第一話
遠雷めいた砲声が聞こえる。
「んっ……」
頭痛が酷い。全身を倦怠感が包んでいる。呻きつつ寝返りを打つ。再び砲声。それに蝉の鳴き声が混じる。
「……蝉?」
布団を被せられている事に和明は気付いた。少しずつ意識が戻ってくる。
「(あれ? 俺、何で……)」
自分が何故寝ているのか、それを頭痛の中で思い出そうとする。演習場でのしほとの密会、そこに現れたまほ、倒れていたみほを担いで宿舎まで来て、そこで──
「っ!?」
「まだ横になっていてください、篠原様」
重い瞼を開け、慌てて身を起こそうとした和明の横から聞き覚えのある声がかけられる。
「え? あ……菊代、さん?」
「はい。菊代でございます」
周囲を見回す和明に横で団扇で風を送っていた菊代がにこやかに答えた。西住邸の時と同じ和服に簡素に束ねられた後ろ髪。年齢的にはしほと数歳しか違わない筈だが、薄化粧が似合うその面持ちは彼女の年齢を測りかねさせている。
どうやらここはみほ達と激しく交わった宿舎の休憩室のようだった。全裸だった筈の自分の身体は簡素な寝間着が着せられている。
混乱している和明に、菊代はにこやかに尋ねてきた。
「さて……何からお答えすれば宜しいでしょうか、篠原様?」
「いや、あの、俺は一体……うわっ!?」
その時、壁の掛時計が和明の視界に入った。時計の針は既に昼前を指している。当然ながら出店の営業はとっくに始まっている時間だ。
「すっ、すみません、菊代さんっ! 話はあと、でっ……!?」
慌てて立ち上がろうとした和明は強烈な立ち眩みを覚え、再び布団に倒れ込んだ。
「あっ……ぐっ……!?」
「お店の事でしたらご安心ください。家元が店長様に事情を説明した上で、お休みのご許可をいただいております」
穏やかな口調で菊代は言うと、傍らの卓袱台に置かれていた急須から湯飲みに茶を注ぎ和明に手渡した。
「さ、まずはゆっくりとお飲みください」
「はっ……はい……」
どうやら、立ち上がる事ができない程に自分の身体は疲弊しているらしい。和明は自分の調子の悪さを理解し、上体だけ起こして菊代から湯飲みを受け取った。口に含むと強い苦みと共に茶の温もりが体の中に流れ込んでくる。乾いていた体に水分が行き渡ってゆくのを感じる。
時間をかけつつ茶を飲み干し、和明は大きく息をついた。
「……ふぅ。ありがとうございます、菊代さん」
「いえいえ」
空の湯飲みを受け取り、菊代は卓袱台にそれを戻した。
再び遠くからの砲声が届く。とりあえず落ち着いた和明は菊代に尋ねた。
「俺はどうなったんですか?」
「家元とまほ様、みほ様のお相手をされている最中に力尽き、気絶されました。連盟の医療スタッフを呼ぶにも事情の説明が難しい状況でしたので、看護役にわたくしが呼ばれまして」
「そうですか……皆は、今は?」
「みほ様とまほ様は既に試合に挑まれております。家元は立場もございますので、来賓として島田流家元と共に試合を観戦しております」
先ほどから聞こえている砲声は試合のそれか。和明は理解し、更に菊代に聞いた。
「試合はまだ、続いてるんですよね」
「はい。展開としては一進一退……といったところでしょうか。緒戦ではみほ様は大隊長、まほ様は三つに分かれた中隊長のひとりとして挑まれましたが大学選抜の島田愛里寿に作戦を読まれ、秘密兵器のカール自走臼砲の奇襲もあり敗走……しかしながら、みほ様が緊急で編成した小隊がカールの位置を把握して撃破。今はちょうど仕切りなおしている段階です」
「はぁ……」
何とも壮絶な展開である。情景を想像すらできない内容に和明は感心すると同時に、行為の最中に気絶して今まで寝ていた自分に情けなさを覚えた。
「なんか……恥ずかしいですね、俺」
「はい、わたくしもそう思います」
「………」
思った以上に直球な応答が返ってきた。そういえば彼女は、その穏やかな外見とは裏腹に割と歯に衣を着せぬ人だったか。
