※この作品はR-18です。

格闘家の俺、修行中に熊と格闘の末滝壺に転落。気づけばそこは異世界だった! 〜なんか女になってるぽいけど関係ない。俺はこの世界で最強になる為、修行に励む事にした!〜   作:リデウス

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ストーリーの設定上少々の胸糞要素がありますのでお気をつけください。
今回はその分も含めてやや長めになっています。


ゴブ助。ゴブ助、俺はさぁ、お前がいいんだ。お前じゃなきゃダメだった。だから、あの時の続きがしたい。ダメかな?自分に都合のいいこと言ってるって自覚はしてる。でも、お前だから孕みたいって思ったから。お願い

 あれから様々な攻防を経て確信に至る。

 その中でも俺の力は十分に通用していた。

 注意すべき点は横薙ぎの抜刀術だ。

 その速度に対応できればゴブ助でも十分に対応できるはず。

 だが同時にいくつか問題も上がる。

 

 たしかに組手の時ほどの力が出せれば問題ない。だが事後にそれほどの動きを期待するのは無理がある。セックスの時は、動きが穏やかになるくらいだが、いざ戦闘になれば、その動きの隙を突かれたらおしまいだ。

 どう考えても格上の手合い。

 出会ったばかりのゴブ助だったら手も足も出せないまま終わっていただろう。

 

 俺の種族は事後であればあるほど活き活きするが、出した方はそれだけ疲弊する。これは男だったからわかる知識だ。

 ずっと女だったらわからなかったかもしれない。

 

 

「グルルルル、ガァ!」

 

 

 吠えながらも余裕を持っての斬撃。さっきからこちらを傷つける意思が見えないせいか、こちらも余裕を持って回避に専念できる。

 どうも、こいつは俺を生け捕りにしたいらしい。

 では何のためにゴブ助を襲う? 

 

 

「ワフッ。ハッハッハッ」

 

 

 そんなことよりも気になるのは別の事。

 この犬ヤロウ、なんで武器や鎧なんて纏いながらも下半身が丸出しなんだ? 

 それもビンビンに勃起してやがる。

 今すぐセックスに赴けるサイズに俺は思わず生唾を飲み込んだ。

 メスの本能があれを咥え込みたいとヨダレを垂らしている。

 好きなオスの前でとんだ羞恥プレイだぜ。

 ちょっと乳首立ってきた。だがここは命のやり取りを行う場。

 残念だがピンク色の脳みそに染まったら後のことを考えるのがこえー。

 

 背中に木が触れる。

 そこでようやく俺は退路を誘導させられていたことに気づく。

 やはりこいつは格上だ。チンポ丸出しという頭の悪い作戦で油断をさせておいて、こうも上手く退路を封鎖されてはぐうの音も出せなくなっていた。

 犬ヤロウは剣を構える。

 それに応じてチンポもびくんて震えて、射精の構えを見せた。

 

 

「グルルルルッ」

 

「万事窮す、か。へ、いいぜ。バッサリやってみろよ」

 

 

 そう覚悟を決めた俺に、犬ヤロウはチンポを顔に差し向けた。

 舐めろ。そう言われている気がした。

 舐めたからなんだってんだ。そう思っている俺に、チンポが勢いよく跳ね上げ、堰を切ったように白濁液が俺の顔へとぶっかけられた。

 

 ──ビュルル、ブビュッ、ブチュルルルルルル、ブビュ──、ビュ────! 

 

 くそ、こいつ俺が弱ってる姿みて興奮が限界突破しちまったらしい。迷わずぶっかけてきやがった。

 それに匂いもヤベー。まだ出し足りないのか硬さを残したままのチンポが震え、また俺の顔へと寄せられる。

 こいつ……完全に俺の心を折る気だ。

 好きなオスの前で、他のオスのチンポをしゃぶらせる。

 それを見せつけられたオスはどう思う? 

