無限軌道杯決勝戦開幕記念・俺と家元(かのじょ)と二正面作戦
高校戦車道・冬季無限軌道杯。
夏の戦車道大会と並ぶ学生戦車道の伝統的な大会だったが、戦車道という競技の衰退と共に休止となった経緯がある。プロリーグ発足を踏まえた戦車道の普及活動が無ければ、こうして再開すること無く埋もれていただろう。
『忙しいですよね……やっぱり』
「いや、まあ、大丈夫。それを言ったら、みほさん達の方がもっと大変だろ?」
そして、その大会は開催前の予想以上の盛り上がりを見せていた。夏の大会で伝説を残した”戦神”西住みほの存在で知られる大洗女子学園は今回、新隊長として三年の河嶋桃を擁立。危うい場面もあったがBC自由学園、知波単学園、継続高校を退け決勝戦に進出した。
「……そんなにあるんだ、ハンドサインって」
『口頭での指示より早く伝達するには、最適ですから。ただ、そのためにギリギリまで調整しなければいけません』
「分かった。そういう事なら……」
一方、逆側から強豪・黒森峰女学園を制して勝ち上がったのはかの”天才少女”島田愛里寿をセンチュリオンと共に迎え入れた聖グロリアーナ女学院だ。過去の2校の戦績は、練習試合を含めてだが聖グロの二戦二勝。下馬評では7:3で聖グロ有利だが、今まで奇跡的な勝ち星を上げてきた大洗だけに読み切れない部分も多い。
「うーん……」
自室でリモート通信を終えた篠原和明は、その二校の隙間で
「みほさん、愛里寿ちゃん、どちらも前日の深夜まで演習で試合場の到着は翌早朝……会場スタッフが集まる時間が……」
携帯で当日の流れを確認し、和明は小さくため息をついた。
「……厳しいなあ」
現在の和明は大学生活を送りつつ連盟のボランティアスタッフとして戦車道関連のイベントに積極的に参加している。夏の終わりに西住しほ、島田千代と約束した戦車道連盟への就職のためだ。
また、同時に二人の家元やみほ、まほ、愛里寿の「お相手」──戦車道の戦闘や演習での戦意の不完全燃焼から起こる、心身に影響を及ぼす欲求不満を解消するためのセックス相手──も、結局のところ継続している。流石に学業優先ということで夏休みの時ほどの頻度ではないが、それでも月に数度、戦車道の大きな試合の前後などには呼ばれたりはしている状況だ。
「ええと、試合会場がここで、両校の待機場所がここか。うぅん……!」
それが今回、非常にタイトな形でブッキングしてしまった。みほと愛里寿、詳しい事情までは知らないが双方とも負けられない事情があるようで、どちらもかなり熱の入った演習を重ねている。必然的に和明の"巨砲"はこの無限軌道杯の期間に少なくない回数、みほの秘唇と愛里寿の尻穴に打ち込まれている。そしていよいよ決勝戦となり、和明は同時に「お願い」をされたという訳だ。
PC上に表示させた当日の現地の図面を眺めつつ、和明は頭を掻きつつ呟いた。
「まあ……どっちかだけとは、いかないよな」
ここまでは試合の日程のズレを利用する事で何とかなっていたが、流石に決勝戦で二人が激突するとなればその手は使えない。といって、片方にだけ肩入れするのも気が引けた。
彼女らの母親であるしほ、千代に公私で──ベッドの上も含めて──お世話になっているだけでなく、みほも愛里寿も幾度も肌を合わせた、到底「ビジネス」とは呼べない関係だ。何よりこれで和明が抱かなかった方が負けたとかになれば、それが本当に実力差に依るものだったとしても和明としても最悪の寝覚めになるだろう。
「だったら……この辺りか?」
潮の匂いを帯びた朝もやが、無数に積まれた巨大なコンテナの間を漂う。今の時間ではまだ視界が悪いが空は晴れ渡っている。試合が始まる時間には揮発しているだろう。
