※この作品はR-18です。

崩壊した世界でアビー達に搾られる件   作:八雲ネム

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 あっ、どうも。

 今回で、本作とクロスしていたnibiiro様の『崩壊した世界でマリーと夫婦性活する』との物語は一区切りつきました。
 あちら側が中々、投稿なさらないのでほぼ独断で物語を進めてしまいましたが、もしも内容が気に入らない場合は編集の上で再投稿する形になります。
 特に、最後で意見が分かれると思いますので。

 それと、今回は内容的に少しグロ注意です。
 実際の描写は書きませんでしたが、回想の中で残忍な拷問をしましたので読む際には注意して読んで頂けると幸いです。


 それでは、本編をどうぞ。


第21話 拷問の末に………

「さて、始めようか。拷問という名の尋問をな」

「やめてくれ! 俺の知ってる事は全部話しただろ!?」

「いーや、信用できねぇなぁ。そもそも、人間を贄にして聖杯に自分の願望を叶えようとする時点で信用もクソもねぇけど」

 

 カルト集団を殲滅した後、俺は広海さん達の拠点から程近い場所に地下室を設けてそこで元教祖を尋問する事にした。

 尋問と言っても、特にこれと言ってそういったスキルはないので適当に痛みつけて情報を吐かせるつもりなので拷問に近いだろう。

 その理由は、人神教なるカルト教の情報が皆無に等しいらしいので神奈川の支部長ともなれば、ある程度の情報は持っているだろうと踏んで拷問という選択肢に至った。

 

 その過程で、広海さん側とは多少の口論があったものの情報を知るにはこうするしかない、という事で無理矢理ではあるが理解してもらった。

 そもそも、人間はともかくとしてサーヴァントにすら無理強いを敷いて性的暴行まで行ったカルト集団に対して、情けを掛ける方がおかしいと言うものだ。

 しかも、それが幼いサンタリリィの心に深い傷を負わせたのだからそれ相応の償いをして貰わない困る。

 

 そのため、やりたくはないが用意した地下室の中心に設置した椅子にそいつを座らせてから、拷問器具を一式揃えて手袋や血のりが付着してもいい様な服装でそいつに質問した。

 

「さて、まずは人神教についてからだな。それは一体、なんだ?」

「し、知らないぞ! 強制的に入信させられただけだ!」

「はい、ダウト。そんなんで支部長になれる訳ねーだろ」

「っ! ぎゃぁぁぁあああああ!!」

 

 俺はそう言いつつ、そいつの右手の小指をハンマーで叩き潰すと強烈な痛みに叫び声を上げた。

 こうして、物理的にも精神的にも長い拷問が始まったのだった。

 

☆☆☆☆☆

 

 

「えー、尋問の結果として人神教はどうも政府ぐるみの面倒な組織らしいってのはわかったんだが如何せん、支部長の彼を拷問に掛けてもそれ以上の事はわからなかったよ」

「………それは本当なの?」

「えぇ、内容的にもかなりエグい拷問にかけましたからねぇ。信憑性は高いと思いますよ」

 

 翌日、広海さん達の拠点であるホテルの会議に使われた一室にて元教祖から聞き出した内容の報告をしていた。

 そのメンバーは広海さんや真壁母子、田澤さんやイズルさんといった依頼主(クライアント)側と傭兵側である俺と婆ちゃんとで分かれる形での会議となった。

 そして、その報告に反応したのが真壁 樹里さんで情報の信憑性を俺は説いた。

 

 何故なら、情報を聞き出す際に日本では考えられないような拷問の仕方をしたので余程の精神力じゃない限り、拷問に対する訓練を受けた事がない一般人では耐え切れないだろう。

 内容としては、爪剥がしからハンマーによる指潰し、眼球を瞼の上からバーナーで焼く、背中の皮膚に切り込みを入れてからの皮膚剥がし、挙句は2つの精子工場を物理的に潰すなどの拷問をしたからな。

 おかげで、元教祖の手足の指は剪定バサミによる切断で使い物にならなくなったし、視界もなくなって真っ暗闇になってしまった。

 

 と言っても、情報の齟齬(そご)がない様に鼓膜と声帯に関しては手を付けてないので必要なら鼓膜の片方を壊す必要があった。

 また、ジャックちゃんにも頼んで出血によるショック死をしない程度に、筋肉組織を骨に沿ってスライスチーズの様に切り取っていく拷問までやったから信憑性は高いだろう。

 本当なら、要人護衛とかの精神的に比較的簡単な内容の依頼を引き受けたつもりなのに、情報を聞き出すために拷問もやってよしという投げやり的な依頼も追加されたので、報酬を倍にしてもらう交渉をする羽目になった。

 

 拷問時の感触は、1日経った今でも覚えてるから当面は悪夢として出そうなぐらいにやってやったよ。

 まったく、自分達の手を汚したくないからってそこまでやるかね、フツー。俺だったら誘導尋問程度でサーヴァント達にやってもらうけどな。

 そのため、紅閻魔が書き記してくれた内容を纏めて書類として提出したのだが、その内容に光さんは不満げに言った。

 

