「すまない、西住隊長が調子を崩したと聞いたのだが」
「(……やっぱ、人の口に戸は立てられないか)」
北海道戦車道演習場宿舎。ロビー付近の廊下。既に外は暗く消灯時間も近い。
赤いトーガを巻いた少女、通称カエサルに声をかけられた角谷杏は内心でため息をつき、表面上は普段の軽い調子で答えた。
「だいじょーぶ。もう回復はしたけど大事を取って休んで貰ってるだけだから」
「そうか? それなら良いんだが……会長、もう我々に隠し事は無しにしてくれよ?」
神妙な顔でカエサルが言った。実際、杏はかつて彼女らに戦車道の全国大会で優勝できねば廃校という窮状を教えずに戦車道を修めさせていた前例がある。そこを念を押された格好だ。
「もちろん、本当にヤバい時はそう言うよ。心配してくれてありがとね」
あくまで軽い口調を崩さず杏は答える。
「(……まあ、言っても信じてくれないだろうしねえ)」
その一方で、内心でもう一度ため息をつく。
西住しほ。彼女の話が本当ならば今頃、みほは──
「さ、もう消灯だよ。明日は早朝から試合開始だからね!」
先ほどの篠原という男性に組み敷かれるみほの姿を想像しかけ、杏は頭を振りつつ陽気に言った。
──確かに姿勢こそ杏の想像にそれは近かったが、和明に余裕があるかと聞かれれば到底そんな状況ではなかった。
「くうっ、あ、あと、ちょっと……!」
「は、はいっ……!」
自身の身体の下で悶える西住みほの太腿に手を置き、ゆっくりと腰を進めてゆく。彼女の秘所は十分に濡れそぼり、更に二度の絶頂を経て緊張は解け脱力している状態にあるが、それでも和明の巨根を受け入れるのは簡単ではない。
「みほ……!」
「頑張れ、みほ……んっ……」
「あふっ、う、うん、お姉ちゃん……あぁっ!」
みほのずり上がりを押さえる、しほとまほが励ましの声を送る。まほは彼女の肩を柔らかく掴んだまま首筋に舌を這わせて少しでも彼女の意識を逸らそうとする。
「み、みほ、さんっ……!」
「ああんっ! し、篠原さんっ!」
和明は僅かに腰を引き、再び腰を突き出す。ドリルの先端で固い岩盤を少しずつ崩すかのように亀頭を襞に擦りつけ、ちょっとずつ、ちょっとずつ進める。
幸い、ここまでのみほの声には苦痛ではなく快感が混じっている。こんな形とはいえみほにとっては一生に一度の初体験だ。痛みだけを記憶に残す訳にはいかない。和明はそう決めていた。
そして、その決意は確かに形になりつつあった。和明の肉棒の八割が埋まったところで亀頭がこつんとした感触に当たる。
和明は大きく息を吐き、汗に濡れるみほに言葉をかけようとした。
「うっ、はぁっ……お、奥まで届いたよ、みほさっ……!?」
「篠原、さん?」
「な、何だ、これっ……!?」
和明の声に戸惑いが混じる。
「ど、どうしましたか、篠原さ……」
「ぐ、あぁっ!」
「んあぁっ!」
そして再び肉棒をみほの奥まで突き入れて──
「うっ、うぉっ!」
「和明くん?」
「あ、ぐうっ……!」
余裕の全くない和明の呻きにしほも様子がおかしい事に気づいたのか声をかける。しかし和明にはそれに答えず、腰を動かす。
「(ヤバい……これ、ヤバい!)」
口を開くだけで集中が途切れ、思わず射精してしまいそうな程の快感。和明の肉棒を襲ったのはそれだった。
ただ締め付けてくるという訳ではない。みほの膣の奥の方で、何かが亀頭に吸い付いてくる。まるで熱い滑りの奥にもう一つの口があり、それが亀頭に唇を押し当て、吸い上げてくるような感触。しほやまほと同様の感触を想像して挿入した和明にとってその快感は完全に予想外であり、それ故に強烈に和明から射精を促した。
「み、みほさん、ごめんっ! あ、ああぁっ!」
