朱美さんはその後、さきさんと僕をお昼に誘ってきたので一緒に過ごそうとした時タクも一緒に飯を食うと言う事で同伴させた。
「へぇ~。さきちゃんと佐伯君付き合っているんだ、意外だよ。だから一緒に食事したかったんだ。」
お昼を取りながら他愛の無い話から始まった。
「そ、俺たち3人中学から一緒で色々したな。中三の時にどっちがさきの彼氏に相応しいかをセックスで決めたり、体育祭で協力したりと結構あるから。」
「拓真君と大樹君は張り合う訳じゃ無いけど似たり寄ったりの性格だし、けどセックスの仕方は全く違ったね、一言で言えば拓真君はアグレシップに攻めるし、大樹君はまるで居合い切りのように一撃必中のタイプだし、セックスだけじゃ決めづらかったな。」
「なんか他の人の、馴れ初め聞くのも恥ずかしいけど楽しそうね。」
朱美さんは恥ずかしいと言いながらもタクとさきさんの、のろけを興味津々みたいだ。
「ねぇ朱美ちゃんこの後どうする?」
「どうするって何を?」
「今日この後、授業は終了だから私と拓真君は掃除当番だから掃除が終わってから下校だし、それが終ってから部活案内してもいいけど、今日は大半が活動不可だから案内は出来ないから、後はみんなで街を見て回るとかはどう?」
「私は街も良いけどショッピングモールに行きたいな、諸島都市は本国の主要都市にも劣らない大都市だから行ってみたいな。運動部に行って見たいけど今日でなくていいかな。」
「OK。それじゃあ拓真君に大樹君、放課後に朱美ちゃんを案内するわよ。」
「えっ、さき。俺この後掃除終わった後、さきと2人で行きたい場所あるけど・・・・・」
「タク、お前一体何考えている?」
タク僕から明らかに目をそらして答えた。
「特に何もねーぞ。」
「おおかた、街かショッピングモールで大樹君たちを巻いて私と2人きりをなりたいって魂胆ね。」
「そそそっ、そんなわけ・・・・と言いたい所だが少し考えた。理由としてはさきと一緒にランジェリーショップ行きたいから。」
さすがに僕もあきれて何も言えなかった。
「もう・・・馬鹿。それ位なら今日じゃ無くて、今度のデートで連れてってくれれば良いから。」
僕たちが黙っていたらさきさんが顔を赤らめてそっぽ向いたら、朱美さんが
「お熱いね。だけどそのお店には男性を連れて行くのは、彼氏か旦那さんのみだよ。さきちゃんと拓真君ならいいけど私達はまだ・・・・だからさ、私はさきちゃんと女の子同士でランジェリーショップ私が行きたいかな。」
「ま、まぁ街の案内も兼ねて良いかなそれじゃあ掃除が終わった後、ショッピングモールのある滝城島(たきしろしま)に行くわよ。」
こうして僕たちは食事を終了し、二人が掃除終了まで、解放された図書室で待機して、約30分後二人が入ってきたので、読んでいた小説を本棚に戻し4人で駅に向かった。
滝城島方面の電車は僕とタクが降りる吹音島(ふくおんしま)方面とは反対方向の電車に乗り込んだ。
僕たちが乗った車両は、本来なら性行為専用車両がある3両目の普通車両に乗り込んで朱美さんに説明したら
「そっか、だから学園に入る前通学ルートを確認するため、電車乗ろうとしたときに、(性行為をしたくない方は1~2両目と5~6両目に乗って下さい)ってアナウンスあったんだ。」
「まぁ、性行為専用車両はあくまで朝と夕刻の時間帯のみだから、それ以外の時間は普通車と変わらないけどね。」
僕たちがわいわい説明をしている内に、目的地の滝城島駅に到着した。
滝城島は馬島諸島の中では3番目の大きさになる島で、いくつかの島みたいに住宅地と商店街のみある他の島とは異なり、この島は大型のショッピングモールとオフィス街が多くあるが、人も住んではいるけどあくまでこの島で農家をしている人のみである。
そのショッピングモールの中にはフードコートやファッションブランドショップがあるのは普通で(このモールでは武器と権力以外なら何でも買える)とここの社長が豪語しているが、揃わない物もあるけど気にするほどでも無い。
僕たちはショッピングモールに入り案内パンフをもらい、さきさんが婦人服売り場に向かい朱美さんに似合いそうな服を数組選んで試着させていた。
完全にさきさんの着せ替え人形状態だが服装によって状態が変わるのが可愛かった。