「誤解しないでいただきたいのですが……みほ様のお相手をしていただいた事、西住家に仕える者としてわたくしとしても感謝しております。ですが、最後の最後で気を失い、ご心配させたまま試合に挑ませた事は良いとは言えません。減点です」
「減点、ですか」
「ええ。それが例え、相手から求められ応えた結果であったとしても」
菊代はそう言うと布団に近づき、おもむろに和明の股間へと手を伸ばした。
「失礼致します」
「えっ!? ちょ、菊代さん!?」
和明が制止する間もなく菊代の手は寝間着のズボンを下着ごと引き下げ、寝汗に濡れた和明の下半身を外気に晒す。
そのまま菊代はぐったりとした和明の肉棒に触れ、指で柔らかく握った。
「うっ!? い、いや、待って……」
「お静かに……ふむ……」
「いや、『ふむ』じゃなくて、くっ……!?」
菊代の右手が強弱をつけて上下に動く。同時に左手は和明の下腹部の辺りに触れ、何やら臍下あたりの腹筋や内腿の肉付きを確かめているようだ。
「やはり……では、これでは」
「き、菊代さんっ! うぅっ!」
右手の動きが少し速まる。だが、平時であれば忽ち勃起したであろう肉棒も流石にグロッキー状態なのか、多少固くはなったものの屹立はせず、右手から解放されるとぺたりと倒れ込んだ。
「いっ、いや、菊代さんっ! 流石に今は無理っ……!」
「ご安心ください。『無理』である事を確かめただけですので」
普段と全く変わらない口調で菊代は答えると手を引き、袖から取り出したウェットティッシュで指を拭った。吹いた紙をゴミ箱に入れ、再び話を始める。
「篠原様、確かに貴方のお持ちになっているそれは形といい大きさといい、実に見事な
「鍛錬、ですか?」
「はい。例えばここ……腹回りから尻にかけての筋肉が、逸物を使いこなすにはやや足りておりません。鍛える事で持久力が増し、またより激しい腰の動きにも耐える事ができるようになれば今回のような状態になる前にお相手を務めきる事が出来たでしょう」
スッと指先を和明の腹から腰にかけて沿わせながら菊代は言った。
「勿論それは、篠原様が今後も家元やお嬢様方のお相手をしていただけるなら……という話ですが」
指を離し、菊代は和明を見た。
「篠原様は、今後についてどうお考えですか?」
「それは……」
「以前、わたくしがお願いした『女性としての家元も支えて欲しい』というのは、只のわたくしの願望に過ぎません。ご遠慮なさらず、篠原様のお考えをお聞かせ願えればと」
口調こそ静かで穏やかだが、菊代が本気で尋ねてきているのはその視線から伺えた。和明が今の関係を夏休みの終わりで卒業してしまうのか、それとも今後も続けてゆきたいと考えているのか。それは確かに西住家の
「それなんですけど……ちょっと、聞いて貰っていいですか?」
「はい、お願い致します」
ある程度こちら寄りの店長以外に自分の考えについて語るのは初めてだ。和明は内心の緊張を覚えつつ菊代に語った。
菊代は時折相槌をうつ程度で、静かに和明の話を聞いていた。それは他人の相談や話を多く聞いてきたであろう聞き上手のそれで、彼女の今までの経験を推し量らせた。
「……なので、今の話をそのまましほさん達にもしようと思います。どうですか?」
話を終え、感想を求めた和明に菊代はふぅ、と小さく息を吐くと言った。
「お若い意見ですね……ご自身が言っている事がどれだけ困難な事か篠原様は理解して言っている
口調こそ穏やかなままだが、容赦ない言葉が投げかけられる。
「……はい」
和明は一言だけ返す。その表情には落胆も、菊代の言葉への怒りも浮かんでいない。
その反応に、菊代は続けて言った。
