崩壊した世界で水着ジャンヌに弟にされるだけの話 作:アルテマ
ええ、いきなり何を言っているんだお前はとは思うと思いますが、何が言いたいかと言えばちびレオの誕生した時系列とこの小説の時系列が合ってないことについてです。
前話でなんかバカみたいなテンションでちびレオ出せたぜやったーとかやってましたが、そこを失念してました。……ほ、ほらでもさ、KEY大先生のとこの女神様なんだから、時間遡行とか片手間でできそうじゃない?(震え声)
あと酔ってたせいで実に詩人めいたメッセージとか飛ばしてた、しにたい。
あとちびレオ一番乗りじゃなかった、しにたい
あーあと、KEY大先生のとこのちびレオがたどたどしい子ども言葉になっていたのに対し、前話で流暢に喋っていたのは、私の考える女神の分霊的存在【ちびレオ】と言うのは彼女のマスターの前ではそう言った幼い振る舞いをして媚びを売っているが、基本的なスタンスは女神と同じく、例外を除いて基本他人をゴミくらいにしか思っていないと思い、わざわざ幼児めいた行動はしないだろうと思っての描写ですね。
……うーんこんなことならご本人に来てもらった方がよかったかしら
「どうぞ、ハーブティーです」
「あ……どうも」
目の前にスッと差し出されたカップを目にし、未だに震えが微かに残る体はそのことを認識することに時間がかかり、日本人らしいなんとも無難な礼をするのでさえ多少のラグが生まれてしまった。
「いえいえ、それでは失礼します」
特にそれを気にした様子でもないそのスタッフの女性は軽く会釈すると、楽屋を出ていった。それを目で追った後に、再び視線をテーブルに戻して彼女が淹れてくれたハーブティーに口をつける。
ハーブティー特有の苦みと仄かな甘味と立ち込める香り、舌をやけどさせない丁度良い温度のお茶は安心感を僕に与え、口をつけた時は震えてどこか飲みづらかったが、口に含み嚥下するたびに震えを徐々に鎮めてくれた。
生憎と僕はハーブティーに詳しくはないのだが、良い茶葉か悪い茶葉かは置いておいても今飲んだハーブティーはこれまで飲んだ中でも一番美味しく感じた。
それはこのお茶を淹れてくれたあのスタッフの気遣いを感じさせるような技術によるものもあるだろうと考えると、こういった技術や経験を重ねてきた人たちと比べて、やはり自分という存在は立場にかこつけているガキなのだなと自虐をしてしまいそうになる。
「落ち着きましたか?」
「は、はい……どうにか」
対面に座るギルガメッシュ氏にそう話しかけられ、ネガティブな方向に向いていた思考を戻して彼と向き合う。すぐに思考がどこかに飛んでいくのは僕の悪い癖であるが、今は身も凍るような出来事が直前にまであったためか意識しても抑えにくいと感じていた。
「……あの、女神ロンゴミニアドについて、もう少し聞いても良いでしょうか?何故彼女がこの世界に顕現して、世界を壊してしまったのかとか……」
無言の空間ではダメだ。こちらから何か話題を振って思考が明後日の方向に飛ばないようにとしたために、自分の聞きたいことも含めて、恐らくは知っているのだろうギルガメッシュに聞いてみるが、彼の返した反応はなんとも素っ気ないものであった。
「それを聞いてどうするのですか?」
「え?……どうするって……」
「例えばあれがかつて特異点でおこなった聖抜のような、人間の間引きと選別をするために現れたとでも聞いたら、あなたはあれに対してどういった行動を取るのですか?先ほども言いましたが、あれは【災害】そのものです。自然現象に敵う者は人間は愚か、英霊でも極一部の者。その極一部の者たちでも可能性が存在するだけです。なにせ、あれの前ではどんな存在であれ不浄なる者は消え去るか、屈服するしかない」
予想だにしなかった返事に言葉が詰まるも、お構いなしに女神ロンゴミニアドの脅威についてつらつらと並べ立ててくる。その声は何か苛立たしげなのは、気のせいではないのだろう。
「何より、不浄の判断を下すのは世界ではなくあれ自身なのですから理不尽にもほどがある……いえ、一度この世界を壊して神秘を満たしたという点を考えれば、あれはこの世界の創造神と言えなくもない。であれば、あれの下す判断はそのまま世界の判決と言えるのも道理なのですかね」
「……あの、あなたにとってあの女神は……」
