ナーベラルが少しずつ浮上する。
始めに自分が座っている事に気が付いた。クッションを尻の下に敷き、背筋を伸ばしている。意識が曖昧でも姿勢を正していられた事に安堵と、我ながら成っていると自画自賛する。
唇に何かが触れているのもわかった。熱くて固くて長くて、艶めかしい弾力がある。さっきまで自分を愛してくれていたもの。意識して唇を押し付け、舌を伸ばした。唾でぬめり、するすると動く。
真正面に誰かが座っているのを感じる。女性だ。姉だ。ユリ姉様だ。ユリ姉様が自分に向き合って同じ姿勢で唇を突き出している。
舌に触れるものが彼の固いものだけでなく柔らかいものもあると感じた時、我に返った。
「うむぅっ!? んっ……、んっちゅううぅ……、ちゅぷぷ……」
信じがたい状況に目を白黒させても、繰り返した動きを体が覚えている。
唇で啄んでいた逸物が、口の中に入ってきた。
内側から押されて頬が膨らむのを感じる。抵抗せずに受け入れて、顔の向きを変えると深く入ってくる。何度かしていたように強く吸い、舌を使う。
頭を押さえられ数度振られ、出て行ったらすぐに姉へ。
「ちゅっ、ちゅっ、あむっ……れろれろ……」
出て行ったら終わりと言うわけではない。
亀頭をユリがしゃぶっている間、ナーベラルは竿を食む。唇を軽く開いて下唇には舌を乗せ、唾液をたっぷり乗せながら左右に振る。
ナーベラルが亀頭をしゃぶっている間に、ユリも同じことをしていた。
「ちゅっ、ちゅっ」
「あむっ……、ちゅる……」
二人の口を使ったら、次は亀頭を左右から同時に。
勃起して膨らんでいると言っても一人で咥えられる逸物だ。その亀頭へ同時にしゃぶりつくのだから、上唇は触れ合い、伸ばした舌もぶつかってしまう。互いの唾を舐めてしまう。
夢うつつだったナーベラルは、姉の唇と触れ合うことに全く抵抗がなかった。心が遠くに行っていたのだから意識出来なかった。
躊躇わないナーベラルにユリは覚悟を決め、妹に負けじと口を使った。
それどころか手も使っている。
(ユリ姉様!? あのユリ姉様が……あんなことを……)
ユリは口を使いながら、自身の乳房を弄んでいた。
豊かな乳房を両手で揉みしだき、親指と薬指は乳首を摘まんで、転がしたり引っ張ったりと忙しい。
頬を淫らに上気させ、艶っぽい息を吐くのだから間違いなく感じ入っている。
「あんっ……」
しかし耳に届く嬌声は、ユリの声ではなかった。
アルベドの声とも違う。
ナーベラルが自分の声であると気付いた時、顔から火が出るほどに熱くなった。
ナーベラルも自分の手で自分の乳房を揉みしだいていた。
ユリが自分を慰めているのは、ナーベラルがしているのを見たからだ。
姉妹は自分の胸を揉みながら、男の逸物をしゃぶっている。
もしもメイド服を着たままでなかったら、間違いなく胸だけでは済まなかった。
「うふふ、元気になってきてるわね♡」
「ええ。二人とも丁寧にしてくれていますし、次はアルベド様と思うだけでこみ上げてくる思いがあります」
「嬉しいわ。ちゅっ♡」
男に抱き着いたままのアルベドは、背伸びして男の頬に唇で触れる。
肝心なところは姉妹に任せていようと、サキュバスの愛撫が軽いキスで終わるわけがない。さわさわと男の体を撫でまわし、小さな乳首を優しく抓る。
「ちゅっ、れろぉ…………。ふぅーーーーっ」
耳たぶをくにくにと弄りキスをして、耳孔に舌を差し入れたと思ったら唇を尖らせ息を吹きかけた。
「……とてもゾクゾクしてきます」
「気持ちいい?」
「とっても」
「あなたの気持ちいところは全部知ってるんだもの♡ あむっ!」
かぷりと肩に歯を立てる。
所かまわずちゅっちゅとキスの雨を降らせ、手が届く範囲全てを愛おし気に撫でまわす。
欲を言えば、彼には後ろに手を回して欲しかった。生憎、姉妹の頭を押さえている。ここは我儘を言わずに我慢して、自分の手を股間に伸ばす。
「あなたの体を感じるだけで高ぶってくるわ♡」
「実は私もそうなんです」
「そんなことずっと前から知ってたわよ♡」
始める前のナーベラルと同じレベル。
繊細な生地はぐっしょりと湿って張り付き、細い指が何度も撫でて沈めている。
中はまだとっておく。代わりに下着越しにもわかる突起を弾く。
「んっ♡ んっ♡ あんっ♡」
男の背に体をぴったりと押し付けまま、ビクンと腰を震わせる。
内緒話をするように、男の耳に唇を寄せ、そっと囁いた。
(今ね、クリちゃんを擦ってたらイッちゃったの♡ 気持ちよかったわ。でも……)
言い止して、アルベドは我慢できなくなった。
「「あっ!?」」
男の肩を掴み、後ろに引き倒した。
同時に先端を責めていた姉妹は間に挟むものを奪われて、距離がなくなった。唇を突き出していたので、歯がぶつかる無様は避けられた。
「おっと」
男は倒れることなく、優しくカーペットの上に寝かされる。裸で寝ても、毛足が長い極上カーペットの寝心地は抜群だ。
「おちんぽはもう十分元気になったわよね? 今度は私の番よ♡」
「おお……!」
アルベドは、白いショーツ一枚の姿で男の顔を跨いだ。
そしてその場で膝を付く。
男の吐息が股間にかかる距離だ。
「このパンツはあなたが選んだパンツよ。あなたが白いのがいいって言うから、このパンツを穿いたままパイズリをしたりフェラをしていたの。おちんぽを可愛がっていた時はちょっとシミてただけだったのに、もうすぐ私の順番って思ったらこんなになっちゃった♡」
