部屋に通されて男を一瞥するなりナーベラルは、つまらない顔してるわね。
(違うでしょおお! 貴女が言いたかったのはそんな言葉じゃないはずよナーベラル! お兄様も「昔は面白い顔だったんですよハハハ」じゃありません。ナザリックジョークのつもりですか? でもさり気なく長椅子に座ったのは偉いわ、そうすればお兄様は隣に座らざるを得ない。隣に座れば顔を見なくて済みますねとかそういうのじゃありませんから!)
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「……力のない顔をしていると言うことよ」
すぐ隣から聞こえる美声に男はそうかなと自分の頬を撫でた。そんな顔をしているつもりはなくてもそんな顔になってしまう理由はあった。
「ナーベラル様の前で失礼かも知れませんがアルベド様がお帰りになったのが残念で」
「アルベド様はいずれアインズ様の正妃となるお方よ」
反射的に口をついた言葉にナーベラル自身が驚いた。どうしてそんなことを言ってしまったのか。皮肉や当てこすりではなく単なる事実だというのに、どうして言ってしまったことを驚くのか。並んで座っていて良かった。彼の顔を見ることも顔を彼に見られることもない。
「知っています。正しくはアルベド様とシャルティア様で正妃の座を競っている。現在のアインズ様は覇道の真っ最中なので歩み続けている間は保留だとか。ソリュシャンから聞いてます。もちろん私はアルベド様を応援しています」
ナーベラルは隣へ顔を向け、あちらもこちらへ顔を向け、見つめ合った。
「……あなたはそれでいいの?」
「いいも悪いもアルベド様のお望みを応援するのは当然でしょう? 今日もそのことを喧伝してきたところです」
尤もアインズ様ではなくモモン様でアルベド様のお名前は伏せましたけれど。
「アルベド様をお慕いしていたのではないの?」
「……何か誤解があるようですね。ナーベラル様が私のことをどれだけお聞きになっているか存じませんが、かつての私はとても狭い世界に閉じこめられていました」
自由に動けたのはせいぜいこの部屋の広さ程度。それが十余年。空を見るのも稀でした。完全に閉ざされた狭い世界を切り開き新たな世界へ連れ出してくれたのがアルベド様です。創造主ですら足りない、私にとっては創世の主です。アルベド様がお望みになることを妨げられるわけがない。いずれアインズ様の正妃となれば私が不要となり然るべく処分するのかその先があるのかはわかりかねますが、全てはアルベド様のお望みの通りに。
「……捨てられてもいい、そう言うつもり?」
「捨てられたいわけじゃありませんよ。ただお望みのままに。ナザリックの方々はアインズ様へそのように忠義を抱いているのではないのですか?」
「…………」
ナザリックから去っていった至高の御方々が脳裏をよぎる。残ってくださったのはアインズ様だけ。そのアインズ様が自分たちを残して旅立つことを望まれたら。シモベの誰しもが一度は考えて恐怖に身を凍らせ、二度と考えないことを誓う。
「考えようと考えまいと、耐えられようと耐えられまいと、その時がいつか来るのか来ないのかはアルベド様次第です。私はアルベド様のものですがアルベド様は私のものではない。そんなことは考えることすら憚られる。ナーベラル様は違うのですか?」
「私は……」
そんな話をするつもりはなかった。いつしか覚えた物足りなさ、それを埋めてくれるのではと思った。体を色々触られて気持ちよかった。もう一度と思った。至高の御方々が去ってしまった空虚。お残りになってくださったアインズ様の慈悲深さ。それを失ってしまったらどうすればいいと言うの? あなたは耐えられるの? どうすればそうなれるの?
