※この作品はR-18です。

アルベドのお食事   作:dolph

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本話約10k
蒼薔薇のエピローグ的な何か


ラキュースの秘密

「ゴボッ!! ラキュース、おまえ!」

 

 彼の手から酒盃が落ちた。絨毯に溢れたワインはシュウシュウと白い煙を上げる。焦げ臭い不快な臭いが漂った。

 目論見通りの結果を得た私は開放と復讐の喜びに自然と微笑んでいた。

 

「最後のワインは美味しかったかしら?」

「ゲホ……、きさま……、グゲぇっっ!」

 

 口を開けば言葉の代わりに血が溢れ出る。

 胸を掻きむしって必死で吐き出そうとしているがもう遅い。このまま苦しんで死ぬことだけが唯一の道。

 

「ゲホゲホ…………」

「もう言葉も話せないようね? どうしてこんな事になっているのかあなたにはわからないでしょう。私はあなたを愛していたし、あなたも私を愛していた。その私から毒を盛られるのはどんな気分?」

 

 二人きりの晩餐で、給仕を勤めていたのは私。彼のグラスに毒を入れるのは簡単なことだった。

 苦労して毒を手に入れてからこの日が来るのをどれほど待ち望んでいたことか。

 

「あなたは勘違いしていた。私があなたを愛したのはあなたに疑われないため。あなたが警戒を緩めて私に気を許すようになるまで半年はかかったかしら?」

「…………」

「その間、ずっと考えていたわ。どうやったらあなたに復讐出来るかって。苦しくても私の声が聞こえてるでしょう? 返事をしなさい」

「ぅ…………」

 

 声は出ないようだ。口からは青く変色した血が溢れている。返事の代わりに、彼は早くも虚ろになった目を瞬きさせた。

 

「私はあなたを愛していた。でもその始まりは? あなたは私の家族を人質にとって私の自由を奪ったのよ。私には愛よりも自由が尊かった。家族を奪い、私から自由を奪ったあなたが憎かった。この身を引き換えにしても破滅させてやりたいくらいに憎かったの」

 

 神々しいまでに美しい美貌は最後の輝きを発していた。

 白皙は血の気を失いより白く。血の赤が浮かんだ左目は、血が変色したことにより右目の青より澄んだ蒼に。

 

「まだ死んじゃ駄目よ。あなたには最後まで付き合う義務がある。あなたの栄華がどうやって破滅するのか、その目で見届けなさい」

 

 燭台の炎が私の身振り手振りに煽られ影が踊りだす。

 私は燭台の一つを持ち上げ窓に向かって放り投げた。小さな炎がカーテンに移りあっという間に大きな炎となって、大きくなった私の影を彼の上に落とした。私の影に溶ける彼は、まるで私の一部になったようだ。

 炎が回る。

 カーテンを焼き尽くした炎は天井に燃え移り、四方の壁は炎に包まれて、

 

 

 

 

 

 

 ノックの音が響き、ラキュースは執筆を中断した。ノートを閉じてペンを置き、来客を迎えるために立ち上がった。

 

「開いています。どうぞお入りください」

 

 お屋敷の若旦那様の世話をすることになってしまったラキュースは、立場としてはメイドになったが他のメイドたちとは役割が大きく違う。

 まず、屋敷の維持管理のために駆け回る必要はない。せいぜいが自分の部屋を掃除するくらいで、それだって頼めばお屋敷のメイドがラキュースを遥かに越えた腕前で綺麗にしてくれる。

 ラキュースはこれでも貴族の令嬢であって、行儀作法は様になっている。メイド教官からそのあたりの指導を受ける必要がない。

 結果、空いた時間が相当に出来てしまった。剣を振り回せれば鍛錬にも時間潰しにもなるのだが、今のところ認められていない。

 一人部屋を与えられたので出来ることはないかと空想小説の執筆を始めたら意外にも楽しく、一日三時間は机に向かって執筆をする毎日になった。内容はお屋敷の若旦那様を刺したり毒を盛ったり閉じ込めたり、散々な目に遭わせるものばかりである。