 ただでさえ命をかけて俺を逃がしてくれようとしたオスの決意を無駄にしている。勝てるなんて何の根拠もなく思い込んでいた俺は、追い詰められてこのザマだ。

 

 くそう、うめぇ。ゴブ助よりも濃厚なミルクを口に含ませ、俺は悔しげに呻く。すると頭の中で何かの電子音を聞いた。今まで聞いたこともない。でも、俺にとっては懐かしい様な、そんな音が。

 

 

<二種のキングの種を摂取した事により、クイーンのスキル『意思感応』が解放されました>

 

 

 

 なんだ? スキル? 

 それが一体この窮地で何になる。

 

 

「ああ、いい眺めだ。やはりメスを追い詰めるにはこうやってオスの匂いを嗅がせてから上下関係をわからせるやり方が一番いい。ほら舐めろ。舐めて忠誠を誓え。そうすればあの小鬼のオスを助けてやってもいいぞ?」

 

 

 声が聞こえた。

 誰の声だ? 

 確認するまでもない。

 目の前の犬(キザ)ヤロウの声だ。

 やや興奮気味に自らの逸物に手を当て、俺へと第二射の用意をしている。

 助けてもらえる。そんな言葉に俺の心が突き動かされる。

 近づいてくるチンポを加えるだけでアイツが助かるなら。そう思って……

 

 

「ヤメロォおおおお!」

 

 

 遠くから血反吐を吐くような悲痛な声が聞こえる。

 誰だ? 

 ……いいや、誰かだなんてわかってる。

 俺を汚されて怒ってくれる奴なんてこの世に一人しかいない。

 ゴブ助……お前なんだな? 

 ようやく愛するオスの声が聞こえた。

 そう思えばこのスキルってやつも少しは役に立つ。

 そう思った直後──

 

 

「これでチェックメイト。存外呆気なかったな」

 

 

 そんな声と同時に俺の視界は真っ白に塗りつぶされた。

 

 それからの事はあまりよく覚えていない。

 ただ、悔しそうなゴブ助の声と、それが遠ざかっていくのが薄れゆく視界の先で見えただけだった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 俺はコボルドと名乗る一族の孕み袋要員として迎えられた。

 そこでは既に俺の他にいく人かのメスがコボルド達の子を産むべくセックスをしていた。

 そんな中に加えられて、好きでもないオスのチンポを受け止める日々が続く。

 

 なんていうかな。ここでの生活はゴブ助と出会う前の日々と同じだった。

 そこに愛はなく、ただ子を産むためだけの作業が行われてる。

 たしかにゴブリンよりも栄養量は多いのだろう。

 俺はあの時よりも少しだけ強くなっていた。でも組手に付き合ってくれるオスは居ない。ここでのメスの仕事は子を孕む以外にはないのだと、そう告げられた。

 

 メスの種族は様々だ。

 ただし俺の様にセックスした後に元気が良くなる奴はいなかった。

 だから俺は多くのオスの相手をさせられた。それでも俺の方が元気で、やがて俺は元気の良いオス専用の便所穴として使われる様になった。

 結局、俺の能力はこういことに適していたのだろう。

 そんな環境でも生きていけるあたり、俺は意外とポジティブなのかもしれない。

 

 そこで何年過ごしたかな? 

 一向に妊娠せぬまま、俺はコボルドのオス達を何匹も腹上死に追い込んだ。

 そもそもこいつらに対しては憎しみしかないわけで、別に何匹殺したところで微塵も心は痛まなかった。むしろ俺の力になれたことを光栄に思うがいいって思ったくらいだ。

 

 

 メスの数が足りなくなれば、どこからか補充してくる。

 それは近隣の多種族の巣からだったり、人間の集落からだったり。

 あれだけ偉そうなことを言っておいて、あいつらは略奪しかしていない。

 何も生み出さず、何も成し遂げず。

 ただ数を増やしていくだけだった。

 とんだ口だけ野郎だ。

 

 だが案の定、そこでの暮らしは数年で打ち止めになった。

 

 やり過ぎたのだ。

 やり過ぎて、それを上回る圧倒的力の前に潰された。

 オスは殺され、メスはそいつらの所有物になる。

 当然、俺みたいななりそこないも同様に。

 

 次の相手はオークだったか? 

