※この作品はR-18です。

崩壊した世界で水着ジャンヌに弟にされるだけの話   作:アルテマ

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本編とはあまり関わりないので幕間投稿。

最近の悩みは文章がやたら長くなってしまうこと。


幕間 ~お姉ちゃんの誘惑~

「お疲れさまでした、オーナー!明日も頑張っていきましょう!」

 

 

「うん、そうだね。……あの、何度も言うようですけどその、無理して敬語使う必要はないのですけど……寧ろ僕が敬語使わないとダメなんじゃ」

 

 

「社会に出れば、年齢よりも立場や地位が優先されることは多いですよ。オーナーはお若いですが、もっとどっしりと構えてないと他の方に示しがつきませんよ?」

 

 

「ア、ハイ」

 

 

 既にオーナーと言う名ばかりの地位でふんぞり返っていて示しがついていないと思うという言葉は飲み込み、最近仲良くなってきた受付業の女性と別れて廊下を歩く。

 今日はショーの練習をジャンヌと共にし、件の社長室で情報収集という名の掲示板巡りと多少は僕でも出来るようなオーナーとしての仕事をこなして業務を終えた。

 情報収集含めてパソコンを用いた仕事が多かったために、少し疲れ気味の目頭を揉み解しながら自分たちの部屋へと戻る。

 

 

 ドアノブに手を掛けると鍵がかかっていたので、まだジャンヌは戻ってきていないようだ。とりあえず懐にある鍵を開けて中に入り電気をつける。

 部屋の内装、というかこの部屋のリビングや浴室は完全にそう言った性行為をするために用意したものだと分かる程露骨なものであるが、実は僕とジャンヌそれぞれの個室があるのだ。

 

 

 一応、これはプライベートな個室が欲しいという僕の希望たってのものであるのだが、意外にも反対を表明してきそうであると思っていたジャンヌは特に反発するようなことはせず、寧ろ快く賛成をしていた。あっさりとしすぎではと考えはしたが、こちらから提案した手前今更やっぱやめておくとは言えなかったし、取り下げる理由もなかった。

 

 

 そんな裏事情を思い出しながら自室へと入る。部屋の広さは四畳程のものだが、まあ個人の個室であれば充分な大きさである。配置されている家具は机とクローゼット、箪笥等とシンプルであり、後は僕の趣味のためのゲームのセットがある程度だ。

 ちなみにこのゲーム群は僕が世界が崩壊する前から使用していた私物である。住んでいたアパートから出た時はどう考えても邪魔なので置いていった物を回収したのだ。(回収人はジャンヌのイルカである)

 

 

「……そう言えば最近ゲームしてないな」

 

 

 仕事終わりはジャンヌに襲われて、休日もジャンヌに襲われて自分の趣味の時間はあまり取れなかった事をふと思い出し、ひとたび意識すると久しぶりに1人で黙々と楽しい時間を過ごしてみたいと思ってしまった。

 

 

 ……襲われてばっかだな僕。

 そんな感想で済んでしまうあたりに慣れてしまっていることを何故か悲しく感じるのは、一応は僕が男であるが故のくだらないプライドなのだろうか

 

 

「……うん、忘れよう。今はそんなことは忘れて久しぶりにゲームで心を癒そう」

 

 

 そうと決まれば即日行動。モニターとゲーム機本体を起動して、世界が崩壊する前までそれなりにやっていたゲームのディスクを入れる。

 このインフラの多くが1度断絶されたなか、期間を考えれば驚くほどの速さでインフラが復帰してはいるが、インターネット機能はまだまだ完全復旧は見通しの立ってない段階だ。

 まあ今は使えないけども、サーヴァントの知恵や力を借りればもしかしたら世界中で復帰するかもしれないとのこと(スポンサーのギルガメッシュ氏の談)

 

 

「うーん、この手に感じる重みを懐かしく感じる」

 

 

 コントローラーを持ちながら、そんなノスタルジーなことを思いながら操作をしてディスクと同じタイトルのゲームを起動する。ブォーンというPC類の精密機械特有の排熱音と共に起動するソフト。崩壊前は喧しいとさえ感じていたが、今聞くと不思議なことにこれもまた懐かしいなぁだなんて感想を持ちながら、モニターがタイトル画面へと移行するのを待っていた。

 

 

「……あー、やっぱりちょっと操作忘れてるかも。……マスタークエの序盤のやつで慣れておこうかな」

 

