※この作品はR-18です。

崩壊した世界で水着ジャンヌに弟にされるだけの話   作:アルテマ

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現在、サイキライカ様の小説『崩壊世界でタマモキャットと懇ろになった件について』において、本小説の弟君と姉なるものが登場するというクロスオーバー中です。

 サイキライカ様からプロットを送ってもらい、私も確認しているのですが、あちらの主人公である院長先生と弟君結構仲良くなったりして、あるお話しで弟君の葛藤の一部が解消されててたりします。

 何があったのか本小説でもダイジェストで描写する予定ですが、是非ともこちらもご覧になってください。(今ちょっとこっちシリアスですし)

https://syosetu.org/novel/201143/


そして前話から引き続きシリアスなので、後書きはなしです。

なので前倒しのQ&Aコーナー


Q.1クロスオーバー先小説によっては劇団の名前が『シルク・ド・ルカン』だけど、『シルク・ドゥ・ルカン』じゃないのには理由があるの?


A.言ってしまうと保険ですね。クロスオーバー小説はその性質上小説の設定同士がぶつかり合って、矛盾が発生してしまう可能性があります。
 しかしこのようにして変更しても問題のない範囲内で物語上の何かしらの名称等に変化をつけておくことにより

『あちらとこちらの時空は似て非なるものです。その証拠にこの劇団の名称が微妙に違うのです』

という言いわ……いえ、説明ができるのです。

決して作者は『シルク・ドゥ・ルカンの名前はぶっちゃけまんま2019の夏イベのやつそのまんま持ってきたのだけど……あれ、もしかして【ドゥ】って表記する時は【ド】が正しいの?あれでもあの世界的有名なエンターテインメント集団は【ドゥ】表記だよね助けてグー〇ル先生ぇぇえ!あれ目ぼしい情報でねぇええ!!でもクロスオーバー先の人たちにそんなん些事レベルの疑問は聞けねぇええ!!』

などと焦っている訳ではないです。イイネ?


Q2.投稿が遅れた理由を述べよ

A.職場環境がクソすぎて喘息が再発。療養と今後の事も考えて退職したのでバタついてました。
 とりあえず前回のアンケートは予想通りだったのですが、意外にも掃除屋の描写求めている方が多いので、次回辺りグロ要素抑えて描写します。おまけで掲示板ネタもやろうかなって


それでは本編をどうぞ


見えないもの

「…………」

 

 

 お風呂に入って汗を流し、湯冷めしないうちにベッドへと潜り込み毛布を被る。真夏であればヒンヤリと冷えたベッドが良いが、それ以外の季節であれば体温より少し高めくらいの温度に包まれていた方が眠りやすいという個人の考えゆえの行動だ。

 寝返りをうち、顔を真上に向けて大の字に手足を伸ばしてもベッドの端に届くことはない。ダブルベッドであるので当然と言えば当然だが、2人で潜っていても広く感じるベッドは1人だとだだっ広く感じた。

 

 

 いつもは気づけば一緒のベッドにいるジャンヌはまだ帰ってきていない。と言うより、今日のショーが終わった後からは顔も合わせていない。別に四六時中べったりしていると言う訳でもないのだが、それでもジャンヌと共に過ごす時間の方が圧倒的に多い。

 今日のように長時間1人でいると言うのは初めてのことなのかもしれない。それを思うと、いつもはジャンヌの押し気味なアプローチにはやや辟易していたくせに、僕しかいないと言うこの状況に時計の針の規則的な音が妙に響く空間とも相まって、急に寂しさのようなものを感じた。

 

 

「…………」

 

 

 ひたすら無言で考えるのは、今日のギルガメッシュとの話の内容の事だった。

 この世界を崩壊させた女神のことではなく、最後に仄めかされた極秘組織【掃除屋】のことでもなく、人々とサーヴァントの間で大きな確執が生まれてきていると言う事実。それだけが頭の中でグルグルと回っていた。

 

 

 

『人間同盟と葛城財団。サーヴァントに悪感情、あるいは悪用を試みる組織と言うのは何もこの2組織だけではありません。FHA、人神教……組織名を上げるとキリがありません。しかし、その数の多さからサーヴァントという存在が多くの人々から、外に跋扈する怪異たちと同じく外敵として扱われていることは明白です。この国の政府も、サーヴァントたちを政府の監視下あるいは手元に置こうとする動きもありますし、人々とサーヴァントの不和は確かな物として存在しているわけです』

