「誰かいないのか!?」
叫び声は響かない。自分の耳にも届かない。長く生きたイビルアイをして、自分の声すら聞こえない真の闇は初めてだった。
おそらくは、最後に見た赤い布の効果。ずっと巻かれたままでいるため感触が曖昧になってきたが、目と耳を覆われているようだ。たかが布切れで光と音を完全に遮断することは出来ない。間違いなくマジックアイテム。
動けないのも赤い布の効果なのだろうか。
指一本くらいなら動かせるし、下半身なら僅かに力が入る。それでも起き上がるのは無理だ。脚を開くことは出来ても膝を立てることは出来ない。腕を上げて何かを掴むことも出来ない。ずっと椅子に座ったきりでいる。
「お馬さんごっこがそんなに気に入らなかったのか? やろうと言ったのはお前じゃないか。それで私を責めるのは筋違いだろう!」
調子に乗って部屋を何周もしたりお尻ペンペンしたり、拍車代わりに爪先で顔を突いたりしたのは流石にやり過ぎだったと今にして思う。怒って当然だ。しかし、そこまで嫌なら拒否すれば良かったのだ。楽しかったのは確かでも、出来ないと言うことを無理強いするつもりはなかった。エスカレートしていったのは、男が拒否せず全てを受け入れたからだ。
悪かったとは思う。しかし全ての非を自分に押し付けるのは道理に合わない。
「もうしない。しないから拘束を解け!」
幾ら叫んでも答えはない。近くに誰もいないのかも知れなかった。それでも叫ばないではいられない。
「それともあれか? ミラが言ったアルベドへの愚弄か? 私はその名を出していない。お前の勘違いだ」
最後に放った言葉を思い出す。モモン様は婚約者をどうこう言われたのが頭に来て、まだ見ぬその女を罵ってしまった。それがどうしてアルベドに繋がるのか。
アルベドとは魔導国宰相の名。屋敷の主人である男は彼女の相談役に取り上げられたらしい。上役を侮辱されたら怒っても不思議はない。
簡単に聞いていた男の経歴によると、病気がちだったのを魔導国からもたらされた薬だか魔法だかで癒やされたとか。そこにアルベドが関わっているのなら恩を感じているのはわからなくもない。
おかしいのは、自分はアルベドの名を出していないことだ。
知らない女を罵ったのは良くないことだろう。しかしそれはあくまでもモモン様の婚約者であってアルベドではない。
ミラもあの男も、どうして自分の言葉がアルベドを指していると思ったのか。それではまるでモモン様の婚約者がアルベドだと言ってるようではないか。
そんなわけがない。モモン様は人間の英雄でアルベドは悪魔。二人が結ばれるわけがない。
だからアルベドがどうこうとは全て誤解か勘違い。自分は勘違いによって拘束されているのだ。
「もういいだろう? もう十分だ! だからほどけほどいてくれ!!」
自分の耳にも届かない叫び声だが、喉が痛むほどに声を張り上げている。
理性では、部屋に誰もいないのではないかと勘付いている。
拘束された直後は誰かが触れているのを感じたが、もう随分と前のことだ。
誰もいないとわかっていても叫ばないではいられなかった。
「くぅ……、ああああっ!!」
どうしようもない違和感に耐えられなくなってきた。
例えるなら、睫毛に髪の毛が一本だけ引っかかっているような。払いのければ済むことだが、引っかかったままだと気に障る。痛みも苦しみもないが気に障るのだ。
それが何倍にも、何十倍にもなって体を犯している。
体が捩れている。何かがポロポロと欠け落ちていく。折れて曲がって捻れて砕けて、このままだとすぐにも肉体がなくなってしまいそうなのに、厳として肉体はここにあり続ける。
張り詰めて膨れて爆発してしまいそうだった。
「やだぁ……やだやだ! 誰か、誰かいないのか!?」
全くの無知なら大いに戸惑い、肉体が来す変調に嘆くしかなかったことだろう。
幸いなことに、イビルアイは何が起こっているかわかっていた。
