文字通りの一寸先は闇。焚き火の明かりに慣れた目では尚更だ。木々の葉に降りた露が朧気に光っているのが見えるだけである。
「わっ!」
「…………はあ」
背中に軽い衝撃。柔らかな何かが押しつけられ体に絡みついてきた。
「ぶー。全然驚いてくれないっすね。そこはもちょっといい反応するべきっすよ?」
「大きな声を出したらユリさんに気付かれるでしょうに」
抱きついてきたのはエ・ランテルにいるはずのルプスレギナだ。
焚き火を囲んでユリと話していたら、木立の影からルプスレギナがぬっと姿を現した。ユリとの会話をひとまず打ち切って近付けば、向こうで待ってるから来いとのこと。ユリには就寝するのでと言うことにして夜の森に足を踏み入れた。
当然の事ながら、ユリから聞かれた事が気に障って離れたわけではない。そんなことを気にするほど繊細な心は持っていない。所詮は遠くに過ぎ去ったことで何の執着もない。
「明日になったらエ・ランテルに着くのにわざわざどうした?」
「そんなの決まってるじゃないっすか」
ルプスレギナは男の手を引く。
焚き火からは馬車と反対方向へ離れ、大きな木の下にたどり着いた。枝振りがよく、日中も日の光が遮られて薄暗い場所。それがために下生えが少なく広い空間がある。
「おにーさんがシャルティア様に連れられる前に何をしてたか覚えてないっすか?」
「それは覚えてるけど……、それこそエ・ランテルに戻ってからでいいだろう?」
アルベド様に「顔も見たくない」と言われて傷心中のところを慰められ、ベッドに引きずり込まれる寸前にシャルティア様がいらっしゃったのだ。
「エ・ランテルにはソーちゃんもナーちゃんもいるんすよ? ソーちゃんなんてヒステリー起こして凄かったっんすから。 おにーさんが戻ったら絶対に丸飲みされてしばらく出してもらえないっすね!」
「……………………oh」
エ・ランテルのお屋敷に戻ったら最古図書館で借りた本を読み耽ろうと思っていたのだが不可能であるらしい。
「だ・か・ら、その前にってことっすね。あの時の続きが早くしたくて……、来ちゃった♡」
暗闇と言っても光源がない密室ではなく屋外である。吐息が嗅げる距離まで近付けばルプスレギナの顔が見えた。
ルプスレギナの腕は輪を作って男の首に回った。あーん、と。ふっくらとした唇を大きく開く。赤い舌を伸ばして尖らせて、答えがくるのを待っている。
「あー……あむぅ、……んっちゅぅ……んふぅ、んっ……♡」
舌と舌とで触れ合ってから唇が重なった。
柔らかな舌が縦横に絡み合う。互いの口内を隅々まで舐め、離れたかと思えば唇を甘く食んで舌でなぞり、尖らせた舌が再び口内へ入り込む。
ルプスレギナからも強く吸った。じゅるじゅると音を立てて男の唾が流れ込んでくる。口内に溜まった唾は互いの舌で存分にかき混ぜてから喉を鳴らして飲み干した。
情熱的なキスをしながら、闇夜に輝く金の瞳がそっと動く。人狼であるルプスレギナは夜目が利く。人間の目では真っ暗闇だろうが、ルプスレギナから見て左側の木陰にユリが半身を覗かせているのが見えた。
(くひひ……、ユリ姉来てるっすね。私とおにーさんがちゅーしてるの見てるっすね。まったく、ユリ姉ったらどうしょもなくいやらしいんすから!)
