季節は6月になっていた。梅雨真っ只中であり、外は連日雨がシトシトと降り続けていた。ある日の練習前、燐子とリサしかおらず、せっせと準備をしている最中に急にリサが燐子に声をかけた。あの日以来2人の関係性は特に変わらず、仲良くなった訳でも、険悪になった訳でもなく、平和に過ごしていた。
「燐子さぁ。」
「はい?…なんでしょうか?」
声をかけられた数秒の間に燐子は何を聞かれるか想像していた。衣装の事?曲の事?はたまたRoseliaのメンバーの事?など思っていた。
「燐子ってさ、1人でする時、どうやってしてるの?」
「…は、い?」
予想と全く違う事を聞かれた為、一瞬、リサが何を言っているか理解が出来なかったが、すぐに話しの話題を理解した燐子は顔を真っ赤にした。
「ん?だから、1人でする時のやり方だよ?☆」
「…り、り、り、理解は…してます…。ただ…は、恥ずかしい…です。」
「あれだけ派手に感じておいて何言ってるの?」
リサは「あはは☆」と笑いながら言うが、燐子は恥ずかしさのあまりその場に蹲ってしまった。
「ち、ちょっと!燐子大丈夫?」
「…無理…。恥ずかしくて…死んじゃう…。」
心配してかリサは蹲っている燐子の側に駆け寄った。
「い、今井さん…。あ、あ、あの日の事は…わ、忘れて欲しい…です。」
「それは無理かなぁ~?」
ニヤリと笑いながらリサは燐子に手を差し伸べた。燐子がその手を掴むと、グッと手に力が入り、燐子の身体は引き上げられた。そしてリサはそのまま燐子を引き寄せるとギュッと抱き締めた。
「い、い、今井さん!?み、み、皆さん…来ますよ?」
「まだ大丈夫だよ~。」
リサはそう言うと、燐子の頬に口づけを落とした。そして、右手は燐子の豊満な胸部をガッチリと掴んでいた。
「だ、だめ…。ここでは…ま、ま、不味いです!」
燐子はリサの右腕を掴みながら抵抗してみる。しかし、リサの細い腕の何処に力があるのか分からないが、腕を引き剥がす事はできずにいた。
「燐子~?それ、本気?早く引き剥がさないと皆来ちゃうよ?」
焦る燐子とは裏腹にリサは楽しのか、声を弾ませていた。
「ねぇ、燐子?ほら…。早くしないと。」
リサはガッチリと掴んでいた燐子の胸部から手を離すと、そのまま右手を太ももの方に移動させた。
「い、今井さん!?」
燐子が驚いていると、リサは慣れた手つきでスカートを掴み、徐々に手繰り寄せていった。燐子の真っ白な太ももが露わになっていた。
「さ~て。この中はどうなっているのかな?」
とうとう、スカートが捲り上がると、リサは燐子の秘部に手を差し込んだ。パンティーの上からだったが、リサはきちんと燐子が1番感じてしまうクリトリスをバッチリ探し当てて、指で転がすように触っていた。
「い、今井さん…。だ、ダメ…。」
「あはは☆燐子、さっきからダメしか言ってないじゃん?気持ちいいみたいだね?パンティーの上からでも濡れてきてるのが分かるよ?」
リサの力加減は絶妙であり、優しく撫でるだけかと思ったら、突然クリトリスを摘まんだりと緩急をつけていた。
「そ、そ、そんな…事…んっ!」
立ったまま触られていた燐子は少しずつ、足に力が入らなくなっていた。
「はい!おしまい~!」
「…へ?」
リサは笑顔で言うと、燐子はキョトンとした表情を浮かべた。
「キョトンとしてるけど、どうしたの?」
「う、嘘…。お、終わりです…か?」
「うんっ!もうちょっとしたら皆来るからね!」
リサのまさかの焦らしに、燐子は泣きそうになっていた。触られていた箇所はジンジンとしており、すっかりその気になってしまっていた。
「い、今井さん…。」
「だ~め。あっ!そうだ!燐子にプレゼントがあるんだよっ☆」
リサはそう言うと置いてあったカバンから可愛い包装紙に包まれた箱を取り出した。燐子は話しをすり替えられたと感じていたが、それ以上、リサに言葉をかける事が出来なくなってしまった為、大人しく、プレゼントを楽しみにする事にした。
「あ、ありがとうございます…。で、でも…私、誕生日でもないのに…。」
「良いから良いから!気にしないで!?」
「あ、あの。開けても…。」
燐子は箱を持ったままリサに同意を求めると笑顔のまま頷いた為、丁寧に包装紙を開け始めた。
「(小さい箱…だなぁ。それに…軽い…。)」
箱を観察しながら、包装紙を全て開けると、燐子は不思議そうな表情を浮かべた。まだ箱の中に入っている為、素材までは分からないが、箱の一面が透明になっている為、中身は確認する事ができた。それは燐子も良く知っている形、そして色をしていたが、使用用途が全く分からなかった。
「…イチゴ?」
「そう。イチゴだよ?」
「えっと…。これは?」
燐子が箱を持ったまま固まり、悩んだ。可愛らしいイチゴの外見をしているが、葉っぱの部分からはコードが伸びていた為、なにか機械であることは分かった。
「これは…。何に使うのですか?」
「燐子分からない?まぁ、いいや。これ、イチゴ型のローターなんだよ☆可愛くない?」
「ロー…ター…。え?」
リサが言った事を噛み締めて呟く。そうするとだんだんとリサの言った言葉を理解していった。
「良かった~。ローターは知ってるみたいだね。」
燐子の表情を見て、リサはホッとしたような表情を浮かべた。
「あ、あああああの!?な、な、なぜこれを…私に?」
「うん?本当は今度、燐子に使いたいなぁって思って、ネットで買ったんだけど、なかなか使う機会もなさそうだし、あげるね!」
リサの言葉に燐子は言葉を失ってしまったが、内心はこのローターを使うとどうなってしまうのか、楽しみにしてしまうのであった。
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Roseliaのバンド練習が終わり、帰宅した燐子はお風呂を済ますと、ベットに横たわった。キーボードの演奏の調子も良く、他のメンバーからも賛辞を送られ、ホクホクとした気持ちが大部分を占めていた。しかし、そんなホクホクとした気持ちはリサの顔を思い出した瞬間、その気持ちは何処かに吹き飛んでしまった。
「…んっ…。」
だんだんと火照っていく身体に燐子は身を悶えさせた。
「今井さんの…バカ…。あ、あ、あんなに触って…止めちゃうなんて…。」
燐子がボソッと呟くと、右手を胸に伸ばした。ブラジャーをしていない胸はその柔らかさが直に伝わり、より一層、身体を火照らせていた。
「自分で触るのも…気持ちいいけど…。やっぱり触られたい…なぁ。」
燐子はそう呟くと、身体を起こした。起きた瞬間に髪がパサッと揺れ、コンデショナーの匂いが鼻についた。
「…使って…みよう…かな?」
燐子は自分のカバンの中からリサから貰ったイチゴ型のローターを取りだした。箱の裏をきちんと読むと
「イチゴの形で持ちやすい!
