イントと初めて
その次は、
蟲を掴んで
そして今も、繋がっている事実を想うだけで身体は熱くなり、心は
身体の相性とセックスの相性はすでに確認済みだ。
ならば次に確認するのは、
立ち上がったラケルが向かう先は、ベッドではなく
ラケルには
女心と秋の空……そうは言っても気分とは季節に関係なく変わるものだ。
パンツとスカートと、カークの外出──。
間男……それも人外の存在であるイントとセックスをするには、オナニー以上に人目を避ける必要がある。昨晩のように誰もが寝静まる深夜帯に
その答えがオナニー。
女性のするオナニーとは、なにも指やディルドを使うだけではない。
それがテーブルの角だろうが秘部に押し当てたり、擦ることができるなら手段となり得る。
使うものがディルドでは言い訳はできないだろう。
避妊の意味を
手を使うなら、今度はイントの存在が邪魔となってしまう。
イントと繋がったままでは、せいぜい胸を弄るくらいしかできないだろう。
それならば、繋がったまま満足のいく
そこでラケルはテーブルの角に目をつけた。
秘部を擦ったり押し付ける程度なら、
少々苦しくもあるが、ごまかしも通用するだろう。
何よりも、いま自分に
先ほどラケル自身の口からもれ出たように、もっと深く、もっと奥まで繋がったら
「足りない……足りないよぉ♥」
彼女は再びスカートをめくり、片手はテーブルについた。
屈強な蟲の躰は
「きっ……たぁ♥」
ラケルの
人間のモノによく似た、しかし先端の尖った
人間の男
外ではイントとラケルの身体が繋がり、中ではチンポと子宮口が繋がる。
──これこそがラケルが求めていたものだ。
ただ挿入し直しただけでは、チンポは子宮口には届かない。
この蟲は刺激してやればやるほど、想えば想うほど近づこうと尽力してくれるのだ。
こちらが歩み寄れば寄るほど、あちらも歩み寄ってくれる。
期待と気持ちに応えてくれるのだ。ならば背中などいくらでも押してやるというものだ。
「これぇ……好きぃ……♥」
出会うべくして出会ったふたりの距離はさらに縮まっていく。
ラケルは角に当てたまま、ぐりぐりとさらにこれまで以上に股を押し付けた。
子宮を擦りつけられ、身体の奥底を突き上げる亀頭の感触。
それがとてもたまらなく、もっともっととせがむ。
すっかり
幼体を送り出す輸蟲管であり、細長い円錐のように先の尖ったチンポは、ある種の
蟲の躰全体を含めると釘にも近い。であれば女に打ち込まれるのは当然の帰結だ。
ラケルの
成蟲であるイントもラケルの
建付けは確りと確認しなければ落ち着かない。
背を押す度、押される度、ラケルの奥へ奥へとチンポが打ち込まれる。
それは少しずつ、少しずつラケルの内側を掘り進む。
「気持ちっ♥ いい♥ いいよ♥ いいよぉ♥」
人間相手では決して辿り着けないその先へとラケルは進む。蟲を進ませる。
膣を締め付けチンポをしゃぶり尽くしながらも、蟲の背を突いては急かし、先をせがむ。
元より
人外のものとはいえ《チンポ》であると呼称できる、異形の
釘は打ち込む際、真っ直ぐに入れられるように、先に
釘をチンポとするなら、下穴である膣は初めから
このチンポは、このメスに挿入される
釘のようなこのチンポは同時に
そして、
「オ゛ッ♥♥」
しかし、回避は不可能だった。する気はかけらもなかった。
それが
息も動きも止まり、その膣で、その子宮口でチンポを締め付けながら、押し寄せる
未知の快楽──初めてのことにラケルの意識が白く跳んだ。
奇声は飛び出しても、身体が崩れ落ちなかったのは奇跡といえよう。
「は……あ……はぁ……、な……に、これぇ……♥」
オナニーの相性は、先日のセックス以上だった。
結合部の僅かな隙間から愛液が溢れ、ぼたぼたと滴り落ちる。
パンツの吸水力では対応しきれないほどの歓喜がラケルの身体中を駆け巡っていた。
「だめ♥ これ、以上はっ♥ バカになっちゃ♥ あぅッ!?」
それこそ、恐怖を覚えるほどに。
怖くなったラケルは、愚かにもチンポを引き抜いてしまった。
繰り返しになるが、チンポは子宮口を通り抜けた。
そしてチンポというからには、カリ首という
その
つまり身体の奥の奥に食い込んだ
ぎゅうぎゅうに咥え込んでいた子宮口を内側から抉るようにして、引き抜いてみせた。
引き抜くために、
子宮口を引っ掻いた弾みで一層締まった膣内から、勢いのままチンポが引きずり出された。
快楽に
「──かはっ♥」
今度こそラケルは耐え切れなかった。
2歩3歩と後ずさると尻餅をつき、そのまま後ろに倒れた。
片手には蟲──イントが握られており、パンツは引き抜く際に横にずらしたままの形で止まっている。
扉の戸は閉めたとはいえ、このままでは悪い方向に事が進んでしまうのは誰がどう考えても明白だ。
しかし、今日はありとあらゆるものが
快楽に溺れて身動きの取れない
少し前にテーブルの上で駄々をこねていたとは思えないほど的確に、合理的に。
イントはラケルの手から逃れると、床を這って彼女の
目指すは、被さったミニスカートにより
在るべき場所へと戻るべく、いくつもの脚を動かして。
スカートの僅かな隙間から、隠された
風もないのに揺れ動くスカートは、見る者が見れば恐怖を覚えたかもしれない。
──これはまずい。
このままでは収まるべき場所へ収まることが出来ないと、閉め出されると本能で察したイントは、その間にすかさず割り込む。
間一髪……ラケルの秘裂の前に滑り込んだイントの躰の上を、パンツの生地がさらに滑った。
ダンゴムシやワラジムシにも似た、その半球状の躰はパンツに真っ向から抗うのではなく、力をうまく受け流していた。
これぞ天命と云わずして、なんと云うべきか。
閉め出すもなにも、快楽に溺れた彼女は
しかし、いまのラケルは
そんな
服の中へと蟲が潜り込む。それだけでは、ありふれた
だがそれがパンツの中であり、無理やり潜り込んだのではなく後から
ラケルは
──どうあがこうが、もはや逃れられはしない。
──あらゆる
単純に幸運が重なっただけではない。
──重なり合う
衣服の下、それも
──
もう離れることがないように。
──パンツの
パンツの
──
傍から見たら、ひとり女が床に倒れているだけだ。
パンツもミニスカートも蟲の存在を主張しなければ、主張させない。
服の上からでは、まったく目立たない。
誰にも
甘い果実は