「ジャンヌさん。呼び出された理由は分かりますね?」
「わかんない」
ある自由行動日。ジャンヌは上級生のモニカに呼び出されていた。
ここ、フェンシング部は部長兼風紀委員であるモニカの庭だ。
人目を避けるには、
試合用スペースも併設された広い部室には、彼女達ふたり以外の姿はない。
そのふたりは椅子に座り、大きな机を挟んで向かい合っている。
「ふぅ……いいですか、ジャンヌさん。最近のあなたの行ないは目に余ります。弱い者イジメをして楽しいんですか? 備品の損壊もありますね」
モニカはトレードマークである大きなリボンとポニーテールを軽く揺らして、手元の書類──最近のジャンヌの素行について──を読み上げてみせた。
べつにジャンヌは弱い者イジメなどしていない。
訓練や試合に残る甘えを捨て去っただけだ。
情けをかけなくなっただけ。ただそれだけ。
旅は道連れ世は情け……そうは言っても戦場で情けを持っては命取りとなる。
人としては間違っていても、兵士としては間違ってはいない。
備品の損壊についても同様だ。実戦では武器破壊の可能性もある。
少々強引ではあるが、それも訓練の一環なのだと言えてしまう。
そうとも、ジャンヌの戦い方は
武器や防具……装備を破損させることで敵戦力を一息に
体術は必修科目ではない。ほとんどの生徒は武器を失えば無力となる。
むしろ女学生達の弱点を浮き彫りにしたことは褒められて
命を失う前に、備品を失うだけで済んだのだから。
しかし、誰もがその事実に気付くことなくジャンヌを
ジャンヌはそれだけの事を仕出かしたのだと。
試合としては間違っている。それは確かだ。
だが殺し合いとしては正解だ。それも確かだ。
実戦では
交渉は人間相手でも難しければ、モンスターには通じもしない。
ジャンヌは行動でそれを示しただけだ。その先駆けをしただけだ。それなのに……。
道理を説くモニカを前にして、そんな
──
──そのでかい胸に、考える
「……実戦で同じこと言えるの? 所詮、この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ。命まで取らなかっただけ
「えっ……」
先んじて魔物を知った
──
「剣が壊された。じゃあ新しいの取ってくるからそれまで待ってて、って言ってみなよ」
ジャンヌは立ち上がると剣を抜いた。
──
校内で帯剣を許されているのは、刃を潰した訓練用の剣だけだ。
だが
そんなもので殴りかかられては
「……体罰はやりたくなかったのですが、仕方ないですね」
2歳下の後輩の発した、かわいくない挑発にモニカも細剣を抜いて応えた。
──言って聞かないなら、ちからで
モニカが得意とする刺突用の剣も訓練用のものだ。
先端は潰してあり貫けこそしないものの、殺傷力は依然として備わっている。
突きは力が一点に集中する。力の入れ方次第では不幸な事故も起こり得る。
だからモニカ達は
手加減をしないジャンヌは、だから
「ハンデをあげます。先手はどうぞ。──さっ、かかってきなさい」
試合用に広く取られたスペースへと移動すると、モニカは細剣を構えた。
モデル体形であるモニカは当然のように長身だ。
女子平均のジャンヌとモニカでは身長差に開きがある。
……立ち合っただけで、もう
ジャンヌは物理的にも精神的にも見下された。
「……むかつき!」
反吐が出るような甘いことを抜かすだけでなく、あくまでも
くわえて挑発したつもりが、挑発し返されたこともジャンヌを怒らせた。
ハンデをくれるというならもらってやる。過程よりも結果がすべてだ。勝ちは勝ちだ。
歴史とは勝者が作るものだ。
ジャンヌが最も得意とする戦法──初手、武器破壊。
それは13歳が放つにしては恐ろしいまでに研ぎ澄まされた剣速。
それに当たればただでは済ませない速度の乗った重撃。
それが纏うは剥き出しの殺意。
とてもわかりやすい素直な一撃を、モニカは軽く後方に跳ぶことで難なく回避した。
「ふーん、やるじゃん?」
「……殺す気ですか?」
「あっれぇ~? ビビった?」
「まさか。今度はこちらからいきますよ。──覚悟なさい」
それからの試合展開は一方的なものだった。
譲った先手は、本当にハンデだった。
武器種の相性差もあっただろう。
本気を出したモニカに、ジャンヌは手も足も出せなかった。
ジャンヌが攻撃しようと思えば、モニカは執拗に手元を狙って妨害した。
