崩壊した世界で水着ジャンヌに弟にされるだけの話 作:アルテマ
まあ体調が良くなかったりとFF14やってたりと色々要因がありますが、ちょっとスランプ気味なのが最たる要因ですかね。
そんな訳なので、もう少しダラダラと弟くんの正体について他のサーヴァントも交えて描こうと思っていましたが、このままでは完結できず失踪しそうなので、最終章への布石となるコラボを次回から始めていこうと思います。
……最も、最近友達との麻雀で負けた罰ゲームで書くことになった、ヒロイン全員姉を名乗る不審者というイカレた小説のプロローグ書かなきゃなんで、投稿また期間空きますが……
本当に申し訳ないです!
あ、それと本文での怪文書の内容が古いイベントの解説であることに関しては察してください。
「……?」
いつの間にか気を失っていたのか、意識がどこか朧げな中で体中から感じるポカポカした暖かな感覚に引っ張られて、覚醒していくのを感じた。
閉じていた瞼を開いてみるも、視界に映るのは暗い空間。 辛うじて壁らしきものが見えることから、どうも今僕がいるのは光源がないか、あるいは最低限の明かりしかないのだろう。
「ここは……?」
幾ばくか時が経つと、その暗がりに眼が慣れて部屋の全容が見えてきた。
そこはやや明るめではあるが、黒い大理石で囲まれた部屋であり、最低限の光源としてだろう、仄かな紅色の光を放つランタンが一定の間隔で配置され、黒の大理石を幻想的に爛々と照らしていた。
「あ、もう目を覚ましたんですね、弟くん」
「え……ジャ、ジャンヌ?」
僕を呼ぶ声が聞こえたのは、丁度僕の頭の上、それもすぐ近くどころか密着と言っても差し支えない程の距離にジャンヌはいた。
何故これほどまでに近い距離にジャンヌがいるのかが分からず、戸惑い気味に彼女を呼んだのだが、ジャンヌは何か嬉しそうな声で返事をした。
「はい、弟くんのジャンヌお姉ちゃん、ですよ♡」
……名前を呼ばれたのが嬉しかったのだろうと推測できるが、今となってもそれだけ思われていることはこそばゆく、自分にはあまりにも身に余る思いだと感じてしまい、複雑な心境だ。
だがこの暗い感情をジャンヌに向けるのは失礼である。 余計な感傷は振り払い、ジャンヌに問う。
「ねぇジャンヌ、ここって一体……?」
「んふふ、ここに弟くんが来るのは初めてでしたね。
ここは弟くんとお姉ちゃん専用の浴場です。 少し前にギルくんに作ってほしいと頼んだものが、最近になってやっと完成したのでお披露目も兼ねて弟くんと一緒に入りに来ちゃいました」
楽しそうにそう告げ、僕の頭を優しく撫でつけるジャンヌ。 その柔らかな手の感触に頭がぽーっとして、少しばかり惚けそうになるもすぐに持ち直し、改めて周囲を見回す。
眼下にあるのは人2人分くらいが丁度収まるくらいの湯船に、シャンプーやボディソープの置かれているシャワーが数個、そして大人数で入るための広い大風呂や、ジェットバスらしき浴槽が壁と同じ大理石の材質で出来ているものが見て取れた。
状況的に考えて、今僕はジャンヌと共に湯船に入っているのだろう。 体表面から染み渡るように伝わる暖かなお湯の感触から考えれば、ほぼ間違いない。 と言うかジャンヌ自身ここは浴場であると説明していたし、いちいち確信に至る必要もないことだ。
……目下の懸念は現在ジャンヌに後ろから密着されていることなのだが。
頭に乗せられたジャンヌの優しく撫でつけてくる手と、背中にダイレクトに伝わる2つのたわわな果実に、寝起きの愚息が反応しそうになるのを必死に抑える。 ここで反応してしまえば、流れるようにヤることは確定してしまうのだから……!
