※この作品はR-18です。

アルベドのお食事   作:dolph

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エモット姉 ▽エンリ

 エンリは混乱の極致にあった。何をどうすればいいのか全くわからない。どうしてこうなっているのかもさっぱりわからない。そもそもどうなりたいのかすらわからない。

 

(なになになになに!? いったい何がどうしてこうなってるの!? ああ誰か助けて! うひゃあああああああ! かおっ! かおちかっ! 息かかってる! ……なんかいい匂い…………じゃなくて! …………結婚もしてないのにこんなことしちゃ駄目なんだから!! ……でも…………でもでも。ううううううぅぅうう~~~~~~~~っ!!!!)

 

 ネムやジュゲム達が側にいても見とれてしまった美貌がすぐそこにある。

 窓からの星灯りしかない暗い部屋なのに輪郭が燐光を放っているような、エンリの語彙では美しいとしか言いようがない顔形は直視するのが毒なら間近で見るのは致命的だった。現実感が薄れていく。只でさえ混乱状態で手足の力が萎えているのに、神秘的な赤と青の瞳で見つめられると何もかも溶けてしまいそうになる。

 

「君が心に誰を棲まわせていても構わない。今は私だけを愛しておくれ」

「あ………………」

 

 美貌が陰り、小さな声で囁かれた。胸がきゅうと締め付けられた。

 思えば昼に聞かされた結婚観。自分は結婚相手を選ぶほど偉くないと言っていた。政略結婚によって、意に添わぬ相手と結婚させられるのかも知れない。恋しい人とは離ればなれになって。一時の寂しさを紛らわせたいのかも知れない。

 こんな綺麗な人にこんな顔をさせてはいけない。何としても慰めなければならない。自分が慰めになるなら是非もない。エンリの胸に使命感が湧いてきた。

 

「………………はい。あなたを………………愛してます」

「嬉しいよ」

「んっ…………、ちゅっ……」

 

 初めてのキスは例えようもなく甘かった。

 

 エンリが混乱している一方で、男の方も少しだけ困惑していた。

 節穴を自認する己の目であっても、エンリが男慣れしていない処女であろう事は見当が付いた。そのエンリが男をベッドに呼ぶだろうか。いささか疑問である。しかしここまで来てしまった。

 もしもソリュシャンのベッドを訪れ、やっぱ気が乗らないから止めたとか言おうものなら全身丸飲みされて三日は出してくれない。

 ルプスレギナだったら全身複雑怪奇骨折させられるに違いない。頭蓋骨以外の骨全てを丁寧に一本一本へし折ってくると思われる。

 ナーベラルは少し読み辛い。悲しそうな顔をして納得するかも知れないが、いつぞや喰らったハートブローが今度こそ胸骨陥没に治まらず背中まで突き抜けるかも知れない。

 エンリはどうか。一見純朴な少女であるが血塗れの異名を持つ。凄まじい力を秘めているのは間違いない。また、そうでなければ数千ものゴブリンを従えることが出来るわけがない。もしもここで引こうものなら、よくも恥を掻かせてくれたわねとそれはもう酷い目に遭わされることだろう。

 ならば押しの一手。ソリュシャンから課題図書として押し付けられたロマンス小説から引用すると、揺れていた瞳が定まり愛欲に濡れてきた。

 心の中でちょっぴりソリュシャンに感謝しながらエンリの唇を唇で塞いだ。合わせるだけの拙い口づけがこれからどのように染まっていくのか、好色な期待に高揚してきた。

 

 悲しいかな、男はエンリが従えるゴブリン達はマジックアイテムによって召還された事を知らなかった。知らなければ腕っ節の強さでゴブリン達の忠誠を得たとしか思うしかない。

 結婚観もエンリが思うようなことは一切思ってない。所詮、名札に貼るシールが一つ増える程度しか感じてない。故に相手が猫だろうが犬だろうがはたまたムササビだろうが構わないとすら思っている。そんなことをソリュシャンに知られようものなら。