 

 ラキュースがドアを開いて迎えた面々は、ラキュースもよく知る女達だった。

 

「リーダー元気してた?」

 「リーダーじゃなくてラキュースと言うべき」

「ずっと閉じこもっているのか? 出てはいけないわけではないんだろう?」

「あなたたちねえ…………。よくも私の前に顔を出せたものね!!!!」

 

 猛るラキュースに、三人は顔を引き攣らせた。

 三人がラキュースを嵌めたから、ラキュースはお屋敷に囚われる事になってしまったのだ。

 

「あれは不幸な事故だった。凄い爆発だったが怪我人が出なかったことを喜ぶところだろう」

「事故!? 事故ですって!? あなたたちが何かしたのに決まってるでしょう!!」

「いやそのそれはそのそれよりティアティナ! あれを出せ!」

「ラキュースがメイド服とか新鮮過ぎる」

 「鬼リーダーとか鬼ボスとか思ってたけど違和感が仕事してない」

 

 ガーっと吠えるラキュースは鬼リーダーであった頃の片鱗を見せるが、身を包むのは全身鎧ではなくメイド服である。ラキュースはお屋敷の一員にされてしまったが客分ではなくメイド扱い。お嬢様らしいドレスなどは与えられず、他のメイドたち同様にお仕着せを着る羽目になっていた。

 ただし、ヘッドドレスはレース付きカチューシャなどのホワイトブリムではなく、青薔薇のコサージュとなっている。

 

「私をからかいに来たのね!」

「いやそうじゃなくてだな……。ティアティナいい加減にしろ」

 

 ラキュースの周りをくるくる回っていた二人はキーノの一喝でドアの前に退避した。二人掛かりで持ってきた大荷物があるのだ。

 

「私達は遊んでたわけじゃない」

 「盗まれたラキュースの装備を取り返してきた」

 

 取り出したのは銀色に輝く胸甲に手甲と脚甲。いたるところにユニコーンの装飾が施されている。これぞラキュースが愛用していた全身鎧「ヴァージン・スノー」である。

 愛用の品が返ってきたのに、ラキュースは難しい顔を見せた。頬がちょっぴり赤くなっている。

 

「そこに置いておいて」

 

 ラキュースの態度を見て、ティアとティナは悟った。二人顔を見合わせ、深く頷いた。

 

「その前に本物か確かめるべき」

 「私達じゃ装備出来ない。ラキュースが装備して確かめて」

「い、いいわよ……。後で確かめるから」

「もしも偽物だったら一大事」

 「すぐ出来ることを後にするのはよくない」

 

 ティアもティナも、ヴァージン・スノーの装備条件を知っている。

 装備するには乙女でなければならない。言葉を変えればヴァージン。処女のことだ。

 

「装備出来ない?」

 「もしかして偽物?」

「馬鹿な。偽物のわけがないだろう」

 

 キーノたちが隠して保管していたのだ。偽物のわけがない。

 ラキュースも長く使っていた鎧なのだから、本物か偽物は一目でわかる。装備出来ない理由があった。

 

「これはやられたね」

 「うん、やられたね」

「何をやったんだ?」

 

 ティアが左手で輪を作り、ティナが右手の指を三本立てる。輪に指を抜き差しするのを、ラキュースは真っ赤な顔で怒鳴りつけた。

 ティアとティナは怒られて然るべきである。先を越されたと知ったキーノは震えていた。

 

 

 

 ラキュースが凄い剣幕で三人を叱りつけて鬱憤をぶつけてから、ようやっと近況を話し合った。

 三人は王国の冒険者を辞め、魔導国の冒険者になる手続きを始めた。魔導国だけでなく王国の冒険者ギルドも関わる事なので少し時間がかかるようだ。ガガーランは起きてる時間が少し長くなってきた。

