※この作品はR-18です。

現の幻想、甘の情交   作:在原虚也


オリジナル:ファンタジー/恋愛
タグ:R-18
現の幻想と呼ばれる場所にあるリアルの館。主人が不在の中、静寂に包まれているはずの館内からは、リアルの妻、無名 幻の甘い声が聞こえてくる。

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現の幻想、甘の情交

「ぁう、んっ…!くぁ…ぁんっ…!」

 

くちゅ…ぬちゅ…

 

現の幻想に佇むリアルの館。主の自室のベッドの上で、いやらしい水音と淡い喘ぎが響く。

 

しかし、リアルは今、私用で出かけており館にいない。声の主は、その妻である無名 幻。

 

私は、夫の居ない間に溜まった性欲を、なんとか解消しようとしていた。

 

「はぁ…はぁ…

 

…ダメ…こんなのじゃ…」

 

私はリアルのくれる快感を再現しようと、必死に膣内を指でかきまぜる。

 

「ぁんっ、ぅぁあ…!そ、こ…ぁんっ…」

 

リアルに犯されている感覚を思い出す。この指は、リアルの指…私は今、リアルとセックスを…

 

「ぁ、やぁ…らめ、んぁあっ…!」

 

ビクッビクッと震えながら、ベッドの上で身体をくねらせる。

 

シーツをぎゅっと掴み、鼻をヒクつかせて匂いを嗅いだ。

 

「んふぅ…んく、んんんっ…!」

 

リアルの匂い…獣のような、逞しいオトコの匂い…

 

それだけで、目も眩むような愉悦が私を襲う。

 

膣内がきゅうんと締め付けられ、快感のボルテージが跳ね上がった。

 

「んふぅ…!ふぅ、ふぅ…らめ、イッ…!!」

 

お尻がビクビクッと跳ね上がり、頭に火花が飛び散る。

 

半ば無意識のまま痙攣し続け、やがて訪れた激しい倦怠感に従いぐったりとベッドに体重を預けた。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

絶頂の余韻に浸りながら、それでも膣から指を引き抜かない。

 

足りない。

 

満たされない。

 

あの快感にはほど遠い。

 

絶頂することは出来ても、リアルのくれる快感がなければ、どうしたって満足なんて出来ないのだ。

 

それほどまでに、私の身体は彼に依存してしまっていた。

 

「リアル…」

 

自然と愛する人の名が漏れる。

 

名前を呼ぶだけで、胸の奥が締め付けられる。

 

涙が溢れ、視界が歪む。

 

「リアル…リアルぅ…!」

 

決して満たされない欲望を抱えたまま、再び私はシーツに鼻をくっつけ、膣内に刺激を与えはじめた。

 

 

 

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

 

 

 

「…んぅ…?」

 

いつの間に眠っていたのか、ふっと目が醒める。

 

窓の外を見ると、暗闇に星が瞬いていた。

 

今は何時だろうか…そう思って身体を起こそうとすると、かけられたタオルケットに気がついた。

 

瞬間、

 

「…起きたか、幻。」

 

聞き慣れた、求めていた声が耳朶を打つ。

 

はっとして声のした方を向くと、

 

「…ただいま。待たせてすまなかったな。」

 

金色に煌めく髪から突き出た耳に、ふわりと揺らめく9つの尻尾。

 

黒と赤、仕事に着ていく衣装と同じ柄のついた寝間着。

 

「…リアル…!」

 

求めていた姿が、そこにはあった。

 

「帰ってきたら驚いたよ。裸のお前が何もかけないまま、俺のベッドで寝てたんだから。」

 

「っ!!ご、ごめんなさい、私…!」

 

必死に言葉を探していると、優しく頬に手が添えられた。

 

「謝る必要はない。何をしてたかもいい。全部わかってるから。」

 

顎がくんっと引き上げられ、唇が重なる。

 

当然のように舌が絡まり、互いの唾液が混ざり合う。

 

「んく、くぢゅ…んんっ…っ!」

 

