※この作品はR-18です。

アルベドのお食事   作:dolph

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18k弱


準備完了 ▽ラキュース♯2

 男の非情な命令から始まった。

 

「ソファーに座って塗りやすいように股を開け。くれぐれも動くんじゃないぞ?」

「……わかりました」

 

 ラキュースの声は消え入るようだ。顔も体も熱く火照らせ、目に涙を滲ませてソファーに座る。塗るのは股間なのだから浅く腰掛け、大きく脚を開いた。

 ティアとティナは瞬きをしない。目を皿のようにして凝視する。そんな二人にはとても嬉しく、ラキュースにはとても辛いことに、追加の注文があった。

 

「脚を上げて自分で抱えるんだ」

「……はぃ」

 

 ラキュースは固く目を瞑り、両脚を上げて膝裏に両手を入れる。M字開脚の上位互換である。

 

(剃ってるからおまんこ丸見え)

 (中のビラビラがはみ出てる)

(あれは相当使われてきた。間違いない)

 (ビラビラピンク。エロい)

(むしろエロすぎる)

 (処女リーダーがこんなにエロくなるなんて)

(育ててやるべきだった。ちょっと後悔)

 

 二人の内緒話は全く内緒になってない。ラキュースの耳にもきちんと届いた。

 ラキュースは歯を食いしばり、目を閉じつつ顔を背ける。それでは二人の会話に耳をそばだてると同じだが、今のラキュースに出来る事は他にない。

 

 ラキュースはラキュースなりに陰毛を整えている。

 基本はカットだ。手を入れないと長くなってしまうので短く揃える。ただ切るだけだと先端が尖ってチクチクするため、そこの工夫も必要だ。焼き切るのに辿り着けたのは若旦那様のおかげである。

 最も重要なのは範囲である。ラキュースは陰毛が生える範囲がやや広いため、放っておくとおかしなところまで生えてくる。そこを丁寧に処理するのだ。切れ味鋭い剃刀でショリショリするのである。恥丘から下腹に掛けては支給される下着からはみ出ないように。淫裂の周囲と肛門に掛けては完全に剃る。始めの内は不慣れで肌を傷つけてしまうこともあった。そこで光るのが回復魔法である。神官戦士であるラキュースは信仰系魔法の使い手なのだ。

 

 ラキュースはメイドであってもメイドとしての仕事はない。若旦那様の傍に侍るのが仕事である。そして若旦那様の求めに応じて体を開くのだ。

 そもそもお屋敷に勤める事になったのは借金返済のためであり、若旦那様から一夜を共にする度に特別給付を、との提案を受けた。これはラキュース自身が断っている。自分はけして娼婦ではない。真っ当な手段で返済するつもりでいる。それはそれとして、若旦那様から求められたら応えるのは当然であり、むしろ望むところであり、抱かれる度に自分の位階が少しずつ上がっていくのを実感している。

 つまりは、若旦那様のために自分の体を磨くのがラキュースの最も重要なお仕事である。

 若旦那様のために自分の体を綺麗にしてもらえるのは大変嬉しい事ではあるが、どうしてティアとティナが同席しているのか。何故もっと早く自分から件の話を持ち掛けなかったのか。

 後悔しても現状が変わるわけではない。

 股を開いた自分の前で、若旦那様が跪いている。

 とても真剣な顔で自分の股間を観察している。

 自分のために真剣になってくれるのが嬉しく、胸が高鳴った。

 

(ラキュースが女の顔になってる)

 (それちょっと違う。あれは雌の顔)

 

 そしてティアとティナが現実に引き戻す。

 恥ずかしくて泣いてしまいそうだった。

 

「いつも綺麗にしていて偉いぞ。どういう形にしようか悩んだが、ラキュースが剃った通りに塗っていこう」

「はぃ……、ありがとうございます……」

 

 自分の働きを褒めてもらえるのは純粋に嬉しい。この時ばかりは忍者たちのひそひそ話が耳に入らなかった。

 

「このまま塗っても良いが慎重にいこう。一度全部剃ってマスキングしてから塗る」

「えっ」

 

 マスキングとは、不必要な部分に影響を及ぼさないよう何かしらで覆うことである。それは良いとして、全剃りである。

 ラキュースに覚悟する時間はなく、男は手早くローションをラキュースの股間に塗ると、懐から取り出したショートカタナブレイドで剃り始めた。

 前回と違って、剃るのは起伏が穏やかな下腹部だけである。下地作りはあっという間だった。

 

 ちなみに使用したローションはシャルティアの要望に従って最強のローションを希釈したものだ。一瓶で五人が全身ぬるぬるになれる。使用後に洗い流すのも簡単だ。狭い面積に塗る時はこちらが適していた。

 これを最強のローションの廉価版として販売する予定はない。ローションの希少性を高めるためと、推測される需要への生産が追い付かないからだ。

 代わりに貝殻サイズの小瓶をメイドたちに支給して大好評である。

 

 美容品の販売状況はさておき、マスキングも速やかに進んだ。デルタゾーンにピッと二本のテープを貼り付けるだけなのだ。

 

「これから脱毛剤を塗っていく。塗ったらすぐに舐め取る。繰り返すが動くんじゃないぞ」

「はぃ。……っ」

 

 男の顔は真剣である。これからラキュースの体に不可逆的な処置を施すのだから真剣にもなろうというもの。

 

 ラキュースはしばし男を見下ろしていた。しかし見続けるのは心身に毒である。心と体がここではない所へ行ってしまう。

 濡れるくらいならまだいい。若旦那様の傍にいれば湿ってくるのは当たり前だ。

 今は下半身が丸出しで色々と触られ、その上舐められている。敏感な部分には触れていなくとも限りなく近いところ。

 達してしまったら動いてしまう。言い付けを守れない。それだけは避けなければならない。意志の力で若旦那様から視線を引き剥がした。

 

「ひっ!」

 