この発情狼、ユリが気付いて近付いてくるのは織り込み済みだった。気付かれたくなかったらもっと距離をとっている。わざわざユリに見せようと思ってこの場所を選んだのだ。
ルプスレギナはろくでもないことを学んでしまっていた。
前回も前々回も、シャルティアは自分やソリュシャンが覗いているのを承知の上でおにーさんといいことをしていた。覗かれるのがいやなら一言あれば済む話。シャルティアはあれでもナザリックの上位者なのだ。それがなかったという事はあえて覗かせたと言うことである。
性技において一目も二目も置かざるを得ないシャルティアがしていたことである。何か意味があるのではと考えた。
考えた末に、見られたら物凄くドキドキして興奮するのではと結論を得た。
つまりはプレイを盛り上げる小道具としてユリを釣ったのだ。
とは言っても、ルプスレギナはシャルティアほどの上級者ではない。明るいところでじっくり見られるのは流石に恥ずかしい。
だから程々に見えるように夜の闇を味方に付けた。この暗さなら人狼である自分にもユリの姿はぼんやりとしか見えない。あちらからもそうだろう。巨木の周囲は開けているので周りの木立とは距離がある。木陰から出てこない限り、ユリは今以上に近付けない。
じっくりは見られないけど、見られている興奮は得る事が出来る。
しかし、ルプスレギナは所詮ルプスレギナだった。
デュラハンであるユリにはアンデッド基本特殊能力として闇視がある。星明かりすらない真の闇でも視覚に不自由はない。その上、いつもはレンズが入っていない伊達メガネをレンズ入りの物と交換していた。不可視化すら見破る魔法のメガネは距離があってもとってもよく見える。
(え? え? え? え? え? ……え? ちょちょ……ルプー何してるの!? うわぁ……ベロとベロがあんなに……うわぁ…………)
ユリの目にはくっきりはっきりと、舌に唾液が絡んでいるところまで見えていた。
▽
キスが終わると男の胸にしがみついた。
野営で夜間であることから着込んでいた外套を脱がせ、ジャケットも脱がせ、放り投げて巨木の枝に引っかけてからシャツのボタンを外す。露わになった胸板に頬ずりをして、深く息を吸い込んだ。
「んーーー。おにーさんのいい匂い……。ユリ姉の匂いはしてないっすね?」
「匂いが移るようなことはなかったからね」
「ふーん? ユリ姉のおっぱい揉みたいって思わなかったんすか?」
「俺はそこまで好色じゃないよ」
「またまたー。私にあんなことしたくせに何言ってるんすか」
それはルプスレギナが発情期で辛そうだったから。と、正直に言ってはいけないことくらい学んでいる。
「ルプーがとっても魅力的だったからだよ」
「えへへっ♪ おにーさんもとってもいい男っすよ♡」
しがみついてくるルプスレギナを強く抱きしめる。昼間と違って夜の森は冷え込む。柔らかな女の体は温かく心地よい。甘い体臭が立ち上ってくる。
「ルプーもいい匂いがするね。とても温かくて胸の鼓動が聞こえてくるよ」
「おにーさんに早く会いたくて走ってきたんすよ?」
「それで汗の匂いもするのか」
「うひゃん!」
いつも被っている帽子は着けていなかった。赤毛から飛び出るふさふさの狼の耳に鼻を寄せた。
「あん……」
「少し汗ばんでるね。中も蒸れてるし」
「やあ……、そんなの言わないで欲しいっす……」
ルプスレギナのメイド服はスカートのサイドに深いスリットが入ってくる。腰に回っていた手がスリットの中へ入り込んで、大きな尻を撫で始めた。中は熱く蒸れている。尻肉はしっとりと汗ばみ手にすいつくようだ。生尻に直接触り、すぐに気付いた。
「ん? パンツ履いてない?」
