僕のお兄ちゃんが大概変態野郎だったのは知っていたけど、まさか僕を女の子にしてくるとは思わなかったよチキショーめぇ!な物話 作:らいじゅう
お星さまに祈っとくかぁ( ´∀`)
「それにしても本当によくお似合いです、フォンセお嬢様。間に合わせで買ったものよりずっと素敵です。やはりムーヴルスの用意した物は違いますね」
仕立屋とリェレン達に散々玩具にされた後、いつもの様に夕食を終えた僕は汗を流す為にお風呂場へきていた。無表情のままパチパチ拍手するリェレンを横目に脱衣場の鏡を見れば、仕立屋から借りたサイズフリーの簡易ドレスを身に纏った自分が映ってる。
流石にここら辺で一番の仕立屋ムーヴルスが用意した物だけあって服自体はデザインも可愛くしっかりした作りの物なんだけど、それを着てるのが自分というのは気持ち的に何とも言えないものがあった。可愛いドレスに僕の頭が生えてるのは、何度見ても違和感が凄い。
「フォンセお嬢様じゃない。ていうか、そんなに似合うか・・・?」
「お似合いですよ。所作も綺麗ですし、まるで最初から女の子だったかのようです。よっ、女の中の女」
「よっ!じゃないよ。誰が最初から女の子だ、誰が。僕は男だ」
リェレンの手を借りて服を脱げば、小さな胸の膨らみと白く柔らかそうな肌が目に映った。随分と変わってしまった。前の自分の姿を頭に思い浮かべると、もう少し日に焼けてたし、筋肉があった気がするのに。
鏡を眺めれば眺めた分悲しくなってくるので、僕は服を脱いだらさっさと浴場へと行った。
「それで、今日のお相手は如何いたしますか?」
のんびりお湯に浸かっていると、湯船の外から僕の髪を洗うリェレンが突然そんな事を聞いてきた。げんなりしながら視線を向ければ、残念な子を見るような目を向けられた上に溜息をつかれる。なんだよぉ。
「もう幾ばくもなく成人を迎えるのですから、そのような子供みたいな事を仰らないで下さい。他に方法も御座いません。大人しく今日も犯されるなり、犯すなりして下さい。頭パァンなりたいんですか?」
「わ、分かってるよ・・・・別に何も言ってないでしょ」
僕の言葉にリェレンは髪を洗う手を止めて顔を覗いてくる。そして僕の目をじっと見てくる。
「目は口ほどに物を言うのですよ。一応貴族の端くれなのですから、少しは心を隠す術を身につけて下さい。時期に学園に通うのですからね?その様では侮られてしまいます」
「わ、分かってるよ。態々言われなくても・・・というか、そっか。僕も学園行かないといけないんだよねぇ・・・・・はっ!そうだよ、学園ってどうするの!?僕まだ女の子なんだけど!?」
僕の国では法律により、貴族の子息子女には義務教育期間が存在する。16歳になる年つまり成人を迎える年から二年間、皇都にある皇立の魔法学園に通わなくてならないのだ。それは皇族の人間であっても変わらないし、ど田舎の貧乏貴族だって変わらない。兄貴もこの学園に通っていた。
僕も今年成人を迎えるのでもうすぐ通わなくてはならないんだけど・・・。
「・・・入学延長とか出来ないの?せめて体が治るまでさ」
「どうでしょうか?確かにそういった前例は存在しますが、フォンセ様の場合は難しいのではないかと。姿形が変わってしまったとはいえ生活に支障をきたす程ではありませんし、学園に通ったからといって命に別状があるわけでもありませんしね。以前噂で聞いた話ですと、魔法の暴走事故により四肢欠損した子息も、うっかりドラゴンになってしまった子女も最後まで学園に通ったとか」
「四肢欠損でも、ドラゴンになっても駄目なの?!それもう、そもそもそれは通えないんじゃ・・・!」
「意外と何とかなったそうですよ・・・・と旦那様が仰ってました」
「しかも兄貴の代の話なの!?もっと昔の話とかじゃなくて!?」
「旦那様の研究仲間だったそうで」
「絶対自業自得のやつだ!!」
アホな話を聞いてどっと疲れた。何をしてるんだか兄貴達は・・・ていうか、その二人が誰か分かったかも知れない。前に兄貴が家に連れてきたあの人達だ。絶対そうだ。見るからにそうだったもん。変わり者臭プンプンだったもん。
しかし、兄貴達がそれだけやらかしても学園の対応がそんな感じなら、確かに入学延期とかは難しいかも知れないな。はぁ。
「━━━それで、今日のお相手は如何しますか?アガットになさいますか?」
「やだってば、アガットは。えっと、き、昨日と同じで良いよ。す、す、すと、ストラーフでさ」
「おや、もうストラーフにメロメロですか?」