 ラキュースは借金返済のためにお屋敷に勤める事になってしまった。返済額は金貨二万枚。月給は金貨十枚。

 話を聞いた三人は複雑だ。借金で縛り付けられるのは哀れだが、三人の胸中にあるのは真逆。ラキュースはここに永久就職するつもりか、である。

 

「それでラキュースはご主人と上手くいってるのか?」

「上手くも下手もないわ。身の回りの世話って言ってもメイドがたくさんいるし、私の仕事はほとんどないもの」

「ラキュースの仕事はこーいうの着けること?」

「勝手に漁らないで!!」

 

 開いたクローゼットの前に立つティアは、手に小さな布切れを広げていた。

 色は黒。微妙に透けて、布越しにティアの顔が見える。細長い三角形をしており、頂点の角度はかなりエグかった。更に後ろは紐状だ。

 言うまでもなくパンツである。下着である。これをつけてもはみ出ないよう手入れをすることがラキュースに義務付けられた。

 

 「こっちはこっちで凄いの書いてる」

「だから勝手に見ないでって言ってるでしょう!」

 

 ティナは机の上にあるノートを開いていた。

 とりあえず若旦那様が酷い目にあって死ぬ小説である。

 

 「こんなの書いて怒られない?」

「……ソリュシャン様もルプスレギナ様も知ってるわ」

 

 ラキュースは立場上メイドなので、様を付けて呼ぶよう命じられている。

 二人はラキュースが書いている小説を知っているどころか、若旦那様に朗読させる。

 自分が只管に死ぬ小説を読まされて、若旦那様がげんなりとした顔をするのは見ものだった。若旦那様にベタベタしている二人でも、心には何かしら思う所があるのだろう。

 そんな小説をいやいやながらも要望に応えて朗読する若旦那様は、思ったより人が良いのかも知れないと思ったラキュースである。

 

「勝手に見ないで。あった所にちゃんと戻して」

 

 ティナからノートを取り返し、机の引き出しに仕舞う。

 ティアにパンツを仕舞わせると余計なことをしそうだったので、こちらも取り返してラキュース自身の手で戻す。

 

「私のものって言うならキリネイラムは? 取り戻せないの?」

 

 ラキュースのメイン武装である魔剣キリネイラムは、伝説に歌われる十三英雄が装備していた四大暗黒剣の一つ。ラキュースの暗黒面である影羅を呼び覚ましたとても大切で貴重な逸品だ。

 

「交渉中だ。少し時間がいる」

「その内取り戻すから安心して待ってて」

 「どこにあるかは把握してる。問題ない」

 

 ラキュースの目はとても白い。装備を隠したのは三人だと確信している目だ。

 しかし、それを言った所でどうにもならない。いざ戻ってきたにせよ、今まで通りに冒険者として活動するのは難しい。冒険者に戻って良いと言われたって困ってしまう。冒険者以外の方法で借金を返せるのだから、わざわざ不確実なものに手を出す必要はない。それにそんな事をすれば一緒の時間が減ってしまうではないか。

 

「兎も角、若旦那様への借金は私の問題なんだからあなた達は手を出さないで」

 

 強引に話を打ち切ったラキュースを、今度は三人が白い目で見る。

 確かにラキュースは大変な目に遭った。その結果、蒼の薔薇の中で一番の勝ち組に躍り出たのではなかろうか。

 本人も自覚があるようで、頬がうっすら染まったままでいる。

 

「それよりお嬢様たちにご挨拶はした? お忙しいみたいだけどそのあたりをきちんと通さないと煩いわよ?」

「ここには真っ直ぐ通されたからな。これからだ。ご主人の顔も見たい」

「ご主人? 若旦那様のこと? あの人は――」

「待った」

 「それなに?」

 

