エ・ランテルにある大きなお屋敷はナザリック守護者統括であるアルベド様のお食事処でありお屋敷の若旦那様はアルベド様のご飯である。
お食事処のお食事部屋は屋敷にて一等豪華な部屋であるが調度品のたぐいは少なく、部屋の格調を高めているのは豪奢な天蓋に覆われた大きな寝台である。なにせ寝台はアルベド様がお食事を為される食卓であるのだから。
その寝台の上に男が一人。アルベド様は紗の向こう。先にベッドに行きなさいとお命じになられてからそれなりに時間が経っているが入ってこようとしない。
アルベド様のなさることに異論があろうはずがない男は只々待っている。寝台でありお食餌であるので寝ころんでいるが寝ころんでいると立ってしまうと云う矛盾。
美の体現であられるアルベド様のお姿が目に入り、芳しくも官能的な甘い体臭に鼻腔を擽られ、アルベド様のお食事がどのようなものであるのか体験していれば寝ていても立ってしまうのは世界の真理である。
しかし如何にお食事の内容がそのようなものであるとしてもちんちんおっきさせながら主人を待つのは如何なものか。
鎮めるために精神を落ち着けるのに有効とされる素数を数え始めた。素数とは1と自分自身以外では割り切れない自然数のことである。40番目までは難なく数えられたが、数字が大きくなるに連れて難易度が激高に。特に素数同士の積は間違えやすく何度も検算をして確かめなければならなかった。なるほど確かに素数を数えるのは心を落ち着けるのに有効であると認識し、1069が素数であることを確かめられたとき、天蓋の繊細な紗が開かれた。
アルベドがお食事部屋を訪れてから優に一時間が経過していた。
■
アルベドが寝台に上るまで時間が掛かったのは何故か。
男が紗の向こうに隠れるなり、アルベドは頭を抱えて奇声を上げた。
(あーーーーー~~~~………………、どうしてあの子はあんなにキラキラした目で私を見るの!? 確かに私より美しい女なんてこの世にいないでしょうけど私の存在が世界に光を溢れさせたとか美しいの真の意味をもたらしたとか、もしかしたらそうなのかも知れないけど言い過ぎでしょう! あの子の目は絶対に自分の言葉を疑ってないわね。本気で私が美の支配者とか慈悲と慈愛の体現者とか思ってるのは間違いないわ。だからそれは言い過ぎでしょう! 本当にそうかも知れないけど! なんてことなの…………あの子に見られるのがこんなに恥ずかしいなんて……。確かに私は凄い美人だけど。でも恥ずかしいものは恥ずかしいのよ! ……………………はっ!? モモンガ様も時々ご自分の部屋にお一人で過ごされている……。もしかしてモモンガ様もシモベたちからの讃辞に……照れていらっしゃるの!? ああなんてことなの、モモンガ様はなんて可愛らしいお方なの。モモンガ様のお心がわかったことだし今日はもう出直そうかしら。……いいえダメよアルベド絶対ダメ! 今日を逃したら次に来たときは絶対に邪魔が入るに決まっているわ!)
男が昨夜ナザリックを去るときにアウラへ「ハムスケさんの毛皮を柔らかくする算段がつきましたので、ご都合がよろしければお出でください」と伝えており、アウラはどうしよっかなーと検討中である。アルベドの次回訪問時にアウラとはち合わせる確率は不思議な運命力の作用によりコインを投げたときに裏か表がでる確率と等しい。
優秀な頭脳を持つアルベドは自身に絡みつく不思議な運命力をおぼろげながら察知していた。
(だいたい何で私が恥ずかしがらなければいけないのよ。あの子は、それは見た目はいいし素直だし頭は回るし私になついてる可愛い子かも知れないけど人間の男なのよ! どうして私が人間の男に照れなければいけないの! そんなのっておかしいわ! 私は堂々として、あの子に任せればいいの。………………でもこの前みたいにもの凄く気持ちよくなってイカされちゃったらどうしよう? あの時だって本当は帰るつもりなんてなかったのに、おまんこに入れて欲しかったのに。やっぱりあの子には何もさせないで私からしなければ。………………でもこの前みたいに失敗しちゃったらどうしよう? またあんな失敗しちゃったら私サキュバス失格よ……)
夜這いを掛けて失敗した事実はアルベドの心に傷を作った。心の傷を癒すにはぶっといお注射を受けてとろとろでねばねばの濃厚なお薬を出してもらわなければならない。
(あっ…………そんなこと考えてたら濡れてきちゃった……。私の心はこんなに乱れているのに私の体はおちんぽを欲しがってるのね。そうよ、私はサキュバスだもの! …………そうだわ!)