「だって……。どーせすぐに脱ぐっすよね? おにーさんといっぱいセックスしたらすぐに戻るつもりっすから」
「そんなに俺とセックスしたかったのか?」
「……したかったっす。おにーさんのちんちん凄くて、凄く気持ちよくて、思い出すだけで……、もう……」
耐えかね、こつんと男の胸に頭を預けた。
「思い出すだけで?」
「うぅ……、思い出すだけでおまんこが濡れてきちゃうんすよぉ……」
心臓がバクバクと高鳴っている。
エ・ランテルからここまで走ってきたが呼吸はとっくに落ち着いていた。恥ずかしいことを言わされるのが恥ずかしい。セックスが忘れられなくて体が求めてしまうと告白するのが恥ずかしい。ユリに聞かれているかもと思えばもっと恥ずかしい。
恥ずかしくて、消え入るような小声で答えた。
「もう濡れてる?」
「……濡れてるっす」
内股を何かがつつつと伝っていくのを感じている。ご馳走が欲しくてよだれを垂らしている。それがまた興奮を煽り体が一層熱くなった。
「あっ!?」
尻を撫でていた手が前に回ってきた。そのまま股間を触られると思ったのに、手は根本まで来なかった。太股をぐいと持ち上げられた。
「そのまま脚をあげて」
「え……でも……」
ちらりとユリが隠れる木陰を窺う。
「ルプーなら出来るだろう? それとも寒いかい?」
「そんなことないっすけど……」
持ち上げられたのは左足。ユリが隠れているのも左側。このまま脚を上げると、ユリに向かって股を開く形になる。幾ら何でもそこまで見られるのは恥ずかしすぎる。しかし、暗いし距離があるしで見えないはず。
きっと見えないと信じて、ルプスレギナは脚を上げた。
「おお! さすがルプー、すごいな。つらくない?」
人の目では暗がりに慣れようとも細部まで見えないが、シルエットくらいなら見えるようになっていた。
「これくらい軽いもんっすよ♪」
褒められればすぐ調子に乗るのがルプスレギナの可愛いところである。
倒れないよう右手は後ろ手にして巨木につき、左手で足首を持つ。持ち上げられた脚は脛が頬につくほど高い見事なI字バランス。神官であるくせに格闘戦が得手な人狼は体幹が非常に鍛えられていた。
生足はスリットから飛び出てスカートは全く役に立ってない。パンツを履いてないので性器を突き出しているよう。
「あんっ♡ そんなのされたら恥ずかしいっす。おまんこの匂い嗅いじゃだめっすよぉ」
「脚はそのまま」
「あっ……、息かかって……。ペロペロするんすか? あっ……んっ!」
弾力ある太股に唇をつけた。唇は段々と下がって脚の付け根へ。
一寸先は闇でも一寸まで近付けば見えるようになる。
この間まで処女だったルプスレギナの割れ目は男を受け入れることによって女になり、雌穴をこじ開けられている。濃厚なセックスへの期待で潤み、キスをした時には垂れてしまった。そこへ大股を開いたものだから、割れ目もくぱあと開いている。
暗く深い雌穴は期待にひくついて、温かい愛液をとろりと垂らした。
栓をするように男の唇が塞ぎ、尖った舌がねじ込まれた。
「あ……、おまんこにおにーさんのベロがはいってるの、わかるっす。おにーさんのベロ優しくて、はぁ……。あひゅっ!? いっ、いきなりクリを触っちゃびっくりするんすからぁ……。あっぁ、んあああっ……、あっ、だめぇ、おっぱいもして欲しいっす……」
大事なところを舐められている。前回も恥ずかしい格好で舐められたので抵抗はない。だけど立っていられなくなる。
右手は木に突いて体を支え、左手は足首を持っているので両手が塞がっている。気持ちよくなってしまって声が出てしまう。口を押さえられない。
