もう大人です ▽アルベド♯8
アルベドが念願の初体験を迎えた翌々日。エ・ランテルの大きなお屋敷には午前の内からアルベドの姿があった。
「この前の休みはソリュシャンとルプスレギナのせいで潰れちゃったからアインズ様が休みをずらしてくださったの」
「アインズ様はいつでもアルベド様のことをお心に住まわせていらっしゃいます」
「ええ、その通りよ。アインズ様はいつでも私の事を考えてくださっているの」
言い訳じみた言葉は即座に肯定されアルベドがこの場にいる理論武装は完璧となった。
お食事は一週間に一度とアインズに言い渡されているアルベドだが、エ・ランテルの屋敷を訪れることまで禁じられているわけではない。そもそもお屋敷の真の主はアルベドだ。魔導国の宰相でもあるのだからエ・ランテルに常駐しても不自然ではない。
ではお食事はどうか。
アルベドはフフフと妖艶に笑って首を横に振る。お食事はもう卒業したのですよ。優秀な頭脳を誇るアルベドは、先々日の秘め事がお食事かどうか答えを出していた。
あれは食事などではない。セックスである。
アインズ様は偉大なる英知をお持ちであるがゆえにサキュバスの生態も熟知していらっしゃるに間違いない。その全てを知るアインズ様がサキュバスにおセックスを禁じようものか。我らが偉大なるアインズ様はけしてかような残酷をお命じになるわけがないのである。
お屋敷に来客の予定はなかったとは言え、仮初のご主人様である若旦那様はきちんと身なりを整えて、品の良いシャツにズボン、そこへ軽く朱色のマントを羽織っています。中々いけてます。メイドたちの視線が熱くなったりするのですが、未だに夢精プークスクスの幻聴が聞こえています。最近は収まっていたように思っていたのですが、昨日から急に聞こえ始めた気がしてならないのです。
「あなた……少し痩せた?」
「ご心配、痛み入ります。昨夜は少し遅くまで起きていたため、睡眠時間が足りていないのかも知れません。ですが体調に問題ありません。お心遣い、感謝いたします」
跪いたまま、額が床に触れるほど深く首を下げました。
「無理をしてはダメよ。あなたの体はあなただけのものじゃないんだから」
「はっ、承知しております。私の全てはアルベド様のものでございますゆえに」
「うふふ、わかっているならいいのよ」
ルプスレギナは何も言えませんでした。
昨日は特に問題なかったのですが、一昨日は大問題でした。具体的には、若旦那様は一日中生死の境をさまよっていたのです!
一昨日の朝、アルベド様がお帰りになっても若旦那様は床から起きることが出来ませんでした。
初体験を完了した100レベルサキュバスの本気の吸精により、若旦那様は深い夢に囚われてしまったのです。夢の中では休むことなく美の化身に責められ続けました。
腰の上にアルベド様。顔の上にアルベド様。右手にも左手にもアルベド様。背中の下までアルベド様。都合五柱のアルベド様は淫蕩な笑みを浮かべて若旦那様を貪り続けました。
いつぞやのアルベド様が夢の中での失禁を現実の肉体にも強いられたように、夢の中での刺激は現実の肉体へ影響を及ぼしました。
具体的には、数分に一度のペースでどぴゅっと。
それが十数時間。
人間の限界を遥かに超えた桃源郷であり、ルプスレギナが献身的に回復呪文を唱え続けなければ骨と皮だけの干物になっていたのは間違いありません。
アルベド様へご心配をかけるのをよしとしない若旦那様は、そのようなことがあったことをおくびにも出しません。もちろんの事、ルプスレギナとこの場にはいないソリュシャンに口止めをしています。
とまあ、一日中夢精を続けてしまった若旦那様は、メイドたちを見ると自分の噂をされているようでとても恥ずかしいのです。
「ソリュシャンはいないのかしら?」
「現在、食中りで休んでおります」
「はあ? 食中り? ソリュシャンが? ショゴスなのに?」
「はい。ですが大事ではないため行動に支障はなく、念のために休んで頂いているところでございます。お呼びいたしましょうか?」
「別にいいわ。でもどうしたらソリュシャンが食中りになんてなるのよ?」
アルベド様の疑問は尤もです。
ソリュシャンは見目麗しい傾城の美姫の姿をしていますが、その正体はショゴス。中身は粘液のスライムです。
これがルプスレギナなら、道に落ちてた骨をかじってお腹を壊すのはわかるのですが、お腹を壊すスライムと云うのは全てを見通すアルベド様であっても想像し難いものがありました。
「どうやら食べ過ぎたようでございます」
「食べ過ぎ……。一体何を食べたのよ?」