自分にもあのような事を感じる機能があると教えられたばかり。思い出してしまえば総倍だ。
何かを見て聞いて気を紛らわせる事が出来ない。脳裏にはあの夜が何度も駆け巡って、自分が欲しいのはあれなのだと思い知らされる。
それと気付きたくなかったからこそ、誰にも届かないとわかっているのに叫び続けていたのだ。
「はあ……はあ……。だれか……、さわって……」
何も見えないからこそ、肉体の変調に敏感になっている。
胸の先端が張り詰め過ぎて痛みすらある。
股間を覆うショーツが湿りだして肌に張り付いてくる。
時折口を開いて尖らせた舌を伸ばすのは、完全に無意識の行為だった。何が欲しくて舌を伸ばしているのかわからず、自分の行いに気付いたら口を閉じて、誰にともなく「何でもない」と言い訳をする。
そして気付けば同じことを繰り返す。
「してくれた……だろ? また……欲しい……。舐めてくれたじゃないかぁ……」
イビルアイは欲情していた。
どうしてこんなになっているのか、理性的に考えられる領域はとっくに過ぎ去っていた。
触って欲しい。舐めて欲しい。苦しさを癒やして欲しい。あの夜に教え込まれた快感をもう一度与えて欲しい。
暗闇の中に、自分に触れてくれた男を思い描く。
「あぁっ! そこもっとぉ……、もっと強くぅ!」
動かない体が僅かに跳ね、下着の染みを広げた。
荒い息を数度吐くと、自分がしたことの嫌悪感と何も得ていない虚しさに涙が溢れる。
虚しくて一人ぼっちを実感するだけでこんのはもう二度と、と思うそばから欲しくなる。欲しくなってしまえば、今しがた覚えた虚無感は星の彼方に消え失せる。
二度三度、五度六度と繰り返す内に虚しさと寂寥感が濃くなった。
こんなにも欲しいのに何も与えられていないのだ。
自分は誰からも見放されてずっと孤りで独りで生きてきた。
仲間を得たことがあった気もする。あったとしても今は一人で誰もいない。
暗闇の中でどれくらい時間が経ったのかわからない。
肉体的疲労とは無縁の吸血鬼であっても限度がある。それに、精神は別だ。心がすり減っている。肉体から生じるうねりに絡め取られ締められ散らされて、何も考えられなくなってきた。
何かの拍子で我に返ると最悪だ。
視覚と聴覚を封じられても、触覚と嗅覚は吸血鬼の超感覚を発揮する。
ぐっしょりと濡れそぼったショーツは肌に張り付き冷え切っている。鼻には異臭が届いた。
絶え間なく供給される分泌液が乾いて臭いを放ちだした。代謝が低い吸血鬼の上にいつも清潔にしているので出したばかりならそうでもなくても、長時間放置して乾き始めるとお世辞にも芳しいとは言えなかった。
すぐに何もわからなくなるのは幸いなのかどうか。
体も心も茹だりきって、たった一つしか考えられない。考えているのかもわからない。
ただただ触れて欲しい。
あの夜のような愛撫でなくても構わない。
とうに限界を超えた体を開放して欲しい。
「うぅ……、たのむから……。わたしを……」
何度懇願したことか。
何度目の懇願だったか。
「あ…………」
瞼の裏が明るくなってきた。
恐る恐る目を開くと、霞んだ視界にぼんやりと像が結ぶ。
「俺の声がわかるか?」
「わかる! わかるから!」
ずっと思い描いていた男がいた。
気遣わしそうな顔がすぐそこにある。
顔がこれだけ近いなら、手を伸ばせば自分の体に触れられるはずだ。
「それなら自分の名前はわかるか?」
「イビルアイ!」
「それは通り名だろう。そんな名前があるか」
「え…………」
イビルアイは、すぐに答えられなかった。
聞かれたことがわからないほど頭が茹だっているわけではない。自分の名前を訊かれたのだとはっきり認識している。
それを答えられなかったのは、固い絆で結ばれた仲間たちにも話した事がない名前だからだ。
古い馴染みは知っている。仲間たちに教えてないのはイビルアイと呼ばれ始めて長かったから。
きっと仲間たちもその古馴染みから聞き知っているだろうが、それでもその名で呼ばれたことは一度もない。
