実を言うとシャルティアはナザリック内で割と偉い吸血鬼である。なにせ階層守護者であり、序列は上から数えた方が早い。いずれはアインズ様の正妃となり、アインズ様に次ぐ地位となることが約束されている、とシャルティアだけは思っている。
強者らしく傲慢な性格なのでそれで困ることは特にない。なかった。
ところで、至高の御方々に創造されたナザリックの者たちは創造主の性格を反映することがままある。悪を標榜する「ウルベルト・アレイン・オードル」が創造した炎獄の造物主デミウルゴス、正義を掲げる「たっち・みー」が創造した鋼の執事セバス・チャン等はその傾向が強いことをアインズ自身が把握している。
ではシャルティア・ブラッドフォールンはどうか。創造主である爆撃の翼王「ペロロンチーノ」は己の性癖を一切隠さずシャルティアを創造した。シャルティアはエッチな女の子として創造されたのだ。
しかしそこへもう一つ。ペロロンチーノは薄々自覚しつつ見て見ない振りをしていたもの。
ペロロンチーノはぶくぶく茶釜の実の弟であり、姉には色々と逆らうことが出来なかった。被虐性癖のことではない。それは隠れることなくシャルティアの中に存在する。
弟、と言うことである。つまりは末っ子属性。
シャルティアはペロロンチーノに似て末っ子属性が、ちょっぴり甘えん坊さんなところがあったのだ。
ちょっぴりなのでいつもは意識しないでいられる。ときたま表に出てくるときはアインズ様におねだりしちゃう。割と偉いシャルティアは甘えられる対象がアインズ様以外にいないのである。
だけどもアインズ様はとっても偉大なお方なので甘えたいときに甘えていいものではない。
これからシャルティアはアインズ様の随伴として遠征に赴く。もし万が一遠征中にアインズ様に甘えたくなってしまった末にアインズ様を危険な目にあわせてしまおうものなら今度こそ自分で自分が許せなくなる。甘えん坊さんは絶対に封印しなければならない。
よって、甘えん坊さんを満足させて封印するべくエ・ランテルを訪れたのであった。
しかし……
「シャルティア様、場所はどこに致しましょうか?」
「シャルティア様、私の寝室でよろしいのですね」
「シャルティア様、部屋に着きました。ドアを開けるので右手を使います。落ちないようしっかりと掴まっていて下さい」
「シャルティア様、ベッドの上でよろしいですか? たまには気分を変えてソファーにいたしますか?」
「シャルティア様、月の光を浴びられるよう窓の近くでいたしましょうか?」
シャルティアはキレた。
「ちっがあああぁぁうぅっ!! シャルティア様シャルティア様うるさいでありんすよ! よく聞きなんし。今のお前はシャルティアのおにいちゃんでありんす。おにいちゃんは妹に様をつけて呼んだりしんせん。もっとおにいちゃんぽく呼びなんし!」
シャルティアをお姫様抱っこしたままなので耳元で轟く叫び声はうるさかったが、アルベド様の絶叫に比べたら大したものではない。ほっぺたを膨らませてぷんぷんしているシャルティアへお兄ちゃんらしく優しい声をかけた。
「わかったよシャルシャル」
「…………シャルティアって呼びなんし」
「シャルティアだね」
「……わかってるでありんしょうが、シャルティアって呼ばせるのは今だけでありんす。もしも勘違いして外で呼んだりしたら肉団子にしてエントマのおやつにするでありんすからよく覚えておきなんし」
「きっとソリュシャンも欲しがると思うよ。エントマ様は会ったことないけど、そんなことになったら喧嘩しないよう仲良く分け合って欲しいな」
「お前は中々いい度胸してるでありんすね……」
「こら、おにいちゃんをお前なんて呼んじゃダメだぞ?」
「……はあい」
おにいちゃんになっても主導権はシャルティアにある。