「エ・ランテルの住人ではないため、問題になることはあり得ないと愚考します」
「…………そう。それならいいわ」
若旦那様がアルベド様へ嘘を吐けようはずがありません。嘘は言っていません。何を食べたかをその目で見たわけではないのでこれ以上言いようがないのです。
ですが、ルプスレギナの言葉から察しがつきました。
一昨日寝込んでいた際、ルプスレギナが回復呪文を唱え続ける傍らで、ソリュシャンはずっとつきっきりで介抱をしていてくれたそうなのです。体が汚れないよう奇麗にしていてくれたそうです。
数分に一度のペースで十数時間続いたものを奇麗にしてくれたのだそうです。
奇麗にとは言っても、拭き取ったりしたわけではないでしょう。きっとソリュシャンがスライムスキルで吸収したに決まっています。
ソリュシャンが大好きなお兄様のおちんぽみるくです。それも優に百回以上。
食べ過ぎです。
そのせいで昨日は一日中ぼうっとしておりました。今日になってもぽけぽけしております。
そんな無様をアルベド様にお見せできるわけがなく、ルプスレギナと相談したうえで休んでいてもらおうということになりました。
「ところで…………」
「はい」
若旦那様は顔を上げて、アルベド様の美しいお姿を仰ぎ見ました。
「はあ……、あなたにこういう事を期待するのは間違っているのかしらね。私の服を見てどう思う?」
アルベド様はさらさらと流れる美しい黒髪をかき上げます。
大変美しい所作ではあるのですが、若旦那様の右斜め後方に跪いているルプスレギナは、アルベド様それ聞いちゃうっすか!? と戦慄しました。
今日のアルベド様は完全オフな日だからかいつもの白いドレスとは違う服装をしています。
トップスは白いチューブトップ。幅広の帯状の生地が胸部を覆う形状で、特にアルベドが着けているものは中央部が紐になって胸の谷間が丸見えになっており、背面は細い紐がクロスして繋いでいる。
ボトムはミニスカート。マイクロミニとか言うちゃちなものではない。超マイクロミニ。そのスカート丈は、股下指一本。普通に歩くだけならセーフ。10センチ以上の段差を越えるとアウト。ぱっつんぱっつんで大きなお尻の形が丸見えである。だけど魔法が掛かった超マイクロミニスカなので履き心地抜群。
色はどちらも白。大変セクシーな出で立ちである。
超イケイケである。
むしろイケイケ過ぎている。
これがシャルティアであれば微笑ましくも思えるがアルベドである。
お子様ではなく、色々なところが大人のアルベドである。
アルベド様それはちょっっっっっっっっっちきついっすよ、とルプスレギナは思うだけで口には出さなかった。口に出そうものなら見た目は白いのに中身真っ黒なおにーさんから精神攻撃を受けて心を殺されかねない。もしもシャルティアがいたら容赦なく「年増は無理すんな」と言って最終戦争が発動したことだろう。幸運に感謝。
「アインズ様にお見せしたらとても似合っていると褒めてくださったわ」
アルベドは着替えてから、お披露目がてらに休みに入ることをアインズへ報告した。
アインズはたっぷり30秒はアルベドの姿をじっくりたっぷりねぶるあぶるように凝視してから『………………………………………………うむ』と仰ってくださったのだ。
アインズの沈黙は自分に見惚れていると思ったアルベドは襲い掛かりたくなるのをそこそこ余裕に我慢することが出来た。大人になったのだ。
そのアインズは、遠征に赴く最終確認をしてから、おもむろに大きな魔法の鏡を取り出して、エ・ランテルの屋敷を映した。
勝手知ったる部下の御屋敷。すいすいっと操作して捜査して目当ての場所に辿り着く。
アルベドが何をしているのか探っているのだ。
部下の、しかも女性のプライベートを探るのは大変心苦しい。かつてはブラックな職場にいたアインズは、上司が部下のプライベートに口を出すのは大変によろしくないことだとわかっている。
しかしだ。
アルベドはお洒落をして出かけた。出かけた先はエ・ランテルの御屋敷と云う事はあのイケメンに会いに行くと云う事で、アルベドの食事がどのようなものかその目で見たことがありはするがアルベドはサキュバスであってイケメンに会いに行くとなればあれがあれしてても可笑しい事ではないのではないかと思ったらもう気になって仕方ない。
もしもあれがあれになってたら次に会った時めっちゃ気まずいと言うか仲間の娘に何してんだゴルァってなればいいのか、つーか間違いなくアルベドからなにがなにしているに決まってるんだからあいつに怒るのは違う気がしてならないのだが俺は一体どうすればいい!