「篠原様は、ご自身がどれだけ幸運な状況にあるかをまずご理解すべきでしょう。今の貴方は、世の男性がただ金を積めば叶うような世界よりも上の世界におられます。それは一度手放せば、二度掴む事がほぼ不可能なものです。それをご自身でお捨てになられるのですか?」
「菊代さんの言う通りです。俺は今、しほさんや千代さんのお陰で信じられないような世界に居ます……でも、今の俺の世界がこのまま続くのって、それは
和明は眼を伏せず菊代に言った。数秒の沈黙の後、彼女は薄く笑った。
「……成程、この程度の揺さぶりではぶれない位には決意をされているようですね」
「すみません、菊代さん」
「いえいえ。それが篠原様の選択なのであれば、わたくしはそれにご意見は出来ません。先ほどの暴言はお許しください」
そう言うと菊代はスッと立ち上がり、休憩室のドアへと足を向けた。
「昨晩から何も食べておられないと聞いております。簡単なものをお作りしますのでお待ちください。家元には、お目覚めになられたとお伝えしておきます」
「頼みます」
退出してゆく菊代の背を見送り、和明は窓の方に視線を移した。
遠くからの砲声は、まだ続いている。
「そう……ありがとう。今日はそこでそのまま休むよう伝えて」
北海道戦車道演習場・特設観客席。ひな壇状に組まれた客席の前には巨大なモニターが複数設置されており、各所に据えられたカメラからの画像を同時に展開している。
その一角、戦車道連盟関係者のみに限定された客席に座る西住しほは小声でそう言うと携帯を切った。
「……西住さん、昨晩は大変だったようね」
「何の話?」
そのすぐ近くに座る島田千代が日傘を差したまま言った。視線を向けることなくしほが返す。
「目の下の隈、隠せていないわよ?」
「………」
しほは無言で目元に触れた。
「嘘」
「………」
かまを掛けられた事に気づき、ようやくしほは千代を見た。悪びれる様子もなく千代は言う。
「何故かお店に彼の姿はなく、貴女はスーツに皺を付けたまま試合開始前ギリギリに到着……流石に気づくわ。何があったの?」
そう尋ねてくる千代の視線は平時の「島田流家元・島田千代」でなく一人の女性としてのものだ。しほは観念したように肩を落とし、答えた。
「……娘の相手をして貰っている最中に倒れたの。幸い大事無く、今は菊代が看病しているわ」
「また随分と無茶をさせたようね。彼がロクに休めていない事は、貴女も察していたと思っていたのだけど」
「緊急だったのよ。娘は娘で立っていられない程になっていて、無理を言って頼むしかなかった」
言い訳にもなっていない言い訳だ。しほはそう思いつつモニターを見た。画面では演習場の中に存在するテーマパーク跡地にて激しい砲撃戦が繰り広げられている。
「ちゃんと彼のところの店長さんには説明したの?」
「ええ。当たり前だけど、本気で怒られた。『彼自身が望んで動いている事に僕は何も言えません。ただし、貴女方が彼を壊れてもいい玩具だと思っているのなら、僕は絶対に許しません』……そう言われたわ」
「あの店長さん、貴女のところの先代だか先々代だかのお相手だったんでしょう? それは怒るわよ」
呆れ混じりに千代が言う。
「それで、どうするつもりなの?」
「何を?」
「和明君の事。分かってると思うけど、大学が始まれば今まで通りにはいかないわ。西住さんなりに考えてるんじゃなくて?」
「………」
「今更隠す事でもないでしょう? 私の方の考えも話すわ」
「……分かったわ」
どうも今日は分が悪い。しほは改めて千代に顔を向け、自分の考えを語った。
「………」
千代は話を聞き終え──彼女としては極めて珍しいことに──その整った顔に不快を浮かべた。
「……
「これでも思いついた中で一番良い方法を選んだつもりよ」
「和明君のプライドとかを一切無視した『その方法』が? 西住流はやっぱり乱暴というか、優雅さに欠けると言うか……話にならないわね」
「では、貴女はどうすると言うの?