 豚の顔を乗っけた脂ぎったおっさんだ。

 種付けすることしか考えてなさそうな、ドすけべジジイで、そりゃもうセックスもうまかったよ。でもそれだけだ。

 そこに愛はない。ないんだ。腰を振って自分が満足するまで出すだけの豚野郎だ。

 

 俺はセックスにおいてはタフだったので良かったが、一緒にこっちにやってきたメスはすぐに動かなくなってしまった。

 そりゃそうだ。コボルドに比べて体格も大きいし、チンポだってデカイ。

 そんな物を乱暴に出し入れされたら如何に歴戦の妊婦であろうと壊れるに決まってる。体もそうだが精神が先に壊れた。見るに耐えない惨状だった。

 あいつらは自分の性処理をメスで行ってるだけなのだ。

 そこに愛はない。

 誰もメスを見てくれない。

 メスの心配はしてくれない。

 

 ゴブ助……

 

 俺の中でゴブ助の存在は日に日に大きくなっていった。

 

 

 ◇

 

 

 壊れない。

 その一点においては極上物。

 そういう意味で俺は精力旺盛なキングへの貢物として部下たちより献上される。

 俺にとっては願ってもないチャンス。

 裂けそうなほどの内側への圧迫を我慢しきった先には、思った通り、第二の力を授かる事が出来た。

 

 クイーンスキル『創造妊娠』

 

 字面から察するに、俺にはまともな妊娠手段はないのだと悟る。

 だから、ああ、だから自分は安心していた。

 俺はあの日からずっとゴブ助を裏切ってきた。そう思っていたから。

 だから、そうじゃないと知れて安心してしまった。

 この体はどれだけ犯されようと孕まない。そう思ってしまった。

 まだやり直せるって、自分に都合のいいことばかり考えてた。

 だって……そうでもなければ俺は生きる希望を失うのだから。

 

 当然、こんな奴らの種をつけてやる理由はない、

 俺の愛したオスは生涯でただの一人。

 ゴブ助だけだ。

 ゴブ助の子を孕むために、そのスキルを発動させるための力を蓄える事にした。

 

 ──そのためには100匹のオスを腹上死に追い込む必要があった。

 

 

 俺はオークを絶滅させる勢いで種を絞った。

 最終的にはキングさえも俺の餌食だ。それでも全然足りなくて、俺は積極的に格上のオスを襲っては力に変えていった。

 愛するオスの子を孕むために。それ以外のオスを道具がわりにしたのだ。

 やっている事は他のオスと変わらない。

 略奪していく日々。

 それでも、それが俺にとって生きる希望だった。

 生き残ってしまった俺が最後に縋れるちっぽけな夢だった。

 

 

 俺は強くなった。

 でも、それは俺が欲した強さではない。

 俺の努力で得た力ではあるが、望んだ技術ではない。

 

 この体の特性だ。

 多種族のオスと寝れば寝るほど強くなる特性だ。

 俺の実力ではない。こんな能力、欲しくなかった。

 俺はもっと平凡な能力で良かったんだ。

 

 出産する事に比べればとるに足らない能力である『飛行』で、俺は背中から翼を生やして懐かしい生まれ故郷へと舞い戻る。

 

 

 そこではあいも変わらずゴブリン達がどこからか生まれ落ちては俺めがけて襲いかかってきた。その懐かしい様子に襲われてもいいか。なんて思ってしまう俺も居る。

 

「でもごめんなぁ。お前達はお呼びじゃないんだ。ゆっくり手で抜いてやるから感謝しろよ?」

 

 瞬間移動もさながらの動きでその場に分身を残し、少ない動作で俺は襲い来るゴブリン達の乳首や金玉、肉棒を適切に処理した。

 時間にして瞬き数回に及ぶ程度。

 既に俺はなんともなかった様にゴブリン達の元を離れていた。

 それを追いかけてくるゴブリン達。

 瞬間、その場で連続絶頂を起こし、腰から崩れ落ちる様にして倒れ伏した。

 長年の修行で編みだした高速手コキである。

 格上ならともかく、今の俺が格下に遅れを取るわけにはいかなかった。

 

