僕のお兄ちゃんが大概変態野郎だったのは知っていたけど、まさか僕を女の子にしてくるとは思わなかったよチキショーめぇ!な物話 作:らいじゅう
ごめん、天国のひいばぁちゃん!こんな大人になって!でも聞いて、ムラムラしたんだよ!どうしても!(本気懺悔しながら)
神獣が大地を駆け、翼竜が空を舞い、妖精が歌い、人々が魔法を使う━━━神秘が芽吹くタザホス大陸。
そのタザホス大陸にて数世紀の間、栄華の日々を歩んだ大国グイスト皇国という国があった。周辺国と同様に神秘が溢れるその国は、魔法を扱える者が何よりも評価される場所でもある。それは大国グイスト皇国にとって吹けば飛ぶような糞みたいなど田舎、我が底辺貴族ラトナペトール家が領地として治める辺境の地『ダレス』においても変わらない風習で・・・それが僕にとって頭の痛い話でもあった。
というのも、少し・・・いや、かなりそういう方面に傾倒してるとんでもない馬鹿が身近にいるのだ。
「アハハハハハハハハ!!見ろ、フォンセ!これが、これこそが、魔法の先!龍達の秘奥!!更なる深淵!!これこそが、魔術だぁぁはっぁぁぁぁハハハハハハハハハハハっ!!!」
そういって珍妙キテレツな形容し難い生物の前で、漆黒のローブと金髪の髪を風に揺らし、魔法の杖を振り回し狂喜乱舞する妙に顔の整っている男は、僕の実兄であるフェイレス・Y・ラトナペトールだ。隠居した父さん達に代わり現ラトナペトール家の当主として領地を経営しながら、国立魔法大学に現役の教授として在籍する天才にして真性の魔法馬鹿である。
この国で魔法の腕は何よりも尊ばれる。
それこそ学園で主席を取るより、数え切れない大金を手にするより、広大な領地を得るより王族に比肩するほどの地位を得るより、魔法を一つでも多く扱える者が何よりも評価される。そしてそんな魔法を行使出来る者は国から多くの権限を与えられ、禁忌とされる類いの危険な魔法研究の許可も降りてしまう。その例に漏れず多くの権限を持つ兄貴は、休日の朝っぱらから所謂禁忌と呼ばれるモノと戯れていた。
兄貴はワケわからない生物?を掴み、魔方陣からそっと離す。ワケわからない生物?はプルプル震えてはいるものの、兄貴になされるがままでそれ以上大きな動きは見せない。━━━というか今さらだけど、それは本当に生物なのか?
「・・・・兄貴さ、何が楽しいの?せっかくの休みなんでしょ?それを朝から・・・はぁ」
その光景を用意された椅子に座って見ていた僕は、思わずそんな事を言ってしまった。朝早くから起こされて頭が働いてなかったのはある。面倒だから早く済ませたかった思いもある。でもしかし、それはあまりに迂闊な言葉だった。
案の定兄貴が目を見開いてしまった。
「なにぃ?馬鹿もの!せっかくの休みだからこそ、こうして実験しているのでないか!!見よ!この生物の根幹を覆す生物を!!脳もない!血液もない!魂もない!分かるか!これは魔力と我がマナを材料に、魔術式によって構成された魔法生物なのだ!!故にこうして魔力を込めれば、あれ不思議!魔力に含まれた私の意思を汲み取り、魔術式に基づいて最適解を算出!瞬きするいとまも与えず変異する!!このように!!」
ボワッとワケわからない生き物が柔らかそうな体を触手みたいにして伸ばしてきた。
他でもない僕に向かって。
「!?ちょっ、兄貴━━━━っひゃぁ!?」
一瞬で手足が絡め取られ宙吊りにされる。
逃げようと手足に力を込めるけど、腕や足に絡み付いたそれは外れやしない。ブヨブヨとゼリーみたいな感触なのにだ。
「兄貴!いきなりなに━━━」
「そしてこれだけではない!!」
ボワッとまたワケわからない生き物が光る。
それと同時に触手から小さな触手が生えてきた。
一本や二本じゃない。何十本もだ。
嫌な予感が頭をよぎって、脱出する為にもう一度手足に力を込めようとした瞬間━━━━触手が服のしたに潜り込んできた。ヒヤッとした感触が肌を撫でる。
「ひゃっ!?」
服の隙間という隙間から潜り込んでくるそれは、肌の上を這いずり回りながら奥へ奥へと侵入してくる。ゾクゾクと背中に嫌な悪寒が走る。率直にいって気持ち悪い。
「兄貴っ、やめ、止めてって、ば!なにこれ!?」
