「三人で」前編
「はぁ~……」
旅館の窓から望む夜景の見事さに、水色の浴衣姿の和明は思わずため息をついた。横浜の近代的な夜景とはまた異なる、風情と歴史を感じさせる景色。
ふと目線を夜景から下に移す。木造の旅館の前には何両もの傷ついた戦車が並び、整備班が夜通しの修繕作業を行っている。今日、伊勢神宮にて行われた奉納試合による損傷だ。
『では、本日の奉納試合のハイライトを再び見てみましょう。この本堂の直前で両家元が正面から向き合う形になったわけですが……』
背後のテレビはケーブルTVの戦車道専門チャンネルに合わせられ、その試合についての特別番組が流れている。振り向いてみれば、ティーガーに乗った西住流家元・西住しほとセンチュリオンに乗った島田流家元・島田千代が互いに砲身を向け合い、激しく撃ち合っている姿が映されている。
「あらあら……ここで焼夷徹甲弾を使わなかった辺り、焦りが見えますね」
「貴女の方こそ、ここで操縦手への指示を誤っていたのでは? ここの履帯の動き、余りに不自然よ」
その映像を前にして、猪口を傾けつつ互いの問題点を指摘し合う和明と同じ柄の浴衣姿の二人の女性。島田千代と西住しほ、その本人である。
──現在、彼女らと和明は伊勢神宮を近くに臨む旅館の一室、それも一般の宿泊客が利用できない来賓用の部屋に宿を取っていた。無論これは和明によるものでなく、戦車道で名を馳せる二流派の家元を迎えるにあたり用意されたものだ。
横浜の戦車道ショップで午後に電話を受けた和明が飛ぶような勢いで新幹線と電車を乗り継ぎ、駅に着いてこの旅館を案内されたのはつい二、三時間前の事になる。ちょうど試合を終えたばかりだったしほと千代は流石に疲れを見せていたが、温泉に浸かり汚れを落とし、浴衣に着替え──今はこうして、和明の横で今日の試合内容を肴に酒を酌み交わしている。
映像上のセンチュリオンが角を曲がろうとして石灯籠を倒した。しほがすかさず千代に言う。
「……随分と派手に石灯籠を壊したわね。これ、操縦手の運転ミス?」
「僚機の敵機撃破報告を受けていて、少し反応が遅れました。この時そちらにも走行不能の報告が入っていたのでなくて?」
「………」
「まあ、この勝負も……」
映像上で宮司が手を掲げ、試合の終了を宣言する。酒に唇を濡らしつつ千代が言葉を続けた。
「……これで水入り」
「どちらの流派にも角を立たせない為に明確な決着はなし。時間制限あり……最初からの聞いていた話ではあったけど、やはり消化不良で終わったわね」
「まあ、それでも全体としてはこちらが勝ったと言えると思うのだけど……如何かしら、西住さん?」
「島田流の自信過剰は相変わらずね。全体の損耗率ではそちらが上回っていたはずよ」
「………」
「………」
「………」
無言で視線を交わす二人を横目に何を言ってよいか分からず、和明は無言で自身の前に置かれた膳のホタテの刺身を摘まんだ。魚介類の新鮮さには定評ある伊勢だけに、瑞々しさは別格だ。手元のウーロン茶(二人からは酒を勧められたが、あくまで未成年という事で断った)を口に含む。
しばし睨み合いを続けていた二人だったが、ふと千代が和明の方を見た。
「……
「ッ!? ん、んぐっ……プハッ!?」
危うくウーロン茶を気管に詰まらせそうになり、せき込みつつ和明はそれを飲み切った。
和明の動揺には二つの意味があった。ひとつは急に話を振られた事について、もう一つは千代が自分を「名前呼び」してきた事だ。
「そ、そうですね……俺は素人だから、その、どっちがどうとか、って言うのは……」
言葉を濁しつつ、具体的にどちらかの肩を持つのを避ける。しほがこちらに刺さるような視線を向けている事に気づいたからだ。
「その、それにしても、凄い料理ですね……俺、こんなの食べたの初めてですよ」
「ふふっ、急な話で来てもらったしね。足りないようなら、私たちの分もどうぞ」
露骨な話のそらし方だったが、千代もしつこく引っ張るつもりは無かったのかそれに乗り、微笑みを返す。箸を進めつつ和明は答えた。
「いや、それは悪いですよ……自分ので十分です」
「遠慮する事はないわ。しっかり食べておきなさい」