二秒に満たない逡巡を、男は待たなかった。
「キーノ! わたしのなまえはキーノだ! だからまってやめて!」
赤い布切れが近付いてきた。
ぐっしょりと涙に濡れた布が目を覆い、耳を覆って結ばれる。
「キーノだ! キーノ・ファスリス・インベルン! インベルン家のキーノだ!」
繰り返し自分の名前を叫び続けるが、光が戻ってくることはなかった。
▼
「うわー……。あんなになるんすね」
「あれってそんなに苦しいのぉ?」
「エントマにはまだまだ早いわね」
「はい、解散。暇じゃないんだから」
▼
「はっ!?」
窓から差し込む朝日に照らされ、少女の意識は覚醒した。
心地よい気怠さに全身を包まれている。うぅと呻きながら体に鞭打ち上半身を起こす。大きなベッドに横たわっていたらしい。
うっ、と再度呻いたのは、何も着ていなかったからではない。シーツに大きな染みを見つけたからだ。
濡れているのは丁度自分の尻の下で、まるで寝たまま粗々をしてしまったかのようだ。一体どうすればいいのだろうか。
証拠隠滅をすべきだが、それより先に着る物を確保しようと周囲を見回して、
「おはよう。吸血鬼も寝ることがあるんだな」
「!?」
裸の男から声を掛けられた。
同じベッドの上にいる。そして自分も服を着ていない。昨夜何があったのか。
記憶は酷く曖昧で、断片的なイメージが頭の中に散らばっている。
「ご……、ごしゅじんさま…………、おはよう、ございましゅ……」
「こっちも寝たままだな。ミラはしばらく休んでろ」
「そういうわけに、ございません」
「……いいからそのままでいろ。そんな状態じゃ何も出来ないだろう」
「もうしわけ……ありません」
男を挟んだ反対側に、黒髪が艷やかな女がうつ伏せになっていた。こちらも一糸まとわぬ姿で、尻が丸出しになっている。
何とかシーツを手繰り寄せて胸元を隠している自分と違って、あちらはそうも行かないようだ。精根尽きたような有様で身動きが取れないらしい。
「ミラがそうなったのは俺のせいだからな。午前の内に復活してくれればいい。それとも血を舐めるか?」
「いいえいいえそんな勿体ないことを!」
「ほんの数滴が勿体ないこともないだろう」
「そういうわけでは、はうぅっ!?」
男が女の体を仰向けにひっくり返すと、開かせた口へ唾を垂らした。
既視感がある光景だった。
昨夜、何度も同じことをされたのを思い出した。
癒やされて乾いて、欲しがる自分に血の混じった唾を何度も垂らしてくれたのだ。
「あふぅ……♡」
女は恍惚と甘い声を上げ、幸せな夢に浸るがために目を閉じた。
自分と同じ吸血鬼なので睡眠は不要だしそもそも眠れないはずなのだが、例外はある。昨夜の自分がそうだった。
過度な緊張から開放されて精神が弛緩し、意識を集中することが出来なくなった。
人間のように眠っていたわけではないが、傍目からは同じようなものにしか見えないだろう。
意識が曖昧でいる間は周囲の環境を把握出来ないのも睡眠とよく似ている。
「さて、キーノ」
「はい!」
キーノは元気よく返事をした。
短い付き合いでも、この男は決断が非常に早いのを身をもって知らされた。その上決断を実行するのに躊躇しない。つまらない一瞬の戸惑いで、何が起こるのかわからないのだ。
「昨夜の話を――」
「あら? 今朝は随分とお早いのですね」
「ああ、おはよう。今日はしてもらわなくて大丈夫だよ」
「昨夜はいらっしゃるご予定とお聞きしていたのでそのつもりはありませんでしたわ。ですがいらっしゃらなかったのですね。残念です。ミラに先を越されてしまいました」
「そのつもりじゃないなら朝早くから何の用だ?」
「お兄様の寝顔を拝見に参りました♡」
薄手のネグリジェを着たお嬢様がノックもなしに入ってきた。
断りもことなくベッドに上がり、豊満な体を男に擦り寄せる。
すっと、こちらを一瞥された。