「えっ? し、島田さ……愛里寿ちゃん?」
そんなコンテナ群を見下ろす、リゾートホテルの見晴らしの良い一室。
黒を基調とした冬用のパンツァージャケットに身を包んだ西住みほは、予想外の先着者に驚きの声を漏らした。
「みほ、おはよう」
一方、彼女が来ることを把握していた島田愛里寿は13歳とは思えない落ち着いた態度でみほに挨拶を返す。こちらは見慣れた大学選抜のものでなく、ワインレッド鮮やかな聖グロリアーナのパンツァージャケット姿だ。
「すまない、驚かせたかな」
その後ろでベッドに腰かけていた和明は身を起こし、みほに言った。既にトランクス一丁の格好だ。
ここは試合会場である港湾工業地帯から比較的近い位置のリゾートホテルだ。流れ弾が届く程度の距離にあるため、本日は無人である。その部屋のキーを和明が入手できたのは連盟の先輩にして西住流本家の世話役である菊代の手回しだ。いつもの事ながら、あの人に不可能な事は無いのではないかと思えてくる。
まだ戸惑いを残しつつ、みほが尋ねる。
「ええと……これって」
「今日なんだけどみほさんと愛里寿ちゃん、どちらにもお願いされてたんだ。二人とも試合前の調整もあるし、俺は俺で会場スタッフの仕事がある。それぞれの学園艦に行って相手をするには時間が足りなかったから……ここで、一緒にさせて欲しい」
「そ、それは、分かりましたけど……」
和明の説明にみほは戸惑いと恥じらいを交えた表情で答える。口にこそ出していないが「何故、先にそれを言わなかったのか」という感情が伝わってくるのを感じ、和明は言った。
「最初から『愛里寿ちゃんからも頼まれていて』って言ってたらみほさん、引き下がってたろ?」
「あっ……」
そう、彼女はそういう性格なのだ。戦車乗りとしての芯の強さと不屈の精神を持ちつつも、平時のみほは自分より常に他人を優先してしまう。彼女が絶対に譲れないものがあるとすれば──ボコられクマのボコが絡んだ時くらいだろう。
傍らに立つ愛里寿がみほに言った。
「私は、十全の状態のみほと戦いたい。和明さんを私に譲って調子が出ずに負けたとか、絶対に嫌」
「愛里寿ちゃん……」
みほを見つめるその表情は真剣そのものだ。
「で、でも、愛里寿ちゃんと一緒にとか……」
「……和明さんの所にお母様たちと一緒に行った時にもうやってるんだし、今更だと思う」
「あ、あの時は大勢だったから、逆にそんな感じがしなかったっていうか……!」
愛里寿が言っているのは秋口の頃、女性陣が申し合わせて和明の自宅に押し掛けてきた時の話だ。確かにあの時は最終的に菊代以外の全員の相手を務めたが、狭いワンルームで七人という状況だったので席を外したり、外で時間を潰して貰ったり、買い出しに行ったりと出入りも多かった。みほとしては、愛里寿とこうして差し向かいで多人数プレイをするというのは初めての感覚だろう。
「……むぅ」
未だに乗り気でないみほに、『ムッとした顔』という言葉をそのまま形にしたように愛里寿は頬を膨らませ、直後にスッと表情を戻すと身を翻した。
「分かった。じゃあ、和明さんは私が独占する」
「えっ?」
みほがその言葉の意味を確認する前に愛里寿は細身の身体を和明に寄せると腰を落とし、跪くような姿勢で股間の前に顔を寄せた。既に熱を帯び始めている愛里寿の吐息が下着越しに肉棒に届き、それだけでむくりと布地を持ち上げる。
「ふぅっ……和明さん、失礼します」
「ちょ、愛里寿ちゃ……ととっ」
和明が止めるのも待たず愛里寿はトランクスの両端に指をかけ、そのまま引き下ろした。バランスを崩しそうになった和明が足を上げると、器用に浮いた足からトランクスの片穴を抜く。