 ティアがラキュースの左腕を捕らえ、ティナがメイド服の袖を捲る。ラキュースの左手首に、金色のブレスレットがあった。

 遠目には細いゴールドブレスレット。近くで見ると金糸を編んだ物と知れる。更に目を寄せれば金糸と白く細い糸が精緻に編まれ、編み目が幾何学的な紋様を形作る。

 貴金属の重量で言えば大したものではない。しかし細工の妙には目を見張る。相当に高価なものではないだろうか。

 

「あの人が手慰みに作ったのを貰ったのよ。もういいでしょ。早く行くわよ!」

 

 ラキュースは嬉しいのを噛み殺しているような怒っているような。さっきよりも顔が赤いのは照れているのか。

 今度こそ話は終わりと、ラキュースは三人を部屋から押し出しドアを閉めた。

 エプロンドレスのポケットから取り出した鍵を鍵穴に差し込みカチャリと捻る。ドアの鍵は自分ともう一人しか持っていないので、これで誰も部屋に入れなくなった。

 

「この時間のソリュシャン様とルプスレギナ様はお仕事をしていると思うわ。邪魔をすると怒られるから本当に挨拶だけね」

「わかった」

「お嬢様たちに用はない」

 

 三人を先導するラキュースは歩きながら説明をする。返事が一つ足りない。振り返ると一人欠けている。

 

「ティアは?」

「ティアは私」

「それならティナは?」

「おしっこに行ってる」

「……ああ、そう」

 

 まともに取り合うと疲れること甚だしい。

 ラキュースは頭を触って案内を再開した。

 

 

 

 ラキュースたちが長い廊下の向こうに消えるのを待って、物陰に隠れていたティナはラキュースの部屋の前に戻った。

 ドアノブを捻れば問題なく開く。ラキュースの目が反れた僅かな時間に、ティナは鍵が掛からないよう鍵穴に細工を施したのだ。

 

 (調べるから任せた)

(了解)

 

 ティナはハンドサインを使って自分の不在を誤魔化すようティアへ伝えていた。

 

 ラキュースの部屋に入ったティナは内側からドアの鍵を閉め、机に向かう。引き出しを開けて中身を取り出したら、机から引き出しそのものを引き抜いた。底板を叩けば音が軽い。中が空洞になっている。

 

 ラキュースがノートを仕舞った引き出しに違和感を覚えたティナは、違和感をそのままにしておかなかった。それこそがティナの本業なのだから。

 仲間の秘密を暴くのに良心の呵責はない。この程度で傷む良心は最初から持ってない。それに今のボスはラキュースではなくお屋敷の若旦那様である。好奇心も大いにある。

 

 引き出しは二重底になっていた。

 開けるのに鍵などは必要なく、窪みに指を引っ掛ければ簡単に秘密が現れる。

 そこには一冊のノートが隠してあった。

 ティナは容赦なく、ラキュースが隠していたノートを開いた。

 

 

 

 

 

 

   ▽月○日

 

 今日もしてもらっちゃった♡

 

 私が下になってあの人が上になるのを正常位って言うみたい。基本中の基本なんだけどヴァリエーションがたくさんあって、私の脚の開き方で大分違う。締まり方が違うって言ってた。私の方も当たる場所とか角度が違って感じる。

 私が下になるのは同じでも私が手と膝をついて後ろからするのは後背位。バックとも言うらしい。後ろからされるとお尻の穴に指を入れられちゃって凄く恥ずかしい。あの人は私はお尻の穴の素質があるって言ってたけど本当かしら? 恥ずかしいけどちょっと良いなって思うから本当かも知れない。でもでもお尻の穴にぬるって入っちゃったのは私のお尻がゆるいんじゃなくてヌルヌルした薬のせいだって知った時はちょっぴり頭に来た。私のお尻はゆるくないもん!