 

 あの時に比べて俺は肉々しくなっていた。

 胸も挟んで扱けるくらいのボリュームで、ケツだって安産型。

 あの時に比べて俺は変わり果てていた。

 頭には羊みたいに巻いたツノが生えており、背中には羽根。ケツからは悪魔じみた尻尾が生えている。

 決して俺が望んだ体型ではない。

 格上の精液摂取によって、こうなってしまったのだ。

 腹には出産OKの淫紋も浮かんでいる。この姿を見て、アイツはどう思うだろうか? 

 

 でも俺にふさわしい番はどこにも居なかった。

 

 

「ゴブ助……お前は一体どこに行ってしまったんだ?」

 

 普段は動くのに邪魔だからと小さくしている翼を伸ばしを、空を駆ける。

 

 賑やかな集落には姿が見えず、山の上から想い人の姿を探すも見つからない。やがて意識を川の方へと切り替える。

 そこでようやく修練をしている一人の人間の姿が映り込む。

 いや、よくよく見れば人間ではない。

 筋肉質だが体の線は細く肌は緑色で耳は尖っていた。

 ゴブリンだ。

 でもどう見てもゴブリンではなかったが。ゴブリンの特徴が色濃く残っていた。

 

 拳を鋭く突き出し、構えた位置へと持っていく。

 それを飽きもせずに何度も。何度も。

 日が上がってから落ちるまで。

 あの日から、ずっと、ずっとそうやっていたのか、お前は。

 バカだなぁ、本当にバカだ。

 

 俺の教えた事だけを愚直に守り抜いた一匹のオスに、やはり俺の目に狂いはなかったのだと知る。

 

 俺は山の中腹に降り立ち、偶然を装ってその場所まで歩いて近づいた。

 それでもゴブ助は気づかぬふりをして修練を続けている。

 

「熱心に励んでいるんだな」

 

「……誰だ?」

 

「偶然、お前の姿が見えたんだ。邪魔する気はない。続けてくれ」

 

「言われずともそうするさ」

 

「では俺はそれを見ていよう」

 

「好きにしろ」

 

 

 言われた通り好きにする。

 久しぶりの姿に、向こうは俺だと気付いてない様子だ。

 俺はクイーンの力を得て、色々と変わった。変わり過ぎてしまったから。

 もしかしてもう抱いてくれないのかもしれないと、そう思っていた。

 だから、せめてその姿をこの瞳に焼き付けておきたかった。

 まだ振られた訳じゃないと心の中では弁明しつつも、もしそうだと思ったら嫌だなって結構ショックを受けている。

 世間的に見ればただのゴブリンは雑魚だ。最弱で、下から数えた方が早いモンスター。

 でも、それでも俺の決意は固かった。

 

 

「物好きな奴だ。本当にそうやってずっとそこに居るつもりか?」

 

「悪いか?」

 

 

 不意に頭上から声をかけられる。

 いつの間に背後に? 

 意識こそ乖離してたが、目はずっとその場所を追いかけ続けていた。

 なのにその姿を追いきれない。

 動揺しないわけがない。 

 だがそれを一切表に出さずに言葉を返す。

 

 

「いいや。好きにしろと言ったのは俺だ。それと──お帰り、また君に会えるとは思わなかった」

 

「……今なんて?」

 

「だからお帰りと。そう言った」

 

「覚えて……くれていたのか?」

 

「忘れるものか。俺が初めて恋をしたメスだ。同時に失恋をした相手でもある。少し姿は変わってしまったが、元気でやれている様で嬉しい。それで、今日は何をしにここへ?」

 

「もちろん、お前との子を成すため」

 

「帰ってくれ。今はそんな冗談を聞く気にはなれない」

 

「冗談? 俺がお前に冗談を言うと?」

 