ユリが近くにいるのを忘れていない。遠目にちょっと見られるならいいスパイスだが、感じ入った嬌声を聞かれるのはかなり恥ずかしい。だから一旦落ち着かせたくて、敏感になりきっているところよりも甘やかな刺激にしてもらおうと思ったのだが、
「きゃうううううぅぅぅぅううううん♡」
刹那走った鋭い刺激。痛みに上がった叫びは長く尾を引き、いやらしく蕩けていった。
吸われ舐められ、ルプスレギナは肉芽を勃起させていた。ただでさえ敏感な部分が一層敏感になっている。敏感な部分を守る包皮も剥かれている。そこをキツく噛まれた。肉芽が潰れてしまうとすら思った痛みは直後に霧散し、下半身が溶けて何かが入り込んできたような快感が襲ってきた。
「あうぅっ! あうっ! あっぁぁ、あんっ。やっやぁ、おっぱい、おっぱいもぉ! おまんこばっかりぃいいぃ♡ ああああぁ……」
軸になってる右脚の太股を抱えられ、割れ目の内側を舐められている。それだけでも蕩けるような快感なのに、指が入り込んできた。太さからして二本入ってる。
中で曲げられ、内側を直に擦られている。クリトリスの表と裏を同時に責めるような刺激に、ほんの一瞬意識が飛んだ。
「ルプーのここはこんなに悦んでるのに。もっとして欲しいんじゃないのか?」
「そうっすけどぉ、あっあっ……恥ずかしいっすよぉ……」
「恥ずかしいって言うくせにこんなに濡らして。ルプーにも聞こえてるだろ?」
「あうぅ……、聞こえるっす……。ルプーおまんこがくちゅくちゅ言ってるっす……」
全身が鍛えられているルプスレギナは膣も鍛えられている。くわえ込んだ指をきゅうきゅうと締め付けて離さない。それはキツいのであって狭いのとは違う。体が小さなシャルティアよりもずっと具合がいい。
指で感じる内側のなめらかなざらつきもいい具合である。前回見つけた性感を責めるとよく鳴いた。
膣壁を擦りながら激しく抽送してやると、指の出入りを手伝うように愛液が増えてきた。ルプスレギナは「くちゅくちゅ」と言っていたが実際は「ぐちゅぐちゅ」である。
割れ目の上端に舌を這わせているので、鼻先をルプスレギナの陰毛がくすぐった。
ここまで走ってきたと言ってた。思い出すだけで垂れるほど濡らしてしまうなら一体いつから湿らせていたのか。縮れた毛からはルプスレギナの濃い匂いがした。
アルベド様は失ってしまったものである。アルベド様の淫紋は神秘的でとても美しいが、これにはこれの良さがあった。
何とはなしに舌で一本だけより分けて歯で挟み、強く引っ張った。
「ひうっ!? ……おけけ引っ張っちゃダメっすからぁ。ちょっち痛かったっすよ?」
舌に赤い陰毛が一本だけ乗っている。吐き出すのも悪い気がする。アルベド様の陰毛は全て飲み込んだが、ルプスレギナのも飲み込むのはちょっとあれ。
「あ……あむぅ…………ん? これなんすか? 毛? え? 私のおけけっすか!? んむぅっ!?」
口移しでルプスレギナの口に運んでやった。
吐き出そうとしたので口で塞ぐ。舌を使い、口内に残るルプスレギナの愛液を唾と一緒に押し込んでやる。やがて、ルプスレギナの喉が鳴った。
恨みがましい目をするが、すぐに切なそうに眉根を寄せた。
指はずっと中に入っている。
「あうぅ……、もう、立ってらんないっすよ……」
「おっと」
「ひゃん♡」
右手も左手も男の体に回して倒れ込むように抱きついた。
と同時に、スリットから手が入ってくる。長い指が尻の割れ目をなぞって奥へ届き、またも指を突き立てられた。
左手はもっと悪いことをしている。スカートをめくり上げて尻を丸出しにさせてから尻肉をむんずとつかみ、指先が違うところの穴をくすぐっている。ルプスレギナの愛液はすぐそばのすぼまりも濡らしていた。ぬめる愛液が手伝ってこちょこちょとくすぐっている。圧力が段々増してきた。