「勘違いして欲しくないのですが、少なくとも今ここにいる僕は女神というだけで敵意をむき出しにし、対話を拒否して殺し合いをするほど野蛮ではありません。ですが、あれが好ましい存在であるかと問われれば真っ先に否定します。単一の存在が世界の存続と破壊、再生の権能を持ち合わせてかつ、それを己のためだけに振るうなんて誰がどう考えたっておかしい」
愚問であると言いたげに、早口で捲し立てる彼に少し委縮してしまう。ギルガメッシュの神嫌いは有名であり、それは目の前の幼年期の彼にも通ずることなのかと思い聞いたのだが、彼の口から出てきたあの女神ロンゴミニアドの持つ力に驚かざるを得なかった。
「そんな無茶苦茶な存在なんですか?」
「無茶苦茶も何も、信仰を碌に得てもいないのにあれほどの権能を持つという時点で手に負えませんよ。あれがどのようにしてそんな力を得たのかは今の僕では推し量れないのですが……まあ、その手段は気にする必要はありませんね。そんなものはあれに対抗できる存在しか知る意味がない」
それは言外に、お前にはあの女神をどうにかすることは出来ないと言っているようなものだったが、そこに悔しさや侮辱されたといったような感情が沸いてくることはなく、あるのはまあそうだろうなと言った納得と諦めの入り混じったような感想だけだった。
「……それは確かに、手には負えませんね。僕としても、あの女神様のご機嫌を損ねぬようにしないといけないというのが答えですかね」
「それは懸命な判断です。まああれがあなたたちに課した課題をこなしていくのがそのご機嫌とりになりそうなものですが……」
「?」
「いずれあなたにも知るときがきますよ。それにあれは1人の人物にご執心ですので、彼が目覚めてあれの手綱を引いている限りは問題ないでしょう。……将来手綱が引きちぎられないか心配ですが……ともかく、今はただあなたはあなたのお姉さんと向き合うこと。それががあれのご機嫌をとることに繋がると考えれば良いです」
ギルガメッシュの言う課題とは、恐らくはあの女神が言っていた愛の証明がどうたらとか言っていたことを指してはいるのだろうが、僕には身に覚えも心当たりもない。そんな僕の様子に彼は気づくも、答える気がないのはその言葉から明白だった。
せめてもう少しヒントくらいは聞き出そうと思い口からでた言葉は、彼の咳払いで掻き消されてしまった。
「……話題を変えましょうか。あれの僕に対する用事について話をする約束でしたしね……と言っても、厳密に言えば僕の方があれに対して用事があったのですが」
「?あの、あなたにとってあの女神は好ましい存在ではないのでは?」
「僕のあれに対する用事は取引、つまりはビジネスです。そしてビジネスそのものには私情も善悪もありはしません。あるのは損得勘定のみ。……取引に応じるか否かにおいては私情は混じるかもしれないですが、そこはそれです」
大人の彼とは違い、子どもの彼らしい大人な意見だった。
……この言葉だけ聞くと凄まじい矛盾を感じるとは思うが、彼……というか彼らに限って言えばそこまで間違った解釈はしてはいないと思う。特に幼年期と若き英雄王の乖離は本人たちも別人として扱うレベルでのものだ。
「あの、それであの女神とはどんな取引を?」
「それを語る前にですね、【人間同盟】と【葛城財団】の事は当然覚えていますよね」
「……ええ、勿論」
人間同盟はこの世界が崩壊した際に現界したサーヴァントたちを悪魔であるとし、人間たちの手でサーヴァントたちを排斥して世界を取り戻そうと謳う過激カルト宗教団体だ。
過激カルトと言われるだけあり、サーヴァントだけでなくそれと契約するマスターに対しても悪魔との契約者であるとして排斥の対象とし、無抵抗であろうと武器を用いて迫害をする組織である。
最も、人間同盟の教祖は既にいないらしい。だが人間同盟にいた組員は想像以上に多人数であり、その残党たちいまも活動しているという話だ。
そして葛城財団、こちらも世界が崩壊してから急に発展した財団だ。表上は町の再建や宗教団体への寄付をしているが、裏ではサーヴァントを奪う薬の製作や殺しの仕事をしているなどと噂がされている。
最近は人間同盟の残党と手を組み行動しているという噂もある。
さて、この2組織とシルク・ドゥ・ルカンの関係であるが、ジャンヌがサーヴァントであるという点から察することは出来るとは思う。