 

 始まったゲームの拠点での操作自体はそれほど問題はなくとも、いざ実際に本命のクエストに行けば失敗しかねないと思い、報酬は旨いが縛りのあるクエストは断念し、そのクエストのランク帯の中ではかなり序盤のクエストを選ぶ。

 

 

「げ‥…そう言えばこの敵麻痺と毒攻撃持ちだったっけ」

 

 

 クエスト開始して数分、ベースキャンプ近辺にいた雑魚敵を倒し、リハビリをした後で目標の敵に立ち向かうも、相対して戦闘を開始してから目標の敵は状態異常を武器に襲い掛かってくるのを今更思い出す。

 肩慣らしをするにしてはかなり面倒な敵であり、自キャラの装備こそ高ランクの高火力高防御であるものの、持ち込んだアイテムが適当であったために解毒薬を装備しておらず毒のスリップダメージであっさりやられてしまった。

 

 

 ベースキャンプに強制送還されたので、今度はしっかりと解毒薬を装備して再び目標の敵に挑んだのだが……

 

 

「う、うざい‥…牙の麻痺はともかくとして、毒の尻尾攻撃の頻度高すぎでしょ……あ、解毒薬切れた」

 

 

 未だに勘を取り戻せず、拙い操作テクニックのせいで敵の攻撃を避けられず、解毒してもすぐに毒状態にされてを繰り返し、最大持ち込み数10個の解毒薬をあっという間に使ってしまった。

 そして毒状態のまま麻痺状態にされ、解毒どころか回復もさせてもらえずに1回目と同じく毒のスリップダメージによって自キャラがやられてしまった。

 

 

 再びベースキャンプへと送還される自キャラ。次にやられてしまえばクエスト失敗と、ゲームオーバーになる前のリーチ状態となってしまった。

 ここで諦めて別のクエストに挑戦しようと言うのは簡単なのだが、ここまで目標の敵を拙い操作技術ながらも、高い装備の力でごり押ししてそれなりに追い詰めた手ごたえがある。別に僕はゲーマーではないし、どちらかと言えば楽しくできればいい人なのであるが、ここまでやっておいて諦めるのは少し勿体ないと感じ、アイテムを整えて再び敵へと挑む。

 

 

「よし、勘を取り戻せてきたかな」

 

 

 クエストを開始して既に30分程たっているなかで、ようやっと操作の慣れを取り戻す事が出来、敵の攻撃を避けられるようになってきた。 そして敵の攻撃直後の隙を突き、連続攻撃を叩き込む。 

 攻撃を避けられるようになり、テンポ良く相手にダメージを与えられるようになったためか、3回目のエンカウント後の数分の戦闘で目標の敵は足を引き摺りながら別のエリアへと移動していく。敵がかなり追い詰められている時の動作だ。

 

 

「よし、これなら倒せそうだな。解毒薬も後7個はあるし、大丈夫でしょ」

 

 

 どこかで説明はフラグだなんて聞こえてきたような気がしたが事実を口にしたまでなのだ。このまま押し切ってやろうと、エリア移動して戦闘を開始した直後であった。

 

 

「弟くーん!お姉ちゃんが戻りましたよー!」

 

 

「グホッ!?じゃ、ジャンヌ!?」

 

 

 僕の部屋の扉をプライバシーなど知らぬとばかりに盛大に開け放ち、タックルもかくやという勢いで僕に向かって飛び込んできた。不意打ちで放たれた突進に気道を軽く圧迫されてうめき声があがり、危うくコントローラーを握る手を離してしまうところだった。

 

 

おかしいな、乱入クエストはこのゲームでは実装されてないはずだけども

 

 

「んー、やっぱり弟君の抱き心地は最高ですね〜。疲れが一気に癒されます。ぎゅーっ♡」

 

 

「……ッ。ジャンヌ、抱きつくのいいんだけど、急にはビックリするから控えて欲しいのだけど……」

 

 

「嫌です♡弟君に拒否権なんてありませんから。今日もたくさんイチャイチャしましょう、弟君♡」

 

 

 背中から力強く抱きしめられ、必然的にジャンヌの胸の感触が伝わってくる。未だに慣れない柔らかさにドキマギしながらもう何度目になるか分からない苦言を呈すも、やはりいつもの調子で意に返さずに頭をグリグリと擦り付けてくる。

 

 