「あぁ……今日も素敵です、和明さんのちんぽ……」
恍惚とした吐息が整った口元から漏れる。ほんの数秒前まで凛とした姿勢を見せていた十三歳の少女が「雌」の顔になってゆく。
まだ半勃起にも関わらず、愛里寿の顔の前で屹立する怒張。あるいは彼女の顔より大きいかもしれない。
普通の少女であれば雄の匂いを放つその凶悪な肉棒に怯えすら抱くだろう。しかし愛里寿は怯えるどころか、むしろ嬉々としてその怒張に唇を近づけてゆく。
「では……んっ、ちゅっ……」
「うぉっ……!」
赤黒い亀頭に整った唇が押し当てられ、和明は呻きと共に腰を震わせた。更に二度三度と、愛里寿は肉棒へのキスを重ねる。
「ちゅっ、んはっ……どんどん、熱くなってきてます……」
そう言いつつ愛里寿の手はトランクスに添えられたまま、動きで和明に足を上げるよう促す。それに応えて動くと、彼女は片足に残っていた下着をするりと取り去った。トランクスから離れた指は和明の腰へと移動し、愛里寿の姿勢を安定させる。
肉棒へのキスを一旦中断した愛里寿は、そこで小さな口を精一杯に広げた。
「ふぁ、あぁ……んむっ」
「あ、愛里寿ちゃ、熱っ!?」
完全に背後のみほを無視して更に行為を進めようとする愛里寿を制しようとした和明だったが、亀頭を包む口腔内の熱さに言葉は遮られた。まるでトロトロに煮込まれた粥の中に肉棒を突き入れたような熱さと潤み。
それは、単純に愛里寿が発情しているという
「んふっ、じゅるっ、じゅるるぅっ」
「くうっ!」
自分の口淫で感じてくれているのが嬉しいのか、愛里寿は目を細めると音を立てて肉棒を舐め始めた。清潔感ある聖グロのジャケットを着たままの、小学生でも通用するであろう幼さを残した少女が行うには余りに下品な行為。それゆえに湧き上がる背徳感は強く和明の中から興奮を引き出させる。
更に暫く舌先で亀頭を愛撫した後、息継ぎをするように愛里寿は口を離した。
「んぶ、れろ、ん、ぱぁ……気持ちいいですか、和明さん?」
「あ、ああ、いいよ、愛里寿ちゃん……ジャケット、汚しちゃ悪いから、脱いだ方が……」
「大丈夫です、ちゃんと替えは用意していますから」
そう言っている間も愛里寿は細い指を肉棒に絡めて緩やかに扱いてる。鈴口から滲む先走りがその指先を艶やかに濡らす。
「和明さん、残り時間は?」
「二時間弱くらい、かな。でも、シャワーを浴びる時間とかもあるから、あんまりギリギリまでは……」
「分かりました。それなら……あっ」
「……?」
ふと、愛里寿の視線が和明から離れた。釣られて和明もその先を追う。
「あ……!」
意識がこちらに向いた事に気づき、彼女が声を漏らす。
愛里寿の口淫で意識が逸れている内に動いたのだろうか? 先ほどまで立っていた位置から、西住みほは気付けば和明の股間の間近まで這いよってきていた。跪くような愛里寿の姿勢と異なりこちらは四つん這いで、まるで猫が気配を殺しつつ接近してきたかのようだ。
「えっ、えっと……」
「みほ」
懸命に言葉を探すみほに、愛里寿が声をかけた。
「ふえっ!?」
「しよう、一緒に。和明さんも、その為にわざわざ時間と場所を作ってくれたんだし」
「……!」
緩やかに肉棒を扱く手を止めず、愛里寿はみほに優しく言う。
その言葉でようやくみほは自分の気持ちを固めたのだろう。口元を引き締め、頭を下げる。
「ご、ごめんなさい。愛里寿ちゃん」
「謝るのは私じゃなくて和明さん。ほら、お詫びして」
「……!」
そう言いながら愛里寿が促したのは──和明の顔でなく、二人を挟むように屹立する怒張に対してた。
