道中、何度も転び、覚悟を決めたコボルドの戦士に何度も種付けをされながらなんとか目的地の密林へとたどり着く。
ジェイドは別に良かったけど、これ以上寄り道すると目的を忘れちゃいそうだなって感じで彼以降はタネを貰うだけで話しかけるのはやめていた。
やはり全裸って種付けOKな子に思われちゃうみたいだね。
そんな風に考えて密林に踏み込むと、威嚇するような声が上がる。
「ここから先は神聖な地。選ばれし民以外の侵入は禁じられている。引き返されたし!」
しっかりとした標準語で、やや語気を強めに放たれている。
「ご、ごめんなさい。僕、目が見えなくて……」
とっさに言い訳をしてみた。
「ふむ。これはゴブリンの呪いか? そしてその身なり。苗床にされていたところを正気に戻って逃げてきたと見る。辛かったであろう、聖地に入れてやることはできぬが我らの休息地でよければ来るか?」
「お願いします、命からがら逃げてきたので」
なんとか誤魔化すことができたようだ。
道中、コボルドに乱暴された擦り傷があちらこちらについていることから迫害されている感じが上手いこと同情を誘えたらしい。
それと全裸なのも、目が見えないことと、逃げるのに必死だったことに拍車をかける。下腹部には乱暴された後がくっきりと残り、白い粘液がぼたぼたと垂れ落ちていた。
チャット空間でお風呂に入ったとしても、あれはあっちの空間限定の効果で、こっちに戻ってきた瞬間に、元の小汚い姿に戻っていた。
多分、本来の天使の姿を取り戻すことでやる気を回復させることを目的とした空間なのだろう。苗床って結構気の滅入る空間らしいよ?
僕はユージィという賛同者がいたから楽しくやれてたけど、他のみんなは違うんだって。ゼエルさんですら最初の頃は苦労したって聞いて驚いちゃった。
それとこのヒト、大きな肉体にザラザラとした肌。特徴から見積もってリザード種なのだろうか?
トカゲの頭を持つ人型の爬虫類だ。ユージィもゲーム知識でリザードマンと相違ないと言ってるし、ここが目的地でいいんだと安堵にホッと胸をなでおろす。
「綺麗な場所ではないが、適当なところに座ってくれ」
「ごめんなさい、ありがとうございます。あの、でも……」
「ああ、いやそう言えば目が見えないのだったな。普通についてくるから演技だと思ったが」
「そうですか? 確かに目は見えませんが、あなたのような存在の大きな方は目が見えなくてもわかるものです。それに足音。前を歩くあなたの足が草を踏む方向に意識を向けてればついて行くのは容易ですよ」
「そうか。その年で苦労をしているのだな。ではこの場所の地形を教えるところから始めよう。足場はしっかりと踏み固めてある大地。その上に寝わらが敷かれている状態だ」
「ああ、この足に触れる感覚はそれだったのですね。少しくすぐったいと思ってました」
「そうか、そうだな。その上にならお前が座っても大丈夫だろうと案内をした」
「なるほど、理解しました。では遠慮なく」
僕はその場に腰掛け、足を曲げて両手で膝を持つ。体育すわりだ。
もちろんワザと秘所が相手に丸見えになる姿勢である。その場所はついさっきおまんこを押し拡げるように長めのおチンポが押し込まれて、たっぷり吐き出されたばかり。グッポリと形が残ったその穴からは、ドロリとオスの白濁液がこぼれ落ちていた。
目が見えないからこその攻め方に、リザードのオスはやや困惑した声をあげた。
「うむ。目も見えないから他意はないのだろうが……そのな、目のやり場に困るので少し座り方を変えてもらえぬか?」
「どうしてですか?」
「おなごが下腹部をむき出しにするという事は、我らの風習にはないから困惑しておるのだ。お主には同情こそすれ、そのようにアピールされても困るのだ。その気がないとわかっていても、そう取ってしまう同族はいるやもしれぬが、うぬぬ。わかってもらえぬか?」
「すみません、色々と無知で。この座り方が良くないのであれば、どんな座り方がいいか教えてもらえますか? 僕この座り方しか知らなくて」
「ああ、いや……うむ。参ったな」
リザードのオスは困ったようにその場で後頭部を掻き、動かなかった。
頭の中でユージィが『袖にされてやんの』と笑う。
なんだよぉ〜そういう風にバカにして。だいたい誰の作戦がからぶったと思ってるのさ。ユージィに悪態をつきながら、交代の見張りが来るまでこう着状態は続いた。
◇
「ふぅん、んっ♡ はぁ♡ くぅん♡」
交代した見張りのオスはちょうど良いとばかりに僕の身なりを聞き、同情の声をかけながら、同時に欲情の気持ちを高めていた。
お互いに合意の上でセックス!
