※この作品はR-18です。

崩壊世界でフランシス・ドレイクを服従させてみた   作:ウルス

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ドレイク姐さんって結構人気あるんですね。

今回は、ドレイク姐さんの実力披露回です。

戦闘描写が多いです。


ドレイク無双

「あいよ、マスター。ライダー、フランシス・ドレイク。只今参上だよ!」

 

俺の目の前に現れた彼女は、高らかにそう宣言した。

俺は、突然の出来事に呆然としていると、左肩に熱い痛みが走った。

服のジッパーを開けて左肩を確認すると、そこには、どこかで見たことあるような紋様があった。

 

「これッて、令呪…?」

 

そう、Fateでお馴染みの令呪が刻まれていた。

 

「ああそうさ。そして、私があんたのサーヴァントで、あんたが私のマスターって事さ」

 

そう、俺のサーヴァント、フランシス・ドレイクが言ってきた。

その事実を、俺は、やっと認識する事が出来た。認識すると、俺の身体は震えてなんとも言えない感情が湧いてきた。

 

「何だい?泣いてんのかい?」

 

ドレイク姐さんにそう言われ、俺は手で目元を触り、涙が出ている事を理解した。

それと同時に、それは悲しみではなく、歓喜による涙であることも理解した。

 

「あ、あぁ。今、物凄く嬉しいんだ。あんたが来てくれて。具体的に言うなら、今すぐあんたに抱き着いて押し倒したい位だよ」

 

二次元と三次元。次元が違う存在と出会えた。それだけでなく、その中で出会えたのが俺が『Fate/grand order』でも一番好きなサーヴァントだと言うのが、これ程の感動なのかと。身体が震えて、涙が止まらないのだ。

 

「へぇ。そりゃあ光栄だね。でも、今は…」

 

そう言いながら、ドレイク姐さんは、周りを見るように促した。

俺は周りを見てみると、そこには俺達を取り囲む魔物の群れ。魔物達は、突然現れたドレイク姐さんに警戒して、襲いかかる事をせず、一定の距離を保っている。

 

「先に、こいつらをどうにかした方が良いんじゃないかい?」

 

ドレイク姐さんは、二丁拳銃を構えながら、そう言ってきた。

そうだ、今はこんな風に泣いている場合じゃなかった。

俺は立ち上がり、辺りを見回した。いくら、ドレイク姐さんが来てくれたと言っても、状況は絶望的。これを切り抜けられるのか?何か、突破口があれば……。

 

「な~にしけた面してんだい。そんな顔してないで、あんたはただあんたのサーヴァントを信じて命令すれば良いんだよ」

 

と、俺の前にいるドレイク姐さんが二丁拳銃をくるくる回しながら言った。

その言葉が俺を少し安心させて心に少しの余裕が出来た。

ああ。そうだな。悩んでいてもしょうがないな。それに、

 

(ドレイク姐さんなら、やってくれる!)

 

俺は覚悟を決める事が出来た。

 

「信じて、良いんだな?」

「ああ」

 

俺の問いかけに即答してくれた。

なら、

 

「あんたの事を信じる!蹴散らせ、ライダー!」

「おうよ!」

 

そして、ドレイク姐さんは、奴等に向かって行った。

 

 

●

 

 

「ほらよ!」

 

ドレイク姐さんは、二丁拳銃からどんどん弾を撃ち、奴等を倒していく。近く寄ってきた敵は、カトラスで切り裂く。それでも、敵は減っているようには見えない。いかんせん、囲む数が数だ。というか、何故俺達の所にこんなに集まってくるんだ?まさか、俺達以外は全員やられたのか?

