ほんの数分前まで余命15分の重傷だった。
具体的には腹部と胸部を強打され中身がグチャグチャのボキボキになり一部が体表から飛び出る有様。とっても酷い目にあわされたが下手人に対して恨みも怒りもなにもない。アインズ様風に言うなら「ルプスレギナよ、お前の全てを許そう」ってやつである。
ソリュシャンとて愛しのお兄様に手を挙げた姉に思うところはあったが視線は姉ではなくお兄様に向いている。「私にはあんな顔見せたことないのにだらしない顔をして!」である。
どうしてそうなっているかと言うとアルベド様に膝枕されているからでした!
ああ天国はここにあったのだ、アルベド様のお膝が天国だったのだ。さわさわと優しく髪を撫でてくれて心がぽわんとなり顔がほにゃんとなる。天国に通じる扉を開いたルプスレギナを恨もうはずがなかった。
そのルプスレギナは床の上でひれ伏している。首には指の痕がくっきりと。
■
書斎の扉を開けるなりアルベドは中へ飛び込んだ。私のものに何をしている!
勢いよく手を突きだし呆然と立ち尽くすルプスレギナの首を握りしめた。気道にあった空気が押し出され、きゅっと鳴った。
高く吊り上げそのまま握りつぶすのか床に叩きつけるのか。ソリュシャンが「まず回復を!」と叫ばなければ改修したばかりの書斎が酷いことになるところだった。
激しく咳き込むルプスレギナを急かし、男を回復させた。無事に元通りの体を取り戻し意識もはっきりしていたが体に力が入らないようでしばらく寝かせておくことにした。カーペットでふかふかでも床の上ではちょっとあれなので長椅子に。アルベド様も長椅子に。折角なので膝枕。
アルベド様の為されようにルプスレギナは目をまるくして、今更ながら不味いことしたのかもと思い始めた。
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この子は私の大切なもの、あなたはいつも考えが足らない、結果を見据えて行動するべき、そもそもどうしてここにいる等々、アルベド様からのありがたいお説教。
男を膝枕しているので厳しい顔をしていてもあんまり威厳がないのだが、もしも男がいなかったら腹パンくらいあったかも知れない。
ルプスレギナがやっちゃったことは事実であるし、守護者統括であるアルベド様への抗弁は許されない。しゅんと耳を垂れてひれ伏すばかりである。
アルベドはよほど腹が据えかねたのか同じ話を二度ループしてから、どうしてあんなことをしたのかとルプスレギナへ釈明の機会が与えられた。
「は……はい。申し上げます」
ルプスレギナが事の経緯を語る。やがてアルベドとソリュシャンのじっとりとした視線が男へ向けられた。
どんな目で見られているか知らない男は、アルベド様の太股はとっても柔らかくてとってもいい匂いで、
「ぐえっ」
アルベド様のお膝から床に落とされた。
「お前もルプスレギナの隣に座りなさい」
「はい」
わけがわからないがアルベド様のお言葉には逆らえない。ルプスレギナと同じように床の上に跪いた。
よくわかってない顔をしている男へアルベドは指を突きつけ、
「あなたにはデリカシーが足りないわ!」
「!?」
(どうしてショックを受けてるんですか。アインズ様と私から散々言われたではないですか)
ルプスレギナは一見友好的で誰に対してもいい顔をしているように見えるが、実は人間を痛めつけるのが大好きな悪い人狼である。しかし初対面の人間をいきなりぶちのめすほど考え足らずではない。しかもアインズ様から「傷ついたら回復してやれ」と言われている人間なのだ。
それなのに手を出してしまったのは相応の理由があった。
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「ルプスレギナ・ベータ様ですね。アインズ様からお聞きしております。回復ポーションの代わりに派遣されたのですね」
「…………私をポーション呼ばわりっすか?」
満面の笑みから突然ご機嫌斜めになったルプスレギナ。
ルプスレギナは高位の神官職と聞いていた。怪我の回復しか出来ないポーションよりも凄いことが出来るに違いない。
「失礼しました。薬箱ですね」
「………………はっはーーん? これはつまりあれってやつっすね? 私は舐められてるんすね?」
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デリカシーが足りない、気遣いも足りない、思ったことを素直に言い過ぎ、色々と無神経。マナーや品位ある所作だけは一級品なのに、と思ったところでおそらくはラナーから教え込まれたのだろうと察してアルベドの機嫌はいっそう悪くなった。