先程開かれたばかりのおまんこをネジあけるようにつきこまれたおチンポサイズはなかなかに上々だった。
トカゲ同士の交尾は基本的にくっついたままで行われる。
口をくっつけ、体を擦り合わせ、そして膣内にびゅっびゅっと吐き出されるのだ。
「ありがとうございます。とても逞しかったです♡」
「おう、俺も随分とスッキリしたぜ。また溜まってきたら頼むわ」
うっとりとした視線を注ぎ、彼の胸の中へと抱かれる。
しかしそれを受け流され、僕と熱い混じりを契った彼は見張りの仕事に赴いた。
向こうからしてみたら僕は所詮多種族のメスなのだ。それも都合のいいメス穴。
とてもじゃないが恋愛関係には至らないのだと、否定的な意見を添えられて。
どうも彼らが好意を抱く相手は太く逞しい尻尾の形だとかで、人の形のままでは恋愛以前の問題だという。
仕方がないので、僕は既存の誰かと恋仲になるのを諦め、聖地から離れると底の浅い穴倉にこもって出産をする事にした。
居ないなら作ってしまえの精神である。
まずは普通に一匹産む。
そこでオスはメスを見たら種をつけるのが正しい行いだと歪んだ精神を植え付け、定期的に絞る生活を送った。
要は群ごと認識を変えてしまう荒技である。
◇
朝起きたら目覚めのフェラ。
お兄ちゃんはおチンポの皮をむきむきして、んちゅぅってカリウラの恥垢をペロペロしてあげる。気持ち良さそうな顔で、僕の頭を抑えて「気持ちいいよ、母さんのフェラは最高だ」と褒め称えてくれる。
その後にはキス。手を恋人みたいにつないで、おまんこにおチンポを添えて少し焦らすようなキスをする。
もちろん下の子に散々見せつけて後で真似してもらうのだ。
それまでは僕のちっぱいミルクで育ってくれたまえよ。
焦らしたおまんこはぐちゅぐちゅに濡れており、いつでも挿入OKの状態。
でもまだ焦らして尻尾を入れてくる。
お兄ちゃんは茶目っ気たっぷりの性格だから、まぐわってるメスが驚くような行動が好きなのだ。僕は気持ちいいけど、他のメスが生まれたらどうなるだろう?
まぁそのように育てればいいだけの話だね。
僕はお兄ちゃんの尻尾で軽く達してから種乞いおねだりをする。
お尻を振りながら、頭を相手の胸に押し付けるのだ。
こうする事でリザードのオスはやる気を出すみたいだよ?
何回かそうしているうちにそうなったのだから、きっとそれが本来の形なんだろうと思う。
「挿入(い)れるよ、母さん」
「来て、ラゼル」
くちゅ、にゅぶん。
つるるるる、と奥まで一気に突き刺し、僕の腰をしっかり持って、腰を揺らす。
リザードの交尾って感情を高めていくタイプらしいよ。
乱れたまぐわいに慣れてると物足りなくなるみたいだけど、僕はこういうゆっくりなのも好きだよ。
ゼエルさんとのセックスもそういう系だったし、乱暴にされるだけが交尾じゃないって事だもんね。
抱き合って、その場で転がりながら、お兄ちゃんは僕のおまんこを圧迫していく。
うん、彼らリザードは半萎えで挿入し、内側を圧迫するように勃起していくんだ。最終的に射精し切るまでずっと入れっぱなしで、第二者を装填したら、それを吐き出すまでずっと抱き合ってるんだ。
だから順番待ちとかなくて、後尾の後はオスもメスも疲れちゃう。
恋人推奨なのも分かるね。
まぁそんな事関係なしに弟たちとも寝るけどね。
◇
だいたいそこで暮らし始めて2年が経った時。
僕たちの群れは100匹に満たない集落が出来ていた。
朝から晩までオスはメスとまぐわい、子を孕んだメスにはメディカルケアを万全に行う。まぁ出産といっても卵なので、無精卵もしょっちゅう産むけどね。
子供は一回の産卵で5~7匹くらい産む。
オスもメスも子供のうちは同じように育て、オスだからメスだからと性別を理由に違う仕事を強要させない。
これは性格などが違うためだ。
集落での取り決めは、基本的に決定権は僕にある。
でも考えてアイディアを生み出すのは彼らの仕事。
自分たちがどうあるべきか、何を目的として群れを維持していくかはよそ者の僕より群れで育った子供達の方が目標を立てやすいからだ。
僕の目標は概ね達成しているといっても良かった。
リザードの派生が何匹まであるのかわからないが、ゼエルさんにもらった種を含めても12種存在している。
そこから先はどれだけ種を配合しようと、大きく産もうと増えることはなかった。今回はゴブリンの時とは違い、それぞれに相方がいる状態だ。
ユージィも特定のオスを恋人にしようなどとは思わず、母親の気持ちで群れが大きくなるのを見守ってくれた。
弱肉強食の世界だからこそ、メスはオスに守られるだけじゃなく、共存し合うように生活していく。
愛に生きる種族だからこそ、そこは徹底させた。
ジェイドみたいにさ、メスを軽視した生き方もあるにはあるけど、それってメスがあまりにも報われないじゃない?