しかし僕は先ほどまで天草さんとジャガーマンさんによる演出指導及び訓練と言う名の地獄のブートキャンプを強制的に挑まされていた筈なのだが、どうにも記憶が曖昧で思い出せない。
気を紛らわすことも兼ねて、さっきから僕の体をやたらと撫でているジャンヌに問うた。
「ね、ねえジャンヌ、今日の訓練は……?」
「今日はもう終わりで良いと天草さんがおっしゃってましたよ。
明日も訓練はあるから、しっかりと休息を取ってくださいとも言っていました。
……もし、あんな訓練が嫌だ―って弟くんが言うのなら、お姉ちゃんがあの2人にそう伝えますが?」
心配そうに耳元でそう告げるジャンヌ。 実際、心配されるようなことをしてきたのだから仕方がない。 なにせ、今回の訓練の内容はより実戦に近い内容だったのだ。 絶えることなく襲い来る野獣の凶爪と、あらゆる角度から放たれる黒鍵。 加減をされていたであろうそれらの攻撃でさえ、今の僕では躱すので精一杯だった。
そっと、先ほどまで熱を放っていたわき腹に手を添える。 湯船に浸かっている時点で分かり切っていることだが、傷のような跡の感触は感じられない。
訓練の終わり際の記憶は曖昧だが、放たれた黒鍵がわき腹を割いていった記憶はハッキリと覚えている。 その傷が残ってはいないのは、
けれど、あの痛みの感触やそれらの辛さの記憶が消えた訳では無い。 こうして傷が治った後でも、生々しく血が流れていくのを嫌でも感じてしまう感覚は、好き好んで味わいたいとは思わない。
だが───
「……大丈夫だよ、ジャンヌ。 確かにあまりにも急な話で驚いたし、訓練の内容が内容だから心配なのかもしれないけど、少なくともあの人たちは意味もなく一歩間違えれば死んでしまうようなことを、面白半分でやらせるなんてことはしないだろうから。
本当にショーの演出指導だなんて思ってはいないし、何か別の目的があるんだろうけど、多分それは僕のためなんだと思う。
あの人たちとの直接的な付き合いは短いけど、それくらいは分かるよ」
天草さんは腹黒いとことか、策謀家の面が目立って時々胡散臭く見えるし、あの人の聖杯に向ける願いの事も考えると少しばかり警戒してしまうけれど、そこを除けば基本的に善人だ。
ジャガーマンさんだって憑依体の人格に引っ張られているせいで何も考えてなさそうだけども、その人格に引っ張られているからこそ決して悪ふざけで人を死に追いやるような人ではない。 訓練中は八つ当たりで僕に死ねとか生贄にしようとしてきたりとかしてきたけども、あれは冗談だろう。 ……冗談だよね? タイガー道場ならぬ、ジャガー道場に師匠自らご案内なんてしないよね?
ともあれ、そんな2人が意味もなくあんな訓練を課すとは思えない。 きっと何か、僕を鍛え上げなくてはならない理由がある筈なのだ。 それが彼らの意志なのか、それとも誰かに頼まれたことなのかは分からないが、出来ることなら僕はその思いに応えたい。
「それに、ほぼ説明なしのスパルタ式トレーニングだったから驚きはしたけど、僕としても今日の訓練は続けていきたいんだ」
「……どうして、ですか?」
「僕はいつも、ジャンヌの後ろで守られていたからさ。 今度は僕がジャンヌを守る……って言うのは難しいけど、せめて隣に立てるようにはなりたいから。
それもきっと大変なことだと思うけど、胸を張ってジャンヌと一緒に歩いていきたいから」
少し前から心のどこかでは分かってはいたが、言葉には出来なかった思いを口にする。
決意というのにはまだまだ迷いは晴れないけれど、これまで出会って来た色んな人たちが、こんな僕に声を掛けて、背中を押してくれた。
院長先生や武田さん、コーハイさんや彼らを慕うサーヴァントの方々、他にも色んな人とも出会って、色んな思いを告げられた。
その人たちの思いに応えて、他ならない僕だけの思いもジャンヌに届けていきたいと思ったのだ。
「……」
「……? ジャンヌ?」
こんな状態で伝えるべきではないとは思ったし、ちょっとした気恥ずかしさで黙りこくっていたのだが、ジャンヌもまた僕の言葉を聞いた後でも、黙りこくったままだった。
いつもなら何かしらの返答はする筈のジャンヌなのだが、今は僕の頭を撫でている手も止まっていた。 少し心配になり、様子を見ようと振り返ろうとしたが、首を動かす前に唐突に両手を脇の下から回されて拘束されてしまう。
「弟くんは今日は訓練でクタクタなんですよね?