血管を浮かべ、缶コーラのロング缶ほどもあるそれは既に完全に勃起して、熱と雄の生臭い匂いを放っている。
みほは肉棒に目を向け、和明を見上げ、再び肉棒に視線を戻した。
「ごめんなさい、篠原さん……わ、私にも、篠原さんのおちんちん、ください……ちゅっ」
「っ!」
柔らかなキス。
しかしその唇が帯びた熱は愛里寿のそれと同等か、それ以上のものだ。
みほの行動に満足したのだろう。愛里寿は嬉しそうに微笑むと和明に言った。
「和明さん、みほと合わせるから座って」
「あ、ああ」
促されるまま和明はベッドに腰かけた。出来るだけ足を広げ、二人が動きやすいようにする。
その足の間、柱のような肉棒を挟んで二人の美少女が顔を寄せ合う。
「上下からの同時攻撃。『上』はみほに任せる。待たせた分、和明さんを気持ちよくさせて」
「分かった。合わせるね」
「……ええと、二人ともお手柔らかにおねが」
「「れろっ」」
「おぉっ!?」
愛里寿の細い舌とみほの肉厚な舌。
全く同じタイミングで二枚の舌からの刺激を受け、肉棒がビクンと跳ねる。
「ちゅ、じゅるっ、ちゅうぅ」
「あ、愛里寿ちゃんっ!」
まるで横笛を吹くように竿に顔を寄せ、舐め、時折強くキスをする愛里寿の口。
「ンッ……んあぁ……はむっ」
「みっ、みほさん、ちょ、くうぅっ!」
唾液を溜めた口腔内で亀頭を包み、唇で締め付けつつカリ裏を舐めてくるみほの口。
今年の高校戦車道の花形を務める二人による同時の責めは、和明の予測を遥かに超えた快感を与えてくる。
それは和明との初体験からこの短期間で性について急速に目覚めてきた二人の素質も当然あるが、日ごろ凛々しく戦車に乗り、華麗で、同時に泥臭い戦いに戦車長として身を投じている彼女らがパンツァージャケット姿のまま積極的に自分を求め、奉仕してくれるという支配感。それが最上のスパイスになっているのも事実だろう。
「んぷっ、ンッ、ンンッ」
「ちゅ、はぁっ、はむっ……和明さん、どうですか? 私たちの連携」
「あぁ……二人とも、堪らないよっ……!」
貪るように口腔内の亀頭を愛撫するみほの動きを阻害しないように頭の位置を調整しつつ、愛里寿は肉棒に舌を這わせて和明の反応を楽しんでいる。一方でみほも愛里寿の動きの邪魔にならないよう、責めに緩急をつけて合わせやすくしているようだ。初めての連携とは思えない程に息の合った責めは、和明を確実に絶頂へと導いてゆく。
「や、ヤバっ、そろそろ、射精るっ……!」
「ンッ……ぷはっ、篠原さん、その、えと、どうしますか?」
「……二人の、顔にかけたい。いいかな?」
絶頂が近いのを察し肉棒を開放したみほに答える。一方の愛里寿も舌の動きを止め、頭を少し下げる。
「分かりました。みほ、私と同じ動きをして。あぁ……ん」
「え? う、うん……あぁ……」
「お、おぉ……!」
唾液と先走りに濡れた亀頭を拝むように顔を上げ、大きく口を広げて舌を出し、零さないように両手を
「ふぁ……和明さん、思い切り扱いて、私たちに和明さんの熱いザーメンを注いてください」
「し、篠原さん……私にも、ください。篠原さんの、精液っ……!」
砂漠で渇した旅人が水を求めるが如くに精液を求めて待つ二人の姿は酷く淫らで背徳的だ。和明は躊躇なく自らの肉棒に手を添え素早く扱き始める。もともと絶頂寸前まで来ていた事もあり、堪える必要も無かった射精感はあっさりと限界を超えた。
「ああぁっ! で、出るっ!」
自分でも驚くほどの勢いで鈴口から精液が迸る。降り注ぐ生臭い白濁駅を愛里寿とみほは避けることなく、むしろ恍惚とした表情で受け止める。
「あぁ、素敵、です、和明さんっ……!」