「冗談でなければ何だと言うんだ。俺も、お前も、役目がある。あの頃ならばそれでもよかった。でも俺は……あの時お前を守れなかった。奪われていくのを指を咥えて見ていることしかできなかった。そんな弱者の子を成す。お前にその意味が本当にわかっているのか?」

 

 

 ああ、ゴブ助はずっとその事を気に病んでいたのか。

 俺と同じだ。だからこそ理解ができる。

 こう言う時に、その時守れなかったやつからの温情は一番堪えるからな。

 だから俺はその場で拳を握り、構えをとった。

 

 

「ならば力づくで奪い取るのみだ」

 

「本気か? 今更こんな死に損ないに執着する理由は何だ?」

 

「分からないか?」

 

「生憎と生まれつき頭が悪くてな」

 

「ならば拳で語り合おう。それが俺たちのスタイルだ。だろ?」

 

「確かにそうだ。いや、そうだったな。俺はそんなことも忘れてしまっていたのか」

 

「そうだぞ? だから、俺が思い出させてやる!」

 

 拳を握り、それをゴブ助の顔のすぐ横を貫く。

 すぐ後ろで暴力的な破壊力が顕現する。

 あの時は気をなぎ倒すだけで精一杯。

 でも、今の俺ならば数百メートル先の景色を消し飛ばすくらい造作もなかった。

 

「あの頃と違うと言うのはこういうことか。見た目が変わっただけで弱くなったと、そう思っていたが考えを改める必要がありそうだ」

 

 

 ゴブ助からさっきまでの砕けた表情が消えた。

 そこにあるのは一匹の覚悟を決めたオスの表情。

 同時に姿を、気配さえも霞と消える。

 完全気配遮断の領域。全神経を周囲に張り巡らせても捉えることのできない存在。

 お前はどれだけの高みに上り詰めたんだ。

 嬉しくなると同時に、背筋がぞくりと冷え上がった。

 

 

「──せめてこれを受けて、死んでくれるなよ?」

 

 血管が浮き出るほど握りしめた拳が腹部に突き刺さる。

 防御が間に合わずに俺は体をくの字に曲げて数メートル先まで吹っ飛ばされた。

 一切容赦のない一撃に、相手が本気であると痛感する。だが同時にその場所への攻撃に腹を立てた。

 

「テメェ! メスの腹を殴るとは何事だ! 子を孕む大事な場所だぞ!?」

 

「おぉ、相変わらずタフだな。それでこそだ」

 

「それでこそじゃねーよ、バーカ! あったまきた。本気でぶん殴る!」

 

 

 再び構えを取るゴブ助。

 どこか嬉しそうにその表情を綻ばせる。

 それはずっと一人で修練を重ねていた自分の力が、相手に通用するのが嬉しくて仕方がないのだと言う顔だ。

 その気持ちはわかる。分かるんだ。

 俺もずっとそうだったから。

 だから俺の浮ついた気持ちを取り払うことにした。

 今は好敵手の出現に胸を踊らせようと。

 そう思って拳を合わせた。

 

 

 それから三日三晩、拳を付き合わせた。

 やがて我を忘れて本気で打ち合った。

 決着が付かぬまま、俺たちは河原で寝そべって一緒に星空を見上げていた。肩で息をしながら、ゆっくりと肺に空気を染み渡らせる。

 

 

「ゴブ助……お前強くなったなぁ」

 

「ゴブ助って何だ?」

 

 ゴブ助はゴブ助だろ。そう思いながらも、そう言えば俺が勝手にそう言ってるだけだと思い出す。

 

「ん? ああ……お前の名前だ。嫌だったか?」

 

「嫌だ」

 

 ゴブ助の返事は真っ向からの全否定だった。

 

「ははは、そう言わないで受け取ってくれよ」

 

「俺にだって選り好みはある。それに──」

 

「それに?」

 

「すごい弱そうな名だ」

 

「まぁ、そうだな。俺がその名前をお前につけた時、お前は実際弱かったから」

 

「今はどうだ?」

 

 

 やたらしたり顔でそう問いかけるゴブ助。

 ゴブ助のくせに生意気だぞ。ちょっとかっこいいじゃんて思っちゃったじゃないか。お腹の奥ががキュンとしちゃったじゃないか。

 