□
アルベドはおもむろにドレスを脱いで丁寧に畳み、黒曜石を削りだして作ったテーブルの上に置いた。
ブラジャーは着けていない。ボリュームたっぷりの至高のおっぱいはそんなものがなくても形が崩れることはけっしてない。心と体が期待に高まって、外気に触れるだけで乳首がむくむくと立ち上がった。
パンツは純白で黒い陰毛が透けて見え、恥部を隠すだけの極小である。脱ぐときはアルベドと生地の間に大いに糸を引いた。
アルベドは全裸となり、長椅子の上に戻った。
横たわり、両足は椅子を跨ぐ形となって大きく開く。
誰の目をも釘付けにするたわわな美乳には触れず、両手は股間に伸びた。長く繊細な指は整えられた恥毛をかきわけ、潤み開いた割れ目に届く。
「はああ……もうおまんここんなに濡れちゃってるわ。指がぬるって入っちゃうぅ。うふぅ……、あっあっ……おまんこきもちいのぉ……。うぅ、でもあの子の指の方が気持ちいいのよ……。おちんぽだったらきっともっと気持ちいいわ……」
左手は人差し指中指薬指の三本の指を揃えて下の口から垂れ流すとろりとした涎をすくい取り肉芽に押し当てた。数度こするだけで勃起して包皮がむけ、剥き出しになったクリトリスはとても敏感で一撫でするごとに足腰を震わせる。
右手は中指をピンと伸ばし熟れた女の雌穴に、しかし未使用の乙女の純潔へと入っていく。爪が長かろうと以前習得したシークレットスキルの恩恵で繊細な媚肉を傷つけることはない。中は熱く、柔らかな肉が指に絡みつくも指の動きを阻害しない。
指はリズムを付けてクリトリスを擦り、膣内を往復する。
あっあっと声を上げながらアルベドは自慰をした。
毎日していることなので全てはスムーズに運んでいく。
目の前にもっとすごい快楽と美味しいミルクが待っているのにオナニーしている自分が切なくて、アルベドは涙を流した。
泣きながら達した。
男には何もさせないで受け入れる準備を自分でしようと思ったのに、いつものように気持ち良かったのに、何故か悲しかった。
▽
「アルベド様!? いかがなさいましたか!?」
紗をくぐって寝台に現れたアルベドは何も身に着けていなかった。
全身がうっすらとピンク色に上気して、大きな乳房を飾る美しい乳首は固く勃起して自己主張し、足の付け根から太ももへ掛けて透明な汁を流して淫靡な香りを強く漂わせる。
そこまでなら期待に胸を高まらせるだけだが、アルベドの美顔は頬を清らかな雫が流れた跡があった。そして目元は赤い。
鈍感とか無神経とか散々言われてきた男であっても、アルベドが泣いていたことは一目瞭然であった。
「なんでもないわ」
「………………はい」
何かあったに違いないが、アルベド様が何でもないと言うならば何でもないとしなければならない。
「……あら? あなたはまたおちんぽを大きくしていないの?」
「……アルベド様をお待ちしておりましたので」
「…………そう。それなら私が大きくしてあげるわ」
さっきまで涙を流していたとは思えないほどに、美しく淫らで、悦びに満ちた笑みを見せた。
アルベドは体を起こしかけた男を再びベッドに押しやった。
大きくさせるには手や胸でもいいし少し体をくっつけてやれば、息を吹きかけるだけでも勃起すると知っているが、先ずは口で味わいたかった。
長い髪が邪魔にならないよう片手で押さえ、舌を伸ばしてちょんと触れればそれだけで血が通ってくる。
「くふふ……、本当に大きくて素敵なおちんぽね。ちゅっ……うふ♡ ちょっとキスしただけで立っちゃったわよ? 舐めちゃったらどうなっちゃうのかしら? あむ……ん……んっんっ……れろ……ちゅうぅ……」
「あ…………アルベド……様……」
「んう? ……なあに?」
「それが……その……」
「うふふ、変な子ね」
男がごくりと唾を飲み込む音を聞きながら、アルベドはもう一度口を落とした。