「ンンッ! し、篠原、さんっ! そんな、強くっ!」
抑えようと思考しても腰の動きが止まらない。優しく動かそうとしてもみほの奥で優しくも淫猥に吸い上げてくれる快感に抗えない。
幸いにしてみほの破瓜の痛みは最小限に抑えられたようだが、その事を安堵する余裕は既に無かった。
まるで肉棒に別の脳があり、それが下半身を勝手に動かしているような感覚と、その肉棒に与えられる強烈な感覚。
和明は歯を食いしばり耐えようとしたが──
「ダメ、だっ! で、射精るっ!」
「ひうっ! あ、熱っ……!」
和明の腰の動きが止まり、どくんと震える。
眩しさを感じる程の快感の中、和明はみほの
「あ……あぁっ……」
どくどくとみほの中に流れ込んでゆく精液の感覚。快感の余韻に和明は大きく息を吐いた。同時に衝動に任されるままだった身体の自由が戻り、意識が明確になってゆく。
「……あ」
「あ……あの、もう……終わったんでしょうか?」
我に返ると同時に、挿入されたままのみほが問いかけてくる。きめ細やかな肌には汗が浮かび紅潮しているが、まだ絶頂には達しておらず気のせいか若干の不満を覚えているようにも見える。
「えっと、その……まだ、ではあるんだけど……ごめん」
「和明さん……その、失礼かとは思いますが、私の時に比べてかなり
みほを支えていたまほが言う。女性に「早い」と言われるのは何ともみじめなものだが、実際今回の和明は早かった。しほに初めて挿入した時に匹敵するかもしれない。
言い訳がましくはあったが、和明は感じたままを言った。
「すまない、その……みほさんの中が思った以上に気持ちよくて、耐えられなかった。何ていうか、奥の方で吸い上げられるような感じで……」
「吸い上げられる?」
和明の説明に怪訝な表情を浮かべるまほ。
その時、横のしほが何かを思い出したように呟いた。
「……『蛸壺』かしら」
「蛸壺?」
「いわゆる女性の『名器』と呼ばれているものの一つね。こう、普通の女性の膣内は奥まで行ってもサイズはさほど変化しないのだけど、蛸壺の場合は先の方が狭まっていて男性は吸い上げられているような快感を得ると聞くわ」
「それを……みほさんが?」
「え? え?」
宙に指で形を描きつつしほが説明する。状況を理解できていないみほがきょろきょろと見回す。
「名器には鍛錬で得ることが出来るものもあるけど、蛸壺は先天的なものよ。和明くんがあっさりイかされた事を考えれば……間違いなくみほは、それを備えているって事ね」
「なるほど……」
「あ、あの!」
「ど、どうしたの、みほさん!?」
何とも厄介な事になってきた。和明がそう思っていると、みほが突如として大きな声をあげた。驚きつつ彼女を見下ろす。
「あ、えっと……篠原さん、もう、大丈夫です」
「……!」
「みほ……!?」
みほは申し訳なさそうな顔で和明に言った。傍らのまほが驚く。
「その……蛸壺って言うのを私が持ってるから、篠原さんでも相手は難しいって事なんですよね? だったら、あの、大丈夫です。お陰で結構、楽になりましたから……」
「……みほさん」
射精を終えた肉棒が膣圧に押され抜けかけている。和明はみほの名を呼ぶと、手を彼女の腹にあてた。確かに行為を一応は終え、彼女の体温は下がりつつあるように思える。
「みほさん……嘘、だよな?」
「えっ?」
だが──更にその奥、みほの内側に燻ったままの滾りを和明は確かに感じ取っていた。確かに彼女の言う通り、ここで終えてもみほの体調は一応は──急に倒れたりしない程度には──戻るかもしれない。しかし、和明がしほやまほに託された願いはそれではなかった。
「すぅ……んっ!」
「んはっ! し、篠原、さんっ!?」