「ちょっと! それだけかよ!?」

「これ以上の拷問はショック死の危険性もある。自白剤という手もあったが証言に齟齬が発生するから拷問という手でやったのだが?」

「だからって、これだけじゃ分からない事だらけだろ!?」

「おや? 元々はそちら側が倍の報酬を払うから拷問を追加依頼したんじゃないか。それなのに随分とした言い方じゃないか」

「だけど「光! いい加減にしなさい!」っ! わかったよ」

 

 俺の回答に対して、光さんは感情的に反応しようとしたところを母親の樹里さんが静止して謝ってきた。

 元々、尋問や拷問に対する抵抗感から俺達に追加で依頼をしたため、そう言った引き際はしっかりと弁えているらしいな。

 世界が崩壊する前の法治国家なら、グロテスクな拷問は忌避される方向に向かっているものの現状ではそういった建前と言うのはないと言っても過言ではない。

 

 と言うより、俺達はアウトローな存在なので拷問などを行うのには抵抗はないし、逆に手段の1つとして扱っていくだろうよ。

 そのため、表の世界の住人の間で拷問反対の意見が出たとしても俺達、傭兵で犯罪に手を染める様な存在には関係のない話だ。

 その結果、互いの意見は平行線を辿るだけで決して交わる事はないだろうと言う事で情報の共有が大方、済んだ時に俺のサーヴァントであるメドゥーサが息を切らしながら入ってきてこう言った。

 

「マスター! 大変大変! サンタリリィがあの部屋に入って元教祖を殺害してしまったわ!」

「なっ!?」

 

 その報告に、俺達を含めた全員が驚愕して現場へと向かった。

 

 

 

 

 

「こりゃぁ、心臓を一突きだねぇ」

「………おぇ」

 

 嫌な匂いが立ち込める地下室の中、元教祖をあらゆる拷問の後で死なない様に綺麗に縫合して包帯でぐるぐる巻きにしてから、ベッドで寝かせていたがその心臓に彼女の得物である槍が深々と突き刺さっていた。

 そして、殺してしまったサンタリリィはその前で力なく座り込んでいたが誰がどう見ても、元教祖が絶命している状況下で現場にいたロリンチちゃんが事情を説明してくれた。

 

 それによると、どうやらホテルに無事に帰還した時から彼女は遠巻きから見ていたらしく、拷問の為に地下室を作ってそこにそいつを引きずり込んだ後、深夜遅くに拷問に参加していた俺と何人かのサーヴァントが出てきたを見て確信したらしい。

 

 自分を蔑ろにしたあのクソ男がいる、と。

 

 そして、監視の目が緩くなった時を狙って偽装のために作ったあばら家に侵入して地下通路を速攻で見つけて地下室に侵入。

 驚いて、動けなかったメドゥーサとロリンチの間をすり抜けて一思いて突き刺したとの事だった。

 こちらの予定では、元教祖の罪を償わせる為に生かしておいて監視下でそれ相応の働きをしてもらうつもりだったが、その目論見はものの見事に外れてしまった。

 

 しかし、サンタリリィよぉ………それでよかったのか?

 確かに人間を生きたまま、生贄にしたり、サーヴァントを都合の良い道具としてこき使ったクソ野郎という事実は変えられない。

 そんな奴を生かしておいたら本部に報告したり、また悪さをする可能性はあったにせよ、それは予想できる範囲なので対応策を練ればよかったので、ゲームでは善人のはずの彼女が殺すのは予想外だった。

 やっちまったモンは仕方ねぇが、本当に殺してよかったのか? サンタリリィよぉ。もう戻れないぜ?

 

「リリィ、どうして………」

「広海さん、ごめんなさい。本当は殺す気はなかったの。だけどコイツを見たら今までの事を思い出しちゃって我慢できなかったの」

「だからって………」

「いけない事はわかってるの。だけど、私はコイツを生かしておく事は許せない。それだけはどうしても許せないの。こんな私はもう     壊れてしまったわ」

「っ!」

 

 そう言いながら、振り向いた彼女は既に壊れかけの人形の様に生気がなく、その瞳はダークサイドを堕ちた様に濁っていた。

 最早、彼女はゲームのサンタリリィではなく、1つの怪物であるサンタリリィだ。

 本来なら年相応の子供らしく、元気にはしゃいで欲しかったがこちらの世界の人間達が彼女を怪物へと変えてしまったのだ。

 

 

 

 そんな事実を知り、広海さん達は呆然としていた。




 一応、元教祖は殺さない方が良かったかな?

 元を辿れば、好きなサーヴァントを聖杯で呼ぼうとしただけですし。
 とはいえ、トラウマレベルの事をやらされたら誰だって殺そうとするだろうと作者は考えましたのでこうなりました。
 もしも良かったら、感想などで反応を書いていただけたら幸いです。

 では、次回までゆっくり待って行ってね!
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