純白で光沢がある生地に繊細な刺繍が施されている。縁はレースが飾り、どこかが透けてるようなことはない。とても綺麗で上品なショーツである。
今はアルベドの愛液で濡れそぼっている。
濡れているので、奥で開いているアルベドの肉色が薄っすらと透けている。とても薄い生地な上に張り付いているのだから形もよくわかる。
アルベドが股間を近付けた時、男の逸物が軽く跳ねたのを姉妹は目にした。
「こんなに濡らしちゃうんだからぁ……私はこんなになってるの♡」
「ああ……、とてもお綺麗です。これから私を迎えていただくと思うと、光栄の至りです」
「そんなこと言わなくていいのよ? 私だって欲しいんだから♡」
アルベドは両膝を床に付いていた。
白いショーツはサイドを紐で結ぶタイプではなく、脚を抜いて着脱する極々普通のショーツである。
しかし次の瞬間、アルベドの股間を覆うものは何もなくなり、ショーツはアルベドの手にあった。
サキュバススキルの『脱衣』である。
ナーベラルがブラジャーを抜き取られた時はそのような技術だと思っていた姉妹だが、今しがたアルベドがショーツを脱いだ技は物理法則を越えていた。
「ほらぁ、アルベドのおまんこはこんなに欲しがってるわ……♡」
指を添え、開いて見せた。
陰唇はぽってりと膨らみ、内側の媚肉は充血して淫液に濡れ光り、女の肉が形作る雌穴は小さな口を開いている。
「ここにぃ……、あなたのおちんぽが欲しいの♡」
「ぜひ」
男の言葉は短い。言葉を弄する場面ではない。余裕もない。
姉妹は余りの淫らさに息を飲んだ。男を誘惑して興奮させるにはあのようにすればよいのかと学びを深くする。
アルベドは膝立ちのまま、少しずつ後ろへ下がる。
男の股間の上にまで来たら、反り返った逸物を二度扱いてから上向ける。
腰を下ろし、先端が触れるとはにかんだ笑顔を覗かせた。
ナーベラルによる彼の胸の痛みが解消されても、ユリとナーベラルへの教育は続いている。
お手本のつもりでいるのに、本気で楽しみにしているのがいささか欲張りではしたないように思えて気恥ずかしい。
でもすることはする。
位置が合うと、両手は男の胸に付き、ゆっくりと腰を落とした。
「んんっ……、わたしの中をあなたが広げていくのがわかるわ。わたしの中に入って来てるの。わたしとあなたが一つになるの♡」
半分ほど入れたら、ギリギリ抜けないところまで腰を浮かせる。
その次はもうちょっと深くまで入れて、また腰を浮かせて。
繰り返す内に男の顔が苦しそうに歪んでくる。男の手が腰に伸びようとするのをやんわりと制し、アルベドは自分の胸を触らせた。
ユリとナーベラルは、アルベドの後ろにいる。
少し離れている上に二人とも床に座ったままなので、繋がろうとしている部分が良く見えた。
男の逸物は固く勃起して上向いている。そこへアルベドが腰を落とし、体の中に飲み込んでいく。一部はずっと繋がったままで、アルベドの中に男が幾らでも入っていくかのように錯覚した。
見なくても、姉妹に見られているのがアルベドには気配でわかった。全部入れてしまったらきっとわからなかった。
男は姉妹の存在を忘れて、アルベドだけに集中している。
アルベドはにんまりと笑い、尻を男の股間にまで落とした。剛直が全てアルベドに包まれ、先端が奥に届いて押し上げる。
「あはっ♡ おちんぽが全部入っちゃったわ♡ 私のおっぱいに出して、ナーベラルのおっぱいに出して、それからナーベラルのおまんこにも出したのにとっても元気よ♡ アルベドのおまんこがあなたのおちんぽでいっぱいになっちゃってるわ♡」
「あっ、アルベドさまっ!」
奥まで入れた以上、アルベドは焦らさなかった。
腰をくねらせ前後左右にグラインドし、大きく上下に腰を振る。
ナーベラルに教えたように、膣で締めるのも忘れない。上下する度にリズムよく締めては緩める。締め付けを意識したのは最初の数度だけ。あとは肉体が覚えている。
「あんっ、あんっ♡ すてき、とってもすてきよ♡ あたなのおちんぽ、あっ……、あぁぁんっ♡ あんっ、おちんぽイイのぉ♡」
愛欲に美顔を蕩けさせ、男の股に乗って腰を振る。
卑猥な言葉はアルベド自身を一層興奮させ、快感と幸福感が深くなる。
乗られている男も幸せになっている。
温かく滑らかで柔らかく締め付けてくるアルベドの中が最高なのは当然として、眼福なのだ。
アルベドの豊かな乳房を押さえていた手はいつしか外れ、括れた腰を支えるようになった。
すると、抑えから逃れた乳房が暴れ出した。
アルベドが腰を振る度に、ゆさゆさやぷるんぷるんを越えて大きく揺れる。
一言で言って素晴らしい光景である。二言で言ってとても素晴らしい光景である。
陶然とアルベドに身を任せ、昇り詰めていく。
「あぁっ! ふかいっ、ふかいわぁ♡ おちんぽ奥まできちゃってるのぉおぉおお♡」
アルベドは全身を満たす多幸感に酔いしれながら、後ろの気配を伺った。どうやら二人はずっと見ている。
その内の一人、ユリはこの次だ。もうしばらく続けていたいが、そろそろユリにも幸せを与えた方が良い。
ユリが終わったらベッドに移って四人で何度もするつもりなので、最初の一回が少々短くなっても惜しくない。
(サクリファイス・イグゾースト!)
