※この作品はR-18です。

俺と家元(かのじょ)と巨砲主義   作:ターキーX

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第四話

「孕ませて……()()

「あ……がっ……」

 

 突然に本物の激情がこみ上げてきた時、人間は言葉が出なくなる。その事を和明は()()()()()()()()()()()()()

 ぱん、と腹に何かが強く当たった。瞬時に勃起した肉棒が跳ね、腹を叩いたのだ。その大きさは缶コーラサイズを超え、大容量のペットボトルサイズまで膨れ上がっている。

 

「ぐ……あ、あぁ……!」

「これは……ちょっと効き過ぎたんじゃないかしら?」

「はい。篠原様、理性が完全に飛んでしまわれたようで」

 

 後ろで語る千代と菊代の声がやけに遠く感じる。

 

「あっ……ああぁっ!」

 

 頭で判断するよりも早く体が動いていた。飢えた虎が獲物に飛び掛かるような勢いでベッドに上がり、むっちりとしたしほの尻肉を掴む。手に吸い付くような白い肌に食い込む布をずらし、彼女の秘所を露わにする。

 どうやらしほはそちらの「準備」もしていたようだ。黒い陰毛は既にテラテラと光沢を放ち、愛液に濡れている。

 

「うおっ、おぉっ!」

「あぁ……和明。そんな、大きくしてっ、凄いっ……!」

 

 何かを言おうとしても、獣のような声しか出てこない。ウェディングベールを揺らすしほは、まるで初夜の新妻のように頬を染め、和明の肉棒へ潤んだ瞳を向ける。

 ──犯したい。この牝の膣内に自分の肉棒を挿入し、存分に蹂躙し、絶対に妊娠する程に射精して、孕ませたい! まるで全身の細胞がそう訴えかけているかのような強烈な衝動。

 和明はそれに抗うことなく肉棒に手を添え、角度を下げるのに苦労しながらしほの秘唇に位置を定めた。陰毛に滴る愛液が亀頭を濡らす。

 そのまま一切の遠慮なく、和明は腰を一気に奥まで突き入れた。

 

「おうっ! が、あぁっ!」

「んあぁっ! か、和明っ! 和明ぃっ!」

 

 乱暴な挿入にもしほは嬉々とした嬌声をあげる。和明はそんな嬌声すら聞こえないかのように腰を大きく引き、再び突き込む。幾度も、次第に速度を上げて。

 

「うぉっ、おっ、おぉっ!」

「ひぐっ! あ、あひっ! あぁぁっ! すごっ、凄いっ! かずっ、和明っ、凄いぃっ!」

 

 ぱんぱんと肉が激しく打ち合う音──否、最早「ばちんばちん」と表現した方が近いような激しい音を立てつつ和明は限界まで怒張した肉棒でしほの膣内を激しく抽送する。相手が愛里寿だったなら、本当に壊れてしまっているだろう。それ程の激しいピストン。

 しかししほの膣内はそんな衝撃を全て受け止めつつ、和明の肉棒を強く締めつける。無数の襞はそんな乱暴な抽送を待っていたかのように蠢き、肉棒が奥へ進む時は逃がさないように、抜かれる時は名残惜しそうに亀頭を、鈴口を、竿を刺激してくる。

 

「あひぃっ! ああんっ! か、和明っ! 駄目っ、そんな、すぐっ! イッ……!」

「ぐ、あぁっ!」

 

 あっさりと一度目の射精感がこみ上げ、和明は我慢することなくそれを放った。どくどくと精液がしほの膣内に流れ込んでゆく。

 

「うぐっ、うぉっ、うおぉっ!」

「んひぃっ! そんなっ! 射精、した、ままっ!? あふっ、あ、ああっ!」

 

 吠えるような声と共に和明は射精しながら抽送を続けた。勃起が治まる気配がまるで無い。睾丸がどくどくと凄い勢いで精液を再生産しているのが分かる。

 そこでようやく和明は多少の意識を取り戻した。しかし中からの衝動を抑えるつもりは無い。ウェディングベールの感触を覚えながらしほの背に顔を寄せ、組み敷くように更に犯す。

