本話16.5k字
ベッドに寝かされた男に吸血鬼たちが群がってくる。
「相談役様、どうぞこちらへ」
「椅子の方が良いと思うんだが」
「椅子では全員が上がれません、相談役様」
「それはそうだが」
「相談役様のお召し物をお預かりいたします」
「腕のマッサージで下を脱がす必要はないだろう」
「ご冗談を仰られては困ります、相談役様」
「相談役様は」「相談役様に」「どうぞ相談役様」
「ううぅるさぁああーーっい! お前ら黙れ!」
シャルティアの怒声が轟き、ヴァンパイア・ブライドたちは口を噤んで動きを止めた。
以前のシャルティアであったら、この時点でヴァンパイア・ブライドの首が一つ二つと飛んでいる。今や驚いたり恐縮している者はいるが、害される事に怯える者はいない。以前のシャルティアとは違うのだ。
とはいえ、シャルティアを軽んじる者もいない。皆、居住まいを正して拝聴の構え。
「相談役じゃない! お兄ちゃんだ!!」
シャルティアはババーンと言い放った。
折角エッチな格好をして好い事をするところなのに、相談役相談役言われたら興醒めだ。それではアルベドの紐が付いているようではないか。
「お兄ちゃんが言い辛ければ、『お兄ちゃま』でも『お兄たま』でも『お兄様』でも『兄上様』でも『にい様』でも『おにいたん』でも『あにぃ』でも『あに君様』でも『あにくん』でも『アニキ』でも『にぃにぃ』でも『おにぃ』でも『あにちゃま』でも『にいや』でも構いんせん」
シャルティアの創造主であるぺろロンチーのに姉萌えはなくても妹萌えはある。シャルティアにはその全てが注ぎ込まれている。
「ではおにいたん、ズボンを脱がしますので脚を伸ばしてください」
「お兄ちゃまは気を楽にしてください」
「にいやは私どもにお任せしてくだされば良いのです」
「わかったよ」
どうしてそれを選ぶのかと思いながら、女達からされるがままに服を脱がされる。
「ふん」
ちょっぴりご機嫌斜めになったシャルティアだが、準備が整いつつあれば気分が上がってくる。
腕が上手く動かないようであの指技がお預けになってしまうのは残念だ。それでも出来ることはいっぱいある、と思ったところで閃いてしまった。
いつもあの指であへあへにされてしまう。しかし、今夜はお姫様抱っこ耐久により封印。あへあへにされることなく、冷静に行動出来る。
されないのなら、してやればいい。したくなるように仕向けるのは簡単なことだ。アドバンテージはこちらにある。
「くふ」
シャルティアの口角が釣り上がる。
おバカと言われることがあっても、シャルティアは本当はおバカではない。知恵の使いどころが間違っているだけなのだ。
男は広いベッドの真ん中に座らされた。
両足を伸ばし、腕は前に突き出しているので上半身が後ろへ倒れそうになるのを、後頭部が柔らかなヘッドレストに包まれる。
「にぃにぃは遠慮せず私の胸に寄りかかってください」
「あにくんの腕は私達がお揉みします。痛むようでしたら仰ってください」
背後には膝立ちとなった女が男を支える。
左右からは別の女達が突き出された腕をさすり始めた。筋肉痛解消のマッサージなどはしたことがない女達であるが、優しい愛撫は毎日欠かさず行っている。その応用で、的確とは言えなくともマイナスの効果はなさそうだ。
どうでもよいことだが、呼び方は統一しないらしい。むしろ呼ぶ度に呼称を変えている。どれが良いか試しているところなのかも知れない。
「時間はたっぷりありんす。こいつらに任せておけばすぐに良くなりんしょう。私も毎日させていんすから太鼓判がペッタンでありんすよ」
彼女らの主であるシャルティアは、男が伸ばした脚を跨いでベッドに膝をついた。
ジャケットもシャツもズボンもパンツも全部脱がされ素っ裸にされている。脚の付け根には女達にはない肉棒が項垂れている。
シャルティアが考えた当初の予定では、すぐにでも手や口で大きくさせて始めるつもりだった。
大きくさせるのはいいが、まだまだ始めるつもりはない。
「お兄ちゃんは手が動かないでありんしょう? だから、今夜はシャルティアに任せなんし。たあっぷり夢のような思いをさせてあげんすから♡」
シャルティアは膝立ちのまま男に近付いて、尻をついたのは膝より少し進んだところ。肉棒の先端がシャルティアの股間にギリギリ届かない位置である。
男の股間をチェックしつつ、シャルティアは男の頬を両手で包む。
「相変わらずお兄ちゃんは綺麗な顔をしていんす。本当に人間でありんすか?」
「人間ですよ。シャルティア様と初めてお会いした時から変わらない顔でしょう」
「んーー。自分じゃわかりんせんでありんしょうか? 初めて見た時よりエッチな顔になっていんすよ?」
「エッチな、顔……」
「もうエロエロでありんす!」
「エロエロ……」
エッチでエロエロとは、好色そうな顔ということか。そんな目で女性を見ることは間々あるが、顔には出してないつもりだった。
それなのにエッチでエロエロと言われるのは、かなりの衝撃であった。