 初めての時ほどじゃないけどこの日も血が出ちゃって治癒魔法を使う。あの人とエッチしちゃうと凄く良くて幸せだけど体はちょっときつかったり。信仰系魔法が使えて良かった。

 終わった後は教えられた通りにお口で綺麗にする。そうしたらまた大きくなっちゃってそのまま二回目♡

 一回目より激しくて私もエッチなことをいっぱい言っちゃった気がする。いつもなら言えないことが言えちゃうんだからなんだか不思議。あの時の私は私じゃないみたい。でもあの時の私もやっぱり私なのは間違いなくて、どんな事をしちゃったかちゃんと覚えてる。その時のことを思い出すと

 思い出したらおかしな気分になっちゃって日記を書いてる途中だったのに一人でしちゃった。自分でするのは初めてだったけどちょっと良くなれた。あの人にしてもらうほどじゃなかったけど。

 シーツにシミが出来なくてよかった。今度からはタオルを敷いてしよう。

 

 

 

   ▽月△日

 

 今日は失敗。思い出すとちょっと落ち込む。

 

 あの人が書斎でお仕事をしている間、机の下に潜って口でしろと言われた。大きくするまでは早かったけど、そこからは時間が掛かった。ただキスをしたり舐めたりするだけじゃダメみたい。しゃぶれって言われてその通りにしてみたし、お掃除の時みたいにちゅうって吸ったりしたけどダメだった。

 一時間はしてたけど全然出なくて、あの人はミラさん(様の方がいいのかしら?)と交代するように言った。

 ミラさんは吸血鬼で牙があるから私より大きく口を開いてた。口に入れて頭を振るのは私もしてたから、きっと舌の使い方に工夫があると思う。ミラさんは十分くらいで終わりにしてた。私に見せつけるように口からあれを手のひらに垂らして、じゅるじゅる吸って舐めとってた。

 悔しかった。私もお口で出来るように練習しないと。

 悔しいけど何かポイントがあるなら教えて欲しいと思ってミラさんに聞いてみたんだけど教えてくれない。あの人も自分で工夫してみろって言う。ジュネがいたら指導させてもいいって言ってたけどジュネって誰だろう?

 

 お口では出来なかったけどしてもらえた♡

 でもまた失敗。今日は失敗しちゃったから素直になって甘えるようにしたのが良くなかったみたい。あの人はちょっと気が乗らない感じで私に上になれって言った。

 あの人が下で私が上になるのが騎乗位。言われてみると馬に乗っているのと同じ姿勢ね。上になるのなんて初めてだから上手く出来なくて時間が掛かっちゃって、最後は後ろからされちゃった。後ろからされるとやっぱりお尻の穴をいじられて、今日は指が三本入っちゃったみたい。そろそろ入れられるなって言ってたけど本当にお尻でしちゃうの?

 そして終わった後はお掃除。これが最悪だった。今日は素直で従順でいようって思ってたからあの人に言われたことは何でもしちゃってて、それでお掃除の時に飲まされた。あんなの飲ませるなんて信じられない!

 あの人は私がちょっと反抗的なくらいが好きみたいだから明日からはそうしよう。でもまた甘えたくなっちゃったらどうしよう? また飲まされちゃうのかな。

 

 

 

   ▽月●日

 

 今日はなかった。

 

 

 

   ▽月▲日

 

 今日もなかった。

 

 

 

   ▽月■日

 

 今日もなかった。

 でも夜になったら部屋に来るように言われてる。これってあの人の部屋で、そのままお泊りよね?

 あの人の部屋でするのは初めての時だけだった。それからは私の部屋だったり書斎だったり。

 しかも夜。朝まで一緒♡ あの人としちゃうと一回だけですごく疲れちゃうんだけど、私は治癒魔法が使えるから続けてでも大丈夫。治癒魔法が使えて本当に良かった。

 

 

 

   ▽月□日

 

 謎は全てこのラキュース・アルベイン・デイル・アインドラが解いたわ!