 

「あぁぁっ! しほ、さんっ! 何て事、言うんですっ!」

「あっああんっ! 和明っ! もっと、もっとしてっ! しほのおまんこ、もっと射精してっ!」

「っ! 今日は、全員の相手をしようと、思って、たのにっ! そんな事、言われたらっ! 俺っ、この後の精液っ! 全部っ! しほさんにっ! 出すしかっ! 無いじゃっ! ないですかっ!」

「あひっ! ごめっ、ごめん、なさいっ! 欲しかった、のっ! 和明との、子供っ、欲しかったのぉっ!」

「あああっ! ()()っ、しほぉっ!」

 

 まさか、今日ここまでで出した精液を()()()()と思うことになろうとは。愛里寿には悪いが、それが今の和明の本当の気持ちだった。

 精液によってより滑らかになった膣内で肉棒を子宮口まで突き入れるたび、艶やかな黒髪を頬に貼りつかせたしほが悶える。同時に精液を更に求めてくる膣内の動きに和明も呻く。

 それは既に理性ある人間のセックスではなく「交尾」だった。生殖本能に抗うことなく、ただ互いを貪り、牝が受精を求めるだけの獣の交わり。

 

「しほっ! しほの、まんこっ! しほのまんこ、今までで一番、熱いっ! 俺のに、喰いついてくるっ!」

「ふぁんっ! か、かずっ、和明のちんぽも、今までで一番、大きくって、素敵、いっ! ちんぽっ、和明、もっと、ちんぽぉっ!」

「うおぉっ! しほぉっ!」

「ふひっ! あ、あひぃっ! 和明っ、熱っ! 焼け、そうっ……!」

 

 清廉さを示す白いベールを揺らしながら犬のように舌を出し、蕩け切った表情で悶えるしほ。和明は堪らず二度目の射精を放った。

 

「ぐっ……おぉっ!」

「んひぃっ!」

 

 和明は下腹部に力を籠め、射精後の余韻に浸ろうとしていた肉棒を叱咤するように勃起させる。膣内で再び膨れ上がった怒張の感触にしほが背を反らす。

 

「しほっ! まだ、何回でも、出すぞっ! 絶対、今晩ッ! 孕ませて、やる、からっ!」

「ああんっ! うれっ、嬉しいっ、和明っ! 射精してっ! 射精してっ! お腹、たぷたぷになるまでっ! 精液、全部出してっ!」

 

 三度のピストンにしほは歓喜の声と共に更なる射精を懇願する。

 結合部からボタボタと溢れる精液を気にすることなく、和明は三度腰を使い始めた。

 

 

 

「……凄い」

 

 横のベッドに座る愛里寿がぽつりと呟く。

 そんな彼女に寄り添うように、バスタオル姿の千代が腰掛けた。

 

「お母様?」

「よく見ておきなさい、愛里寿。あれが本当の牡と牝の交わりというものよ」

「……はい」

 

 愛里寿の視線の先、四つん這いになっていたしほは上体を支えられなくなってきたのか犬の「伏せ」のように上半身を伏せ、腰だけを突き出すような格好になっていた。それに覆いかぶさるように和明が後ろから彼女の尻を掴み、泡立つほどのピストンで肉棒を突き込んでいる。

 

「どうだっ!? どうだ、しほっ!?」

「ひぐっ! そこっ! そんなっ、抉られてっ! 和明のちんぽっ! 奥ッ、一番、奥っ!」

 

 もはや二人は周囲の愛里寿たちが見えていないかのようだった。ベッドの横に立ち二人を見ているまほとみほも、その激しさに呑まれているのが分かる。

 同時に愛里寿は自分の処女を奪った時の和明が、どれだけ此方を気遣ってくれていたかを理解した。眼前で行われている激しいピストンを、果たして自分は受けられるようになるだろうか。

 