衝撃が駆け抜けた数秒後、そんな顔で見るなと言われるまではこのままでいいだろうと自己弁護する。どんな顔だろうと迷惑を掛けなければいいのだ。
「お兄ちゃんはそのままでいいんでありんす」
「そうですか……」
シャルティアに太鼓判を押されても安心材料にはなりそうにない。
衝撃を与えた当人は、顔を近付けてくる。
「本当のところ、目からエロエロビームとか出していんせんよね?」
「出せるわけないでしょう」
「むぅ。そうで、ありんすね……」
太ももに乗ってもシャルティアの方が低い。高さを合わせるべく、ヘッドレストが自動で移動した。
しばし沈黙が流れる。
不意に、前のめりだったシャルティアが体を引いた。
「どうかなさいましたか?」
「何でもないでありんす! 大人しくマッサージされてなんし!」
「……かしこまりました」
ずっと座っているきりで何もしていない。しかし、反論してもシャルティアの機嫌を損ねるだけ。
男は無言で、けどもシャルティアから目を逸らすのも失礼と思い、コルセット姿を鑑賞する。
シャルティアが着けているのはところどころで透けている黒のセクシーコルセットで、本来の機能である体形補正より裸身を飾るものと思われる。
着けているのを見ていたので、ブラジャーのカップ部が取外し可能なのは知っている。
コルセットの下部には白いフリルがスカートのように付いている。股間までは届いていない。股間には、やはり黒のショーツ。当然のように透けている。近付いて目を凝らせば、シャルティアの淫裂が見えるだろう。
ヴァンパイア・ブライドたちは肌が白く衣装も白い。シャルティアの肌も白く、衣装の黒が際立っている。自分の魅せ方をわかっている装いだ。
見られているシャルティアは、下からジロリと睨めつけた。
「やっぱりお兄ちゃんの目はエッチでありんす!」
「いえ、けしてそんなつもりで見ていたわけでは」
「お兄ちゃんに見られるとエッチになるんでありんす!」
シャルティアは、ぐるると唸って舌を打った。
(くっ……! 計算違いでありんす。お兄ちゃんの指がスゴイのは知っていんしたが、まさか見られるだけで濡れてくるとは! これが2,800レベルの実力か! あのアウラにセックスをせがませたのは伊達じゃないでありんすね。これは計画を早めないといけんせん)
至高の美を知るナザリックのシモベたちでさえ見惚れる美貌の男だ。
エ・ランテルや帝都では、本人の知らないところで多数の女たちから懸想されていた。それが色恋沙汰に繋がらなかったのはソリュシャンたちが囲んでいたのもあるが、恋い慕うよりも崇拝とか尊崇とかで尊ばれていたからだ。
シャルティアたちは、そこへ加えて何度も体を重ねている。見れば、あるいは見られれば、どうしたってその時のことが思い起こされる。
男がいやらしい顔をしているのではなく、見たり見られたりしてる女たちがいやらしい思いを抱く。端的に言えば、今のシャルティアのように欲情する。
シャルティアは、このままだと手が使えない男に負けることを確信した。
しかし、ナザリックの一番槍が手も足も出せずに負けを認めるわけにはいかない。
▽
「プランRPでありんす!」
「は? それはどのようなプランなのでしょうか?」
「お兄ちゃんは関係ありんせん! お前らさっさと始めなんし!」
「恐れながら……、私どもはプランRPの内容を聞かされておりません」
「うっ……。仕方ないでありんすね。ちょっと耳を貸しなんし」
ヘッドレストで一人、マッサージを右と左で二人。合わせて三人。ヴァンパイア・ブライドは他に四人余っている。
シャルティアは一人へこしょこしょと耳打ちする。深く頷いた女は他の女たちにも伝え、四人は指示された位置へ移動した。
「んっ……」
「?」
ずっと静かなマッサージだったのに、突然聞こえた声へ男は振り向いた。
マッサージしていた女と目が合う。彼女はすぐに目を逸らし、唇を固く結んでさすっている腕に視線を落とす。それで堪えられるわけもなく、赤い唇はたびたび綻んで熱っぽい息を漏らす。
女たちが着ているのは、ヴァンパイア・ブライドお仕着せのエロ衣装。
下半身はスリットが腰まであるスカートだったり、股間と尻を隠すだけの帯だったりと、防御力はとかく低いが違いがある。
対して上半身は細部こそ違えど大まかな作りは共通で、乳房の半分も隠せない帯が覆うだけとなる。
その帯の内側に、白い手が入り込んでいた。
右だけでなく左も同じ。
頭上からも艶っぽい声が降ってくる。胸はヘッドレストになっているので、どこか違うところを触られているのだろうか。
むせ返るほどに甘い香りに満ちた屍蝋玄室の寝室に、生々しい女の匂いが漂い始めた。
ところで、プランRPの「RP」とは「レズプレイ」の略である。ちなみに女性の同性愛を意味する「レズビアン」の英語表記は「lesbian」である。
「くふふ、7人もいるんだから有効に使わないといけんせん。後の一人は……」
シャルティアが男の肩に両手を置き、膝立ちとなった。