刺さるような視線を解きつつしほが言った。
「貴男には
「………!」
「……全く、西住流は風情が無いわね」
思わず言葉に詰まる和明の様子に、千代が呆れたように言った。
そう──和明がわざわざ横浜から伊勢まで呼ばれたのは、こうして共に夕食を食べつつ談笑する事ではない。
戦車道の試合だけでは鎮まらない彼女らの「昂り」。それの相手をするため、和明は名指しで指名を受けて呼ばれたのだ。まあ、それに喜々として乗ってしまったのは和明自身なのだが。
「ふぅ……ご馳走様でした」
その後は言葉少なに、戦車道チャンネルの番組を見つつ食事は進んだ。TVの中で活躍している女性が目の前で浴衣姿で居るというのは、何とも奇妙な感覚だ。膳の料理を全て綺麗に食べ終え、和明は手を合わせて礼をした。
「どうぞ、食後のお茶よ」
「ありがとうございます……っ!? うわ……これ、凄いですね」
千代がそう言いつつ湯のみを差し出す。口に含んだ和明は、その苦みに顔をしかめた。
「漢方入りのお茶よ。消化を助けて、精力を強めるわ」
「……そうですか」
ややひきつった笑みを浮かべた和明に、千代は柔らかい微笑みのまま視線を再びTVに移す。
軽い気持ちで伊勢まで来た訳ではなかったが──どうやら今晩は二人とも「本気」のようだ。まだしほとの経験しか無い和明ではあったが、彼女らの帯びる雰囲気がそれを感じさせた。
やがて旅館の仲居が膳を下げに来た。丁寧に頭を下げ、音もたてずに膳を持ち上げる。
「ありがとう、美味しかったわ」
「恐縮です……家元、本日は本当にお疲れ様でした」
落ち着いた姿勢で仲居と言葉を交わすしほ。欲求不満の解消の為に呼ばれた和明から見ても、彼女がそういったものを溜めているとはとても思えない様子だ。家元としてどう在るべきか、それを知り、身に着けているからこその姿なのだろう。
一方の和明は隠れる風でもなく仲居に頭を下げた。最初は自分が家元らと同室に居るのはまずかろうと思い隠れようとしたのだが、千代から「そんな必要はない。部屋で当たり前のように寛いでいなさい」と言われたのだ。
確かに仲居はこちらに不審そうな視線を向ける事もなく、自分が居るのが当たり前のような風に仕事を行っている。
「今も戦車には乗られていますの?」
「ええ。ただ、流石に装填手を続けるのは難しくなってきて……戦車道クラブの若い奥さんに装填手はお願いして、今は砲手でやっています」
千代の言葉に仲居が微笑みつつ答える。なるほど、彼女らもかつては戦車道を志す少女で──古くからしほや千代とも知り合いという事か。
和明が納得している内に膳の片づけが終わり、再び部屋には和明と家元二人が居るだけとなった。
戦車道チャンネルの番組も気が付けば奉納試合の特集を終え、静かな音楽が流れる戦車道の歴史ドキュメンタリーに変わっている。
「………」
「………」
「………」
無言で千代がしほを見た。しほはその視線を一旦受け止め、今度は和明の方に目を向ける。和明はごくりと喉を鳴らした。
「……和明くんも準備はいいみたいね」
「そろそろ、始めましょうか」
「は……はい」
千代がスッと立ち上がった。しほがそれに続き、一拍遅れて和明も座椅子から身を起こした。初体験でもあった前回は、和明の勃起した肉棒に我慢できなくなったしほが急に口淫を始めたところから半ばなし崩しに始まった。今回のように合図をして事を始めようとする空気には、当然ながらまだ慣れていない。
奥の部屋を見てみれば、シンプルな内装の和室に大きな敷布団と三つの枕が置かれていた。掛布団は避けるように畳んで置かれており、汚した時のためか替えの敷布団も用意されている。
「それじゃあ……まずは急な頼みでここまで来てくれた和明くんに“お礼”をしないとね。さ、座って」
千代はそう言うと、するすると浴衣の帯を緩めた。衣擦れの音と共に前が開き、千代の白い肌とふっくらとした乳房、そして股間の茂みが露わになる。
てっきり下着を着けていると思っていた和明は、いきなり眼前に晒された千代の肢体に顔を赤らめつつ言った。
「ち、千代さん、下着は……!?」
「あら、浴衣に下着は風情が無いというものよ?
