※この作品はR-18です。

アルベドのお食事   作:dolph

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攻めの一手(無自覚) ▽アウラ♯2

 一緒にいた男が部屋を出るなりアウラちゃんは駆けだした。

 バタンと寝室のドアを乱暴に開け放ち、そいやと宙へ身を投げる。ポフンと着床したのは大きなベッド。えへへと笑み崩れながら転げ回った。

 アインズ様がご使用になられた部屋なのだ。きっとこのベッドにも横たわったに違いない。そんなことを思えば楽しくて嬉しくて仕方がない。さすがに子供じみた振る舞いと我ながらに思うので、一人にならないと出来ないことだった。(なお、ベッドとは寝床である。寝床に着地したのだから着床と言っても問題ないのである。)

 

 ベッドで転がるにとどまらず、応接間やリビングに置いてある幾つもの椅子に片端から腰を掛けていく。アインズ様がいらっしゃったのだから、必ずやどれかにお座りになったはずなのだ。

 ちょっとあれな振る舞いはナザリックのシモベたちのデフォである。これがシャルティアの場合、頬ずりが追加される。

 

 全ての椅子を制覇して、更にもう一度繰り返してからお風呂に向かった。

 最高級の宿と言うだけあって浴槽は広く、お湯は幾らでも出てくる。お肌が艶々になったり疲労回復の効果がある特殊なお湯ではなかったが、体を洗って温まるには十分だった。

 ナザリックにいるときは、エルフのメイド達が体や髪を洗うのを手伝いたがったり、濡れた体を拭いたりと色々な世話を焼きたがる。アウラは子供ではなくて、どちらかと言えば世話を焼く方のお姉さん属性であるため、ちょっとだけ鬱陶しいと思ったり思わなかったり。

 

 風呂から上がったアウラは、寝間着にと用意されたナイトローブを身にまとった。色はピンクと黒の二種類。アウラが選んだのはピンクだ。

 

 寝るには少々早い時間。そもそもアウラは数日間は眠らなくても大丈夫。100レベルの体力は伊達ではない。

 ベッドに横たわっていたアウラはおもむろに起きあがった。さっき机の上で見つけた手鏡を取りに行った。

 

 

 

 

 

 

「あいつはあんなこと言ってたけど……」

 

 ベッドに寝ころび、かざした手鏡に自分の顔を映す。幼くも整った顔が映っている。右目が緑、左目が青の光彩異色。あの男は右目が青、左目が赤。目の色が左右で違うのは自分と同じ。

 頭を少しもたげて自分の体を見た。ナイトローブの丈は長く、足はつま先まで隠れてしまっている。

 膝を立てナイトローブのあわせを開く。健康的で艶やかだけども、幼い故に肉付きの薄い脚が現れた。

 

「うんしょっと」

 

 いそいそとパンツを脱ぐ。シャルティアなら色が付いてたり刺繍があったりと派手なパンツを履いてるが、アウラのパンツは飾り気のない無地の白。マーレのパンツより地味である。

 

「んー……」

 

 少しだけ考えてナイトローブの腰紐をほどいた。

 

 

 

 色々と重なった。

 

 今日の午前中、女性の体についてあれこれと聞かされた。そんな話をしながら後ろから抱き締められ、おへその下を押された。初めての場所にじわっと来たような気がした。

 今日の午後は肩車をされた。

 アウラは鉄棒遊びをしたことがない。ナザリックにそんなものはないのだ。代わりに木登りは何度もしてきた。アウラの守護階層はジャングルで高い木が無数にあった。だけれども、木の枝に跨がったことはない。身体能力が高ければバランス感覚も抜群で、平気で細い枝の上に立つことが出来る。

 アウラはレンジャーにして優秀なビーストテイマーなので、魔獣に騎乗するのはいつものことだ。ただし、どの魔獣もとても大きい。アウラがお気に入りの黒い狼の魔獣であるフェンなぞは全長が20メートルもある。騎乗するときは跨がらず、背の上に立ったりペタンとお尻をついて座る。

 つまり、股間だけを直に刺激されたことが一度もなかった。

 ところがほんの一瞬とは言え肩車をされて、魔獣たちの体よりずっと細い男の首に跨がった。すぐさま飛び降りたけど、股間全体を強く擦られたようなもの。その時、なんとも言い難いむずがゆさのようなものを感じた。

 痒いようだけど不快ではない。痒いと感じたのだから引っ掻いて痒さを解消したくなる。

 