 

 昨夜のことは一先ず措いて朝のこと。

 あの人に呼ばれるのはいつもお昼過ぎで午前中は最初の時だけだった。どうしてだろうと思ってたら、朝早くからあの人のベッドにソリュシャン様が忍び込んできたの!

 ソリュシャン様の格好は裸よりいやらしいネグリジェだった。あの人のおちんこをとても美味しそうにしゃぶってた。おちんこは長くて私じゃ半分とちょっとしか咥えられないのにソリュシャン様は平気な顔をして根本まで咥えてた。喉が突かれて苦しくないのかしら? 私にも聞こえるくらいジュプジュプっていやらしい音がして、ソリュシャン様は綺麗な金髪を揺らしながら頭を上下に振る。あの人が小さなうめき声を上げるとソリュシャン様の動きも止まって、出たらしいことがわかった。ソリュシャン様のお口がおちんこから離れても一滴もこぼれなかったから全部飲んじゃったんだと思う。

 それからソリュシャン様はあの人に添い寝をして、大きなおっぱいを押し付けていた。私も小さい方じゃないけどソリュシャン様にはとても敵わない。ソリュシャン様はあの人の耳に色々囁いてて、おちんこを優しく撫でてた。あの人はまた大きくしちゃって、お口でするのかなって思ったらソリュシャン様は上に乗ったの! 騎乗位で大きなおっぱいをぷるんぷるん揺らして凄い迫力だった。

 ソリュシャン様はあの人をお兄様って呼んでたけどやっぱり実の兄妹じゃなかった。血の繋がった兄妹であんなことするわけないものね。

 あの人は二回出しちゃった。朝からソリュシャン様があんな事をしてたから、午前中に呼ばれることはなかったってわけ。

 でもそうなると、午前中に呼ばれない日は毎朝ソリュシャン様があの人のベッドに来てるってこと?

 あの人って一日何回してるんだろう? 男の人ってそんなに何回も出来るものなの? それともあの人だけが特別なの?

 謎は全て解けたと思ったら新しい謎が生まれてしまったわ。

 

 昨夜はエッチを始める前にあの人からプレゼントされちゃった♡

 すごく嬉しいけど、綺麗なものなんだけど、どうしてこんなものを選んじゃったのかよくわからない。手慰みって言ってたから最初から私に贈ろうと思ったんじゃなくて何となく作り始めたのかも知れないけど。知らなければすごく良いものに見えるから嬉しいのは嬉しいのだけど、やっぱり複雑。どうしてそれなのって思っちゃう。

 あの人からプレゼントされたのは金糸を編んで作ったブレスレット。細くした絹糸で繋いであって凄く精密な作り。もしもこれと同じものを宝飾細工職人に頼んだら何ヶ月掛かるだろう。作りが細かすぎて作れないかも知れない。それくらい見事な逸品。

 なんだけど、実は、材料が、本当は金じゃない。

 あの人は体毛加工のノウハウが貯まったから試しでやってみたって言ってた。

 これ、私のあそこの毛を使って作ったみたい。初めての時に全部剃られちゃったあそこの毛をとっておいて、綺麗に洗浄してから色々な処置をして絹糸と一緒に編み込んだらしい。

 絹糸もあそこの毛も本当に細くて、どうやって編んだのかわからないくらいに凄いんだけど、どうしてあそこの毛を使っちゃったの。せめて髪の毛を使ってくれれば良かったのに。

 元はあそこの毛なんだけど、完成してから表面に薄く保護液みたいなのを塗ったらしくて、本当の金みたいな艶がある。触ってみると羽毛のように(っていうか毛なんだけど)柔らかい感じがするのに表面は意外に硬くなってるようで簡単には傷がつかないって言ってた。

 凄く嬉しいんだけど、どうしてあそこの毛を使っちゃったの。知らなければ心から喜べたのに。

 昨日じゃなくて今日のことになるけど、ブレスレットをソリュシャン様とルプスレギナ様に見られて問い詰められた。正直に答えると今度はあの人が問い詰められてた。きっと何か作って上げる事になると思う。