「ふあぁ……こんな、凄く、熱いっ……!」
「おっ……おぉっ……!」
和明は扱く手を止めず、管内に残る精液も絞り出すように二人の整った顔に、伸ばした舌先に、広げられた手に更に注ぐ。
「あ、ああぁっ……!」
愛里寿がぶるりと身体を震わせた。どうやら精液を浴びただけで軽く達してしまったようだ。
「うっ、あ、はぁっ……!」
ようやく射精感が治まり、和明は大きく息を吐いて脱力した。
「んっ、あぁ……ありがとうございます。和明さん」
「こんなに、沢山……ンッ、ンンッ……こくっ」
幼い顔を白濁液で汚したまま礼をする愛里寿。
掌に溜まった水たまり、もとい精液たまりを掲げ当然のようにそれを嚥下するみほ。二人は自然と顔を近づけ、互いの顔に残った精液の残渣を嘗めとってゆく。
「みほ、ここも残ってる……ちゅっ、ちゅるっ」
「愛里寿ちゃんも、ここ、取るね……んんっ」
二匹の子猫が互いを毛づくろいするかのような光景。とはいえ、これで終わりではない。むしろここからが本番だ。
「ふぅ……んっ!」
和明は大きく息を吸い、下腹部に力を込めた。その気合に応えるように股間の肉棒は再び充血を始め、二人の前に屹立する。
「今度は俺がお返しする番だね。二人とも脱いで、ベッドに上がって」
「は、はい……」
「あ、待って、みほ」
和明の言葉にジャケットを脱ごうとしたみほを何故か愛里寿が制した。
「ど、どうしたの、愛里寿ちゃん?」
「ジャケットとスカートは着けたままで、下着だけ脱いで。私もそうする」
戸惑うみほに愛里寿は当然のように言うと、スカートの裾を持ち上げてショーツだけを脱いだ。見慣れた、ボコの絵柄がプリントされたコットンパンツだ。
流石に愛里寿のこの指示はみほにとっても予想外だったようで、彼女に尋ねる。
「えっと、何で……かな?」
「みほのその恰好、凄く可愛い」
「ええっ!? で、でも私、愛里寿ちゃんみたいに替えのジャケットとか用意してないから……」
「大丈夫、みほの着替えも用意してある」
「何で!?」
思わず和明はツッコミを入れた。淡々と愛里寿が答える。
「聖グロリアーナ、今回の参加校の制服とジャケットのレプリカを全部揃えてるから」
「そ、そうなんだ……」
流石に絶句するみほに愛里寿が横目で和明を見つつ言った。
「それに、そっちの方が和明さんも興奮すると思う」
「え!? い、いや、そんな事は……」
「………」
「そんな、事は……」
ない、とは否定できなかった。
実際コスチュームプレイは男のロマンではあるし、振り返ってみてもしほのスーツ姿や裸ワイシャツ、千代の煽情的な下着姿や秋山好子の人妻感ある仕事着など、自覚は無かったが確かに自分にはそういった着衣フェチめいた側面があるのかもしれない。
「わ、わかりました。篠原さんがそれで興奮してくれるなら……」
そんな和明の反応から察したのだろう。恥じらいつつもみほは納得し、愛里寿と同様にショーツだけを脱いでベッドの端に置いた。ある意味予想通りの、ボコのコットンパンツ。
そのまま二人はダブルベッドの上で四つん這いで並び、和明に尻を向けた。
「……っ!」
ごくり、と和明の喉が鳴った。小振りな島田愛里寿の未成熟な尻と、肉付き良い西住みほの張りのある尻。
なんとも対照的な印象を受けるが、既にどちらの尻にも汗がしっとりと滲み、そしてそれ以上に秘所はじっとりと濡れていた。未だに前に関しては処女である愛里寿の無毛に近い陰唇から溢れる愛液は彼女のほっそりとした太腿の付け根を濡らし、一方のみほの桃色の陰唇は栗色の陰毛をテラテラと照り光らせている。
「はっ、早く、ください。和明さん……!」