「あ……あ……、そこ、違うっす……。そこ、お尻の……あ……」
はっきりとわかった。
入り口をくすぐっていたのが、肉圧を押しのけてきた。中に入ってきた。中が焼けるように熱い。どうして熱さを感じるのか、ルプスレギナには全く分からなかった。
「両方を同時に責めるととてもいいことがあるんだよ」
見上げた男の顔は、とてもいやらしくてとても綺麗でとても魅力的だった。
見とれてしまった僅かな時間に深くなった。ほんの指先だけだったのが第一関節まで入り込んだ。一番狭いところを通り抜けて、指先は広いところに届いている。
ルプスレギナは、ようやく前回のことを思い出した。
ルプスレギナはナザリックのシモベの中でも高レベルで、神官のくせして頭脳より肉体派である。体力は抜群にあった。腰が抜けて意識が飛ぶほどの快楽を何度与えられても続きをねだることが出来た。色々なことをされ、それがどれも気持ちよくて、最終的にメロメロになってしまった。
その色々を具体的に思い出した。メロメロになるまでどんなことがあったのかを思い出した。あへあへにされた。入れて欲しいと何度も言ったのに入れてくれず、執拗に責められた。シーツにぐっしょりと染みを作ってしまった。自分の股間から愛液が飛沫となって飛んでいったのを覚えている。おまんこいっちゃう! と叫んだのは一度や二度ではない。
その都度、持ち前の体力で復活したわけだが、本当に色々なことをされた。
今、それ以上の入り口に差し掛かっている。
「だ……だめっす! おにーさんのちんちんも気持ちよくなんないと」
両穴をいじられながら、男の股間に手をあてがった。ズボンの中で張り詰めている。
肉棒をさすりながらメイド服の襟を大きく引き下げた。豊満な双丘がぽろりとこぼれる。
「バカみたいにでっかいソーちゃんやユリ姉ほどじゃないっすけど、私のおっぱいもおっきいっすよ? おにーさんにいっぱい揉んで欲しいっす。あんっ!」
潤む目で見上げながら誘惑するも、入り込んだ指は出て行こうとしない。それどころか深くなった。
「脚を上げて」
耳元で囁かれる。
ルプスレギナは、男の腰へ絡めるように左の太股を持ち上げた。右脚だと、左手の指がもっと深くなってしまうかも知れない。
代わりに右手の指が深くなった。
立ったままなのでさっきほど激しい動きはない。静かな森の中で、ルプスレギナの股間がくちくちと水音を立てている。
「わ……、私の……、ルプーのおっぱいも、して……。おにーさんにして欲しくて、ち……乳首も立っちゃって……」
懇願するように言いながら、ちゃんと立ってるか確かめるために先端を摘まんだ。ひうっと甘い声を上げた。
「おまんこも、ちんちん欲しいっす……。おにーさんのちんちん入れて欲しくて……」
異色光彩の瞳を見つめながら言った。
懇願するだけでなく、今度はルプスレギナからも攻めた。
ズボンの中に手を入れて、中で張り詰めている逸物を直に握る。冷たい夜の森の中で焼けるように熱く、腰が砕けるほどに逞しく固い。
両穴を責められるのは驚きと未知への恐怖はあったが、抵抗はなく不快感もなく、気持ちよくて、気持ちよくしてくれることに嬉しくもなって。
子宮がきゅんと疼き、手の中にある逞しい物を早く入れて欲しくなった。
ユリが見ていることはもう頭にない。
涙目のルプーがなんだかとっても可愛かった。
本当なら両穴をもう少し責めて、根本まで入れた指を中で擦りあわせようと思っていた。違うところから入った指なのに、媚肉を挟んでもう一方の指を感じるのはとても不思議なようで、しかしながら人体の構造からして当然でもある。シャルティア様にはとても好評だった。