じゃあ今日はお姉ちゃんがつきっきりでお世話しちゃいますから、安心してくださいね」
「へ!? い、いやいや大丈夫だよジャンヌ!
確かに気絶してはいたけど、動けないって程じゃないし、そんなつきっきりでなんて大袈裟だよ!」
「もう、そんな遠慮なんてしないでいいのに」
「そ、そんなんじゃ……ひゃっ!!?」
唐突に告げられたことに驚いて断ろうとするも、不意打ちでジャンヌに乳首に触れられ、自身に走った甘い電流に嬌声を挙げてしまう。
そういった僕の反応が大好きだと常々言っているジャンヌは、満足げに微笑みの声を漏らす。
「クスクス……やっぱり、弟くんの感じている声はエッチで苛め甲斐がありますね~。
えい、えいえい♡えいえいえい♡」
「あうぅっ、な、まっ、なにこれぇっ……!?」
ジャンヌの愛撫にすっかり開発されてしまっていることは自覚はあった。 けれど、ただ乳首を弄られただけであるのに、それだけで体がビクビクと震えてしまう。 いくらなんでもこれはおかしい。
伝えられる快楽信号に打ち震えながら原因について考えてみれば、妙に体が熱いことに今更気が付いた。
湯船に浸かって体が温まったのだろうとばかりに思っていたのが、その温かさは皮膚からと言うよりは、神経が強制的に揺り動かされて熱を発しているようで、明らかに湯船で温まったことによるものとは違っていた。
「ま、まさか、また何かぁ、変な、クスリぉ……あうぅ……」
「正解です、弟くん。
今日はいつもの薬屋さんの新商品を試してみたんですよ」
ジャジャーン、と実に楽しそうに言いながら見せてきた小瓶のラベルには、最早見飽きたと言っても差し支えない【キルケー特製 湯治用治療薬兼媚薬】と、作成者の文字をやたら強調したものが貼られていた。
『やあやあ愛しいピグレットたち、久しぶりだね。 高難易度イベントの中でも特に難易度の高い塔イベはどうだったかな? はい?とっくにもう別のイベントが終わった後?と言うか夏イベ復刻中? うるさい知るかキュケオーン食べろよ! ……コホン、それはともかく、あれは各サーヴァントの育成状態と塔イベントの進行のしやすさが直結してくるから、どれだけの数のサーヴァントの育成を終えているのかがポイントだ。 とは言え、誰しもが所持しているサーヴァントを戦闘に連れていけるほどまで育成が出来る訳じゃない。 どんなものであれ、育成と言うのは時間を食うものだから、ゲームにそれほど時間を割けないピグレットたちも数多くいる。 そういった場合は育てるサーヴァントを選別し、不足している役割持ちのサーヴァントを補うなり、どんな場面でも汎用性の高いサーヴァントを育てることをオススメしよう。 今回のような高難易度かつ、ウェーブ数が少なく出てくる敵は少ないが、強力な敵が出てくるクエストの場合、1体の敵に一気にダメージを与える単体宝具持ちかつ、卑劣にも敵からデバフを掛けられた際に対応可能な弱体解除のスキルを持つサーヴァントなんかが最適だ。 宝具を連発できるNPを超チャージするスキルも持っていれば完璧だね! あーでも、そんな都合のいいスキルばかり所持しているサーヴァントなんている訳ないなー……おや? おやおやおやおやおやおや~? よく探してみればいるねー、今挙げた要素を全て兼ね備えている、ギリシャ出身の真名四文字の完璧キャスターがいるねー! さあ画面の前のきみたちも、今すぐFGOを起動して探してみてくれたまえ! 分かったら、せーのでその完璧キャスターの真名を叫んでみよう! せーのっ!