アルベドは、上に乗る男のシャツの襟を掴むと、そのまま乱暴に脱がした。
「!?」
一瞬で男の上半身は裸にされた。腕の部分をどうやって抜いたのか、全くわからない。サキュバススキルによる脱衣は、物理を超越して服を脱がすことが出来るのだ。
「こっちもよ」
アルベドがズボンに指を引っかけたと思うと、下半身に開放感。こちらも一瞬で脱がされてしまった。
押さえつけられていた物が勢いよく跳ねて下腹を打つ。
長い逸物はへそまで届いた。
「うふふ、とっても元気ね♡ 私とキスして大きくしちゃったの?」
「いえ、違います」
「……それじゃなによ?」
精気を吸収した後、官能的なキスを繰り返した。
唇で唇の感触を味わって、思う存分に舌を絡め唾をすすり、溶け合うようなキスだった。
それだけで、アルベドは感じたのだ。期待に疼き、迎え入れようと潤み、抱き締められたときは軽く達した。
互いに感じていたと思ったのに、感じていたのは自分だけ。
眉間に皺を寄せ、のし掛かる男を睨みつけた。
「アルベド様のお姿を目の当たりにした時からこうでした」
「…………もう! 仕方ないわね♡ それだけ私が魅力的すぎるのかしら?」
「アルベド様の美しさは言葉に表せるものではありません。アルベド様の美しさは精神を越えて肉体へ直に影響してしまいます。アルベド様に見詰められると……。それ以前にも呼び出された用件を察しますと……」
「ふぅん? あなたは私に見つめられるとおちんぽを立たせちゃうの?」
「……はい」
「私とセックスできると思ってここに来たの?」
「仰るとおりです」
「その通りよ。アルベドはぁ……、あなたといっぱいセックスしたいの♡」
言葉こそ詰問調が混じったが、アルベドの顔は蕩けている。
唇は緩やかな笑みを作り、頬は興奮と期待に上気して赤く染まり、黄金の目は潤んでいる。
舌なめずりをして男を抱き寄せたいところをちょっとだけ我慢した。
「ねえ……、あなたのおちんぽが欲しくて、アルベドのおまんこ、もう濡れちゃってるの……」
ついと男を押して体を離し、アルベドは股を開いた。
入れやすいように両膝を立て、両手を脚の付け根に伸ばした。
「ほら……、もうこんなに」
開き掛かっていた割れ目に指を添え、両側からくぱあと開く。てらてらと濡れ光る内側は、輝けるピンク色。
男が唾を飲み込むのに同期して、アルベドの下の口は涎を垂らした。
少し粘り気がある透明な涎は、尻の割れ目に沿って流れシーツを湿らす。
「アルベドのおまんこが、あなたのおちんぽ欲しいって言ってるわ。あなたのおちんぽしか入れたことないアルベドまんこよ。どう? おいしそうでしょう?」
返事は返ってこなかったが、男の視線が自分の股間に釘付けになっているのを見て感じて、アルベドの唇は淫靡な弧を描いた。
「おまんこだけじゃないわ。アルベドも……、私もあなたのおちんぽが欲しいの。あなたが欲しいの。あなたとセックスしたいの♡ ねえ……、きて……」
正気を失ったように、男がアルベドの体に覆い被さった。
逸物に手を添えて位置を合わせなくても、最早処女ではないアルベドなら問題なく挿入できる。
腰だけを使って位置を合わせ、亀頭をアルベドの雌穴に潜り込ませた。
左腕はアルベドの体を抱き締めて、右手は二人の体の間に滑り込ませてアルベドの豊満な乳房を鷲掴みにした。
「ああん、入ってきてるわぁ。あなたのおちんぽ、おっきなおちんぽ。アルベドまんこにぬぷぬぷって……、そうよぉ、おっぱいもいっぱいするのよ」
男の一部が、アルベドの中を抉り最奥目指して突き進んでいく。
アルベドの肉ひだは明確な意志を持って男の逸物に絡みつく。肉棒へ隙間なくぴたりと密着しながら官能的に蠢いて、奥へ奥へと取り込もうとしている。
挿入がゆっくりなのは、達してしまわないためだ。
アルベドの膣内は温かく柔らかく、それでいて程良く締め付け、なめらかな肉ひだが絡んでくる。
始まったばかりなのに、このまま奥まで入れてしまえば暴発してしまう予感があった。