小さな手で頬をしっかりと挟まれて、今度は頬や顎ではなく唇へキスをされた。
シャルティアは紅い唇を薄く開いて、男の唇へ重ねると軽くついばむ。唇で上唇を挟んで、次は下唇を挟んで、上下五回ずつしてから舌を差し入れた。
人間の体は吸血鬼に比べるとずっと温かい。体温を舐めとるように上唇の裏側へ、下唇の裏側へ、舌先を尖らせて歯や歯茎をなぞり、男の舌へ。柔らかくて温かかった。
牙で舌が傷つくのを嫌ってか、男の方からは余り舌を伸ばしてこない。シャルティアは強く唇を押し付け、強く吸った。
温かい舌が口の中へ入ってくる。温かい唾も口の中へ流れ込んでくる。
口内に溜まりつつある唾は、二人の舌が絡み合って念入りにかき混ぜて、シャルティアが全て飲み込んだ。
生温かい唾が喉を通り胃に落ちて、体中が熱くなってくるような気がした。
冷めた気分が温まってきた。
▽
シャルティアはベッドにおろされ、男が覆い被さろうとしてきたのを押し止めた。ヒールの高い真っ赤な靴を脱ぎ捨ててベッドの上に仁王立ちする。
「今日のシャルティアはぁ、おにいちゃんのために特別な恰好してきたの♪」
「それは楽しみだな」
口ではそう言ったものの余り楽しみにはしていなかった。今日お見せいただいたイケイケのアルベド様に比べたら太陽であろうと陰が差す。シャルティアも長すれば傾城の美姫となろうが、アルベド様が相手では分が悪すぎると云うもの。
「じゃーん!」
「………………」
シャルティアは勢いよくマントの前を開いた。何も見えなかった。魔法のマントの効果であるようで、マントの内側には闇が籠り何も見えない。
目を瞬かせる男を前に、シャルティアはにんまりと悪戯な笑みを作って、襟を留める飾り紐を解いた。
「!」
「ふふふ、どう? シャルティアきれい?」
飾り紐を解くことによってマントの特殊効果が消えた。シャルティアの姿が露わになった。
腕を覆う漆黒のドレスグローブは二の腕まである。シルクを染め上げたのか特別な素材なのか、光沢があって如何にも滑らかそうだ。縁は上品なレースが飾り、一等のドレスに合わせるのが相応しい。
しなやかな脚はグローブと同素材らしきストッキングが包む。細い腰を飾るガーターベルトから伸びる紐がストッキングを留めている。
本来ならガーターベルトの上にショーツを履く。そうしないとトイレの度にガーターベルトを外す必要が出てくる。しかし、シャルティアは下に履いていた。付け方を知らないわけではないようだ。レース編みの透け透けショーツには中央部に真っ赤なリボンがあった。ショーツのアクセントにしては大きいリボンで、下腹よりも下にある。リボンは留め紐なのだ。小さなショーツの只でさえ狭い股間の部分が開かないように留めている。シャルティアが履いているのは股間に小さな窓が付いているオープンショーツ。
パンツがオープンならブラジャーもオープン。面積はハーフカップの半分もない。バストを下から包んでいるが、隠すべき愛らしい突起は隠れていない。吸血鬼の蒼白の肌で輝くように紅く色付いている。
細い首にはチョーカー。ブラジャーやショーツとの調和を壊さないレースとフリルのゴシックデザイン。
シャルティアの未成熟な裸身は、物凄くセクシーな下着に包まれていた。
もしもアルベド様がいらっしゃったら「小娘が背伸びするな」と仰って最終戦争が起こる。残念ながらいらっしゃらない。
「じっくり見ていいよぉ♪」
「………………」
男は目を見開いて仄白いシャルティアの裸身に見入っていた。
(……どうして何も言んせんのでありんすか? まさかやりすぎたでありんしょうか!? いやでもヴァンパイアブライド達は凄くお似合いでって……、まさかあいつらお世辞で言ってたのか!? くそっ! 帰ったらあいつらは………………? くふふ……♡)