「ハハハハハハハハハハハ!よくぞ聞いた!フォンセ!これはな!とある公爵家ニグスハブラス家の当主であるトラゴス・G・ニグスハブラス様の極秘依頼を受け研究し、ついに作りあげた触手プレイ用魔法生物『ゴゴショ』だ!!」
「ばぁぁぁぁぁぁか兄貴ぃぃぃぃぃ!!」
極秘を即行でゲロってしまう馬鹿な所を叱った方が良いのか、それともそんな依頼を受けてしまったアホな所を叱った方が良いのか、こうして作り上げてしまった魔法狂いの所を叱った方が良いのか━━━はたまた、それを僕に向けて使った事を締め上げれば良いのか。その判断には大いに悩むけど、そんなことは直ぐいってられなくなった。
「っっっっふぇ!?」
伸びてきたそれが肌を伝って、そこへ辿り着いてしまったから。ひんやり柔らかい物が僕のそこをなぞり始める。まるで狙いを定めるみたいに。
「あっ、兄貴っ!ほんっ、本当っ、本当に駄目だから!僕、そういう趣味ないから!」
「そうか!ならば、経験はないのだな?」
「ないに決まってんだろ!馬鹿兄貴ぃ!そんなの、僕は婚約者もいないし、彼女だって兄貴か変態のせいで寄りつかなかったし・・・だっ、だから、そもそも、そういう経験とか、その、ないわけで━━━」
「よし、それなら丁度良い!初めての使用でも痛みを抑えられているのか実験するぞ!!フォンセ、お前の献身には研究者として兄として必ず報いよう」
「報いようとかじゃないってば!やめっ、ほん、あぁぁぁーーーもう!!ばかばかばかばか!ばぁぁぁぁぁぁか!!ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁか!!」
ぐりっ、とそこに触手が当たった。
そしてそのままぐぐっと中へと入っていく。
そう、僕のお尻の中へ。
「ツツツツツツツんふぅ!?」
ひんやりとした感触が入り込む感触が腰から這い上がってくる。それまで感じていた背筋を走るゾクゾク感なんて子供の悪戯とも思える程の言葉に出来ない刺激。
「ふぇっ!?あっ、やめっ、んんん!?」
入り込んだそれがお尻の中で暴れ始めた。
出たり入ったりするのは勿論、ひんやりとした感触がその中を舐めるように動いていく。気をそっちばかりにとられてると、ひんやりとした感触が胸の所を撫で始めた。女の子と違って平たいそこに面白みも何もない筈なのに、その触手は何に惹かれたのか執拗に撫で続けてくる。
「なっ、んでっ・・・・んひゅ♡!」
きゅっ、と。
急に乳首がつねられ、ビリビリとした甘い刺激が体に走ってくる。気持ち悪いくらいだったのに、何故か股の下それが熱くなってしまう。普段ならそんなことあるわけないのに。
「そろそろ効いてきたか?どうだ、嫌悪感を感じる暇もあるまい。その様に調整しているからな。ゴゴショは目標に触れると同時、麻酔液と媚薬液を対象の注入する。これは魔力によって精製された魔力物質であり、体質的なアレルギーの発生は一切起こらないゆえ安心しろ。因みに媚薬液の内容だが効能は一種の魅了魔法と興奮━━━━」
「あぅ♡!」
なんか兄貴が説明し始めたけど全然頭に入ってこない。というか、この状況で平然と説明し始めるあたりやっぱり兄貴は頭おかしい。父さん達がガタガタにした領地をまとも所か就任前年度より倍以上豊かにしたのは心から尊敬するけど、それを差し引いてもまだうんこ野郎だと確信を持っていえる。
恨みごとが頭のなかを渦巻いてる最中、別の触手が体の至る所をまさぐり続ける。脇腹や首筋、耳や口の中、果ては僕の固くなったそこまで。最初は少しひんやりして嫌な感触だけなのに、擦られる度にどんどん変な感覚が身体中に走り回る。痺れるみたいな、でも気持ち良いような、そんな甘い痺れが。
「あっ、にぃ、きっ♡!んぁ!もっ、やめっんんん♡!!」
柔らかい触手に痛みはないけれど、それが動く度に変な声がどんどんもれてしまう。まるで女の子みたいな情けない声が、だ。しかもこんな事でズボンの股の所が痛いくらい張ってしまって、羞恥で顔が馬鹿みたいに熱くなる。もう涙まで滲んできてる。それでも、そこに誰もいないならまだ良かった。兄貴はそういう事を言い触らしたりする人じゃないし。魔法が絡むと悪意なく言うことはあるけど・・・・でもそれでも、ましだった。いま残念なことに部屋の隅には兄貴の執事が控えてる。ちらっと見たら、銀縁の眼鏡をカチャリと持ち上げて良い顔で頷いてくる始末。きっと僕は恥ずかさで死ねると思う。
