※この作品はR-18です。

セクシャルアイランド   作:ホークマン

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今回のお話しは性欲制限の日とテスト日の内容となるため性行為は出てきませんが、性表現はでてきます。


テストとトラウマの再来 前編

季節はすでに夏。夏期長期休暇直前に僕と朱美さんは付き合いだした。・・・・のは良かったのだが、人目を気にせずに甘えてきたりしているのである。もちろんそれが鬱陶しい訳では無い、ぼくも彼女が好きなので受け入れている。

 

「大樹く~ん♡ 今日は一緒に帰ろうよ。」

 

「朱美ちゃん。今日バスケ部の方は良いの?」と言った後にすぐに思い出した。今日は期末試験最終日で部活は翌日以降から再会となるため、部活は今日まで活動禁止で、さらに学園内での性行為も禁止であり校外でも教師と生徒の接触と性行為は禁止だ。

 

何故、テスト期間中に全教員並びに全生徒が校内外での性行為禁止のとなったのは理由がある。

今から3~40年前にとある女生徒が男子教師に枕活動してテストに出る範囲と回答

を丸々教えるといった不正行為が発覚したためである。その不正行為をした女生徒は10日の休学と、復学後1週間校内での性行為禁止処分が課せられ、男子教師は2ヶ月の減給、担当科目からの除外と厳しい処分が課せられたためである。

 

僕たちが付き合いだして朱美ちゃんは今まで表に出さなかった様な甘い声で甘えてきている。僕は、彼女の呼び方をタクさき以外が居るとき(あけみさん)から(あけみちゃん)に変わり、タクさきのみか2人きりの時は朱美ちゃんでなく、あっちゃんと呼んでいたけど、違和感があると言われ朱美ちゃんに統一した。

彼女が居ないクラス男子から殺意に似た嫉妬の目差しが、剣山が如く刺さることがある。

その視線を判っていてかタクが僕に近づいてからかいだした。

 

「よう、だいき。おまえも大変だな。転校1ヶ月半ぐらいしか経っていない朱美さんに、つば付けただけで無くいきなり色々なプロセス飛ばして彼氏彼女になったからな。」

 

「っるっせータク。朱美ちゃんから告白してきたのに、断る理由がどこにある?」

 

「あははっ、確かに朱美さんのような女性に告白されたら断る男子は居ないな。」

 

タクは僕と朱美ちゃんが付き合っている理由を知りつつクラスメイトの前では、すっとぼけをしてくれるのでこちらとしては大いに助かっている。

 

さて、僕と朱美さんが電撃的にお付き合いを開始したのは少し理由がある。それを話すには今月中にあった性欲制限の日まで話を遡る事にしよう。

 

 

 

夏真っ盛り七月、外では蝉が凶暴なまでに求愛のための鳴き声を上げている。今月の性欲制限の日はタイミング悪く、学園休校日に当てはまる事になった。

そのため、有るものは自室で未クリアの全年齢ゲームに完全攻略するため、風呂、トイレ、食事以外の時間を費やした者もいれば、本来その手の趣味など無いのにBL本を読みふけりあえて性欲を減衰させる者もいれば、性欲関係なく街で健全なウインドショッピングしたり、終点がラブホにならないようなデートしたり、無関係に仕事だったりとそれぞれが性欲制限の日を謳歌していた。ちなみに休日仕事でも性行為に関連した企業は活動に制限があるため事務処理か休日になる事が多い。

 

まぁ余談だが、BL本を読みふけっていた少女はその後、そっちの創作活動に目覚めたらしく後に、(姿を見せないBLのカリスマ)としてとある地方で神扱いを受けたとか受けないとかまことしやかに言われている。

 

僕はこの日がテスト4日前だったので普通に自室でテストに向けて勉強していた。

ちなみに滝川家のメンバーはと言うと、宮子さんは双子を連れてショッピングに向かったので不在。

父さんは土休日がむしろ稼ぎ時のイベントプロデューサーに就いているために昨日からイベント会場に缶詰のため帰ってきてない。

母も父に弁当とスタミナドリンクを渡すため出かけた。つまりこの滝川家には僕1人なのだ。

本島にいる男子高生ならこれに乗じて、自室のどこかに隠したR-18本やディスク、PCを開いてネット検索等を見て自家発電するか、彼女又はセフレか風俗嬢を家に呼び込み昼間から夜の共同作業に走るかとなるが、あいにく本日は性欲制限の日。

学校が休みのため群青学園の生徒も教員も含め全島民が性欲を制限しているのである。

 