キルk……え、メディア? いや確かにメディアはギリシャ神話出身だけど、今私が挙げた要素全て当てはまっている訳では……え、単体宝具で、弱体解除スキルと高速神言スキル持ちだから要素合致している? い、いやほら確かに一致しているけどさ、メディアの弱体解除は単体にしか出来ないし、レア度の関係上通常攻撃の火力が少しばかり乏しいだろ? ほ、ほら、もう1人いるじゃないか。 メディアの師匠で、真名解放前はオケアノスのキャスターと呼ばれている鷹の魔女様が……え、召喚出来てない? あ、そうなんだ、ふーん……ところでそこのピグレット、お腹減らないかい? お腹空いてるだろう? ほら、丁度ここにキュケオーンがあるんだけど、食べるかい? 食べるよね? ……え、何か毒を盛ってるんじゃないかって? HAHAHA、そんなまさか、何も盛ってなんていないよ。 ただキュケオーンは毒にも薬にもなる万能食品だから、少しばかりガチャを引きたくなるような衝動に駆られるかもしれないけど、別に体に直ちに影響がある訳ではないから安心してグヘァッ!? 誰だいいきなり私の後頭部にナイフぶん投げてきたのってゲーッ!? メ、メディア!? きみ今日は非番なんじゃ……私がきちんと商品の説明しているか不安になったから来ただって? も、勿論最初から商品の説明はするつもりだったとも! ただ淡々と商品の説明をして終わらせるのはこのコマーシャルを視聴しているピグレットたちも退屈だろうし、ここは私の小粋なトークで場を盛り上げようとね……え、もういいから商品の説明しろ? いやいや、まだこの私を召喚できていないダメ豚なピグレットの更生が終わってノワッ!? 分かった、分かったよメディア! 言われたとおりにするから
おっと、そうだ商品の説明だったね。 使用用途としては薬の名前にもあった通り、お湯を張った湯船に適量の薬を加えるだけでOKだ。 効能の方も薬の名前にある通り、湯治で用いる薬湯のようなものだね。 この国では温泉に浸かって病気や怪我の治療を試みる温泉療法は昔からあったそうだが、遥か昔から水に浸かって怪我を治すと言う文化はこの国以外でも一般的なものだったんだ。 勿論、ギリシャにだって祝福された泉に浸かって病を治療すると言った話もあるしね。 今は湯治による効能は化学によって色々と解明されているどうだが、私たちの生きていた神代の時からその効能は確かなものだった訳だ。 そんな古くからある良き伝統とも言える水に浸かる点と共通点を持つ湯治に私は目をつけ、今回の薬湯の開発に……え、そう言う開発の背景とかはいらない? そ、そう……最近弟子が一段と冷たい気がするのはなんでだろうね……。 ん? それよりも湯治用と銘打っておきながら媚薬の効能も混ぜ込んだのは何故かって? そりゃ、姉がどうしてもその薬が必要だって言うもんだから、その期待には応えてあげないと妹としての沽券に……ん、姉? 私には兄弟はいたが姉はいたのか……? な、なぁメディアこれは一体どういうことなn」
おいたわしや叔母上(違う)……洗脳はお弟子さんが解いてくれたと祈ろう。
「んふふ……即効性はないようですけども、長い時間浸かっていればかなり強い効果があるようですよ弟くん。
まあ、わざわざ私の口から言わなくても、その効果を体で実感している弟くんならよく分かりますよね、うりうり~♡」
「うぅっ……んぅ……」