 部屋に戻ってくると、ジャンヌはいつもこうして僕に抱きついてくる。それ自体が悪い事とは思わないし、寧ろ落ち着くような不思議な安らぎを感じられるので、僕としても嬉しい。

 ただ、今は少し間が悪い。もう少しでここまでどうにか追い詰めた難敵を倒せそうなのだ。すぐ近くにいる人をないがしろにするという行為は失礼だとは分かってはいるのだが、あと数分もあれば倒せそうなのだから少しだけ待ってもらおう。

 

 

「その、ごめんジャンヌ。もう少しでこれクリアできそうだから、ちょっとだけ待ってくれない?」

 

 

「そ、そんな!?お姉ちゃん今すぐにでも弟君と愛を育みたいのに、弟君はそれを拒否しちゃうんですか!?」

 

 

「すぐに終わるからさ。久しぶりにこのゲームやって、それなりに苦労してここまで漕ぎ着けたから、ここでクリアできないとなんかモヤモヤするというか……ほんと、すぐに終わるから」

 

 

「……むぅー‥…」

 

 

 不満げにしながらしがみつくジャンヌに申し訳ないと思いつつも、意識をモニターとコントローラーへと向ける。

 既に目標の敵は満身創痍であり、そこまで時間がかかるとも思えない。興奮状態で暴れまくる敵の攻撃直後の隙を狙って足に向けて攻撃すると、足を崩して地面へと倒れ込んだ。

 このチャンスを逃してはならないと、すかさず自キャラの装備している武器の特性を利用した強化を行い、息も吐かせぬ連撃をお見舞いしようとコントローラーの握る手がやや強くなったその瞬間だった。

 

 

「ひうっ!?な、なに!?」

 

 

 あまりにも予想外な場所を唐突に触れられ裏返った声が飛び出し、コマンドを正しく入力できずにコントローラーを危うく手放しかける。

 何があったのかと触れられた感覚の場所を覗き見れば、腰の後ろから伸びている片手が僕のズボンへと忍び込み、感触を確かめるようにして股間の周囲をまさぐっていた。

 

 

「ん~、この辺でしょうか?あ、ありました♡」

 

 

「ジャンヌ!?い、一体何を!?」

 

 

「んふふ〜、構ってくれない弟君にお姉ちゃんは拗ねちゃいました。なのでお姉ちゃんも今から弟君でゲームをしたいと思ってます」

 

 

「げ、ゲーム?」

 

 

「そうですよ弟君。ルールはとっても簡単です。今から弟君がやっているそのゲームのキャラクターがダメージを受ける度に、弟君のおちんちんを手でシコシコしちゃいます♡」

 

 

「はい!?」

 

 

「ゲームのキャラがやられた場合はそのままイかせてあげますが、どんなに大きなダメージを受けてもそのキャラがまだ生きている場合は絶対に射精させてはあげません。もしもお姉ちゃんのエッチな誘惑に耐えてそのクエストをクリア出来たら弟君の勝ち。でもお姉ちゃんの誘惑に耐えられなくてやられちゃった場合はお姉ちゃんの勝ちです。ね、簡単でしょ?」

 

 

「いや、簡単でしょって僕はそもそもそのゲーム受けるなんて一言もいぅううう♡」

 

 

「ほらほら、弟君はそっちのゲームの方に集中しないと。敵さんはもう立ち上がって攻撃してきてますよ~」

 

 

「うぅ……」

 

 

 ジャンヌの提案してきたゲームを拒否しようとしたが、陰茎を指先でくすぐるようにして愛撫されてしまい拒否の言葉は途中で封殺されてしまった。このままジャンヌを説得するのは無理だと判断し、乱れていた集中力をどうにかモニターとコントローラーの方へと向ける。

 視線を外していた際に受けた攻撃で状態異常にならなかったのは幸運だった。今この状況から抜け出すためには1分1秒でもはやく目の前の敵を倒すしかないと、油断しては一気にそちらへと意識をもっていかれそうな股間の感触に耐えつつ、我慢するようにコントローラーを強く握る。

 

 

 しかしそんな僕の意識外からジャンヌは顔を僕の肩に乗せて、耳元で囁きの不意打ちをしかけてくる。

 

 

「あ、ちなみに今のお姉ちゃんはいつものビキニを脱いでますので、弟君の背中に当たっているのはお姉ちゃんの生おっぱいです♡」

 

 