そして、遠隔視の鏡は二人を映し出した。
『こ……これ……は………………!!』
アインズは人の身から肉のないオーバーロードとなり、その身体に臓腑はない。
しかし鏡が映す光景を見た瞬間、失った臓腑がズキズキと痛むような幻痛を感じてしまった。
▼
「お言葉ですが、そのお姿で衆目の前に現れるのは控えた方がよろしいかと」
うわーーーーーーおにーさん言っちゃったっすか!? どーするんすかアルベド様固まってるっすよ!?
アルベドはビキリと固まった。完全不可知化の魔法で潜んでいた上位エネミーが石化の魔法を使ったに違いない。しかし、この場にはアルベドとルプスレギナと可愛いお食餌の三者のみ。すでに逃亡したらしい。と、ルプスレギナは現実逃避するが実は違う。
アルベドも、ちょっとイケイケで厳しいかなと思っていたのだ。それでも大丈夫いけるいけると自己暗示しアインズ様からの絶賛(してない)もあって、ご褒美のつもりでいつもと違うドレスを見せてあげたのだ。
それなのに何という事か。
「アルベド様はご自身のお力を十分ご理解していらっしゃいません」
「………………え?」
「拙い言葉をお許しください。美の化身、否、美を司る美神たるアルベド様がそのようにお美しい肢体をあらわにしていらっしゃいますと、万物が万難を排して一目見ようと命を懸けるのは明らかです。飛ぶ鳥は地に落ち、海の魚は陸に上がることでしょう。花々は己の醜さを恥じて枯れ腐り、太陽と月は嫉妬してアルベド様のお姿を照らしてなるものかと永久に地に沈むことでしょう。世界は暗闇に包まれ、アルベド様だけが唯一の光となる完全なる世界が訪れます。私は歓迎しますが、私の希望で千億の命を送るのは如何にも傲慢であるかと」
「そ…………そうよね。そうよね! そうに決まってるわよね!」
へなりと床に落ちた一対の黒翼が、空を飛びかねんばかりにばっさばっさと羽ばたいている。
「仕方ないわね。この恰好をするのはあなたの前だけにするわ」
「ああ……何という事を! 光栄です!!」
「うふふ、いいのよ?」
アルベド様は慈悲と慈愛と性愛の象徴に相応しく、優しく淫靡な笑みを男へ許した。
ところで、三者がいるのはお屋敷の書斎である。
屋敷には応接間があるが、あれは一応表用。
ナザリックからの賓客を持て成す裏側の応接間もあるにはあるが、お屋敷で二番目に豪華な部屋はアインズ様が現場監督を為された書斎なのだ。とても広いし一等豪華な応接セットが備わっている。言うまでもなく、一番豪華なのはアルベド様のお食事部屋である。
「今日の私はお休みだけど、一日中付き合えなんて言わないわ。あなたがどう過ごしているのか見させてもらうつもりよ」
お宅拝見或いは家庭訪問或いはお仕事参観だろうか。
もちろん合間合間にいいことをするつもりだが、アルベドは大人になったのだ。がっついたりしないのだ。
じっくりイチャイチャウフフして高めていくとその後がとってもいい感じになるとサキュバスの本能が囁くのだ。
「かしこまりました」
若旦那様は早速大きな机に向かいます。
広げるのは昨日仕上げたレポートです。
生死の境から復活してパワーアップでもしたのか、一昨日は一日中夢の中に居ましたが、昨日は怒涛の勢いでデミウルゴス様からの課題図書を読破し、提出するレポートまで仕上げたのです。
それも三部も。
「ふぅん? 私は何も聞いてないけど、これはデミウルゴスからの課題ね?」
「仰る通りでございます。これらの本を読み、都市計画を立てよとの課題を頂きました」
「見させてもらうわ」
▼
「あいつらマジかマジなのか。どうして休みなのにそんな本読んでるんだ! うおおお字が滅茶苦茶ちっちゃいぎっしり書いてあるう!! 何あれ本なの? 模様とかじゃなくて? うう頭が……」
遠くから書斎を覗いているアインズ様は頭痛が痛くなりました。ちょっとした防御魔法を掛けている書斎を覗き見するのはちょっと手間なのです。
アインズ様は気付いてしまいました。