 

「確かに、今のお前には似合わないな」

 

「だろう?」

 

 

 どちらともなく目を交錯させ、体を寄せる。顔を付き合わせながら唇を交差させる。口の中に舌を這わせ、唾液を送り込む。

 

 

「んちゅ、ちゅ。あむ、ちゅる」

 

 

 乾いた喉に、染み渡る唾液。

 いつしか抱き合いながら、お互いの肉体を抱きしめ合っていた。

 キスだけを飽きずに数十分。

 互いにそうしていたのは、きっと言葉では言い表せぬ想いや感情がいくつもあったから。それをキスで代弁した。したつもりでいた。

 

 唾液の橋を垂らし、互いに憂いに満ちた瞳を送り合う。

 そんな最中、ゴブ助の方から口を開いた。

 

 

「お帰り、シャーレ」

 

「シャーレ?」

 

「お前の名だ。キングである俺は、メスを娶る時に命名権を得る。俺はあの日、その名を君に贈ろうとしていた」

 

「シャーレ……」

 

 

 嬉しい。すごく嬉しい。

 シャーレ。俺は今日からシャーレだ。ふふふふふ。

 

 

「気に入ってくれたか?」

 

「ああ、気に入った」

 

「そうか。それは良かった」

 

「それと、今それを言うってことはOKてことでいいんだよな?」

 

「無論、俺にとっては願ったり叶ったりだ。それに君こそ俺なんかでいいのか? 最弱種族の子を身籠もるなんて一生を棒に振る愚かな行為だぞ?」

 

「それこそ今更だろ? 俺……あの時の続きをずっと待ってたんだからな?」

 

「では再演と行こうか」

 

「でもその前に、喉乾いちゃった。先に一杯だけいいか?」

 

 俺は指で輪っかを作ると、それを上下に動かした。

 それを見ながらゴブ助は呆れたように笑う。

 ああ、止まっていた時間が動き出した気分だ。

 

 

「ぬろ、れろ、ちゅう。ぺろ、れろ、んちゅぅ」

 

 

 数年間使われていなかったであろう、年季の入った慣れ親しんだチンポに舌を這わせる。腫れ物を扱う様に、指で大切に扱いながら、チンカスを丹念に舐め取る。それをもごもごと口の中に入れては唾液と一緒に飲み込む。

 それを丹念に繰り返して、綺麗にしてやる。

 

 

「ふふ、どうだ。綺麗にしてやったぞ?」

 

「凄いしゃぶりつき様だな。格上チンポはお前には高価過ぎたか?」

 

「あむ、じゅぷ、にゅぷ、れろ。んぶ」

 

「ああ、無理して喋る必要はない。そうだ──今はゆっくりチンポに集中してくれればいい。俺が勝手に喋るから……ぅあ……く、吸われる」

 

 

 相変わらず早漏なのは治ってない様だ。

 手の指で扱き上げながら、顔を揺らしてやれば直ぐに濃厚な種汁を俺の胃袋に直接流し込んでくれた。

 んふふ。ちょっと薄いけど美味しい。

 口の中に玉袋も入れて、入念にマッサージもしてやる。

 もごもごと口の中で転がし、気持ちよさそうに第二射。

 やっぱり早い。

 俺はそのまま口で5回ほど熱々のミルクを堪能しながら、んべっと舌を見せつけた。

 下の上には注がれたばかりの白濁汁がまだ残っている状態。

 オスはこういうことをされると喜ぶらしいからな。

 

 十分チンポに力がみなぎったのを確認し、今度はボリュームのついた胸でそれを挟み込んでやった。

 口の中から唾液と精液の混合物を垂らし、潤滑液とする。

 

 

「んふふ。あの時では出来なかった技だ。気持ちーだろ? これでもパイズリの名手だなんて呼ばれてるんだぜ?」

 

「んん゛っ……ぐっあぁ……これはやばいな。こんなにも柔らかく包まれることなんてなかったので、ぐく……うぁ……」

 

「無理しなくていいんだぜ? ビューッと出しちゃえよ。俺もそれを望んでるから」

 

「あぁ……出る、出すぞ! 受け止めろ、シャーレ!!」

 

 

 ──ビュル、ボビュッ、ビュブルルルル、ビュルルルッ! 