「なっ、なまっ‥…あっ!?」

 

 

 ジャンヌの爆弾発言にあからさまに動揺してしまい、集中と忍耐のために向けていた意識が耳からの攻撃によって乱れてしまった。

 僅かな隙が出来る程度の動揺であればまだ立て直しが効いたかもしれないが、直接的な性欲を煽るそのジャンヌの言葉と、それに伴って背中の柔らかい感触の正体が実際に僕の背中に当てられている光景を想像してしまい、一瞬にして僕の集中力の多くをかき乱した。

 必然、そんな隙をさらせば敵に狙ってくださいと言っているようなものであり、尻尾の攻撃を受けたゲーム内のキャラのHPゲージは毒状態を示す紫色に変色していた。

 

 

「あ、段々とゲージが減っていっていますね。毒状態ってことなのでしょうか?まあ何にせよ、ゲームのルールに則って弟君のおちんちんをシュリシュリしちゃいますね〜♡」

 

 

「うぅっ……ひあっ……♡」

 

 

 絡みつくように纏わり付く指先が焦らすように、それでいて確実に興奮を促すように愛撫をしてくる。

 陰茎に伝わってくる快楽信号を受けて、口から喘ぎ声が漏れそうになるも必死に耐え、どうにか解毒薬を使用する。

 ゲージが紫から平時の緑色に戻った瞬間、散々僕の陰茎を這いまわっていた指の動きがピタリと止まった。

 

 

「あっ……」

 

 

「んー?どうしましたか弟君?私はルールに従って、弟君に愛撫するのをやめただけですよ〜?」

 

 

 口惜しいとばかりに呟いていた言葉をジャンヌは逃さずに、更に耳元で囁いてくる。

 

 

「もっとおちんちんシコシコして欲しいなら、さっきの毒状態になっちゃいましょうよ♡」

 

 

「え……でも……」

 

 

「回復を常にしながら戦えばいいじゃないですか♡ゲージが減っている間はお姉ちゃんがいっぱい弄ってあげますし、本当に危なくなったらその解毒薬を使えばいいのですよ、ね♡ね♡」

 

 

 正にそれは毒の言葉。ただしそれは苦痛を伴い服毒したものを死滅させるものではなく、甘い香りを漂わせて、迷い込んだ獲物を歓待し、幻惑して夢に浸からせる。その毒を放つのが好ましい存在なのであれば、逆らえるはずもない。

 

 

(……確かに毒状態のまま戦うのは不可能ではない。毒によるスリップダメージはそこまで大きなものではないし、敵の物理攻撃も防具のお陰で耐えられている。……なら、毒になった方が得なんじゃ……)

 

 

「ほらほら、よそ見してるからまた毒状態になってますよ弟君♡ほら、シコシコ〜♡」

 

 

「あ……あぁ……んぁ……♡」

 

 

 どこかズれた損得勘定をしてる間に、またも毒状態に陥ってしまう自機キャラ。それに伴って再びジャンヌの抗いがたい愛撫が再開される。

 ジャンヌの指が陰茎の先をなぞりあげてくすぐるたびに体が熱を持っていき、ゾクゾクとした感覚と共に射精感が高まっていく。とても集中できるような状態ではなく、今すぐにでも解毒をしなければならないことは分かってはいる。

 

 

 だけどジャンヌの愛撫は僕の感じる場所を知り尽くしていて、触ってほしいところを適切なタイミングで撫でまわし、上下に扱いてくる。いじらしいその攻め方は僕の性欲を確実に煽り、僕の抵抗する精神力を奪い去っていく。

 こうなると、僕にとれる選択肢はひとつしかない。

 

 

「そうそう、解毒じゃなくて回復すれば、ゲームと一緒にお姉ちゃんの手コキも受けられて一石二鳥です♡弟君の判断は正しいですよ~♡それそれ♡」

 

 

「ひぅぅうう♡」

 

 

 解毒薬ではなく、回復薬を用いて減った体力ゲージを回復する。

 態勢の立て直しではなく、ジャンヌの愛撫を受けたいがための、快楽に流された行動であった。当然そんな状態で碌にゲームなど出来る筈もなく、敵の攻撃を避けてタイミングを見ては回復するので精一杯であり、気持ちよくなりたいという欲望はその間にもドンドンと加速していく。

 

 

「う、あ、あぅ‥…♡あ♡あ♡」

 

 