だから僕の群れはせっかくのパートナーであるメスも戦力として数える教育。
何も本当に戦闘に参加させなくても、相談しあえる関係を築いてほしいなと思ってそうさせた。
だから僕の役目ももう終わり。
自分で産んだ子達だもん、離れるのは寂しいけど、やっぱり多種族が長居するのは良くないもんね。
旅立ちは早朝と共に。
一番上のお兄ちゃんを族長に据え、僕は放浪の旅に出ると伝える。
だってここに残っても僕に仕事はないからね。
あとは残されたもの同士で考えてほしいから。だから誰にも何も言わないで旅立つ……
「お母さん、僕を置いて出て行くの?」
「ラゼル……どうしてここにいるの? 昨日開いた宴で酔いつぶれているところじゃ」
「胸騒ぎがしたんだ。母さんが居なくなるって。そんなの僕耐えられないよ」
「君は人一番優しい子だったね。でもね、僕にはやる事があるから、ずっと君達と共には居られないんだよ」
「僕を連れて行ってください。群れは、弟にでも任せていけばいいでしょう」
「そういう訳にはいかないよ。ジード達はお兄ちゃんがいるからこそああして縦横無尽に活躍ができている。お兄ちゃんが群れを守っていると信じているからこその働きだよ。それといっちゃあ悪いけど、あの子達じゃあ群れをまとめるのは荷が重い。ラゼルが適任なんだよ。君は優しいし、メスの気持ちにも目を向けてやれる。いい子に育ったね。僕の誇りだよ」
「だからといってお母さんが出て行くことは……」
「あるよ」
「何故……?」
「最近僕は子を産まなくなったろう?」
「確かに、そうですが。だけど僕のお母さんは貴女だ」
「それでもだよ、ラゼル。今はまだ僕を母親と呼んでくれる君がいる。でもね、僕のこの肉体は成長しないんだ。それに寿命も君達よりずっと長い。そんな者が、多種族である者が、増え続けた群れの中に居座ればどうなる?」
「……考えたくはないけど、迫害されるでしょうね」
「うん。今はまだいい。でもね、君達は成長が早い。すぐに僕を知っている代は息子達に自分の役割を与えてお務めを果たすだろう。そんな場所に、僕にのこれと君はいうのかな?」
「……ぐっ、確かに、そうだけど」
「僕はね、ラゼル。君達が嫌いになったから出て行く訳じゃないんだよ。もう僕が手をかける必要を感じなくなったから出て行くんだ。それでも、君にとってのお母さんは僕だよ。せめて僕のことを覚えておいてほしいかな。この集落の生みの親がいたことを。それを伝承してほしい。それが僕から君に与える最初の仕事。引き受けてもらえるかな?」
「……、……はい。確かにその仕事。引き受けました」
「ありがとう、君に辛い役目を与えるお母さんを許してね」
「そんな、お母さんだってでて行くのは辛いでしょう?」
「うん……本当はね、もっと早くでて行くつもりだったんだ。でもラゼルやジード、グリンクが僕にお土産話をたくさん持ってきてくれるから、ずっともう出て行けずにいた。僕にとって最初の子供達は君達三兄弟だったからね。ううん、みんなみんな大切な家族だと思っているよ。血の繋がりはなくても、僕たちは家族だと、そう信じているから」
それだけ告げて、僕はラゼルに背を向けて歩き出す。
やっぱり別れは辛いモノだね。
柄にもなく、涙出ちゃったもん。
【リセット期間:5/100年】
<使命達成:29/300種>
ゴブリン種:10【complete】
コボルド種:4
オーク種:1
リザード種:12【complete】
リカント種:1
ケットシー種:1
いい話に見せかけて、自分の思い通りに行かないからと新たな価値観を持つリザードを誕生させた天使がいるってマ?
なお後日、聖地の連中と価値観の違いで戦争する模様。