それもそのはず、アルベドはスキル全開である。
己の絶頂を代償に射精を強制する覚醒した真なるサキュバスの淫術スキル。下腹に刻まれた淫紋が、今か今かと妖しい光を放っていた。
尿道口が子宮口にキスした瞬間に熱い精液を搾り取るのだ。
サキュバスにとって、中出しは本番ではない。本番にして前戯である。
「あんまり焦らさないでぇ。はやく奥まできて。おちんぽ奥まで入れて。アルベドと一つになって♡ アルベドのおまんこで、あなたのおちんぽをいっぱいいっぱい気持ちよくしてあげるわ♡」
焦らしていたわけではなかったが、そうまで言われてゆっくりはしていられない。
ここで射精してしまっても、アルベド様のお望みである十回まで残り九回。無限に思えるほどの回数を味わうことが出来る。
直前に飲ませていただいたポーションの効果で、体調は万全。十回程度は問題ない。
アルベド様がお相手なら、たとえ何回目であろうと、新鮮な興奮と快感を得ることが出来る。
なんだかんだいって射精は気持ちいい。それもアルベド様の中に、なのだ。
アルベドの股間に突き刺さる逸物は、根本まで指三本ほどの隙間があった。
正常位でその三本分の隙間を埋めると、アルベドの子宮口に男の亀頭が届く。アルベドの膣の深さは、男の逸物の長さとぴったりだった。
男が体を倒して完全にアルベドの上に重なって、右手も左手もアルベドの手を握りしめた。
指が相手の指の股へ入り、手のひらをしっかりと合わせる恋人握り。
「ちょうだい♡」
アルベドはあどけない童女の笑みを浮かべ、長い脚を持ち上げて男の腰に回した。逃がさないよう足首同士を絡めてロックし、けども自分から男を引き寄せたりはしない。
男が男の意志で奥まで入れてくれるのを待ちかまえ、
「あはっ……………………?」
男が最奥まで入ってきた。
逸物の尿道口が子宮口に口付けし、スキルを解放することによって射精を強制しようとしたのだが、男は射精しなかった。
サキュバススキルに耐えたのではない。耐えられるものではない。アルベドがスキルを使わなかったのだ。
「……なにを?」
「……………………」
アルベドは真顔になった。
真顔で男の体を押しやって逸物を引き抜かせた。
「おおっ!?」
直後、天地逆転。
体位を変えることくらい、サキュバスには造作もないことなのだ。
しかし、挿入はしない。
アルベドは、大の字に横たわる男の脚の間にぺたんと座り、自分の愛液に濡れて雄々しくそそり立つ逸物に目を落とした。
「今度は誰と寝たの?」
「!?」
剣の達人は、剣を見るだけで剣の履歴がわかる。具体的に言うと、いつ何を斬ったかがおぼろげに把握できるのだ。斬ったモノが人であれば確実にわかる。
ならば、おちんぽの達人はどうか。
淫化覚醒を果たしたとても淫らでとても美しい大淫魔であるアルベドは、挿入されきった瞬間に自分を犯している逸物の履歴を感じ取ってしまったのだ。
このおちんぽは自分の知らない女と寝ている。
主人として、断固として把握しておかなければならない。
「はい。一人は……」
聞かれれば、話してはまずいことも素直に話してしまう駄目な男である。
正直に話してしまった。
「……そう、シャルティアのシモベの」
シャルティアがこの男に自分のシモベをつけたのはアルベドも把握している。
シャルティアが取り立て、恐れ多くもアインズ様がお褒めの言葉をお与えになっただけあって、ヴァンパイアブライドとしては、まあそれなりに見れる女だ。そのようなことがあっても不思議はない。
「他には?」
しかし、それだけではないことをアルベドは感じ取った。
「アウラ様です」
「アウラ!? あのアウラ!? 絶対無理でしょう!!」
予想外にもほどがある人物。
どう考えてもどう無理をしても、アウラにこれの挿入は不可能だ。
そもそもあのアウラに興奮するような男なら、適切な教育を施す必要が出てくる。
「アインズ様から一時的に大人の姿になれるアイテムを頂いたようです」
「アインズ様が……」