「ふふ、あへあへ~って顔しちゃって可愛いですよ♡そろそろ限界ですかね~、おちんちんもピクピク脈打ってますし、イきたくてイきたくてたまらないんじゃないですか、弟君♡」

 

 

 数分もたったころには、ゲームにはほとんど目に暮れずにせいぜいが快楽の延長を目的とした回復をするのみであり、頭の中ではただただこの爛れた時を、甘いぬるま湯にいつまでも浸かっていたいという浅ましい欲望ばかりが満ちていた。

 当然、ゲームの操作が疎かになっている状況では回避もまともには出来ず、ただでさえ毒状態の維持のために浪費していた回復薬はあっという間に尽きてしまった。

 

 

 このままじゃ、やられてしまう‥…それは嫌だ。どうせもう倒すのがむりなら、まだ、まだこの時間が続いて欲しい……最後まで楽しんでから、この欲望を発散させてしまいたい。

 

 

 震える手でアイテムの欄に目を走らせてなんとか回復する手段がないかを探す。状況の立て直しではなく、僕はただただジャンヌに気持ちよくしてほしいという欲望のためだけに虚ろな意識の中でゲームの操作をしていた。

 

 

 しかしあるアイテムが目に留まると、消えかけていた精神が僅かに蘇り、思考と繋がって勝利への道筋を打ち立てた。

 

 

(……そうだ、捕獲……この手があった……)

 

 

 このゲームの狩猟クエストにおいての基本的なクリア条件は、【討伐】もしくは【捕獲】をすることだ。

 【討伐】はその文字通りに、そのモンスターが活動停止し死ぬまで攻撃を加えること。

 もう1つの【捕獲】はモンスターが攻撃を受けて弱ったタイミングで罠を張り、罠にかかったところに麻酔薬を投げ込みモンスターを捕獲することだ。

 このクエストも、その基本例には漏れずクリア条件は対象モンスターの討伐あるいは捕獲である。そして捕獲に必要な罠と麻酔玉は2つとも不足なく所持しており、敵の弱った証拠である足を引きずる動作も確認済みと、捕獲に必要な条件は全て揃っていた。

 

 

 何故ジャンヌが来る前に弱っている動作を確認したにも関わらず捕獲をしなかったのかと言えば、別に捕獲のことを忘れていたわけではなく、単純に罠を使うのが勿体ないというゲームの中でも発揮された貧乏性故だった。

 ジャンヌとのゲームが無理矢理開始されてからは頭から抜け落ちてはいたが、毒状態を示すHPのバーの残量を鑑みれば、まだ間に合うはずだ。

 

 

 早速その場で罠を仕掛け、起動する。僅かな起動時間を経て設置された罠は、これまた運良く起動したタイミングで突進してきた目標の敵を捕らえ、縦横無尽に暴れまわっていた存在の動きを止めていた。

 ここまでくればほぼ勝ちは確定だ。そう確信した僕はチェックメイトをすべく、最後の一手を打とうとしたその時だった。

 

 

 

 

「いいんですか?クリアしちゃって?」

 

 

 

 

「ひゃうぅ♡ひゃ、ひゃんにゅ‥…♡」

 

 

 耳から伝わってきた甘ったるい吐息と言葉に、上ずった声が漏れだす。毒状態であることで尚続いている愛撫が更に激しくなり、射精へと追い込むがそれはギリギリで射精をさせない絶妙なタッチだった。

 

 

「クリアしちゃったら、おちんちんから気持ちよく白いお漏らしをぴゅっぴゅ~♡って出来ませんよ?それはとっても辛いです。そのゲームは、別に今じゃないとクリアできないってものではないのでしょう?だったら今この瞬間だけは気持ちよくなっちゃいましょうよ♡お姉ちゃんい~っぱい弟君を気持ちよくさせちゃいますから♡」

 

 

「い、いっぱい‥…?」

 

 

 返答をしてはいけない。すれば返ってくるのは更なる毒入りのショートケーキだ。

 だけど毒だと分かっていてなお、それを注文せずにはいられない。ジャンヌの囁きには蠱惑的な魅力がたっぷりと含まれていた。

 

 

「ええ、そうですよ♡キスでもお尻でも太ももでも、勿論弟君の大好きなおっぱいでも気持ちよくさせちゃいますよ♡だから、ね♡お姉ちゃんの言いたいこと、わかりますよね♡」

 

 