 むずがゆさは一瞬で消えてしまった。

 あれは何だったのかと思う。

 たぶんおそらく、ドラゴンの上で聞かされた話が関係されていると直感した。

 アウラは確かめたくなってしまった。

 

 

 

 ナイトローブを開けば幼い肢体があらわになった。

 幼児体型と思いたくないけれど、胸はまだまだ薄い。うっすらと肉が付いてるような気がしなくもないかも知れない程度。

 腰は細いがくびれと言ってよいかどうか。尻の肉付きも薄いので、どうしたって凹凸に乏しくなる。

 太股もむっちりにはほど遠い細い脚。

 膝を立てたまま体を起こし、足を開いた。

 

「ん……。確かにぷにぷにって感じ」

 

 アウラは股間の一本筋に手を伸ばしていた。

 一番長い指だからか、無意識に中指だけを伸ばして筋を作る柔肉をつつく。頼りなさを感じるほどの柔らかさ。まだまだ発展途上でちょっとだけ膨らんできた気がするおっぱいよりも柔らかい。

 面白いくらいに柔らかい。別段何も感じないが、触るのが癖になりそうだ。そんな自分にふふっと笑った。

 

「えーっと、それよりも、っと」

 

 左手に持った手鏡を股間の前に立てる。さっきまでアウラの顔を映していた鏡は、無毛の一本筋を映した。

 ダークエルフなので浅黒いアウラの肌は、股間であってもやはり浅黒い。

 鏡に映る一本筋の右側には中指が、左側には人差し指がそえられた。

 アウラは右手の指で、Vの字を作った。

 

「…………ほんとだ。ピンクって言うより赤っぽいけど……。でも赤って言うよりピンクかな?」

 

 アウラは鏡をのぞき込んだ。

 鏡の中の一本筋は開かれて、内側を見せている。

 浅黒い肌の中に、無垢なピンク色が隠れていた。

 内側は濡れたような色合いをして、ぷにぷにした外側よりも見るからにやわらかそうだ。トロトロ、と言っていたことを思い出した。

 左手には鏡を持ったまま。右手の中指は薬指と交代して、鏡を見ながら慎重に、フリーになった中指でちょんと触ってみた。

 

「うーん……? やわらかいけどきもちいい? こんなの何がいいんだろ? あ、そだった。えーっと、おまんこの穴ってどこだろ? 膣って言ったっけ? 確か、割れ目の一番下の方とかって」

 

 そろりと人差し指と薬指を進め、割れ目の一番下辺りを開いてみる。

 内側はピンク色の肉が詰まっていて、穴のようなものはわからない。おしっこが出てくるところは何となくわかってるけど、それがおまんこの穴ではないとはわかっていた。

 

「このへんのような気がするけど……」

 

 中指で割れ目の内側をつんつんしてみても、指が入りそうなところはどこにもない。そう言えば、見た目は指が入りそうにないとか、経験がないと場所がわかりにくいとも言っていた。

 初体験をする以前に何度も日課をこなしていたアルベドやシャルティアとは違って、そちら方面への興味が皆無だったアウラにはわからなかった。

 

「あ、でもくりとりすとか言うのはわかるかな? おまんこの上の方とか言ってたっけ。お肉のお豆さん。これかな?」

 

 今度は上端を広げてみる。

 豆と言うほど大きくはなくて、それでも割れ目の始まりあたりにちょこんと出張っている部分があった。

 おまんこの穴を探していた時の乗りで、始めの慎重さを忘れ、中指でちょっと強めに叩いてみた。

 

「ひうっ! こ、これは……止めた方がいいかも……」

 

 目当ての場所を見つけた興奮で、とても敏感だと言われていたのを忘れていた。

 痛いほどではなかったが刺激が強すぎた。ヒリヒリと来るようで、皮膚の下の肉を直に触ってしまったような、これ以上触ると痛くなるかも知れない感触。

 

「…………要注意とか言ってたの忘れてた。他に言ってたのは……」

 

 目の前で実演された手つきを思い出す。

 薬指と中指を揃えてちょっとだけ隙間をあける。幅は小さなクリトリスを挟めるくらい。

 場所は覚えたから鏡を置いて、左手で割れ目を広げた。

 右手の指は割れ目の上端へ、クリトリスの根本へ。二本の指がクリトリスの根本を挟み、少しずつ上下に動き始めた。

 

「これなら、いたくない……」

 

 体を丸めて股間をのぞき込み、左手は割れ目を広げ、右手でクリトリスの根を扱く。

 気持ちいいのかどうかはわからない。

 肉芽をつついてしまった時のような痛みはない。

 細い指が肉芽の根を扱いている。

 何かしら感じるものがあって、アウラの繊細な指は変化を感じ取った。

 