尖った部分で更なる刺激を!
見た目も可愛い、女子に人気ナンバー1」
と詳しい説明が書いてあった。
「…とりあえず…開けよう…。」
箱に貼ってあったテープを爪でカリカリと外す。こんな物を使うなんてという羞恥心も、もちろんあったが、それ以上に新しい玩具を与えて貰ったワクワク感が上回っていた。
「…本当に…イチゴ…。あっ…。イチゴの部分は…硬い…。これがスイッチか…。」
燐子は恐る恐るダイヤルを回してみた。しかし、イチゴはうんともすんとも動く事はなかった。
「…あれ?」
燐子は首を傾げると、箱の中に入っていた説明書を読み始めた。
「…電池が…いるんだ。…単3…。あったかな…?」
燐子は部屋の引き出しを開けてみたが、いつも電池をいれている場所にはピンポイントで単3の電池だけが無かった。
「…はぁ。どうしよ…。」
キョロキョロと辺りを見回してみたが、単3の電池などあるはずもなく、今から買いに行くか明日にするか悩んだが、どうしてもイチゴ型のローターを使いたくなってしまった為、燐子は財布とスマホだけ持ち、梅雨でもおかしくないくらいの薄いカーディガンを羽織って、コンビニに向かうのであった。
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日中、シトシトと降り続いた雨は上がっていたが、雲は空を覆っていた。
「…ジメジメ…するなぁ…。」
外に出た瞬間、モアッとした空気が燐子を包み、一瞬だけ、眉間に皺を寄せた。
「あれ?燐子お姉ちゃん?」
「…あっ。悠真君…。」
「こんばんは。」
「…こん…ばんは。こんな時間に…どうされたのですか?」
「はい。親にコンビニまで買い物を頼まれて。」
ちなみにだが、燐子や悠真の家からコンビニまでは徒歩2分の所にあり、家の前からでもコンビニの灯りを確認する事が出来る。
「そうなんですね。…一緒に行きましょう…。私もコンビニに用が…あるので。」
燐子はそう言うと、手を差し出した。悠真は燐子の手を見ると、顔を真っ赤にしたが、オズオズと手を差し出し、ギュッと掴んだ。
「ふふっ。」
「り、燐子お姉ちゃん?」
「何でも…ないよ?…行こっか。」
手を握ったまま歩き出すと、これと言ってなかったが、先程も言ったようにコンビニまではかなり近かった為、あっという間に到着してしまった。店内に入ろうとした悠真だったが、燐子に引っ張られるとコンビニの裏に連れて行かれた。
「り、燐子お姉…ちゃん?」
悠真が燐子を呼ぶも、燐子は人指し指を口の前に立て、「しーっ」と言った。
「…へ?」
「…静かに…。」
燐子は悠真の陰部に手を伸ばすと、手のひらで撫でた。
「り、燐子お姉ちゃん。こ、こんな…ところで…。」
悠真は小声で言ったが、燐子にキスをされ、喋る事が出来なくなっていた。
「悠真君…。」
燐子は悠真の名前を呼ぶと、その場にしゃがみ、ズボンのジッパーを下げた。やましいことをしているからだろうか、いつもより「ジー」という音が大きく聞こえた。
「悠真君、いつもより…大きい…。」
ズボンから出した瞬間「ポロン」と出てきた陰部を見た燐子は目を輝かせ、一気に「パクッ」と咥えた。
「っ…!」
「悠真君、凄いビクビクしてる…。」
「き、気持ちいい…。」
悠真の反応を見て、嬉しくなった燐子は咥えたり、舌先で舐めたりと色々な責め方をしていた。
「っ!燐子お姉ちゃん。だ、ダメ。」
悠真はそう言うと、身体をビクッと震わせた。どうやら最後までイッたらしいが、相変わらず、精子は出てなかった。
「…気持ち良かった…ですか?」
「は、はい…。」
「悠真君…。今から家に来れる…かな?明日…お休み…ですし…。」
燐子は悠真の手をギュッと握ると、真っ直ぐ、悠真の顔を見つめた。恋をしている相手にこんな事を言われてしまったら「断る」という選択肢は悠真の中では存在していなかった。
イチゴ型のローターは存在しています。
可愛い見た目なので、プレゼントにオススメです。
ただ、プレゼントした瞬間にドン引きされても責任は負いません笑