「う、うぅ……♡」

 

 

 伝わる快楽と誘惑を受けて、尚も葛藤する。このまま流されてはいけないという理性と、もう快楽に溺れてしまいたいと訴える本能。

せめぎ合うというより、襲ってくる強烈な快楽の波が本能をさらに刺激し、理性を崩さんと襲ってくる。しかし理性もまた、あとほんの一手で勝つことが出来るのだと訴え、抵抗を続けていた。

 ただ1回、ただ1つのボタンを押すだけで終わると言う思いで僅かずつ指をボタンへと振り下ろしていく。もう勝利まで目前であった。

 

 

 

 

「……すーきっ♡弟君だーい好き、ですよ♡」

 

 

 

 

「!!……あ……」

 

 

 唐突に囁かれた愛の言葉に、硬直したように体の動きが止まる。それが一瞬であれなんであれ、今の僕には致命的な時間のロスであった。

 罠にかかっていたモンスターは暴れまわってその拘束を解き、自由の身になっていた。もう設置できる罠を所持してはおらず、それ以前に既にゲームのキャラのHPゲージは風前の灯であり、毒状態も依然と続いていた。

 

 

 数瞬でHPのゲージは尽き、モニターの中でモンスターの狩人は倒れ伏せた。今日まで2回ほど確認していたモーションに続いた画面一杯に映るのは【Quest Failed】という、ゲームオーバーの意の言葉。もうチャンスは残ってはいなかった。それを認識したとき、コントローラーは自然と手から離れていた。

 

 

 呆然とそのモニターを見つめる耳元で、どこか嬉しそうなジャンヌの声が僕にとどめをさす。

 

 

「ふふ♡お姉ちゃんの勝ち、です♡それじゃあ良い子の弟君にご褒美です♡いっぱいどっぴゅんってしてくださいね♡」

 

 

「!!ひぅうううう♡♡あ♡あぁぁああああ♡♡♡」

 

 

 ただ数回強く上下に扱かれただけで、焦らされていた陰茎が限界に達して先端から精液を噴き出す。腰がガクガクと震え、口からはこれまで耐えてため込んできた嬌声が飛び出すかのようにして悲鳴があがる。

 射精している間も続く愛撫を受けて射精の勢いはとどまらず、噴き出した精液は少し先にあったモニターにまで飛び散り画面を汚した。それが【Quest Failed】した最たる原因であると思わせるように。

 

 

「んー噴水みたいな射精ですね♡それでいいんですよ弟君。弟君がお姉ちゃんの誘惑に負けちゃうのは仕方のないことなんです。だから今ゲームに負けて快楽に流されて、気持ちいいお漏らししちゃうのは不可抗力なんです♡」

 

 

「あ……♡あ……♡」

 

 

 射精した余韻に浸かる僕に、ジャンヌは僕を抱きしめて頭を撫でながら優しくあやしてくる。選択肢はなく、快楽信号を発信し続ける僕の脳の思考にあるのはこの後行われる行為への期待だけだった。

 それを感じ取ったのであろうジャンヌは妖艶に、それでいて安心させるような笑みを浮かべていた。

 

 

「それでは約束通り、今日はいっぱい甘やかして気持ち良くしてあげますからね♡」

 

 

 撫でる手を止めないまま、ジャンヌは指先を僕のおでこに突き付けてきた。よく見なくても、ジャンヌが何をする気なのかはもう分かっていて、抵抗する気も起きなかった。

 

 

「まさかまさかの、お姉ちゃんビーム♡」

 

 

 そこで僕の意識は途切れる。

 

 

 その後の事は言うまでもない。

 

 




弟君(洗脳中)「ん、ちゅう‥…♡」


お姉ちゃん「よしよし、お姉ちゃんのおっぱい上手に吸えてえらいえらい♡」






ジャンヌって絶対独占欲強いと思うし、嫉妬はしないにしても構ってくれないと拗ねそうだよね。って思って投稿。



Q.1主人公のやってたゲームについて

A.ゲーム名は伏せますが、とりあえずあのガガチ亜種のウザさは異常とだけ。


Q.2お姉ちゃんビームって姉ビームと何か違うの?

A.この小説内の設定では姉ビームは弟にしてしまう洗脳
 お姉ちゃんビームはそれに+αでジャンヌに対して強い好意と性欲を植え付ける。
 なんかエロ同人みたいな設定だな!
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