シルク・ドゥ・ルカンでのイルカショーはジャンヌが宝具を用いて行うという性質上、実質どこでもショーを行うことは出来るのだが、イルカショーを見に来る人々やサーヴァントが増え、多くの観客ひいては子どもたちに見てもらえるようにとスポンサーのギルガメッシュ氏協力の元巨大なスタジアムをとある海辺の近くに設立し、ショーを行うようになってからのことだ。
件の人間同盟からジャンヌが【罪のないイルカたちを調教し、見世物にしている悪魔】認定され、ショーの妨害をされるようになったのだ。
最初こそジャンヌがイルカたちに人間同盟の撃退をさせていたのだが、回数を重ねるごとに人数は増え手口も悪質化していき、遂には葛城財団の者たちもその嫌がらせに来るようになったのだ。
葛城財団は当初シルク・ドゥ・ルカンを訪ねてきた際、僕と同席していたマネージャーに対してスポンサーになる代わりに、ジャンヌの所有権をこちらに譲れと言ってきたのだ。
既に頼りになりすぎるスポンサーがおり、なおかつ葛城財団にまつわるよくない噂を耳にしていた僕はこれを断った。
……それ以前に、僕はジャンヌを得体の知れない組織に引き渡すなんてことは絶対にしたくなかった。絆されているとかそれ以前に、好意のある人であるのは間違いないのだから、手放したくないと思うのもあったとは思うが、それは人として決して間違った感情ではないと思う。
ともあれ、マネージャーの同意も得て葛城財団の人たちには丁重に断ることを伝えてお帰り願おうと思ったのだが、相手はしつこく食い下がり、遂には脅しをかけてきたので雇った警備員を呼び追い出して貰った。
平時の日本であれば脅しをかけた時点で警察沙汰な訳なのだが、崩壊したこの世界で警察は殆ど機能していない。故に人間同盟と葛城財団の2つの組織からの嫌がらせは更に加速し、遂にはジャンヌのイルカたちだけでは手に負えなくなった。
どうすればよいかと考えあぐねていたところ、たまたま東京でも有名な探偵とサーヴァントのコンビがシルク・ドゥ・ルカンを訪れていたために、この2つの組織をどうにかできないかと依頼をしてみたのだ。
すると彼らは何とも意味不……ではなく、ユニークな方法を用いてこの2組織の嫌がらせの問題を解消して見せたのだ。
依頼料は相場を考えると割高のような気もしたが、実際に解決して見せたのだし、僕自身世界が崩壊した中で自分だけ贅沢なことをしていいのかと思い、お金を持て余していたのだ。使う人がいるのなら、その人に渡ったほうがいいだろう。
……余談ではあるのだが、彼らが解決策として提案したヒーローショーもとい、ヒロインショーなのであるが、かなりの数イルカショー共々常設して欲しいという意見が届いている。どうもあの時のショーによって魅了されてしまった子どもたち(大きな子ども含む)が多かったそうだ。
ジャンヌがかなり乗り気と言うのもあり、流石に常設は難しいが不定期にでも行えないかと、ヒロインショーの【2人は水着アーチャー】の【キュア☆ドルフィン】たるジャンヌは、相方の【キュア☆おっきー】の刑部姫のマスター兼探偵である
『やだぁぁぁぁぁあああ!!いくらまーちゃんの頼みでも筋肉痛はもういやぁあああ!!姫はインドア派なの!!姫は引きこもるの!!引きこもって楽して暮らしたいのぉぉぉおおお!!』
と、割と本気で刑部姫さんに泣いて抵抗されたため断られた経緯があったりする。
その前に、彼の刑部姫さんの霊基はアサシンであり水着の霊基であるアーチャーへの変質には聖晶片が必要であり、数があまりないのでと断られた。
……正直、スポンサーの子ギル氏がいくらでも用意できそうな気もするのだが、刑部姫さんの抵抗が必死すぎて頼むのにも気が引けたので素直に手を引いた。
その際ジャンヌが
『せっかくマリーも交えて【2人は水着アーチャー オルレアン☆ハート】が出来ると思っていたのに……』
とか呟いていたのは聞かなかったことにした。マリーと言うのはこの前にシルク・ドゥ・ルカンにて件のヒロインショーの際に出会ったマリー・アントワネットで間違いないのだろうが、彼女もヒロインショーやりたいとかジャンヌに言い出したんだろうなぁ……
というかその名前だと刑部姫さん関係ないよね?彼女日本のサーヴァントだからオルレアン関係ないよね?これ以上彼女泣かしてどうする気なの?あとマリーさん別にアーチャーの適性ないよね?もうそこから矛盾させちゃうの?
え、2人は水着アーチャーだから他はどんなクラスでも関係ない?でもそれってプ〇キュアに仮〇ライダーだしちゃうくらいには設定破壊してないかなと言うか僕の胃にそんなに穴開けたいのツッコミが追いつかないよ!