 

「数が多くて面倒だねぇ。まとめて吹き飛ばすよ!」

 

ドレイク姐さんは、カルバリン砲を出現させると、

 

「撃てぇ!」

 

前方の魔物を一掃した。

 

「まだまだぁ!!」

 

今度は、空中に錨を複数出現させ、

 

「食らいな!」

 

落とした。それは魔物軍団の一部を全滅させた。

しかし、まだそれでも結構いる。ドレイク姐さんが倒したのは、おそらく全体から見れば、3分の1位。それでも、数分でこれだけの魔物を倒したのは凄い。

 

「ちっ。一体一体は単なる雑魚だけど、こうも数が多いってのはやっかいだね」

 

舌打ちしながら、未だ数が全然減ってないように見える魔物軍団を睨み付けた。

 

「ちょいと面倒だけど、一気に終わらせるとするかねぇ」

 

そう言うと、ドレイク姐さんは俺の元まで駆け寄ると、

 

「あたしに捕まってな!振り落とされるんじゃないよ!」

 

俺の首根っこを捕まえた。

 

「ぐぇっ、な、何を…!」

「いいから!さぁ、行くよ!」

 

そう言い、ドレイク姐さんは手を上に掲げた。

その瞬間、

 

ゴゴゴゴ

 

と、地面が音を立てて盛り上がってきた。

いや、盛り上がってるんじゃない。何かが召喚されているんだ。

 

(ま、まさか…!これって……!)

 

咄嗟に何が出てくるのか理解した俺は、ドレイク姐さんに抱きついた。

 

「ひゃうん…♥️」

 

隣からそんな可愛い声が聞こえてきたが、俺はそれに反応出来る余裕がないため、無視した。

そして、出現した何かがその全体像を見せた。

それは、一隻の船だった。

 

「これって、黄金の鹿号(ゴールデンハインド)!」

 

まさに、それこそフランシス・ドレイクの愛船。黄金の鹿号。その甲板に俺達は居た。

俺は、それを間近で見ることが出来た。そして興奮して思わず抱きつく腕に力を込めた。

 

「凄い。凄いよ!ドレイク姐さん!!」

「そ、それは、よ、良かったねえ。だ、だけ、ど、そ、そろ、そろ腕を、離、しておくれよ。ひゃん!」

 

隣で何やら歯切れが悪い声が聞こえたので、そちらを振り向くと、そこには、俺の手で変形された胸が。

俺が抱きついていたのは、ドレイク姐さんの爆乳だった。

あまりの事に、俺は少し気が動転して、一回ドレイク姐さんの胸を揉んでみた。柔らかい。

 

「はぅん…♥️」

 

すると、ドレイク姐さんは艶のある可愛い声で鳴いた。

 

「ご、ごめん!あまりにも柔らかかったからつい!」

 

俺は、慌ててドレイク姐さんから離れた。

 

「い、いや。捕まってろって言ったのはあたしだからね」

 

気にするなと言ってくれた。その顔は、赤らんでいて、色っぽい。

 

「やっぱり可愛い」

 

思わず、そんな言葉を言った。ドレイク姐さんを見ての素直な感想だった。

 

「え、えっと、その。そう言ってくれるのはそりゃ嬉しいんだけどね。ちょっと、ほら!状況が状況だからさ」

「あ、ああ……」

 

二人の間に微妙な空気が流れた。

 

「よ、よし!と、取り敢えず、奴等を全滅させるか!」

「ああ!そうさね。邪魔だからね」

 

微妙な空気を変えようと、周りの魔物達を全滅させるように命令した。

 

「じゃあ、行くよ!」

 

その叫びと共に、黄金の鹿号は飛んだ。

 

「いや飛ぶの!」

 

ついツッコミをしてしまった。

 

「あたしは今はサーヴァントだからね。そりゃあ船だって飛ばせられるさ。この大空を好きにね」

 

ドレイク姐さんは、自信満々に喋った。

いや、サーヴァントになるとこんな芸当も出来るのか。凄いな。

あ、そう言えば、extraのアニメでもやってたっけ。

 

「そんじゃまあ。サクッと行くかねぇ。全砲門構えぇ!」

 

ドレイク姐さんの号令と共に、黄金の鹿号の大砲が発射態勢に入った。

 

「一・斉・掃・射!」

 

大砲が全砲門から発射された。

絶え間なく、何発も。空にいる者も、陸にいる者も関係なく。

 

「あっはははは!」

 

ドレイク姐さんの高笑いが聞こえる。だが、俺はそんな高笑いが聞こえてこない。目の前の光景に目を奪われている。一発で何体もの魔物を吹き飛ばす黄金の鹿号の大砲の威力を見て、純粋に凄いと思っていた。

あれ?