うなだれていた逸物は、今や逞しく勃起している。熱い血が通って固くなり、雄々しく天を向いている。口を離せばへそまで反り返るだろう。
両手で包んでも余る長さの逸物を、アルベドは苦も無く根元まで咥えた。
根元を紅い唇で包むと亀頭は喉奥を突いてくる。それでもサキュバスであるアルベドは苦しさを感じることなく逸物の逞しさに悦びを覚えられる。
口をすぼませて口内の粘膜と脈打つ逸物を隙間なく密着させ、その状態で頭を上下に振ってやれば男が快感に耐えてシーツを掴むのがわかった。
ストロークを止めて、今度は亀頭だけを咥えて柔らかな舌で尿道口を舐めてあげると透明な粘液が先端から滲み出てくる。
精液ほどではないが、先走りの汁だってアルベドは大好きなのだ。
(おちんぽがこんなに美味しいなんて……。おちんぽみるくが出なくてもずっとしゃぶっていたいの……。だっておちんぽが大きくて熱くってぴくぴくってしてて可愛いしぃ。ああでも上のお口だけじゃなくて下のお口でもちゃあんと食べないと。今日こそはちゃんとおまんこで食べるんだから! 泣いちゃうくらい切なくなってまでオナニーして準備したのよ!? 今日はもう絶対におまんこに入れるんだから! …………ん……、おまんこから垂れちゃってる。私のおまんこがおちんぽ欲しいってエッチなよだれ出しちゃってるわ。うふふ……、ちょっと悪戯しちゃおうかしら?)
アルベドは男の逸物へ口淫している。男の股間へ顔を埋めているのはいつも通りだが今は一度だけやったことがある姿勢で、アルベドの脚は男の顔を跨いでいた。
パンツも何も着けていない全裸で、男の顔を跨いで、事前に何度も達するほどオナニーをした熟れ熟れで、フェラチオをしながら逸物の逞しさに感じ入って、サキュバスの本能が男を欲して、充血して、開いて、雌穴をひくつかせ、アルベドは僅かに腰を落とした。
「っ…………」
鼻先が触れそうな距離にアルベドの秘部があった。
いつもは閉じているであろう割れ目は開き、濡れ光る内側の肉色を覗かせて、小指の先ほどに小さな膣口は目に見える速度でとろりと透明な粘液を垂らし、短いけれどふわふわと柔らかい陰毛を湿らせていく。
アルベドの濃厚な雌の匂いが脳髄を侵してくる。
少し頭を上げれば届くのだ。舌を伸ばせば味わえるのだ。
しかし、してよいとは言われていない。お望みであるだろうとは思えるが、自分勝手に判断していいものではない。
相手はシャルティア様ではなく、ソリュシャンやルプスレギナやナーベラルやシクススではなく、アルベド様なのだ。
「いいこと? 激しくしてはダメ。優しく、優しくするのよ? あんっ……いやぁん♡ じゅるじゅるさせながら吸ったらだめぇ。エッチなよだれがいっぱいで恥ずかしいわぁ。あっあっ……それなら私もじゅるじゅる吸っちゃうだからあ。あーんっ……じゅっ……ちゅる……あぁんっ」
お許しの言葉が出たと同時に舌を伸ばしてアルベドのアルベドへ口をつけた。
舌よりも柔らかい媚肉の中に現れる官能的で小さな弾力はアルベドが勃起させたクリトリスで、言い付け通りに強く吸ったり激しく舌で転がしたりはせずにゆっくりと舌先を押し付けてゆっくりと円を描いた。
口を開けば膣口が垂れ流す愛液が直に入って来る。クリトリスと同時に味わい喉を鳴らして飲み込んだ。
股間はアルベドの温かな口に包まれている。
許されているのかフェラチオに夢中になっているから気付かないのか、手はアルベドの尻肉を掴んでいた。
アルベドの肌はどこもすべすべで染み一つない。大きな尻をくまなく撫で、指先は尻の割れ目に届いて肛門を掠めてもアルベドは何も言わない。逸物を深く咥え込んでくぐもった嬌声を上げるのみ。
少し力を入れて官能的な弾力を楽しみ、秘部への口付けは肉芽からアルベドの女の穴に移っていった。