「私はそんなに強くなれない……」
昼ならともかく就寝前の今は簡素な部屋着でポケットを探してもハンカチは出てこない。まさか服の袖を使うわけにはいかない。すぐ隣で放っておくのも決まりが悪い。嫌なら跳ね退けるだろうと手を伸ばし、ナーベラルの目元を指で拭った。
空虚が少しだけ埋められた気がした。
「……あなたの強さを教えて」
▽
「アルベド様が仰ったことを覚えてる?」
「勿論です」
「それなら自分で言ったことも覚えてる?」
「全てとなると自信はありませんが、ナーベラル様への言葉なら」
「今日はアインズ様のご命令でここにいるわけじゃないわ」
頬に触れる男の手をそっと押さえた。
「私を可哀想な扱いにするつもりはないでしょうね?」
「とぼけるつもりはありません。ですが、ナーベラル様はどこまでご存じですか?」
「全部知ってる。ソリュシャンに教えてもらったわ」
「具体的には?」
「……あなたのおちんこを……私のおまんこにいれるの」
手を押さえたままナーベラルから距離を詰めた。
「私に女の悦びを教えて」
ちゅっと男へキスをした。
続いてのキスは男から。抱き締めて長椅子の上に押し倒す。ナーベラルは美麗な顔を薄く染め潤んだ瞳で見返してくる。互いの吐息が嗅げる距離になるとナーベラルは舌を伸ばして男は唇で甘く食む。ソリュシャンとの勉強中にしたキスを覚えていたようで、ナーベラルも男の口内へ舌を差し込んだ。強く吸って唾を飲んだ。
(ああ、またこの男とキスしてる。私からキスしちゃった。人間なのに。でも嫌じゃない。ソリュシャンもしてたから? 私がしたい? ううん、私がしたい。もっとキスしたい。唾も飲んであげたい。余り美味しくなかったけどあのねっとりしたのも飲んであげたい。んっ……おっぱい触られてる。何だか安心する。っ! 生おっぱい触ってる?)
ナーベラルの部屋着は簡素でも仕立てがよいシャツとズボン。シャツのボタンは外されて、ブラジャーを着けていない柔肌は男の手が包んでいる。絞るような揉み方で快感が先端に詰まっていく。ナーベラルは男を抱き締める力をちょっと弱めて、体と体の間に隙間を作った。
「ぁん……、乳首が……んちゅっ……ちゅう……」
摘ままれている。桜色の突起が指と指の間でくにくにと弾力を発揮している。
その間もキスは続く。唾液を飲むだけではなく男にも吸われて飲ませて、時々どちらかの喉がこくりと鳴った。
「ねえ……あなたは私の乳首を、口にも含みたくなるって言ってたわね?」
「よく覚えてらっしゃる」
「うるさい。……していいわ」
赤い顔を背けた。
体を起こし、ナーベラルのシャツのボタンを全て外した。シャツを開けば仰向けになっても崩れないきれいなおっぱいがつんと上向いている。先端には小さめな乳輪と弾力ある桜色の突起が自己主張する。乳首もナーベラルも吸って欲しいと訴えた。
吸いつく前に舌で舐める。舌で転がしても弾力ある乳首はすぐに元の位置へ戻ろうとする。口に含んでもソリュシャンと違って甘い汁が出てくるわけではない。だけども強く吸って、甘い鳴き声を楽しんだ。
「あっ! あんまり噛まないでぇ……、乳首じんじんするから……。えっ……ええっ!? ど、どこに手を入れてるの!? そこだめえ! パンツの中に手を入れないで!」
乳首を吸いながらズボンを脱がせるのは無抵抗だった。一度長椅子を降りてもう一度乳首に吸いつく。右手はナーベラルの手を握った。左手は下腹を撫で柔らかくきめ細やかな肌を下へと滑っていく。
指先がパンツの縁へ届き、その内側へ。繊細な生地とナーベラルの肌の間を這っていく。内側は熱く蒸れている。指先が柔らかな陰毛に触れる。指はさらに進んで、
「待って……、触っていいから……優しくして」
「ナーベラル様……」
顔を赤くして目に涙をため、ナーベラルは切に訴えた。
もう何十度目のキスをして、指はナーベラルの女に届いた。
(おまんこ触られてる……、おなかがきゅんきゅんしておまんこ濡れちゃってるのがわかる、私はどうしてしまったの? 怖い、でも嫌じゃない、もっと触って欲しい、キスももっとして欲しい、乳首ばっかじゃなくてこっちにもキスして欲しい、きゅんきゅんしてうずうずしてる、すごく気持ちいいのに何が足りないの? あっ)
「ふぅっ……、指、入ってる? 私のおまんこにあなたの指が入ってるの?」
「入るのは指だけじゃありませんよ」
「……知ってるわ」
(そうよ、ソリュシャンから聞いてたのに、おちんこが入るのよ、あんなに大きいおちんこが私のおまんこの中にっ!?)