 顔を上げたラキュースが見たものは、目を爛々と輝かせて剃ったばかりの陰毛をむしゃむしゃするティアとティナであった。

 自分の体の一部を食べられている。悍ましい、或いは恐ろしいなのか。

 このまま自分も食べられてしまうのではないだろうか。いや、ティアとティナにそんな猟奇的な嗜好はない。しかし、別の食べ方ならあり得るかも知れない。

 

「どうした?」

「……いえ、何でもありません」

「そうか? 一番重要な部分は終わった。楽にしていいが、もう少しそのままの格好でいてくれ。次は陰唇周りを脱毛して、最後が肛門だな」

「わかりました……。んっ……」

 

 今度は少しくらいなら動いても大丈夫であるらしい。恐ろしい忍者たちから目を逸らし、安心して男を見下ろした。

 優しい指使いで柔らかいところを触れられた。内側には来なくても、周辺を念入りに撫でられる。潤んできたのが少しだけ溢れるのを感じている。姿勢が姿勢なので、そこも少しだけ開いてしまっているのを見られている。

 

「んっ……、ぁ…………」

 

 下腹部は塗る時も舐める時も慎重だった。舐める度に舐め始める位置や向きを変えて、ラキュースを動かさないよう触れるのは舌だけだった。

 今度はそこまで慎重でいる必要がない。塗った範囲がやや広ければ、舐めるのも舌の腹を大きく当てて舐め上げる。手はラキュースの太ももを掴んだ。

 

(あっ、だめ……。濡れちゃってる……。おつゆでお薬が薄まったりしないわよね? でもでもだってあんなところを舐められたら濡れちゃうのは当然よ! 若旦那様はあまり舐めてくれないから。私は毎日舐めてるけど……。今日もおちんちん舐めされられて。おまんこは使ってもらえなかったけど……。この後してくれるのかしら? 折角綺麗にしてるんだから試さないのはおかしいわよね。ああ……今日も愛してもらえるのね♡)

 

 ラキュースが恍惚と見下ろす男の更に後ろで、忍者たちが内緒話をしていた。ラキュースに聞かせるための内緒話ではない。ハンドサインを用いての本気の内緒話である。

 

 (どうして止めた? 今ならラキュースのおまんこが舐められた)

(まだ機じゃない)

 (機?)

 

 陰毛の形を整えるため恥丘から下腹は慎重を要した。それ以外の部分は全て脱毛する。塗って舐めとるだけなので、先のティアをティナが処置したように、手を挙げれば代わってもらえる可能性は高かった。

 シャルティアに仕込まれて後天的に女も行けるようになったティナと違って、ティアは最初から筋金入りの同性愛者である。ラキュースをペロペロしたいとずっと思っていた。

 しかし、ティアは耐えた。予感があるのだ。今を我慢すればもっと素晴らしいものがあると。それを得るには今は我慢するしかないのだ。我慢して我慢して、最後には何もない可能性もゼロではない。

 何が得られるのか、それとも何も得られないのか。賭けである。

 

(ともかく今は耐えるべき。ボスとラキュースの邪魔をしなければきっと何かがある)

 (何か?)

(私にもわからない。でもボスがエロくてラキュースもエロくなってる。絶対に何かある)

 (確かに)

 

「次で最後だ。尻をこっちに向けるんだ」

「はい♡」

 

(今の返事聞いた? 今までのラキュースじゃ絶対出さない声だった)

 (あれは……おねだり。間違いない。ラキュースはボスのちんこ欲しがってる)

(それだ!)

 (それ?)

 

 二人の内緒話を知る由もないラキュースは男へ背を向けた。ソファの座面に両膝をついて尻を突き出し、背もたれに寄り掛かる。

 背もたれを掴む代わりに後ろへ回した手は左右から尻へ近付き、次の場所から少し下を指先で触れた。

 

「どうぞ♡ お願いします♡」

 

 つるつるにされたばかりの陰唇に触れ、左右へ引いた。

 男は軽く苦笑するが、男の両隣に移動したティアとティナは瞬きを忘れて凝視する。男は左右から唾を飲み込む音を聞いた。

 

(ラキュースがくぱあしてる)

 (ラキュースがくぱあしてる)

 

 ティアとティナの意思が完全に統一された。

 

 究極品質の美容品で体を磨くことを許されたラキュースである。着色があるわけがないし、小さな傷も染みもない。ナザリック製の脱毛剤で処理されたため、毛根すらない。閉じていれば無垢な子供に見えなくもない。ラキュースは閉じていても小陰唇が少しはみ出るので子供には見えないだろうが。

 それが閉じるどころか開かれた。

 艶めかしく潤んだ肉色がさらけ出され、媚肉が形作る雌の穴さえ見える。ラキュースの呼吸と鼓動で穴が膨らむタイミングがあり、その時は奥の暗がりを覗かせる。

 指を入れても舌を差し込んでも絶対に気持ちいい。ラキュース自身が自分の手指で広げている事実が官能に拍車を掛ける。

 ティアは淫花に誘われる蝶のようにふらふらとラキュースの股に顔を近付けて、ティナに長い髪を引っ張られた。

 

 (我慢はどうした?)

(はっ!? そうだった)

 

 成長したラキュースに我を忘れたらしかった。

 

「こっちだ」

「あ!」

 

 男はラキュースの手を取って、少し上に移動させる。

 とても良い眺めであったが、次は肛門周りを処理するのだ。くぱあする場所が違う。

 

「そっ……そうでした…………」

 

 ラキュースは顔を背もたれに押し付けた。顔は真っ赤で耳まで熱い。

 何をしているのか忘れてしまった。それだけでも大きな減点だが、そこに加えておねだり。

 若旦那様には体中の隅から隅まで知られているけども、今のは余りにもはしたない行為である。恥ずかしくて堪らないが、すべきことをしなければならない。

 

「おねがいします……」

 

 今度は淫裂ではなく、両手で尻たぶを掴んだ。軽く左右へ引けば、窄まりの皺が薄くなる。

 先日初めて使われた場所である。その大分前から何度も指を出し入れされ、自分で開くことを強いられてきた。こちらをくぱあとするのも慣れたものだった。

 