 

 

 

 別に全く考えていない話題と言う訳では無い。今日ギルガメッシュ自身が述べていたように、掲示板でもそう言ったサーヴァントに対して良い感情を持っていない書き込みがあったのを目にしている。そしてその人たちの心情も理解できる。

 

 

 怖いんだ。

 

 

 人の形をしていながら、人以上の力を振るう存在が。その力が自分たちにいつ向けられるか、怖くてしょうがないのだ。

 今は共通の敵がいるから辛うじて決定的な亀裂になっていることはないが、それがいつまで持つかも分からない。現にサーヴァントに良い感情を持っていない組織もいれば、制御下に置こうとする組織の動きもあるのだから。

 

 

 誰だって我が身が大切だ。世界の事情が己の命を脅かしている状況に無関係ではいられない。

 特段その人たちの主張を否定する気はないし、当然の感情の筈だ。僕だって自分の事を第一に考えて行動しているし、人と言うのはそう言ったものだと割り切っている。

 

 

 自身を省みずに、他人のことばかりを優先する滅私奉公の精神の体現者の方が普通ではない。それこそ、ひたすらに自分の思いを殺し……いや、そもそも自分自身を守る行動の出来ない衛宮士郎のような人間こそが異常なのだ。

 

 

 この世は助け合いの精神とか、思いやりの心とか、世界が崩壊してようがしてなかろうが、そんな綺麗事だけで成り立っているような優しい場所ではない。

 結局のところ、困っている人を助ける理由なんて、多くは【情けは人の為ならず】の元で行っている。他人への気遣いや手を差し伸べる行為なんてのは、自分の為になるからやっているだけなのだ。

 これは大多数の人間が少なからず考えている事ではないかもしれないが、無意識でその精神の通りに人助けをしている筈だ。

 

 

 だから目にしている対象に未知の恐怖が先行し、自分の利にはならず害にしか映らないのならどうにか排除できないかを試みてしまう。同じ思いを共有し、武器を翳して襲いかかる。

 あれは悪魔だと、厄災の元であるとしてして決めつけ、自分の妄想の都合に悪いことには目を向けずにひたすらに排斥をしようとする。

 

 

 勿論全ての人間がそうであるだなんて考えてはいない。怯えながらも、あるいは相互理解は可能であると信じ、様々な形で接触しようと試みる人々もいるだろう。だが、そんな人たちも多数の意見にはあっという間に呑まれてしまう。

 民主主義の前では、多数派の意見が総意となり、少数派はなかったことにされてしまうのだから。

 

 

(……もしも)

 

 

 そんな民衆の恐怖から来る排斥の意志がジャンヌに向けられたとき、僕はどうするのか

 

 

 ……いや、僕はジャンヌを守ることが出来るのであろうか?

 

 

 今更もう取り繕うこともないことだが、僕はジャンヌが好きだ。叶うのならば彼女が言うように、これからずっと一緒に過ごしていきたいと思っている。

 洗脳という行為には未だに嫌悪感を感じるが、それを差し引いてもあんなにも献身的に尽くしてくれる、自分から見ても好ましい女性を邪険にできようか。

 

 

 自分に出来ることはジャンヌと比較してしまったら雲泥の差なのかもしれないが、それでも彼女にこれまでに何度も助けられてここまできたのだから、もしもこの崩壊した世界の人々の理不尽な仕打ちがジャンヌに向けられ、彼女に危機が迫ってきたのなら、僕はそれから守る盾くらいには

 

 

彼女この秩序の崩壊した世界を肯定しているけど、その彼女を守るということの意味は何を指しているのかお前は理解しているのか?

 

 

 

「―――」

 

 

 また、胸に小さな痛みが走った。誰もいない1人の部屋だからか、あの楽屋で感じたものよりも鋭敏に感じられた。

 

 

 この痛みの正体は、実際のところは自分でもわかってはいない。それでも、この痛みから目を逸らしてはいけない。どんな結果になっても、最低でも折り合いをつけなければならない。そんな気がしてならなかった。

 

 

 痛みの正体を探るように、右手を心臓の上へと持っていき軽く握りこむ。伝わってくるのは、やや早くなった小さな心拍音だけだった。右手の力を強くしようが弱くしようが、何か変わる訳でもない。少しづつ落ち着きを取り戻す心臓の揺れを感じられただけだった。

 

 

(何が見えていないのだろう……?今の僕は、何から目を背けているのだろう……?)