「やあああっ……優しいけどぉ……どこにベロ入れてるのぉ? おまんこにベロ入れちゃダメだったらあ……。でもちゃあんときもちいいわよ? でもわたしはベロよりもぉ…………おちんぽが欲しいの♡ やんっ! だかららめぇ! うぁあ……んんっ……はあっ! やぁっ、おまんこきもちいわ。あなたのおくちでおまんこきもち良くなっちゃってるぅ♡」
ダメと口にしながらもアルベドは離れない。
それどころか逸物から口を離して男の引き締まった下腹に手を突き、浮かせていた尻を下ろす。下ろしたのは男の顔。
黒翼は先端まで力が入ってピンと開き、両手を使って自身の乳房を揉みしだいた。
揉むだけでは下半身を襲う甘い刺激に釣り合わず、キュンキュンして固くなっている乳首を強く摘まんだ。
甘い声を漏らして、乳首を苛めるだけでは可哀そうになって、乳房を持ち上げて舌を伸ばし、自身の乳首を赤い舌で舐め上げた。
アルベドくらいになるとセルフパイ舐めが出来るのだ。
男の顔に跨ってクンニされるのは、奇しくも先日のシャルティアがしたのと同じ顔面騎乗。
「あっ………………」
細い声を上げ、アルベドは達した。
男の口の中へ直にアルベドのアルベドからアルベド汁を垂らして一滴残らず舐め取られる。
達したアルベドはくたりと力を抜いて男の体に倒れ込み、はあと熱い息を吐いた。
優しい愛撫だったが、事前のオナニーで敏感になっていたのがあだとなったか、またもイかされてしまった。
しかし、忘我となって失神してしまうほどではない。
目の前で勃起している逸物も気付けとなった。精液だって味わってないのにここで帰る選択肢はない。万が一にもそんな事をしてしまわないようマジックアイテムは寝台の外に置いてある。
アルベドは男の体から滑り落ち、ころんと寝転がった。
足は適度に膝を立てて、適度に開いている。
「来なさい」
「はい」
アルベドが開いた足の間に男は両膝を突き、体を倒した。
アルベドの正面から覆い被さる姿勢。
「今日はちゃあんとあなたのおちんぽを食べてあげるわ」
「はい」
サキュバス的に正しい作法でお食事をするのである。
「ちゅっ……。ふふ、今日はまだキスをしてなかったわね。あなたのおちんぽは美味しいけど、唾も美味しいのを忘れていたわ。ちゅっ……れろ……んっ……んっ……、あ、おっぱい……んんっ……。悪い子」
唇を交わした。
唾を飲むのだから、柔らかな唇を合わせるだけでなく唇を開いて舌を絡める。唇同士は隙間なく合わされ、互いにたっぷりと唾を絡めた舌で相手の舌を舐め上げる。合わされた口の中では舌がうねって絡み、口内に溜まった唾液をかき混ぜて、分け合って飲み込んだ。
アルベドの腕は男の頭へ優しく回されて、キスをもっともっととせがむように離さない。
男の手は二人の体の隙間に入り込んで、アルベドの豊満な乳房に指を埋めた。むにむにとこねくり回し、柔らかな乳房は男の手の思うように形を変えた。
アルベドは男の頭を抱きしめた。キスに飽いたわけではない。男の忠誠と健気さと愛おしさと、美味しいお食事を提供してくれることへご褒美をあげようと思ったのだ。
「アルベド様?」
「そのまま。あなたにご褒美をあげるわ」
抱き合いながらも男は腰を動かして、位置を合わせている。
アルベドは割れ目に押し付けられていた熱い肉棒が離れて固いながらも弾力ある亀頭が撫でるのを感じた。
「私に褒美などと」
「あなたにあげたいの。それともなあに? 私からのご褒美いらないの?」
「そんなことはありません。アルベド様から頂けるのでしたらどのようなものでも宝です」
「……大袈裟ね。でも、そうね。世界に二つとない大切なものをあなたにあげるわ……」
位置が定まった。
亀頭の先端から滲む先走りの汁と小さく開き始めた膣口から溢れる愛液が混じりあっている。
「そのような大切なものを……」
「いいから受け取りなさい」