それは基本にして奥義。自身の絶頂を代償に射精を強制するサキュバススキルである。
「うっ!」
「はァっっっ……あぁぁぁああああああああああぁあぁぁぁーーーーーっっんんっ♡」
最奥にてスキルが発動した瞬間、アルベドの深いところでどぴゅぴゅっと男の欲望が吐き出される。
男と同時に絶頂したアルベドは、子宮口にびゅるびゅると打ち付けてくる精液を逃すまいと締め付けた。
男の逸物がびくびくと震えれば、アルベドの膣も痙攣する。大きな尻を震わせながら男の体に倒れこみ、近付いた顔にキスをした。ふと、今日は朝を除いてキスをしていなかったことを思い出す。さっきはキスの一番をユリに盗られた。
「あむっ……ちゅっちゅっ、れろ……れろぉ、ちゅぷぷ……んっんっ、じゅる……んふぅ……んっ……」
仇をとるようにキスをする。
舌を差し込み絡め合い、唾が零れないようしっかりと唇を合わせて混ざる唾を二人の舌で攪拌し、吸われては吸い返し、甘露の如き甘い唾を喉を鳴らして飲み込んだ。
男は床に寝ているので、アルベドからは抱きしめづらい。抱きしめて欲しいのにされてないと思ったら、尻を撫でまわされていた。
胸同様に豊かな尻肉を乱暴に掴まれ、揉まれるのは大歓迎。
尻たぶを掴まれたまま左右に開かれると、お尻の穴も広がって開いてしまいそうになるのが少しだけ恥ずかしい。後ろから見られているのだ。
そう言えば、見ている二人は静かである。
気を利かせて黙っているのかと、キスを一旦中断して振り向いた。
ユリとナーベラルは、真顔でこちらを見つめていた。わずかに怯えを滲ませているように思える。
見てはいけないものを見てしまったような、信じ難いものを見てしまったような顔である。
アルベドはナザリックの守護者統括である。アインズ・ウール・ゴウン魔導国の宰相である。
魔導国の魔導王であられるアインズ様が世界征服を成し遂げた時、アインズ様の正妃になる事が決定している、とアルベドは確信している。アルベドがアインズへ捧げる愛は今もって聊かの陰りはない。
それとは別に、自身の給仕係であるこの男にだけ与え与えられる愛がある。
そこにはサキュバスとしての生理が大きく関わっている。それを知るアインズ様もお認めになっているはずである。
二人はそれを知らないのか。知っているから今日この場に来たのではなかったのか。
知らなかったとしたら説明が少し面倒ね、とアルベドが思ったその時である。
声なき声がアルベドに届いた。
『ユリ姉様……。アルベド様は絶頂してしまわれたのでしょうか?』
『そう……、みたいだね。さっきはあんなに激しく動いてたのに今は止まってるし』
『もうですか? 早すぎませんか? それではアルベド様は雑魚マンコになってしまいます』
『こらっ! アルベド様に向かってなんてこと言うんだ。そこはザコじゃなくて……、ええと……、よわよわって言いなよ』
『雑魚マンコじゃなくて、よわよわまんこ…………。ぷぷっ』
『笑うんじゃないって。アルベド様はいつだってお忙しいだろう? だから時短に対応出来るようになってるんだよ、きっと』
『時短マンコ(笑)』
アルベドに読心スキルはない。ほぼ正確に推測出来ても、思う事そのままがわかるわけではない。
ユリとナーベラルの心を正確に読み取れない以上、アルベドの被害妄想である。プレアデスの中でも真面目ちゃんなユリとナーベラルがアルベドに向けてそんな事を思うわけがない。
二人が思う事はアルベドの妄想とは少し違い、『アルベド様はとても繊細……もとい敏感……むしろ過敏でいらっしゃるご様子』であった。
表現は全く違うが、指し示す事柄はほとんど同じ。
この事から、同じ事を言っていても口の利き方はとても重要であると知ることが出来る。
幸せいっぱいに男へキスをしていたアルベドは、すっと表情を消した。
アルベドが男から離れるのを、姉妹は後ろから見ている。アルベドの中からずるりと男が引き抜かれるところをじっと見ている。屹立していた逸物は、時間が経つに連れて硬度を失い、角度も失う。それよりも、二人が思わず注視してしまったのはアルベドの股間である。
アルベドは前傾姿勢から立ち上がったので、二人からは秘部が良く見えた。濡れ光ってひくついている。ナーベラルの時のように白い粘液が溢れたりはしていない。
サキュバスであるアルベドは、子宮から精液を吸収することが出来る。姉妹はそれを知っているはずである。
けども事実として確認出来るのは、アルベドが絶頂したこと。アルベドの秘部から精液が溢れていないこと。
アルベドだけがイッてしまって、彼はまだなのではないだろうか、との疑念がほんの少しだけ湧いてきてしまった。
アルベドは最初のソファに座った。両足も座面に乗せ、両膝を抱える。さらには黒翼で体を包み、ユリを見た。
「そこまで言うのだったら私の手伝いは要らないわよね? ユリは一人だけで十分なんでしょう?」
「えぇ……?」
ユリは何も言ってない。
しかし、もの言いたげな目はしてしまったかも知れない。
