・3匹目の取り込み描写を削除(2024/9/4)。
アリサは悩んでいた。
「相談しに行くべきか行かないべきか。でもスライムなんかに
スライムは強敵だがザコも多い。従って世間ではスライム
そして
アリサは《
そんな
先日、彼女が戦ったスライムは決してザコなんかではない。
並みの戦士では誰であろうとも敗北していただろう。
対峙したスライムは、それは大海のようだった。
巨大なスライムはアリサの身体を簡単に呑み込み、
それはプールに溜められた水に挑むようなもの。人が敵うはずがない。
人では水には勝てない。人と水では勝負にすらならないのだから。
ただ単に、最悪の相性だっただけだ。
では、そんな相手から彼女はどうやって逃げ切れたのか。
アリサは
しかし、真の意味では
「でも身体の中から早く追い出したいし……」
人を丸々呑み込んでしまうほどに大きく育った、巨大なスライム。
その制御核は、アリサの身体を新たな拠り所とした。
制御核と云っても、それ
それ
身近なものでたとえるなら精子が最も適切だろうか。
精子は単体では目視できないが、精
そう、アリサが敗北したスライムの中には、おぞましいまでの精液が漂っていた。
推定60リットルもの精液、
そのすべてがアリサの卵巣へと濃縮して注がれた。
アリサの卵巣は、スライムの
「あーっ、もーっ! イライラするっ!」
ザコに敗北したという屈辱。
それらの事柄がアリサの心を荒立てる。
「──ん?」
そんな彼女の足元に、先日と同種のスライムが現れた。
だが、その大きさは比べ物にならない。
このスライムの体積は、ニワトリの卵の白身ほどしかない。
制御核の量も、成人男性の射精1回分程度だ。
アリサの表情が、不機嫌なそれから養豚場のブタへと向けるそれに変わる。
「……へぇ~? ふーん? ──はっ! せいっ!」
アリサの右足がスライムの真横スレスレを踏みつける。
間を置かずして左足も同じように。
「殺すと思った? ……ザコにあたるほど落ちぶれてないわよ」
続けてアリサの
宣言通り、今度は何にも当たっていない。寸止めだ。
「ハァ……。お腹の中から追い出さなきゃいけないのはわかってるのに。……ホントどうしよ」
その体勢のまま左手を頬にあて、ため息をつく。
スライムの真上でM字開脚したまま、アリサは
──まるで
「
スライムの粘液がパンツの
スライムの一部が取り付いても冷たいと感じるだけで、何の疑問も抱かない。
ミニスカートで作られた即席のテントの中、地面とパンツの間に立てられた粘液体の柱の中を制御核が上る。
精液のような制御核は当然のようにパンツをすり抜けて、アリサの膣口へと飲み込まれた。
そして制御核を
「……あっちにも居るし」
アリサは
足先が触れそうになるまで距離が近づくと、スライムは自分も中に入れさせろと言いたげにアリサの足に纏わり付いて上へ上へと登り始めた。
「──っ! 気持ち悪いッ!! 気安く登ってこないでよ!」
足を登るスライムを、アリサは
嫌悪感を隠さない心底嫌そうな顔でスライムを睨みつけた。
「ハァ、まったく。冗談じゃないわ」
それこそ何の冗談か、アリサは鼻をならすとスカートの中へと手を運んだ。
……スライムが
左手にはスライムが
右手はミニスカートを濡らさないように
その動作はとても自然だった。手で
もっとも、飲むのは下の口でだが。
「……」
スライムの
2杯目の
頑なにパンツを脱ごうとしないのは、必要なものだけを取り込むためだろうか。
それとも、スライムで
アリサは至って
「うわ、また出た! なんでこんなに居るのっ!? あっちにいきなさいよ!」
そして現れる3匹目の
……スライムを嫌悪しながらスライムを取り込むという、不可解なこの一連の言動。
べつに彼女の気が狂ったからというわけではないが、正常とも云えない。
アリサという存在は、スライムに
卵巣サイズにまで濃縮された制御核の元々の大きさ・量は、液体換算で約60リットル。
それだけの量であれば意識に影響を及ぼしても不思議ではない。
それだけの規模のスライムが彼女の身体に混入している。
だが、それ程までの量をもってしてもアリサを征服するには足りていない。
足りないからこそ、微々たる量であっても注ぎ足しているのだ。
アリサの心と身体を操って。
自我を残したまま操られるとは、ある意味では肉体を奪われるよりも悲惨だろう。
疑問も覚えずに、精子のようなスライムを
たとえ新たな個体を産み出すという
スライムは《アリサ》という器を全力で乗っ取ろうとしている。
ひとつの個体として完成するために。
アリサが適切な処置を受けるのが先か。
それとも完全に
時間は、そう残されてはいない。