嗜虐心が混じった笑みを零し、両手で僕の乳首を焦らすようにして攻めるジャンヌ。 その指使いは僕の喘ぎ声を聞きたいがための行為だと分かっている。 ジャンヌの要望には出来る限り応えたいと思ってはいるし、もうジャンヌには僕の痴態は何度も見られてはいるが、恥ずかしい物は恥ずかしいので、出来うる限り声が漏れぬように歯を食いしばって耐えようとするがしかし……
「ぅ……んむぅっ!!?」
「んっ……んちゅ……♡」
僕の頬に片手を添えて、無理矢理後ろへ振り向かせると同時に唇へとキスをされた。 唇同士の触れ合いはたった一瞬。 当然の如く僕の口内に侵入してきた舌は、媚薬の強すぎる効果で上手く動かせない僕の舌を絡め取り、ゼラチンのように柔らかい感触と甘い唾液をプレゼントしてくる。 媚薬の効能もあいまって、思考がどんどんと桃色のような淫靡なものへと移行していく。
「んっ、んぅ、んっぅぅぅぅううううう♡♡♡」
長い時間媚薬に浸っていた影響もあるのだろうが、自身が思っていた以上に媚薬の効果は強力だったようであり、直接愛撫されている訳でもないのに射精をしてしまう。
腰の辺りに一瞬で蓄積された熱が弾ける感覚が体を震え、尚も続くキスの雨の中で嬌声を漏らし、湯船の中に精液を噴出させられた。
「ん……ふぅ、ご馳走様です弟くん♡」
「あ、ぅ‥…♡」
キスを終えて僕の唇をひと舐めした後、流し目で見下ろしてくるジャンヌ。 射精の反動で長くはそれを見上げることは出来ず、ズルリと頭が前へと落ちる。 少しでも昂ぶった気分を抑えようと荒い呼吸を繰り返すが、それも自身の上ずった声に中断されてしまった。
「あっ……♡」
小さく漏れ出た惚けた声が出てしまったのは、ジャンヌに頭を撫でられると言う何てことはない動作が原因。
決して快楽をもたらすような行為ではなく、やすらぎを与える者であるはずのものであるはずなのに、僕の体はピクリと震え、もどかしい気持ちでいっぱいになる。
足りない足りない。 これじゃあ足りない。 もっと触れてほしい。もっと抱きしめてほしい。 もっとジャンヌの体を感じたい。 もっとジャンヌを感じさせてほしい。
「……あ、ぅ‥…」
「んー? どうしましたか、弟くん?」
自分の気持ちが漏れ出そうで、必死に口を閉じようとするも唇はガクガク震えるばかりで一向に閉じようとしてはくれない。 だらしなく開かれた口からは喘ぎ声と涎が漏れ出ているが、それを拭う余裕もない。 膨らみ続ける性欲が理性を押しのけようと沸き立っている。
「……もっ……と……」
「んー? 声が小さいですよ。 もう少し、大きな声でお願いします、弟くん♡」
嘘だ。 本当は聞こえている筈だ。 震える僕の口から漏れでようとしている言葉の意味をジャンヌは分かっている筈だ。
分かっているのに、いや、分かっているからこそ、ジャンヌは恍けているんだ。
彼女は僕が情けなく懇願し、哀願し、屈服する姿を自身の向けさせたいんだ。
その行為自体、僕を駄目にしてしまうものだとは僕自身よく分かっている。
けれど抗えない。 抗えるはずない。
だって僕はジャンヌから快楽を与えられ続けて、その甘美を体中で味わってしまって、知ってしまったそれを拒絶することなんて出来る筈がない。
「もっと、気持ち良くして……! それじゃ足りない、それだけじゃ足りないよぉ……お願い、もっと僕を気持ち良くして!」
「はい、良く言えました♡」
僕の懇願を受けてすぐさまジャンヌは僕の唇に吸い付き、片手を股間へと向かわせていきり立つ愚息を包み込んできた。 言われたことを良くこなしたことに対して労わるような、優しい手つきだった。