アルベドが物凄く頭がいいのは知っています。あの男がどうやら頭がいいらしいのも聞いています。こうして見せられると本当ぽいです。時折アルベドと何かを話しているようです。広い机に所狭しと置かれた本をネタに話しているであろうと思われます。遠くから見るだけで頭痛が痛くなる魔法が掛けられた本を、あの二人は読むことが出来る様なのです。
もし万が一、あの本のこの部分はこう言う事でしょうかとか聞かれようものなら悪夢です。全くわかりません。
普通ならそんなことを聞いてくるとは思わないのですが、アインズ様はどういうわけかナザリックのシモベ達から端倪すべからぬ英知を持っていると思われているのです。
一体どうすればいいのでしょうか。
「………………………………ふっ」
アインズは無言で鏡の映像を消した。
見なかった事にした。
部下のプライベートを覗き見るなんていけない事だ。
俺は、何も、見なかった。
これからは何があろうと絶対にあいつらを覗き見たりしないぞと決意して、遠征に持っていくアイテムをもう一度確認し始めた。
何回確認しても、あれは持ったかこれは要らないかもと思い、確認しすぎることはないのだから。
▽
アルベドと男の二人きりである。
ルプスレギナは、歓談のお邪魔でしょうから、と退室していった。まかり間違って二人が話してることを振られでもしたら頭痛が痛くなった末に結局何も答えられないのが目に見えている。緊急避難である。
机の前にある一人用の肘掛椅子をどけて、背もたれのないふかふかの長椅子を置き、二人並んで座っている。
アルベドはレポートを読み進めながら時折ダメ出しをする。
聞いている男はメモを取らない。代わりに全てを頭に放り込んでいる。貴重なアルベド先生の時間なのだ。そうでなくてもアルベドの言葉は全て記憶している。
「……? アルベド様?」
「なにかしら?」
「いえ、その……。申し訳ありません。何でもありません」
「そう? 今日の私は一日オフよ。たっぷりあなたに付き合ってあげるわ」
「……ありがとうございます」
「ふふ……」
男へ妖艶な流し目を送ってから、アルベドは手元に目を落とす。
レポートは机に置き、右手でページを捲っている。左手は机の下。
足を伸ばせば相手の脚に届く距離を置いて座っていたが、二つ目のレポートに手を伸ばした際に詰めていた。太ももが触れ合って、ズボン越しに男の体温を感じている。
机の下に潜っている左手は男の硬い太ももに乗せた。さわさわと撫で、登っていく。
白く細い汚れなき指を広げ、優しく包み込む様に膨らんでいる股間に乗せる。撫でもしないし擦ったりもしない。段々と熱を帯びてくる。膨らみが大きくなってくる。
「窮屈そうね?」
「……はい」
「この前はあなたに色々させたから、今日は私があなたに色々なことをしてあげるわ」
横を向き、耳元へ芳しい吐息を吹きかけながら囁いた。
うふふと笑って、ズボンの裾に手を掛ける。男は窮屈と言ったのだ。色々なことをしてあげると言ったのだから楽にしてあげなければならない。
男が腰を上げるのに合わせて膝まで引き下ろした。
今のアルベドはかつてのアルベドとは違う。大人になったのだ。早く早くと心が逸って手がもつれ、ズボンを破いてメイドたちの裁縫仕事を増やすようなことはもうしない。
アルベドは男の男を握ってあげた。
ああ……おちんぽが大きいわぁ。でもだあめ。がっついてはダメよ? 今日の私は色々してあげるんだから。うふふ……、本当はしてあげるんじゃないの、してあげたいの♡ この前はあんなに気持ち良くしてくれたんだから少しくらいお返しにお礼してあげなくちゃ。ああでも私ったらこの子に処女をあげちゃったのよね。私が大切にとっておいた女の初めて……。熟れ熟れのサキュバスおまんこだったのに一度も入れたことがなくて。このおちんぽを入れてあげたのよね。それとも入れてもらった? ううん、入れてあげたのよ入れてあげたんだから!
