乱菊が雅の歓迎会というなの飲み会を計画します。
10番隊隊舎
ずっと変わらない光景。
もくもくと書類を片付ける10番隊隊長日番谷冬獅郎。
と、サボり続けているナイスバディなお姉さん同隊副隊長松本乱菊。
一つ変わったのは、ここ1年で
永遠の小学生日番谷冬獅郎の身長が
劇的に伸びたこと。
(作者の希望です許して〜)
「あぁ!たいちょーう、いいこと思いついちゃいました♡」
仕事中の沈黙に耐えきれなくなった乱菊はデスクから離れて日番谷の肩をもみながらニヤニヤしている。
「…勝手にやれ。の前に仕事をしろ!」
そう言ってビシィィッ!と指差した先には机に高く積まれた大量の書類が。
「ちゃ〜んとやりますって♡」
ニコニコツヤツヤした顔で自信満々に言い放つ乱菊であったが、日番谷はこの言葉を何度も聞いているので全く信用していない。
「だ、れ、が、やるんだー?」
口元をひくひくと釣り上げながら乱菊を見下して言うと、もちろん日番谷隊長が♡けろっと答えた。
これもお約束である。
「そんなことよりー、黒晶隊長の歓迎会、やりましょうよ〜!」
「…どうせ酒が飲みたいだけだろう。」
吉良との一件から、多くの死神の信頼を勝ち取った黒晶雅は尊敬される隊長になっていた。
見た目とは裏腹に、意外と優しく、指導力もある。
…らしいが、まだ話したことはなかった。
日番谷はどっかの誰かさんみたいですね〜、と乱菊に言われていた。
「いいじゃないですか〜、黒晶隊長とー隊長とー私とー檜佐木と吉良と、阿散井も呼んじゃいましょうっ!」
「何時もの飲み仲間じゃねぇか…って俺はいかねぇぞ!」
「そんなこと言わないでくださいよ〜、本当はきたいくせに♡」
「んなこといってねぇ!」
そんな風に乱菊がほくほくと計画を立てているのを呆れ顔で見ていると、丁度隊舎に吉良が訪れた。
「あ!いいとこに来たわね吉良!」
るんるんしながらそういう乱菊に引き気味の吉良だったが、乱菊の<黒晶隊長歓迎パーティ♡お酒と美味しいもので親睦を深めようの会>を聞いて割とノリノリなようだ。
「…肝心の黒晶は来るのか。」
あまりそういうのが好きそうなタイプに見えないが…と日番谷は思った。
「来ますよ〜♡だって黒晶隊長はどうやら日番谷隊長にそっくりみたいですから」
乱菊がそう言うと吉良はウンウンと頷いた。
「頼み込んでプラスα好物で釣ればきっと来てくれます!」
自信満々な顔でそう言い切る乱菊。
「そうか…そんな風に思ってたんだな松本…?」
そんなこんなでわーきゃーやっていると、
「あ、黒晶隊長!」
話の主役である黒晶雅がそこに立っていた。
「…書類を届けるだけでずいぶん時間がかかっているから見にきたのだけど…随分賑やかだな吉良?」
「ちょうどよかった♡初めまして、10番隊副隊長松本乱菊です。」
あまりにも対照的な2人が並ぶとなかなか絵になるな、と吉良は思った。
「うん、3番隊隊長黒晶雅だ。…乱菊殿の机にはずいぶんたくさんの紙が溜まっているようだが…」
「あぁ、あれはいいんですよ〜♡それより黒晶隊長、今夜飲みましょうよー、歓迎会です」
「…悪いが私は「隊長!いちご!たくさん用意しますよ!あぁ、ぜんざいとかもお好きでしたよね?」
断ろうとした雅の言葉を遮って吉良が食べ物で釣る。
「うっ。いや、でも「日番谷隊長も来てくださるんですよ〜、やっぱり主役がいなきゃ!ね?お願いします黒晶隊長〜」
相変わらず無表情で黙りこむ雅。
これでも真剣に悩んでいるのである。
寝たい気持ちといちごとの間に。
「まて、俺はいかねぇぞ!」
呆れながらも慌ててそう言う日番谷の言葉は誰も聞かない。
「どうですか、黒晶隊長!」
副隊長2人のゴリ押しに断るのがめんどくさくなった雅は
「…仕方が無い。日番谷殿も行くのならば行こう、私1人でこやつらは抑えきれないからな。」
といって日番谷を道連れにした。