「起きていらしたのでしたら話しておきたい事があります。お兄様の本日のご予定ですが」
「少しだけ向こうの様子見に行ってくる。後は昨日と同じように資料作りを」
「それはお休みにしてください」
「まだ一割しか出来てないんだぞ?」
「私とルプーだけではお兄様のペースにとても追いつけません。昨日の分もまだ終えていないのです」
「……まあ、他にもすることはあるからそっちを進めるよ」
「そう為さってくださいませ。それよりも……、大丈夫なのですか?」
お嬢様からまたもちらと一瞥された。
「キーノに二つ聞こう。アルベド様は?」
「お美しい」
「アインズ様は?」
「……割と偉大?」
「そこは、とても偉大、だ」
「でも昨日のご主人様はアインズ様のことはあまり話さなかった、と思う」
「ご主人様?」
お嬢様が割り込んできた。少し面白い顔をしている。
先日までお前呼ばわりしていたのが突然ご主人様なのだから面食らっているのだろう。
「ミラがご主人様ご主人様言うから移ったんだ……。今更他の言い方をすると変な感じがする」
昨夜のことだけでなく、吸血鬼同士の語り合いでもミラの言う事はほぼほぼ全てがご主人様賛美だった。
お嬢様や神官やあの元悪魔メイドは兄呼ばわりしてるようだが、彼女らよりもミラと一緒にいた時間のほうが圧倒的に多い。
「問題ないのでしたらこれまで通りイビルアイ様はお兄様にお任せいたします」
「違うな」
「何が違うのですか?」
「イビルアイは冒険者でいる時の通り名だ。仮面を外して冒険者の肩書も下ろしている時は違う。キーノだ。そうだろう? キーノ・ファスリス・インベルン」
「はい!」
キーノは間髪入れずに元気よく返事をした。
■
昨夜、アルベド様はお屋敷にいらっしゃらなかったのだ。
前回訪問時に起こったG-Shockがショックであったようで、当分来ないと仰っておられたのは動揺を誘われて出てきた言葉ではないらしい。さすがのアルベド様は有言実行のお方である。
ぽっかりと空いてしまった時間を、イビルアイにあてることにした。
エンゲージリボンの効果で正気を失くすレベルで欲情していたのを散々慰めてやったのだ。
吸血鬼なのに脱水症状を起こして死ぬのではなかろうかと思わされ、頻繁に血を舐めさせて体力を回復してやった。途中からミラの爪を借りて指を切るのが面倒になり、舌を噛み切って血の混じった唾を飲ませた。
ミラに言わせるとご主人様の血は別の意味で逆効果と言っていたが、吸血鬼の体力を回復する手段が他にないのだから仕方ない。
イビルアイを慰めるのに使ったのは手指だけ。
けどもアルベド様がいらっしゃるのを見越して体を整えていた。そちらの解消にはミラを使った。全ての穴を二回ずつ使って、最後に放ったのをイビルアイに舐めさせた。直にではなく、ミラが指ですくったのを口に運ばせた。
エンゲージリボンの効果が失われ、自由に動けるようになったイビルアイはベッドに深く身を沈め吸血鬼にあるまじき眠りについてしまった。
イビルアイを開放したのは、色々と教え込んだのがちゃんとわかったようなのもあるが、一番はまともな会話が困難になってきたからだ。さすがはアルベド様が創造為さったアイテムである。効果が絶大過ぎた。
なお、日中は忘れずに帝都へ顔を出した。
そこで神妙な顔をしたシクススから「ソフィー様が家出してしまわれました」と報告を受ける。二日続けての家出である。あの娘は一体何をしているのか。
どうやら前日の夜に発ち、エ・ランテルに向かったようだ。
アンデッド馬が牽く馬車を使っているので、旅路が順調なら昨日の内に到着しているはずである。しかし、昨日から更に一夜明けた今朝になってもソフィーが来たとは聞いていない。
どうやらどこぞで寄り道しているのだろう。ソフィーとお供のジュネについては全く心配していないが、帝国へ迷惑を掛けないかどうかは心配だ。事あらば監督責任が問われてしまう。
面倒を起こさず帝都に戻っていて欲しいものである。
▼