「あ……、ちょっとだけど。ふくらんできた?」

 

 全体を皮に包まれて小さいだけだったクリトリスが、少しだけ膨らんだように思えた。

 幼いアウラに気持ちいいのかどうかはわからない。

 快感を求めるのではなく、不快ではないから続いている。

 痛くはないのだ。

 代わりに、何とはなしにもどかしいようなくすぐったいような。肩車をされたときに感じたのと似たようなものが。

 

「はあ……。ふう……。これ、クリトリス、ふくらんでる、……よね?」

 

 手は止まらない。

 体を丸めて股間を覗けば、始める前よりも大きくなった小さな肉芽。元が小さかったのでよくわかる。根本を挟んで扱いてる指でも、感じる弾力が大きくなってるような気がする。

 クリトリス本体には触らないように狭い範囲で上下に動かしていたのを、少しずつ大きく動かしていく。

 何度も何度も繰り返して、クリトリス自体を挟むように動かしていく。

 

 クリトリスの変化には敏感に気付いたのに、自身の息が熱くなっているのは気付かなかった。

 

「あ…………これ……」

 

 いつの間にそうだったのかわからない。

 後ろから抱き締められた時はじわっときたのがわかったけど、今度は気付かなかった。

 じっと見ていてやっと気付いた。

 割れ目の下の方が光っている。

 どうして光っているのか、何が光っているのか。

 アウラの指はクリトリスから離れ、光っているところをそっと触り、すくうようにして軽く撫でた。

 指と割れ目との間で、キラキラと光る糸がつなぎ、すぐに消えてしまった。

 触れた指を顔の前に持ってくる。

 指先は割れ目と同じように光っている。

 

「これ……。ぬれてる? わたしのおまんこがぬれちゃった? 気持ちよくなるとぬれちゃうって……。わたし、気持ちよかったの?」

 

 呆然と、自身の汁で濡れた指を見た。

 呆然としていたので、意識しての行動ではなく無意識だった。体が勝手に動いていた。

 

 アウラの指は、もう一度割れ目の下端を撫でた。

 さっきよりも大胆に。指が割れ目に沈むほどに。

 指はそのまままっすぐに上を目指し、割れ目の内側が潤っているのを感じた。

 目指す先は扱いていたところ。

 最初こそ加減せずに触ってしまったのでピリリと来たが、今度は大丈夫な気がする。

 指についた汁は糸をひくほどヌルヌルとして、これがあれば変にこすれて痛くなることはないような気がする。

 根本を扱いて感じたもどかしさがとれてくれる予感がある。

 

 

 

 初めての愛液に濡れた指が、膨らんだクリトリスに触れようとしたその時。

 優秀なレンジャーであるアウラの未来予知めいた第六感が警鐘を鳴らした。

 触るとまずいことがあるのか、それともそれ以外のことか。

 扱いていても痛くはなくて、濡れてしまったと言うことは多分悪いことではなくて、直にすればきっと悪くない予感があって、触るのが悪いはずがないとアウラが決断した直後である。

 

 コンコンとドアが鳴る音を聞いた。

 アウラは、ふひゅっと変な声だか息だかを吐き、慌ててナイトローブの前を閉じた。

 

『失礼します、アウラ様。まだ起きていらっしゃいますか?』

 

 ドアが閉まった寝室の向こうの部屋のドアの更に向こうなのに、アウラのエルフ耳には男の声がはっきりと届いた。

 硬直しているアウラを余所に、ドアは重ねてノックされる。おそらくは大きな音を立てないよう気遣った小さなノックだろうに、気が張ったアウラにはよく聞こえた。

 

「……………………なに?」

 

 仕方なしにドアを開く。コンコンされ続けたらうるさくて眠れやしない。

 案の定、ドアの向こうには左右で目の色が違う男が立っていた。アウラが着ているナイトローブと似たガウンを羽織っている。

 

「アウラ様が寒くて眠れないかと思い、添い寝にきました」

「いらない。寒くないから」

「実は私が寒いんです。アウラ様と一緒ならきっと温かく眠れます」

「寒くないでしょ。一人で寝なよ。子供じゃないんだから」

「一人で寝れない大人だっているんですよ?」

「あんたはそーじゃないでしょ」

「仰るとおりです。それでも二人で寝た方が快適なのは知ってます」

 

 あー言えばこー言う。

 いいところで止められたアウラは、くだらない押し問答にイラッと来た。

 口でダメなら体で教える。突き飛ばしてやれば諦めるだろうと思って、開いた右手を突きだして、固まった。

 