「………」
しほは無言で自身の帯を緩めた。浴衣の上からでもくっきりと曲線を描いていた豊満な乳房が重そうに和明の眼前で揺れ、黒い陰毛に彩られた秘所が布地の隙間から覗く。
それだけで早くも和明の股間は充血を始め、トランクスの布地をぴんと張り詰めさせた。
言われるままに和明が先に掛布団の上に腰を落とすと、千代が和明の右に、しほが左に寄りそうように座った。
「しほは上をお願い。私は下から始めるわ」
「……分かったわ、
「え? あの、上とか下って……うっ!」
千代の細い指が浴衣の中に分け入り、トランクスを手慣れた様子で脱がせてくる。
「和明くん……貴男は何もしなくていいわ。私たちに任せて……」
「そ、そんな、悪い、です……んっ……」
「んっ、はぁ……ちゅ、ンンッ……」
右からの千代の声に何とか和明は答えようとしたが、ふと顎に指を添えられ、しほの唇で口を塞がれる。熱い吐息と共にしほの舌が和明の口腔内に入り込み、歯茎を丁寧に舐め上げてくる。
「ふぅっ……はぁっ、しほ、さん……くうっ!」
「もうこんなに固くなってる……それにしても、本当に凄いわね。しほが気に入るのも分かるわ……ちゅっ」
「うっ、ううっ!」
千代の指が今度は肉棒に絡みついてきた。撫でるように上下に手を動かしつつ和明の浴衣の裾を上げ、顔を伏せると露出した肉棒の先端に軽くキスをする。それだけで和明の腰は跳ね、赤黒い亀頭から先走りを滲ませてしまう。
「んっ……和明くん……もっと、舌、出して……」
「ふぁ、は、はい……」
「じゅるっ……ンッ、あ、はぁっ……!」
まるで捕食しようとするかのような、しほの貪欲な舌の動き。
なるほど、上と下というのは二人で──
「んうっ!?」
そんな事を考える余裕もなく、和明は自分の肉棒がぬるりとした温かな感触に包まれた刺激に思わず腰を浮かせた。
しほとのキスを続けたまま目線だけを股間に向けると、身を伏せるようにした千代が肉棒を呑み込んでいた。整った唇は血管の浮かぶ怒張を咥え込むために一杯に広げられ、その舌はカリの部分を丁寧に舐め上げてくる。
「ふっ、ふぅっ……んちゅ……」
亜麻色の髪をかき上げつつ、千代は頭を上下に動かし始めた。動きに合わせて緩んでいた浴衣は更に着崩れ、肩口から乳房にかけて露出してしまっている。
和明は腿の辺りに柔らかい突起が当たるのを感じていた。勃起した千代の乳首が頭の上下に合わせて擦れているのだ。
その時、しほが不意に唇を離した。
「ふぅ……それでは、こっちも攻めるとしましょうか」
「え? しほさ……んっ!?」
「はっ、れろっ、はぁっ……!」
彼女の言葉の意味を確かめる間もなく、和明は首筋に当てられたしほの焼けるような舌の熱さに声を漏らした。その舌は首筋から更に下へ向かい胸板へ、そして和明の乳首を咥え込んだ。
「んっ、ふぅ……ちゅうぅ……」
「くあっ!? しっ、しほさっ! それっ……!」
愛おしそうに和明の乳首にしほの舌が絡みつく。男にとって乳首というのは無用の長物と思っていた和明だったが、それは間違いだった。しほの舌の動きに合わせて、痺れるような快感が乳首から全身に広がってゆく。
更にそれは千代の肉棒を舐めしゃぶる刺激と合わさり、目眩がしそうな程の強烈な恍惚を和明に与えてきた。まだ始まったばかりというのに、早くも射精感がこみ上げてくる。
「ンッ、ンッ、じゅるっ……」
「はあっ、んっ、ちゅうぅ……」
「ああっ! ちょ、二人とも、駄目っ!」
和明の反応から射精が近いのを察したのだろう。千代はひときわ深く亀頭を咥え、しほは和明の乳首を吸う。