不敬の罰として、アルベドの助力なくセックスする事になった。
「まずは脱いでもらえますか?」
「う……、うん」
男はユリに指示を出しつつ、拗ねてるアルベド様のお姿は大変貴重であると横目に盗み見た。
両膝を抱えて膝の間に顔を埋め、上目遣いのジト目でこちらを睨むアルベド様は大変可愛らしい。全てを細部まで記憶し、記憶の宮殿に保管する。
ユリは脱いだメイド服を畳んで空いた椅子に置き、眼鏡も外す。パンツはどうしようかと逡巡し、脱げと言われたのだから脱ぐべきだろうと前かがみになったのは判断が遅かった。
「それは私が脱がせますよ」
「うっ……。うん……」
男に屈まれてしまった。
「あっ! こらぁ……」
「いい匂いがします」
ショーツのサイドに指を入れた男は、ユリの下腹に顔を埋めた。
ユリの欲情した臭いを嗅ぎながら、ピンクのショーツをずり下げる。肉付きの良い太ももを通ると薄布はくるくると丸まりながら下りていく。鼻先に触れるものがさらりとした下着から、ふわふわの陰毛に変わっていく。
ユリは銀色の頭を押しのけたかったが、アルベドに見られていると思うと何も出来ない。両手は宙を彷徨い、足を交互に上げてショーツを抜かれた。
「ふむ……」
「見るなよぉ!」
アルベドがナーベラルのショーツにしていたように、男はユリのショーツを広げて裏返した。
秘部に触れていた部分が部屋の明かりを反射している。
ユリの胸を揉んでキスをしていた時から時間が経っている。アルベドと男の行為を見ていた時か、それともその前に口を使われていた時からか。
クッションから降りて正座していたナーベラルは、全裸になったユリを見て、キョロキョロと周囲を見回した。何を思ったか、慌てて服を脱いだ。
「私の準備もそうですが、ユリさんも準備しないといけませんね」
「で、でも……。もう、濡れてる、し」
「いつから濡らしてました? 見たところ、ずっと濡らしていたようですが?」
「うぅ……。ソファでキスした時……かな?」
「おっぱいで挟んだ時は何ともなかったですか?」
「それは、ちょっとは。湿ったかなってくらいで」
「ナーベラルとしていた時はよく見ていたでしょう?」
「だって、ナーベラルが、あんな」
「ナーベラルと一緒に口でしてくれましたね」
「……うん」
「その時も?」
「…………うん。濡れてた、かも」
男の声は段々小さくなっていくのに、ユリにはよく聞こえた。抱きしめられて、長い髪をかき上げられ耳元で囁かれている。
ユリの位置からソファに座るアルベドは見えず、アルベドが声を発することもない。
「アルベド様との時は?」
「すごいって思って。ボクもアルベド様のようにした方がいい?」
「ユリさんにはユリさんの良さがあります。それにアルベド様に倣わなくても、乱れたユリさんも中々ですよ?」
「そうさせるのは君じゃないかぁ。あっ……」
ユリも男の背に腕を回す。
反対に男の手はユリの背筋をなぞって下がり、左手は腰に、右手は尻に届いた。
腰を抱かれ、股間が押し付けられる。尻は一撫でだけされると、指が尻の割れ目を進んできた。
「あっ! そっち違うからぁ……。ナーベラルもアルベド様も、おまんこだったじゃないかぁ……!」
「前戯でこっちを弄ってもいいでしょう? ユリさんはこっちの穴も使えるんだし」
ユリの窄まりに辿り着いた中指は、第二関節で曲がって圧を掛け、ユリの抵抗むなしくつぷりと埋まった。
大した愛撫もなく入った指は、短い距離を往復しながらユリの中を掘り進む。きつい圧を抜けて広いところに辿り着けば、引っ掻けるように指が曲がった。
「あぅううっ!!」
ユリは、体の真芯を揺さぶられているように感じた。
軸がぶれるのだからまともに立っていられない。足腰から力が萎え、すがりつくように男にもたれ、
(ザコアナル)
「!?!?」
とても不名誉で屈辱的な称号を付けられた気がして、体ごと振り向いた。
ナーベラルは全裸で正座している。両手で口を押えながらも、両目はしっかりと開いている。
アルベドはソファで両膝を抱えたまま。一体何が気に障ったのか、つーんと明後日の方向を向いている。
「うわっ!?」
突然、膝の裏を押されてよろめいた。ルプスレギナが稀に仕掛けてくる膝カックンだ。
バランスを崩して後ろへ倒れそうになるところを男に抱えられ、事なきを得たと言うのは早すぎた。
「お二人は、ユリさんと来ればおっぱいが大きいと思っているでしょう?」
背後の男がそんな事を言いだした。
「あんっ……、なっ、なんだよぉ!?」
ユリを支えるついでに両乳房を鷲掴みした手が、両手とも下がっていく。目指すのはユリの下腹を越えて更に下。
よろめいたまま真っすぐ立てていないユリは、肩が男の胸にもたれて脚はやや開き気味になり、股間を突き出したような不格好な姿勢でいる。
体勢を立て直そうにも、バランスが悪すぎた。下手に踏み出せば後ろに引っ繰り返ってしまう。後ろに下がろうにも男の体にぶつかっている。開いてしまった脚を少しずつ閉じる事なら出来そうだが、脚の間に男が手を差し込んできた。