 ティアとティナはやはり生唾を飲み込んだ。

 男は二人が黙っているので、自分の手で処置を始める。

 今は丁寧に剃ってるラキュースだが、肛門周りも放置するとそれなりに長くなるのだ。実際長かった。

 

「んんっ♡」

 

 Vライン、Ⅰラインと続いて最後のOラインが一番面積が狭い。塗るのが早ければ舐めとるのも簡単だ。

 但し、舐めとっても男の顔はラキュースの尻から離れなかった。

 

「はあっ♡ そんなぁ、そんなところ、汚いからぁ……♡ あんっ、だめぇ…………」

 

 男の舌が、脱毛したばかりのところを舐めている。

 尻の割れ目だけが温かくなる異様な感触に、ラキュースは声を震わせた。あの美しい顔で舐められていると想像するだけで下腹が熱く疼く。実際にされれば想像は所詮想像だと思い知らされる。

 

 場所が場所なので一応は拒否の声を挙げるが、ちゃんと綺麗にしてから応接間を訪れていた。毎回ではなくとも、尻の穴を弄られるのは何度もあった事なのだ。適切な処理をした後でなければ、心身を若旦那様に捧げたラキュースであろうと拒否をする。間違っても汚いものに触れさせるわけにいかない。

 全身を綺麗にするのが義務化しているラキュースは、後ろの穴も綺麗にする義務があった。具体的には、最強のローションを塗り込むのだ。つまりは自分の指を入れている。

 

「あっ! だめだめ、ホントにダメなのぉ♡ そんなところに舌入れたら汚いんだからぁ♡ んっ…………、やぁあんっっ♡ ダメッていってるのにぃぃい♡」

 

 尻の割れ目を温かくされた次は、柔らかくてぬめる何かが入ってこようとしていた。尖らせた舌先であると、すぐにわかった。

 もう一方の穴は柔らかいけども、こちらは固い。入ってくるにはほぐし方が足りないと、ラキュースは思った。だから手伝うのは道理である。

 幸いにも尻を掴んで割れ目を広げている。指先をもう少し進ませて穴に近付け、無理をしない程度に、しかしさっきよりも力を込めて左右へ引いた。

 

(ラキュースがアナルくぱあしてる)

 (ラキュースがアナルくぱあしてる)

 

 肝心なところは男の顔に隠れて見えない。

 しかしそこは女の体を熟知しているティアとティナ。ラキュースの指がどこで何をしているかよくわかる。

 

「あっ!? おっぱい出て……、乳首ひっぱらないでぇ♡」

 

 男とラキュースにとってはいつもの事だが、ティアとティナにとっては息も吐かせぬ急展開である。

 

 男はラキュースがまだ着けていたブラジャーのホックを外し、カップをずり上げる。甘い果実のように垂れさがる乳房をむにむにと揉んだら、もっと甘い先端をきゅうと引っ張った。

 ラキュースの声も甘い。言葉で否定するのは、そうした方が若旦那様が喜んでくれるし望まれていると覚えさせられたからだ。

 

「ひぅっ……、そっちも舌いれないでぇ……♡ 中が舐められちゃってるぅ……♡ んっ……、あぁんっ♡」

 

 ラキュースの生乳をじっくり鑑賞しようと、ティアとティナもソファーに上ったところでまたもや異変である。

 舐められているところが変わったらしい。ラキュースの声に紛れているが、よくよく耳を澄ませば男の口がじゅるじゅる鳴っている。背後からは男の体が邪魔になるので、ティアがラキュースの体の下に顔を突っ込むと、ラキュースの内股を透明な汁が流れているのが見えた。舐めながらでは啜りきれないほど溢れているようだ。

 

「あっ、そこつまむのはぁぁあっ♡ あっ、あっ、んぅ……、あんっ♡ あっ、やっ、ふぅうぅっ……、んあぁぁぁっっ♡」

 

 ティアとティナに見せるためか、男の手はラキュースの乳首から離れた。赤く腫れた乳首が物欲しそうに自己主張している。

 男の左手はラキュースの下腹を揉み、或いはさする。

 右手は股間へ伸ばし、愛液で濡れ光る肉芽をそっと押さえた。軽く触れるだけの中指は少しずつ丸い形を捉え、弾力を感じるようになったら小さな円を描く。

 ラキュースの声が高くなり、脚も尻も痙攣するように震えだした。

 

 ラキュースの艶姿を、ティアとティナは見ていなかった。

 ソファーから降りて向き合い、高速でハンドサインを繰り出し合う。緊急会議であった。

 自分たちは何を求めているのか。一体何を得られるのか。

 己の欲望へ真摯に向き合い、本当に欲しいものを探り合う。

 

「あぁあぁぁあああぁぁぁぁああんっっ♡♡」

 

 二人が同じ結論に達した直後、ラキュースが顎を上げて叫んだ。

 男がゆっくりとラキュースの股から離れれば、されていた部分が現れる。

 ラキュースは尻の穴も雌の穴もひくつかせていた。上に見える穴は皺が深くなったり緩んだり。下に見える穴は完全に開いて荒い息を吐くかのように開いては閉じてを繰り返す。

 二人はラキュースの穴にしばし見とれた。

 さっきのティアのように二人とも吸い寄せられそうになるが、緊急会議で結論を得たばかりだ。愚行には走らなかった。

 

 ラキュースは尻を突き出したままぐったりと背もたれに体を預けた。

 男はミラからハンカチを受け取ってラキュースの汁に濡れた口周りを拭っている。

 ティアとティナは、結論を男に提案した。

 

「ボスはラキュースにご褒美をあげるべき」

 「ラキュースは頑張った。報いていいと思う」

「今のがそのつもりだったんだが?」

「足りない」

 「足りてない」

「……そうか?」

 

 ラキュースにクンニリングスをしてやった事は数えるほどしかない。その度にラキュースが大いに悦んでいたのを覚えている。よって、じっとしていられたご褒美と、綺麗になったお祝いで舐めてやったのだ。