 

 

 

 

 

 

 横たわるエンリの上に覆い被さってキスを送る。ちゅっちゅと合わせるだけのキスは段々深くなっていった。唇の合わせ目に舌を入れて軽く舐める。三度繰り返すとエンリは薄く唇を開いた。開いた唇へ舌を差し込む。伸ばした舌はエンリの舌に届いた。寝た子を起こすように優しくつつく。

 

「エンリも舌を出して」

「はぃ……。あむぅ、んっ……ちゅ…………。ちゅうっ……ちゅる……じゅ……」

 

 伸ばされた舌に舌が絡み、舌を伝って上から下へと唾が流れていく。

 自分がされているのと同じように、エンリも差し込まれた舌を吸った。注がれてくる唾もすすった。味も匂いもない唾なのに、甘いと感じた。美味しいと思った。もっと飲みたくなって強く吸った。吸うだけでなく、舌も動かす。柔らかくてぬめる舌は温かく、温かいだけでなく何かが熱くなっていく。

 

(うわあああああああ!! わたしキスしちゃってる! 初めてのキスなのにこんな……。舌が入ってきて、わたしも舌を入れちゃって……。こんなエッチなキスしちゃってるぅ! でもだって舌だしてって言われたんだもん! それに…………なんか……、悪くないし……。キスしてるだけなのになんで美味しいって思うの?)

 

 唇が離れると、絡み合っていた舌と舌の先端を唾液の糸が繋げていた。千切れた糸はエンリの唇に落ちて、エンリは舌を伸ばして舐めとった。

 

「うひゃあっ!? …………いまの……なに?」

 

 思いがけない感触に驚きの声を上げた。

 何のことはない。エンリの頬を男が撫でただけだった。それだけのことなのに、エンリには生まれて初めての感触だった。

 頬から首筋を撫でる男の手が、何かぬめる液体に濡れているようでなめらかに滑っていく。触るか触らないかの繊細な手付きのはずなのに、体の内側を撫でられているようなこそばゆさを感じる。繊細な指が溶けて自分の中に入ってきているような。

 

「あっ、あわわわ……!」

 

 初めての感触に戸惑いはあるが甘い期待もある。なにせただ触られているだけなのに心地よい。日中、ネムが撫でられていたのを思い出してずるいとすら思った。

 今はそんなことは問題にすらならない大問題が横たわっていた。

 シュミーズに指が掛けられたのだ。脱がされる。裸にされる。それはいいのだけど、良くないかも知れないけれど、シュミーズが問題だ。人目に触れることを全く考慮してない簡素な夜着は清潔で垢じみてはいないものの補修のあとがそこかしこに。

 脱がせようとしている人が着ている服は綺麗なシャツとズボン。光沢や滑らかな手触りや細部までしっかりした作りから間違いなく超高級品。対する自分が着ているのは。こんな事になるなら裸で待っていれば良かったとすら思い始めた。

 

「じっ…………自分で脱ぎます!!」

「…………ああ」

 

 火事場の乙女力とでも言うべきか。エンリは力を振り絞って男を押し退けた。ばばっと跳ね起き背を向けてシュミーズを脱ぐ。寝心地重視の大きな襟から肩が抜ければすとんと脱げた。

 自分の裸を見下ろす。ブラジャーとか言う高級下着はつけてない。ほどよく育った乳房がつんと上向いている。暗がりにも先端が尖っているのがよく見えた。触ってもいないのに寒くもないのに尖っている。物欲しげに尖っている。自分が淫らな期待をしているように思えて、今更ながらに恥ずかしくなった。

 

「ああっ!? むっ、むね…………。あの……おっぱいが……、あんっ」

「素敵な胸だよ」

「え? え? そんな……、あっ……んん。はうぅ。あっ、あっ、こえでちゃ……、あうぅ……」

 