「あっ、やっ! やめぇ……、ダメだってぇ……! みえちゃう、だろ?」
「そのためにしてるんですよ。ユリさんもお二人を見ていたでしょう」
「そうだけどぉおお! うっ……、くぅぅうぅぅっ!! うあぁあぁぁ……!」
男の両手がユリの股間で重なった。先行した右手は秘部を覆い、遅れた左手は中指だけを伸ばして割れ目の上端で小さく動く。
刺激を受け、ユリは体が意思に反して反応してしまっているのを実感した。彼が何を見せようとしたいるのか、不幸にも察しがついた。
わからなければ、見られる羞恥に焦がされながら乱れたかも知れない。わかってしまった以上、叶うならば見せたくない。
自分ではおかしいと思っているわけではないが、大きい大きいと言われ続ければ気になってしまう。
胸の方は、幸か不幸か言われ慣れた。
もう一方を知るのは、あの日最初から最後まで同席していたルプスレギナだけのはず。
「ダメって言ってるだろ!」
「……さすがに力がお強い」
乙女の矜持を力に変えて、男の左手を引き剝がした。両手をどかしてしまうと見えてしまうから出来ないのが辛いところ。
「そう来るのなら……」
騒ぐユリに、拗ねているアルベドも興味を引かれたようだ。
ご機嫌斜めを装って二人を見れば、男がユリの頭をきゅっぽんと引き抜いたところだった。
「わわわ!? 何するんだよ!!」
「やはり前後が逆だと安定しませんね。ユリさんが持っていてください」
「え、ちょっ!」
頭を所定の位置に収めても前後が逆。きちんと嵌めるには正しい向きでなければいけないのだ。
男の手が離れ、落っこちそうな頭をユリは咄嗟に両手で支えた。必然的にガードがなくなる。
男の両手が股の間に再侵入し、人差し指で陰唇を押さえると容赦なく左右へ引いた。
「アルベド様の位置からご覧になれますか? ユリさんはクリトリスも大きいんです」
「うわあぁぁぁああぁっぁああああぁぁあ、むぅっ!? ん゛ー! んー! ん-……、んっ……」
ユリの頭は前後が逆だ。顔は男と向き合っている。
喚き散らす口を、男の口で塞がれた。零れた涙が唇にも伝って、ほんの少しだけ塩気が混じる。唾で薄まり舐めとられ、すぐにわからなくなった。
「んぅっ……、んっ、ふぅぅ……、んっ♡ あ……、あんっ、らめぇ……♡」
情熱的なキスが心に刺さり、優しい愛撫が潤せてくる。
ユリの割れ目は男が触らずとも薄く開き、上端では充血した肉の豆。本来は包皮に包まれているはずが剥けきっている。まるで吸い出されたかのように突き出ている。
男の指が膣から溢れた愛液を塗りたくると、ユリは腰を震わせた。
「ここを擦っていれば、ユリさんの準備はすぐに整いますね」
「いやらしいこと、いうなよぉ……。あんっ! ピリピリするから、もっと、やさしく、あぁっ!? らめらめ、やさしくぅうううぅう♡ んんっ……」
ツルツルのクリトリスを擦れば甘く鳴き、ねだるように口を開いて舌を尖らせる。
男は唇同士が触れる前にユリの舌を唇で包み、舌先を歯で捕らえた。困り顔で涙目になるユリがとても可愛らしい。こちらの準備もして欲しくなってきた。
ユリの裸体と痴態を味わって、熱く血が通ってきた。今はユリの尻に挟まれている。
腰を落として位置を正せば、逸物はユリの股を撫でながら前に出た。
ユリは脚を開いているので、生憎太ももの感触は得られない。
「俺の準備はナーベラルに任せるよ。してくれるだろう?」
「ははははいっ!?」
「む……」
ユリのクリトリスを観賞するために、アルベドはソファを降りて二人の前に陣取っていた。なのに自分を指名しないのは何事かと思ったのだが、自分は手伝わないと宣言したのを思い出す。
仕方なく、指名されたナーベラルに場所を譲る。拗ねた振りをしてソファに戻った。
「そっ、それでは、失礼して……」
ユリの股の間から、男の先端だけが顔を出している。
手でしようにも位置的に不可能。先端だけを口でする必要があった。
但し、ユリの股の間を通ってきているのだ。
竿はユリの割れ目に押し付けられ、ユリの淫液に濡れている。それを言うなら自分の後始末をアルベド様にしてもらった。自分のおつゆを舐めてもらったのに、自分には出来ないとは言えない。
問題は位置。
ユリは股間を突き出しその間から先端が突き出ている。それを口に含むと、唇がユリに触れる。鼻先が陰毛に触れる。先ほど事故的にキスをしてしまった時よりハードルが高い。
しかし、やれと言われてしまった。やると答えてしまった。
「はあぁっ!? なに? だれ? なにしてるのっ!?」
男の手は、ユリの胸を楽しんでいた。
ユリは尖った乳首を摘ままれ引っ張られ、好き勝手に弄ばれているのに屈辱は感じず、触れている部分から熱が生まれて体を駆け巡っている。それを、右の乳房も左の乳房も。
それなのに、乳首より敏感なところを優しく触れられていた。
「ちゅっちゅっ、れろ……」
ユリは会話を聞いていなかったらしい。ナーベラルにとって、それはちょっとだけ救いだった。