脱ぎ捨てたマントはひらひらと舞って部屋の隅にあるコート掛けに引っかかった。
シャルティアはベッドの縁に腰を掛け、妖艶に笑って脚を組んだ。
右足を下にして左足を上に。組み替えて左足を下にして右足を上に。組み替える度に股を大きく開いて股間を見せつける。何度か組み換え、右足を伸ばした。
「っ!」
「おにいちゃん? ここがこんなに膨らんでるよ?」
右足のつま先で男の股間にそっと触れた。足裏でも固くなっているのがはっきりとわかる。
「シャルティアのエッチな下着を見て興奮しちゃった?」
「………………ああ」
屈辱であった。
シャルティアの手の平に包める未成熟なちっぱいや折れそうなほどに細い腰に肉付きの薄い尻は、ラナーを思わせるのだ。
新たな生活を手に入れて最早復讐心はないが、未だあのクソアマと憎む心は消えていない。しかし何度も交じりあった仲である。
民草から搾り取った税金でエッチな下着を仕立て上げ、着けたところを見せられたことは何度もあった。
アルベド様の庇護下になって尚忘れられないとでも言うのか。アルベド様に比べたら比較にならないほど貧弱な体だと云うのに。
悔しい。でも勃起しちゃう。
しかしここにいるのはラナーではなくシャルティアだ。シャルティアの英気を養うために尽力しなければならない。
勃起させるのは必要なことなのだと自分に言い聞かせた。
「うふふ……。それじゃあ……」
シャルティアは伸ばした人差し指で唇を撫でながらベッドの奥へ。吸い寄せられるように男もベッドに上った。服はベッドの下へ脱ぎ捨てた。
「あぁ……おにいちゃんのおちんこすごい立ってる。おにいちゃんがそんなになってるとシャルティアもエッチな気持ちになっちゃうよぉ♡」
脚を大きく開いて膝を立てるM字開脚。上半身をやや後ろへ傾けてリボンに閉じられた股間を見せつけた。
「おにいちゃんがほどいて」
体を伏せて股間に顔を近付ける。リボンを引っ張るとあっけなくほどけた。
血のように紅いリボンを白いシーツの上に放り、シャルティアの小さな窓を開いた。
「シャルティアはおにいちゃんとはめはめしたくてぇ。おまんこ濡らしちゃったの。シャルティアはいけない子なの……」
「ああ、いけない子だ」
「きゃん♡」
今度こそシャルティアを押し倒した。
シャルティアには割とかなりサドっ気がある。聞くところによると戦闘や配下のヴァンパイアブライドとの行為で解消されるらしい。
同時にかなり凄くマゾっ気もある。アインズ様がお仕置きしてくれない以上、マゾっ気を解放する機会は今を措いて他にない。
「あんっ、おにいちゃんおっぱいちゅっちゅして赤ちゃんみたい」
「赤ちゃんはこんなところをいじらないだろ?」
「あふぅっ……、おまんこにゆびぃ、んっはぁんっ……、シャルティアはおにいちゃんの指……好きなの」
吸血鬼の冷たい肌でも愛撫を重ねれば血が通ってくる。乳首は採りたてのさくらんぼのような艶と張りを持ち、唇で優しく挟む。強く吸いながら舌でもって弾力を楽しみ、歯を立てる。シャルティアは強めにされるのが好きで、舌では柔らかな弾力を、歯では肉々しいかたさを感じた。
開かれたショーツの窓には最初から中指と薬指の二本を指し込む。抵抗なくぬるりと飲み込まれた。
「はうぅ……、おまんこ気持ちいの、おにいちゃんの指だいすきぃ♡ はうぅあうぅ……おまんこくちゅくちゅ言ってるよぉ。シャルティアもおにいちゃんのおちんぽしこしこしてあげるね」
乳首をちゅっちゅされてると手が届かない。キスは乳首ではなく唇に来てもらった。
膣内をかき混ぜられて甘く鳴きながらシャルティアは男の股間に手を伸ばす。シャルティアの小さな手では握り切れないほど太くて硬くなっている。吸血鬼の冷たい手では、勃起した逸物は火傷をするほど熱かった。手の平で脈打っているのを感じられる。