その後彼女自身が気に入った服を自腹で買おうとしたら、さきさんが支払ったら
「自分で買いたかったけど、ありがとさきちゃん。
朱美さんはしっかりお礼を言った。
「どう致しまして、でも気にしないで私がそうしたかったから。」
その後フードコートに移動してコーヒーショップで僕がソイラテ、タクがカフェモカ、さきさんと朱美さんが抹茶ラテをそれぞれ注文して一息ついた後に、僕たちの連絡先を交換してすぐに、さきさんが男にとって至福のようで地獄の一言を言った。
「ねぇ朱美ちゃん、この後水着売り場か下着売り場に行かない?もちろんあんたたち2人も来るよね?」
タクは平然としていたが、僕と朱美さんは危うく口に含んだ飲み物を吹き出しそうになった。
「ちょ、ちょっとまってよさき。俺は良いけど、朱美ちゃんとだいきは付き合っても無いのにそのシチュウはやばいって。もし行くなら入れ替わりで」
僕は吹き出しそうなのを我慢して中身を飲み込んで
「僕は売り場近くに待機するからお構いなく。」
「い・く・わ・よ・ね」
結局、有無を言わさずに、まずは水着売り場に連れて行かれた。
この島の水着売り場は5月から10月まで販売している理由としては、この島が四季はあるが夏の時期が長いのと温暖な気候により海や屋外プールに人が多く訪れるためである。
「しかしここの売り場って凄いね。本島でも見る物から、お兄ちゃんの見たことのあるアダルト通販でしか売ってないような際どいにまで色々ある。」
「へぇー、ここじゃあその手の水着も普通に売っているから、私にはよくわからないな。」
確かに本島にも売っているような露出を抑えたスカート付きワンピースタイプのもあるし、シンプルなカラーであつらえた競泳水着に、なぜかスクール水着も新旧どちらも置いている、需要があるから置いているのは判るけど、秘部がギリギリ隠れるマイクロビキニにマイクロワンピまであるのがこの島らしいところだ。
当然水着用の試着室もあるし、彼氏とお買い上げ後にお試しも出来る部屋もあるけど今日は立ち入り禁止だ。
朱美さんと僕が行動して、タクとさきさんが行動して水着を選ぶ事にした。
「ねぇ大樹君。見てこれ、こんな水着まであるのよ。」
朱美さんが指さしていたのは、マネキンが着ている水着は一見すれば花柄で布面積が少し少ないがパレオ付きのビキニタイプだが、朱美さんはパレオ部分をめくり上げてボトムもある普通だが明らかにおしり近くまで開きそうなチャックがあり、着たまますることが出来る水着だ。
「あ、朱美さん。それを着るのは反対しないけど、人の眼を気にした方が良いタイプの水着だよ、それは。」
「うーんそうかなぁ、向こうから持ってきた自前の水着もここまでいやらしくないし、お兄ちゃんが選んだ水着は、とてもじゃないけど人前では着られないのが多くて、これ位じゃ露出が少ない方になるかな。」
「朱美さんのお兄さんは、妹にどんな卑猥な水着を着せて楽しんでいたんだよ。」
僕はあきれながら朱美さんに言うと
「それは大丈夫。それ全部女優さんに着てもらっているから、私は一着も着てないよ。あくまで女優さんに着せて最もいやらしいのを使うから。」
話を聞いているとどうやら、朱美さんの兄さん又は父親がアダルトビデオ関係で就労しているみたいで、その女優さんに着せる為のコーディネートサンプルのため、朱美さんにその手の水着を見せていたみたいだ。
さすがにボトムにチャック付き水着は買わなかったが、代わりにサンライトオレンジのチューブレスビキニを買った。
一方タクさきコンビはどうやらタクのおごりを条件で、露出の高い水着を買ったみたいだ。
タクはご満悦の顔をしており、さきさんがさっきから頬を赤らめうつむいているようだから彼女の性格を考えると色々合点がいく。さきさんは僕のとなりにたち小声で
「(ぼそっ)・・・タク君にとんでもない水着を買わされた。・・・タク君の馬鹿、変態、年中発場男。」
あーあこれは心中察するな、タクの奴いくら彼女でもさせて良い事とさせちゃ悪い事ぐらいは分別付けろよ。
僕も小声でさきさんに聞いた。
「(ぼそっ)タクの奴、一体どんな水着買ったの?」
さきさんも小声でうつむきながら
「(ぼそっ)お・・・おっぱいや膣部にチャック付きの白のハイレグワンピースとマイクロビキニ」
僕は頭を抱えた。完全にスル前提の水着じゃねーかよ、おい!!