千代の酷評にしほは問い返す。
「貴女のよりは余程受け入れやすい方法よ。彼と……」
モニター上では防衛網を敷いていた大洗勢が大学選抜の隠し玉、T-28によって戦線を押し上げられている。その光景に時折視線を向けつつ、しほは千代の提案を聞いた。
「……彼が、それを受けると?」
「悪くないと思わない? それに、あの子も喜ぶと思うわ」
微笑みつつ千代はそう言うと別のモニターに視線を送る。しほがそれを追うと、テーマパーク跡地から少し離れた丘に停まる巡行戦車センチュリオン、その砲塔から身を出して指揮を執る島田愛里寿の姿が映されていた。
『こちらメグミ中隊、東通用門突破。このまま予定通りZ地点に向かいます』
「了解」
草原を抜ける風に亜麻色の髪を揺らし、島田愛里寿は部下のメグミからの通信に短い応答を返す。
どうやら超重戦車T-28を利用しての敵防衛線の突破には成功してくれたようだ。最悪の場合は自分が動く必要があるかと思っていたが、このままメグミ、アズミ、ルミの三人の中隊長に任せて問題は無いだろう。
「うん、いい感じ」
自分の胸に手を置き、自身の調子を確かめる。闘争心の不完全燃焼を強く抱えていた時に感じていた動悸や熱さ、集中力の欠如などは全て無くなっている。自分のパフォーマンスを最大に活かせる状態だ。「あの人」の手が──いや、逞しい肉棒が、と言うべきか──無ければ、この状態に持ってくる事は出来なかったろう。
この試合に挑むにあたり、愛里寿は母である千代と「ある約束」を交わしていた。自分が愛して止まない「ボコられクマのボコ」をテーマとした遊園地・ボコミュージアム。経営不振による閉園を目前としたその遊園地へ、この試合に勝てば出資してくれるという約束。
当初は一方的な戦力差の勝負となる予定だった本試合に対し、愛里寿はその約束をモチベーションとしてここまで臨んできた。しかし──そこにボコ以外の要素が生まれていた事に愛里寿は気付いた。
「……和明さん」
小さく、その名前を呟く。
年齢も立場も全く違う、母の縁が無ければ全く関わる事も無かったろう青年。彼の名を口にすると、心の奥が熱くなる。
それが愛情なのか、あるいは肉欲を誤認しているだけなのか、それは愛里寿自身にも分からない。
だが、自分がこうしてこの場で戦えている事への感謝と、それに応えたいという気持ち。それは確かに自分の中にあった。
「……よし」
この試合に勝って終われたなら、和明を誘いボコミュージアムに行こう。共にボコライドに乗り、スペースボコンテンで宇宙服のボコを共に眺め、ボコ・ショーで共に壇上で袋叩きにされるボコに向かって声援を送ろう。
そして、その後は──
「ンッ……!」
「隊長、どうしましたか?」
尻穴の疼きに思わず声が漏れた愛里寿を、車内の搭乗員が気遣う。
「……何でもない。内部の動きに合わせてこちらも移動するぞ」
再び自分を「常に冷静な大学戦車道の天才隊長」の顔に戻し、愛里寿は答えた。
「相手の狙いは火力でこちらを攪乱し、各個撃破する事です」
『了解、バラバラになんかさせないわよ!』
「はい。各個に連携して動き、分断を防いでください!」
テーマパーク跡地、中央広場付近で待機するⅣ号戦車。ホワイトボードに自勢力の戦車を模したマグネットを貼りつつ西住みほが僚機の中隊長、ケイへ通信を行う。
思った以上に敵の動きが早い。火力に劣るこちら側が守勢に回れば削られるばかりだ。どこかで攻勢に回る契機を作る必要があるが、どうすれば──