アウラはセックスをしたくてアインズ様からアイテムをねだった、と言うのはいくら何でも考えにくい。ナザリックのシモベが己の欲望を満たすためにアインズ様を利用することは絶対にあり得ないと断言できる。
ならば、アインズ様はアウラがセックス出来るようにとアイテムを下賜されたことになる。それ以外に考えられない。
アインズ様がお心の広いお方だと知ってはいたが、まさかアウラに斯様な欲望を満たすためにアイテムを下賜なさるとは。
ご自身がそちら方面への欲求を持ち合わせていないので、その代わりにシモベたちは思うように振る舞えと言うことなのだろうか。
「まあ……、いいわ。それで、大人になったアウラはどうだったの?」
アインズ様のお心を推察するのはひとまず中断して、アウラのこと。
今はまだまだ幼いアウラだが、順調に成長すれば美しい女になるだろうとはアルベドも思っている。
女として、まだ見ぬ美しい女がいるというのはどうしても気になってしまう。
「アウラ様はダークエルフですので、エルフの女性同様に膣が深かったです。挿入すると包まれるように感じました。こなれていない処女だったので固さは否めませんでしたが」
「………………」
違う。そうじゃない。
中身より外見。顔だとか体とかを聞きたかったのだが、全く伝わっていなかった。
「勿論、アルベド様には及びません」
「………………」
「それが何か?」
「………………」
アルベドは、はたと気付いた。
ここでアウラが美しかったかとか、体の肉付きはだとか、おっぱいはどうだったとか聞いてしまうのは、まるで嫉妬をしているようではないか。この男にとって、いつだって自分が一番で特別のはずなのだ。
それなのにアウラがどうのと聞いてしまうのは信頼への裏切り、程度ならまだいい。それどころではない。この男の前だと自分はナザリックの守護者統括ではなく、ただの愚かで浅はかな女になってしまうと認めるようなものである。
そんなことは絶対にあってはならない。
しかし、胸中に湧いてきた暗い靄を、見て見ぬ振りは出来ない。
「アルベド様?」
「なあに? いや?」
「いえ、けしてそんなことはございません」
アルベドはベッドに脚を崩して座ると、むちむちの太股に男の頭を乗せてやった。
膝枕である。
何があろうと自分への忠誠は揺らがないだろう。
だからこれは自分を納得させるため。
たっぷりと甘やかしていい思いをさせ、自分から離れなくさせるのだ。
「私のおっぱい、いっぱい吸っていいわよ? ううん、吸って欲しいの。あなたがもみもみするからぁ、乳首がこんなに腫れちゃったわ。いっぱい吸わなきゃダメよ? あんっ♡」
顔の上にはアルベドの豊かな乳房。たゆんたゆんの柔らかい乳肉の先端で、ルビーのように赤い乳首が光っている。
いやらしく勃起して、つんと自己主張している。
アルベドは体を少しだけ倒して顔に乳房を近付け、それだけでなく頭を優しく抱え持った。
口を開けば、赤子へ授乳するように乳首を含ませた。
「んふふ、ちゅうちゅう吸っちゃって。私の乳首はそんなに美味しいのぉ? あっ、コリコリしちゃいやぁ……、乳首で感じちゃうわ♡ 私ね? あなたにおっぱいを揉まれたり吸われたりするのを想像しながら……、いっぱいオナニーしてるのよ? 自分でおっぱいを揉んだり、自分で乳首を舐めてみたり。そっ、そんなことしてたら、……乳首で、イケるようになっちゃったのぉ♡」
乳首を吸って、もう一つの乳首は指で摘まんだ。
舌で味わう乳首はなめらかな舌触りが、摘まんで転がす乳首には柔らかさの中に弾力が。
アルベドのいやらしい告白を聞けば吸い付きに熱が入る。
強く吸って甘く噛み、摘まんでいる方は潰れてしまえとばかりにキツく抓る。
アルベドは、抱える頭を一層強く胸に押しつけた。
「あふううぅ………………。いま、いっちゃった……。乳首をきゅうってされてイっちゃったのぉ。おまんこがぴくぴくしておつゆが出ちゃってる……。わたしだけじゃなくて、あなたも気持ちよくしてあげる♡」
膝枕で乳首を吸わせたまま、アルベドは右手にたっぷりと唾を垂らした。