「わ、私も、ください……もう、切なくって……!」
そんな二人のパンツァージャケット姿の少女が、試合と同じ姿で肉棒を求めて腰を揺らしている。これで滾らないのは男ではないだろう。瞬く間に和明の巨砲は最大限の固さと大きさにまで怒張し、臍に貼りつく勢いで反り返った。
「待ってて、準備するから……」
とはいえ、このまま欲望のままに挿入すれば良いという相手ではない。万全の備えが必要だ。
和明はベッド横のテーブルに置いていた、ドレッシング入れめいたポリ容器を手に取った。蓋を緩め、それを握ったま二人に近づく。
「和明さっ……ひぁっ!?」
おもむろに尻穴にローションを垂らされた愛里寿の身体が跳ねる。
容器を置いた右手をそのまま愛里寿の窄まりへ進めつつ、左手を自身の竿に添える。
「かっ、和明さんっ! ︎︎そんな、しなくても大丈夫ですから、早くっ…!」
「そうは言うけど、試合前に切れちゃったら集中も出来ないだろ? ︎︎しっかり広げておかないと」
「んあぁっ!」
これは
「で、みほさんにも……」
「はあぁ、あ、当たってます、篠原さんの、おちんちんの、先っ…!」
反り返る肉棒の角度を調節して、みほの秘唇に先端を宛てがう。それだけでみほは背中を震わせ、淫らに腰をくねらせる。
「いくよ、みほさんっ……!」
「あ、あっ、あああっ!」
「ぐっ、ううっ!」
可能な限り意識を愛里寿の尻穴を弄る指に集中させ、肉棒から意識を逸らす。
これは決してみほを雑に扱うという意味ではない。こうしなければ即座に射精しかねないからだ。
「ああんっ! ︎︎しっ、篠原さんの、おちんちんっ、いいっ! ︎︎お腹、いっぱい、広げられ、てっ!」
「くうっ、吸われるっ!」
うねうねと無数の襞が肉棒に吸い付き、更に奥まで引きずり込もうとしてくる感触。意識を逸らして尚、堪らない射精感が押し寄せてくる。
みほの腟内は俗に「蛸壺」と呼ばれる名器である。その快感は経験豊富なしほや千代のそれを上回る程だ。
「愛里寿ちゃん、もうちょっと、奥まで挿れるよっ……!」
「んひっ!? ︎︎和明さんっ、いいっ! ︎︎お尻、いいっ!」
「あっあぁっ! ︎︎篠原さんっ! ︎︎もっと、もっと奥までっ、来てっ、くださいいっ!」
腰の動きを止めないまま愛里寿の尻穴を弄り、意識を散らすことで射精を堪える。三者三葉の嬌声と喘ぎが部屋に満ち、その声が更に互いを昂らせる。
「和明さんっ、和明さんっ! ︎︎はやっ、早く、くださいっ! ︎︎和明さんのっ、ちんぽっ早くっ!」
「んっんんっ! ︎︎ま、待ってて、愛里寿っ、ちゃんっ! ︎︎私も、もうすぐ、イクっ、からっ!」
「お、俺も、そろそろっ……!」
大学選抜隊長、聖グロリアーナ最有力選手としての自分を捨て去り、下品な言葉で挿入を求める愛里寿。
大洗女子学園戦車道リーダーとしての自分を忘れ、快楽を貪るみほ。
どちらも普段の彼女らを知る者には間違っても見せられない姿。だからこそ彼女らの──戦車道の激しい戦闘ですら解消できない──欲求不満を解消できるのだ。
「ごめん、愛里寿ちゃん。ちょっとだけ待ってて!」
「ふぁっ……!」
いよいよ射精感が抑えられなくなってきた。
和明は愛里寿の窄まりから指を引き抜き、両手でみほの張りのある尻肉を掴んだ。しっかりと腰を固定させ、抽送の速度を一気に上げる。
「一回イクよ、みほさんっ!」
「はっはいっ! ︎︎くださいっ! ︎︎篠原さん、のっ! ︎︎私の、なかっ、ぜんぶっ、出してぇっ!」
パンパンと肉を打ち合う音が響く。ピストンを速めたことで和明自身も一気に絶頂に押し上げられるが、みほが達するまでは射精すまいと懸命に堪える。