大きく息を吸い、下腹部に再び力を籠める。腹を撫でていた手はそのまま彼女の胸へと昇り、指を跳ね返す程に熱く張った乳房に触れる。
「んあっ!? ま、また、大きくっ! あぁっ!」
「吐き出してくれ、みほさんの中、全部!」
抜けかけていた肉棒は再びみほの中で大きさと固さを取り戻した。大胆に、しかし慎重に、みほに痛みを与えず、快感を引き出せるように大きく、しかしゆっくりと腰を使う。
確かに和明には荷が重い相手であった。既に三回の射精を経て、そう簡単に射精しない程度になっている筈の和明の肉棒は、締め付けつつも激しく吸い上げてくるみほの感触に痺れる程の快感を送られている。急な状況でもあった訳で、しほやまほも責めはしないだろう。
しかし──和明にも男としての意地があり、同時に責任を感じていた。
「あふっ、あっ、あぁんっ! しっ、しのはら、さんっ!」
「……どうやら、もう支える必要は無さそうね」
「くうっ……し、しほさん、ちょっと俺の後ろに回って貰えますか? 俺が合図したら、ぐっ、うぉっ……お、思い切り尻をつねってください!」
和明の背に自ら手を伸ばし、みほはより結合が深くなるよう和明を抱きしめる。手の空いたしほに和明が次の動きを頼む。
明日のみほの相手である島田愛里寿。彼女と和明はここ数日を共にし、彼女の中の滾りを時間をかけて発散させてきた。今の愛里寿は100%のパフォーマンスを発揮できる状態で試合を待っている。
これでみほだけ欲求不満を抱えた状態で戦うのは、自分がみほを負けさせるようなものだ。それだけは嫌だった。自分の精力の全てを搾ってでも彼女の全てを受け切る。そんな気持ちが和明の中に湧き上がっていた。
──あと、みほの名器をもっと味わいたいという気持ちも、多少はあった。
「ハアッ、ハアッ……み、みほさんっ、もうちょっと強くしても、いいか?」
「はっ、はいっ! 大丈夫、ですっ! 最初は、んはっ! く、苦しかったですけど……慣れて、きまし……たっ!」
自分を繋ぎ止めようとするみほの手の感触を背中に感じつつ、和明はみほに問いかけた後に腰の動きを気持ち速くする。
みほの表情を伺う。和明の動きに合わせて喘ぐ彼女の表情には痛みに耐える様子はなく、潤んだ瞳で熱い吐息を漏らす。確かにみほは和明の缶コーラ程ある肉棒を受け入れ、悦びを感じているようだ。
そして悦びを感じていたのは和明も同じだった。みほの奥からは更に愛液が溢れ、破瓜の血を流してゆく。締め付けと滑り、そして蛸壺の如き吸い上げが程よく組み合わさった膣内が与えてくる快感は堪らないもので、和明の中の興奮をより高めてくる。
「あふっ、んあぁっ! そこっ、揉んだら、あぁっ!」
また、抽送しつつ揉みしだくみほの乳房も素晴らしいものだった。掌にやや余るサイズの乳房はゴムまりを思わせる張りと弾力で和明の指を押し返し、先端で揺れる桃色の乳首は固く突起し、時折和明の手をくすぐった。
「そ、そろそろ、お願いします、しほさんっ!」
「分かったわ、このくらい?」
射精感の強まりを覚え、和明はしほに指示を出した。しほは頷くと和明の尻に手を伸ばし、一部を摘まむとそれを抓った。
「っ!? 痛っ……い、いえ、そのくらいで!」
流石は日々の戦車道の修練で鍛えているだけはある。思った以上の力で尻肉を抓られ、和明は悲鳴をあげかけるが何とか堪えた。実際、痛みのお陰で射精感が多少は弱まってくれた。今度こそはみほを絶頂に導かなくては。しほに感謝し、和明は角度を微妙に変えてみほの感じるポイントを探りつつ更に腰を振る。
「ひゃうっ! しのっ、篠原、さんっ! 何だか、体、がっ……ふあぁっ!」