そう考えていたみほは、ふと装填手の優花里がこちらを心配そうに見ていることに気づいた。
「どうしたの、秋山さん?」
「え!? い、いえ、西住殿が、まだ調子が戻られていないのかと気掛かりで」
「ありがとう、でも大丈夫……」
「そ、それにしては、試合開始の頃から時折不安そうにしてましたから……」
「あっ……ああ、それは、試合の事で色々考えてたのが、そう見えただけだと思う。本当に夕べ休んで調子は戻ったから。ごめんね、心配させて」
「いっ! いいえっ! 滅相もありませんっ!」
遠慮がちに優花里が言う。みほは一瞬だけ「しまった」と思ったが咄嗟に別の理由を答える。全ての味方の支えとなるべき自分が周囲を心配させては隊長失格だ。
その時、通信手の沙織から声が届く。
「みぽりん、まほさんから通信。全体じゃなくて個別で話したい事があるって」
「分かりました。こちらに回してください」
喉頭マイクに指を添え、みほは通信機を耳にあてた。
「中隊長、どうしましたか?」
『隊長、これはプライベートな内容になる。他の者に聞こえないようにできるか?』
「……分かりました」
小声で言ってくるまほの声に内容を察し、みほは砲塔から身を出した。
「どうしたの、
『菊代さんから暗号通信が届いた。和明さんは眼を覚まし、特に体調に問題も無いそうだ』
「……良かった」
まほの言葉にみほは大きく瞳を広げ、安堵の吐息と共に微笑んだ。
『これでようやく試合に集中できるな』
「やっぱり、お姉ちゃんも気付いてた?」
『上手く隠してはいたが、それでも普段からのみほを知って入れば丸分かりだ』
「うぅ……ダメだなぁ、私」
自分としては完全に押し隠すことが出来ていたと思っていただけに、そう言われるとヘコむものである。ため息をつくみほにまほが言った。
『勝つことで応えよう。それが和明さんへの何よりの恩返しになる』
「……うん」
昨晩逢ったばかりの、互いの事を身体だけしか知らないような男性。
だが、自分の内側でドロドロと渦巻いていた燻りを全て受け止めてくれた和明にみほは感謝を覚えていた。戦車に乗る事しか出来ない自分に返せる事は、確かにここで勝利して、彼の行為が無駄でなかったと示すことだ。
他に、何か恩返しができるとするならば──
「ねえ、お姉ちゃん。『ボコミュージアム』って知ってるかな?」
『聞いたことはある。お前が好きだったボコをテーマにした……』
「うん、そこ。この試合が終わったら、篠原さんと、お姉ちゃんも一緒に連れて行きたいなって思って」
『……それはいい考えだ』
通信機の向こうでまほが微笑んだのが分かる。
『敵の動きに変化が出てきた。そろそろこちらも動く。すまなかったな、こんな時に』
「ううん。ありがとう、お姉ちゃん」
通信を終え、みほは車内に戻る。彼女の様子を伺っていた優花里が少し驚いて言った。
「西住殿、お姉さまから何か良いニュースでもあったのですか?」
「え?」
「いえ、先ほどまでと西住殿の雰囲気が変わったというか……」
「……うん、あったよ。良いニュース」
優花里の問いかけに、みほは微笑みで返す。
「な、何があったんですか?」
「それは、秘密かな」
「ええっ!? そんなぁ……」
「分断を防ぐためこちらも動きます。麻子さん、大通りを回避して東南部へ向かってください!」
再び「大洗女子学園連合」の隊長の顔に戻り、みほが指示を飛ばす。
砲声はまだ、止むことはない。