唾をこぼさないよう、右手が伸びる先は男の股間。
股間の逸物は萎える気配なくそそり立っている。ただし、挿入によって塗りたくられたアルベドの愛液は乾きつつあった。
にちゃり、と。自分の唾を逸物に塗りたくる。太い竿をしっかりと握り、根本から鋭いカリまで上下に扱く。何度か上下させると、唾が小さく白く泡立ってきた。冷たかった唾が逸物の温度に馴染んできた。
固さも太さも知っている。熱いのも知っている。
それなのに、逞しい逸物に新鮮な驚きを感じた。胸が高鳴って体が疼いて、動く心をなんと言えばいいのか、感動に近しいものがあった。
「おちんぽすごいわ……。こんなに大きくて、こんなに固くて、こんなに熱くって……。ダメ……、おちんぽさわってるだけでイっちゃいそう……! んっ! ああんっ♡ ちくびぃ、わざと強くしたでしょぉ? すごいよかったわぁ♡」
抱え持つ頭を離して膝に乗せ、めいっぱい体を倒してちゅっちゅとキスを送った。
その間も逸物を扱き続ける。
激しく、時に緩やかに。緩急をつけて、快感は与えるけども射精まではさせてやらない。
「アルベド様……、そろそろ」
「……仕方ないわね! 私の手にいっぱい出していいわ♡」
射精させるつもりはなかったのに、一言訴えられたら許してしまった。あんな顔で求められたら仕方ない。
上下する動きを速めてやり、キスを中断してもう一度口へ乳首を含ませてやる。キスをしながらの手コキもいいが、射精の瞬間を見てみたかった。
手に伝わる脈動から、そろそろだと判断した。その瞬間、根本で小指と親指が輪を作り、きゅっと締め付けた。射精を阻まれた男が微かに呻く。
締め付けを解放すると同時に、細い中指で裏筋をすっと撫でた。栓を抜くような仕草だった。
限界まで溜められていた熱が迸った。
「ああ……すごいわ! おちんぽみるくがこんなに!」
手を離せば反り返ってしまう逸物を、アルベドはきちんと真上にしてから射精させた。
吐き出された精液は、反らせたままだとアルベドの顔まで届きそうな勢いがあった。
射精は長く、第一射が飛び散った後も、断続的にぴゅっぴゅと噴き出している。
次第に勢いが衰えて精液は逸物を伝い、根本を押さえているアルベドの手を汚し始めた。真上に飛んだ精液も、男の下腹へと落ちてきた。
手を精液に汚したまま、アルベドは萎えきらない逸物を数度扱いて最後の残滓を絞り出した。
男が、ふうと息を吐いているのを聞きながら、アルベドは右手を開く。
粘塊が混じる精液が重そうな糸を引き、自重で千切れた。おもむろに口へ運んだ。
「んちゅっ……、やっぱりあなたのおちんぽミルクってとっても美味しいわ。私が全部綺麗にしてあげる」
指の一本一本を丁寧に舐めてから、男の体へ覆い被さった。
小さな乳首を可愛がってやろうとも思ったが、精液の誘惑には抗しきれない。ちゅっちゅと唇を落としながら男の下半身へ。
へそを過ぎたあたりから、ところどころに精液が落ちている。ちゅるりと吸い付き飲み込み、あらかた舐め終わると最後は一番汚れているところへ。
勃起を維持しているが、射精直後なのでいささか柔らかくなった逸物にしゃぶりついた。
ちゅうちゅうと吸い付きながら頭を下げ、ふっくらとした唇が根本を挟んだ。
(おちんぽみるくが美味しい……。おちんぽが美味しい……。わたし、人間の男のおちんぽしゃぶってる。おしっこも出る汚いところをしゃぶってる。おちんぽなのに、汚いところなのに、どうしてこんなに美味しいのぉ? ……でも、この子のおちんぽだったら幾らでも舐めてあげたい。わたしのお口で気持ちよくさせてあげたい。そうすればまた美味しいミルクが出てくるしぃ……。そう言えばこの子、わたしのおしっこ飲んだのよね。わたしのおしっこだなんて……! ああ、ダメよアルベド! おしっこ飲まれたの思い出してどうして興奮してるの!? …………ソリュシャンはこの子のおしっこ飲んだのよね、私が飲ませたわけだけど……。ダメよダメ! 私はそこまで変態じゃないんだから!)