その後ろから白い手が伸びて、シャルティアの細い腰を掴む。体のラインを強調するように細い手指が腰付を撫で、フリルの内側に潜って左右へ引いた。
と同時に、シャルティアの黒いショーツがはらりと剥がれる。
シャルティアのパンツは紐パンだったのだ。
「お兄ちゃんのエッチな視線をお股に感じんす♡ じっくり見ていいんでありんすよぉ?」
お許しの言葉が出たので視線を固定。
黒いストッキングは太ももの根本近くまで覆い、コルセットのフリルは下腹を半分以上隠している。
両者に挟まれた白い領域はシャルティアの肌。
膝立ちなので距離が近くなり、シャルティアのぷっくりした恥丘が見えた。割れ目はまだ開いてない。
そこへ白い指が現れた。シャルティアと色違いの白いドレスグローブを嵌めている。見れば他の女たちもドレスグローブを嵌めてるようだ。
後ろから股に差し込まれた三本の指は、中指を真っ直ぐ伸ばし、人差し指と薬指をシャルティアの陰唇にあてがう。
左右へ開き、赤い内側を見せた。
「んぅ……、始めはクリをこすりなんし。おまんこは濡れていんすけど、入れるのはまだでありんすよ? じぃっくりクリをこすって、おまんこがヒクヒクしてきてからでありんす。そう……、そうでありんすよぉ♡」
伸びていた中指が折れ曲がった。
器用にも人差し指と薬指で淫裂を広げ、中指の腹を肉芽に押し当てる。快感を与えるためだけでなく、見せるための行為である。
この男がエリートシックスに伝授した技が伝わったのだ。
「お兄ちゃんにはぁ、シャルティアのおっぱいを見せてあげんす♡」
秘部を愛撫させながら、シャルティアはブラジャーのカップ部をぺろりと剥がした。
ちっぱいは変わらないが、バストのアンダーに沿うコルセットの効果で、いつもより少しだけ大きく見える。
「ほうら、よく見なんし。お兄ちゃんの顔がエッチでエロエロだから、シャルティアの乳首はもうビンビンでありんす♡」
「私の顔と言われましても」
「好い顔でありんす♡ お兄ちゃんの顔は好きでありんすよ? 顔以外も色々好きでありんすけど」
「……ありがとうございます」
エロい顔と言われても、一応は褒められて好みらしいので、とりあえずの礼を言っておく。
そんな応えでも間違いではなかったらしい。
シャルティアは愉しそうに嗤って、もう一度男の肩に手を置いた。
「くふぅ、お兄ちゃんの息がくすぐったいでありんすよぉ♡ シャルティアの乳首は敏感になっていんすから、ふうぅってされるだけで気持ちいいでありんす♡」
自己申告通りに真っ赤な乳首はツンと尖り、目の前に迫ってきた。
肌が真っ白な上にちっぱいなので、乳首が勃起するととても映える。思わず食指をそそられ口に含もうとしたが、ヘッドレストの腕が体に絡んで顔を動かせなかった。
「乳首なら構いんせん。くふっ♡ いっぱいペロペロしてくんなましえ♡」
シャルティアの言葉で拘束が緩み、指二本分の距離だけ前に出た。熱のない乳首でも、艶めかしい弾力は生身のもの。強く吸い付き、舌で転がす。
このままもう一方の乳首を摘んだり尻を揉みたいものだが、腕はマッサージ中だ。
せめて舌だけでも楽しんでもらおうと、シャルティア好みにキツく噛む。頭上であひゃぁと鳴り、頭を抱き締められた。
「お兄ちゃんは手だけじゃなくてお口も上手でありんすよ♡ その調子で私のお口も味わいなんし。ちゅっ」
小さな唇からは、重なる前から赤い舌が伸びている。
唇が触れる前に舌同士で触れ合って、蠢き始めた。
「んぅっ……、ちゅうっ……ちゅるる。あんっ♡ そろそろ指を入れていれなんし。んっ……、その調子で動きなんし。お兄ちゃんはこっち。あーーーん、ちゅっ♡ れろぉ……、じゅるじゅる……んっふぅ♡」
互いの唾を熱心に撹拌している間も、シャルティアは秘部を愛撫させている。
クリトリスをこねくり回すのも好いが、中に入れられるのも大好きだ。穴へは後ろのヴァンパイア・ブライドに入れさせて、クリトリスへは自分で指を伸ばした。
重なった唇からは泡立つ唾がぐちゅぐちゅとやや大きな音を立て、シャルティアの股間からはくちくちと小さく鳴りだした。
見られるだけで濡れてきた穴は、奥まで十分潤っている。
挿入された指に愛液が絡み、掻き出され、ぽたりぽたりと滴り始めた。
キスの息継ぎを必要としないシャルティアだが、唇を濡らす唾を舐め取るために一旦離れた。
赤い舌がれろりと唇を一周して唾液を塗り直し、もう一度。それとももう少し違う趣向を、と思ったところで気が付いた。
「ん? おっほぉ♡ お兄ちゃんもぉ、エッチな気持ちになってきたようでありんすねぇ?」
「シャルティア様がそれだけ魅力的なのです」
「そんなことくらいわかっていんす♡ シャルティアもおまんこがヌレヌレでありんすからぁ、お兄ちゃんがおちんぽおっきさせても仕方ないでありんしょう♡」
膝立ちとなったシャルティアの股の下。始まった時は項垂れていた肉棒が、シャルティア目指して固く屹立していた。