 

 

 考えれば考えるほどに深みに嵌っていく。頭に浮かび上がっては、それは違うだろうとまた思考を沈める。

 そんなことを何度か繰り返して、もう今は考えないでおこうとして無理矢理寝ようともしたが、どうしても心のどこかで引っかかりを感じて、気持ち悪さを感じて眠ることすらできなかった。

 

 

 (分からない。分からないことだらけだ。今の僕の見えていないことも、この世界のことも、あの女神の言う愛の証明だとかも……僕は、僕には……)

 

 

 いつまでたっても答えが出ない思考は、答えを直接思いつかない理由へと気づけばシフトし、それに付随して導かれるようにしてあることが浮かび上がり、開く必要のない口がぽつりとそれを口にする。

 

 

「無意識に……目を向けないようにしている……?」

 

 

 確信がある訳では無い。ただ、それなりに時間をかけて思考しても全く見当もつかないとなると、己自身がそれと向き合うことを恐れて、無意識に思いいたらないようにしているのではないか。

 ど忘れしているだけとか、たまたま思い出すことができないだけと言う可能性も勿論ある。でも、今日だけで2度感じた胸の痛みが、そんな日常的なものではないと訴えかけているような気がしてならない。

 

 

 この痛みの正体に気づき答えを出さなければ、僕は何か取り返しのつかないことをしてしまいそうで―――

 

 

 

「おとーとクン♡」

 

 

 不意に後ろから妙に間延びし媚びるような声を聞き、反射的に振り返ろうとするも後ろから出てきた両手が僕の首元に優しく絡みついてきた。大して強く拘束されている訳でもないのに、全く身動きが取れないように感じた。

 

 

 こんな抱きつき方をしてくる人は1人しか心当たりがない。そもそも、この部屋が僕と彼女の部屋であることと、弟と僕のことを呼ぶ人なんて誰にだってわかってしまうだろう。

 

 

「……ジャンヌ?」

 

 

「はい、あなたのジャンヌお姉ちゃんですよ♡ごめんなさい、遅くなってしまって。どうしても外せない大切な用事があって、弟君のそばを長い間離れていちゃいました……寂しかったですよね?」

 

 

 悲しげな声でそう言うジャンヌであったが、その声音は僕の事を案じるというよりは、長く離れてしまっていて寂しさを感じてたと、ジャンヌ自身の心境を代弁しているように思えた。

 

 

「お姉ちゃんも弟君と会えなくて、とっても寂しくてもうエネルギー切れです。なので、今から弟君からオトウトニウムを補給しちゃいます。ぎゅーっ♡」

 

 

「ひぅ……」

 

 

 ジャンヌは僕を抱きしめていた両手を脇の下の方にまで持っていき、強く引き寄せて抱きしめてくる。

 背中に伝わる感触と、抱きしめながらわき腹をくすぐるように撫でらてしまい、オトウトニウムって何なのってツッコミは封殺されてしまう。

 いつまでたってもジャンヌとのスキンシップに慣れない僕は、自分でも情けないと思うような上ずった声をあげてされるがままになる。ジャンヌはそんな僕の反応を楽しむようにして僕の体を撫でまわしてくる。

 

 

「すんすん……ふふ、ふふふ……♡弟君……♡弟君……♡」

 

 

 僕の髪の毛に顔を埋めて匂いを嗅ぎ、トリップしたような恍惚した声を漏らすジャンヌ。頭に伝わるジャンヌの呼吸に動悸が上がるも、今のジャンヌの状態に少し違和感を覚える。

 行動や言動自体はいつも通りのようには思えるが、何か今日のスキンシップはいつもより少し過激というか……言葉には出来ないが、何かそんな曖昧な直感のようなものが僕に囁いていた。

 

 

「……え?」

 

 

「ごめんジャンヌ。今ちょっと考え事してるんだ。しないでとは言わないから、少し控えて欲しい」

 

 