ダメと思いながらも、サキュバスの本能は正直だった。無意識にスキルを発動していた。
射精が自由自在なのだから、排尿だって出来てしまう。出来てしまった。
「んんんっ!?」
突如、口内に湧き出る温かくてさらさらとした液体。
「あ、アルベド様!?」
男の訴えには耳を貸さない。
逸物に吸いついたまま、一滴もこぼさずこくこくと喉を鳴らす。
精液よりもずっと量が多い。代わりにこちらは粘ついたりしないので、苦労せずに飲み込むことが出来る。
射精の時と同じように、根本からカリまでゆっくりと扱いてやり、唇は亀頭から離れない。お掃除フェラの要領でちゅうちゅうと吸っている。
「アルベド様…………」
出してしまった。
精液ならアルベド様のお望みであるが、小水はさすがに違うと思われた。
ラナーには散々掛けられて飲まされて、掛けさせられて飲ませたりしたわけだが、アルベド様がそのようなことをお望みになったことは一度もない。
するつもりはなかった。しかし、突然の排尿感は全く我慢することが出来なかった。明らかな異常は、アルベド様のお力であると察しがついた。そのようなことは仰らなかったが、アルベド様のお望みであったのだ。
そこはやはりラナーとは違って奥ゆかしくてお上品なアルベド様であるので、顔に掛けさせることなく直に飲んでいらっしゃる。
終わっても、アルベド様は口を離さない。
口に含んで吸いつくだけだったところへ、舌の動きが加わった。そんなことをされれば立ってくる。
自分も応えなければならない。目の前にアルベド様の股間があるのだから。
「あんっ♡ ちゃんとわかってるわね。アルベドのおまんこいっぱい舐めて。いっぱいペロペロしたら、アルベドのエッチなおつゆをいっぱい飲ませてあげるわ。んふふ、あーむっ……、ちゅっちゅっ、れろぉ……。私もあなたのおちんぽいっぱいしゃぶってあげるからぁ♡」
形よい大きな尻を撫でながら、顔を上げた。上げたそこには覚醒したサキュバスの熟れた秘部。
一度挿入したので、十分すぎるほどにとろけている。割れ目を開いて淫靡な肉を見せつけ、雌穴は小さく口を開いて仄暗い奥を覗かせている。
刺激はいまいちとわかっていながら、舌を差し込んだ。舌を尖らせ膣へ差し込み、媚肉を内側から味わった。奥へ奥へ入りたくなる雌の穴なのだ。
すぐにでも挿入したくなる。
「んむぅっ!」
そんな思いが腰を浮かせ、亀頭がアルベドの喉奥を突いた。
アルベドはケホケホとむせるが、大して苦しいものでもない。
「おまんこに入れたくなっちゃったの?」
「はい」
「私のおまんこにおちんぽ入れたいの?」
「はい」
「さっき私に飲ませたおちんぽミルクを私の中で出したい?」
「はい」
「私のおまんこで射精して、私のお腹の赤ちゃんの部屋を精液でいっぱいにしちゃいたい?」
「はい」
「私の赤ちゃんの部屋なのよ? もしも私が吸収しきらなかったら赤ちゃんが出来ちゃうかも知れないのよ?」
「はい、存じております」
「それじゃあ……、わたしを孕ませたい?」
「そんな、恐れ多いことを……」
「正直に言いなさい」
最初の体勢。
アルベドが下で男が上。
体は重なって、アルベドは男の首筋に両腕を回している。
淫らなサキュバスの顔で、男を求める女の顔で。
「……はい」
「いいわよ? それじゃあ……、こう言いなさい」
男の耳へ唇を寄せ、小さく囁いた。
男が小さく震えたのは、驚いたからだろうか。
アルベドは淫靡に笑って、男は真摯に見つめ返した。
「あなたを俺だけのものにしたい」
「ええ、いいわ。今だけはあなただけのアルベドよ♡ アルベドのおまんこにたっぷり射精して♡ アルベドの子宮をあなたの精液でいっぱいにして♡」
もう一度、小さな声で耳打ちした。
(わたしにぃ…………、あなたの赤ちゃん孕ませて♡)
焦らしたりなんかは出来ない。
一度目のように、自分を制御することも出来ない。
熱い肉棒はアルベドの雌穴に潜り込み、熱くとろけた媚肉を抉って、一息で一番奥まで挿入された。
