラスの宝石を数個取り出す。

 

キラキラと輝くそれを2人はマジマジと見つめた。

 

「ほー、そんなこともできんのか。宝石ってことは魔術の一種か?」

 

「そうです。詳しい原理はよくわかってないですけど、魔物を吹き飛ばせる武器にはなります」

 

「むむむ、魔術とはほんとに面妖なものですね」

 

「これならあんまり心配しなくてもよさそうだな。そんじゃ、行くぞ!」

 

 

●

 

 

2人1組に分断しての移動を始めて何時間か経った。

 

俺はマリーの白馬、陽さんと秦良玉には別の白馬を形成して移動。

 

「人も魔物もいないわね……」

 

「だな……。人に関してはいる方がもう珍しいのかもしれない。魔力はまだ大丈夫そう?」

 

「えぇ、問題ないわ」

 

今もなお白馬で飛び続け、辺りを見回す。

 

『あー、こちら田澤。こっちは相変わらず何もなし。そっちはどうだ?』

 

「こちら武田。こっちも何もないです」

 

『これじゃあ哨戒任務の意味がねぇなぁ。合流するか』

 

「わかりまし────!?」

 

突如、遥か先で落雷で落ちた。

 

『どうした!?なんかでっかい音がしたぞ!?』

 

「先の方で急に雷が落ちた音です!しかもあれは、自然の物じゃないっぽい!」

 

『……サーヴァントか?』

 

「多分そうかと。様子を見てきます」

 

『わかった。危なそうだったら深入りはするなよ。俺達もすぐに向かう』

 

「了解です」

 

通信を切り、インカムの後ろボタンを押す。

念のためだ。用心するに越したことはない。

 

「マリー」

 

「任せて」

 

短いやり取りを交わし、白馬が速さを増す。

落雷の落ちた場所へと俺達は目指した。

 

 

●

 

 

「あれは……」

 

スピードを上げて数分後、何かが見えてきた。

 

「マスター!あれ!」

 

落雷が落ちたと思われる焼き焦げた匂いが漂う場所。

そこには2人のサーヴァントと数人が襲われていた。

 

「人間とサーヴァントが……」

 

襲っているのは人間と、黒い姿のシャドウサーヴァント5体。

 

「何がどうなってるんだ……」

 

「っ!不味いわ!」

 

近づいてくるにつれて、現状がはっきりしてくる。

剣を持ったシャドウサーヴァントが倒れたサーヴァントの1人、パールヴァティーに斬りかかる。

 

「マリー!突撃だ!」

 

「わかったわ!」

 

薔薇の花吹雪が舞い散る。

ガラスの白馬は輝きを増し、一直線に爆進する。

 

「百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー)‼」

 

そして、瞬く間に斬りかかったシャドウサーヴァントに激突した。

加えて、近くにいた他の2体も衝撃波で吹き飛ばす。

 

白馬は消え、俺達は地上へと降り立った。

 

「あ、あなた達は……」

 

「助けにきました!」

 

俺はポーチから宝石を取り出し、マリーも同じく戦闘態勢に。

 

「な、なんだこいつら!どっからきやがった!」

 

「こ、こいつも悪魔を連れた契約者だ!裏切りもんだ!」

 

(悪魔?契約者?この人達もしかして……)

 

チラリと後ろのパールヴァティーへ視線を移す。

それに気づいた彼女は息を整えながら言葉を紡いだ。

 

「彼らは、人神教(じんしんきょう)というカルト教団です。シャドウサーヴァントは彼らが従えてます」

 

「……やっぱりそういう系か」

 

となれば、やることは1つだ。

 

奇襲をつき、相手はひるんでいる。

その隙を逃さずに俺は宝石をやつらに放った。

 

「うわっ!?」

 

「きゃあ!?」

 

衝撃波で何人かが吹っ飛び気絶したが、当たらなかった人や避けた人もいる。

 

「くそ!ひるむな!やっちまえ!」

 

「おう!てめぇらも動けや!」

 

鉄パイプや金属バットといった何かしら武器を持った奴らと、掛け声とともに2体にシャドウサーヴァントが襲い掛かってくる。

 

「マリーはシャドウサーヴァントを!」

 

「任せて!」

 

桃色の光弾とガラスの宝石が飛び交う。

人間相手ならまだ問題ないがシャドウサーヴァントともなると上手くはいかない。

 

殴りかかってくる拳や武器を躱し、応戦しながらマリーへ指示を出す。

 

「マリー!キャスターに切り替え!」

 

言葉と共にノータイムでマリーはキャスター最終再臨に姿を変える。

 

近くにいたシャドウサーヴァントに3つのボールをぶつけ、とどめにビーチボールを叩き付けた。

 

(よし!今のうちに!)