先ほどまで勝ち負けを言い合っていた者同士とは思えないほど呼吸の合った責めに、和明はあっさりと白旗を上げた。
「あっ、ああっ! ち、千代さん、射精るっ!」
「……!」
「ああぁっ!」
腰をびくびくと震わせ、和明は熱く滾った精液を千代の口腔内に迸らせた。千代は少し苦しそうに眉を動かしたが、口を離す事無くそのまま嚥下してゆく。
「ちゅ、ちゅっ、はぁ……」
「ぐうっ! し、しほさん! 今されたら、またっ!」
射精している間もしほは和明の胸を責め続ける。和明が腰を浮かせると、更なる精液が吐き出されてゆく。
「ンッ……ンッ……ふぅ、凄い量ね……」
こくんと喉を鳴らし、千代がようやく口を離した。唾液と精液が入り混じった淫液が唇の端から零れ、敷き布団に新たな染みを作る。
その口元を見ているだけで和明は自身の内から熱いものが滾るのを感じた。萎えかけていた肉棒は再びむくむくと膨れ上がり、長さ20cm超の巨根の姿を取り戻す。先ほどの食事や千代の漢方茶には、確かに精力増強の効能もあったようだ。
「素敵だったわ、和明くん……じゃあ、今度はお互いに気持ちよくなりましょう」
「……そこに、横になってもらっていいかしら?」
しほに言われるまでもなく、まだ射精後の余韻を残していた和明は二人の手が離れるのと同時に仰向けに布団に倒れ込んだ。屹立した肉棒が、まるで柱のように存在感を示す。
「ふふっ、今度は貴女に譲るわ」
「……和明くん、重かったら言いなさい」
「え……んむっ!?」
突如、和明の視界が塞がれた。何かが覆い被さってきたのだ。暗い視界の中、戸惑うように首を振る。
「ンッ……!」
しほの甘い声が耳に届く。和明は改めて自分の視界を覆う物体の正体を探った。
石鹸の匂いとチーズめいた微かな刺激臭。鼻を擦る、少しちくちくとした陰毛の感触。そして口周りに感じるむわっとした湿気と他とは明らかに異なる熱く、そして柔らかいぬめり。
「(これ、まさかしほさんの……)ンンッ!?」
身体の上のしほの重心が動いた。ちょうど和明の身体の上にしほが腹這いになるような形になり、今はしほの頭が和明の股間の位置に来ているようだ。熱い吐息が肉棒に吹きかけられているのが分かる。
「ふぅっ!? う、ううっ!」
そのまま和明の肉棒はしほの口に包まれた。千代の柔らかい舌使いと異なる貪欲な、雄の滾りを味わうような舌の動き。鈴口をつつき、同時に亀頭を吸い上げてくる。
「……和明くん、貴男も舐めてあげて」
顔にかかる浴衣の布地越しに千代の声が届く。和明は手探りで自分の顔の横に置かれたしほの太腿に手を回して固定すると、舌を伸ばしてしほの秘唇を舐めた。
「はぁっ、はぁっ……しほ、さん……!」
「はぁっ! んっ、ふうっ……!」
少し舐めただけでしほの体は敏感に反応を示した。太腿の震えが、彼女の興奮を和明に伝えてくる。
しほは負けじと和明の肉棒を更に舐めしゃぶった。頭を動かし竿の根元まで舌を届かせると、それを下から上へと走らせる。肉棒はびくびくと脈動し、先走りを滲ませる。
「うっ、うぁ……! れろっ、んんっ、じゅるっ……」
「ふぁ、はぁっ! か、和明くんっ! そこっ……!」
和明は顔を持ち上げ、しほの秘所に自分の顔を密着させると舌を更に奥まで差し入れると陰唇を舐めまわした。舌先に感じていた愛液の粘りが増してゆくのが分かる。しほは和明からの快感に耐えかねたのか口を肉棒から離し、喘ぎを漏らす。
ふと、しほの太腿に回していた右手が細い指に包まれた。その指は和明の手をそのまま押し下げると別の場所へと導いてきた。浴衣の布地の感触を経て、やはり湿気と熱気を帯びた陰毛と秘唇の感触。