「どぉう? 私の手。気持ちいい?」
「はい……とても……」
「あは♡ 声が掠れちゃってるわよ? 私の手でおちんぽをしゅっしゅってされるのがそんなに気持ちいいの?」
「はい……」
淑女の繊細な手付きでそそり立つ怒張を握り、小指を立てながらしなやかに上下に扱く。
右手はもうレポートをめくっていない。左手のすぐ下で働いている。
「おちんぽはこんなに固いのにこっちはとってもやわらかいのね」
「アルベド様の手が……暖かくて……」
「金玉って呼ぶのは何だか下品ね。シャルティアが好きそうな言い方だわ。玉袋の方がいいかしら?」
「アルベド様の、お好きなように」
「ふふ、そう? それじゃ、金玉って呼ぶわ。あなたはおちんぽだけじゃなくて金玉の方も大きいのね。おちんぽみるくがいっぱい詰まっているからかしら?」
金玉なんて言うのはやっぱり下品かしら? でも誰も聞いてないしこういう時は下品なくらいの方が男は興奮するのよね。でも本当に不思議。ここでおちんぽみるくが作られておちんぽからぴゅっぴゅするのよね。私の中でぴゅっぴゅしたのよね。このおちんぽが私のおまんこの中に入っておちんぽみるくをいっぱい飲ませてくれたのよね。ああ……私のおちんぽみるく。私のおちんぽ。私だけの可愛い子。
「こらぁ。あなたはダメよ? 私がしてあげたいの♡」
おいたしようとした手を優しくぺちんと叩いた。
「申し訳ありません」
「怒ってないわ」
憔悴しているような男へ、アルベドはにっこりと慈悲と慈愛と性愛の笑みを向けた。
わかってるわ。私が隣にいておちんぽをしゅっしゅされてたら触りたくなるのは無理もないわ。でも今のはどこを触ろうとしたのかしら? おまんこだったらちょっとがっかりよ? いきなり触るだなんて。ちゃんと順序を踏んでもらわないと。ふふ、もうぐしょぐしょなのだけど。この子はそこのところをちゃんとわかってるはずだからやっぱりおっぱいかしら? そうよね……。私のおっぱいを触りたくなっちゃうのは宇宙の真理よね。触りたいのに触れないなんてかわいそう……。そうだわ、おっぱいで触ってあげればいいのよ。べ、別に私が触って欲しいわけじゃないんだからね!
「今日はあなたに色々なことをしてあげるって言ったからぁ……。あなたにだけ特別なことをしてあげるわ♡」
アルベドは玉袋を揉みしだいていた手を背中に回した。
長い爪で引っ掛け軽く引くだけで、暴力的な乳房を押し込めているチューブトップははらりと外れた。
スイートデラックスシルクメロンの形容でも不遜な白い美乳。形容を不足と断じる巨乳。たわわな乳房は拘束を解かれてぷるんと揺れた。ぷるぷる揺れるプリンより柔らかい至高のアルベドおっぱいである。
アルベドは椅子から降りて、床の上に膝を突いた。
お屋敷で一等豪華な書斎の床はつるつるに磨き上げられた石床の上にふわふわで毛の長い絨毯が敷かれている。机周りは二重になっており、エ・ランテルにある高級宿『黄金の輝き亭』の寝台よりふかふかだ。
アルベドのたわわな乳房は持ち上げなくても重力に負けることなく柔らかさを保ったまま張りつめている。
男はアルベドのすることを察してズボンを脱ぎ捨てた。椅子に浅く腰掛け、足を大きく開く。開いた隙間にアルベドは身を寄せた。
男の下半身へ抱き着くように、けども両手は乳房の脇に添えている。
重力にも負けないアルベドおっぱいはドレスや下着がなくとも見事な谷間を作り出す。その谷間へ、反り返った逸物を迎えた。乳房に添えた両手を押し付け、脈打つ肉棒を挟み込む。
「私のおっぱい……いいでしょ?」
「は……い」
「うふふ……、あなたのおちんぽって本当にすごいわ。私のおっぱいは大きいつもりなのだけど、挟んであげてもこんにちわしてるもの♡」