あとあの探偵さんああ見えて料理が上手いらしい。近況報告なども兼ねて今でも料理やゲームの話のために連絡を取り合ったりしている仲である。
……とまあ長くはなったり関係のない話が混じったりはしたが、大まかに僕らと人間同盟及び葛城財団の関係はこんなところだ。
しかし僕にはこの一件とあの女神に繋がるものが分からないので、そのまま素直にギルガメッシュの言葉を待った。
「人間同盟と葛城財団。サーヴァントに悪感情、あるいは悪用を試みる組織と言うのは何もこの2組織だけではありません。FHA、人神教……組織名を上げるとキリがありません。しかし、その数の多さからサーヴァントという存在が多くの人々から、外に跋扈する怪異たちと同じく外敵として扱われていることは明白です。この国の政府も、サーヴァントたちを政府の監視下あるいは手元に置こうとする動きもありますし、人々とサーヴァントの不和は確かな物として存在しているわけです」
その話は有名であり、僕のお気に入りの掲示板では勿論のこと、ラジオや新聞などでも持ちきりの話題なので耳に新しいのだが、まだあの女神とのつながりが見つからないために疑問が表情に出ていたのだろうか、ギルガメッシュはそのまま僕の疑問を解くべく言葉を続けた。
「と、ここまで人々とサーヴァントの不和の問題を挙げた訳なのですがね、何が癪に障ったのかは知りませんが、あの女神は人間同盟と言う組織及び組員たちを片っ端から力技で殲滅しようとしたんですよ。……というよりも、既にいくつかの人間同盟の拠点は跡形もなく消えています」
「……え?」
「今更こんなことで唖然としないでください。あれは女神です。人と同じ視点で思考を推し量ることは出来ないのですから、納得はしないで良いですので事実を理解して受け止めてください」
「は、はい……」
事もなげに、呵責も慈悲もなく滅ぼしたという現実離れしたという発言に呆気をとられ、ギルガメッシュにそう諭される。
了承の意こそ返しはしたが、その事実を飲み込むのには少し時間がかかりそうであったので、絶対に何故等の疑問は抱かぬように、思考の隅でただの事実として保存しておくことにした。
「続けますよ。確かに件の人間同盟の暴挙は目に余りますが、いくら何でも問答無用で滅ぼすなんてことをし、なおかつその現場を一般人に見られたりでもして起こることは、先ほどまでに説明したことを踏まえれば分かりますよね?」
「……より人間とサーヴァントの確執は深いものとなっていく、ということでしょうか?」
「その通りです。そして人々のサーヴァントへの恐怖は更に増し、その恐怖から逃れるために徒党を組む。集団を組んだ人間の行動は、人数が増すほどに過激なものとなっていき、それをきっかけに報復としてサーヴァント、あるいはあの女神が組織を滅ぼす……これでは完全に負の連鎖です。1組織を文字通り滅ぼしたところで根本的な解決にならないですし、最悪最後に残るのはサーヴァントとマスターだけなんて事態になりかねない」
これまで人間同盟などの組織が結成された背景を深く考えてはこなかった故に、その事実は僕にとっても他人事じゃないために不安を隠せない。
それもそうだ。その恐怖の対象がサーヴァントであるのならば、当然ジャンヌもその括りに入る。今はまだこのイルカショーにおいて好意的に捉えてくれている人も多いが、人間同盟らのようにひたすら嫌悪しジャンヌを悪魔と蔑む人々がいるのも事実だ。もしもこの比率が後者の方が大きくなれば、まず間違いなくイルカショーの継続は、仮に当初のように商業でなく路上で行うようにしたとしてもかなり難しいものがある。
……成り行きで始まっていたこのイルカショーではあるが、今は愛着もあるし、こんなにも無残に世界が壊れてしまった中で、ジャンヌのイルカショーに生きる希望を見出す人がいるのならその期待に応えていきたい。
何よりも、子どもたちには笑顔でいて欲しいのだ。この崩壊した世界は、崩壊する前の世界とは比べようもないほどに死の匂いが強烈だ。そして感性が未発達でいて成長中の子どもたちはそういったものに敏感である。
だからこそ、こんな前の世界と比較しても劣悪な環境で育てば、個人差こそあれど確実に歪んだ成長をしてしまう。
平和だった日本でも、歪な成長をしてしまう子どもがいたのだ。こんな死と隣り合わせの世界で成長すればどうなるのかなんて、想像もつかない。だが、決してそれは好ましいものでは無いことは確信できてしまう。
もしも、このイルカショーがその子どもたちに笑顔を届けることが出来るのなら、それだけで僕は報われて―――
それはお前の力では出来ないことだろう、偽善者
「―――」
チクリ、と胸に痺れるような痛みが走った。
「どうかしましたか?」
「……なんでも、ないです……それよりも、話の続きを。ここまでの内容からして、あなたのあの女神に対する用事というのは、その人間同盟への無差別な破壊行動をやめさせることなのでしょうか?」