 右手はさっき割れ目を撫でて、指先がちょっぴり濡れている。

 そんな手で触っていいのか。触れば間違いなくぬるぬるの汁が相手の服に付く。

 

「あ」

「おっと」

 

 悪いことは重なるものである。

 不自然な体勢で止まったアウラはローブの裾を踏んでいた。まだまだ小さなアウラには、大人用のナイトローブはぶかぶかなのだ。

 それでもバランス感覚抜群のアウラはこんなことで転んだりしない。

 だと言うのに、アウラの転倒を恐れた男がアウラの肩を掴もうとして、だけれどもローブの襟を引っ張るだけに終わり、結果、はらりと逝った。

 動転しながらベッドから降りたったアウラは、きちんと腰紐を結ばなかった。ちょっと引っ張ればほどけてしまうゆるゆるだった。

 

(見た? 見られた? はだか? わたしの? はだか、見られた?)

 

 咄嗟にローブを押さえたし、突き飛ばそうと思ってよろめいたので背中を向ける体勢だったし、たぶんおそらくきっと見られてないと思いたい。

 幼かろうとアウラちゃんは女の子。男の人に裸を見られたら何も感じないわけがない。

 

「うわっ! ちょっと!」

「私がお運びします」

 

 この期を逃がす若旦那様ではなかった。後で痛い目を見る可能性を考えない考え知らずとも言う。ニヤリと口角を持ち上げて、アウラの小さな体をひょいと抱き上げたのだ。

 アウラが男の手から逃げるのは簡単だ。単純に力の差がある。しかしローブを掴んだ手を離すと、今度こそはらりと逝ってしまう。脚を使えばもっと不味いところが見えてしまうかも知れない。

 アウラが逡巡する間に運ばれていく。寝室はすぐそこだ。入られるとまずい。まずいのに入られた。

 ベッドの上には脱ぎ捨てたパンツと手鏡がある。そんなのを見られでもしたら裸を見られるよりずっとまずい。

 

「あ、明かり! 明かり消して! わたし真っ暗にしないと寝れないから!」

「かしこまりました」

 

 進路はベッドから逸れ、部屋を明るく照らしていた魔法の灯りを消した。間接照明も消して、寝室には窓から射し込む星月の光のみ。

 

 お姫様抱っこされていたアウラが下ろされたのはベッドの上。運んできた男もベッドに上がる。

 寝るために灯りを消せと言って消させたのだ。一緒に寝ることを了解したようなものである。

 

 あーもう仕方ない、と思いながら、アウラはパンツと手鏡を枕の下に隠した。

 

「………………一緒に寝てあげるけど」

「はい。私の部屋より広いベッドですね。三人くらいは一緒に眠れそうです」

「そうじゃなくて……、はぁ」

 

 変なことをするなと言おうとして、変なこととは何のことだかいまいちピンと来なくて、色々と面倒になりため息を吐いた。

 

 アウラは夜目が効く。自分よりずっと大きな男の体がベッドに横たわっているのが見えた。

 広いベッドなので男との間に一人分の空間をあけて横になった。四分の一回転して背を向ける。

 

「それじゃ、おやすぅ!?」

「もう眠りますか?」

 

 距離をあけたとは言え、所詮は同じベッドの上。ごろんと転がれば簡単に詰まる距離。

 自分の背中のすぐ向こうに男の体を感じた。

 ドラゴンの上でされていたのと同じに、後ろから手が伸びてきた。不味いところを触られないようお腹の方へ誘導した。まだまだ小さいけれど、おっぱいを触られないようにしたつもりなのだが、これでは自分から抱き締めるように促したようなものと、やってから気が付いた。

 小さな体は簡単に抱き寄せられた。

 ドラゴンの上で一度されていなかったら、反射的に投げ飛ばしたかも知れない。

 

「アウラ様の体は温かくて気持ちいいですね」

「……………………あっそ」

 

 どちらも夜着一枚で肌の距離が近い。前回よりも体温を感じる。小さな体は大きな体に包まれるようで。とっても不躾な振る舞いだけども、不快と言うほどではなかった。

 こんな風に温かな体に包まれるのはいつ以来か。肌と肌のふれあいは、そう悪いものでもないと思い始めた。

 男の手が変なところに伸びたりしないよう、小さな手を重ねて押さえている。

 

「んっ……」

 

 それをもっと強く抱き締めろと受け取ったのか、少しだけ強めにお腹が押されて、思わずくぐもった息を漏らした。

 