「きゃうっ♡ いまなにしたの!?」
クリトリスをきゅっと摘まんだ。驚いた顔が可愛らしい。
指はもう一度ナーベラルの膣へ。ほんの指先だけ出入りさせる。ナーベラルの膣口には処女膜があるのがわかった。男性器すら知らなかったナーベラルなのだ。ないほうがおかしい。実のところ、ナザリックの女性NPCは設定如何に関わらず全員処女であることを男は知らない。彼女らを創造した至高の御方々がそう定めた。
シャルティアで復習したばかりの手技で優しく愛撫を続けると手指をナーベラルがぬるつく汁で濡らしてくる。ナーベラル自身は男の頭を胸に抱き甘い声で鳴いた。
中指の第二間接まで潜らせているだけで動かしてはいない。目が合えばはあはあと色づく吐息に潤んだ瞳で訴えてくる。
「キスして……」
ちゅっとして離れ際に頭を抱かれた。耳元で囁かれた。
「そろそろあなたの……おちんこいれて♡」
立ち上がるとナーベラルも長椅子に座り直し、男のシャツを脱がせてズボンを下ろした。逸物が跳ね上がってへそまで反り返っている。
躊躇なく口に含んだ。前にした時のように歯は立てず唇だけで挟むようにして強く吸いつき口内の粘膜と熱い逸物とを隙間なく密着させる。頭を前後に振る。振りやすいようにたっぷりと唾を絡めた。たっぷりと唾を飲まされていた。
ちゅぽんと鳴って離れたとき、膨らんだ亀頭から唾液の糸が引いた。根本まで唾がたっぷりと絡められ、ナーベラルは逸物から湯気が上がっているように思えた。
「ベッドに行きましょうか」
「……ええ」
ベッドへ上る前に裸で抱き締めあう。ナーベラルの豊かな乳房は男の胸板でゆるくつぶれ、男の逸物はナーベラルの太股に挟まれて割れ目を撫でた。
唇をむさぼり、尻を撫でもみしだき、ベッドへいざなう。
ナーベラルが下。男が上。心得たようにナーベラルは脚を開いた。のぼせた顔は背けて、きゅっと目をつむって待ち受ける。太くて固くてだけども肉の柔らかさがあってとても熱くて、さっきまでしゃぶっていたものが割れ目を撫でるのを感じた。薄目を開けると男が自分に覆い被さっている。
(おちんこでおまんこ撫でてる、おまんこはいっぱい濡れちゃってるし指も入れられたんだからちゃんと入る……わよね? おちんこあんなにおっきいのにホントに入っちゃうの? つっ……、少し入ってきた? あっあっあっ……入ってきてる……。少し、少し痛いけど……大丈夫……)
ナーベラルの中にゆっくりと入っていく。
処女肉は侵入を拒もうと強い弾力で押し返してくるが、それ以上の力で押し込む。処女膜は引き裂かれて血を流し、男の太い逸物で無惨にも押し広げられていく。亀頭がぶつかった壁は子宮口。根本まで少し残す。ナーベラルの様子をうかがいながら更に進んでいく。子宮を押し上げられ美貌が歪む。根本まで入りきると涙を流した。
「私のおまんこに、おちんこ全部入ったの?」
「入りましたよ」
「入ってるのがわかるわ……」
(あんなに大きかったのに本当に入っちゃった。少し、苦しい。でも嬉しい。私のおまんこはこの人のおちんこを入れるためにあったのね)
「……これからどうするの?」
「しばらくはこのままで。痛いでしょう?」
「このくらい平気よ」
それでも動かず挿入したままキスを繰り返す。ナーベラルの体から少しずつこわばりが抜け、膣が逸物の大きさに馴染んでいく。
馴染んでからは固いきつさから強い締め付けになった。ゆっくりと抜き、ゆっくりと一番奥まで進める。怒張で処女肉を抉るのではなく、亀頭で膣壁をこするように。
亀頭が子宮口にぶつかる度に二人もキスをする。唇を合わせるだけでなく舌も絡めて互いの柔らかさを味わう。
「ナーベラル様」
「……なに?」
「先のことはわかりませんし定命の私の言葉には何の重みもないかも知れません」
「…………なに?」
「だけども今は、あなたの傍にいます。こうしてあなたと愛し合ってる」
「なっ…………」
言葉が出なくなったし頭は真っ白になったしだけども今までと比べものにならないほどキュンキュンと来て、ナーベラルの女が歓喜に震えて男の逸物を咥え込んでる事実が加速させて。
「動きますよ」