本当に先端だけに唇を付けて舐めるだけなら姉との接触は避けられた。最初はそうしようと思っていた。いざ始めてみると、半ば無意識に亀頭全部を咥えてしまった。
上唇が姉に触れ、鼻先を陰毛がくすぐる。
その上、舌で感じる味は姉の味。
ナーベラルは吹っ切れた。
三人から少し離れて見ているアルベドには、ナーベラルがユリの股を舐めているようにしか見えない。ナーベラルはユリの太ももを掴んで顔を埋めているので尚更だ。
顔が見えないユリだけが甘い声を上げている。時折途切れるのは何かしらを囁き合っているのか、キスをしているのか。
男の手がユリの胸から括れた腰に下りた。
「ナーベラル、頼んだ」
「えっ?」
「ひゃああぁあぁぁぁっ!?」
ユリは腰を引かれ背を押された。前に突き倒された形でバランスを崩し頭を落とす。
ナーベラルは正座のまま後ろへ飛び退き、放られたユリの頭を危うげなく受け取った。
「あっあっ、だめっ! こんなのダメなんらからぁぁぁあああっ! やっ、やんっ! らめぇぇぇええ♡」
パン、と。肉が肉を打つ乾いた音が響く。
男の下腹がユリの大きな尻に打ち付けられ、ナーベラルが頑張っていた逸物はユリの中に。
後ろから挿入されたユリは、ナーベラルの腕の中であえぐ。前が見えないため両手が宙を掻き、偶然触れたものにしがみついた。
「やっ、だめっ、みないでぇ……、ぐりぐりしちゃだめだったらぁああ! ひっ……!? はうぅうううぅううんっ♡ らめっていってるのにぃいい……♡」
ユリが掴んだのは、最初のソファの肘掛け。すぐそこにアルベドが座っている。
アルベドはユリを冷徹な目で観察しながら、だめったらだめなんだからプレイはしたことがなかったと学びを深くした。
ユリの頭はナーベラルが持っている、と言うことは、ユリにはどうなっているのかよく見えていないはず。目隠しプレイもありと考慮する。
「あっ!? ナーベラル!? やあぁあ、こんな顔みないでぇぇぇえ…………!!」
「………………ユリ姉様」
アンデッドの体を煮え滾らせる快感の中、薄っすらと開いたユリの目に、呆然とした妹の顔が映った。
妹と向き合っている。
自分の体はセックスをしてよがっている。
頭と体が離れていても、体が感じることを頭へ伝えることに、これほど忌々しく思ったことはない。
恐ろしい事に、忌々しいと思った次の瞬間にはどうでもよくなる。
そして妹の存在を認識すると同時に痴態を見られる羞恥に嘆く。
「あんっ、あんっ♡ やぁぁあんっ♡ きもちいからぁ、きもちくなってるからぁ……♡」
だから許してと続けたいのに続けられない。続けたところで無視されるし、続けて欲しいとも思っている。
快感に乱れ蕩けた顔する姉を見て、妹は口中に湧いた唾を飲み込んだ。
敬愛する姉がセックスしている。気持ちいいと口にしている。だらしなく開いた口からは唇の端から涎が垂れ、犬のように舌を突き出す。いつだって淑女の鑑であった姉が、こんなにも乱れている。
あの姉がこうも乱れるのだから、自分ももっと素直に乱れていいのではないだろうか。
見栄や体面を考えて色々と我慢していたが、時と場合によっては解放されてもいいのではないだろうか。
あんあん、と姉が喘ぐ度に下腹が疼いてくる。キュンときて、再びぬるりとするのを自覚する。
ナーベラルは意識的に太ももを擦り合わせた。ユリの頭を持っているので両手が使えなかった。
「あっ? な、なーべ、ひゃあぁぁっぁああん!?」
ユリの頭が体に戻った。
ユリは、戻してくれたナーベラルを見ようとして、視界が回る。
全身に軽い衝撃。男との繋がりが深くなり、一番深いところを押し上げられる。
男がソファに座ったのだと、ユリが気付くにはそれから十往復もしてからだった。
足を座面に置かれたと思ったら自分からも腰を振る。
ユリが腰を落とすに合わせて男は突き上げ、結合部から飛沫が散りだした。
「あんっ、こんなっ……こんなのぉおっ! あんっ、らめっ! らめになっちゃうぅううう♡」
ユリが腰を振ってくれるので、男はユリの太ももを抱えなくてもよくなった。つまりは両手が使える。背面座位の利点である。
おっぱいはそこそこ楽しんだので、ナーベラルの時のアルベド様に倣ってクリトリスを撫で始めた。充血して膨らみっぱなしのクリトリスは触り応えがある。
心を乱れさせず一定のリズムで表面を撫で、根を扱き、深く突くのに合わせてきゅうと抓った。
ユリは悲鳴のように叫び、締め付けてくる。愛撫を始めてから締め付ける頻度が多くなってきた。
「あぁぁぁああああああああぁぁああああああぁあーーーーーーーーーーっ!!」
そして一際甲高く叫ぶと、きゅうきゅう締め付けながら痙攣し、上下運動が止まった。
体からはぐったりと力が抜け、背もたれを掴んでいた手も離れてしまった。
「あう…………」
男がユリの両太ももを抱え、持ち上げる。
ユリの中から、長い逸物がずるりと引き抜かれた。
淫液にまみれ、湯気が立ちそうなほど屹立したままでいる。