 

「なあ、ちょっと聞いていいか?」

「あん?何だい?」

 

俺は、吹き飛ばされていく魔物達を見ながら、ふと疑問に思った事を聞いてみた。

 

「こんなにバカスカ撃って、魔力は大丈夫なのか?」

「あん?そういやなんか魔力が減ってる気が全然しないねぇ。まあ。どうでもいいことだしね。そんな事」

 

どうでもいいって。結構重要な事だと思うんだけど。

 

「それよりだ、マスター。下、見てみな」

「うん?」

 

俺は、船の端から下を覗いて地上の状況を確かめてみた。

 

「……うわぁお」

 

地上は、凄まじい事になっていた。大砲の跡がハッキリとクレーターっぽく出来ていたり、魔物共の死体が散乱したりしていた。魔物は一匹残らず死んでいた。何気に建物もいくつか破壊していた。それがドレイク姐さんの宝具の威力を物語っていた。これでまだ、黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)を使ってないのだ。使ったらどうなるか。使う事がないよう祈りたい。

 

「で、奴等は全滅させたけど、次はどうする?」

「あ…。ああ、そうだな……」

 

俺は、少し考え、ふと、魔物共の死体に目がいった。

 

「なあ」

「何だい?」

「あの魔物共の死体から、素材だけとれるか?」

 

つい、そんな事を言っていた。

 

「はい?何で?」

 

ドレイク姐さんも訳が分からず、理由を聞いてきた。

 

「いや。なんか、素材がたくさん落ちてるのに回収しないのが勿体無くて」

 

死体を見て思った事をつい言っていた。

 

「は。死体だろうが貰える物は貰うってかい。ま、良いけどね。ちょっと待ってな」

 

そう言うと、砲門から、弾ではなく、網が発射された。

その網は、魔物共の死体を捕らえ、そのまま上に引き挙げた。すると、魔物の死体から、素材だけが網にかかって上がってきた。

……はい?

 

「おお。大量大量」

「いやいや、ちょっと待て」

 

素材がたっぷり手に入って上機嫌なドレイク姐さんに俺はまたもツッコミを入れた。

 

「なんだよ?」

「いやおかしいだろ!何で魔物から素材だけが抜けるんだよ!あんたにそんなスキルとか無かっただろ!」

 

フランシス・ドレイクは唯の海賊。魔術とかは何も使えなかったはずだ。

 

「いいじゃないか。そんな細かい事」

「いやいや。結構大きい事だと思うんだけど」

「んなこと言ったって、出来たんだからしょうがないじゃないか」

「しょうがないって……」

 

それで済ませるレベルを遥かに越えているんだが。

 

「それはそれとして、だ。で、これからどうするんだい?」

「ああもう。いいや、この話は後にしよう。そうだな……。一旦家に帰ろう。家がどうなっているのか気になるし。方角とかは俺がナビをするから」

「あいよ。そんじゃま、全速前進ってね」

 

俺達は、崩壊した工場を背に船を一路自宅に向けて飛ばして行った。

 




ここまで読んで下さってありがとうございました。

エロは、まだ待って頂けると嬉しいです。どうにも、色々書きたい事があるので、エロが後回しになってしまっております。数話は、バトル成分多めです。

エロに早く行きたいのですが、ドレイク姐さんがアタッカーサーヴァントなので、バトルに行ってしまいがちになります。

それでは、次回もよろしくお願いします。
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