「あああぁぁぁああん! おちんぽきたぁ♡ アルベドの大事なところにおちんぽきてるぅ♡ あっ、あっ、あっああん。おちんぽきもちいのぉ♡」
亀頭に子宮口を叩かれたショックで、アルベドは絶頂した。
スキルを使ったわけではない。心と体とサキュバスの本能が、久しぶりのセックスを貪欲に求めているからだ。
女の性で、出したら終わりの男と違って何度でも達せる。
次はもっと深い絶頂を。その次はさらに深く。
守護者統括の身なのだから、まさか本当に孕むつもりがあるわけがない。
あくまでも雰囲気作りの一環だ。
自分の体をいいようにされて、犯されぬいて、孕まされてしまう。とても官能的で、被虐心を満たし、興奮と陶酔を与えてくれる物語。
「もっと、もっと! もっと犯して! ……そうよ、今の私はあなたのものよ♡ ひゃぁん……、いま、いいところこすったわぁ」
アルベドは大きく股を開いたまま、男には腰を振らせて、自分は豊満な乳房を揉みしだいた。
繊手が淫らに乳肉をこね、尖った乳首を執拗に摘まむ。転がしては引っ張り、自分で自分の乳首を舐めた。
一突き毎に、股間が股間にぶつかった。
男の陰毛が、アルベドの無毛で無垢な股間に擦れる。
結合部はアルベドの愛液がしとどに濡らし、飛沫となって周囲に散った。
ベッドの上は、部屋の中は、アルベドの雌の匂いに満ちている。
男を誘って己の体を求めさせる淫靡な芳香。
アルベドも酔っていた。
ずっとご無沙汰で、空虚だった雌穴を満たされている。
自分を犯す逸物は、太くて長くて、熱くて固くて、圧迫感があるし、充足感が素晴らしい。他では得がたい幸福感。
文字通りに体を重ねて、きっと心も重なって、二人して新たな地平へ旅立っているような恍惚感がある。
「ああっ、だめぇ、クリちゃんだめぇ! わたしのクリちゃんこんなに立ってるぅ! あっはぁん……、自分でしてるのにぃ、オナニーよりずっといいのぉ♡」
乳房だけに飽きたらず、クリトリスも擦り始めた。
中指に人差し指と薬指を添えて、クリトリスの上で熱心に円を描いている。
告白したとおり、アルベドのクリトリスは勃起しきっていた。簡単に包皮がむけた。
「ふあぁん! あっ、あっ、またイくおまんこイっちゃう!? んむぅ……あっ、ちゅっ♡ ん~~~~~~~っ!」
達する瞬間に、唇を奪われた。
技巧を使わない情熱的なキス。
口内の隅々まで舐めようと深く舌が入り込み、たっぷりと唾を飲まされる。
同時に達した。
挿入してから七度目の絶頂で、一番深い。
忘我の恍惚感の中で、子宮口に熱い精液がどぴゅどぴゅと掛けられているのを感じた。
アルベドの意志によらず、サキュバスの本能が膣を締める。あれだけ愛液を飛び散らせていたのに、精液は一滴もこぼさない。
逸物に絡みつく肉ひだが絶妙に蠢いて、最後の一滴まで搾り取り、全てを子宮へ導いていく。
「出てる……。私のおまんこに射精したのね? 濃ゆいおちんぽミルクがいっぱい来てるわぁ♡ 私の赤ちゃんの部屋目指して奥へ来てるのがわかるわ……」
「……はい、アルベド様の中で……」
二度目の射精だ。それもアルベドの中に。
強い快感ゆえの虚脱感があった。しかし、まだまだ二回目である。十引く二は八なのだ。
「わたしのおまんこが気持ちよかったのね。わたしも気持ちよかったわ♡ でもぉ、まだ終わりじゃないわよ?」
「……はい。……っ」
「うふふ……。アルベドのおまんこは気持ちいいでしょう?」
精液の吸収が終わったらしく、締め付けが緩んだ。
代わりに、単なる締め付けとは違う包み方。まるで口淫をされているような、温かくて、柔らかいを越えた滑らかな刺激。
「ねえ……もっと犯して♡」
甘えた声で囁いた。
くすくすとあどけない笑い声。
うふふと妖艶な笑い声。
「わたしの中でおちんぽがまた固くなってきたわ。今度は私がしてあげる♡」
射精は二回でもセックスは次が二度目。
二度目はアルベドが上になった。
男の股間に跨がって、ゆっくりと腰を振る。