男はひたすらに頭を低くし、アルベド様からの金言に耳を傾けた。
アルベドにはまだまだ言いたいことはあったが時間が押している。仕事中なのだ。最後に三日後は外出しないで待っているようにと言いおき、ナザリックへ帰還した。自室に戻った後で、三日後じゃなくて今夜日付が変わった後にすれば良かったと悔やんだが後の祭り。大急ぎで仕事に戻った。
アルベド様がお帰りになった後も、若旦那様は床に両手両膝を突いていました。
「なんてことだ……。俺はデリカシーがなかったのか……」
「今更何言ってるんですか。アインズ様からも指摘されましたのに」
「気を付けてるつもりだったのに」
「はっきり言いましょう。全然ダメです」
ソリュシャンお嬢様が厳しいのではなく若旦那様が本当にダメなのです。監禁されていた身の上での寝たきり生活が長かったので圧倒的に対人経験が不足しているのです。これからに期待しましょう。
「ルプスレギナ様に失礼を働くつもりはなかったのですがどうやらそうなってしまったようで申し訳ありません」
「別にいいっすよ。それにしてもおにーさん軽いっすね~」
「そうですかね?」
「そうっすよ」
致命傷を与えた自分に対し全く負の色がない。
ルプスレギナは人を痛めつけるのが大好きなサディストで、痛めつけては回復し更に痛めつけてはとかやったことが何度か。完全に回復してやっても自分に怯えない人間は一人としていなかった。
「そーいうの嫌いじゃないっすよ♪」
「それはどーも」
「そこはもっと喜ぶとこっす! アルベド様が言ってたデリカシーとかってそういうとこっすからね?」
「うっ」
胸を押さえた男へケタケタと笑う。初対面時はなんだこいつと思ったが割と面白い男のようだ。
「それじゃ仲直りの握手っすね!」
難しい顔をして手を出す男に再度笑う。
「一緒にアルベド様から怒られた仲っすから。いや~~~さっきのアルベド様超恐かったっすねー」
ソリュシャンはやばっと思った。
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ルプーは深い考えがあって口にしたわけではないのでお手柔らかに、私は必要最低限と思われることをしようとしているのにお手柔らか? するなと言うことかなソリュシャン様はルプスレギナ様の成長の芽を摘みたいのですかルプスレギナ様がお嫌いなんですね仲麗しい姉妹だと思ってたのに内心では見下してるなんてことを他の方々が知ったらなんと思われるか、……ごめんなさい、ごめんなさいというのは罪を免じてください許してくださいと言うことつまりご自身が悪いことをした自覚がおありとはやはり、もう余計な事は申しませんから。ルプスレギナは脳がお天気であっても愛しい姉であるので一言口を挟んだが直後に後悔。
「あっ?」
ルプスレギナは握手のために差し出した手が打ち払われた瞬間、一体何をされたのかわからなかった。
何をされたか理解した直後、剣呑な目で打ち払った男を睨みつけた。
「……何のつもりっすか?」
「申し訳ありません。ついビックリしてしまいました。まさかルプスレギナ様がそんなに恐がりだったとはつゆとも知らず」
「…………あ?」
睨む目に殺意が乗った。なのに男は苦く笑うきり。笑った顔で言葉を続けた。
「かくもお美しいアルベド様へ恐いだなんて思えるのですからこれを恐がりと言わずになんと呼べばいいのか」
「……あんな目にあえば恐いのが当たり前っすよ」
ルプスレギナはぎゅっと拳を作った。そのまま振り上げて殴りつけたくなる衝動をぐっと押さえる。アルベド様に釘を刺されたばかりでなければ確実に男を打ちのめしていた。
「私はルプスレギナ様からもう少し痛い目にあわされましたがとても恐いとは思えません。ルプスレギナ様は恐がりなだけでなく痛がりでもあるようで。ルプスレギナ様は戦闘メイド『プレアデス』のお一人と伺っていましたが戦闘は痛いのも恐いのも付き物でしょう。ご本人から言い辛ければ私から戦闘メイドではなくただのメイドにしてもらえるよう具申しましょうか?」
「…………弱っちい人間のくせによくも私に」
「弱っちいから脆弱だから人間だから。だから強い自分には媚びへつらえと? それは想像もしたことがなかったですね。人は想像も出来ないことは思いつきもしないものですから」
人ではないわ人狼よ、今は本当にそういうのいいから。
「逆から見れば、ルプスレギナ様は自分より強い者には媚びへつらうんですか? 尻尾を巻いて恐くて痛い目にあわせないでくださいとお願いするんですか?」
ルプスレギナの金色の瞳で瞳孔が狭まった。目に入る光量を調整し目的だけを見据えるために。目的とは男をぶちのめすこと。アルベド様からの叱責は頭から消えていた。