 ところが二人に言わせれば不足であるらしい。

 ここで言われるご褒美が何であるかわからない男ではない。ラキュースを見れば絶頂の余韻に体を火照らせて、聞き耳を立てていた。本人は聞いてるのを気付かれてないと思っているらしい。

 

「ラキュースのおまんこは大洪水」

 「穴もくぱくぱして欲しがってる」

「うっ……」

「それにボスはまだ」

 「一日十回は出さないと治まらないボス」

「どこで聞いた」

「「ま!?!?」」

 

 ラキュースが小さく呻いたのは三人とも聞き流した。

 

「……それに次は」

(目の前に欲しがってるまんこがあるなら応えるのは男の義務)

 (二人で舐めるからラキュースのまんこに入れてやって)

(そこまで言うなら)

 

 何故かハンドサインに切り替える二人。全てのサインを把握してる男なので、二人に付き合ってハンドサインで応えた。

 

 ラキュースにクンニリングスをしたら、ティアとティナを抱こうと思っていた男である。

 二人からは定期的なセックスを求められたばかり。そしてこの後は王都へ潜入してもらう。労いと報酬の一部前払いを兼ねてと思ったのだが、何故かラキュース。毎日とは言わないが、三日に二度以上は抱いているのでこの場は二人に譲ってもラキュースに不満はないと思われる。

 が、とうの二人がそこまで言うなら男に否はない。

 男が頷くなり、二人は男の衣服を脱がせに掛かった。以心伝心が完璧な二人は第一の仕事をあっという間に完了させた。脱がせるなり跳ね上がった逸物に二人は今日何度目かの生唾を飲み込んだ。

 二人向き合って男の前に跪き、啄むように唇を突き出す。姉妹の口付けは、間に男の逸物を挟んでいた。

 

「ちゅっちゅっ、れろぉ……」

 「んっふぅ、あむぅっ……」

 

 ティアはそそり立った逸物に口付け舌を這わせ、ティナは顔を傾け亀頭を口に含む。

 姉妹はたっぷりと唾を塗り付ける。上向く逸物から二人の唾が流れ落ち、玉袋まで濡らした。ティナが手の平に玉を乗せて舌先でつつけば、ティアは正面から亀頭を咥えて頭を前後に振った。

 男は二人に口を使われる前から立たせていた。甘い舌遣いに、獣性が頭をもたげてくる。

 

 二人は口を使いながら、そろりそろりと少しずつ移動していた。

 左右から軽く開いた唇を押し付けて、その間を男の逸物が行き来する。二人の口を使って扱いていても、射精に導く激しさはない。

 

「あっ♡」

 

 前後する逸物の先端がラキュースに触れた。

 ラキュースの雌穴は期待に潤ったまま。放置されようと乾くわけがなく、口を開いて涎を垂らす。

 二人は鏡合わせのように男から離れ、吐息が届く距離で入っていくところを見ることが出来た。

 

「ああっ♡」

 

 赤みが濃い肉色の膣口に、丸みを帯びた亀頭が触れる。膣口が多少開いても明らかに亀頭の方が太いのに、何の抵抗も感じさせずに飲み込まれた。

 広げられた入り口は先端の全てを頬張ると、続く竿部も埋まっていく。姉妹が同時に握っても握りきれない長さがあるのに、ぬるぬると入り続けて男の下腹がラキュースの尻にぶつかった。

 ティアとティナは右手で作った拳を突き出し、親指だけを立てた。

 二人はこれが見たかったのだ。

 

 ラキュースは自分たちの旧リーダーである。美人ではあるものの凄すぎる行動力と強さを間近で見ていれば興味を惹かれても手を出せなかった。

 そのラキュースをペロペロするチャンスがあった。ラキュースの隠された部分を自らの手で暴けるのだ。しかし脱毛剤の除去が主目的である。じっくりたっぷりお楽しみとはいかない。

 次はボスとセックスするチャンスがあった。向こうから声を掛けてくれた。物凄く心惹かれる提案であった。

 帝都では、二人とも何度も何度も飲まされ掛けられ入れられ出されて、このために生きているのだと教え込まれた。女に生まれた意味はこれだと悟った。

 さっきはウィットニーさん案件の報酬で定期的なセックスを勝ち取った。その瞬間にキュンと来るレベルで期待していた。しかし緊急会議で激論を戦わせ、今日は見送ることにした。セックスしたいかと言われたら物凄くしたいが、確約を得たばかりである。今すぐでなくともお楽しみは確実にやって来る。

 

 二人がそうまでして耐えたのは何故か。

 ラキュースがセックスしているところを見たかったからだ。これは今しか見れない。

 

 貴族の令嬢で美人なのに鬼リーダーや鬼ボスの称号を得ていたラキュースが、メスの顔で甘えた声で乳首を尖らせ股を濡らす。

 何度も使われているらしい雌穴は新ボスの剛直を容易く根本まで飲み込んだ。ティアとティナがたっぷりまぶした唾がラキュースの膣内に塗り込まれる。

 奥まで入ってから戻ってきた逸物は、二人の唾とは違う汁で濡れていた。太ももに垂れるほど溢れさせたラキュースの愛液だ。入れられているところから湧いているので、濡れて戻るのは当たり前だった。

 

「あっ! それ、は……。あのっ……あのっ! それされちゃうとぉ……。うぅ〜〜…………」

「ラキュースはこれが好きだろう? お前のことはよくわかってるよ」

「そう、ですけど……。んっ……。でもぉ……」

 

 早速二人が知らないラキュースを見せてくれるらしい。

 男はラキュースの一番深いところから戻ってくると、奥に帰ることなく浅い部分を何度も行き来する。

 この後の自分がどうなるか知ってるラキュースは、ソファーの背もたれを強く掴んだ。顔を伏せて口もきつく結ぶ。全身を強張らせたので膣も締まり、中に入ってる逸物を強く感じた。

 二人きりでも少しはしたないと思うのに、今はミラがいる。あろうことか何故なのかティアとティナもいる。キーノが起きてこないのは僅かな救いだ。

 