 今日もこのまま流されて情事に映るのはまずいと思い、僕を抱きしめているジャンヌの両手を振りほどき、寝返りを打ってジャンヌと向き合う。

 何時間かぶりに見るジャンヌの顔は、分かりやすいほど悲しみの刻まれた表情をしていた。それに心を痛めつつも、理由を告げる。

 嘘はついていない。直前まで確かに目を逸らしてはいけないと思った何かと向き合うために確かに考え事をしていたのだ。

 ……隠し事をして、ジャンヌの事を拒否したことには変わりはないのだけれども

 

 

「……考え事、ですか?」

 

 

「うん、ハッキリとした疑問提起されている訳じゃないのだけど、その疑問に向き合って答えを出さないと、何か取り返しのつかないことが起きそうな気がしてならなぃうむぅん!?んっ、んぅうう!?」

 

 

 問いかけを返すジャンヌに、実際にさっきまで感じていた得体のない疑問について述べているときだった。

 ジャンヌは目にも止まらぬ速さで僕の頬を両手で挟み、舌を僕の口の中にねじ込んできたのだ。

 予想だにしない不意打ちに対応できず、舌での受け身もままならないままジャンヌの激しすぎるディープキスを受け入れてしまう。

 

 

「んっ……ふぅっ……♡」

 

 

「んっ……んぅ……!ッハァ、ハァ、ハァ……ジャ、ジャンヌ?」

 

 

 1分も立たないうちにジャンヌは僕に馬乗りの体勢になりながらキスを止め、唇を離す。その唇からは、短命な銀色の架け橋が僕の唇との間に掛けられていた。

 短時間であったが、濃厚なキスを堪能させられて惚けかけるも、息を整えつつジャンヌの行動の真意を問う。

 名前をよんだだけの問いに、ジャンヌは僕に妖艶な笑みを浮かべていた。

 

 

「ふふ、弟君はお姉ちゃんのイタズラ心を湧き上がらせるのが上手ですね♡あんな真面目な顔して考え事してるなんて言われたら、是が非でもドロドロに溶けた可愛い顔にしてあげたくなっちゃいますよ♡」

 

 

「そ、そんなつもりは……!?そもそも、本当に考え事しててんむぅ!?」

 

 

「あーもうまたそんなこと言っちゃって、そんなにお姉ちゃんに苛められたいんですか?」

 

 

 弁明をも封殺するようにして、ジャンヌは上からしなだれかかるようにして覆いかぶさってくる。

 その位置取りは丁度僕の頭がジャンヌの胸に埋もれる位置であり、彼女が頭に手を回してギュッと抱きしめてその柔らかく温かい感触をプレゼントしてくる辺り、意図的にそういう気分にさせようとしているのは明白だった。

 

 

「ん、んー!んっ、んぅう♡」

 

 

「何を言っているのか分からないので、このままおっぱいで弟君のお顔をもみくちゃにしちゃいますね♡」

 

 

 くぐもったうめき声しか出せない僕に、ジャンヌは追い打ちをかけるようにして両胸に圧を掛けてくる。

 両胸の側面に肘を当てて、円を描くようにして肘を動かし、リズムに緩急をつけて加える力も強弱をつけながら、ジャンヌは僕にその胸の感触をたっぷりと堪能させてきた。

 そのジャンヌの性欲を掻き立ててやまない快楽のマッサージに抵抗が出来ず、なすがままに溺れてしまう。

 ジャンヌのサーヴァントとしての力に抵抗することはほぼ不可能と言うのもあるが、これまで散々ジャンヌに奉仕をされて情事の際の弱点を正確に見抜かれて突かれているこの状況で、抵抗など出来る筈もなかった。

 

 

「んぅぅう……♡ジャン、ヌぅ……!」

 

 

 それでもどうにか顔を上げて、やや上がった呼吸を整えると共にジャンヌにやめるように名前を呼び掛けて静止の視線を送る。

 それを正確に受け取ったのか分からないが、ジャンヌは一度僕の頭を離して視線を合わせてきた。それから彼女は僕の額に自分の額をコツンと合わせて、優しく微笑んできた。

 

 

「大丈夫ですよ、難しいことはなーんにも考えないで」

 

 

「ぇ……?」

 

 

「そんな気難しい顔して考え事したって、きっと今はどうにもなりませんよ。もしも弟君に何かあっても、お姉ちゃんが弟君のことを絶対に守ってみせますから。だから、今はお姉ちゃんにい~っぱい構って欲しいです。それでいっぱい甘えて、いっぱい可愛い顔を見せてください♡」

 

 