 後ろから手が伸びてきた。両方の乳房が鷲掴みにされ、乳肉に指が埋まる。柔らかな乙女の肉は男の思うままに形を変え、エンリは声を抑えられなかった。自分の口からこんな声が出るとは思ってもみなかった。自分でも初めて聞く声だ。

 

 エンリの胸はそれなりにある。男の広い手の平でも包みきれない。柔らかさの中に瑞々しい張りがある。おっぱいの柔らかさと弾力を感じ、先端にも指を伸ばした。押しても直ぐに元通りになる弾力から、見なくても立たせているのがよくわかる。揉みながら乳首を摘まみ、コリコリとした弾力を楽しんだ。エンリは顎を反らせてよく鳴いた。

 乳房を揉みながら首筋に顔を埋め舌を這わせる。深く息を吸ってエンリの体臭を味わった。汗の臭いはさせていない。代わりに濃い。香料などではない甘く濃い女の臭い。

 

 カルネ村は生活用水を井戸に頼るくらいだ。上水道は存在しない。水を確保できても湯を沸かすには火を焚く必要がある。風呂に入るのはこの上ない贅沢である。今夜のエンリは一応の念の為の身嗜みとして、桶いっぱいに沸かした湯を使って全身くまなく綺麗に拭っている。それでもふんだんに湯を使う風呂に浸かるのと比べれば及ぶべくもない。濃い女の臭いをさせている。

 それがまた芳しく、獣欲を煽った。

 

「ここここここ…………、これって……」

 

 エンリが突然ニワトリの霊に憑依されたわけではない。

 

(これって……、その、あの…………あれだよね? 男の人の……おち……おち……おちんちん? え? え? えええええええ! ええ!? うそうそこんなにおっきいの!? だってこんなのズボンに入りきらない……!)

 

 後ろから抱き締められて乳房を揉みしだかれている。背中と尻に男の体を感じている。逞しい胸板と尻に当たっているもの。尻で感じていたものが熱くなってきた。尻の割れ目で挟みきれない。どこまでも高く起き上がっている。

 

「君の魅力がこうさせるんだ」

「はううううぅううぅ………………」

 

 耳に吐息を掛けられいやらしく囁かれ、エンリは何も言えなくなる。挙げ句、所在なげに宙を掻いていた手を捕られ後ろへ回された。手に触れるもの。手の平で包むもの。

 エンリに性体験はない。ンフィー少年には残念なのか嬉しいことなのか恋愛経験もない。男性器は未知の存在だ。見たことも触れたこともない。人づてに何となくの形状は聞き知っている。それを今、握らされた。

 焼けるように熱かった。熱が手の平へ染み込んで身体中を荒れ回っている。固い。男の体とは固いものなのだと教えてくる。太さもあって、一番太い部分はエンリの親指と人差し指で作る輪に余った。女の本能が上から下まで自然と扱かせ、長さもあると知った。

 動かしづらい後ろ手で、エンリは勃起した逸物を扱き始めた。

 

「こんな……こんな、おっきぃ……。あんっ、あっやっ、おっぱいがぁ! そんなに摘ままないでぇ!」

「物欲しそうに立たせてるのはエンリだろう? 乳首がこんなに」

「やああぁあああああぁ! 言わないで! だってだって乳首たっちゃってぇ! ひゃううん!」

 

 我ながらはしたないと思っていたことを言われてしまった。恥ずかし過ぎて涙が出る。両手を使いたかったが右手は塞がっているので、左手だけで顔を覆った。

 

「あ……あ……ああ…………!」

 

 羞恥に悶えている場合ではなかった。乳房を揉んでいた手が下りてきた。下腹を撫で、腰をキュッと包んで更に下へ。ぴったりと閉じた太股まで来た。太股の内側へ入り込んでくる。

 

「脚を開いて。…………かわいい人」

「はいぃ…………」

 