「大丈夫、だから。中に、出して……ください。全部入るようになったんだから奥まで来ても。…………おまんこをおちんちんでじゅぽじゅぽして平気だから。…………おまんこで、……おちんぽ、し、し、……扱かせてください。…………わ、わたしの……まん肉で若旦那様のおちんぽ締め付けますから……」

 

 ラキュースの温度が上がってきた。

 挑発のような懇願のような卑猥極まる奉仕宣言に、ティアとティナは目を丸くする。あのラキュースをここまで仕込んだのかと言う驚愕と、あのラキュースがここまで出来るのかという驚愕で、思考が現実についていかない。

 

「もちろんそうするつもりだ」

「だっ、だから、はやくっ!」

「早く、なんだ?」

「はやくうごいてぇ……。激しくして欲しいのぉ!」

 

 この場が日常の一環であったらミラが厳しく指導した。ご主人様に命令するとは自分の立場を弁えているのか、と。

 今はラキュースへのご褒美である。少々乱れた言葉遣いには目を瞑る。それにご主人様の狙いもわかる。流れを遮ってはいけない。

 

「もう少しだな。ラキュースの準備が整ってからだ」

「もうおまんこぐしょぐしょでおちんちん入れられてるわ! 今更準備なんて!」

 

 ラキュースの度重なる懇願にも関わらず、男の動きは緩やかなもの。代わりに体を倒し、括れた腰を掴んでいた手をラキュースの前に回す。結合部からへその間に手を押し当て、奥を揺するように手を動かす。垂れ下がる乳房は根本から何度も絞る。左を絞ったら次は右と、交互に繰り返す。

 

「あっ、だめ……。だめだからみんな見てるんだから、見られちゃうからぁ……。キーノも起きちゃう! 聞かれちゃうからぁ……」

 

 意思に反して体が高められていくのを、ラキュースは感じていた。焦燥ばかりが濃くなって頭の中が茹だっていき、なのに体は期待している。

 乳房は何度も絞られ揉まれているのに先端には触れられず、乳首が痛々しく腫れている。脱色されていた時のティナ以上だ。

 膣内を行き来する逸物は、少しずつ深くなっても半分以上は入ってこない。奥まで欲しいと肉ひだがざわめいて、愛しい男を逃がすまいと勝手に締まる。それと同期して尻穴をひくつかせた。

 

「その時は聞かせて見せてやればいい」

「!!」

 

 残酷な宣言であるが、ラキュースは拒否出来ない。体がそのように作り変えられ、心がそれに追随した。

 それに拒否してもどうにもならない段階に踏み入っている。

 男の手が下腹から離れて両手で乳房に触れた時、ラキュースはきゅっと目を瞑って歯を食いしばった。意識的に体を丸めて防御体勢を取ろうとするが、

 

あ゛♡」

 

 腫れた乳首を抓られ、甘い痺れが口をこじ開けた。丸めた背中が反り気味になって、深くされた膣が奥まで来やすい角度に正される。強張らせた体は一瞬で弛緩する。締めた膣も緩んで奥までの道を開いた。

 男の下腹がラキュースの尻を打ち、パンと乾いた音を立てた。同時だった。

 

「あ゛ーーーーーっっ♡♡ 」

 

 反り気味になった背中を更に仰け反らせる。媚肉は悦んで男に絡みつき、受け入れるために蠢いた。

 

「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ ああんっ♡ おく、きてっっ♡♡」

 

 甘い声にたっぷりと獣の気配を絡ませて、ラキュースは吼えた。

 ラキュースは人から獣に戻り、女から雌になった。

 

「しょこっ♡ おまんこぉっ♡ おちんちんきちゃってるのぉおお♡♡ あ゛……っぅうううんっ♡♡」

 

 絶え間なく乾いた音が鳴り続け、ラキュースの叫び染みた嬌声が重なった。

 男がラキュースの中に戻る度にまろみを増した尻がたゆんと波打ち、育てられた乳房がたぷたぷ揺れる。

 

「あっ!? やっ! みないでぇ♡ おまんこよろこんでるの見ちゃダメだからぁああぁああ♡♡」

 

 変貌したラキュースに唖然としたティアとティナは、見ていることしか出来なかった。むしろ見ないではいられない。

 二人はラキュースのかつての仲間だ。長く付き合い、互いによく知っている。こんなところを見せるのは当然初めて。見せるどころか、こんな事を自分がするとは思えなかったラキュースだ。

 なのに二人に見られている。

 尻を突き出し物欲しそうに涎を垂らす大事なところを見られて、神にも等しい若旦那様に愛されているのを見られて、獣のように乱れる痴態を見られている。

 とてつもなく恥ずかしい。顔から火が出そうだし、見られるくらいならいっそ死んでしまいたいとすら思った。

 しかし始まってしまえば、どうしてそんな些細な事に苦しんだのか理解できない。

 こんなにも気持ち良くて歓喜に包まれる素晴らしい時間なのだ。天秤に掛ければ釣り合うものは何もない。

 

(ラキュースエロい)

 (メスになってる)

 

 二人の内緒話はハンドサインから元に戻った。ラキュースの耳にも届いているが、聞こえていない。圧倒的な快感に浸っている。

 

 体の真ん中に入ってきてもらっている。

 熱さと硬さと逞しさが空虚な穴を満たして心すら満たしてくれる。

 奥まで来てからリズムよく圧されると目の前に火花が散って、どこにいるのかわからなくなる。だけれども、愛しい若旦那様の存在だけは強く感じる。これでもかと叩きつけられ、自分の中に入ってくる。

 

「あんっ♡ おっぱいぃ♡ あふぅ……。キスも、んっっちゅぅぅう~~……ちゅるちゅる、れろ、じゅるぅ……。 お゛っ♡ あ゛っ♡」

 

 腰を使われながら揺れる乳房を揉みしだかれる。体をよじって振り向いて、舌を伸ばしながらキスをねだった。

 赤い舌を男の唇に食まれ、止められることなく差し入れた。

 相手の口内を隅々まで舐め回そうと情熱的に舌を絡めた。唇同士はぴったりと合わさっても、その内側では主導権争いをするかのように舌が蠢いて、相手の存在を感じつつも接触面積を最大にしようと奮闘する。