「ぐおぉっ! また、射精すぞ、しほっ!」

「あっ、あひっ、ああぁっ!」

 

 汗に塗れ、和明の全力を受け止めるしほの痴態。ほんの十数分前に自分と真剣に向き合った女性と同一人物とは思えないほどだ。

 和明が入浴している最中、愛里寿は菊代から破瓜の血を拭かれ、デリケートな箇所用のクリーム剤を塗って貰っていた。しほが話しかけてきたのはそれが落ち着いてからである。

 

「島田さん、ちょっといいかしら?」

「はい、何でしょうか?」

「相談があるの、大事な話が」

 

 そう言うとしほは愛里寿の向かいのベッドに腰掛けた。実質的な乱交パーティーの最中だというのに、真剣な表情で愛里寿を見つめている。

 少しだけ迷いを見せた後、しほは口を開いた。

 

「島田さん。今晩……彼、和明くんの子供を作らせて欲しいの」

 

 予想外の言葉であった。内心の驚きを隠しつつ、愛里寿は落ち着いた口調で聞き返した。

 

「何故、それを私に?」

「貴女が将来の彼の妻だから。許しを請うのは当然でしょう」

 

 20歳以上の、それこそ親子ほどに歳の差が愛里寿としほには有る。

 しかし、しほは愛里寿を子供扱いせず一人の女性として向き合っていた。まだ股の間に強い違和感があったが、それでも自然と姿勢が正される。

 

「もし、それを断ったら?」

「何もしないわ。今日は危ない日だから和明くんにはコンドームを使って貰って、普段通りにするだけ」

 

 枕元のテーブルに置かれたものにしほは触れた。ひとつは袋入りのコンドーム、ひとつはウェディングベール。

 

「少し卑怯です、西住さん」

「卑怯?」

「私がご主人様と出会えたのは、貴女やお母様がご主人様と縁してくれたお陰です……そんな人にそう頼まれて、私が断れる訳が無いと知っての頼みなのではないですか?」

「……否定はしないわ」

 

 しほはそう言うと目を伏せた。その態度は日頃連盟で見る「凛とした」という言葉を体現化したような姿とは異なる、悩める女性の姿だ。愛里寿は問いかけた。

 

「そもそも、今でなくても西住さんなら幾らでも機会があった筈です。何故今夜?」

「彼はこの五年間、私や千代と並ぶために、ひとりの男として向き合うために頑張って……今度の昇進で、本当に並んで働ける所まで上がってきてくれた。それに今夜、私もひとりの女として応えたいと思った。それでは不十分かしら?」

「本当の夫を裏切るとしても、ですか?」

「ええ」

 

 静かな、迷いない答え。

 愛里寿はしほの視線を正面から受け止め、やがて答えた。

 

「分かりました。今晩だけ、譲ります」

「……ありがとう、島田さん」

 

 しほは深く頭を下げると、ウェディングベールを手に取った。菊代が手際よくコンドームを袖に収める。

 浴室から千代たちが戻ってきたのは、その直後だった。

 

「あうっ、ンッ、あぁっ!」

「くっ、うぅっ! しほっ、しほぉっ!」

 

 愛里寿がそれを思い出している間にも行為は続き、既に何度目か分からない射精が行われる。

 

「んー……そろそろ、でしょうか」

 

 二人の様子を伺っていた菊代がそう呟き、部屋の隅に置かれていたクーラーボックスへと向かってゆく。

 汗まみれの和明は荒い呼吸をしつつ、まだ腰を止める気配は無いようだった。

 

 

 

「あ……あぁ……あひっ、あっ……!」

「ぐっ、ふうっ……うぉっ……!」

 

 次第にしほの反応が弱くなってきた。もはや意味のある声も出ないのか、和明の腰の動きに合わせて喘ぎを漏らすばかりだ。ウェディングベールも汗を吸い、彼女の背にべったりと貼りついている。