「ああ、それが『イク』って事、だっ! みほさん、そのまま、我慢、しないでっ! うおぉっ!」
「凄い、ですっ! さっきの、指とか、舌とかより、ずっとっ! ああんっ!」
和明のその試みは効果があったようだ。みほの身体の震えが強くなってきた。絶頂が近い。大きくゆっくりとしたストロークから、細かく早く擦るような動きへ。
「あんっあっああっ! わたっ、私っ、もうっ!」
「ぐうっ、お、俺もっ、限界だっ!」
「ふぁ、あ、は、ひぃっ!」
みほの声が小刻みな喘ぎに変わる。和明は尻を抓ったままのしほに言った。
「しほ、さんっ! 指、離してくださいっ!」
「……よく我慢したわね、和明君」
「うぉっ、お、おおぉっ!」
「あ、ああぁぁっ!」
労いの言葉と共にしほの指が離れる。同時に強烈な射精感が解放され、和明の奥からマグマめいた熱い奔流が流れ出す。
みほの身体が一際大きく震え、絶頂に達したのを確かめてから和明は彼女の膣内に二度目の射精を放った。
「あふっ、んっ、奥っ、溢れてっ……!」
「ううっ! す、吸われるっ……!」
みほの和明を抱きしめる力が強まる。同時に彼女の膣内は肉棒を締め付け、その奥の子宮口に精液が吐き出されてゆくのが分かる。
だが、まだ終わる訳にはいかない。
「……ぐっ!」
「んっ、あうっ! またっ、中、膨らんでっ!」
そろそろキツくはなってきたが、三度和明は体に力を籠める。再勃起した肉棒により、結合部から溢れた精液がごぼりと溢れ出る。
このまま彼女をクールダウンさせないままイかせ続け、みほの中の欲求不満を全て解消させる。和明はそれを狙い再び抽送を始めようとする。
「あ……あの、篠原……さん」
その時、みほが和明を見上げた。頬を染め、絶頂の余韻を残す表情が何とも艶めかしい。腰を止め、和明は答えた。
「ふうっ……何だい、みほさん?」
「本当に、いいんですか? 篠原さん、そんなに大変そうにして……本当に、最後まで相手をしてくれるんですか?」
「………」
「ンッ……!」
和明は無言でみほにキスをした。
「ふうっ、はっ、んはっ……」
「ンンッ、あっ、ふぁ……」
舌を絡めさせない、唇を重ねるだけのキス。それを何度も繰り返す。
「……ああ、望むところさ」
「ンッ……それじゃあ今度は、私が上になっても、いいですか?」
僅か、ほんの僅かだがみほの纏う空気が変わった気がする。
いよいよここからが
「みほさん、挿入は……」
「大丈夫だと思います。夢の中のイメージと、かなり近いみたいですから」
みほは頷くと身体を起こし、和明の上で脚を広げると肉棒の上に跨った。零れ落ちた精液と愛液の混じりあったものが亀頭に降りかかると、室内の生臭い淫臭が更に強まる。
「みほ……何て姿で……」
まほが自分の胸に触れながら言う。実妹の自ら肉棒を求める姿に、彼女も興奮しているようだ。
ショートカットを汗に濡らし、みほは屹立する怒張に手を添えた。びくりと竿が跳ねる。
「……いきますね、篠原さん」
「ああ、どう……ぞっ!?」
「んっ、はっ、ああっ! いいっ! 奥、までっ!」
和明の言葉を待たずにみほは腰を落とした。ぐちゅぐちゅと淫らな水音が結合部で鳴る。みほは更に上体を伏せ、和明の胸板に顔を摺り寄せつつ腰を上下し始めた。
「んっ、あふっ、あむっ……」
「おっ、おぉっ!」
今度は上から吸い上げられるような感触と共に肉棒が締め付けられ、擦られてゆく。同時にみほは和明の乳首を咥え、それを舐めしゃぶる。二か所からの快感に和明は思わず声を漏らす。
「くうっ……なら、お返しだっ!」
「ふあっ! あっあぁんっ! それっ、凄いっ、しのはら、さんっ、凄い、ですっ!」