勉強の休憩のためリビングで冷たい麦茶を飲もうとしたとき、チャイムがピーンポーンと鳴ったのでカメラ付きチャイムのモニターをONにして誰かを確認したらそこには、タク、さきさん、朱美さんだけで無く、産休学で休んでいるクラスメイトで梓さんの妹、野間有紗(のま ありさ)である。

有紗は姉の梓さんとよく似た顔をしているが、髪色は同じだけど、くせっ毛のないストレートで姉より乳は小さいけど一般的に充分巨乳で、ちゃんとブラジャーをしている。セックススタイルは真逆で室内でも日差しの当たるとこでセックスをするのが好きであるけど、野外のセックスは姉に比べると回数は極端に少なく室内でのセックスを好む。

 

彼女の制服は模範制服が多いが色違いのスカートをたまに穿く事もある。私服は体型の一回りほど大きいダボダボのTシャツを腰辺りにベルトで巻いて着こなしており、青と白のタータンチェックスカートに膝元まであるスパッツを着用しており、足下は白と紫のツートンシューズである。

他のメンバーの格好は、タクとさきさんはポロシャツこそ色違いだが、タクが青系でさきさんは白系、ハーフカーゴパンツで足下はさきさんはセミロングブーツで、タクはスタンダードなシューズで、ペアルックと言っても良いぐらいだ。

朱美さんは薄いピンクのキャミソールにダメージジーンズのハーフパンツに夏らしいミュールで、自宅に来ていた。

 

「ヤッホー、だいき。さきと朱美ちゃんも一緒に合った後、その途中で有紗ちゃんと合ったら(復学近いから私も大樹君の家で復習を兼ねて勉強したい)ってついてきた。」

 

「たいきくん、お久しぶり。私も子供出産終わって明日から復学出来るから。」

 

「さきさん、朱美さん、タク、有紗ちゃん、いらっしゃい待ってたよ。上がって麦茶でも飲もうか。」

 

「「「「お邪魔しまーす。」」」」

 

4人が僕の案内でリビングに通してすぐコップに冷蔵庫に冷やしてある麦茶を入れて皆に振る舞ってすぐに、僕は自室に戻り勉強道具一式を持ってリビングに降りた。

朱美さんはこっちでの勉強に追いつくために性教育以外は、さきさんや他に仲の良い女子と勉強会を定期的にしているので、かなり速いペースで追いついたのである。

 

「そういえば有紗ちゃんと朱美さんってお互いに紹介していなかったね。」

 

僕が朱美さんと有紗ちゃんをお互い紹介しようとしたらさきさんが片手あげて

 

「ああ、大樹君それは大丈夫、先週私と朱美ちゃんで勉強会した時に、出産が終わって、もうじき産休学があける有紗を招いて自己紹介は済ませてあるから。」

 

各自が勉強に必要な物を取り出してリビングテーブルやダイニングに広げだししばらくは朱美さんや有紗ちゃんは自分の判らないところを聞いて勉強を続けた。

 

お昼頃になり一度勉強を止めて、近くのハンバーガーのファストフードに足を運びそこでお昼にすることにした。僕と有紗ちゃんはダブルパティバーガーセットではあるが有紗ちゃんはLセット、僕はそれプラスベリーパイを注文し、朱美さんはフィッシュバーガー2Lセット、タクはタワーチキンバーガーセット、さきさんはショウガ焼きバーガーセットをそれぞれ注文してテラス席で食べる事にした。

 

「それにしても有紗、2年になっていきなり産休学入るから、俺はビックリしたよ。」

 

「何言っているのよ、拓真君。今年の一月にはお腹もはっきり判るぐらい大きくなっていたわよ。おおかた妊婦には目を向けて無かったからでしょ。」

 

「まぁまぁさき、私も拓真君にあえて妊娠したなんて言ってなかったし、知っていたのは担任の先生とクラス女子とを除いたら一部の男子ぐらいだったわね。」

 

僕は有紗ちゃんが産休でしばらく休むと言われるまでお腹が大きくなっているのは気づいたけど口を挟まなかった。

 

「それにさ、私の妊娠が判ったら時に体育と性行為の授業外されて、それで気づかない方がおかしいわよ。」

 

確かに、と思ったけど口には出さなかった。この諸島都市では妊娠が発覚したときは母体保護を理由に、学生だったら体育の授業と、その一環である性行為を出産まではそれを理由に休めるし、社会人はロードワークからデスクワークに変更されることも良くある話である。

 

「ぐっ。そ、それより有紗の子供は、父親って誰なの?」

 

その質問をし終えたタクはセットのドリンクを含んですぐに

 