ユリは達しても、男はまだだった。
「あ……? あ、ひぎぃいいい! やっ…………、あああぁんっ!」
そしてもう一度ユリの中へ。さっきとは微妙に体勢が違い、ユリの体がやや後ろに倒れ、股間をより突き出している。
二人の前で膝立ちになり、両手で股間を覆っているナーベラルからは、ユリの秘部が良く見えた。
さっきまで男が入っていた穴は、抜けた今も閉じ切らずに薄く開いている。
陰唇が充血して、内側を見せたままで、肉色の小陰唇が伸びたように見えるのは、なんだか疲れ切ったようにも思えた。
ユリの穴は空いているのに、ユリの尻は男の股間にぶつかって、あんなにも長い逸物の姿はどこにも見えない。ユリの中に入っているから見えないでいる。
どこに入っているか気付いた時、ナーベラルは認めざるを得なかった。
普通ではない場所だから避けていた。
しかし、自分で弄った事はある。悪くなかったかも知れない。
姉はそこへ挿入され、おとがいを高く反らせてあえいでいる。
そこでするのも気持ちよくて、もしかしたら普通の事。
男が挿入したのはユリの肛門だった。
ユリは深く絶頂して全身の力が抜けてしまったので、男がユリの体を支えなければならない。力がついてきた男なので軽いもの。
後ろからユリの太ももを抱えて浮かせ、下から突き上げる。
肛門は入口の圧が強めで気持ちよく扱いてくれる。奥の方は広がっているため、先端の方の刺激がいまいちなのが少々残念なところ。
それでも、膣より先に肛門の処女を失ったユリなのだから、こちらも責めてやらなければならない。
前で終わっていたら不要だったが、幸か不幸か終わらなかった。
暗黙の了解として、全員に一度ずつ射精するまで、となっていたのだ。
「あっ、あっ、あひっ、あんっ、……あんっ♡ ひゅぅっ……、ぁんっ♡ くるぅ……♡ あぁぁぁあんっ♡」
ユリの意識はどこへ行っているのか、可憐な唇からは意味ある言葉が出てこなくなった。
突かれるたびに大きな乳房をたぷたぷ揺らし、めいっぱい仰け反りながら甘く鳴く。
股はずっと開いたままで淫裂が前を向き、ひくつく膣口からは透明な汁が垂れ流れる。
全身がうっすらとピンク色に上気し、とても美しく、いやらしい。
心も体も幸せの国で幸せになっているから美しくいられる。
(…………少し長いわね)
乱れるユリの隣で、アルベドがポツリと呟いた。
ユリが幸せになるのはいい事だ。それを狙って招いたのだから、目的達成は喜ばしい。
それはそれとして、長い。
彼は四度も射精した後で、その上さっきは自分だった。
出すまでに時間が掛かるようになるのは当然だ。
当然とわかっていても、少々嫉ましい。
自分だって長く欲しかったのを我慢して、ユリに譲ったのだ。そろそろ次に移っても良い頃合い。
「ひゃっ!?」
長い髪を振り乱し、仰け反っていたユリの顔が前を向く。
そこにはアルベドがいた。美しい慈愛の微笑を湛えている。
「準備は手伝わなかったからこっちを手伝ってあげるわ。ナーベラルにもしてあげたんだし、ユリにしてあげないのは不公平よね」
「あっ、あるべっ!? はぁぁぁっぁあああぁっ!?」
前を向いたユリの膣。
そこへ、アルベドの細い指が入っていった。
「っ! っ!? っ!!!? あっ!!?!!?」
ユリには何をされているのかわからない。
わかるのは、体の内側を蹂躙されている事だけ。
クリトリスも撫でられ、外側と内側から女が感じるところを的確に愛撫される。
その間も後ろの穴を行き来され、体がどこかへ抜け落ちていくかのように。
「っ! アルベド、さま!」
「あなたにもしてあげる。ふふっ、ユリ越しにあなたを感じるわ♡」
「ひっ……」
ユリが息を飲む。
中でアルベドの指が向きを変え、蠢きだした。
直腸と膣は薄い壁で隔てるだけ。
アルベドの指は、ユリの膣壁越しにアナルを行き来する男の逸物に触れていた。
触れるのみならず、扱きだす。
アナルでは奥が広がっているため、根元から竿への圧は良くても、先端の方はストロークを多くとらないといまいちだ。そこを補完するアルベドの技。
挟まれているユリは、顎をガクガクと震わせて、口を閉じられずに涎を垂らす。顎を伝って喉を伝って胸の谷間へ流れていく。シャルティアがそうであるように、アンデッドであるユリは汁気が多いようだ。
「っ!」
「いいわよ? だしてあげなさい♡」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!」
ユリが声になりきらない声で絶叫した。
目がくるんと回り、全身が強張る。次の瞬間には弛緩して、直腸の深いところでどぴゅどぴゅと射精された。
ユリがびくんびくんと全身を痙攣させる。
アナルから逸物が引き抜かれても、ソファに倒れたまま震え続ける。
声をかけても反応がない。
アンデッドであるにも関わらず、完全に意識を飛ばしていた。
過日、睡眠不要であるのにお昼寝してしまった時と同じである。
「これで折り返し地点かしら? そうよね?」