 湧いてくる唾は二つの舌でかき混ぜられる内に泡立ってくる。男もラキュースも、何度か喉を鳴らした。

 

「あんっ、だめっ! 入ってるところ見られちゃううぅぅ♡ あっはああぁあんっ♡」

 

(まるみえ)

 (まるみえ)

(ボスのちんこがずっぽし入ってる)

 (乳首だけじゃなくてクリも立ってる)

(あの手付き。あれは隠してるんじゃない。自分でクリを弄ってる)

 (……ボスとのセックスは縛られてが多かったから私は出来なかった)

(今度する時にすればいい。むしろ私が弄ってあげる)

 (それならティアの時は私がする)

 

 ラキュースをソファーに膝立ちさせての後背位だった。

 それを男はラキュースの片脚を抱えて高く上げた。必然的に股が大きく開かせられる。片膝はソファーに乗せてままで、やや変則的な立ち側位だ。

 体位が変わったので中で当たる部分も変わり、子宮口への圧も変わる。あまり使わない体位なので興奮も増す。

 一番の利点は、ティアとティナが享受していた。

 

 ラキュースは体を引き起こされたので、下に隠れていた乳房が良く見える。

 もっと良く見えるのが結合部。大股を開かされた脚の付け根に、男の逸物が出たり入ったりを繰り返す。太くて長さもあるのに、ラキュースの中に全部入ってしまう。往復する度にラキュースは鳴き、二人は唾を飲み込んだ。

 後背位の時は男の両隣にいた二人だが、立ち側位ならラキュースの正面から鑑賞するのが礼儀。二人は並んでソファーに座り、後ろのティナはティアの肩に顎を乗せた。

 

「あっ♡ ……急に噛むな。ビックリする」

 「そこにあったからつい。こっちにはおっぱいもある」

「あんっ♡」

 

 二人とも長い髪を高い位置で一つに括ったポニーテールにしている。仕事柄耳は出した方がよく、ティナはティアの耳に軽く歯を立てた。

 そこで終わらず、自分と同じ形の乳房にも手を伸ばす。ティアは拒まずに受け入れて、ティナに揉まれながら鑑賞を続けた。

 自給自足を覚えた姉妹は、するのもされるのも好きなのだ。

 

「お゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あぁぁぁぁあ~~~~~っ♡♡」

 

 真隣で戯れ始めた姉妹を気に掛けず、ラキュースはよがり続ける。

 飢えた獣のように舌を出して涎を垂らし、背もたれに体を預ければ姿勢が崩れない事に気付いてからは、両手で自分の体をまさぐり始めた。ティアが見破ったように腫れた肉芽を慰め、同じように腫れた乳首も慰める。

 ラキュースの痴態は姉妹の好奇心を満たすどころか、あまりの乱れように驚かせた。

 男に育てられてきたのだ。

 

 ルプスレギナが本能でこれ以上はまずいと判断したのが三日に一度。

 ラキュースはその倍。事に寄ったら更にその倍。使われない日の方が少ないくらいで、確実にないのは男がナザリックに行ってる時だけである。

 男の専従メイドのような立場になったラキュースだが、そちらの仕事は本職が幾らでもいる。ミラと同じように男の傍に侍って細かな雑事を担うのがお仕事である。そしてそれ以外がとても多い。

 日に十の半分をアルベドとソリュシャンが占めるとしても、五も残る。五の内訳は日に寄りけりであるが、遊軍であるミラとラキュースは重宝されていた。毎日十と決まっているならローテーションを組んで何とか回せたとしても、ルプスレギナの回復魔法がリズムをぶち壊す。位階を登り続けるラキュースの回復魔法だって捨てたものではない。

 手や胸に口はほぼ毎日。そのまま抱かれる事も多い。

 

 ラキュース以上の頻度なのは、筆頭にアルベド。次にソリュシャン。二人ともルプスレギナが引いたラインの遥か向こうを悠々と歩く。

 ラキュースと同程度なのがミラ。ルプスレギナが曰く、ミラは始めから「おにーさんにマジ惚れ」「ヤバいほどガチ」判定を受けている。

 そしてラキュースである。神の化身である若旦那様に毎日愛されて次なる位階へ歩み続け、或いは堕ち続け、果てはとうに越えていた。若旦那様への想いは女の感情だけでなく、絶対なるものへの信仰にも似てきた。故に、家族や友を含む王国の鏖殺を聞かされても、胸を痛めつつも受け入れられる。

 今のラキュースは、ティアとティナが知っているラキュースと決定的に違うのである。

 

 育ててきた男も満足している。

 始めこそ全部入りきらなかったがやや無理をして回復魔法を使わせ続けた結果、ティアとティナの目を剥いたように根元まで入るようになってきた。

 具合もよい。処女の固さが取れたら淫らに絡みつくようになり、剣を振るう戦士でもあるため締め付けも良い。このあたりはレイナースに似ている。但し、乗馬が得手なレイナースの方が締め付けがきつい。頻度の関係で、レイナースはまだまだ途上だ。

 嬌声も耳に心地よい。甘い声が良ければ獣のような叫びも良い。本気で感じているのがわかり、自身の技術の確認にもなる。

 直属であるミラと、おかしな経緯で専従になったラキュースは、他の者たちのように気を遣う必要がなくて楽なのも大きい。

 そのミラとラキュースを並ばせて後ろから突くのも好きである。ヴァンパイア・ブライドのミラは体温が低く、ラキュースは温かい。温度差が面白いのだ。熱いと言えばルプスレギナだが、そんな風に使ったら怒ると思われた。

 

 

 

「お゛っ♡ お゛っ♡ あ゛あ゛っ♡ あむぅ~~~っ♡ んっ、んっ、んぅ……あぁんっ♡」

 