負けじとばかりに和明は腰を跳ねさせ、みほを下から突き上げる。その度に彼女の形良い乳房は煽情的に揺れ、和明の肉棒を更に充血させてゆく。
「ぐっ、ああっ、みほさんも、凄いっ!」
「あふっ、あっ、ンンッ! 中、広がっちゃ……ああっ!」
「これがみほの本気……やはり、相当に溜め込んでいたのね」
激しく肉欲を求めるみほの姿にしほが呟く。和明は腰の動きを止めず、またみほも夢中で腰を振る。互いに遠慮を捨てた動きに次の絶頂は存外早く訪れた。
「あうっ! しっ、篠原さんっ! わたっ、私、またっ!」
「ああ、俺も、もうっ……う、あぁっ!」
「………っ!」
既に五度目。精巣の奥で次々と精子が作られているのか自分でも驚く程の精液が噴水のように肉棒を駆け上り、みほの膣内へと放たれる。同時にみほも絶頂に達し、びくんと身体を跳ねさせた。
「く、うぅ……どうだい、みほさん?」
「あぁ……あと、ちょっとだと、思います」
みほの乳房を下から持ち上げるように揉みつつ和明が問いかける。みほは熱い吐息と共に答えた。
「んっ、あ、ん、くっ……」
ふと、傍らから別の喘ぎが耳に届く。和明が顔を横に向けると、下着の上から秘所を撫で、自身で胸を揉むまほの姿があった。
「まほ、さん」
「あっ……! す、すみません、和明さん。和明さんとみほの姿を見ていたら、堪らなく、なって……」
和明が声をかけると、まほは我に返ったのか目を伏せつつ答える。部屋に満ちる汗と精液と愛液の匂い。理性を溶かす淫臭にまほも発情してしまったようだ。
続けて和明はしほを見た。
「しほさんは、どうですか?」
「正直……辛くなってきたわね」
口調こそ平静を装っているが、和明とみほの結合部に向けられる瞳は熱情に潤み、腰をもじもじと淫らに揺らしている。
ここまでみほとの交合のサポートに徹してくれた二人の様子に、和明はある発想に至った。
「あの、それじゃあ……」
横になったまま、三人に提案を伝える。
「えっ、ええっ?」
「……お願いします」
「和明君こそ大丈夫なの? かなり無理をさせているけど……」
「平気ですよ、このくらい」
驚くみほ、頭を下げるまほ、こちらを気遣うしほ。
正直なところを言えば動悸が激しい。少し眩暈もする。もうちょっと持ってくれよ。そう思いつつ和明は答えた。
「それなら……みほが真ん中がいいわね」
「では、私が右でお母様は左にではどうでしょう?」
「ほ、本当にするの? お母さん、お姉ちゃん?」
「ああ。だから、みほも……」
しほとまほは立ち上がり、手早く下着を脱いでゆく。みほは二人の様子に押されるように和明の身体の上から退くと一歩引いて背を向け、そのまま四つん這いになった。
「うぅ……これだと、お尻まで……」
「和明さんに最後まで相手して貰うんだろう? ならば、そこも見せないとな」
恥じらうみほに言いつつ、彼女の右に来たまほが同様に腰を落とし、尻を和明に向ける。和明は身を起こした。
「お願い、和明くん。もう十分濡れてるから、思い切り、突いて……」
続いてしほがみほの横に座り、やはり四つん這いになる。濃い陰毛に彩られた朱色の秘唇は彼女の言う通り、既に濡れそぼっていた。
「うわ、こんなになってたんですか、しほさん?」
「仕方ない、でしょ……さっき、演習場でお預けをされて、それからずっとなんだから……」
和明の言葉にしほは少女のように頬を染めつつも腰を揺らし答える。和明は改めて眼前の光景を眺めた。
「あ、あの、篠原さん……お母さんの次で、いいですから、できるだけ、早く……」
瑞々しい尻を持ち上げ、遠慮がちな懇願をするみほ。
「和明、さん……お願いします。最初は、私に……少し突いて貰えれば、後回しで、いいですから……」