次第にみほの身体の震えが小刻みなものに変わり、締め付けが急激に強まる。
「あっあっあぁっ! ︎︎きっ来ますっ! ︎︎大きい、のっ! ︎︎あっあああぁぁっ!」
「お、俺、もっ……お、うあぁぁっ!」
精巣が急造した精液がみほの子宮に叩きつけられてゆく。何とかみほの絶頂まで耐えた和明は、堪らない開放感と共にみほの名器の吸い付きと射精感を堪能した。
「うぉ……とま、止まらないっ……!」
「ふぁ、あぁ……篠原、さんっ……凄い、熱い、ですっ……!」
ドクン、と肉棒が脈動する度に嬉しそうに畝るみほの腟内。そのまま挿入し続けていたい気持ちを押さえ、和明は肉棒を引き抜いた。まだ開いたままのみほの孔からごぽりと白濁液が零れ落ちる。
「あふっ、あ、溢れてっ……!」
「ふぅ……よしっ」
頬に濡れた髪を張り付かせ、絶頂の余韻に浸る蕩けた顔が美しい。
脱力感に浸りたい身体に喝を入れ、和明は腰をもじつかせる愛里寿に向き直った。
「愛里寿ちゃん、お待たせ」
「ほっ、本当です……おかしく、なりそう、でしたっ……」
そう言いつつ愛里寿は自らスカートを捲り上げ、尻たぶを広げると和明に向けて腰を上げた。汗に濡れた窄まりは和明の挿入を望むようにひくついている。
和明はローションの横に置いていたコンドームに手を伸ばした。
「ああ、待ってて。いまコンドームを……」
「いりません」
「えっ?」
喘ぎ交じりの声で愛里寿は言った。
「今日、ここに来る前に腸洗浄も、消毒もしっかりしてきました。和明さんのをゴム無しで、そのまま挿れてもらって大丈夫です」
「いや、だからって」
「……お願い、します」
涙を浮かべた瞳で愛里寿は和明を見た。その涙は怒りや悲しみではない。快感を求める懇願の涙だ。
「いま、みほにした、みたいに……和明さんの生ちんぽで、私のお腹の中、タプタプに、なるまで……ザーメン、吐き出して、くださいっ……!」
──彼女、島田愛里寿の膣内は和明の肉棒を受け入れられるまで成熟していない。じっくりとした拡張を行った上でのアナルセックスは可能だが、それはあくまで「可能」であって「容易」という訳ではないのだ。
しかし、それでも彼女は自分にできる精一杯で和明を求めようとする。それは性愛なのか、発散のパートナーとしての信頼なのか、あるいは愛情なのか。もしかしたら、彼女自身にも区別はついていないのかもしれない。
「……分かった。痛かったら、言って」
和明はコンドームに伸ばしていた手を戻し、ローションの容器を手にして自身の半勃起の肉棒に降りかける。既に精液とみほの愛液でドロドロになっていた肉棒は更に滑らかになった。愛里寿も十分すぎるくらいに仕上がっているし、これならば比較的スムーズに挿入できそうだ。
愛里寿の細い腰を掴み、右手は肉棒に添えて彼女のひくつく窄まりに狙いを定める。
「挿れるよ。いつもみたいに、力を抜いて、息を吐いて……ぐ、くぅっ……!」
「あ、はぁっ……んっんあぁっ!」
赤黒く肥大した亀頭を、ゆっくりと窄まりへ埋め込んでゆく。何度も交わっているとはいえ、十三歳の少女が肛門を限界まで広げて肉棒を受け入れる姿はいつ見てもひどく倒錯的だ。
「はあっ、あ、く、あぁ……!」
ミチミチと巨根を挿入されてゆく圧迫感に苦悶の声をあげる愛里寿が痛々しい。アナルセックスは通常のセックスとは快感の生まれるポイントが根本的に違う。快感が発生するのは──
「……よし、入った。動くよ、愛里寿ちゃん!」
「はっ、はいっ、動いて、動いてくださっ、ああぁっ!」
──抜く瞬間である。イメージとしては、排泄時の快感がより強く、ずっと続くと思ってもらえれば分かりやすいだろうか?