その気になりさえしなければ生乳を揉んでも静かなものである。今は色々と重なってしまった。
前後左右から女の艶っぽい声が聞こえてくる。
左右どちらを見ても、愛欲に潤んだ肉惑的な美女が切ない顔で見詰めてくる。
ちっぱいと言えども、固く尖った乳首をしゃぶるのはよいものだ。
キスの味もシャルティアは熟練で興奮を掻き立てる。
一番の原因は溜まっていることだ。
昨夜三回出したが、あれは強壮剤の効果を最低限に鎮めて眠るためだ。やろうと思えばもう五回は余裕だった。あの程度では出した内に入らない。
今日はどうせシャルティアに捕まると思っていたし現に朝から捕まっているため、一度も出せていない。
今夜出さずに眠れば、明日は夢精してしまうだろう。
半裸の女たちに囲まれ、妖艶さを強調する衣装で迫るシャルティアを前に、大人しくしていられるわけがなかった。
「っ!」
「お兄ちゃんのおちんぽはぁ、シャルティアのおまんこに入りたいんでありんすね?」
シャルティアが腰を落とし、恥丘で一逸物を撫でた。挿入はならず、割れ目で裏筋をすべっていく。
「ええ、入りたいです。今日はシャルティア様との時間を大切にしようと、体を整えておりました。生憎、腕は使えませんが、あちらはご覧になればおわかりかと存じます」
「いい心がけでありんす! こーしてくっつけてるとおちんこがあっついのがわかりんす。ギンギンになっていんすねぇ? シャルティアのおまんこもぉ……、お兄ちゃんのおちんぽ入れたくて大洪水でありんすから♡」
そうは言うものの、入れようとはせず素股状態のまま腰を滑らせて、逸物に愛液を塗りつける。
汁気が多いシャルティアなので、小水を漏らしたかのように量が多い。逸物に絡んだ愛液はとろりと流れ、陰嚢も濡らしている。
「うんしょ。ほら、手伝いなんし」
シャルティアは腰を上げ、背後のヴァンパイア・ブライドに命じる。ヴァンパイア・ブライドは片手で逸物の角度を調整し、もう一方の手はシャルティアの淫裂を開いた。
シャルティアがゆっくりと腰を落とす。
位置も角度も完璧に合っている。
膨らんだ亀頭がシャルティアの陰部に触れ、開かれた入り口に入り始めた。
「シャルティアのおまんこ、ぬれぬれのとろとろでありんしょう? お兄ちゃんのおちんぽが欲しくてこーなっちゃったんでありんすよぉ?」
狭い膣口を押し広げ、シャルティアの真っ赤な内側へ飲まれていく。
亀頭全てが潜りきると、逸物は期待にピクリと震えた。
そして、そこで止まってしまった。
「シャルティア様? もう少しですが?」
「くふふ……。ここまででありんす♡」
「!?」
シャルティアは、邪悪に嗤った。
「お兄ちゃんのおちんぽが欲しいけどぉ、お兄ちゃんがアルベドのって言うのが面白くありんせん。だ・か・らぁ……。アルベドのを辞めてシャルティアのものになるって言いなんし♡」
「なっ!?」
受け入れがたい提案であった。
反射的に腰を突き上げようとしたが、動けない。女たちに太ももを押さえられている。
「おおっとぉ? もちろん今ここだけの話でありんす。ムード作りの一環だと思いなんし。シャルティアはお兄ちゃんとセックスする時に色んなことを言ったでありんしょう? お兄ちゃんも色々言ってくれんした。シャルティアを愛してるって言ったり、シャルティアのおまんこは最高だって言ったり、何回しても飽きないで新しい悦びがあるって言ったりぃ。まるきり嘘じゃないでありんしょうけど、ぜーんぶ真に受けるほどシャルティアはお子様じゃありんせん。それと一緒でありんす」
「ですが、それは……」
「今だけと言ったでありんしょう? ここでの話はどこにも漏れんせん。明日になったらぜーんぶ忘れんす。シャルティアにはこーいうものもありんすが、何もしてないでありんしょう? それが証拠でありんす」
「……まだ持っていたのですか」
「お兄ちゃんからもらったのは全部とってありんすよぉ♡」
シャルティアが虚空から取り出したのは、一枚の紙片。
そこには拙いひらがなで『わたし は しゃるてぃあ さま の しもべ です』とある。きちんと日時と署名も入っている。
かつてシャルティアがこの男の日本語教師を買って出た時、最初の授業を始める前に書かせたものだ。
「これと一緒で思い出作りの一つでありんすよ。それくらいいいでありんしょう? シャルティアからのお願いでありんす! シャルティアのおまんこぬれぬれで、早くお兄ちゃんのおちんぽが欲しいんでありす! ほらぁ、おちんぽギンギンで、早くシャルティアの中に入りたいって言ってるでありんすよぉ♡」
「くっ…………」
シャルティアが2ミリだけ腰を落とし、3ミリ戻った。
初心者なら媚肉の弾力で押し退けてしまうが、シャルティアのコントロールは完璧だった。入り口だけで咥えているのに、亀頭を逃さず離さない。
「ほらぁ♡ 言っちゃえば楽になりんすよぉ? くふふ……」
シャルティアが甘ったるい声でねだってくる。
その時、男ははたと気付いた。己は吸血鬼たちに囚われている!