 立ち側位から更に変わって正常位に。

 ラキュースだけがソファーに座り、男は床に膝立ちになって腰を振る。その腰にラキュースのしなやかな脚が絡んでいた。

 大股を開いて高く上げた両脚は、膝で曲がって男を捉え、足首同士でロックした。膣内射精を強いるだいしゅきホールドである。抱かれる時は必ず膣内に射精されるラキュースだが、正常位になるとだいしゅきホールドになる事が多くなった。脚が邪魔で他の体位に移りにくいが、今はそろそろと体が感じている。

 最後は顔を見ながら。

 男の首に両手を回す。高まる快感で嗜虐を匂わせる美貌に心も体も蕩けてしまう。近付いて来たらあーんと口を開いて受け入れる。

 

 何度も絶頂していた。

 

 いつも七回くらいまでは数えられるが、それ以上になるとわからない。数を数える機能が失われて、全身で悦ぶだけのメスになる。

 中を往復する度に愛液が掻き出されて股を濡らし、奥まで来ればまだかまだかと子宮口が開く。中で熱いものを吐き出してもらって取り込んで、孕みたがっている。子宮が疼いて悦んで、女に生まれた意味を実感する。

 どこを触られても気持ち良い。髪を撫でられるだけで達してしまう。繋がったまま抱き合えば際限なく高まっていく。男の胸板に乳首が擦れただけで浅く達した。

 ここがどこで今がいつで、近くに誰かいるのかいないのかがわからなくても、高きから降りてきてくださったいと尊き方と愛し合ってるのは紛れもない真実である。それだけで十分すぎた。

 

「あ゛っ♡ ん゛ん゛っっ♡」

 

 何度もしてきたから予兆を捉えられた。

 腕に力を入れて男の体にしがみつけば、両脚にも力が入って男を深く受け入れる。

 女の穴の一番奥に先端が届いて尚も圧され、逞しいと思うと同時に可愛らしくも感じる亀頭が更に潜ろうとしているかのようだ。

 子宮口に尿道口が押し付けられて、ラキュースは深く達した。淫らな肉が男の逸物を緩急つけて締め付ける。

 

「あぁぁぁああああああぁああぁぁあーーーーーーーっっ♡♡」

 

 熱くて量も多くて、毎日上の口で飲まされる精液が、体の中心でどぴゅどぴゅと吐き出された。

 子宮口を精液で打たれたラキュースは、さらに高く、あるいは深く押し上げられた。

 全身で男の体にしがみつき、高く甘く獣のように絶叫した。

 腰の震えがつま先まで伝わっている。男を包む膣肉はもっと震えて、精液を搾り取ろうと蠢いた。

 

「あ゛っ♡ ……あひゅぅっ♡」

 

 ラキュースの力が萎えてホールドが解かれると、男は萎え切らない逸物でラキュースの中を数度往復した。

 ラキュースは虚ろな目で、しかし至福の只中にいる恍惚とした顔で男を見上げた。

 

 

 

 男が手招きをすれば無言でミラが寄ってくる。男の前に跪き、淫液で汚れた逸物を頬張った。頭を振って汁を舐めとり、亀頭だけを咥えて尿道に残る精液を吸い出す。

 綺麗なハンカチを広げてラキュースの汁が汚した玉袋や太ももを拭うことも忘れない。

 ミラが頭を引き口から抜かれた逸物は、硬さを失って項垂れていた。

 

「二人はラキュースを綺麗にしてやってくれ」

「「!!」」

 

 ラキュースも色々な汁に汚れていた。流れるほど掻いた汗も含めれば全身だ。

 

「無理はしないように。ラキュースなら大丈夫だろうけどな」

「わかった。無理しないように綺麗にする」

 「つまり無理な限界を探れと言うこと。了解した」

「ミラは残れ。最後の施錠は任せた」

「かしこまりました」

 

 書斎には大切なものがいっぱいある。

 機密文書等は鍵付きの棚に入っているが、金貨を始めとして高価なものが幾らでもあった。

 ほぼ身内のような者たちばかりだが、部外者だけを書斎に残すわけにはいかないのだ。

 

 男は脱がされた衣服をいそいそと身にまとい、誰もいない書斎の一画に向けて手招きをした。

 

「俺は自分の部屋に戻る。休むからしばらくは来ないように。来れないだろうが」

 

 深い余韻で行ったきりのラキュースを見るティアとティナは、飢えた獣のようだった。

 

「お見送りいたします」

「今は必要ない。あっちを見ててくれ」

「……かしこまりました」

 

 男は書斎から出て行った。

 書斎のドアは男が出てもすぐに閉まらず、少し間をおいてから閉まった。

 

 

 

「ルプーもしたくなったのか?」

「あんっ♡ ……まだ廊下っすよ! 部屋に行くんすから、続きはそっちっす」

 

 完全不可知化の魔法で姿を隠したルプスレギナは、最初から最後まで全部見ていた。

 話し合いはへーほーふーんと聞いてるだけだったが脱色やら脱毛やらが始まったら雰囲気がおかしくなり、ラキュースとは最後までしていた。そんなものを見せられたら当てられる。

 スカートに深く入ったスリットへ手を差し込み、下着の上から撫でていた。

 男が触れたのも下着の上からだったが、指にまとわりつくほど濡らしている。

 

 ルプスレギナは悪戯をされないように男の腕に腕を絡ませた。

 深く腕を組むものだから、男の腕がルプスレギナの胸に触れた。むしろ当てている。ルプスレギナの魔改造メイド服はブラジャーを着けないため、服の上からでも乳首を立たせているのが良く見えた。

 

「部屋に戻ったらすぐに始めるか? 一緒に風呂を使ってからでもいいと思うが」

「すぐ! おにーさんだって一回だけっすよね。もっとぬぷぬぷしたいんじゃないっすか?」

「まあ、な。それがわかってるなら回復魔法は使わないよな?」

「それって使えって前振りっすね?」

「違うそうじゃ、ない……」

 

 『じゃ』のところでルプスレギナは魔法を発動した。

 これで朝からさっきのラキュースに出した分全てがリセットである。

 

「あんっ♡ ……やぁんっ、おにーさんったら乱暴っすよ? あっ♡」

 