「うむ、しかし良い声で鳴くな。痛くはないが、感覚を失う程ではなし・・・といった所か。麻酔液の分泌量に問題はないようだな、うむ。しかし個人差もあるだろうしな、やはり何人か被験者が必要か。奴隷でも雇ってくるか?いや、公爵夫人にも使用するというのだ。体質的に近いしい者がよいな。やはり貴族の・・・・ああ、今期単位を落とす馬鹿者共がいたな。やつらにやらせるとしよう。━━━━ああ、フォンセ、体温の上昇はあるか?性的興奮をどの程度だ?肛門の感触は具体的にどれほど残っている?通常より発汗しているようだが喉の渇きはないか?」
「そっ、そんな、そんなこにょっ♡!ひきなり、っんぶ♡!」
「咥えていろ、取り敢えず体温を計る」
急に口の中に体温計を突っ込まれた。
驚いた拍子に"そこ"が締まって、それまで以上の特大のゾクゾクする痺れが頭のてっぺんまで這い上がってきた。それに反応して僕のズボンが生暖かくなって━━━━果てしなく死にたくなった。
「━━━━・・・・にゅ!?ふぇっ!ちょ、もう、出ないっからぁ♡!むっ、り、んにゃぁぁぁぁぁぁぁ♡!?やぁっ、ふぁん♡!」
もう心が死にそうだっていうのに、急に触手が温かい物を吐き出して軟化したそれに巻き付いて、揉むように蠢きながらしごいてきた。もう無理なのに、またそれが固くなってく。敏感になったそれから走る刺激に体がどんどん熱くなってく。刺激がやってくる度に目の前がチカチカする。痺れるようなそれに、女の子みたいな喘ぎ声が止まらない。
朦朧とする意識の中、僕の口から溢れた体温計を当然のようにキャッチした兄貴が目に映った。
「━━━━んー成る程、体温の上昇数値を見るに未経験者にも有効。性的刺激も十分と。少し出力をあげるぞ、フォンセ」
「っだぁ♡!もっ、ほん、とに♡!むりやからぁ♡!にゃめっ、だかりゃ━━━━ひゃぁん♡!」
触手の動きが更に早く、触手の触れた場所はもっと敏感になって、触れらる度に雷にうたれたような感覚が全身を走り回っていく。頭がおかしくなりそう。
「これなら公爵も喜ぶだろう。なんでも最近つれない奥方と若かりし頃の野獣が交尾するような情熱的なセックスしたいらしくてな、もう並みの馬鍬いでは碌に快感も得られないらしいのだ。その為になにか性的興奮を本能から呼び起こすような道具はないか?と言われててな。『作れない事もないが、多少禁忌に触れてしまうのだが?』と言ったら、公爵が直ぐに許可申請をしてくれてな。公爵閣下は本当に話の分かる人だ、そうは思わないか?フォンセ」
「きっ、聞きたくなっにゃい♡!情ひょっ、うを、もらすっ、にゃ♡あ、にきぃ♡!もっ♡もうっ♡むりぃ♡ほ、んにょに♡!」
「・・・・んーむ。ゴゴショの動きにバリエーションが足らないか?しかしな、これ以上魔法陣書き出したとて、上手く作用するかは怪しいな。やはり疑似生物の域をでんな・・・・む?この陣、この一節・・・まさか連鎖反応している?そうなればゴゴショの分泌液は━━」━━」
「んにやぁぁぁぁ♡!」
「━━━━━━セ様、フォンセ様」
聞きなれた声に瞼を開けると、これまた見慣れた天井と見慣れた黒髪のメイドの姿があった。僕と目があったメイドは顔のあちこちを観察するように見た後、首筋に指を押し当て「異常はありませんね」と感情の籠ってない目で言ってきた。
「・・・・夢?」
「何処をさしてそう仰られてあるのか分かり兼ねますが、私自身このお屋敷で働く事が決まってからは毎朝そのような感想が頭に浮かびます。偉大なるダレスの英雄、ラトナペトール閣下にお仕え出来る喜び━━」
「あーうん。それ前も聞いたから。そうじゃなくて、ほら、その・・・」
「フォンセ様が前と後ろの処女を失った話であれば、事実起こったことです。丁度一昨日の事ですが。初めてが旦那様とはお羨ましいお話ですね」
「・・・そうだよね。うん、分かってた。途中から記憶が曖昧だったけど、ぼんやりと覚えてるし。なんか1日の記憶は完全に飛んでるけどさ。それに今もお尻とお腹の方に違和感が残って━━━━━お腹の方に?ん?んん?」
ふと視線を落とすと僕の胸が僅かに膨らんでいた。