距離を取って仕切り直そうにも一緒になって跳んでくる。
モニカは得意とする間合いを常に維持し続けた。
──そろそろ刈るか。
「実力の差は分かりましたね? ──ではこれでおしまいです」
「あっ……!」
続いていた
ともすれば大怪我を負うこともあり得た体罰は、
モニカが武器だけをうまく突いて落としたのだ。
ジャンヌは『ありえない』といった表情で
対してモニカは哀れみの表情を浮かべていた。
何がそこまで彼女を──ジャンヌを追い立てたのか。
呆然と立ち尽くすジャンヌの身体を、モニカは優しく抱きしめた。
「そんな事をしなくても強くなれるのですよ」
「……」
ジャンヌもモニカの背中に腕を回して抱きついた。
──自分よりも強いなんて、ありえない。
実をいうと、ジャンヌも好き好んで
──
いや、少しは本心……
──見つけた。見つかった。見つけてしまった。見た。居た。
それもすべては
──強い
──欲しい。よこせ。奪え。掠め取れ。渡せ。
共にあるためには、他者より強いことを証明し続けなければならない。
──逃がさない。逃がすものか。これでもう逃げられない。
ジャンヌの思考を、
──この
──早く。早く。早く。早く。早く。急げ。早く。早く。速く。今すぐに。
ジャンヌは後ろ手に、モニカのパンツへと手を伸ばしていた。
寄生蟲に操られるがままに。ご主人様の意のままに。
「……本当に仕方のない子」
モニカは困惑した。先ほどまで殺伐としていたのに、なぜいきなり桃色に染まるのか。
これが俗に云う『仲直りエッチ』展開なのだろうか、と。
モニカは考えた。確かに、お仕置きの時間は終わった。
ならば先輩として、心も体も優しく慰めてやるべきではある。
かわいい後輩に胸を貸すのはやぶさかでもない。
据え膳食わぬは何の恥。隠れレズであるモニカに断る理由はない。
モニカは15歳。食べごろだ。蟲も喜んで巣食うだろう。
胸だけとは云わず、その
ジャンヌはモニカのパンツを横にずらすと、自分のパンツも同じように横へずらした。
一度通ったっきりのジャンヌの幼い産道から這い出ようと、寄生蟲は身をくねらせた。
そんなジャンヌの頭を、モニカはよしよしとなでていた。
(これは……ディルドの感触? こんな子がそんな物を持ち歩いていたの? これで攻めて……ほしいの?)
ジャンヌの割れ目から触手のような寄生蟲が
抱き合っているせいで、その正体をつかめないモニカはディルドだと見当をつけた。そう勘違いした。
寄生蟲の長い身体がズブズブと
モニカは好きなようにさせていた。
モニカは双頭ディルドというものを知っている。
過去に別の女の子と、よがりあった経験もある。
だから見えない
彼女はもっと疑問に思うべきだった。
自分よりも歳の若い女の子がディルドを持っていることを、どのようにしてそれを手にしたのかを。
自分がそれを手にしたときは
パンツをずらした後、ジャンヌは再び両手で抱きついてきたのに、どのようにしてそれを手にしているのかを。
……彼女はもっと疑問に思うべきだった。
「ひゃんっ」
モニカの
ジャンヌで予習済みの寄生蟲は、モニカの子宮口の場所をピタリと探り押し当てた。
「あっ♡ あっあっ♡」
モニカは女同士、異物で──ディルドで経験は済ませている。
子宮口を攻める蟲の動きを、モニカはしっかりと感じ取っていた。
子宮口を攻める蟲の動きに、モニカは感じて始めていた。
ほじるような攻めは、モニカには初めてだ。
モニカの子宮に
「ひっ──」
寄生蟲の頭が、モニカの子宮口を貫いた。
あまりの恐怖と快感に、モニカはジャンヌを強く抱きしめて耐えた。
あくまでディルドだと思っているものが
若干の痛みと不安と、大きな快楽と期待にモニカは耐えた。
腕の中の少女と同じように。震えて耐えた。
耐えるから、また見逃してしまう。
蟲を、自分の
「ひうっ♡」
使いこなれた膣は、ぬめりを帯びた寄生蟲の身体を難なく進ませた。
ジャンヌの中からモニカの中へと。
にゅるんっ……と、膣口を蟲の
ずるんっ……と、子宮口を蟲の
モニカの子宮を、寄生蟲の長い身体が埋め尽くした。
子宮の中に
知らない快楽に、モニカは
寄生蟲はモニカの
モニカにはもう、どうすることもできない。
寄生蟲がモニカの肉体を新たな根城とし、子宮壁に
モニカにはもう、どうすることもできない。
寄生蟲の意志がモニカの
モニカにはもう、どうすることもできない。
「うふふ……
モニカはもう、蟲の