 抵抗は一瞬。なすがままに脚を開かされた。エンリはパンツを脱いでいないことを思い出してしまった。

 エンリのパンツはやはり実用重視。股間と尻を布が覆い、腰で紐を留めるタイプ。アインズが見れば「ふんどしか!」と叫んで膝を打つかも知れない。

 飾り気もかわいげも皆無。シュミーズと同様にいつも清潔にしているが年季が入っているのは物が手には入りにくい辺境の農村だから仕方ない。秘部を覆う内側の生地が、本当にほんのちょっとだけ、うっすらと黄ばんでいた。

 そんなところを見られでもしたら堪らない。きっと死んでしまう。エンリは必死の思いで自分から腰紐を解いた。するりと脱げると思ったのに何故か股間に貼りついている。兎も角、さっと腰を浮かせてパンツを抜き取り、遠くへ放り投げた。

 男の指は焦らさなかった。エンリの下穿きが取り払われると、太股を撫でていた手がすぐに這い上がってきた。止めるものは何もない。脚の付け根に触れた。

 

「あああっ!! そんなっ! きたないですっ!」

「エンリに汚いところはどこにもないよ」

「でもでもでもっ!」

「気を楽にして」

「うう…………、はぃ。うっ……んん……」

 

 エンリの股間を飾る茂みは手入れがされてない自然のまま。濃くはないが長さがあった。指に巻き付ければ軽く二周。割れ目の周囲もうっすらと生えている。陰毛をかき分けて奥に触れれば濡れていた。割れ目はうっすらと開き、潤っている。中指を這わせれば抵抗なく沈んでいく。何度か上下させてぬめる液体を絡ませた。少しだけ下げて指先が入り口を探り当てた。第二間接で曲げ、中へ潜らせた。

 

「あっあっあのっ! あのっ! あの…………。ゆび……。ゆびが……」

「指が?」

「私の中に…………。入って……あぅっ……。あっあっ、ゆびがぁっ、うあぁぁ……」

 

 中指は根本まで入りきるとすぐに出てきた。しかし間をおかずに再度の挿入。今度は中指と薬指の二本がエンリの処女穴をこじ開けてきた。無遠慮に根本まで入って、中で妖しく蠢きだした。

 

「あっあっあっ、ああっ、あっやっ、ゆびっ、……お腹のなかでぇ! おなか熱くなって、あんっ、あんっ、だめっ! だめですぅ……。やぁぁ……」

 

 美神に初めての敗北を与えた指技である。膣壁の様々なところを刺激し、指先で感じる反応からエンリが好む場所を探り当て、執拗に刺激する。

 

 エンリは自慰すらしたことがない。何かの拍子に股間が擦れてこそばゆいようなもどかしいような気持ちを味わったことがあっても、快感を得ようとして触ったことは一度もない。そんなことは想像したこともなかった。当然の事ながら、膣に何かを入れたことなど一度もない。指が入ってきたのは初めてだ。

 体調によって股間がうっすらと湿ることがあっても、はっきりと濡れたことは一度もない。それが今は滴るほど濡れている。初めての刺激に惑わされて驚いているから気付かないが、もしも自分が股間を濡らしていることを知ったら慌てふためくことだろう。

 

 媚肉に包まれた指が何度も締め付けられる。締め付けられる度に固さがとれて柔らかくなっていく。

 閉じていた割れ目は開かれ、肉色の内側を覗かせる。

 愛液は滴って流れ落ち、一旦尻の窄まりに溜まってからシーツに染みを作っていく。

 

 今はもう後ろから抱き締めてはいなかった。最初と同じように、エンリはベッドに横たわっている。違うのは全裸なところ。張りのある乳房は仰向けになっても形が崩れない。荒い呼吸に合わせて下腹が上下している。

 明るいところで見れば髪と同じ栗毛色と知れる陰毛には、男の鼻が埋まっていた。割れ目には口が付けられている。

 