 同様に和明も余りに強烈な快感を受け続け、視界が揺らぎ、眩暈がする程の状態になっていた。それでもしほを犯したいという衝動は冷める事無く和明に抽送を促す。

 ずぼずぼとしほの孔を休む事無く犯す。結合部からは肉棒が突き入れられる度に精液が溢れ、それが惜しいと思ってしまう。

 

「んひっ……はっ……かず、あきぃ……!」

「うっ、くぅっ……!」

 

 腰を止めないまま、うつ伏せになり一層その大きさを増したしほの乳房を掴む。ずっしりとした重さと弾力が伝わってくるその豊満な乳房に指を埋め、激しく揉みしだく。

 

「おっ、おぉっ……!」

「……っ!」

 

 どくんと腰が震え、搾り出るように精液が零れる。かなり和明の内臓も頑張ってはくれているが、流石にこのハイペースについてゆけないようだ。

 和明は大きく息を吐き、呼吸を整えようとした。

 

「ハアッ、ハアッ……ひゃあっ!?」

 

 突然、背筋に酷く冷たい何かが押し当てられた。反射的に身体が跳ね、肉棒がしほの膣内から抜け落ちる。精液と先走り、愛液に塗れた肉棒は流石に疲れたのか半勃起のままくたりと頭を下げる。

 

「そこまででこざいます、篠原様」

「き、菊代さん!?」

 

 慌てて振り返った和明の眼前に居たのは、凍りかけのウーロン茶の缶を持った菊代だった。どうやらそれを和明の背筋に押し付けたらしい。

 

「篠原様、先ほどから汗が流れなくなっております。眩暈や耳鳴りはされませんか?」

「え? ま、まあ、少しは……」

「それは脱水症状の前兆でございます。お気持ちは分かりますが、ひとまず休憩と参りましょう。お嬢様がたも手持無沙汰でお待ちしております」

「……あ」

 

 菊代からそう言われ、和明はようやく千代達をずっと放置していた事に気付いた。自分に視線を向ける彼女らに今更ながら頭を下げる。

 

「す……すみません、思わず夢中になってしまって……」

「フフッ、別に怒ってないわ。でも、夢中になり過ぎて和明君が体を壊しては駄目よ? 折角和明君の子供が生まれても、貴方がその子に会えなかったら意味が無いんだから」

 

 千代はそう言うとベッドから少し離れたソファに移動した。テーブルには幾つかの缶飲料と、チーズ等が乗せられたクラッカーやサンドイッチなどが並べられている。菊代が用意した軽い食事のようだ。

 

「一旦、お食事に致しましょう。軽くなら、すぐに激しい運動をしても大丈夫ですので」

「は、はい……」

 

 本当に自分は相当に無理をしたようだ。ひと息ついたことで冷静さを取り戻した和明は自分の身体が相当な疲労を覚えている事に驚いた。喉もカラカラで、腹も空いている。

 

「家元、手をお貸ししますか?」

「……大丈夫、起きられるわ」

 

 菊代は続けてしほに尋ねた。流石にまだ気怠さは残っているようだが、しほは頬に貼りついた黒髪を払いつつ答える。

 

「ンッ……!」

「……!」

 

 しほが身を震わせると、彼女の秘唇からごぽりと精液が溢れる。彼女の陰毛を汚す白濁液に、相当に射精したというのに和明の股間は反応を示してしまう。

 とはいえ先ずは水分補給が必要だ。和明はベッドを降り、先に座っていたまほ達と共にソファに腰掛けた。

 

「えっと……いただきます」

「お疲れ様でした、和明さん」

 

 手前の缶に手を伸ばす和明に、まほが労いの言葉をかける。

 指先が痺れる程に冷えたウーロン茶の缶を開けて傾けると、キンとした冷たさと共に茶の苦みが流れ込んでくる。焼けた砂に水をかけたように乾いた細胞が水分を補給し、身体に潤いが戻ってくるのを感じる。

 一方、しほも和明の向かいのソファに腰掛けた。もともと身体を隠す機能を持っていなかった細い布は汗を吸って細く捩れ、彼女の両の乳房も股間もほぼ丸出しだ。

 