「1年のとき外国語担当だったファルケン先生。」

 

その台詞を喋ってすぐに有紗ちゃんはうつむいて、手にしたハンバーガーを口に入れ、それを聞いたタクは口の中の飲み物を盛大に吹き出して僕の顔に掛かった。

さきさんは知っていたので沈黙していた、朱美さんに至ってはハンバーガーを食べながら眼をおよがせて聞いているしか出来なかった。

タクはむせながらさきさんに介抱してもらい、僕は近くにあったペーパーフキンで顔をふいて僕たち男子2人が落ち着いたところで話を戻し僕が口を開いた。

 

「ファルケン先生って、アンディー・ファルケン先生の方だよね?」

 

有紗ちゃんは口にハンバーガーが残っているので咀嚼しながら首を肯定の方向に振った。

僕たちが1年生の時に姉弟で外国語教師をしている2人のファルケン先生。姉のメリッサ、弟のアンディーでどちらも外国語教師であり現在もこの学園で教鞭に立っている。

姉はこっちで結婚して名字が変わったと聞いたけど

 

「アンディー先生はたしか、故郷から奥さんを連れて、元々は不妊治療目的でこの島に滞在していたけど、子供が出来た後、ここ(諸島都市)が気に入って夫婦揃って永住したはず。」

 

「そそっ。だからアンディー先生に私達の子供を見せに行ったら慌てなかったけどアンディーったら(アリサとは卒業するまで籍は入れないけど、一緒になろう)って言ってくれたんだ。まぁアンディー先生の奥さん、キャサリンさんには泥棒猫って罵られたけど仲良くやっていくつもりだよ。」

 

「ほ、ほんとに諸島都市だと重婚が出来る事を改めて実感した気がする。私の住んでいるエリアの人たち皆、パートナー1人ずつしかいないから。」

 

島外から来た朱美さんは近隣住人が一夫多妻か一妻多夫をしていない限り、重婚が認めてもらえるなんて分かりにくいからな。

 

「卒業するまでアンディー先生と愛のあるセックスは出来るけど、他の男子とするときは避妊具を用いて妊娠しないようにと怒られるけど、先生が好きだから全て受け入れたよ。」

 

「「結局、のろけ全開じゃん(ですね)。」」

 

さきさんとタクが同じ(語尾こそ異なるが)言葉を言った。

彼女が居ない僕にとっては、ただでさえ夏の暑さで参りそうなのに有紗ちゃんの

のろけで更に体感温度が増した気がする。

 

「ただいまー。」

 

「「「お邪魔しますね(よ)」」」

 

昼食を取り終えて僕たちは滝川家に戻ってみると玄関に見慣れた靴があり、そこから階段を降りてくる音が聞こえた。

 

「大樹兄様お帰りなさい。みなさんもいらっしゃい。そして、ただいま。」

 

「おっ加奈、帰ってきたんだ。」

 

「そうなんですよ。夏期休業が近いから今のうちに荷物を家に運ぼうと思って帰宅したのよ。」

 

「さきさん、拓真さん、えーと、有紗さんに朱美さん?いらっしゃい。」

 

妹よ。何故、朱美さんだけ疑問系で名前を言った?そのせいで彼女微妙な空笑いしつつも、「そうだよ、加奈子ちゃん。」と返してくれたから良いけど間違えたらどうするつもりだったんだ?

 

「さてと、戻ってきたしテスト勉強再開しましょうか。」

 

さきさんが鶴の一声をあげて僕たちは勉強を再開して10分ぐらい経過したら、僕の母が帰ってきた。

 

「ただいま。ふー、純一郎さんの仕事姿改めてかっこよかったな。性欲制限の日と私が妊婦じゃ無かったら人目気にせず合体していたな。」

 

リビングに入ってきた母は

 

「あら、拓真君にさきちゃん。来ていたのね。貴方たち意外にもクラスの子が来ているなんて珍しいね。」

 

「「「お邪魔しています。」」」

 

「確かあなたは、野間さんだったわね?絵里奈ちゃんの友達の妹さんの。」

 

「はい有紗です。姉共々お世話になっています。」

 

「そっちのオッドアイの子は初めまして、になるかしら?」

 

「はい。私、竹居川朱美と言います。五月に滝川君のクラスに転入してきました。今日は滝川君にテスト勉強しようと誘われてここにいます。」

 

朱美さんは丁寧に挨拶した。その後母は勉強の邪魔にならないようにお茶とお茶請けを用意したぐらいで後は自室に戻って読書を始めた。

 

 

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