言葉が止めば無音の室内。
お食事部屋の壁は分厚い石壁でドアも分厚く重厚なもの。廊下にいても、ドアに耳を付けていても中の音は聞こえない。ただでさえ屋敷のメイドたちは近付くことが許されない秘密のお食事部屋である。
と同時に、外の音も中には届かない。その上二人がいる寝台を覆う天蓋は各種覗き見防止の魔法が掛けられたマジックアイテム。
意志ある者がドアを叩かない限り、二人の世界は完全に二人だけの静謐な世界。
互いの声と、微かな吐息と、シーツが擦れる幽かな音と、淫らな粘液が蠢く小さな水音だけが響いている。
アルベドはサキュバスらしく妖艶に、童女のようにあどけなく、恋する乙女の情熱さえ伴って嫣然と微笑んだ。
「私はサキュバスで、今まであなたのおちんぽみるくをいっぱい絞って来たわ。お口でいっぱいじゅぷじゅぷしてあげて、あなたはとっても気持ち良かったでしょう?」
「はい」
「手でもしてあげたわ。あなたは私がおちんぽを扱いなれてるって思ったでしょう?」
「それは…………はい」
「まったくあなたと来たら聞かれたら何でも答えちゃうのね?」
「アルベド様のご質問に答えない術はございません」
「ん…………まあ、少しは褒めてあげるわ」
男の耳朶を唇で甘く噛んでから抱きしめる力を緩めた。
正面からご褒美をあげるのは恥ずかしかったけれど、ご褒美をもらう男がどんな顔をするのか見たかった。
ちゅっと唇を合わせ、やはり合わせるだけでは済まずに舌を絡め、唇と唇を唾液の糸を繋いで、切れた。
アルベドは言った。
「私…………………………処女なの。サキュバスだけどおまんこにおちんぽ入れたことは一度もないの。でもあなたのおちんぽが欲しいのよ。あなたのおちんぽをおまんこで食べたいの。おまんこに入れて欲しいの。わかるでしょ?」
「そ…………それは…………」
知ってた。
しかし、アルベドが自らの未通を告白するとは思わなかった。
驚きが胸を刺し、目を大きく見開いた。
「私の処女をあなたにあげるわ」
満面の笑みでご褒美を口にした。
眉根がわずかに寄って、閉じた口が小さく開いた。
男の逸物を受け入れようと目いっぱい口を開けていた膣口が亀頭に押し広げられて、薄い膜が破られていく。
「あなたのおちんぽが入ってきてるわ……。逞しくて大きくて熱くてとっても素敵なおちんぽ……。あ……………………。感じたわ。私の処女膜があなたのおちんぽに破られちゃったのを……」
亀頭が完全にアルベドの膣へ入った。
熱い肉襞は亀頭に吸い付き奥へ奥へと取り込むように蠕動している。
アルベドに導かれるまま、ゆっくりと腰を進めていく。
アルベドの中は素晴らしかった。
熱くとろけるようで、入っていくのか溶けこんでいくのか曖昧になっていく。
「入ってきてる……。私のおまんこにあなたのおちんぽが入ってきてる。処女なのに全然痛くないの。とても気持ちいいの……」
ゆっくりと入れているつもりなのに、気付けば竿の中ほどまで突き立てていた。
一息に奥まで入れるのはアルベド様であっても負担があるかも知れない。一度抜いてもう一度ゆっくりとと思ったのだが、アルベドが目に涙すら浮かべた切ない顔で見返してきた。
「抜いちゃだめ……。奥まで来て。あなたのおちんぽ全部入れて……。入れなさい……。私を愛しなさい」
「アルベド様…………。かしこまりました」
「んっ…………あっ…………ああっ……ああああっ!」
男の陰毛がアルベドの陰毛に擦れて、これでもかと勃起した逸物はアルベドの膣に根元まで咥え込まれた。アルベドの媚肉は男を優しく包み、淫らに蠢いて妖しく愛撫している。
顎を反らせて高い声で鳴いたアルベドは、歓喜に涙を流した。
今まで何度もしゃぶってきたおちんぽが体の中に入っているのを感じている。
処女膜を破り、処女肉を切り裂いて、最奥にまでたどり着いた。