「あっあっ、そんなっはげしくしちゃうとっ、シャルティアのおまんこおかしくなっちゃうぅ!」
指での抽送を段々と激しくしていく。
シャルティアの膣は何度か男を受け入れていたが、やはり狭い。入念にほぐしておかないときつすぎて挿入時に痛みがある。よく濡らしてよくほぐさないといけない。
指を受け入れて、膣内の温度が上がってきた。愛液の量も増えて指の動きに伴って飛沫をあげる。シーツに飛び散り、点々と小さな染みを作った。
「手が止まってるぞ。シャルティアはこれが欲しいんだろ?」
「うん……。おにいちゃんのおちんぽ欲しい……」
「まだ駄目だ」
「そんなぁ……、ふあああっ! ううん、シャルティアのおまんこいじめないでぇ」
シャルティアの瞳は潤み、頬ははっきりと上気している。
与えられる刺激が強すぎるのか手がお留守になってきた。代わりに発展途上の太ももに擦りつける。ひんやりとした肌が気持ちいい。
「ひゃあああぁ!」
ぴぴっと飛沫をあげてシャルティアはつま先までピンと伸ばした。無意識だろうか、腰を浮かせたので指が抜けた。
シャルティアのオープンショーツはフロントからバックまで、中央部は全て開く作りになっていた。とろけた秘部から溢れる愛液は尻の割れ目へと伝っていく。
ぴくぴくと腰を痙攣させ、ぽすんとベッドに落ちた。
「はうぅ……、もう、おちんぽ欲しいでありんすぅ……」
「シャルティアからシャルティア様になっちゃったのかい?」
「いじめないでくんなんし……」
達したところを見られたのは何度もあるのに、妹になりきっていたところで素を見せたのが恥ずかしいのか、シャルティアは快感と羞恥に頬を染めて顔を逸らした。
シャルティア様ならば兎も角、おにいちゃんとしては強引に行かなければならない。
細い肩に手を掛け、こちらを向かせた。
「シャルティアはどうして欲しいのかな? 上手におねだりできるかい?」
「うぅ…………」
達した熱が冷めないようにシャルティアを抱き寄せ、ガーターベルトとオープンショーツの間に挟まれた下腹を撫でる。冷たくもすべすべの肌は手触りが良くて撫でているだけで気持ちいい。
時折ぴくりと震えるのは、達した余韻が未だくすぶっているということ。
「シャルティアはおにいちゃんのおちんぽが入れて欲しくて、いつもいつもおちんぽのこと考えちゃうの。シャルティアのおまんこはもう濡れ濡れでとろとろだからぁ……、おにいちゃんもおちんぽぎんぎんだしぃ……、おちんぽちょーだい♡」
「よしよし、いっぱい入れてあげるからな」
「えへへ、おちんぽだあい好き。おにいちゃんのおちんぽだから大好きなんでありんすよぉ?」
全身を愛欲に染めているシャルティアは、シャルティアなのかシャルティア様なのか曖昧になっていた。
蕩けた笑顔と体のままで、股を開いた。
おっぱいは大きくないけれど、シックな黒のオープンブラが細やかな膨らみを強調している。ショーツは肝心なところに窓があって、開かれている。性器も潤んで開いている。ドレスグローブに包んだ両手で自らの性器をくぱあと開く。
人間の男にこれ以上ないほどの無防備な姿を晒し、シャルティアは身も心も快感と陶酔への期待で開き切っている。
「あはっ♡」
大きな体が覆い被さってきた。
下を向くと凶悪なまでにそそり立った逸物が見えた。あれが体の中に入って来るとどれほど気持ち良くなれるのか、シャルティアは知っている。
指よりもずっと太くてずっと熱い怒張がショーツの窓を開いた。愛液を馴染ませるように亀頭で割れ目の内側を撫で始める。
何度か撫で、自然と沈み込む場所がある。
つぷりと熱い肉の塊が入り込み、シャルティアは快感を逃がさず捕らえるべく反射的にきゅうと締め付けて、
「はえ?」
ぐいと押されて男の顔が遠くなった。