ところどころで動きが止まり、そんなときは小刻みに腰を使う。
膣内に入ってる逸物で、感じやすい所を擦っているのだ。
それ以外にも理由はある。
アルベドが上の騎乗位なのは変わりないが、男へ背を向けた背面騎乗位。その上やや前傾姿勢になっている。
男からは、逸物がアルベドの秘部に飲み込まれて、また引き抜かれて淫液にまみれた姿を現し、またアルベドの中へ入っていくところがよく見えた。アルベドの顔が見えないのは残念に思ったが、とても官能的な光景だ。
アルベドは、男へいやらしい姿を見せて興奮させようと思った、わけではない。
腰を振りながら、時折物言いたげに振り返った。
「あひゅん……、そこ違うのぉ♡ そこお尻の穴なの……、ひうっ……お尻の穴に指入れちゃだめぇ♡」
これ見よがしに、肛門を見せつけていた。
入れろと言うことである。
期待に応えると、アルベドは大いによがった。
そのままアルベド上位で二度目を果たし、三度目になる前に、
「あぁんっ! ひうぅっ……はっ…………あああぁん! ああああああぁぁあああっ!!! おまんことお尻を同時だなんてええぇぇぇぇぇっ!! だめだめだめぇっ! 中でコリコリしちゃらめえぇぇ! アルベドこわれちゃうぅうう♡」
ユリで復習した二穴責めを楽しんでいただいた。
とても高評価のようで、アルベドは腰を浮かせてガクガクと震えながら大いに叫んだ。
視界が明滅する深イきだったが、覚醒したアルベドは気絶なんてしないのだ。
三度目はもう一度正常位。
四度目はベッドから降りて、アルベドが壁に手を突く立ちバック。
五度目は口淫でアルベドの口の中に。アルベドにもたっぷりとクンニをしたのだが、精液は全て吸収しきったようでアルベドの匂いしかさせなかった。
六度目が始まろうとした時である。
「あら?」
「……失礼しました。夕食から大分時間が経っておりますので」
男の腹が鳴ったのだ。
飲食不要のアイテムを装備しているわけではないので、時間が経てば普通に腹が減る。たとえそのようなアイテムを下賜されようと、食事の楽しみを捨てる選択肢はない。
「仕方ないわね。何か食べてらっしゃい」
今日はサキュバススキルをほどほどに封印したナチュラルなおセックスである。
スキルをふんだんに、と言うのも良いのだが、こちらの方が愛し合ってる感があって満足度が高いのだ。
しかしスキルを使わないと、精液は男の体力次第になる。お腹が減ったままでは精液もいまいちになってしまう。
「でもそのまま外に出るのはちょっとあれよね」
獣のような悪魔のような、覚醒したアルベドすらよがり狂うセックスの後である。
男の全身はアルベドのアルベド汁にまみれていた。
下腹から下半身は当然だし、クンニリングスもたっぷりしたので口とその周辺も。
全身からアルベドの匂いを立ち上らせている。
いつものアルベドの仄かに香る上品な香りならまだ許容範囲だろうが、アルベド汁の匂いである。
人前に出てはいけない匂いをさせていた。
「ちょっと体を洗ってから行きなさい」
ナザリック第九階層ロイヤルスイートにあるアルベドの部屋である。
バスルームくらい当たり前に備えている。
「私が洗ってあげるわ♡」
白くてトロトロしたボディソープをぴゅっぴゅと乳房に掛けて、両手を使って泡立たせた。
おっぱいで洗ってあげるのだ。
いかに大切で他では得難い自分の男だろうと、平時ならここまでサービスしてあげない。アルベドは栄えあるナザリックの守護者統括なのだから。
久し振りの精気と濃厚な精液と、それよりもずっとずっと濃厚で幸せなセックスをたっぷりした後なので、これくらいはと思ったのだ。
「またおっきくなっちゃったわね♡」
乳首を立たせながら、男の体へ乳房を擦り付け、さっきのセックスのどこが良かったかを事細かに話し、時折かすれたあえぎ声をあげ、とどめに男の逸物を乳房の谷間に挟んで扱いてやるのだから、立たないわけがない。
シャワーで泡を流し、男はアルベドを抱き寄せた。