隠しきれない顰めた表情を見られて心配されるも、即座に話の続きを促す。今自分に走ったこの痛みと向き合うのは場違いであると言い訳しながら。
それを察したのかどうかは知らないが、ギルガメッシュは僕の解答に対して微笑みを浮かべて答えた。
「半分正解ですね。ただし、頼んだところであれが聞く耳を持つはずがありませんので、取引をしました。具体的には、人間同盟の残党の後処理はこちらが請け負う代わりに、人間同盟への手出しを控えてもらうことです。……他にも色々と交渉と取引はありましたが、主なのはそれですね」
「……後処理はこちらが請け負う?あの、それって……」
「ああ、そういえばあなたは知りませんよね。まあ、そもそも極秘組織ですので知っている者の方が少ないのですが……あなたならよいですかね」
そこで言葉を切り上品にカップに口をつけ、乾いた口を潤してから彼は一呼吸置き、やや重たげな口を開いて答えた。
「先ほどは女神の暴挙とは言いましたが、サーヴァントを利用してテロ活動や略奪行為といった行動をする者たちは少なからずいます。手元に強力な兵器を手に入れて増長し、弱者を虐げる。世界が崩壊して、法や倫理が効力を失っているなかでその勢いは増すばかり。そんな暴走する者たちの処理を秘密裏に行う、名前のない組織があるのです」
「彼らは目的のためならば殺しを厭わず、人知れず影に潜んで愚者たちを闇に葬る。そんな汚れ仕事を率先して行うその組織はそれを知る者たちからは組織に名がないことから、あの錬鉄の守護者になぞらえてこう呼ばれています」
―――曰く、【掃除屋】と
子どもスポンサー「後処理はこちらが請け負う(外注で)」
【急募】崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこっていくにはどうしたらいいですか?
https://syosetu.org/novel/211315/
崩壊した世界でマリーと夫婦性活する
https://syosetu.org/novel/200085/
今回の話で出てきた刑部姫及び、マリー・アントワネットの崩壊世界シリーズの出典はこちらですね。どちらも私のジャンヌお姉ちゃんとクロスオーバーされてるorする予定らしいですので、ぜひこちらもお読みになってください
……前話に引っ張られてこの話までシリアスになってしまった。おかしいな?俺はジャンヌとオリ主の爛れた関係を書く予定だったはずが、どんどんきな臭い話にシフトしていってるぞぉ?
Q.1 【2人は水着アーチャー オルレアン☆ハート】……
A.私はおっきーとマリーとジャンヌのトリプルクロスオーバーのお話しをこの小説の本編終了後に書きたいなって思ってます(真剣)
Q.2 【掃除屋】について
A.他の崩壊世界シリーズを見ていますと、結構サーヴァントに対する悪感情を孕んだ組織が乱立していますので、私の小説では原作における神秘の秘匿を目的としたような組織に似たような感じで『行き過ぎたサーヴァントとマスター、あるいは組織の処理及び証拠隠滅・改竄をする』組織を作ってみました。
ギルガメッシュにああ言われてはいますが、殺すなり資源にする人間は選んでいます。
カルト宗教に所属している人間は全て狂信者と言う訳ではないです。中には脅され、騙され、人質を取られて入信を余儀なくされた人々もいると思うんですよね。で、そういった人たちも問答無用で殺されるっていうのは流石にどうかと思い、そんな人たちを目的遂行の過程でついでに救うべくこんな設定の組織を作成。組員は全員仮面と黒い外套を装備しており、組織規模、所属人数は全くの不明なミステリアスな組織
で、これが僕の本編にどう関わってくるのかと言われると
ぶっちゃけそこまで関わらないと思う
と言うのも、今回は話の関係上名前を出さざるを得ませんでしたが、こんな必要悪みてーなのと弟君たち絡ませたらイチャラブ(?)が一転してダークな話になりかねないので、それはちょっと違うだろと思いました。
あ、掃除屋の設定は皆さんご自由にどうぞ。使ってもええんやで?
それとも一部だけでもその掃除屋の仕事シーンを描写したほうがいいですかね?確実にグロイ描写になると思いますが……
よし、アンケートとろうか
【掃除屋】の一部描写、書いて欲しいですか?
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書いて欲しい
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書かないで欲しい
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そんなのより弟君とジャンヌのエロ描写はよ