「今日は素晴らしい体験をさせていただき、本当にありがとうございます」

「ん、まあ、ついでだったし」

「それでも私には得難い体験でした。アウラ様とお会いできて良かったです」

「……そう」

「ええ」

「………………」

「お礼にもなりませんが、女性の体のことをもう少しお話しします」

「…………………………え?」

 

 アウラちゃんではなくアウラ君だと思っているので、アウラの脳裏によぎった変なことは何も考えていない。

 考えているのは、アウラ君が興味を持っているであろう女の子の秘密である。

 

「アウラ様はダークエルフでいらっしゃるので、エルフの女性について。どうやら人間の女性とは少し違うところがあるようです」

「え、そうなの?」

 

 エルフ耳がピクリと動く。

 背を向けたまま、男の話に耳を傾けた。さっき見つからなかった場所のヒントがあるかも知れない。

 

「おまんこの話をしたのを覚えていますか?」

「………………うん」

 

 ほんのついさっき、このベッドの上で、聞いた話を確認しようとしたばかり。

 

「見た目はほぼ同じです。ですが、中に違いがあるようです」

「中って?」

「おまんこの穴のことですよ」

「……穴のある場所が違ったり?」

「穴のあるところは同じです。深さが違うんです」

「深さ……?」

 

 お腹を押さえていた手が離れ、アウラの手を取って手のひらを重ねた。

 

「私の指はアウラ様より長いでしょう? 女性の膣はこの指の長さよりずっと深いんです。根本まで入れても奥まで届きません」

「それって人間も?」

「人間もです」

 

 そんなに深いところがあの割れ目に隠れているとは、アウラには想像できなかった。

 嘘を言ってるわけではないとはわかった。

 同時にもう一つ気付いたことがある。

 指の長さより深い穴なら、一体どうやって深さを測るのか。

 

「エルフの女性は人間よりも膣が深くて、挿入すると全てを包まれるように感じるんですよ」

「………………」

 

 湧き出た疑問が消えてくれない。

 指の長さより深いのにどうして深さの違いがわかるのか。

 手マンで指を入れるとは聞いたけれど、入れるのは指だけではない気がする。

 何を入れるのかわからない。わからないのにドキドキしてくる。

 知ってしまえばドキドキが治まるのか、もっとドキドキするのか。

 聞いてしまいたいけど聞いてはいけないような。

 

 星と月の明かりしかない真っ暗な部屋で。

 ナイトローブを一枚着てるだけのほとんど裸みたいな格好で。

 ベッドの上で。

 抱き締められていて。

 大きな体に包まれるのは温かくて心地よくて、なんだかわからないけどドキドキしてきて。

 さっきまであんなことをしていたからきっと気が変になっていて。

 

「……おまんこの穴に」

「…………」

「なに入れるの?」

「…………」

「指じゃないよね? おまんこの穴って指より深いんでしょ? 指じゃ深さの違いなんてわかんないよね?」

 

 上擦った声になった気がして、アウラは唾を飲み込んだ。

 一拍置いて意識すると、じわっとしているのが感じられた。

 

「んっ……」

 

 男の手は緩んでいる。押さえてなくても大丈夫と判断し、アウラの手はローブの裾を割った。

 ぬるりとしていた。

 

「ねえ…………って!」

 

 返事がない。耳を澄ませば静かで定期的な息遣い。

 

「寝てるの? 寝たの!?」

「…………」

 

 アウラが叫んでも聞こえてくるのは健やかな寝息のみ。

 一度寝たら簡単には起きない男であり、寝付きも良い。特に今日は初めての空の旅に初めての帝国で情報量がとても多かった。体が睡眠を欲していた。

 

 アウラはとても大きな覚悟を踏みにじられたような気がして大変に面白くなかった。

 拘束が緩み、男が寝ている安心感からころんと二分の一回転。

 横向きに眠る男と向き合った。

 

「………………」

 

 しばらく男の寝顔を見つめ、本当に寝ていることを確認した。

 枕の下に手を突っ込み、取り出したパンツをきちんと履く。簡単にほどけないようローブの腰紐を堅く結ぶ。

 しばし逡巡した。

 

 片腕を伸ばさせて頭を乗せる。

 もう一方の腕は背中に回させる。

 男の胸の中に収まって、アウラは目を閉じた。




投稿感覚が一週間以内だった場合、禁煙が上手くいってないと思ってやってください(ノ∀;`)

アウラはアインズ様が秘蔵してる凄いマジックアイテムで

  • 爆乳王女様(公式)になって色んなことを
  • やっぱ小さいままで出来るとこまで
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