「そんなとこなめたりしちゃああぁっ! だめれすぅっ! あぁぁああ……だめぇ……、だめなのにぃ……。やあぁ……、あうぅっ!」

 

 柔らかな割れ目を柔らかな舌が押し広げ、内側を舐められていた。ついさっきまでキスをしていたあの唇が自分のいやらしいところを舐めている。音を立てていやらしい汁をすすっている。指は中に入り込んで蠢いている。どこをどうされているのか全くわからない。自分がどうなっているのかもわからない。股を開かされているのはわかる。股にあの美しい顔が口を付けて。特に敏感な部分がクリトリスであることをエンリは知らない。強く吸われて何度も舐められ、甲高い声で何度も鳴いた。

 初めての性的快感をエンリは言葉に出来なかった。これが気持ちいいと言うものなのか。少なくとも不快ではなくて、とてつもなく恥ずかしい。

 されるがままに股を開いて淫らなところを触られて舐められて、頭の中でチカチカ瞬く白い光が理性を灼いていく。これでいいと思ってしまう。これがいいと思ってしまう。

 気付けばこれでもかと大きく脚を広げ、腰を浮かせて股間を押し付けていた。

 恥ずかしくて恥ずかしくて堪らなくて両手で顔を覆っていたのに、いつの間にか手は股間に伸びて男の頭を押さえつけていた。

 

「胸が……きゅんきゅんしてぇ……、あんあんっ! あっあっぁ……ああああっ! まただめぇ!」

 

 叫びながら頭を押さえる手に力が入り、数瞬震えると浮かせていた腰がベッドに落ちた。

 男が顔を上げて指を引き抜くと、開ききった膣口が荒い呼吸をしているように閉じては開き、閉じる度に愛液を垂らした。

 十分だと思った。

 

「…………あう? ……あ……、おちんちん……?」

 

 下の口と同じように荒い息を吐くエンリを見下ろす。開いた足の間に入り、よく締まって健康的な太股を抱え持った。

 暗がりに慣れてきた目でも細部はわからない。くぱあと開いたエンリの割れ目に亀頭をあてがって、上下に動かせば沈む込む場所がすぐにわかった。

 

「あ…………あうっ! あ……ああ……いぎぃ…………」

「体の力を抜いて」

「はい……、いつぅ……うっうぅ…………あああああ! …………あ…………。ちゅ……あむ……んっ……んんっ……」

 

 十分にほぐしていてもエンリは処女だ。男を受け入れたことは一度もない。初めて受け入れる男は大きくて太くて、狭い膣を暴力的に突き進んでくる。貫かれる痛みに力が入って爪先をキュッと折り曲げた。

 半分まで入ったところで太股から手を離し、エンリの体を抱き締めた。キスをして、尚も入っていく。先端が壁にぶつかり、根本までは少し余った。快感を得るのに十分な深さ。

 

「楽にして。ゆっくりと息をして」

「はいっ……でも……、痛くて……っつぅ……、動かないで!」

 

 返ってきたのは優しい口づけ。

 体の中に入っているのが嫌でもわかる。真ん中を貫いている。押し広げられているのがわかった。

 

(ああ…………。入っちゃってる。わたしのおまんこの中に入っちゃってる……。おちんちん、だよね? おちんちんがはいっちゃってるんだよね? さっきはあんなに…………気持ちよかったのにこんなに痛いなんて……。だって大きすぎる。こんなに大きいのが入って……。わたしの中に……。わたし結婚してないのにこんな事しちゃってる! 本当は夫婦ですることなのに……。でも…………。この人がわたしを欲しいって思ってくれたのは…………嬉しい、かも?)