ソリュシャンはキーノが見守る中、愛しのお兄様へたっぷりと口付けを送ってから、朝食で待っていると言って部屋を出ていった。
「さて、ソリュシャンが来て途切れたが、キーノは昨夜の話を覚えてるか?」
「覚えてると言いたいが……、あまり自信がない。どの話だ?」
「キーノの態度が変わったことについてだ」
「うっ……。覚えてるが……、あまり言わないでくれ……」
プライドを捨てたところで怪我もしなければ病気にもならないし死にはしないと知っている。これと言って腹が減ることもないので気にしない男だ。
しかし、キーノの態度が急変したのは疑問だった。
どうしてそうなったのか、色々している間に尋ねていた。
「あれは……」
言いさして、キーノの頬が赤くなっていく。
散々な事をしてしまった事については何度も謝った。
それとは別に、男の言葉から朧気な昨夜の記憶を刺激され、思い出すことがあった。何を言ったか覚えている。
キーノの態度が硬化したのは、男がソリュシャンといたしている所を見てしまったからだ。心を許しかけた男が他の女とあんな事をして、酷く裏切られたように思った。
しかし、正気を失いかけた状態でそんな事を詳らかに説明出来るわけがない。キーノは極々単純な言葉で答えていた。
「ちゃんと覚えているならいい。さっき聞いたように今日は時間が出来たようだ。空いた時間でキーノの練習をしようか」
「練習?」
「したいんだろう? 俺をその気にさせる練習だ」
昨夜のキーノは、男がソリュシャンと寝ていたからだと答えた。
自分はしてもらってないと言った。
自分にもして欲しいと訴えた。
「でも……どうすれば?」
シーツを体に巻きつけて、上目遣いに男を見る。
強者であるイビルアイは、男をその気にさせる術を何も知らないのだ。
イビルアイのままであったら、こんな提案は一蹴していた。しかし、イビルアイはもういない。ここにいるのは少女のまま長きを生きたキーノ・ファスリス・インベルン。
イビルアイがキーノに戻ってしまうほどに、二日間の拘束と昨夜の体験は衝撃だった。
「そこは俺が色々教えよう。俺は着替えてから朝食をとってくる。キーノはその間に……、まずは部屋の外に出られる格好になってくれ」
「うぅ…………」
裸でいるのは同じでも、キーノは股間から太ももが何かしらの液体で湿っている。
恥じらうキーノに男は柔らかく笑いかけると、キーノの顎に手を添えた。
俯かせた顔を上向かされ、キーノはきゅっと目を閉じた。
昨夜の男はミラと何度もしていたが、自分は一度もされていない。血が混じった唾だって、直接ではなく垂らされて飲まされた。
今度こそと期待と覚悟を決めたキーノの額に、柔らかく触れるものがあった。
「行ってくるよ」
「………………いってらっしゃい」
ベッドから降りた男を、キーノはのぼせた顔でぽうっと見つめた。
のぼせた頭に、漆黒の英雄は影すら過ぎらなかった。
迷走するのは取捨選択しないと長くなりすぎるからぽいです
多分次回も何書けばいいのだといい加減唸る気がします
イビルアイ編は毎回こんなん
おそらくは最後の吸血鬼枠で唯一の金髪ロリだからでしょう
エントマは
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可愛いので癒やし枠
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きっとぴゅあなので癒やし枠
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肉食なので(性的に)食べに来る
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可愛いので(性的に)食べられる
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まかせる