ルプーの反応からして訓練することなくそこへ辿り着けそうな素質を感じたが、こんな可愛い顔をされると自制が緩む。
「あ♡」
指を抜き、巨木に両手を突かせた。
腰を折って大きな尻を突き出させる。スリットがいい仕事をして、容易にスカートをめくれる。尻を丸出しにさせて足を軽く開かせた。
取り出した逸物を割れ目にあてがう。
あてがった瞬間、膣口から愛液があふれて亀頭を濡らした。
「欲しがりなルプー。どこに何が欲しいんだい?」
「ルプーのおまんこに欲しいっす! おにーさんのぶっとくて固くてあっついちんちんが、ちんこが欲しいんすよぉ! おにーさんのちんこ欲しくてルプーのおまんこぐちょぐちょなんすからあ。あん、焦らさないで早く欲しいっす……」
眠っている森がビックリするほど大きな声で答えた。
十分ほぐしたので、ルプスレギナの雌穴は小さく口を開いている。亀頭を咥えさせるとぴたりと吸いついた。もっと奥まで欲しいと言わんばかりに蠢いている。
ゆっくりと奥へ進む。
激しく突き入れると愛液が跳ねてシャツに飛んでしまう。と考えたが、挿入して動いている内にどうせ飛んでくるに決まっている。汚れてしまったら洗わないとならないが、そのためには屋敷まで戻る必要があって、と考えたところで魔法の服と思い出した。ナザリックで仕立てて貰ったシャツとズボンである。ユリのメイド服同様、濡れたハンカチで拭えば綺麗になる。
「あああぁん♡ 入ってきたぁ♡ ずっと欲しかったんすからぁ。あっあっあんっ……!」
一息に一番奥まで挿入した。
体力お化けのルプスレギナは乱暴に突き入れても問題ない。亀頭が子宮口にぶつかって押し上げても悦ぶばかり。
やはりルプスレギナの膣は熱くて締め付けの具合がいい。いまだ回数が少ないので固さが残っているが、シズではないが使い込めば固さが抜けきって一層の名器になると思われた。
ずっと欲しかったと言っていたのは嘘ではなかったようで、逸物を包む膣壁は絶妙に蠕動して奥へ奥へと取り込もうとしてくる。ルプスレギナ自身も犬のように舌を伸ばして喘いでいる。
「ひゃん! きゃん! きゃうん♡」
大きな尻をピシャリと叩いた。
ルプスレギナは太股がむちむちで尻が大きい。残念ながら暗いのでよく見えないが、後ろから見る褐色の尻は凄い迫力なのだ。
腰ではなく尻を掴んで打ち付ける。下腹が尻を叩いてパンパンと軽やかな音を響かせた。
ルプスレギナにサービスしようと挿入しながら肛門を責めてやろうと思ったが、今は自身の快楽を優先した。それがルプスレギナにとって良かったことかどうなのか。
(おにーさんのちんちんやっぱすごいっす! ルプーのおなかの真ん中まで届いてるみたい! ……っ!! ……うあぁ、またイッちゃったっす……。舐められて二回はイッちゃって、指でいちにい……三回くらいっすかね? 前はその倍はイカされてからちんちん入れてもらったんすよね……。うぁあ、おまんこがぁ……おにーさんのちんちんがぁ、ルプーのどこまで入ってきてるんすかぁ……)
「あっ、あっ、またっ、ルプーのおまんこ、またイッちゃってったあぁ♡ おにーさんのちんこなんでこんあにすごいんすかぁ……、あひっ。ルプーの真ん中まで来てるっすよぉ。ルプーのこんなところまで来ていいのおにーさんだけっすからね? ルプーはおにーさんだけっすからぁ♡ あんあんああっ、おっぱいもっとっすよぉ。ルプーのおっぱいもおまんこももっと滅茶苦茶にしていいっすからぁ♡」
ルプスレギナの体を追いかけるように体を倒し、こぼれ出ている乳房を鷲掴みにした。
後ろから突かれる度にぷるんぷるんと激しく揺れていたルプスレギナの豊乳。大きいので指が埋まり、けども柔らかいだけでなく張りがある。バカでっかいあの人たちとは違うんですと言うだけはあった。