 

 エンリは目を閉じて息を整えている。

 閉じた瞳は何を映しているのか、逸物を包んでいるエンリの膣から少しずつ固さが抜けてきた。ゆっくりと引き抜かれた逸物はエンリの破瓜の血に濡れている。血まみれの逸物は再びエンリの中に。抵抗は一度目よりずっと小さい。奥まで入り込んだ逸物はエンリの媚肉に隙間なく包まれている。柔らかな肉ひだが微妙に蠢いている。きゅうと締められたかと思うとふわりとゆるんだ。

 もう一度引き抜いて奥まで届かせる。エンリはまたもきゅっと締め付けてきた。熱い膣だ。柔らかく溶けてきた。

 エンリの息は落ち着いている。うっすらと目を開く。エンリの腕が伸びて男の背に回された。強く抱きついてくる。

 

「うごいて……、へいきです。なれてきて……。あっあっあん、あんっ! あんっ! もっと、ゆっくりっ! あひぃっ!」

 

 引き抜く度に亀頭のカリ部がエンリの愛液をかき出して、突き入れる度に幾らでも湧いてくる愛液が絡みついてくる。

 それだけなら汁気が多いで済むところだが、エンリは突き入れる度に膣を締めてきた。入ってきたものを逃がさないとでも言うようで、奥へ奥へ取り込もうとしてくる。反対に抜くときは締め付けを弱める。緩急つけて締め付けてくるのだ。

 そんなことは教えていない。処女だったエンリが知っているわけもない性技。

 女の本能なのだろうか。どうすれば互いに快感を得られるのか、エンリは短い時間で急速に体得しつつあった。

 

「ふぁんっ! あっ、あっ……ああんっ! あんっ、あんっ、こえでちゃうっ! やあん!」

「構わないよ。もっとエンリの声を聞かせておくれ」

「あっやっ、らって、こんなっ、いやらしいこえっ! ああんっ、…………はぁ……はぁ……。わたしのこえ、ききたいですか?」

「……ああ。もっと聞かせて欲しい」

「はい♡ あっあっあん、んぁああっ! あっ、イイ! イイですぅ! ひぅっ……、そこ、すごく……。あはぁあああああっ♡」

 

 動物的に突き入れるだけでは芸がない。微妙に角度を変えて内側の様々なところを擦り付ける。指とは違って奥の奥まで届くのだ。エンリは下腹の裏側と浅い内側。感じるところが幾つかあって、意識的に擦ってやるとしがみつく手に力が入る。膣もきゅうと締まって腰を震わせる。

 溢れる愛液は一向に量を減らさずシーツの染みは大きく広がって、逸物を濡らした破瓜の血もとっくに洗い流されている。明るいところでよくよく見れば、シーツの染みに溶け込んだ微かな血がわかるかも知れない。

 今は無明の中。

 エンリの嬌声と、エンリの雌の匂いが立ちこめている。

 

 性的快感を初めて感じるエンリなのに、乳房を揉まれて乳首を弄られるだけで大いに感じていた。乳首は痛いほど勃起して、抱き合っていると胸が擦れて意図しない快感を与えてくれる。

 エンリの女は指でも口でも、大きな逸物で暴力的にこじ開けられても、女の悦びをエンリに与えてくれる。体が粉々に砕けて視界が白く焼けるような強烈な快感を何度も感じた。エンリは絶頂の言葉も意味も知らず、何度も達した。

 余程の素質がなければ初体験でこうも感じない。

 幸か不幸か、エンリには素質があった。美神を満足させる男の技も世に希な域。しかし、それだけではなかった。美神の寵愛を受け、覚醒したサキュバスと愛を交わしあった男なのだ。無垢な少女が受け入れるには過ぎた存在。エンリの何もかもを塗り替えていく。

 

「あっぁっあああんっ! おまんこイイですぅ♡ おちんちんはいってきてぇ。あんっ、あむぅ……んっんっちゅる……れろ……。んっ……。もっときすぅ……ちゅぅ……」

 