シャルティアの望み通りにしない限り、この場を脱せない。
ベッドでのピロートークくらい良いかと思わなくもないが、シャルティアのおねだりは一線を越えようとしている。今だけとの言質があっても、越えていいものかどうか。
今更のことであるが、シャルティアは平気で嘘をつける女だ。
何もしてないと言う件の紙片も有効活用しようとして失敗し、アインズ様から私文書偽造の罪で謹慎三日を言い渡された。
なのだから、もしも男がそれを口にしようものなら、嬉々としてアルベドに伝えるつもりだ。アルベドは当然、男を問い質すだろう。
そして、シャルティアはアルベドの頭脳を信頼している。悔しいことこの上ないが、アルベドの頭脳がとても優れているのは認めざるを得ない。
果たして、この男はアルベドの頭脳を上回る演技が出来るだろうか。おそらく、口にしたことを見抜かれるに違いない。
この場この時だけの言葉だとしても、口にした言葉は取り消せない。
二人の間にどのような溝が出来るだろうか。溝さえ出来れば広げて亀裂にするのも可能だろう。亀裂が広がり切ったらこちらに引っ張り上げるだけ。
そうなったとしても己はとても心が広いと自他ともに認めているので、アルベドがどうしてもと言うのなら相手をさせてやってもいいだろう。
アルベドがどんな顔をしてお願いをしてくるか、想像するだけで暗い悦びが湧いてくる。
「あっ」
シャルティアが幸せな夢を見ている時、ヴァンパイア・ブライドたちの間抜けが声がした。
「はれ?」
シャルティアも何かが違うと感じたが、判断が一瞬遅れた。セクシーコルセットのせいだ。
コルセットが包む細い腰を掴まれたのだが、何が起こったのかわからなかった。
「はうぅうぅっっっ!!」
シャルティアは背を反らせ、高い声で鳴いた。
腰を引き落とされた。
入り口で留めていた逸物が、一番奥にまで入ってきた。
膣内に溜まっていた愛液が押し出され、結合部をしとどに濡らす。
「「「シャルティア様!」」」
シャルティアが伝えた計画と違う。ヴァンパイア・ブライドたちがシャルティアを援護しようとするが、抜いてしまえばいいのか、このまま続けるのか、どちらを選ぶべきかわからない。
「うでは、うごかない、はずじゃ……?」
「動きませんでした。皆さんのマッサージのおかげです」
浅く達したシャルティアに、男は答えてやった。
お姫様抱っこ耐久で凝り固まってしまった肩と肘である。シャルティアの腰を掴んだのは、動かないはずの腕だったのだ。
ヴァンパイア・ブライドたちのマッサージの効果も少しはある。それ以上に大きいのが、食事の効果であった。
昼間はヴァンパイア・ブライドをお姫様抱っこして食事。夜もヴァンパイア・ブライドをお姫様抱っこして食事。シャルティアも一緒になってあーんをしていた。
シャルティアの悪ふざけに付き合わされているのだと察した料理長が気を利かせて、疲労回復の効果がある食事を出したのだ。
その甲斐あって、腕はほぼ元通りに動かせるようになった。
疲労の深さから回復にはもう少し時間がかかるはずだったが、アルベド様への想いが自由を取り戻させたのだ。
「今だからこそ話せることですが」
入れられてしまったが、シャルティアは何とか元の計画に戻ろうとして、先手を打たれた。
耳をくすぐる甘い声に聞き入ってしまった。
「初めてシャルティア様を抱いた時はキツくて狭いと感じたものです。実を言えば痛みもありました。今はそんなことはありません。シャルティア様の中が私の形に馴染んできたのでしょう。とても良い具合ですよ」
「うっ……」
「わかりやすく言えば、シャルティア様のおまんこが、私のちんこの形を覚えたということです」
「ふにゃぁ……♡ シャルティアのおまんこはおにいちゃんのおちんぽしか入れたことありんせん♡ お兄ちゃんの形になるのは当然でありんす♡」
男の肩に置いた手が背に回る。シャルティアから抱きつく形になった。
計画は中止。プレイを続けるようである。
「シャルティア様は駅弁をご所望のようでしたが、もっといい体位がありますよ?」
「そうなんでありんすか?」
シャルティアが駅弁をしたかったのは、女は男にしがみつくしか出来ない体位で、自由を奪われ男に振り回される感が良いと思ったからだ。
そう思ったのは経験したことがあるからなのだが、体は覚えていても頭では覚えていられなかったらしい。
対面座位の形から、男がシャルティアを押し倒して正常位になる。
小さな体が大きな体に包まれるようで、シャルティアは正常位だって大好きだ。
「腕を伸ばしてベッドに広げてください。肩と腕で体を支えるようにして」
「こうでありんすか?」
言われた通りに、シャルティアは腕をハの字に広げた。
抱き締めていた男が遠ざかり、シャルティアの細い太ももを抱えてまんぐり返しのように押し上げる。
シャルティアの尻がベッドから少し浮き、上げられた脚は男の肩に乗せられた。
「行きますよ?」
「ひゃぁっ!? こ、これはぁ…………!」
男は太ももを抱えたまま、膝立ちになった。
挿入したままなので、シャルティアの腰も高く浮く。
シャルティアがベッドについているのは伸ばした腕と肩と頭だけ。
「い、いつもと、違うとこに当たっていんす……♡」
深山である。
人跡未踏の清浄な深山の如き深いところへの挿入を可能とするこの体位を、深山と呼ぶのだ。