「(まあ……今更か)」

 

 自分や愛里寿は全裸、千代、まほ、みほはバスタオル一枚でテーブルを囲んでいるという事実に和明は妙なおかしさを感じていた。

 

「お姉ちゃん、そっち、貰ってもいいかな?」

「みほ、まだ玉ねぎ入りのサンドイッチは駄目なのか?」

 

 ──日本のプロ戦車道の未来を担う美しき姉妹、西住まほ、西住みほ。

 

「家元、どうぞお口を……」

「自分で食べられるわ」

 

 ──日本戦車道諸流派の頂点に立つ西住流、更にその頂に立つ女傑、西住しほ。そして彼女に仕える使用人頭にして連盟の敏腕スカウトレディである井手上菊代。

 

「お母様、飲み物のお替りは如何ですか?」

「愛里寿は座っていなさい。私が取ってくるから……」

 

 ──その西住流と並び称され、海外での人気は西住流すら凌ぐ島田流。その家元と娘、島田千代、島田愛里寿。

 

 「ンッ、ンッ……ふぅ」

 

 ウーロン茶を飲み干し、ひと息つく。

 

 

 ──そして、五年前までは平凡な大学生でしか無かった自分。

 

 

 本来ならば結びつく事などあり得ない筈だった彼女らとの結びつきを作ったのは、それまでは和明からすればコンプレックスでしかなかった巨砲だった。奇縁と偶然と、様々な要素が重なり、自分たちはこうしてホテルの一室でセックスしつつ食事を摂っている。本当に奇妙な縁だと和明は思った。

 

「どうされました、篠原様? 何やら嬉しそうな顔をされていますが」

「……いいえ、何でも」

「それなら良いのですが。こちらもお持ちしております。どうぞお飲みください」

 

 既に愛里寿と自分の婚約のニュースは戦車道界隈に流れ始めている頃だろう。愛里寿の将来の夫となった自分も遠からず、この急激に成長してゆく戦車道界隈の喧噪により巻き込まれる形になる。

 でも、どんな喧噪でも彼女らとならば乗り越えられる。和明はそう確信しつつ、菊代から差し出された精力剤を飲んだ。

 

「それにしても、さっきのお母さんと篠原さんのセックスは凄かったね……私にはあそこまでは無理だと思ったよ」

「いや、みほさんの場合、あの動きをすると逆に俺だけ吸われるから……」

「ご主人様、私にもいずれはアレ位に激しくしてくれますか?」

 

 ピロートークと呼ぶには風情に欠ける、和やかに交わされる言葉。やがてそれなりに腹を満たした和明はソファから立ち上がった。

 

「ちょっとシャワー、浴びてきます」

「和明くん、私も一緒させて貰えるかしら?」

 

 汗が乾き始め、ベタベタが無視できなくなってきた。再び浴室に向かおうとした和明にしほが声をかける。

 

「ええ、もちろん。菊代さん、ご馳走様でした」

「お粗末様でした、篠原様」

 

 和明としても断る理由はない。和明は頷くと菊代に礼を言い、浴室に向かった。皿を片付けつつ菊代が答える。

 しほはその場でベールや下着を脱いで全裸となり、和明の後ろに続く。先ほどと同じ洗面室を経て浴室へと至る。

 壁に掛けられたシャワーノズルを持ち、和明はバルブを回した。やや暖かい程度の温度に調節し、再びノズルを頭の上の位置に掛け戻す。

 

「ふぅ……」

「ンッ……」

 

 互いに確認する事無く、和明としほは一緒にシャワーを浴びる。

 ふと、しほが和明に言った。

 

「……こうして貴方とシャワーを浴びていると、あの日を思い出すわ」

「あの日?」

「覚えてるかしら? 貴方と私が初めて()()日……ひと段落ついた後で、貴方はシャワーを浴びている私に『まだ相手をして欲しい』って言ってくれたわね」

「あ……!」

 