アルベドの片足を持ち上げさせ、自分は腰を落とす。
互いに立ったまま、挿入した。
「あん、この体位じゃちゃんと奥まで来ないわ……。んっふぅ……、いつもと違うとこにあたってるぅ」
不安定な姿勢なので激しい動きが出来ない。
じっくりと味わう交わり方。
アルベドは男の逞しさを、男はアルベドの柔らかさを。
挿入してから射精するまで、ずっと唇を重ねていた。
六度目は、今までで一番長かった。
▼
「それじゃ行ってらっしゃい」
男を送り出して、アルベドはひとまずベッドを直した。
シーツには一滴の精液もこぼれていないが、アルベドのアルベド汁のシミが大変なことになっている。
セックスしていた時は良くても、してないまでこのままにしておくわけにいかなかった。
「んふふ……♡」
アルベドは全裸のまま。
妖しいピンク色に光る淫紋を撫でた。
その奥には、男の精液がたっぷりと収まっている。
五回目までは全て吸収し、六回目はそのままだ。
食事から帰ってきたら続きが出来るとわかってはいても、吸収しきってしまうのは勿体ない。
ずうっと入れられていたので、まだ入っているような気がする。
気分だけではなく、男の名残を残しておきたいのだ。
ベッドメイクが終わり、白いドレスをまとう。
食事をとるのに十分過ぎる時間が経っているのに、男はまだ帰ってこない。
もしかしたらシャルティアに捕まったのではと考えた。
節操がない淫乱偽乳吸血鬼はこれだから云々。
乱暴にドアが叩かれた。
「ちょっと長すぎでありんしょう!? いったい何時までやってるんでありんすか! 早く私のところによこしなんし!」
「シャルティア? ……あの子はシャルティアが連れていったのじゃなかったの?」
「何を言ってるんでありんすか? あれはアルベドがずーーっとやりっぱなしなんでありんしょう?」
「……随分前に部屋を出たわ。私はシャルティアが勝手に連れていったのだと思ったのだけど」
「私のとこには来てないでありんすよ?」
「…………」
ナザリックにて、あの子が勝手に行動することはあり得ない。
シズがご執心らしいが、自分に呼ばれていると答えれば無理強いするシズではないだろう。
とすると、
「アルベド様、失礼いたします。アインズ様がお呼びでございます」
■
アルベドの部屋を出て、ドアを閉めた直後である。
「……ん?」
《ドミネイト・パースン》
あらぬところから飛んできた魔法の光が直撃した。
「ついてこい」
「かしこまりました」
連れて行かれたのは、ナザリックにて最も神聖な場所。
「全て話せ」
「かしこまりました。私の高祖父、つまり曾祖父の父が幼い頃に祖国を捨てて旅立ったのは」
「そこからか!? そこは普通自分が生まれたところからだろう?」
「左様でしょうか? それでは……、私を身ごもってしまった母は一人で産む決意こそしましたがそんな事が出来る能力も立場にもなく、あっさりと周囲に露見して」
「生まれてないじゃないか!」
「いえですが、私の出生を語るならどうしてもそこから話しませんと」
「…………アルベドと会った時からでいい」
「かしこまりました。私が長く過ごした石の部屋には北側に高い窓が一つあるだけでした。昼でも薄暗く、夜に月の光が入ることはありません。ところがある日のこと、部屋の東側がうっすらと明るくなってきたのです! 今思えば、あれはアルベド様がおわすナザリックの方角で」
「……余計な修飾はいらん」
「余計!? 余計とは何を仰いますか! 私は実際にあったことをお話ししてるだけでございます」
「あーあー、わかったわかった。わかったから、客観的な事実だけを話せ。長くなりそうなところは極力省け。アルベドとの間で起こったことだけでいい」
「………………………………かしこまりました」
(めっちゃ不満そうだな。本当に魔法が効いてるんだろうな?)
最後のとこでなんか終わりそうな気配があったと思います
次回、たぶんおそらくきっと弩シリアス
心を強くしてお読みください