 

 それで昨日の夜は、

 

 

 

 (だらだらと昨夜のことを連ねているのでティナは大雑把に読み飛ばす)

 

 

 

   ▽月♡日

 

 そろそろお尻でしようって言われて困っちゃう♡

 

 あの人のおちんこが全部入るようになっちゃった♡ 毎回ちょっとずつ血が出てたけど今日は出なかったの♡ 少しずつ私のおまんこが深くなっちゃったのかな♡ 治癒魔法使えて良かった♡

 エルフのおまんこは最初から深くて久し振りにしたくなったって私の前で言うのはバッテン! でも許してあげちゃおうかな♡

 あの人ったらいつも私のおまんこの中に出しちゃうからこのままだと絶対赤ちゃん出来ちゃう♡ 絶対生みたいけど、あの人ともっとしたいから悩んじゃうな。

 もうすっごく幸せ♡ あんなに色々してくれるんだもの♡ キーノたちが言ってたのもわかる。

 あの人は一回金貨二百って言ってたから、このペースだと三ヶ月は掛からない。あの時お金なんていらないって言って本当に良かった。

 

 たまにはソリュシャン様やルプスレギナ様みたいに好き好きアピールしたいんだけど、あの人が私に求めてるのはちょっと反抗的なラキュースだから我慢しないといけない。

 始めちゃったらそんなの忘れちゃって色々なこと言っちゃってるけど仕方ないわよね♡

 

 ルプスレギナ様のアピールって書いて気付いた。やっぱりあの人はルプスレギナ様ともそうなのよね? ソリュシャン様とはこの前見たし、ミラさんがフェラチオしてるのも見たし、メイドのシェーダ(?)さんのお尻撫でてるの見たし、ティアとティナとキーノもあんな事言ってたから三人もきっとそうだし。一体何人いるの!?

 

 でも仕方ないかなって思っちゃう。一日にあんなのを何回もされちゃって、それが毎日だと治癒魔法が使えても体が保たない。体が保っても心がすごくふわふわしちゃうから日常生活が送れなくなる気がする。

 今日だって夕食の前に私のベッドでされちゃった♡

 でもちょっと困ったことがある。つるつるにされちゃったあそこの毛がちょっぴり生えてきて触るとチクチクする。正常位ですると気になるからって後ろからされちゃうの。後ろもいいんだけど、後ろからだといつもお尻の穴を触られちゃう♡

 その内脱毛剤を用意するからそれまではちゃんと手入れをするようにって言われちゃった。全部は剃らないでエッチなパンツの外側だけ。中は伸ばして適当な長さになったら切ってくれるって。

 伸びてきたら一緒にお風呂入ってくれるって♡ 今から楽しみ♡

 

 されるばっかりじゃなくて私も頑張らないとダメね。

 まずはお口に出してもらうように練習するつもり。指をしゃぶってふやけるまでペロペロしてるんだけどもっと太くて長いのないかな。ミラさんは聞いてくれないし、あの人に聞くのは教えてくれそうだけど私のキャラクター的にちょっとまずいし、ソリュシャン様はすごく上手みたいなんだけどこんな事聞いていいかわからないし、ルプスレギナ様なら気軽に教えてくれそう。ずっとお忙しそうだから時間がありそうな時に聞いてみようかしら。

 

 

 

 

 

 

 ティナは読むに耐えないラキュースの日記を閉じた。




そんな気はしてましたが文字数気にしない人が大多数
気にせずマイペースで書いてきます
本作最初の方は3〜5k字だったもんですが

アンケートは細かくキャラを上げると大変なので大雑把に
とりあえず次話は一旦帝都の予定

次に行って欲しいとこは

  • エ・ランテル(お屋敷組)
  • エ・ランテル(その他組)
  • 帝都残留組
  • ナザリック勢(カルネ村含む)
  • まかせる
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