さきさんは続けて「た、大樹君ごめん。後日慰めて。」
さすがに今日はスルとは言わなかったが、タクとさきさんが付き合いだした後もタクがたまに走る変態思考を真に受けないため、さきさんは僕と不定期ではあるがセックスをする事もしばしば。
下着売り場にはさすがに僕とタクは荷物番をする理由から、近隣の椅子で待機することにした。タクさきのみならタクも遠慮せずに付き添っただろうけど朱美さんも一緒なら止めておくと、さすがに遠慮した。
一方、下着売り場に入った二人、さきは朱美に会いそうな下着をピックアップしてサイズを店員に測ってもらい胸囲はEの89あるのが判った。ちなみにさきはDの87あるが1サイズ朱美より下だったのが少し凹んだけど、似合いそうな下着を持たせ試着室に押し込み、それと同時に自分は3枚セットの下着を買って置いた。
この下着を着るために朱美は全裸になり、さきから渡された下着を着て
「朱美ちゃんどう?着てみた」
試着室から顔のみを出し朱美が頬を赤らめて答えた。
「着てみたけど、この下着上下併せても少し派手じゃないかな?」
「そうかなぁ、女の私から見てもスタイルの良い朱美ちゃんにはこれ位の下着付けてもいいと思うよ。えーと近くに男子はいないからご開帳。」
と言ったと同時に試着室のカーテンを思いっきり全開にした。
「ちょ、ちょっと、さきちゃん。いきなり開けちゃいやー。」
彼女の身につけた下着は色の濃い紫色のレース付きのブラジャーは良いとして、ショーツは同色だがTバックでひもだった。
「さ、さきちゃぁん。いきなりTバックは恥ずかしいよ。」
「うーんごめん、いきなりだったね。それじゃ次はこっちを。」
朱美はカーテンを閉めて先ほどまで着用していた下着を丁寧に脱ぎ、それを専用ハンガーにかけてさきからもらった別の下着を着だした。
「こんどはどう?」
「うんさっきのTバックで紐よりはましかな、さっきみたいに全開はやめてよね。」
「大丈夫。じゃあ開けるよ。」
片方のカーテンを開けてみると下着の色はさっきと同じぐらいの淡い紫色ではあるがフリルやレースが付いていて、おしりの布面積が普通のかわいい下着である。
「こっちがいいかな。さきちゃん、これを買うから着替えるね。」
朱美が着替え中に店員をこっそり呼んでさっき試着したTバックでひもの下着はさきが買って朱美に渡すと伝えた。
朱美はそんな事を知らずに自分が先ほどまで着用していた下着とセーラー服一式を着てさっきのかわいい系の下着をレジに持っていって支払いを済ませ大樹や拓真達と合流した。
「おっ、さき達が下着売り場から戻って来たぞ。」
タクがさきさん達が戻ってきたのを確認し、手を振ってこっちに呼んだ。
「ごめん、ごめん。朱美ちゃんの下着私が選んでたから時間掛かっちゃったけど待った?」
僕たちは朱美さん達と別れて30分ぐらいしか経ってなかった。女の子の買い物にしては早いほうなので僕は気にしていなどいない、タクも似たようなことを言ったあと、僕が時計を見たら時間は17時を過ぎており
「そろそろ帰ろうか。性欲制限の日は夜に比例して性犯罪が多くなるけど、20時あたりまでに自宅に帰れば平気だよ。」
「それじゃ駅に行こうか、俺とだいきは痴女に襲われない限り大丈夫だけど、朱美ちゃんとさきは心配だな。俺たちが自宅まで送ろうか?」
「この時間なら父か兄が自宅にいるので、駅に着いたら連絡して迎えに来てもらいますから大丈夫です。拓真君、大樹君心配してくれてありがとう。私よりさきちゃんを送った方が良いと思うよ?」
「私もパス、私の家の最寄り駅、吹音島から反対側にある蒼海島(うみじま)の佐々原海岸駅だから大丈夫だし乗る電車も反対方向だからいいや。」
朱美さんは吹音島駅の二つ前の緑島(ゆかりしま)なので大丈夫そうだ。
「それじゃ大樹、タク君私の乗る電車来たから、また明日。」
「ばいばい、さきさん。」「おう。また明日、学園で。」「また明日学園で、またね。」
僕、タク、朱美さんの順で、さきさんに挨拶を交わした後に吹音島方面の電車が来たので僕たちも鉄道に乗った。