「レム起動、
俺がそう言うと、ランスロット達が割り当てられた部屋に置かれた木箱からその物体が浮上して、簡単な自己診断をしてから問題ない事を脳波を介して伝えてきた。
こいつは、キャンプ座間から持ち出したレミントンM870なのだが先のカルト集団を殲滅した時に、ポイントがかなり溜まったので割り振っていると系統樹の中でも1本の枝の先に自動追尾形という項目があった。
それを取得するのに、ある程度のポイントが必要だったが割り振っている最中だったのでまだ余っていたから取得してみたのだ。
その結果、翌日に散弾機関銃が保管庫だった金属製のロッカーをぶち壊して浮遊していたのだ。
しかも銃単体ではなく、ゲーム『
挙句、散弾をぶっ放すだけではなく、耳に当たる部分の下から細長い両腕を生やしていて開かない扉をレーザーで焼き切ったり、データのやり取りや通信関係を扱える様になっている。
正直、自動追尾って言うからにはただ単純に付いて回るだけの存在かと思っていたが、それだけではなかった様だ。
そのため、普段は光学迷彩で姿を隠して貰って必要な時に活躍してもらう事にしてもらった。
とはいえ、ここの拠点は増築中だそうで多くのサーヴァント達や一般人達が住んでいるので、当面はサンタリリィの面倒を見ながら子供達の相手をする事になる。
何しろ、彼女の心を開くには時間が掛かりそうだし、その間は人神教というくそったれカルト集団の調査と情報共有、そして
それとは別に、実家から持ち出したPCを使って情報収集なんかもしているが時間的に夕方なので一先ず、下の階に降りて食事をしながら他のサーヴァント達やそのマスターとの交流を図る事にした。
そのため、偶然にも部屋に待機していたランスロットも連れてエレベーターを使う事にした。
☆☆☆☆☆
「はぁ〜、色んな方とお話ししてたらすっかりくたびれてしまったわ」
「お疲れさん、大変だったねぇ」
「サンタリリィちゃんとも少し話せた」
「できたのか? そりゃあすげぇな」
「でも、やっぱりお母さんと一緒にいるのが1番落ち着くなー」
「頼むから、肩から落ちないでくれよ?」
一先ず、ホテルの食堂に移動したら色んな人とお喋りをして疲れたアビーちゃんやメドゥーサもといアナちゃん、そしてジャックちゃんがそう言いながらそれぞれの定位置に着いた。
アビーちゃんが右太ももでアナちゃんが左太もも、ジャックちゃんを肩車をしている状態なのだが幼女のプニプニボディは中々のものである。
柔らかいながら、温もりを感じる内腿に両足に感じる重みと温もり、そして抱き締めた際にお腹の柔らかさなど、生粋のロリコンとして彼女達の感触にホッコリとしていると色んな人が話し掛けてきた。
一体、どこから来たのかとか最初はどうやって生き延びたのかなどの話から始まって、アビーちゃん達の事や装甲車モドキの車などまで話が広がったが盛り上がっている時に依頼主の広海さんが話しかけてきた。
「守さん、ちょっと話があります」
「………話?」
「で、話って何さ」
「どうして銃なんかが欲しいのかなぁと思いまして」
「あぁ、なるほどねぇ」
確かに、広海さんの疑問は至極真っ当な物でサーヴァントがいれば先頭に関しては彼女達に任せれば良いはずなのだ。
だけどそうはならず、銃火器を求めるとなれば犯罪者として警戒するのも当然だし、内容によってはサーヴァントのマスターとして倒さないといけなくなる。
だから、俺を人気のない場所まで呼んで疑問を投げかけてきたので周りに人がいない事を確認してからこう言った。
「理由は2つ。自衛のためと依頼内容によってはこの手で引き金を引くためさ」
「引き金を引く?」
「要は、人殺しも辞さずって事さ」
「っ!」
その言葉に、彼は驚いた表情になったので話を続けた。
「傭兵を名乗っている以上、対価を貰う代わりに依頼主の戦力として戦い、依頼が完了して対価を貰えばそこで契約は終了さ。だけど、依頼内容によっては崩壊する前の世界にはあった法律を破る事になる場合もある。ここまでは良いな?」
俺がそう言うと、広海さんが頷いてくれたので進める。
「また、他の内容でも対象となった人物をひと想いで殺してくれ、とか体が綺麗な状態で残しておいて欲しい、なんかもある。その為にも必要なんだ」
「………じゃあ、カルト集団の拠点潰しを行った際にも」
「使ったさ。己の意思と力で引き金を引いたし、互いの道を違えた肉親をも粉微塵にした」
「………」
「俺達の事を蔑んでも良い。だが、人殺しと叫ばれても俺はその道を進む事を決めたし、アビーちゃん達もその事は理解してもらっている。そして、今回の依頼で俺達に頼んだ以上は血が流れないで終わらせようとは思うなよ? 引き金は結構、簡単に動くんだからな」
「………」
「さて、他に質問は?」
そこまで言ってから、広海さんに聞いてみるとこんな質問が来た。
「もしかして、両親がカルト集団に?」
「教祖に成り上がっていたよ。そして、実の息子である俺に対して詫びの1つもなしに罵倒してきたからやったよ」
「説得なんかはしなかったんですか?」
「出来る様な状態じゃなかったよ、あの2人は。それまで、当然の様にあった世界が崩壊したんだからとち狂るのは仕方ないとしても、子供の心配もせずにサーヴァントを悪魔だのなんだのと全否定したから我慢ならなかった」
俺がそう言うと、広海さんはしばらく黙っていたが覚悟を決めた様子でこう言ってきた。
「もし、俺がこの手で人を殺したとなれば貴方はどう思います?」
「何も。ただ単に、自分や仲間の障害となると判断して攻撃をして殺してしまっても、なんも思わないねぇ。殺されるのは嫌だが」
「ははっ、俺もっす」
俺の本心を伝えると、広海さんもそう言ってくれたので互いに笑い合ってからみんながいる食堂へと向かった。
如何せん、時間的に夕方なので腹が減って仕方ねぇんだ。
腹が減っては戦は出来ねぇ、ていう諺がある様に食べれる時に食べないと死にやすいからな。ちゃんと食べておきたい。
そう思いつつ、今日も終わっていく。
という訳で、今回もnibiiro様の主役の中でもマスターの方と交流を深めました。
まー実際、こう言った交流も大事かなぁと思いながら内心、大丈夫かなとハラハラしながら書きましたのでちゃんと書けていれば良いんですがw
そんな訳で、次回もゆっくり待っていってね!