・描写の加筆修正、蛇足と詳細の追加。改装途中(2025/9/24)。
遺跡荒らしのノアが廃墟の地下水路を後にした、わずか10分後。
今度は
そう、橋が落ちたあの水路にだ。
水面に反射した赤紫色の両眼は、獲物を探す肉食獣のそれを想い起こさせる。
「……まだ
彼女の名は《マーシャ》。彼女もまた遺跡荒らしである。
それもバリバリの《武闘派》という装飾の付く。
白いミニチャイナドレス
その手には全長60cmもの短い槍が握られている。
槍術と棒術、そして体術を用いる
そんな彼女の目的は──
「いろんな場所や敵を見てきたけど……うん、やっぱりここだね」
──
落ちた橋の前を通り過ぎ、水路内へと向かって降る小階段の前まで来ると、その
持ち慣れた槍を地面に置き、防具を兼ねたサイハイブーツを脱いでその隣に並べる。
パンツを脱ぐときも水面から目をそらさない。
彼女が全裸になる必要はない。服装はミニチャイナ。
下さえ脱げばあとは、
どんな男だろうが獣に変えてしまう
だが、彼女の向かう先は男のもとではない。
マーシャは階段を降りきることなく、水に浸かる段数に腰を下ろした。
そして恥ずかしげもなく股を広げ、左手の指で割れ目を開く。
不衛生な
処女膜の隙間から膣内へと少量の汚水が流れ込むが、マーシャの顔に嫌悪や苦痛の色はない。
当然の行ないであるかのように、堂々とその時を待っている。
「……あっ! やっときた……!」
マーシャが待つオス、それは
水路の中を泳いでいたニワトリの卵ほどもある巨大な精子──精子に見える寄生蟲──は、吸い寄せられるかのように一直線に彼女の膣口へと突っ込んだ。
「……ッ、……」
処女喪失の痛みに一瞬、顔を強張らせるが、すぐにまた淫らな顔付きへと戻る。
精子がその頭部をぐりぐりと力いっぱい押し付けて
人生に一度だけの体験を見逃すわけにはいかないのだ。
じわじわと巨大な精子を呑み込んでいく
じりじりと
その目に必死に焼き付ける。
そうしてしばらくの間、巨大精子の奮闘を眺めていたマーシャだったが、少し手助けしてやることにした。このまま眺めていても──時間をかけて寄生されるのも──いいが、早くひとつになりたいという気持ちが抑えきれなかったようだ。
「
元々指で軽く開いていた膣口を巨大精子の侵攻に合わせてさらに広げると、巨大精子が
じりじりじわじわと進んでいたものが、ずぶずぶと目に見えて侵入していき、最後には卵状の頭部が中程──特に太い部分──を超えて侵入すると同時に、ずるんっ……と一気に呑み込まれて消えた。
膣口から伸びる
「あはっ! ピチピチと振り回して必死すぎ♡ ……うん、そう……全部
マーシャの視線が見比べるように下腹部と尻尾の間で揺れるが、尻尾が短くなっていくにつれて、視線は尻尾に固定されていく。
精子の尾が自らの
──尻尾を掴んで引きずり出せば、まだ引き返せると分かっている。
まだ引き返せるが、もう引き返せないに変わっていく。この瞬間がたまらなく
──
尻尾の先端が自らの
──これで取り返しのつかない事態になった。
膣口から先にはもう何も残っていない。
あとには波紋のひとつも浮かばない、静かな水面が広がっているだけだ。
波紋を作り出せるものは無事、彼女の
マーシャの
寄生さ
「──ごちそうさま♡」
マーシャはすべてを見届けると、立ち上がって水辺から離れた。
水に濡れることも構わず、すぐにパンツを穿いた。
続けて革製のオーバーパンツも重ねて穿く。
手も足もない精子では、パンツという簡易だがしかし絶対の封印は破れないだろう。
彼女はこの巨大精子の習性を
だから、
「処女まで
巨大精子が割れ目の中から簡単に出て行かないことも知っている。
知っていてなお、絶対に逃がさないと意思表示をした。
すべてを受け入れたうえで、受け入れた。
「私の中に囚われてね?」
女の子にとって一番大事な場所
本来ならばまだ見ぬ我が子のために使う場所を、精子を模した蟲なんかのために差し出した。
もう見た蟲を、もう見えぬ蟲へと変えるためだけに。
……
──膣に閉じ込められた精子が、子宮の中へと這い上がってくることも。
「赤ちゃん部屋で飼ってほしいんでしょ? ほ~らっ、がんばれ♡ がんばれ♡」
想定外の事象といえば、あれだけ
事前知識どおりなら、それほど間を置かずに子宮内に転がり込んでいるはずだ。
焦れたマーシャが下腹部をさすって
なんとかして子宮口を通り抜けようと、
「まだ……なのっ? アタシもがんばるから……がんばって!」
子宮口へと巨大精子の頭が執拗にこすり付けられる快感を食いしばって耐えながら。
クパクパとしゃぶりつくように、何かの助けを求めるようにわずかに
「んっ♡ ああっ♡
またしても、ずるんっ……と。
巨大精子は転がり込んだ。
望むがままに、望まれるがままに。
初めての共同作業は、いま成された。
最大の難関を越えた精子の
最後の大仕事を成し遂げるための
彼女の子宮内を
子宮に注がれる媚毒の量に反比例して、精子の体積は小さくなっていく。
尻尾からも何かを取り出しているのか、ビクンビクンと断続的に跳ねる尾が膣壁を叩いた。
「んふふっ……♥ 嬉しい? アタシも嬉しいよ♥ ずっと処女を捧げる相手を探してたから……」
マーシャはすべてを知っている。
今日で
明日からは新しい
未来の自分へと、ニヤニヤとイヤらしい
媚毒が充分に溜まると、巨大精子は尻尾を子宮の中へと引き込んだ。
尻尾が通ったあとの子宮口には
「んひっ♥ この感じ、
マーシャは印と言ったが、精子にとって子宮は貴重な苗床であると同時に快適な
より住みやすいように改築を行なうのは、
ザコ精子はザコ精子らしく、安全な
外敵への備えは
「あっ……♥ そっか、ザコ精子を
倒錯に倒錯を重ねた未来の自分の姿に、マーシャの興奮は留まることを知らない。
考えれば考えるほど、状況確認すればするほど自分のどうしようもなさが浮き彫りになっていく。
そんな彼女に呼応するように、大きくサイズを落とした、しかしそれでもまだ巨大と云える精子は、白い液体の中をびちゃびちゃと音を立てながら泳ぎつつも、時おり跳ねては子宮壁にぶつかり、その存在と喜び様を主張していた。
──このすばらしい
この日、