張りのある尻を震わせ、日ごろのクールな面持ちを捨てて挿入をねだるまほ。
「和明くん、また、そんなに固くなって……お願い、来てっ……!」
二人の娘の前だというのに夫以外の肉棒を求め、熟れ切った豊満な尻を揺らすしほ。
「(……なんか、拝みたくなってくるな)」
自分の肉棒の挿入を求める三人の母娘の淫唇が並ぶその情景に、和明はそんな事を思った。一方で射精を終えたばかりの肉棒は既に次の快感への期待で膨れ上がり、血管を浮かばせ熱を放っている。
肉棒に手を添えて角度を調節し、和明はまずまほの尻を掴んだ。
「じゃあ、最初はまほさんから……しほさん、ちょっと我慢しててくださいね」
「そんな、和明くんっ……」
「待っていてください、お母様。すぐに……んあぁっ!」
しほに言いかけていたまほの言葉は、逞しい肉棒の挿入で中断された。みほとの交合中にオナニーをしていた事もあり、まほの膣内は抽送するには十分な愛液の滑りを湛えていた。
「で、みほさんにも……!」
「えっ! ふあっ! 指、入ってっ!」
「ああぁっ! き、来てるっ、和明さんっ、和明さんっ!」
まほへのピストンを開始しつつ、和明は空いた左手でみほの秘所に触れ、精液と愛液に塗れた膣内へと指を潜らせた。捏ねるように指を動かしつつ、それを前後させる。
予想外の刺激にみほは声を昂らせ、挿入を待ち望んでいたまほは髪を振り乱して自分からも腰を使い始める。
「ちょ、まほさんっ、ペース早すぎっ……!」
「ご、ごめっ、ごめんなさいっ、和明っ、さんっ! 腰、勝手にっ!」
「お、お姉ちゃん……ンンッ! こ、こんな顔、するんだ……」
肉欲に溺れるまほの恍惚とした表情に、みほが喘ぎつつ呟く。
「そろそろっ……!」
「んっ、あぁっ! 和明さんっ、もっと……!」
「まほ、いい加減にこちらにも……あぁっ! 来たっ! 和明くんの、太い、のぉっ!」
頃合いを見計らい、和明はまほから肉棒を抜くと同時にみほの秘所を弄る手を左から右に切り替え、しほの尻まで移動して一気に奥まで突き込んだ。
しほの肉厚の膣内はそんな乱暴な挿入を嬉々として受け止め、全体を包み込むように締め付けてくる。
ここまで辛うじて母親らしい口調を維持していたしほだが、挿入が叶った事でその限界を超えたようだ。たちまちに蕩けた顔で腰を振り、貪欲に快感を求めてくる。
「あっ、熱っ! しほさんっ、これ、我慢しすぎですよっ! くっ、おぉっ!」
「だ、だってっ、欲しかった、のっ! ふひぃっ! 和明くんのちんぽっ、ちんぽぉっ!」
火傷しそうな程に熱く濡れていたしほの膣内の感触と熱に和明は驚きつつも大きく腰を引き、叩きつけるように再び挿入する。
「しほさんっ! ぐうっ! そんな、動物みたいな、声、出してっ! 娘さんの前でっ、恥ずかしくっ、ないん、ですかっ!?」
「んひぃっ! だ、だって、和明くんっ、のがっ、ずっと、欲しく、てぇっ! ひっ、あうぅっ!」
「お母さん……凄い、激しいっ……あふっ、し、篠原、さんっ! そこっ!」
子供のようにいやいやと首を振りつつしほが悶える。その様子にみほは指で弄られつつも興奮と驚きが入り混じった表情で見入る。
ふと、そのみほを弄る指が引き抜かれた。
「えっ?」
「みほさん、お待たせっ……ううっ!」
「ふぇ、あ、ああんっ! し、篠原、さんっ! 急にっ!」
しほから引き抜いた肉棒を今度はみほに。しほとは異なりゆっくりと、しかし力強く挿入してゆく。
「どうだい、みほさん……後ろからの、具合はっ!?」
「んあぁっ! な、何か、変、です……さっきまでと、違うところが、擦れ、てっ!」
どうやら後背位の方がみほの弱いところを擦れるようだ。しかし体位が変わっても彼女の名器の具合は健在のようで、気を抜くとそのまま吸い付かれそうな錯覚を覚える。