この男は駅弁の名前を知らなくても形は知っていたように、名前は知らなくてもあらゆる体位を網羅していた。ラナーと試行錯誤した結果である。
ラナーとの行為は四桁を軽く超える。二人とも好奇心旺盛な年頃の事であり共に頭脳が優れていることもあって、人体の可動域からどのような体位が可能か様々なことを試していた。
中には封印した体位があれば、お気に入りになった体位もある。
深山は十回に一度は行うお気に入りの一つであった。
「シャルティア様に見惚れるのはわかるが、皆も協力してくれ」
初めて見る体位に呆けていた女たちは、男の言葉を受けてシャルティアを囲んだ。
左右に一人ずつ、枕元に一人、男の背後に一人。一人は男から脱がせたジャケットのポケットを探り、透明な液体が入った小瓶を持ってきた。
「よく伸びるからほんの少しでいい。あとで簡単に洗い流せる。これは置いておくから使い方を覚えるように。必要になったらまた持ってくるよ」
昨夜、ネムちゃんにも使った最強に見える魔法のローションである。
「な、なにをするんでありんす?」
「勿論シャルティア様にお悦び頂くことですよ。これはシャルティア様もご存知でしょう? シャルティア様とアナルセックスをするために開発したローションです。ヌルヌルになるのがお気に召したのを覚えておりますので」
「あっ、ちくびぃ♡ あぁん、もっとはげしくしなんし!」
「激しくはしないように。ゆっくりと同じペースで続けるんだ。摘むのも不可。シャルティア様が何を仰ろうと、俺を信じて転がすだけに留めるように」
「「かしこまりました!」」
左右の女たちはシャルティアの乳首にローションを塗り、指先をあてがって小さな円をひたすらに描き続ける。
背後の女はシャルティアの太ももを押さえた。深山は挿入されている女が不安定な姿勢であるため、太ももをしっかりと抱えていなければならない。男の腕は動くようになったが、使える女たちがいるのだから使うべきだ。
枕元の女は、ひとまずシャルティアの乱れた髪を直している。
「それでは、動きますよ」
男は軽く腰を引き、シャルティアに打ちつけた。
女は不安定な姿勢でも、男は膝立ちしているので案外腰が振りやすいのだ。
「あっ、あっ、あっ! あんっ、あんっ♡ これっ、イイでありんしゅぅ♡ おちんぽ、ずちゅずちゅしてりゅぅう♡」
「そうでしょう? シャルティア様の奥に当たってるのがわかりますよ。お好きなのはこのあたりでしょうか」
「あ゛あ゛っ! そこしゅきぃいいい!! あっあっ、あっひゃああぁん♡ あっ、あっ、ああっ!? クリもぉぉおおおぉお!?」
右の女が一人増え、結合部に手を伸ばす。
無垢で無毛の割れ目は開いて、真っ赤に充血した陰核が覗いている。そこへもローションを塗りつけ、乳首と同じようにゆるゆると撫で始める。
「あ゛っ! あ゛っ! あ゛っ! こんなのらめぇ! 目がチカチカしてぇ! あっ、らめらめイクぅうぅううう♡」
奥まで来ている逸物をきゅうと締め付け、真っ赤な舌を伸ばして快感を叫ぶ。
腰と尻をぷるぷると震わせながら、結合部から溢れる愛液が尻の割れ目を伝って、尻を浮かせているので背中へまで流れていく。
「シャルティア様が涎で溺れる。吸い取るんだ」
「かしこまりました」
「まっ、まちなんし。よだれでおぼれるわけが、あむうぅ……、んっんっ、じゅる…………。んふぅっ!?」
枕元に控えさせた女に、シャルティアの唾を啜らせる。頭の向きが上下逆なので、キスの69となって舌がべったりと重なり合う。
シャルティアはは待てと言うのに、積極的に舌を絡ませた。
女が「待て」とか「止めて」と言うのは、もっとやれと云うことなのだ。アルベド様が仰られて真言に偽りはない。
シャルティアがそこそこ深くに達そうと、男の方はまだまだこれから。
きゅうきゅうと締め付ける膣で逸物を包まれながら、何度も何度も行き来する。
シャルティアの腰が何度も跳ねているが、そこは男よりも力があるヴァンパイア・ブライドが太ももを押さえている。抜けることはない。
「あっ、兄上様……。んっ……」
「にいや様、そこは違う穴でぇ……」
背後に一人、シャルティアの左に一人、右に二人、枕元に一人。まだ二人余っている。
二人は男の左右に控え、腰を抱かれて引き寄せられた。男に合わせて、きちんと膝立ちになっている。
折角手が動くようになったのだ。きちんと使わなければ給仕係の名折れである。
スカートのスリットから手を差し込み、ボリュームのある生尻を鷲掴みにして撫で回す。
右の女へは唇を合わせて舌を絡める。
左の女には尻の割れ目に指を添わせて、始めに見つけた穴へ差し入れた。ローションもなく、ほぐしもしていないが、圧をかければ第一関節までは入っていく。腰を振りながら指を進め、シャルティアの鳴き声とともに第二関節まで達した。
「シャルティア様、いき過ぎですよ。折角私の形に合ってきた穴が緩くなっています。頑張って締めてください」
「らって、よすぎてぇぇ♡ あっあっ、あひゃあぁぁぁっっんッ♡ またぁ……、あっ、ああっ♡ おにいちゃんのきてりゅううぅぅうううう♡」
達して弛緩するなら、達している間は緊張している。
シャルティアが絶頂している間にここぞとばかりに抽挿を激しくし、最奥で射精した。