両の太股を掴まれて下半身を持ち上げられている。性器を真上に突き出す姿勢は女の子が隠さなければならない部分を主張させられるようで、羞恥心を煽ってやまない。異本の用語でまんぐり返しと言う
くちゅくちゅもぺろぺろもじゅぽじゅぽも経験済みのシャルティアなので、今更まんぐり返しで恥ずかしがったりしない。
「まだぺろぺろをしてなかったね」
「ふえっ? わたしはぺろぺろじゃなくておちんぽがっ!?」
小窓を開き、シャルティアに口を付けた。
使いすぎたせいで色素が沈着し陰唇が伸びてきたラナーと違ってシャルティアの秘部はとても綺麗だ。青白い肌の中で赤く咲いている。舌触りは絹よりも遙かに滑らか。そこは女が秘める内側なのだ。
度重なる刺激で包皮が剥けてきた肉芽に吸い付く。ほぐれてきた膣には二本の指を左右から差し込み、許す限りに引っ張った。とぷりと愛液が湧いてきた。
「にゃ~~~~~~~~~~~~っ!!!」
シャルティアは鳴いた。
ここが折り返し地点である。
シャルティアの膣は愛撫でほぐれてよく濡れているが、それでもまだきつくて狭い。全身が粉々になるほどに脱力させなければならない。指と口であと5・6回は達してもらい、愛液でシーツに水たまりが出来るくらいになれば大丈夫。
「はひゅ……ふぅあ? はあ……、はあ、あうぅ……」
一時間はたっぷりと前戯をこなした。
シャルティアは全身を弛緩させてベッドに横たわり、目はうつろに天井を見上げている。
解放されたばかりなので膣口は緩み、ぱくぱくと喘ぐように開いている。開く度に、閉じる度にさらりとした愛液を流した。尻の下以外にもシーツのあちこちに染みを作っている。
弛緩しきったシャルティアの脚を掴み、大きく開かせた。何度も達したおかげで冷えていた膣内がようやっと温まってきた。それでも人肌には届かないけど。
「あう? ……おちんぽまらあ?」
「今度こそちゃんと入れてあげるよ」
「……あっ……あっ……入ってきてるぅ」
シャルティアの膣口にぴったりと亀頭を押し当て、ゆっくりと挿入していく。十二分にほぐしてシャルティアの力は抜けているけれど、やはり膣圧がすごい。シャルティアは入れて欲しいと思っているのに膣の方は強い圧力で押し退けようとしてくる。
入りきってしまえば抜けないように取り込む力となるが、半分も入ってない段階だと挿入を阻んでくる。
となれば、ゆっくりではなく一息に押し込むべき。シャルティアは激しい方が好きなのだ。
「かッ……――――――――――ハッ」
全身を貫く衝撃にシャルティアは弓なりに背を逸らして喉に詰まった息を吐き出した。
まるで股間から頭頂まで灼熱の杭に穿たれたよう。股間から生じた熱と衝撃が下腹から体の真芯を通って頭の天辺にまできた。頭の中で火花が散って、視界がチカチカと白む。
痛みはまったくない。たとえあったとしても、破瓜の痛みさえ快感だったシャルティアだ。
男の逸物を握ったこともしゃぶったこともあるシャルティアは、大きさも太さも固さもよく知っている。あれが体の中に入ってきて、押し広げられるような圧迫感がある。
痛みはまったくないのだ。
五指で数えられるほどだが、入れさせたことは何度かある。そのどれもが、これほどの衝撃を伴ったことは一度もなかった。
「はっはっはっ……、今日のおちんぽはっ、いつもより…………んああああぁあっ!!」
取り込もうとする媚肉の動きに反して引き抜き、再度奥まで挿入する。深く入った亀頭が壁にぶつかり、なお押し上げる。シャルティアは強くされるのが好きなのだ。
「も……もっと、もっとゆっ…………、ふあーーっ!? あっんっあああぁっ!!」
「わかってるよ。もっと激しくだね」
「ちがっ! らめぇ! おまんここわれちゃうシャルティアおかしくなっちゃうぅう!」