 

 うわ、スッゲェ出る。

 相変わらず早漏だけど、すげぇタフだ。

 それがゴブ助の良いところだよな。

 

 噴水のごとく吹き出たザーメンを顔で受け止める。

 胸から顔にかけて精液まみれで、俺は発情状態になっていた。

 思わず自分の秘所へと伸びる指。

 じとりと濡れた入り口はすでに熱ぼったく腫れ上がっており、我慢できない様に肉棒が入り込むことを切に願っていた。

 淫紋は怪しく輝き、受け入れた種で孕むべくすでに卵を子宮内に滾らせている。

 俺、今日ここでゴブ助の子を身籠るんだ。

 それが嬉しくて仕方がない。

 精液の臭いで頭をクラクラさせながら、動かす指が次第に早くなっていく。

 

 

「ふぅ、気持ちよかったよ。ありがとうシャーレ。君とつがいになれて嬉しいのか、今日はたくさん出してしまった。俺からの祝砲を喜んでくれたかな?」

 

「うん。おいひい。もっと欲しい」

 

「なら下の口にも沢山味あわせてあげないとな」

 

 

 ぺちゃり、ぺちゃりとゴブ助の舌が俺の入口へと当てられる。

 普通、オスがこの様なことをしてくれない。

 前世の知識では、そう言う情報こそあったが、そこには性器以外が出入りすることはないのだと、コボルドに捕らえられて以降、身を以て知らされた。

 だからこの様に美味しそうに愛液を舐めとるゴブ助を前に、ようやく帰ってきたんだと言う心地に至れた。

 

 

「あ……ん♡ いいよ。そこ、いい」

 

 

 長く先っぽの尖ったザラリと舌が俺の膣内を出入りする。

 肉々しいチンポとは違う、浅い中層がこれでもかと子宮にこもる熱を高ぶらせる。

 

 数年ぶりの愛撫に腰を浮かせながら、達する。

 この様に幸せな気持ちで達せたのはいつぶりだろうか? 

 こんな感情は忘れて久しい。

 

 

「相変わらずスケべな形をしているまんこだ。格上のチンポの形を覚えさせられてガバガバになっていないか心配だったが、締まりはあの時のまま新品同様だ」

 

「おうよ、いつでもお前の粗チンをしごいてやれる様に磨きをかけてきたからな」

 

「ふん、すぐにそんな減らず口を叩けなくしてやるから覚悟してろよ?」

 

「ふふ、楽しみにしてる」

 

 

 ゴブ助はややご立腹だった様だ。

 そりゃそうだろう。一族の中では一番立派なチンポをバカにされれば誰だって傷つく。でも、最初に俺のまんこがガバガバだなんて悪口言ったのはそっちだからな? 

 それ、すごい傷つくんだからな。

 ほんと、メスの気持ちのわからないオスだぜ。

 でも、その後の言葉で直ぐに気分は良くなった。

 減らず口を叩けなくしてやるって。そう言ってくれた。

 それってあれだよな? あの時みたいに気持ちのいいセックスをしてくれるって、そういう意味で受け止めていいんだよな? 

 他のオスでは感じられない絶頂を、一緒に超えてくれるって、そう受け取っていいんだよな? 

 期待してるぞ。いっぱい、いっぱい期待しちゃうからな? 

 

 




アンケートの結果、100件以上の読者様より続けても問題なしと決を頂けたので、このまま最後まで書いていこうと思います。
投票ありがとうございました。

次話はもう少しお待ちください。

感想で指摘を受けたんですけど、この作品を消すかどうかで迷ってます。続けるべきか、潔く消すべきかの決が欲しいです。

  • 続けても良い
  • 続けるべきではない
  • 消すのは完結させてからでも良いのでは?
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