何度も自慰をして男の舌でもイかされて、快感に下りてきた子宮に口付けしている。
逸物は根元まで入っている。
アルベドの膣にぴったりの長さと太さ。
固さは十分で膨らんだ亀頭は丁度気持ちいいところを擦ってくれる。
アルベドは処女を喪失した。
「うふふ…………、私の処女を奪っちゃったわね♡」
「……はい、頂戴いたしました」
「あなたは私のもの。絶対に離さないわ」
「はい。けして離れません」
「いい子。…………動いて。あっあっあんあぁん! やっあっ、おちんぽいいのぉ!」
腰を振り始めた。
抜けるギリギリまで引いた逸物を再度打ち付ける度にアルベドが溢れさせる愛液が逸物に絡むのを感じられ、根元まで入り切るとぷしゃっと飛沫となって周囲に舞った。
アルベドは汁気が多く、じゅぽじゅぽと絶え間なく鳴り響く。
「いいのいいの、おちんぽいいの! ああああーーっ! もっとじゅぽじゅぽして! おまんこよくしてっ!」
激しい水音が聞こえないくらいにアルベドは鳴いた。
サキュバスらしい淫蕩さを隠しもせず男を抱きしめ欲望を口にする。
「おっぱいもして! ダメ、キスもして! いっぱいキスしていっぱいおまんこして!」
抱き着いて押し倒し、アルベドが上になった。
心の傷を癒すための騎乗位である。
「うふふ……わたしだってちゃあんと上になれるのよ? ねえ、私のおまんこは気持ちいでしょう?」
「はい……」
サキュバスの本能全開で腰を振る。
たわわなおっぱいがぷるんぷるんと揺れる。揺れるおっぱいを眺めるのは壮観だが触りたくもなるジレンマ。
「愛しなさいと言ったでしょう? 私にだけさせるのはダメよ。お前からもしなさい」
アルベド様がお望みである。
上半身を起こして、ほっそりとしているのにふくよかな矛盾を同居させる至高の女体美に抱き着いた。
良い匂いがして柔らかなおっぱいに顔を埋め、乳首を口に含む。母乳が出るわけではないのに、アルベドの乳首からは甘い味がするようだった。
勃起して尖った乳首は見るだけでも楽しく、触ればもっと楽しく、口に含めばもっと幸せになれるのだ。
舌で転がすだけでもアルベドは敏感に鳴いて、吸われればダメダメと叫びながら男の頭を胸に抱きしめた。
「あっあっあっあっ……、おっぱいもおまんこもすごくいいわ♡ あなたのおちんぽは私のおまんこにぴったりなんだもの。入れてるだけでもすごくいいわ」
アルベドを押し倒し、もう一度上になった。抱きしめて、唇が触れる距離で見つめ合いながらアルベドの中を抽送する。
美貌が歪み、快感を吐き出すように声を出す。
アルベドはサキュバスだが初体験であり、ソリュシャンとは違って男の歓心を買うために演技をする必要がなければ意味もない。
演技でないとすれば、逸物の締め付けや緩急から、それに高い鳴き声と溢れる愛液から、挿入してから数度達していると察せられた。
「おちんぽがこんなにいいなんて……。もっと早くしてればよかったわ。ねえ、あなたも私とセックスするの気持ちいい?」
「もちろんです」
「……よかった。そうよね、私とセックスしてるんだもの、気持ち良くないわけがないわよね。あなたは私を…………」
「アルベド様?」
「何でもないわよ? それよりぃ……そろそろ一回くらいどぴゅどぴゅして? アルベドのおまんこにおちんぽミルクいっぱい出して♡」
(私のこと愛してるなんて聞きそうになっちゃったじゃない! おちんぽ気持ちいいし私のおまんこにぴったりだけど、私はサキュバスでこれはお食事なんだから! それにこの子が私を愛してるのなんて決まってるわ。私が助けてあげて、私をあれだけ美しいって言ってたんですもの。そうよね? そんなの聞くまでもないわよね? …………ラナーに、あんな人間の小娘になんか絶対に返さないわ! この子は私を愛していて私だけのものなんだから!)