そしてみほに暫く抽送したの後に再びまほへ。
「あうっ! さ、寂しかった、です、和明さんっ! このまま、もっと、擦ってくだ、さいっ!」
「和明くん、早く、また、私にもっ……!」
「了解……ですっ!」
「ひうっ! あ、あはぁっ! いいっ、いいっ!」
「しっ、篠原さんっ! だ、駄目ですっ、そこ、お尻っ! ああっ!」
そして再びしほへ、みほへは指での手淫を絶やさずに昂らせつつ、冷めさせないままより高い絶頂へと導いてゆく。愛液で指先を濡らしみほの尻穴周辺を弄ると、恥じらいで顔を真っ赤にしつつも抵抗せず喘ぎ身体を震わせる。
意識が飛びそうな程の快感の中、和明は夢中で腰を振り、肉棒で母娘たちを蹂躙してゆく。挿入していた肉棒を引き抜き、快感の余韻が発生する間もなく次の膣内へと挿入を繰り返す、気持ちよい瞬間が永遠に続くような状態。快楽地獄というのがあるとしたら、このような状態なのだろう。
だが、現実には永遠ではない。抑えようのない射精感がこみ上げ、亀頭がどくどくと脈動する。
「ヤバッ、もう、そろそろっ……!」
「射精るの!? 射精るのねっ! 頂戴っ、和明くんの、精液っ! 私の中に、たっぷりっ!」
「お母様っ、一番長い時間、挿れられていてっ、それは贅沢ですっ! 和明さん、お願いします、私にっ……!」
「し、篠原、さんっ! 射精して貰えれば、たぶん、私っ! これ、でっ……!」
和明の射精が近い事を知った三人が、それぞれの言葉で膣内射精を懇願する。それは和明の中の男性としての支配欲を十二分に刺激し、射精感を更に強めさせた。
「ぐっ……う、おおぉっ!」
獣めいた呻きと共に和明は尻のひとつを掴むと奥まで挿入に、堪えていたものを開放した。
「あ、あ、ああぁぁっ! 篠原、さんっ、篠原さぁんっ!」
自分でも驚く程の量の精液がみほの中に流れ込んでゆく。甘い嬌声と共に絶頂に達するみほ。
「ま、まだっ……!」
「あふっ、かっ、和明さんっ! そんなっ、射精したままっ、あ、んはぁっ!」
全てを吐き出す前に和明はみほから肉棒を引き抜き、荒々しくまほの秘所に亀頭を捩じり込む。挿入の快感と精液の迸りを同時に受けたまほが悶絶する。
数度の脈動を射精を行った後、今度はまほから肉棒を引き抜くとしほの肉付き良い尻を鷲掴みにして挿入。
「待たせました、しほさんっ!」
「あはぁっ! う、嬉しいっ! 和明くんの、精液っ、嬉しいぃっ!」
「あうっ、かっ、あぁ……!」
しほの一番深いところまで挿入し、そのまま最後の一滴まで吐き出し切ると和明は大きく息を吐いた。
「あぁ……熱い……和明くんので、お腹、いっぱい……!」
「あ、ありがとうございました、篠原さん……」
「私も……和明さん、素敵でした……」
絶頂の余韻に浸るしほ、恍惚の吐息を漏らしつつ礼を言うみほとまほ。
「いや、そんな、俺の方こそ……」
そう和明が答えようとした時、
「え?」
ふと、視界が暗くなった。
「あ、あれ?」
停電? いや、停電でも月明かり程度はあるはずだ。これは──
体が揺らぐ。自分の頭が、勝手に床に沈んでゆく。
「和明くん!?」
しほの声が何処か遠くから聞こえる。
そこでようやく和明は、自分の身に何が起きたのかを悟った。
九州の西住邸から大学演習艦、北海道演習場に至るまでの睡眠も満足に取れない強行軍、そこに至るまでの彼女らとの何度もの交わり、その疲れが取れない中でのこの激しいセックス──
「(なるほど……これが、『体力の限界』って奴か)」
そう思ったのを最後に、和明の意識は途切れた。
──最終エピソード「俺と家元(かのじょ)と夏の終わり」に続く。