 結合部から溢れる愛液は止め処ない。互いの股間を大いに濡らしている。シーツの染みは失禁でもしたのかと思うほど。

 エンリの反応の良さに、突き入れる強さが増していく。亀頭は最奥にまで届いて下りてきた子宮を押し上げる。動きも加速して水音が激しくなった。

 エンリは背を反らせて叫んだ。全身にかいた汗がつつと流れていく。

 何度目かの絶頂にベッドに落ちたエンリは、荒い息を吐きながらも嫣然と微笑んだ。逸物を受け入れている膣をきつく締め付ける。大きく開いていた脚は宙を掻いてから男の腰に回ってきた。足首同士を絡めて輪を作る。

 快感の渦に引き込まれたエンリが理性的な思考を出来るわけがない。女の本能がさせたに違いなかった。

 

「わたしのおまんこ……きもちいいですか?」

「ああ、最高だよ」

「うれしい……♡ でも…………、まだ、ですよね?」

「まだって?」

「その…………男の人って……。出るんですよね?」

「出る?」

「あの……よくわからないんですけど……。初めてだし……。おちんちんから……?」

「そこまでしか知らないのかな?」

「はい……。村に来た冒険者の人が俺のあついのがーとか言うのを聞いた事ありますけど……」

「熱い……。確かに熱いのかも知れないね。エンリの中に入ってる俺のちんこから精液が出るんだよ」

「精液……。気持ちいいと精液が出ちゃうんですか?」

「そうだよ」

「でもそれって………………。ううん、わたしの中に出してください。おまんこの中にいっぱい。あなたの精液を……。わたしのおまんこ、好きなだけかき混ぜていいですから。おちんちん気持ちよくなってください……♡ あっ……、あっあっあっあんああん♡」

 

 エンリの華奢な肩を抱き、腰を打ち付けた。

 逸物がエンリの膣を何度も往復し、その度にエンリは惜しげもなくいやらしい声で鳴く。膣を締めるのも忘れない。ほとんど無意識でやっていると思われた。

 柔らかな肢体にほぐれて絡みつく膣肉。嬌声は耳に心地よい。

 

「おまんこイイです♡ すごくすごくてぇ、お腹もおっぱいもきゅんきゅんしてますぅ……ああっ♡ おちんちん……イイですか? あっあっ、わたしっ、きっ、気持ちいいですぅ……。はうぅううぅう……」

 

 もつれた舌で拙い言葉で、自分がどれだけ気持ちいいか訴えてくる。

 熱に浮かされた情事の中、頭の片隅にある冷静な思考はエンリのよがり様を観察していた。再び声が高くなり、背に回された手に力が入り、膣がキュウと締まって愛液がプシャッと飛び散り、瞬間を捉えた。

 

「ああああああぁぁぁああああ!? ……出てる、熱いの出てる……。おまんこに熱いの出てるのわかります……。ああ……、わたしの中に……熱い精液が……。わたしのおまんこで気持ちよくなってくれたんですね♡」

 

 エンリは嬉しくなって男に抱きついた。繋がったままキスをした。

 と同時に、膣の中で精液を出される意味を思い出した。

 子供が出来てしまうかも知れない。

 結婚もしてないのにこんな事をして、子供まで出来てしまったら。

 しかし、今この瞬間の幸福感と充足感は何物にも代え難い。間違いなく一生の思い出、汚れることのない永遠の宝物になる。

 

「あ………………また♡」

 

 膣内でピクピクと脈動していた逸物が力を取り戻し、エンリの中を押し広げてきた。

 

「……もう一度、いいだろう?」

「はい♡ 何度でも出してください♡」

 

 膣内にたっぷりと精液を収めたまま、エンリの中で男が再度の蹂躙を始めた。

 

 エンリは一度目以上によく鳴いた。

 一度も抜かれることなく、三度目まで始まった。




一度さくっと書いたところ貴重な一般人枠と気付いて書き直したら長くなりました

エンリは割とすごいとどっかに書いてあったんです
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