シャツの首もとを引っ張って胸の所を見れば、何だか少し腫れている。何処かにぶつけたのかと思って触ってみると、その腫れは予想に反して柔らかい。フニフニしてる。感触はあるのに痛くはない。麻痺してる訳じゃないみたい。それに、なんか・・・・これ?そうだ、あれだ、女の子のおっぱいみたい。
気づいてから、嫌な汗が背中を伝った。
さっきから感じてる違和感について、ある可能性が頭を過ったからだ。そう、今目の前にあるものを切っ掛けに思い出した、頭の中に残ってた兄貴との断片的な記憶。『ゴゴショの分泌液にこのような効果があるとは。また研究のし直しだな━━さて、処理だけ済ませるか』そんな意味深な事を呟きながら、大い被さってくる兄貴の不穏な姿。
慌てて掛けられた布団を捲って見た。
そこにはいつものパジャマをはいた足がある。けれどそこじゃない。僕が違和感を感じたのは。
恐る恐るズボンを引っ張って中をみれば、見慣れない女物っぽいパンツが視界に入った。思いきってそこへ手をいれてみれば、指先に本来ある筈の物に触れた感触が一切ない。つるっとしていて、それでいてふんわり柔らかいだけ。何度擦っても、それは一切変わらない。
「・・・・あの、さ」
「はい、フォンセ様。なんなりと」
「何があったのか、その、聞いても・・・」
「どの辺りからお話した方が良いか図りかねます。ですが、フォンセ様が旦那様に呼び出され魔法生物の餌食になり、初めて受けた性的な快楽によって気を失った後であれば、私もフォンセ様の後始末をつける為に部屋に入りましたのでお話出来ます。それでよろしいですか?」
「もろにそれだけど!?分かってるなら教えてくれない!?」
僕の言葉を聞いてメイドが「畏まりました」と綺麗なカーテシーを見せた。
「私が部屋を訪れて直ぐ、旦那様の魔法生物によって酷く性的に興奮したフォンセ様のお体に変化が現れました」
「へ、変化?」
「はい。どうやら魔法生物ゴゴショを作成するに当たって幾つか予想外の魔法式の連鎖反応があった模様で、通常麻酔効果と性的興奮を覚える程度の分泌液に、変性魔法の効果がついてしまったようです」
「???っと?ん?」
「専門的な要素を省いて簡単に説明致しますと、ゴゴショの分泌液には対象の性別を女性へ強制変換させる特殊な効果があったということです」
女性に強制変換させる?魔法生物の力で?成る程・・・・・・成る程?何が成る程?
「あの、それって、えっと・・・・」
「なお、変換後、性的興奮に暴走するフォンセ様のお相手は旦那様がお務め致しました。『娼婦を抱くのとは訳が違うな』と興味深そうにしながら、フォンセ様が力尽きるまで飽きる様子もなくお体を━━━」
「わぁぁぁーーーーー!わぁぁぁぁーーーーー!えっ!?なん、なんの話!?えっ、僕、兄貴にっ!えっ!?!?!」
思わず股の所に手をやると、じんわりと濡れてきていた。まるで体がそれを覚えてるみたいに。心無しあれが付着して乾いたみたいに、パンツがカピカピしてる気がする。
「なお、お体の事ですが、調査を続けているものの現在即座に回復する手段はないとの事です。ゴゴショの分泌液の影響でお体は非常に性的欲求が高くなっており、それを解消する為には日に一度精液を体内に取り込む必要があるとの事です。旦那様は暫く大学の方で研究に専念するとのことで、その件につきましてはフォンセ様のご希望を第一とするように旦那様から伺っています。お相手に希望がなければ使用人が順番で役目に当たる事になっていますので、それでフォンセ様ご納得頂けるのであれば仰って下さい。出来る限り早く準備致します。━━━以上です、何かご質問は御座いませんか?」
「えっ、ちょ、早いっ、早いから!なに?!直ぐ治らないのは分かったけど、その後不穏なこと言ってない!?精液がどうとかって!?」
「はい、セックスして膣出しされるか、フェラチオして胃袋に取り込むか、けつ穴にぶちまけて貰うか、お好きにご選択下さい。希望がないのであれば使用人がお相手を勤めます。では、フォンセ様お着替えのお手伝いをさせて頂きます。女性の体に合わせてドレスは数着ご用意させて頂きましたのでご安心下さいませ」
「勤めますじゃないから!?意味わかんないんだけど!?ちょっ、リェレン!?止めてっ、脱がさないで!ひゃぁぁぁぁぁぁ!?」
こうして神秘の国で、僕のTSな物語が始まったのである。糞兄貴によって。
あっちの更新待ってる人、ごめんな!
どうしても、やりたかったんや!