ソリュシャンは不味いと思った。このままではルプスレギナがお兄様を殺しかねない。流石に言い過ぎと思ったので少しくらい痛い目を見せてもと思うが、今のルプスレギナからは日頃の嗜虐心が見えない。一撃で命を奪う攻撃を繰り出すかも知れない。お兄様とルプスレギナ、どちらを止めるのが楽かと言えば間違いなくルプスレギナ。アルベド様を侮辱されたお兄様が、何があろうと止まるわけがない。
「アルベド様からのお言葉を忘れていらっしゃる。どうやら今までも同じ間違いをしたことがあるようですね。おや、顔色が変わった図星ですか。何方の命令を無視しました? プレアデスの上役はセバス様、違うアインズ様ですか。ああ信じられない……なんてことだ……。まさかナザリックにアインズ様のご命令を無視できるものがいただなんて」
ルプスレギナは飛びかかれなかった。
命令無視とまでは行かないかも知れないが近いことをしてしまったことがある。先まで派遣されていたカルネ村にて、村の危機を知りながら見過ごしアインズ様への報告すら怠った。アインズ様のお怒りを思い出してしまった。
「アルベド様が仰っていましたね、考えが足りないと。愚かなだけなら救いがあるのに言われたことすら出来ない。アインズ様のご命令を理解出来ない。目の前のことにだけ飛びつきその先にある危険に思いを巡らすことが出来ない。おわかりですか? あなたが危険に飛び込むだけならお好きにどうぞで済みますが、あなたはナザリックの一員だ。ナザリック全てを危険に晒しかねない。アインズ様は間違いなく危険の除去に動かれることでしょう。あなたのためにアインズ様が危険な目にあうのですよ!」
「………………ぅ」
(うそ! ルプーが泣いた!?)
ソリュシャンの驚愕は二人へ伝わらない。ルプスレギナはソリュシャンと同じ性向を持ち、どちらも他者を虐げる事が大好きな極悪姉妹である。そのため、真面目ちゃんなナーベラルやお堅いユリ姉よりも話が合う。ルプスレギナの色々な面を知っているつもりでいたが、怒りと悔しさで歯を食いしばり大きな目に涙を溜める姿は初めてだ。
ルプーかわいそうとちょっとだけ思うが、涙目ルプーかわいいと思うソリュシャンはやっぱり性悪スライムだった。
「だからこそアインズ様はルプスレギナ様に期待しているんです!」
「………………え?」
ルプスレギナは目を瞬かせた。溜まった涙が頬を濡らしたが気にならなかった。
「カルネ村は辺境の開拓村です。田舎の聖人伝説を信じるほどうぶではありませんが、それでもやはり純朴な人が多いことでしょう。ルプスレギナ様には狭い。もっと広く大きなものを見よとアインズ様は仰っておられるのです。ルプスレギナ様がアインズ様にご迷惑をお掛けしたのは誉められたことではありませんがアインズ様は大きな御手で受け止めてくださったに違いありません。あなたはアインズ様の愛し子です。愛しい子の成長を楽しみに、アインズ様は慈父のごとき温かい目でルプスレギナ様を見守っておられますよ」
もう一度ポロリと涙を落とす姉を見て、お兄様はアルベド様やデミウルゴス様が気にかけるだけある悪魔のようなお人だと再認識した。傍らで見ていると物凄く悪辣である。
ルプスレギナはシャルティア様とは違い、立場的にアルベド様よりも下にいる。アルベド様とシャルティア様の不和は困りものだが、ルプスレギナがアルベド様へ少々の反感を抱いても困りはしない。命令を下すだけで済む。その命令とて守護者統括であるアルベド様とプレアデスのルプスレギナとでは別系統になる。
もっとやっつけても良かったのだが泣くまでいったのでひとまず満足。ここではアルベド様を侮辱する者は許されないのだ。
「……アインズ様は私に期待してるっすか?」
迷子のわんちゃんのように心細げなルプスレギナを言葉を尽くして慰める。ソリュシャンからの白い目にも負けずに誉めちぎる。ソリュシャンから課題図書として渡されたラヴロマンス小説からも多数引用。スライムなのにギリギリと歯ぎしりをたてるソリュシャンには気付かない振り。
人間からの美辞麗句など聞き飽きてるルプスレギナだったが、男の言葉は皹の入りかけた心を潤した。青ざめた頬には赤みが差し、照れ臭そうな誇らしげな笑みが戻る。元々切り替えが早いというかすぐ忘れるというか懲りないというか、天真爛漫を形にしたようなルプスレギナは立ち直りが早かった。
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「わかってるならいいんすよ!」
泣いたカラスがなんとやら。ルプスレギナは人狼だけれど。
