去年の11月辺りから、崩壊世界シリーズが増えてきててウレシイ…ウレシイ…
それと、一時は退会した他の作者さんが復帰してるのもウレシイw
後、今回は以前にエイリアンマンさんから作品の共有要請があったので本編の前半はあちら側の作品のキャラクターが出てきます。
当該作品は以下のURLから飛んでください。
▽URL▽
https://syosetu.org/novel/207878/
まぁ、言いたい事はそれだけなので本編をどうぞ。
「………なんだ、この反応」
「どうしたの?」
「生活拠点でもないのに人だかり………いや、これはアンデットの集団が出来てら。この反応は………ライブ、か?」
イルカショーの観光がてらに起こった一件後、特に問題なく帰途に就いていたのだがその道中において異様な反応を感じ取った。
それは、道中において点在している人々の生活拠点からそれなりに離れた距離がある上、その集団は明らかに人間やサーヴァントの反応を示していなかった。
そして、その反応を精査した結果としてアンデットの集団だとわかったのだが一定の統率が取れた動きをしているし、1番の疑問は100人単位で集まっているアンデットが世界が崩壊する前のライブのような動きを取っているのだ。
正直、面制圧が可能なサーヴァントがいない状態でこの数を相手にするのは面倒だから近寄りたくないのだが、彼らが周囲の生活拠点に行って人を襲う可能性を捨てきれなかったのでまずは遠目から見る事にした。
「えぇ………ふたなりとか、ありかよぉ………」
「エリザベートちゃんならともかく、あのマスターちゃんについて色々と検査したいわねー」
「連れ込むのだけはやめてくれ。俺らの拠点にも、未成年の少年少女が親御さん達と一緒にいるんだから色んな意味でアウトになる。それに、あれは精神衛生的にもキツすぎる」
一定の距離に車を止めて、件のライブを双眼鏡で観察していると実際にアンデット達がライブの様に集まっていて簡易的なステージにはサーヴァントのエリザベートと1人の少女がいた。
そして、彼女達は本来なら有り得ないモノを股間から生やしていて互いに弄りあっていたのだ。
しかも、ほぼ同時に達したようでその巨大な逸物の先端から大量の白濁色の液体を観客であるアンデット達にぶっかけているのが見える。
所謂、ふたなりと言う奴で世界が崩壊する前にある程度の知識は持っていたし、そういったイラストなんかもサイトで見たりしていたのでいたら凄いなぁ程度に思っていた。
しかし、実際にいるとは思っておらず、あまりの光景に呆然とした感じの乾いた笑い声しか出なかった。
とは言え、流石にアンデット達が暴走して周辺の人達を襲い掛かったら面倒な事になるのは目に見えているため、事情を聞く為に接触を開始する事にした。
人々に敵意がなければ問題ないんだし、と思いながら車に戻って彼女達に接触した。
「ふーん、ライブで歌をねぇ」
「そうなんですよ〜。聞いていきます?」
「いやいい。さっき、遠くから聞いてたし」
「それは残念ねぇ」
事情を聞くと、どうやら定期的にライブを開いているだけの様子で人に被害を与えるつもりはなさそうだ。
紅閻魔達に確認を取ると、そういった素振りはなさそうなので特にこれと言ってこちらから何かを仕掛けるつもりはない。
人類に被害が出すような存在だったら、勢力がデカくなる前に潰すつもりだったがそうじゃないなら勝手にやってくれと思ってる。
理由? そんなのは簡単で取引先が少なくなるのは嫌だし、だからと言って無条件で攻撃を仕掛けるほど落ちぶれてはいないと思ってるからだ。下手に関わると面倒だしね。
そのため、彼女達のふたなりの件に関しては触れるつもりはないのでとっととその場を立ち去った。
敵対勢力じゃなければどこかで出会うかもしれない、とも思いながら俺達の拠点に帰還した。のんびり寝たいし。
そんな訳で、2人とは分かれて拠点に帰還した。
☆☆☆☆☆
「イリヤスフィールと美遊が出ていった?」
「あぁ、なんでも私達の傭兵活動がどうしても許容できなかったようだね」
「そうか………残念だが仕方あるまい」
拠点に帰還後、婆ちゃんにそんな事を言われたので事情を聞くとやっぱりなと言う気持ちになった。
如何せん、生きるためと言っても人殺しまで平気でやるような存在と同居するんざ、彼女達だけではなく、並大抵の奴らからすれば気分の良い話じゃないし、世界が崩壊する前の俺もしたくはないと判断するだろう。
だが、世界が崩壊した事によってそれまで決められたレールの中で生きるしかなかった俺は、アビゲイルや紅閻魔達と出会って生き残れる力を得たのだ。
無論、彼女達の手助けがあってここまで生き残れたと言う事実は変わらないが敷かれたレールの上でしか、生きていけなかったただの高校生の目の前になんら制約のない自由が転がり込んだんだ。
自由そのものは荒ぶるモノであり、獣臭く、全ての選択を自分で行い、そこで起こる出来事の全てを背負わなくちゃいけない。例え、どんなに傷付こうがね。
そんなモノが、目の前に転がり込んだ俺は自由な世界にいる事を選択してアビゲイル達の手助けの下でここまで来た。
そして自由を得たからこそ、俺個人の価値観を他人に押し付けちゃいけないし、押し付けるつもりはない。自分が求めるモノのために好き勝手に生きていくだけさ。
だからこそ、婆ちゃんから話を聞いた俺はイリヤスフィール達を追うつもりはなかった。
散々、考え込んで自分で決めた決断に他人が口出ししちゃいけないとも思っているからね。
「だが、なんでクロエちゃんは残ったんだい?」
「だって、こっちに残った方が面白そうだし? 私にも優しくしてくれるんだから当然、こっちにいる方が楽しいもの」
「まぁ、納得の上で残ってるんだったら文句は言わねぇさ。それで? 今後の方針とかはあるのかい?」
拠点の自室に戻ると、婆ちゃんが入ってきてさっきの報告をしてきたのだがその際、彼女も入ってきたので理由を聞くと意見が合わなかったらしい。
現場にいなかったから、どういうやり取りをしたのかは分からないが俺達のあり方を許容できなかったイリヤスフィール達とは違い、クロエちゃんはクスクスと笑いながら俺の問いに返してきた。
そのため、更に聞くと意外な答えが返ってきた。
「それなら簡単よ。私と契約してください」
「………随分とあっさりしてるな」
「もちろんよ〜。折角の特殊な性癖の人なんだし、エッチもネットリやってくれそうだから期待してるよ?」
「………善処する」
彼女の言葉に、ため息をついて契約を結んだ事によって改めてクロエちゃんが俺のサーヴァントとなった。
勿論、その後にアビーちゃん達に質問されたり、騒がしくした結果としてビームが頭上から落ちてきたりした。
という事で、イリヤスフィールと美遊は本作から退場となりました。
正直、彼女達の待遇はにわか作者なりに迷ってたんですよねー。
ゲームでの属性は善人寄りだし、かと言って崩壊世界だとそう言ったのは曖昧になってますし、どーすんだこれと思ってました。
なので、紆余曲折した結果として彼女達は本作主人公とは決別して他の道を行く事になりました。
幼女鯖を沢山、持ってるから一人二人ぐらいはこうした方がリアリティがあって良いと思いました。ガバガバ設定だけど。
そんな訳で、次回までゆっくり待っていってね!