「わぷ……♡んぅむぅ……♡」

 

 

 言葉の真意を問おうにも、いつの間にかビキニを脱いで乳房を晒していたジャンヌに再び胸を押し付けられて反論の声は上げられなかった。

 顔をすっぽりと包みこむ胸がもちもちと優しく、それでいてぎゅむっと激しくと交互に攻め立ててくる。

 抵抗しようにも、がっちりとジャンヌの両腕にホールドされているこの状態では顔を動かすことしかできず、その反抗は寧ろジャンヌの胸の感触をより一層味わうものとなり、ジャンヌのスキンシップを断った精神力は柔らかくされ次々と形を崩していき、それに伴って体からも力が抜けていってしまう。

 そしてそれに反比例して僕の股間の逸物も、興奮を示すように大きく力強く反り返っていた。

 

 

 力が抜けたことを密着して察したジャンヌは同じ体勢のまま僕の上半身を持ちあげた。頭を優しく撫でつつ、逃がさないように空いた手で頭を胸に押し込まれ、脱力した体では逃げることなど到底不可能であった。

 その間も胸に溺れている僕に対し、ジャンヌはベッドに少し小さな軋む音を立てつつ膝立ちになっていた。

 視界が真っ暗に染まっている中で、何となく感じられるジャンヌの体温からその位置取りが分かった瞬間、何をするつもりなのかもすぐに分かってしまったが、分かっただけでそこから逃げ出す事など出来なかった。

 

 

「ほら、お姉ちゃんの素股攻撃です♡うりうり~♡」

 

 

「んぅぅううう!?う、うぅぅうううう♡♡」

 

 

 縄を切られたその快楽の断頭台が、容赦なく僕の亀頭へと落とされる。

 水着のサラサラした繊維と、女性特有の何もないぷにぷにした感触が敏感な肉棒全体を押し包み、僕の股間との間で挟まれた。

 その感触はジャンヌの胸や太ももの柔らかさにも匹敵し、あっという間に肉棒は射精の前兆を見せるようにして膨らみ始めた。

 挟まれた状態を維持しつつ、ジャンヌは前後にグラインドして僕のペニスを大いに興奮させ、射精へと導いていく。その射精を手助けするように、僕の頭上でジャンヌはわざとらしく喘ぎ声を上げて興奮させてきた。

 柔らかな胸の快楽の牢獄に閉じ込められ、頭上で快感に酔いしれているかのような嬌声を聞かさている中で、お互いの股間をぴっちりと合わせて前後しているという状況はまるでSEXをしているかのようで、視界を閉じられている状態では一層そんな淫靡な情景を妄想してしまい、興奮のボルデージはどんどんと加速していき、それに伴って理性の機能はどんどんと失われていくのを感じた。

 

 

(流されちゃ、ダメなのに……気持ち良くて、痺れちゃって……それに、ジャンヌの胸が柔らかくて、あったかくて、なんか……ふわふわしちゃって……いい、匂いが……)

 

 

 脱力した体に痺れるような感覚が全身に回っていき、股間の肉棒にだけ感覚が集中されていく。

 ジャンヌ素股での愛撫をしている間にも、両胸のでの圧迫をやめるようなことはせずに尚も両側から強弱をつけて挟み込んでくる。

 ジャンヌの胸の心地よい圧力と温かさ、胸の奥に漂っているフェロモンが僕の脳内を桃色の霞で覆っていく。

 ぽかぽかに日光で温められた、最高級の枕のような感触が僕の顔全体を包み込んでいるその状態は、正に至福としか言いようがなく、それによってますますなすがままになる体に直接的な快楽が与えられては、胸の中でくぐもった喘ぎ声を情けなくあげることしかできなかった。

 

 

(こんなの、あ、抗えない……もう、ダメぇ……イキたい……イキたいよぉ♡)

 

 

 思考が真っ白を超えてピンクで染まりきり、理性のブレーキがなくなった欲望はここぞとばかりに貪欲になる。

 脱力した体でどうにか顔だけ動かし、ジャンヌの胸の奥へと更に埋もれ、腰も快楽に打ち震えて痙攣する動きに合わせて、ジャンヌの股に擦り付けてしまう。

 おねだりを示したその行動に、ジャンヌはくすっと笑ってその意図を察してくれた。

 

 

 