「やっやっまっ、待って! あっあっぅあっ! はあっ!? ああっ! ああーっ!」
(なにこれなにこれなにこれ!? だめだめなにこれ!? 胸がいっぱいで胸もおなかもキュンキュンしておまんこがよろこんじゃってる!? おちんこがおちんこがあぁ、おまんこぐちゅぐちゅして)
膣の潤いは十分だったが十二分になって、深く入る度に愛液が逸物へ絡みつき外へと押し出されていく。抜くときは離れたくないと言うように強く締め付けてくる。ナーベラルが流した破瓜の血はとっくに流されてシーツのシミになっている。
体位はずっと正常位でナーベラルは男の首に腕を回したまま。
キスをせがみたいのに男の動きは激しくて唇を合わせられない。
それならそうと言えばいいのに口を開いても出てくるのは甘い叫び。
「あっあっあっんああん♡ もっとして! いっぱい愛して!」
この日はアルベド様がいらっしゃると前もって報せがあったためソリュシャンは摘まみ食いを控えていた。ナーベラルが来室する前はチャンスだったが、彼は情けないことにアルベド様が行っちゃったと嘆いていた。
つまりは一度も出してない。
抜かずに三度もどぴゅどぴゅと膣内で射精され、ナーベラルの子宮は男の精液で満たされた。
▼
翌朝。
間もなくモモン様がナーベを迎えにいらっしゃる。ナーベの支度はとうに完了。今はソリュシャンとお茶をしながらお話中。女の子だけのお喋りなのでお兄様は追い払われました。
ナーベがお茶を含んだのを見計らい、ソリュシャンはとっておきの言葉を口にする。
「夕べはお楽しみでしたわね」
「!」
ナーベ硬直。顔は赤くなるが澄まし顔は変わらない。勿論お茶を吹き出したりもせずきちんと飲み込む。
望んだ反応を得られず、ソリュシャンは口を尖らせた。
「そうね。悪くなかったわ」
「ふーん?」
余裕を見せるナーベに、ソリュシャンは深い笑みを向けた。
「あなたの強さを教えて」
ガタン! ナーベが椅子を蹴って立ち上がる。顔が赤くなり青くなりもう一度赤くなった。
ソリュシャンはソリュシャンが知ってはいないはずの言葉を口にした。それが意味するのはただ一つ。
「……見てたの?」
ソリュシャンは笑みを深めるばかり。そんなことは答えるに値しない。もちろん最初から最後までばっちり聞いてた覗いてた。
昨夜、ナーベラルがお兄様の寝室に入ったと同時にとって返して隣室に入り、こんなこともあろうかと作っていた覗き穴から事の終始を鑑賞していた。ナーベラルがうさ耳を着けていたら気づかれたかも知れないがそんなことはなかった。アサシンスキルは優秀だった。思わずほっぺたを押さえたくなっちゃうあまぁい睦言も聞いてしまった。
ソリュシャンは悪いスライムなのだ。隙あらば愛しい姉妹であろうと全力で煽るスタイルである。そのための恰好のネタが目の前に転がっていたらこれはもうどうにかしないのは相手に失礼。
「……許せないわ」
ナーベはソリュシャンに飛びかかった。
「あの二人は何をしているんですか?」
屋敷の中から漆黒の金属鎧に身を包んだモモンが現れる。
モモンは昨夜この屋敷に泊まったことになっているので、アインズ様は屋敷内に転移してからモモンとなり出立する形となる。
「鬼ごっこのようですね。楽しそうで何よりです」
中庭のテーブルでお茶をしていた若旦那が答える。
待ちなさい!、きゃーおたすけー。
二人ともとても楽しそうである。
「ソリュシャンはナーベ様に相手をしてもらうのがよほど嬉しいのでしょう。モモン様がお急ぎでなければもう少し付き合わせて頂けませんか?」
「まあ……少しくらいなら」
「お食事はお済みのようですから、せめてお茶の香りくらいは楽しんでください」
軽い茶飲み話をしている間に二人はモモン様がいらしたことに気付いたようで笑みを張り付けながら仲良くぷるぷるしていた。
そんな二人にモモンは気付かず、先日思った通りに話が弾んだ。盛り上がるのはやはり冒険譚。モモンの実体験なので迫力があるし狭い世界しか知らない男は嘘偽りなく引きつけられた。
今度来たときは森の賢王を連れてくると約束して出立となった。
ハムスケ出てくるかどうかは知りませんというかわかりません