熱い逸物を受け入れて温まってきた腟内が、真っ白に泡立つ粘液をどぴゅどぴゅと吐き出されて一層温かくなる。
「おまんこで、おちんぽがピクピクして……♡ おにいちゃんのせーえきが、シャルティアのおまんこにぃ♡ うぅ……あったかいでありんすよぉ♡」
夢うつつに呟くシャルティアは、子宮口を打たれてまたも達したらしい。とろんと蕩けた目で虚空を見上げた。
シャルティアから引き抜いてベッドに下ろせば、股を開いたまま足腰を断続的に震わせる。何度か震える内に、閉じきらない膣口から白い粘液がとぷとぷと溢れてきた。
「シャルティア様をお清めするように。こっちも頼む」
「ああんっ♡」
先着順である。
失礼しますと声を掛けてからシャルティアの股に顔を埋める女と、男の逸物にしゃぶりつく女。
男の両手は別の女たちで埋まり、余ってしまった女は互いに体を寄せ合った。
「さて」
お掃除フェラとお掃除クンニが完了し、男はぐるりと女たちを見回した。
七人の女は、皆が皆愛欲と熱情に浮かされた目で見詰めてくる。
「まだ誰も脱いでないな。」
「「!?」」
女たちは弾かれたように衣服を脱ぎ捨てるが、男が手を伸ばしたのは息も絶え絶えに体を痙攣させているシャルティアだった。
「ひゃえっ!? もういちどでありんすか? シャルティアの体がとっても良かったのはわかりんすけどこいつらにも」
「勿論わかっております。夜はまだ長い上に、全員を可愛がる体力は残っておりますよ。シャルティア様の体で先程は満たされなかった部分がありますので」
「それはっ!?」
シャルティアを起こして後ろから抱きしめる。
股を開かせ、華奢な体を包みながら腰を落とさせ、
「そこはぁあぁっ♡」
「違う穴って言ったのがいたな。でもシャルティア様を見るんだ。こっちでもちゃんと使える」
背面座位で挿入したのは後ろの穴。
一度出しても萎えない逸物を、シャルティアの肛門に突き立てた。
「今度はシャルティア様が腰を振ってください。私が出すまでですよ? シャルティア様が終わらせませんと彼女たちの番になりません。彼女たちのために頑張ってください」
「わっ、わかりんした!」
「「お手伝いいたします!」」
「ふあぁあぁぁあっ!?」
シャルティアは男の腰の上に大股を開いて座っている。
仰け反っている男の胸に背を預けているので、蹂躙されて開いたままの秘部も、挿入を果たしている肛門も丸見えだ。
そのシャルティアの太ももを、左右から寄ってきた女たちが持ち上げて、息を合わせて上下に振り始めた。
「あひっ! あひぃっっ! おちんぽあついいぃぃ♡」
ありえない場所を通る異物は、逸物の熱さ以上に熱によらない熱でシャルティアを炙る。
腰を振るよう言われたのに自分で自分の体を動かせず、ヴァンパイア・ブライドたちに体を振り回されているのは、自分の体が快感を与え与えられるための道具になったようで被虐心を大いに煽る。
「こっちの穴が空いていますね」
「あああああぁああん♡ らめらめイイでありんしゅぅうう♡ おまんこもおしりもぐちゅぐちゅしてぇぇぇえ!」
使われていない穴からは、体を振られる度に愛液が垂れ流れる。
始める前は閉じていたのに、たっぷり使った今となっては、雌穴が開いたままになっていた。
そこへ男の指が入り込んだ。自己主張の激しい陰核は包皮を向かれて敏感な内側を擦られる。
ぷしゅぷしゅっと愛液が噴き出し続けて達していると察せられるが、腰は振られ続けて直腸で逸物を扱かされ続けた。
「シャルティア様はどちらの穴で達したのですか?」
「わっわっわかんにゃいぃい♡ どっちもイイのぉおお♡」
せっかくの艶めかしいセクシーコルセットなのに、シャルティアは妖艶さを醸し出すどころか蕩けきった顔を晒している。
仰向けではないので涎で溺れる心配はなくなったが、赤い唇からは涎が垂れて顎を伝い喉を流れ、ちっぱいの間を通ってコルセットを濡らした。
「ひぐぅうううぅううううぅぅうううううぅう♡」
一際大きな声で喘ぎ、シャルティアの体からがっくりと力が抜けた。
にも関わらず体は振られている。細い首がガクガクと揺れ、涎と悲鳴と嬌声が漏れ出てくる。
「まだだけど仕方ないか」
「はひぃ………………」
シャルティアからずるりと抜いた逸物は、始める前と変わらない固さを保っている。
「あっ♡ あぁぁあああん♡ おにいたま、おにいたまぁ!」
手近な女を抱き寄せ、正面から挿入する。女の穴は淫靡な熱に煽られ、十分に濡れている。
それにしても、成人した女性に見えるヴァンパイア・ブライドから「おにいたま」と呼ばれるのは、外見とのミスマッチが過ぎて違和感が大きい。
「シャルティア様、今になって返してもらおうとは思いません。ですが、シャルティア様を含めて8人もいるのですから、いつぞやお持ちになったローターとバイブを貸していただけませんか?」
「わ、わかりんした……。あひいぃぃいいっ!? わたしにぃいいい…………!」
シャルティアが虚空から取り出したローターとバイブを受け取り、バイブは早速シャルティアの膣へ。
組み伏した女の豊満な乳房に両手を置いて、けどもそれでは他の女の相手が出来ない。
乳揉みの楽しさはひとまず中断して、別の女へ手を伸ばす。わかっているようで、背中を向けて近寄ってきた。
「あにくんの手が私のおっぱいに♡ もっと揉んでください♡」
「私のお尻の穴も、あにぃのおちんぽが入るようにしてやってください♡」