「あんっ……♡イきそう、なんですね?それじゃあトドメです。イっちゃえイっちゃえ♡」

 

 

「ん~~~っ!!んむぅううううう♡♡♡」

 

 

 

 ひと際強く抱きしめられて、鼻先から漂う甘いフェロモンが強くなることで一時的に腰の痙攣が止まり、それを見計らってジャンヌはグラインドのペースを一気に上げてきた。

 肉棒全体に塗りたくってくるような股の擦りつけに、膨れ切った性欲が決壊するのはそう時間がかかることはなかった。

 ジャンヌの胸と全身に走る快楽の痺れに溺れながら、くぐもった嬌声を上げて絶頂する。

 びゅるびゅると、視界の見えない中でも強い勢いで射精をしているのだと自覚できるほどの絶頂を遂げる。その最中でもジャンヌは根元から出し切らせるように、くねくねと腰の前後を繰り返していたので、中途半端に射精が止まるようなこともなかった。

 

 

「……ぷはっ!……ハァ……ハァ……」

 

 

 ジャンヌの抱擁が弱くなり、流石に苦しくなっていた呼吸を整えるようにして荒い呼吸を繰り返す。その間に射精直後の疲労を労わるようにしてジャンヌは僕の頭を撫でであやしてくる。

 絶頂して力の抜けきった体はそれを受け入れ、与えられる安心感から更にジャンヌに身を預けてしまう。

 倒れ込むようにして身を預ける僕に、ジャンヌはまた嬉しそうな声で囁いてくる。

 

 

「今日も元気なお射精できましたね♡それじゃあ、間髪入れずに次いきましょうか♡」

 

 

「え……ま、待って……い、今イッたばっかで敏感だからぁ!?あ、あぁ、んぁあああああ♡」

 

 

 ジャンヌの予想だにしない言葉を受けて、まだ整わない呼吸の中で途切れ途切れに断りを入れようにも時既に遅し。ジャンヌは僕を再びベッドへと押し倒しながら太ももに僕の陰茎をあてがい挟み込んできた。

 吸い付くようなもち肌の柔らかさを受けて、萎えかかっていた陰茎は再び硬さを取り戻し、僕は悲鳴のような喘ぎ声をあげていた。

 

 

「精液が潤滑油になっていて、気持ち良さ倍増ですね。イッた直後なのにもうこんなにビンビンにしちゃって、エッチな弟君♡」

 

 

「あ♡あ♡あ♡あぁぁああんんぅううう♡♡♡」

 

 

「ん、んぅ……♡んちゅ……るれろ……♡」

 

 

 金魚が酸素を求めているかのようにパクパクと口を開けて快楽に喘ぐ僕に、彼女はまた追い打ちをかけるようにしてディープキスをしてくる。

 嵐のような暴力的快楽を受けて両足はビクビクと痙攣し、キャパオーバーの脳は訳も分からずに瞳から涙を流させてくる。

 2度目の絶頂は大した間もなく撃ちだされ、その後も容赦なく続く全身の快楽責めを受けて精液を根こそぎ絞られて、全身に麻痺のような感覚を覚えながら僕の意識は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……眠っちゃいましたか。いつ見ても、エッチした後の弟君の寝顔はとっても可愛いですね……」

 

 

 甘い甘い搾精ショーを堪能させられて瞳から涙を流しながら頬を紅潮させ、口からは涎をだらしなく垂らしている少年の頭を恍惚した様子で彼女は撫でつける。

 気遣うようにして髪を梳くようにして撫でるその仕草こそ聖女であれど、その表情は強い独占欲で満ちていた。

 

 

「大丈夫ですよ、安心してください。お姉ちゃんが絶対、弟君を守ってみせますからね……んっ……♡」

 

 

 そっと少年の瞼に顔を寄せて涙を舐めとりキスをまぶす。そして彼女は眠る少年の唇に触れ合うだけの、それでいて濃厚なキスを贈ると枕へと倒れ込み、少年を強く引き寄せ抱きしめて、後ろ髪に顔を埋めた。

 

 

「ふふ……弟君♡弟君♡弟君♡……好き、大好きです。この世の誰よりも、あなたが大好きですよ♡」

 

 

「……ふふ、ふふふふふふふふ……♡」

 

 

 情欲と独占欲が入り混じったような呟きをする彼女の瞳は一瞬、冷たい熱の緑色を宿していた。

 

 

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