優しい笑みで見下ろされ、大きな手で腰をしっかりと掴まれる。動かないように固定されて何をされるのか。シャルティアは怖気にも似た何かを感じた。
止める間もなく激しく腰を打ち付けられた。
肉が肉を打つ音に、固い剛直が柔らかな媚肉を抉って愛液を掻き出す音。
押し止めようと伸ばした手は宙を掻くだけで男の体に届かない。
子宮を打たれる度に頭の中で白い光が炸裂して何もわからなくなる。自分が自分でなくなってしまう恐怖は、このままでいいような気がした。
だってとても気持ちいい。熱い肉棒が体の中へ直に熱を伝えてくる。感じきって子宮が下り、そして亀頭で押し上げられる。
「あんっ、あんっ、あんっ……、おちんぽあつくて、おっきくて、おまんこの中で暴れてるぅ♡」
シャルティアの美貌が蕩けきっている。半開きの唇から涎がこぼれているのに気付いてない。
温まってきた膣内は挿入されている逸物の温度と混じり合って熱くなってきた。狭いながらも程良く力が抜けて、亀頭から裏筋も竿も満遍なく肉ひだが絡みついてくる。こうなってくると狭さはデメリットのきつさよりも密着感のメリットの方が大きくなってくる。
「もっともっとぉ、あん♡ ちゅーもするでありんすよぉ。んっ……ちゅっ、じゅる……ちゅぷ……、ぷはぁっ」
体を離していたのは初めての時のように背中を引っかかれては堪らないと思ったからだが、繊細なドレスグローブに見えてシャルティアの爪で破けない強さがあるらしく、これならばと体を近付けた。
全力で抱きしめられると体が折れる。幸いにも見た目よりも強い力程度で押さえてくれた。
シャルティアのちっぱいが胸板に押されて形を変え、乳首同士で擦れあった。擦れた刺激がよかったらしく、シャルティアは自分で手を伸ばして色づく乳首を強く摘まんだ。
紅い唇が大きく開き、唇と同じくらい紅い舌を目一杯伸ばす。こちらからも舌を伸ばし、舌先だけで触れ合った。
「シャルティアはいっぱいイっちゃったのにおにいちゃんはまだでありんしょう? シャルティアのおまんこにぃ……いっぱい出していいでありんすよぉ」
「シャルティアは出して欲しいんだろ?」
「そうでありんすぅ♡ あつあつのおちんぽみるくがいっぱい欲しいのぉ。あんっ……おちんぽぴくぴくしてきたでありんすよ?」
吸血鬼の吐息は血生臭いことはなく。甘く芳しく紅い花の香りがする。
シャルティアの小さな体を抱きしめ、鼻先が触れる距離で見つめ合う。シャルティアは大きく開いた脚をこちらの腰の回し足首同士を引っかけてロックする。
「あっ♡」
「出すぞ」
「あああーーーー………………、んっちゅうぅ、んむっ……」
シャルティアの一番深いところへ焦らしに焦らして高めきった欲望を吐き出し、シャルティアの絶頂の叫びを唇で塞いだ。今日何度もしたように、ねちっこく舌を絡められる。
絶頂の締め付けに誘われて逸物がどくどくと脈打ち、断続的にどぴゅどぴゅと吐き出している。今日はアルベドへ三度射精していたが、ルプスレギナの魔法で回復しきったらしい。射精は長く、量も多かった。
「シャルティアのお腹がおにーちゃんのおちんぽみるくでいっぱいになっちゃったでありんすよ? いっぱいすぎてシャルティアのおまんこに入りきらないでありんす♪」
「入りきらないならもうお仕舞いにするかい?」
「まだだめえぇ。おちんぽまだこんなに固いんだもん。もっとしよ? ね?」
可愛らしい上目遣い。
突然切り替わった甘えん坊さんモードにほんのちょっとだけときめいたのは内緒である。
アルベド様が「シャルティアの英気を養うために一晩付き合うように」と仰ったらしいのだ。期待に応えるべく、シャルティア様を満足させなければならない。ときめいている場合ではないのだ。
シャルティアが口から垂らした涎を舐めとりながら、もう一度腰を振り始めた。
吸血鬼の嬌声は闇夜に心躍る音楽のようだった。