 その言葉を契機に、和明の脳裏にもあの日の事が鮮明に思い出されてきた。最初こそ自分が主導権を握れていたが、最終的にはしほにリードされ、あっさりと射精を許したのだ。

 

「あれから五年……本当に逞しくなった」

「しほさん達が、俺をここまで鍛えてくれたんです。綺麗で、素敵で、魅力的で……そんなしほさんが俺を求めてくれたから、俺も強くなれたんです」

 

 懐かしむように微笑むしほに、和明は笑いかけた。

 

「本当に……そう思ってくれる?」

「ええ、今だって……ンッ」

「んっ、ちゅっ……」

 

 互いの視線が交わり、自然と顔が近づき、唇が重なる。熱い吐息と共に舌が絡み合い、唾液を交換してゆく。

 

「んはっ……ねえ、和明。ここで、続きをしない?」

「ああ……しほ、俺も、凄く……したい」

 

 シャワーの水音が浴室に響く。しほは壁に手を置き、尻を突き出した。おねだりするように揺れる尻の谷間から湯と愛液、そして先ほどまでの精液に濡れる秘所が覗く。

 

「き、来て、和明っ、奥が、凄く切ないのっ……!」

「ああ、何回でも、しよう……絶対に今晩、『命中』させるから……ぐっ」

「んあぁっ!」

 

 休憩を挟み、菊代の精力剤も回ってきたことで再び和明の肉棒は精力を取り戻していた。赤黒い亀頭をしほの朱色の陰唇に押し当て、そのまま腰を突き出す。

 

「めっ、命中、させて、和明っ! 貴方の、子供っ、孕ませてっ!」

「あ、ああっ! しほ、しほぉっ!」

「んひぃっ! か、和明のちんぽ、また大きく、ああんっ!」

 

 シャワーの湯が降り注ぐ中、和明はしほの爆乳を揉みつつ腰を振った。この五年間、何度交わったか分からない。それでいて全く飽きるという事のない極上の女体。凛々しくも整った顔立ちも、手に余るサイズの豊満な乳房も、肉付き良いむっちりとした尻も、それでいて引き締まった腰回りも、張りのある太腿も。

 

「かっ、かず、あきぃっ! 好きっ、好きぃっ!」

「ああ、俺も、大好き、だっ! しほ、おぉっ!」

 

 ──そして、時に少女のように自分を想ってくれる健気さも。

 

「んっ、ちゅ、はぁっ……もっと、舌、出して……」

「あむっ、ンッ、ンンッ……ふぁ、ふぁい……」

 

 体を密着させ、しほの顔を振り向かせて挿入したままキスを交わす。キスをする度にしほの膣内は嬉しそうにきゅっと締まり、和明の肉棒から精液を搾り取ろうと襞を動かしてくる。

 

「うぅっ! しほ、また、射精すぞ、しほっ!」

「ふぁ……だ、射精してっ! しほの中っ! 和明の精液でっ、ちんぽでっ、一杯に、してぇっ!」

「ぐ、おおぉっ!」

「ひあっ、あ、ああぁっ!」

 

 和明はしほの子宮口へ亀頭を押し当て、躊躇せずに射精感を開放した。尿道を駆け登り、どくどくと新たな精液がしほの子宮へと注がれてゆく。

 

「あっ、あふっ……和明、もっと、して。和明の精液、もっと、欲しいのっ……!」

 

 シャワーの湯と快楽で肌を火照らせ、更なる射精をせがむしほ。おそらくは外の菊代たちもこうなる事は予測済みだろう。

 

「……ああ、やろう。しほっ!」

「ああんっ! 来たっ、和明のちんぽっ、来たぁっ!」

 

 ならば、その厚意に甘えてあと三発は此処でさせて貰おう。「詫び」は後でさせて貰うということで。

 和明はそう思いつつ、怒張を再びしほの熱く潤む膣内へと突き入れた。

 

 

 

【番外編・5years after 終わり】

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