 部屋に入るなり、ルプスレギナはベッドに突き飛ばされた。

 倒れはしない。両手両膝をベッドについたまま、男を振り向いて尻を振った。

 ルプスレギナの魔改造メイド服は、スカートに入ったスリットがとても深いのだ。腰まで入っている。スカートは足首まであるくせして、スリットのおかげで捲り上げるのは簡単である。男が捲れば艶やかな尻が丸出しになった。

 ショーツは紐パン。サイドの紐を引っ張れば結び目は簡単に解け、一秒と掛からず脱がされた。

 脚を開くのは入れやすい様にと高さ調整。後ろからは何度もしている。どのくらい脚を開けば入ってくる男と丁度いい高さになるのか、最早体が覚えている。

 肘を曲げて上半身を下げ、背が反って角度が良くなれば、尻の向きも微妙に変わって潤んだ割れ目が良い位置に来る。

 後ろでごそごそしていた男の手が尻に触れ、ルプスレギナの胸は高鳴った。

 

 

 

 一方その頃、書斎ではラキュースが姉妹から責められていた。

 

 ほぼ全裸で放心していたのだ。一応ガーターベルトとガーターストッキングを着けているが、官能を引き立てる要素にしかなってない。

 股を開いて割れ目から白濁した粘液を溢れさせる様は、ティアとティナの興奮を大いに煽った。

 ティアは直に口を付け、わざと大きな音を立ててすすった。一通り吸い取れば近くにある部分に移らないわけがない。

 ティナは汗を吸い取ると言って首筋に吸い付き、徐々に下がって乳房にまで来た。そこまで来たら先端が見逃される道理はない。

 ラキュースに同性愛の気は皆無だったが、若旦那様の言葉に背けるわけがなく、深く愛された直後の圧倒的な幸福感が全てを許させた。

 激しさも荒々しさもない代わりに甘く優しい愛撫に身を任せ、数度の絶頂に至らされた。

 

 無論の事、ラキュースを二人に差し出したのは男からの特別手当である。

 二人がラキュースに強い興味を持っているのはわかっていた。ラキュースは自分が好きにして良い立場なので何の問題もない。

 

 そこに加えて一つ誤解があった。

 ラキュースは先日の狂宴に同席していた。ソリュシャンやルプスレギナたちのみならず、アルベドまで臨席していた宴である。誰もが大いに乱れた淫らな宴だった。

 男が同時に相手取ったのは三人まで。ならば残る者たちは互いに高め合っていたと思われた。が、ラキュースは人間である。アルベドが同席を認めたため蔑視や嫌悪する者はいなかったが、積極的に絡む者もいなかった。

 男はラキュースも女同士で戯れたと思っていたのだ。ならばティアとティナに身を任せるのも抵抗がないと考えた。

 しかしながら、女同士はティアとティナが初めてになったラキュースである。

 

 

 

「う……、私は寝ていたのか? ご主人は?」

「ようやく起きましたか」

「ミラ?」

 

 吸血鬼であるのに微睡んでいたキーノが目を覚ました。

 

「ご主人は……っ!? あいつら何してるんだ!?」

 

 少し離れたソファーでは、三人の女が淫らな声を上げながら交わっていた。

 世紀を越えた処女であるキーノは、男女の行為が未経験であれば女同士なぞ想像も出来ない。近くにいたティアはそちら方面で奔放だったが、キーノの耳に入らないようラキュースが必死になって防いでいた。

 

「あなたはこっちです」

「ひゃあっ!? なななにをするんだっ!?」

 

 知った顔が絡み合う光景に驚愕していたキーノだったが、それどころではなくなった。ワンピースのスカート部からドレスグローブに包まれた手が忍び込んできた。

 押しとめようにも、魔法使いであるキーノよりミラの方が力が強い。

 

「ご主人様に可愛がって欲しいのでしょう? あなたにその資格があるかどうかの確認です」

「うっ…………。だが、それは、しかし……、あっ……。やめろぉ…………!」

 

 ご主人様を出されるとキーノはとても弱い。ミラが抱くご主人様への忠誠をキーノは間近で見る機会があったため、そのミラがご主人様について語ると嘘だとは言えなかった。

 逡巡する間にもミラの手は太ももを這いあがり、ご主人様に可愛がってもらったところに届く。

 

 ミラは手持ち無沙汰で、暇だったのだ。

 ご主人様の命令であればいついかなる時も不動の姿勢を保てるが、命じられたのは施錠である。いつになるかわからない。そこで見つけた玩具がキーノだった。キーノが自分と同じ吸血鬼であることも背を押した。

 ティアとティナを見て、ジュネと競い合った事を思い出したのも大いにある。

 

 三人の女たちの嬌声に、ややあってキーノの声も交りだした。

 

 

 

 

 

 

 その日から五日後。

 打ち合わせを重ねて諸々の準備を終えたティアたちは王都へ向けて出立した。

 

 特別手当を得て、ウィットニーさん案件の報酬も確定し、王都で若旦那様と合流したら色々と期待できるティアとティナはやる気が十二分である。

 

 そのウィットニーさんのパン屋の売り子問題も速やかに解決した。

 エ・ランテルのお屋敷で研修を完了したものの帝国行きが受け入れられず、メイドを辞めた娘を紹介したのだ。

 メイド教官に惜しまれるだけはあって、職人気質で頑固なウィットニーさんが相手でも物怖じせずにいられる。たちまち名物看板娘となり、ウィットニーさんのパン屋を一層繁盛させた。

 とは言っても、元から繁盛しているパン屋である。パンを作るのはウィットニーさんだけであり、客が増えても販売量は変わらない。完売のため閉店時間が早まる事が多くなった。

 

 それでは滅多にパンが買えないと思われるところであるが、元から若旦那様はウィットニーさんを贔屓して色々と融通してきた。売り子もそうだし、小麦粉についてもだ。

 若旦那様であれば、特別に予約注文することが出来た。ケムキチの散歩がてら毎週通っている。

 出立したティアたちにもたっぷり持たせ、旅路を大いに快適にしてくれると思われた。

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