「んんぅううう、んぅうううううう♡」
直前に射精したうえ、激しい愛撫でもなかったというのに、上下に擦ること数回で、あっという間に射精していた。
ガクガクと震える腰と脈動する性器からは精液が噴き出し、湯船に花弁上になって浮かび上がっているのが目についたが、止まらない快感に理性が侵されてもともに思考などできなかった。
「ハァッ……ハァッ……ハァッ……あ、うう……♡」
やっと体の震えが収まって、それでも尚震え続ける心臓に突き動かされて荒い呼吸を繰り返す。
多少は落ち着いた筈だが、表情筋に気が使えるほどにまでは回復していない僕の顔は、とてもだらしなく締まりのない、快楽に溺れた姿をしていることだろう。
少し前に決意表明をしてみせた癖に、その直後に好きな人から与えられたとは言え、快楽に溺れて性欲に振り回されて、耐えることもできずに射精をして、なんて無様なのだろう。 自分が自分で情けなくて、涙が出そうになった。
「んー、よしよしイイ子イイ子♡ いっぱい射精出来て偉い偉い♡
ご褒美にお姉ちゃんがいっぱいムギュッとして、いっぱいナデナデしてあげましょう♡ナデナデ、ぎゅーっ♡」
けれどそんな思いでさえ、ジャンヌお姉ちゃんに抱き着かれて撫でられたら、どうでもよくなってしまう。
だってお姉ちゃんがこんな情けない姿の僕を受け入れてくれて、それどころか愛おしいと言わんばかりに甘やかしてくれるのなら、自分の醜態や羞恥心なんて些細なことだ。
「ふふ、そろそろお風呂から上がりましょうか。 このままここでエッチを続けてもいいですけど、のぼせちゃうかもしれないですし、続きは私たちの部屋でしましょう。
今日は弟くんが頑張ったぶん、お姉ちゃんがたくさん甘やかしてあげますからね♡」
頬にくちづけをされながら囁かれた甘い言葉に期待が高まり、脳が惚けるような感覚が体中に満ちていく。
気づけば射精して動かせない口の代わりに、頭をお姉ちゃんの胸に擦り付けて返答をしていた。
その返答を受けて、更にジャンヌは僕を甘やかしてくれて、それが嬉しくてたまらなかった。
それからお姉ちゃんはお風呂に上がった後も、僕の事をベッドでいっぱい可愛がってくれた。
気持ち良くしてくれるだけでなく、僕の我儘にも笑顔で応えてくれて、その度に優しいお姉ちゃんへの好意がますます膨らんでいく。
何もかもがどうでもよいように思えて、お姉ちゃんのこと以外何も考えられなくなっていって
ああ、僕は
お姉ちゃんの弟になれて、本当に幸せだ。
Q&A
Q1.湯船でそんな精液なんて大丈夫か?
A.イルカたちが掃除してくれました。
Q2.キルケーが死んだ!
A.この人でなし!(死んではないです)
Q3.弟くんは大丈夫なのか?洗脳進んでない?
A.彼が弟くんという在り方を受け入れるのであれば問題なし。
無理なら問題大ありですね。
と言う訳で次回からコラボ……厳密にはコラボの前に寄らなくてはならない場所があるのでそちらによりますが、スタートしていきます。
色々ネタは浮かぶのですが、文字にするのが難しい……
「実家の世界遺産に帰ります」
「逃げるな!解説の責任から逃げるなぁあああああ!!」
とか
「僕だ」
「アヴィケブロン、お前だったのか……!」
とか
「この柱、一本貰ってってもいい?」
「はっあァーイ!」
とかネタは思いつくのに……
まあ頑張りますので気長にお待ちください