「違うし!でも、昨日ので、その、下手じゃないのは分かったから、安心出来るというか、そ、そういうのあるだろ!」
「何もそんな風に誤魔化しにならずとも。気持ち良かったんですよね、ストラーフのおちんちん。良かったですね、これでフォンセ様も立派なおちんちん狂いに・・・女の子になられて」
「言い方ってあるよね!?もう少しさ━━━━ひゃっう!?」
急に耳に吐息が掛かった。
びっくりして肩を揺らした僕の耳に、クスクスというリェレンの含み笑いが聞こえる。いきなり何をするのかと睨めばリェレンが顔を近づけてきて━━━そのままリェレンの唇が僕の唇と重なる。
「━━━ん」
リェレンの顔を見てるのが恥ずかしくて目を瞑ると、ぬるっとリェレンのベロが口の中に入ってきた。差し込まれた熱の込もってベロは僕の口の中を縦横無尽に這いずり回っていく。ベロに絡んできたり、歯や歯茎の上を滑っていったり、頬の内側のところを撫でたり。口の中どこもかしこもリェレンの甘い唾液の味がする。
くちゅくちゅ、エッチな音が重なる唇から響いてきて、心臓がドキドキと高鳴ってく。
「っふ、ひゃ、んん」
ふいに胸の所へリェレンの細い指が触れた。
その指は舐めるようなねっとりした触り方で、僕の小さな膨らみを下から掬いあげるように優しく揉んでくる。それは少し擽ったかったけれど、それと同時に背筋がゾクゾクするような甘い痺れもあって、どうしようもなく体を火照らせた。
「━━━━上質の絹のように滑らかで、それでいて瑞々しいきめ細かい肌」
ナメクジみたいに、ねっとりと指が胸を撫でていく。
「小さな膨らみは柔らかくありながら」
這っていた指が胸を掴むようにゆっくり食い込み、またゆっくり離されていく。
「張りつめた弦楽器のように、指を押し返してくる。いつまでも触っていたい感触です。ストラーフにもこうして触らせたんですか?」
「そ、そんな、ことっ、な━━━━きゅぅ♡!?」
「触らせない、なんてことないでしょう?一夜を共にしながら。嘘は駄目ですよ?」
いつの間にか立ち上がって固くなったそれが強くつねられた。それまで触れられなかった油断もあって、ビリビリとした刺激と共に肩が跳ねあがる。
「っやぁ♡!?り、りぇれ♡!」
僕の胸に添えられたリェレンの手は、ピンと立ち上がった突起を親指と人差し指の腹でコリコリと弄びながら、小さな膨らみを他の指で搾乳でするようにしごき始めた。痛みと甘い痺れが同時に走ってきて、信じられないくらい甘い声が口から漏れる。身体中に走り回る刺激に目の前がチカチカする。
「痛いのも好きなんですか?フォンセ様は随分と変態でいらっしゃいますね」
「ちっ、ちがう♡!かりゃだが、へんにゃの♡!じぇっ、たい、そうりゃ━━━━ふにゃぁ♡♡♡!」
「存じ上げております。旦那様によるとフォンセ様のお体は、性感帯のみならず全体的に性的な刺激に敏感になっていらっしゃるそうです。体調に影響を受けることらしいですが、最高で普通の人間の10倍くらいは感じるのではないかと」
「じゅっ、じゅうびゃい♡!?しょ、う、ゆーことは♡!はやく、いっ、んぁゃ♡!」
ぎゅぅっと一際強くそれがつねられた瞬間、雷にうたれたのかと思うくらい強い刺激が背筋を這い上がってきた。僕の意思とは関係なく体が弓なりにのけ反って、お腹の下がきゅってなって、頭の中が真っ白になる。
「お体もすっかりイキ方を覚えて・・・これでいつでもお嫁さんにいけますね?」
「・・・・おっ、およめ、にゃんか、いかなぃ♡」
「そのような蕩けた顔で仰られても説得力が皆無ですが、そいういう事にしておきましょう」
そういうとリェレンは僕の唇にまた自分の唇を重ねてきた。触れるだけの優しい口づけ。少しそれが寂しく感じてぼーっとリェレンの顔を眺めてると、困ったような顔でリェレンが笑う。そして「甘えん坊ですね」とまた唇を重ねてくれた。今度はベロとベロを絡めあう、頭の中をホワホワした物で一杯にする大人のエッチなキス。
それからリェレンとお風呂でたくさんキスした後、フワフワ意識のまま自室に帰った。それで気がついたら痴女みたいなアホ程エッチな服着させられてて、なんとなしに鏡を見たら恥ずかしさで死ねるのでないかと思うほどダメージを受けた。そもそもぼーっとしてたのが悪いのはそうなんだけど、リェレンはなんだってこういう事するのか!なにこれ、スケスケで体見えちゃてるんですけど!?中途半端にあそことか、乳首とか隠してるけど、意味ないよね!?