(乳首くにゅくにゅされてるぅ♡ おっぱいもいいっすけどやっぱおまんこがぁ。ぜったいぜったい前より凄くなってるっすよ! 前もすっごいよかったすけど、こんな……、ぱんってくる度に頭チカチカして……。だめ……何も考えられないっす。ああ、もう大好きなんすからぁ♡ あの時もルプーの代わりにアインズ様へ言ってくれたし……、ダメ! おまんこじゃなくて、おっぱいじゃなくて、ここどこなんすかぁ……きゅんきゅんしてぇ……。おにーさんが精液出すまでずっと? こんなのずっとされたらルプーおかしくなっちゃうぅ。おにーさんだけのルプーになっちゃうっすよぉ♡)
ルプスレギナに突き立てている逸物は、何度もきゅうっと締め付けられる。
緩急つけて締めるのではなく、痙攣するような断続的な締め付け方。
併せて夜の静寂を破る甲高い叫びから何度も達しているとわかった。
ベッドの上ではなく立ちながらの後背位なのに、激しく突いてもルプスレギナの体は揺るがない。支えてやる必要がなく、両手を自由に使えるのがいい。乞われた通りに乳房を揉みしだく。つんと立ち上がってる乳首を吸いたくなった。胸の谷間に顔を埋め、舌を伸ばして乳首を舐めるのはさぞ楽しいことだろう。
今は摘まむに留め、右手は二人の結合部へ伸ばした。逸物でこじ開けられている雌穴の少し下。挿入前にたっぷりいじってやったクリトリス。乳首と同様に勃起したままで、敏感な身を守る薄皮は剥けている。撫でてやると逸物を包む媚肉の蠢きが絶妙に変わってきた。
愛液も増え、中を抉る逸物に絡みつき、奥まで突き入れる度に押し出されて股間を濡らす。ルプスレギナの内股は膝まで淫液が伝っているし、こちらは玉袋まで濡れている。
「あうっあうっ、きすぅ、キスもぉ……ん、ちゅぅ、んっんっ……れろ……ちゅる……」
体をよじってキスをねだってきた。
金色の瞳は愛欲に塗りつぶされている。
キスの間は腰を振れない。ルプスレギナがきゅうきゅうと締め付けてくる。
唇が離れてたっぷりと交換した唾液が長い糸を引き、自らの重みで垂れていく。
ルプスレギナの熱く甘い吐息に鼻をくすぐられ、濡れた瞳に切なさが混じり、ねだるように舌を伸ばされ、引いた腰を勢いよく打ち付けた。
「あああ…………、んんぅ……んっ……」
子宮口に亀頭を押しつけ、どぴゅどぴゅと熱い精液を吐き出した。
同時に叫ばれないよう口を塞ぐ。唾液の糸は千切れる前に二人の口の中へ戻らされた。
ルプスレギナは、体の深いところで逸物がぴくぴくと震えているのを感じた。
「ルプーのおまんこの中に…………いっぱい出てるっす♡」
ずるりと抜けても、ルプーは一滴もこぼさない。
愛しのおにーさんに抱きついて、狂おしく唇を求めた。
▼
ユリは一部始終を見ていた。
最初から最後まで見ていた。
アンデッド基本特殊能力のダークヴィジョンと魔法のメガネはしなくてもいいほどに一生懸命働いた。
全部見てしまった。
息をするのも忘れて見てしまった。ユリはデュラハンなので、呼吸をしなくてもちょっと苦しいだけで死んだりしない。
瞬きするのも忘れて見入ってしまった。デュラハンだろうとずっと目を開けたままだと流石に目が乾く。
ユリは固く目をつむって、軽く目頭を揉みほぐした。
目を開けると二回目が始まっていた。
今度は互いに向き合って、ルプスレギナの左足を男が抱え持っている。
ルプスレギナは男に抱きついて、体が不自然に上下に動いている。
下から突き上げられて動いているのが、ユリの目には見えてしまった。
夜はまだ長い。
ちなみにらんくあっぷしたかも知れないのはルプーです