 

残り1体なら任せても大丈夫だ。

 

余裕ができた隙に、俺はパールヴァティーに守られていた人達へ駆け寄った。

 

「怪我人はいますか!?」

 

「私達は無事です!でも、この子が……」

 

老夫婦と親子と思われる女性と女の子、スーツを着たサラリーマンと思われる男性の5人。

そして、俺の呼び掛けに男性がもう1人のサーヴァントを抱えて近づいてきた。

 

「サンタ・リリィ!?」

 

苦しそうな表情を浮かべぐったりしている子。

ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ(以下リリィで省略)。

 

「どうやら魔力とやら少ないらしいんだ!パールさんも宝具とやらを使ったみたいで……!」

 

「魔力が……。マスターがいないのか?」

 

とはいえ、今は考えてる場合じゃない。

魔力不足で消耗してるなら一刻も早くホテルへ戻って手当をしないと。

 

光君や樹里さん達ならどうにかできるかもしれない。

 

「おらぁ!死ねぁ!」

 

「ふざけんな」

 

木刀を持った男の攻撃を躱し、顔面をぶん殴る。

 

「何が悪魔だ。契約者だ」

 

宝石を投げつけ、炸裂させる。

 

「目の前の現実から逃げて、嫉妬や妄言に酔って楽な方に逃げてるだけじゃねぇか」

 

また数人が吹っ飛んで、唖然とした棒立ちの奴に蹴りを入れる。

 

「そんなことで生きている人を!サーヴァントを!傷つけるんじゃねぇ!」

 

「まったくだ!」

 

聞き慣れ始めた声が上から落ちてくる。

 

「悪い!待たせた!」

 

「助太刀します!」

 

「陽さん!秦良玉さん!」

 

落ちてきた2人────陽さんと秦良玉が即座に戦闘に加わった。

刺股を振り回して手際よく抑えていく陽さんに合わせ、宝石で翻弄してゆく。

マリーの方も接近戦を秦良玉主体にして優勢になっていた。

 

「それ!」

 

「悪を、打ち払う!」

 

ボールが当たって仰け反った所を逃さずに、槍がシャドウサーヴァントへと突き刺さる。

 

「せえええい!」

 

刺したままの薙ぎ払い。

それがとどめになって消滅した。

 

「う、嘘だろ!影の奴らがやられちまった!」

 

「退却!退却だー!」

 

気絶した仲間を置いて去っていく奴ら。

……もう色々と救いようがないな。

 

「あ、ありがとうございました。うぅ……」

 

「魔力が少ないんですから無理しないで下さい。今はゆっくり休んで大丈夫ですから」

 

当面の危機は去り何とかパールさんにリリィ、一般人を守ることができた。

 

「つっても、いつまでもゆっくりしてるわけにはいかねぇな」

 

「えぇ、血肉の匂いで魔物が寄ってくるかもしれません。一先ず安全なとこに移動しましょう」

 

メカエリちゃん達が俺のバイクを持ってきてくれるまで俺達は比較的無事な建物で待機し、無事にホテルへと帰還した。

 

結果論で言えば、今回の哨戒任務は意味のあったものとなった。

なったのだが……。

 

「近づかないで下さい!人間なんて嫌いです‼」

 

目を覚ましたリリィから拒絶される事態に。

 

波乱はまだ、続くようだった。

 




登場人物紹介

秦良玉のマスター 田澤 陽
元警備員の25歳。

仕事帰りに世界が崩壊し、魔物に襲われそうになったところを真壁親子に助けられた。
その後、FGOで一目惚れして育て上げたお気に入りの秦良玉がやってきた。

甲斐甲斐しく世話を焼く彼女をうっとおしいと感じることもあるが、その気持ちを上回るくらい好きな気持ちはある。
とはいえ正直には言えず、彼の本心が聞けるのは普段は極稀。

夜の性活は仲睦まじく、その時だけ男として1人の女を愛しているのがよくわかる。


陽のサーヴァント 秦良玉
中国の正統な歴史書である『二十四史』。
その内の一つである『明史』の列伝において唯一女性の武将として名を残しているのが「秦良玉」である。

陽が一目惚れして執念の末に引き当てたサーヴァント。
そっけない彼の態度と雑な性格に手を焼いているが、そこを含めて愛している。
また、陽が自分のことを愛してくれているのもわかっている。

普段はゲームと同じくしっかり者だが、夜は1人の女として目覚め徹底的に搾り取る。
陽が愛してる本音をぶちまけた日はもう大変なことになった。


カルト教団 『人神教』
崩壊世界でお決まりになってきたカルト教団の1つ。
サーヴァントを悪魔と決めつけ迫害し、自分達の思想に反対する人間にも手を出す奴ら。
詳細は未だ不明。
人間同盟やFHAにも関係があるとかないとか・・・?


エロを書くと話が止まっちゃうので続き書いて上げました。
新たにパールヴァティーとサンタ・リリィの登場です。

人神教という新たな波乱がまた波乱を呼ぶ展開がどうなるのか。
楽しんで頂けたら幸いです。

それでは皆様、ヴィヴ・ラ・フランス!
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