「はい。まだ私からは何も出来ていませんから」
五回出してまだ半分。アルベドは満足そうに頷いた。
「それなら次は」
寝室に繋がるカーテンを見る。
続きはベッドだ。
アルベドが先に立った。
男は気絶したユリを抱き上げる。
「ナーベラルも来るでしょう?」
「はい! ぜひお供させていただきます!」
何度言ってもお固いままのナーベラルに、アルベドはふっと微苦笑した。
ベッドの上で、四人は絡み合った。
まずはユリのアナルである。
膣と違って基本的に閉じているため、中に出されたのは自然に出てこない。
ユリは意識を飛ばしたまま。
アルベドが掻き出してやり、ナーベラルに舐めとらせた。
そのナーベラルは男にアナルを舐められて、されている事をユリに行う。舐め、舌を入れ、指を入れた。三本まで増えた。
ナーベラルが後ろの処女を捧げる前にアルベドが乗られたがって、その間にユリが復活。
気絶している間にナーベラルからどんなことをしてもらったのかを事細かく説明されて姉の尊厳を破壊され、返礼が必要だろうと主張されて決意する。
後半はアルベドが三で姉妹が一度ずつ。
姉妹の時は寸前で引き抜き、姉か妹の口に出した。
乗られている姉か妹は意識が曖昧になっているので、どこに出されたかわかっていない。
アルベドは全て中。
姉妹とは違って、深く絶頂しても意識を保ったままである。
やはりアルベド様は凄いのだと、姉妹は尊敬を深くした。
▼
翌朝早く。
男が自室でソリュシャンから身嗜みを整えられている時に、ユリとナーベラルがやってきた。
一時を邪魔されたソリュシャンは、少しだけ眉根を寄せる。
愛しのお兄様を自分好みに着飾らせるのはソリュシャンの娯楽の一つだ。幸いな事に、ルプスレギナは興味がない様子。
本来はメイドたちの仕事であるが、こんなにも楽しい事をソリュシャンが譲るわけがない。長らくソリュシャンだけの仕事である。
男の用意が整うのを待って、ユリが口を開いた。
「ボクは朝食前に孤児院に戻るよ」
「わかりました。お見送りいたします」
「それはいいから。ここに来たのは挨拶したかったからじゃなくて」
ユリはナーベラルに目配せする。
ナーベラルは深く頷いた。
「ナーベラルから、君が皆に指輪を作るって聞いたんだ。ボクのも作ってくれるよね?」
「ユリ姉様に話したの?」
「当然よ」
昨夜遅く、アルベドの部屋からそれぞれの部屋に戻る際、ナーベラルは聞き知った事をユリに話していた。
「ユリさんもソリュシャンとルプスレギナと同じで、私にも同じ指輪を付けろと仰いますか?」
「当然!」
「私の指輪もよ」
「……薬指に?」
「「もちろん!」」
お兄様はどうして余計な事を言うのかと念じるが、通じるわけがない。
姉妹からは見えないよう背中を抓った。
「ふーむ……」
朝食を終え、アトリエに籠った男は唸っていた。
ソリュシャンとルプスレギナと同じ指輪を付けるのは、案があった。
一本の指に二つの指輪を付けるダブルリングについては、ナザリックの最古図書館で読んだ書籍から学んでいた。が、四個同時はない。
四個の指輪を同時に薬指に付けるには、薬指を四本に増やす必要がある。
その場合、内側から親指、人差し指、中指改め愛指(めでゆび)。色々覚えている指なのだ。そして中指、薬指、薬があるなら毒があってもいいだろうということで毒指。次を小指にして、最後は約束事に使うことがある指なので、誓指。
親指、人差し指、中指、薬指、小指。
これが八本に増えることによって、親指、人差し指、、愛指、中指、薬指、毒指、小指、誓指とする。
俺のネーミングセンスも中々じゃないか、と自画自賛する。毒が入ってる時点で駄目なのは気付かない。
しかし、却下した。八本に増えたところで、薬指は一本のままなのだ。
薬指を四本にしなければならない。しかし、多種多様な異形種に溢れるナザリックでも、薬指が途中で分岐して四本になっている者を見たことは一度もない。
バランスが悪くて使いづらいのだろうとは想像に難くない。
「そうだ!」
男は閃いてしまった。
自分一人ではアイデアが出ないなら、他を頼ればよい。
幸いな事に、現在の屋敷には審美眼に優れていると思われる方が滞在している。
非常に多くのマジックアイテムに造詣が深いあの方なら、美的センスも優れているに違いない。
男はパンドラズ・アクターを頼ることにした。
186話のアンケート内容はこれで全て消化したはず
40話も掛かったのかと驚愕
現在進行しているあれこれを羅列してみる
1.指輪作成→たぶん次回か近々に一段落?
2.クライムイベントの用意→おいおい
3.アウラの自習→いつか
4.ティアティナラキュの脱色脱毛→作中時系列的に近々にせねばと思うが先送り可でもある
5.毛皮の仕上げ→たぶんさくっと完了予定
6.キーノ、カルカ、ソフィー→いつか
他にもなんかあった気がするんですが思い出せない
これ忘れてるってのがあったら教えて下さい
上記とは全く無関係なものを突っ込む可能性がすごくあるのでご了承ください