肉棒を絞り切るような強さの締め付けに痺れるような快感を覚えつつ、和明は腰を動かし始めた。挿入時は負担がかかりすぎないように気持ち速めに。抜くときはじっくり、ゆっくりと。
「あひっ! いっいいっ! 和明さんっ、もっと、もっと動いてっ! 私のケツ、あなっ! 無茶苦茶に、してっ、くださいっ!」
「ああ、分かって……るっ!」
「んっひぃぃっ!」
どこで吸収してきたのか知らないが、愛里寿は覚えてきた下品な言葉を意図的に使い、自分を激しく責めさせるプレイを好む。
それは島田流時期家元、若干十三歳で飛び級大学入りした天才、大学選抜隊長などの様々なプレッシャーに縛られている抑圧の反動だろう。
「いいっ! 気持ち、いいっ、ですっ! 和明さんの、なまっ、ちんぽっ! 熱くて、太く、てぇっ!」
「すごい……愛里寿ちゃん、こんなに乱れるんだ……」
外に聞こえそうな程の声量で猥語を叫ぶ愛里寿の姿に、絶頂の余韻から戻ったみほが感心と驚きの入り混じった声を漏らす。
「あ、ああ……愛里寿ちゃん、はこういう、
「ッ!?」
「うぉっ……!」
「変態」と呼ばれた瞬間、愛里寿の身体がびくんと大きく反応を見せた。同時に窄まりの締め付けが更に強まり、危うく射精しそうになる。
「そうだよな、愛里寿ちゃん? くっ……」
「ふあぁぁっ!」
ねっとりとした動きで肉棒を引き抜く。これが彼女の興奮をより高めてくれると確信しつつ。
戦車長として指揮を執る服装のまま、愛里寿は悶えつつ言った。
「そっ、そうなのっ、みほっ! わたっ、私っ! 和明さんの、生ちんぽでっ、ケツっ、ケツ穴を、無茶苦茶に、されてっ! 悦んでる、変態、なのっ! あぁんっ!」
「……それでも、可愛いよ。愛里寿ちゃん」
汗と涙と涎に濡れた“天才少女”に"軍神”と呼ばれた少女は微笑みかける。
「……っ!」
「おっおおっ! だ、出すよ、愛里寿ちゃん!」
「はひぃっ! 欲しい、和明さんの生ちんぽのザーメン、ケツ穴に、くださいぃっ!」
「ぐっ、おおぉぉっ!」
みほの微笑みが決めてになったのか、尻穴の締め付けがひと際強くなった。同時に和明も限界を迎え、躊躇なく愛里寿の腸内に精液を放った。
「か、はっ……かずあき、さっ……!」
「あぁ……うっ、おぁ……!」
半ば意識が飛んだようだ。もはや言葉も出さずに悶絶する愛里寿の尻にぴったりと腰を押し付け、和明は最後のひと搾りまで可憐な尻穴に注ぎ込んでゆく。
「……はぁっ」
硬度を失った肉棒が押し出される。ボタボタとアナルから溢れる生臭い汁が、少女の小さなお尻を汚してゆく。
「ふぁ、あ、はぁぁ……」
まだ愛里寿は夢心地のようだ。大きく息を吐く和明に、みほが気遣いの言葉をかける。
「お疲れ様でした、篠原さん。私もこれで……」
「すうぅ……ほっ」
大きく息を吸い、三度体に喝を入れる。
「いや……まだだろ、みほさん?」
「え?」
戸惑うみほの手を取り、体を抱き寄せる。厚手のパンツァージャケット越しでも伝わる、明らかに平熱以上の熱さ。
「この程度じゃ、まだ全然治まってない……だろ? みほさんも、愛里寿ちゃんも」
「……!」
「俺ならまだまだ大丈夫。時間ギリギリまで、相手になるよ」
彼女の気遣いに感謝しつつ、それでもはっきりと答える。
みほは驚きから嬉しさに表情を変えると、笑って言った。
「篠原さん……じゃあ、手加減なしでいきますね」
「……お手柔らかに」
──これが、無限軌道杯決勝の試合開始直前のひと幕である。
なお、この後の和明がスタッフとして現場に出たものの過度の疲労と憔悴が認められ早退する事になったのは、また別の話である。