えっへんと胸を張る。ちょっと悔しい思いをしたけれど自分のためを思ってアインズ様のお考えを伝えてくれたのなら許してやらなくもない。でもしてやられてばかりはやはり悔しい。
悪戯な笑みを浮かべ、大きくとられた襟元をちょっとだけ引き下げた。
「おにーさんにはちょっち迷惑かけちゃったっすからね。お礼にちょっとだけならおっぱいさわらせてあげるっすよ?」
くひひと悪そうに笑う。
「おっぱいを触るなんてそんな!」と、どぎまぎする男をからかってやろうと思った。もしも本当に触ってきたら、「いやんエッチっすね!」とからかってやろうと思った。
ルプスレギナはこの期に及んで未だ男を舐めていた。しかし無理もないことと言えよう。ルプスレギナが先までいたのはカルネ村だったのだ。身近な人間は色恋のなんたるかを知らない田舎娘のエンリちゃん、純情根暗童貞のンフィーレア少年。村人たちはルプスレギナの美しさに冒しがたいものを感じて必要以上に近付いてこない。カルネ村に立ち寄った冒険者の中には言い寄ってきた者もいたが、本気ではなく形式的なものだ。
目先のことばかり考えてと言われたばかりなのにルプスレギナはルプスレギナだった。
ルプスレギナの装いはプレアデスの正装。しかしナーベラルたちとは違ってゴテゴテした金属部はなく改造メイド服の範疇。そしてソリュシャンの正装の次にセクシーだったりする。
谷間が見えるほど襟ぐりが広いわけではないが鎖骨や乳房への柔らかな曲線の始まりは覗き見える。スカートが股間から指数本と言うわけでもなく足首まで隠しているが深いスリットが入っている。ともすればパンツのサイドが見えそうなほど深い。
そんなメイド服を着ているルプスレギナは、プレアデスの例に漏れず美しい女性だ。
ソリュシャンがゴージャスな美女でナーベラルがクールな美女なら、ルプスレギナは野生美に溢れる美女である。天真爛漫、快活、笑顔を仮面のようにいつも張り付けている。さっきは男にやりこめられてしまったが笑顔でないときの方が珍しいくらいである。
普通の男なら、ルプスレギナの美貌に気圧されてしまう。普通の男なら。
「それじゃ遠慮なく」
「へ?」
男は左手を上に右手を下に構えた。別に天地魔闘の構えではない。攻撃のための構えと言えばそうかも知れない。
ルプスレギナは襟を引き下げて谷間を見せた。つまり直に触っていいと言うこと(違います)。
おっぱいがいいならお尻もオーケーとシクススに教えてもらった(教えてません)。
「!?!?」
男の手がルプスレギナに触れた。
左手は開かれた襟元から中へ入り込み、ナーベラルより大きなおっぱいを直に握りしめた。指先はおっぱいの先端にあるかわいい突起にも届き、人差し指と中指でちょんと摘まんだ。
右手は深いスリットの内側へ。むちむちの尻肉をむんずと掴み、長い指は尻の割れ目にまで届いた。いやらしくさわさわと前後に撫でた。
「~~~~~~~~~~~っ!!!!!!」
ルプスレギナは叫んだ。防音処置が施されている書斎でなければちょっとした騒ぎになったかも知れない。
「なにするんすか!」
咄嗟に男から離れ、両手で胸を抱いてその場にうずくまった。蠱惑的な仕草で男を誘惑しようとも、所詮は田舎者に囲まれてきた生娘である。
「ちょっと聞いてるんすか!?」
ルプスレギナの叫びを、男は黙殺。じっと手を見る。ルプスレギナの尻を握りしめた右手である。おもむろに鼻先へ近づけた。
うわぁ……、とソリュシャンはドン引きした。
それはちょっと変態ちっくっすね、と言いながらもルプスレギナは嬉しそう。
男は懐から取り出したハンカチで指先を拭い、ソリュシャンへ目を向けた。
「メイドたちに命じて風呂の用意を。着替えもだ」
「言いたいことはありますが、確かにお兄様の服はボロボロになりましたからね。わかりました。すぐに用意させます」
「違う。俺じゃない。ルプスレギナ様だ」
「え?」
「私っすか?」
「ルプスレギナ様はおもゲフンゲフンをしてしまったようだ」
「………………はい?」
ソリュシャンはわけがわからない。
一方、ルプスレギナはわかってしまった。バッとスカートの上から股間を押さえつけた。
「ルプスレギナ様はおしゲフンゲフンでお召し物が不快なことになっているようだ。だからすぐに風呂と着替えが必要なんだよ。おっと、これ以上聞いてくれるなよ? 俺はデリカシーを覚えたんだ。ルプスレギナ様がどんなことになっているのか俺の口からは話せない」
ソリュシャンは呆然と姉を見た。
姉は真っ赤な顔でぷるぷると震えている。
ソリュシャンは言った。
「もしかしてルプー………………おもらし?」
「うわあああああああああああああああああああああああーーーーーーーっ!!!!」
ルプスレギナは泣いた。