「出します!」
「来て♡」
宣言するなりアルベドの一番奥深くへ突き立てて、亀頭は子宮口に押し付けられた。
アルベドは愛しい男の愛しいおちんぽが膨らむのを感じた。
どぴゅどぴゅっと、白濁した熱い男の欲望が吐き出され、それはアルベドの大好きなおちんぽミルクで、女を孕ませる子種をたっぷりと内包した精液で、アルベドの無垢であった子宮は満たされた。
「ああ………………出てる……。私の子宮にあなたのおちんぽみるくがいっぱい出てる。すっごく濃厚でねっとりしてるのがわかるわ。おまんこで食べるのがこんなに気持ち良くてこんなに美味しいなんて。……おちんぽがぴくぴくしてる、ぴゅっ……ぴゅってまだ出てるの。私の赤ちゃんの部屋に入ってくのを感じるわ。うふふ……、サキュバスはここからおちんぽミルクを吸収できるのよ♡ おかしな心配しなくていいわ♡」
(でも私がその気になったらそんなことになっちゃうかも知れないけど♡ そんなのするわけがないけれど。………………でも練習にはなるかも。……モモンガ様のお世継ぎを授かった時に初めてで失敗しちゃったら? 一度くらいは子供を作った方がいいのかしら? お腹が膨らんでも鎧を着たり、体形を隠す魔法が掛かったドレスなら……。と言うか私がいつも着てるドレスがそうだし。でもダメダメ! いつかは必要かもしれないけど今じゃないわ。仮にするとしてもモモンガ様が世界を征服為されてからで、そうしたら予行練習で一人くらいは……………………、ふあっ!?)
初めてのサキュバス的作法による正しいお食事に酔ってしまっていたアルベドは思考を千々に散らせ、外部からの刺激で現世に戻って来た。
シャルティア様からの教育によりしかと学んでいた。
射精した後はたっぷりと愛をささやいて褒めたたえなければならないのだ!
「アルベド様、愛しています」
「ふえっ!?」
黒翼がぴょこんと跳ねた。
「貴女の素晴らしさは言葉に尽くせるものではありません。このような素晴らしい体験は一度としてありませんでした。そしてこれからも二度とあり得ないと存じます」
「…………それって」
秀眉に険が宿る。もう一度自分とセックスをしても今回以下にしかならないと言う事か。
サキュバスとして以前に女として、そんなことを言われようものなら許せない。
「あり得るとすれば、アルベド様との逢瀬のみ。アルベド様と愛を交わす度により素晴らしいものになっていくと知っています」
信じているのではなく知っている。それは既知である。確実に訪れる未来である。
「そっ…………そうよね。そうよ、私以上の女はいないもの。ふふ……、その通りよ。これからも、何度でも、あなたとセックスしてあげるわ。でもこれからよりも…………あっ♡ おちんぽがまた固くなってるわ♡」
「もう一度よろしいでしょうか?」
「もちろんよ。私のおまんこにまだまだいっぱい出して♡」
「はい。アルベド様のお望みなだけ」
アルベドの熱い膣よりも更に熱い逸物が射精直後にも関わらず先と変わらぬ固さを取り戻した。
二度目なので味わうようにゆっくりと。
男が上でアルベドが下。
今度は抱き合わない。
右手は左手で、左手は右手で握り合う。手の平をピッタリと合わせて五指を絡める。
そして、キスをする。
男はたっぷりとアルベドの口内へ唾を注ぎ、アルベドもたっぷりと男へ唾を吸わせる。
アルベドの肉襞は独立した生き物のように男の逸物を亀頭も裏筋も竿の隅々まで絡みついて、相性もサイズもピッタリの逸物はアルベドの気持ちいいところをじっくりと擦っていく。
体を密着させて汗と体温が混じりあう。
互いの頬を擦り合わせ、耳元で愛をささやく。
この場限りで消える真実の愛。もしくは偽りの愛。
アルベドからも愛をささやいた。
この時限りと口には出さずに了解し合い、あなたを愛してるわと口にした。
キスの度に口にした。
二度目の射精時は腕と足とで全身で男にしがみつき、最奥での射精を強制した。
三度四度と数え、五度目で夜が明けた。
一度も抜かれることがなく、アルベドは一滴残らず吸収した。
タイトル回集回
回の字が並んでなんかゲシュタルト崩壊
回が漢字じゃなくて模様に見える
良いお年を