「和明くん……私の、ここも……好きなだけ弄って、いいから……」
先ほどよりも近くからの千代の声。おそらく、シックスナインの体位にあるしほと和明の横に寄りそうように座り、自身の秘所に和明の手を引き入れている。
和明がおずおずと指を伸ばすと、くちゅりとした湿った感触。既に千代も先ほどのフェラの時から感じていたのだ。
「(千代さん……!)」
「あぁ……い、いいわ、和明くん……!」
テクニックなど胡乱な男性雑誌の記事でしか知らないし、その知識もこんな非日常極まる状況で忘れてしまった。ただ本能のままに和明は指を動かした。傷つけないように丁寧に、しかしより奥まで。
少し闇に眼が慣れてきた。眼前には愛液と和明の唾液に濡れた陰毛が照り光り、それに彩られたしほの陰唇がひくひくと蠢いている。それは和明の今までの人生で最も淫猥な景色だった。
堪らなくなり、和明はむしゃぶりつくようにしほの秘所に更に舌を這わせた。その奥からは際限なく愛液が滲んでくる。
「あっ、ああっ! んちゅ、ンッ、んむぅ……!」
しほは快感に悶えつつも、再び肉棒を咥えこんだ。舌の動きが激しさを増し、頭の動きが速くなってくる。ホテルの時も味わった、射精を求めるしほの本気の動きだ。
和明は彼女に対抗するかのように舌を尖らせると奥まで差し入れた。侵入してきた舌先を襞が包み、まるで無数の舌で舐め返すように反応を示す。
「か、和明くん……もっと、激しく動かして、いいから……ああんっ!」
同時に千代の秘所を弄る指を、彼女の要望に合わせて不器用なりに動かす。布地越しの千代の声は艶が増し、言葉が途切れがちになってゆく。
「ンッ! ンッ! ンンッ!」
一方でじゅぽじゅぽと音が聞こえてきそうなしほの口の動き。鼻孔からそのまま脳に届きそうな淫臭が頭を痺れさせ、和明の理性を押し流してゆく。
「うっ、あ、ああっ! しほ、さん……!」
「ンンーッ!」
“このまま出して”と言わんばかりに、しほは巨根を喉奥まで呑み込んだ。
「あぁっ! ま、またっ! うあぁっ!」
「ふうっ!? ん、んうっ……!」
その瞬間、和明は二度目の精をしほの口腔内に放った。同時に彼女も達したのか秘唇は収縮し、和明の顔に愛液の飛沫が降りかかる。
「あらあら……しほったら、そんな美味しそうに……」
「んっ、こくっ、んむぅ……」
千代の声に、肉棒を咥えたまましほが呻きで返す。何か言い返そうとしたのだろうか。
やがて射精を終え、和明はしほの腿に回していた手と千代の秘所を弄っていた手を同時に脱力させ、布団に下ろした。にちゃりとした音と共にしほの腰が持ち上がり、視界が開ける。
和明は軽い眩暈を覚えつつ身を起こした。見てみれば激しい動きで既に浴衣が半分以上脱げているしほと、浴衣の裾を乱して濡れた秘所が丸見えになっている千代が、どちらも頬を紅潮させて和明に視線を向けている。
千代が値踏みするように言った。
「……まだ、出来るわよね?」
「………」
こちらを気遣うようなしほの視線を感じる。和明は自分の体の調子を測った。まだ十分に活力は満ちている。
「だ……大丈夫、です……!」
そう言うと和明は股間に意識を向けた。唾液塗れの肉棒はむくりと首を起こし、三度の射精を期待するように勃起してゆく。
肉棒への視線を潤ませつつ、千代は言った。
「これなら、まだまだやれそうね……今回の試合、本当に消化不良だったから……」
「………」
無言でしほは和明の腰に顔を落とす。
「……朝まで、涸れるまで付き合ってもらうわよ?」
そう言って千代は蠱惑的に微笑むと、しほに続いて和明の股間へと舌を伸ばした。