ヴァンパイア・ブライドに挿入してからは全員で始まった。
シャルティアを含めて全員の前か後ろの穴には必ずやローターかバイブか、指か舌か、あるいは逸物が挿入されている。
ふぅと一息ついてお掃除フェラをさせている間、咥えている女の背にシャルティアが座ってキスをねだる。
シャルティアの尻の穴からは紐が伸びており、良いところまで押し込まれた小さな卵形が繊細な振動を送り続ける。
左右の手はやはり別の女を愛撫して、背中へは別の女がくっついて乳房を押し付けてきた。
お掃除フェラをしている女へは別の誰かが指を使う。その誰かへはまた他の女が。
シャルティアの後ろに座ったのが5班のリーダーのペニーで、慣れた手付きでちっぱいを愛撫し始めた。
どこかでウーと低い音が鳴っているので、バイブは誰かが咥えているのだろう。
帝都にいた頃、六人を同時に相手したことがあったが、あれは順番が決まっていた。女たちの中で序列もあったので優先順位をつけやすかった。
それより二人も多い八人となると、とても忙しい。大満足したシャルティアはひとまず後回しにしてよいとしても、誰かが手隙にならないよう気を配らなければならない。
彼女たちは彼女たちの行為に慣れているようだが、甘えきってはいけないのだ。
「兄上様、次は彼女らにお願いいたします」
「「お願いいたします。どの穴でもご自由にお使いください♡」」
二人の女が重なって、それぞれの穴を広げて見せる。交互に使えということだろう。
それはさておき、5班の呼称は「兄上様」に固定したようだ。そしてそのままヴァンパイア・ブライドたち全員が「兄上様」呼びになるのはまだ関係ないことである。
女たちの白い肉に埋もれながら全員を一度ずつ。
最強のローションを有効活用して、もう一方の穴も経験してもらう。
シャルティアへは同時に責めた。
「おっほおおおぉおお!? 中でグリグリしてりゅううぅうう♡ こんなのしゅごいのぉおお♡」
騎乗位となって自信満々に腰を振るシャルティアを引き寄せ抱き締め、後ろにいる者たちへ晒した尻穴にバイブを挿入させた。
ディルドと違ってバイブはそれ自身が振動するので入れたままでも良かったが、折角空いてる手がいっぱいあるので抜き差しが可能なのだ。
大いによがるシャルティアは、ヴァンパイア・ブライドたちから畏怖と羨望の眼差しを向けられた。
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「お兄ちゃんはタフでありんすねぇ」
男の裸身を撫でながら、シャルティアが沁み沁みと言う。
「お前らもそう思いんせんか?」
「兄上様の逞しさには驚かされるばかりでございます」
「私共は腰が抜けてしまった者もおりますのに、兄上様はまだあんなにお元気で」
「シャルティア様のために体を整えてきたと申しましたでしょう? 以前のような無様はもう晒しません」
シャルティアとSVB48全員を相手取った時のことである。
今回の8人も十分多い。全員の中に出し、尻の穴は開通しただけで中に出せたのは半分に満たないが、合わせて二桁は超えている。
「……もしこいつらがいなかったら、全部私に出すつもりでありんしたか?」
「そうなります。シャルティア様の体が受け入れられたら、になりますが」
「そそそ、そうでありんすよね!」
ヴァンパイア・ブライドたちのサポートがあったとは言え、後ろの穴は出される前にダウンしてしまったのだ。あの密度で十回もされたらと思うと、よくわからない感情で頬の肉が引き攣ってくる。
その感情は恐怖であると、シャルティアは気付かなかった。
「「兄上様、失礼いたします」」
「ああ、頼むよ」
前と後ろから、裸の女が乳房をこすりつけてくる。
行為の続きではなく、バスルームで諸々の汚れを落としているところだ。
淫液以外にも全員がローションを塗りたくったため、どこもかしこもヌルヌルである。洗い流せば簡単に落ちるわけだが、擦ったほうが早い。
妙に大人しくなったシャルティアを不思議に思いながら女たちに体を任せ、頭の天辺から爪先までピカピカに磨かれた。
「ソファでよいので貸してください」
吸血鬼たちは睡眠が不要でも、人間はそうもいかない。
どれだけタフだろうと眠らなければならないのだ。
その気になれば2・3日は徹夜できるだろうが、休めるのなら休めるべきである。
寝室からは離れた別室の客間らしき部屋にて、ソファの上に横たわる。ベッドは柔らかすぎて硬い寝床が良かったのだ。
シャルティアは大満足したようなので、睡眠の邪魔に来ることはないだろう。
しかし、である。SVBの5班は満足して、2班は後に時間を取ってもらうことを約束されているが、他に30人も残っている。
彼女たちは全員が吸血鬼。睡眠の必要がない。そこへ眠りこける美貌の男。
何も起こらないわけがなく、代わる代わる悪戯に訪れた。
30人がほんのちょっとの十分だけとしても、合わせれば5時間。
一睡も出来ずに朝が来た。
こんな時に体を張るべき付き人のミラは、久し振りに同胞と再会して、戦闘訓練やRPもといLPに励んでいた。
更新ペースが早かった時はどうだったのだろうか
単に文字数が倍増したのもあるわけですが
次の次か、その次あたりで200話に合わせられなかった趣味回にする予定
予定なので決定ではないです