柔らかな巨乳に包まれてなお、谷間から亀頭が顔を覗かせている。
アルベドは口内でくちゅくちゅと鳴らし、口を開いた。伸ばした舌にあぶくが混じる唾が乗っている。下を向き、唾を垂らす。
アルベドの赤い舌から落ちる唾は狙い違わず亀頭に落ちた。
もう一度唾を垂らす。
「あぁん……。何回も唾を垂らしたら喉が乾いちゃったわぁ。あなたの唾を飲ませて」
あーんと口を開いて男を見た。
男もアルベドがしたように口内へ唾を溜め、アルベドの口目掛けてトロリと垂らす。量があり重たい唾はアルベドの舌に落ち、にちゃりと鳴った。アルベドはすぐには飲み込まない。口を閉じ、舌を動かし、十分に味わってから嚥下する。
男の目を見つめながらうふふと笑い、体を上下に動かし始めた。
アルベドはこんなプレイをしたことがなくても、サキュバスの本能で知っている。
勃起したちんこをおっぱいで挟んで扱くことを『パイずり』というのだ。
上下に動かすのだから先端が顔の近くまで来る。近くまで来る度に、チュッと亀頭にキスをした。
何度目かの時にふっくらとした唇を開き、先端だけを咥え込んだ。咥えている時間は数秒だったがレロレロと舌先で舐め回し、離れる時は亀頭に付着した唾液が唇との間で糸を引いた。
「んっ……んっ……んぅ……、私がパイずりしてあげるだなんてあなただけなのよ?」
「光栄です」
「いいのよ、私もしたいんだから。おちんぽがとっても熱いのがおっぱいで感じられるわ……。んっ……」
アルベドは頬を上気させ、けども淫蕩な顔ではなく夢見るように忘我の表情。
男から、人間の男から見下ろされているけれど、今はそれが当然の事。
乳房で挟んで下半身に押し付けているので、乳房の先端が男の下腹に触れることがある。男の陰毛にくすぐられることもある。
直接的な刺激とは違う得も言われぬ感触は、乳首を立たせるのに十分だった。
おちんぽを挟むのではなく乳首を摘まみたいと思ったが、我慢した。おっぱいで気持ち良くしてあげてる最中なのだ。
亀頭だけを何度も咥え、その度に唾を塗り付ける。
喉が渇いて男の唾をねだる。その間は上下運動を止め、左右からおっぱいをこねくり回して逸物を擦ってあげる。
アルベドの奉仕は長かったのか短かったのか、二人とも時間の経過を感じていない。
アルベドの乳房は、亀頭から滲む先走りの汁とアルベドが垂らした唾でとっくにぬちゃぬちゃになっている。
柔らかくぬめる乳房に挟まれた逸物が強く脈打つ。大人になったサキュバスのアルベドが逃すわけがない。
顔を下げて亀頭にしゃぶりついた。
しわすら美しい紅い唇は凶悪な逸物のカリに引っ掛けて、亀頭全てはアルベドの口の中。同時に口の中へ熱いものが放出される。
どぴゅどぴゅ……どぴゅっと、口の中へ射精された。
濃厚な精液は舌に重たかった。
口の中にたっぷりと精液を収めながら亀頭をちゅるちゅると吸い、尿道に残っている精液まで吸い上げてあげる。
すぐには飲み込まない。うっとりと頬を緩めながら舌を使って口内でかき回し、少しずつ飲み込んでいく。
鼻先へ精臭が抜ける。
雄の臭い。
雌を発情させる臭い。
アルベドの短いスカートでは下着は隠せても太ももは根元までほとんど丸見え。
アルベドの内股を汗らしからぬ液体がつつつと流れた。
アルベドは精液を嚥下する。サキュバスの吸精は精液を完全に吸収する。ほうと吐いた息に精臭は混じらず、甘く芳しい。
「出したばかりなのに……すごいわ♡」
大量に射精したばかりなのに、乳房に挟まれた逸物は全く固さを失っていなかった。
まだ一日は始まったばかりである。
密かに差し替え'25.5.26