一頻り心の中で文句を言ったあと、改めて鏡に映るそれを見てみた。そこにある女性の姿は多少幼さがあるものの、何処か扇情的で凄くスケベ感のある体だった。自分の体とは思えない程に。
「そ、それにしても、こうして見ると、本当に女の子なんだなぁ・・・・」
顔のパーツはパッと見で以前の僕なんだけど、よくよく見れば少しずつ違っていた。睫毛が長かったり、頬がふっくらしてたり、唇がどこかふっくらしてたり・・・なんか全体的に柔らかそうに見える。僕がちゃんと男だった時、普通の人と比べたら少しひ弱な体ではあったけどこんな感じては断じてなかった。
学園について僕は男として入学するつもりだった。胸も小さいし背格好だって以前の僕とそこまで変わらないし、男の格好すれば別にバレずにやってけるかもと思ったんだけど・・・・これは大丈夫じゃない気がする。見る人が見たら直ぐばれそう。
「どうしよう・・・」
とは言っても、女の子として入学は嫌だ。だってそうしたら、皆が僕のことを女の子としてしか見ないと思うから。ずっとこの体でいるつもりはないのだ。いずれ男に戻って、それで可愛いお嫁さんが欲しい。家柄とか資産とか、そういうのに特別拘りはないんだ。ただ可愛くて、優しくて、気が利いて、料理上手な人とかが良いのだ。都会で派手な生活してる子とかはやだ。
「・・・・はぁ、どうしよう」
入学までに兄貴が治してくれれば良いけど、何となくそれは間に合わない気がするし・・・そもそも仮に治せたとしてもだ、兄貴が異常事態が起きてるこの状態でデータも取らず終わらせる訳がない。やるとしても調べ尽くした後だ。絶対そうだ。
溜息が零れ落ちると同時、部屋がノックされた。
「入っていいよ」
「はい、失礼致します」
一言入るように伝えれば、扉がゆっくり開いて見慣れた長身の男の姿が視界の中へ入り込んでくる。ストラーフだ。
「先日に引き続きご指名ありがたく思います。フォンセ様、今晩も誠心誠意お相手を務めさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします」
そういうとストラーフは綺麗なお辞儀を見せる。
ストラーフの性格を考えれば普段からそうだし、いつもであればそれで良いんだけど、こういう時にそんなに畏まられると果てしなくやりづらいから止めて欲しい。いっそリェレンくらいのノリで来てくれた方が精神的に楽だ。文句の一つも言えるし。
「あのさ、もっと気楽で良いというか・・・そりゃぁね?ストラーフに無理して相手して貰ってる僕が言うことじゃないんだけどさ」
「いえ、そのような無理になどという事は一切御座いません。私の好きでやらせて頂いてる事です。フォンセ様はどうかお気に為さらずに」
好きでやってるとか、それはそれでストラーフの人間性とか性癖とかを疑うんだけども。いや、性癖なんて人それぞれではあるけどね?あるけどさ。うん。いいや、気にしない事にしよ。
「と、とりあえず、その、服脱ぐから・・・」
下着に手を掛けると、そっと大きな手で腕を掴まれた。
恥ずかしさから下げていた視線をストラーフに向けると、昨日よりは落ち着きのあるものの、やっぱりギラついてるストラーフの目があった。
「フォンセ様のお手を煩わせる訳にはまいりません。私がお手伝い致します」
「いや、脱がされるの、恥ずかし━━━━」
「お任せ下さい、フォンセ様」
「・・・・ふぁぃ」
僕の返事を聞くとストラーフは笑顔を浮かべる。
そして何も言わず、下着に手を掛けた━━━━━。