背筋がゾクゾクと震え上がり、全身骨抜きにされたように力が抜けてしまう。

 

気付いた時にはベッドに押し倒され、されるがままに咥内を犯されていた。

 

「んっ、ふぅうっ…!んぢゅる、ちゅ…」

 

快感に悶えながら必死に手を伸ばし、リアルの寝間着を脱がしていく。

 

彼もそれを理解しているのか、私が脱がしやすいように少しだけキスの勢いを弱めてくれた。

 

「んっ、っ…くちゅ…んはぁ…」

 

完全に裸にする頃に少しずつキスが解かれ、2つの唇が離れていく。

 

名残惜しそうに糸を引く唾液が、窓から差す月の光に艶めかしく煌めいた。

 

「幻…俺も、ずっと恋しかった。お前のくれる、あの快感が…

 

…だって…何をやっても、同じほどの感覚が感じられなかったから…」

 

「うん…私も、そうだった…色んな道具で、色んなことしたのに…リアルのくれる愛に、何一つだって及ばなかった…だから…」

 

…その先の言葉は、要らなかった。

 

ぎゅうっと、折れてしまいそうなくらいきつく抱きしめてくれた。

 

それだけで私の頭は真っ白になり、息が詰まりそうなほどの心地よさに満たされる。

 

私の理性は一種で瓦解し、ただリアルとの快楽を求めるだけの淫らな女に変わる。

 

「あぁ、リアル…!もっと、愛して…気持ちよくして…!」

 

無意識に言葉が紡がれ、身体が怪しくくねる。

 

わかってる、とだけ言うと、彼は私の首筋に舌を這わし、柔らかく胸を揉んでいく。

 

「はぁ、ぁあん…」

 

リアルの愛撫は、絶対に一気に攻めてこない。

 

敏感な部分に至るギリギリのところで、毎回ぴたりと止まってしまう。

 

早く触ってほしいのに、この焦らされる時間がたまらなく気持ちいい。

 

「はぁ、んぁっ…はっ、ぁあっ…!」

 

もどかしさに過呼吸ぎみになり、いよいよ我慢ができなくなったその時、一気に乳首が強く捻り上げられる。

 

「はぁあんっ!」

 

身体がびくんと跳ね上がり、視界が一瞬ぼやける。

 

「ふぁ、はぁあん…!らめ、イッ…っ!」

 

続けざまにくりくりと乳首を二本の指で転がされ、それだけで私は軽く絶頂しかけてしまった。

 

「…相変わらず、感じやすいね。幻は…」

 

「んやぁ…らってぇ…リアルのくれる、快感が…よすぎるからぁ…」

 

はぁはぁと荒い呼吸を整えながら、潤んだ瞳で訴える。

 

「っふふ。ありがとう、幻…」

 

優しく微笑みかけると、彼の片手は少し下のお腹に当てられる。

 

そのままするすると降りていき股間部を過ぎて太ももに当てられた。

 

「んっ…」

 

優しく揉まれると、ぴくんと脚が跳ねる。

 

恥ずかしさと気持ちよさでもじもじと脚が揺れ、淡い快感が私の気持ちを昂らせる。

 

その手が私の蜜壺に近づくほどに、顔が蕩けていくのが自分でもわかった。

 

「リア、ルぅ…はやく…っ…」

 

「わかってる。でも、もう少しだけ感じさせてくれ…」

 

優しく抱きしめられ、言葉をかけられると、つい胸がときめいてしまう。

 

本当に単純な女だ、そう思ったけれど、リアルの前ではそれでもいいかとも思ってしまう。

 

「んっ…ぁ、はぁんっ…!」

 

彼の指が遂にワレメを捉え、敏感な肉襞をさらりと撫でる。

 

「ぐっしょりだ…やっぱり可愛い…」

 

優しく撫でられる快感、全身を包む身体の感触、かけてくれる言葉…

 

リアルの全てが私の性を刺激し、更なる愛液を溢れさせる。

 

「ダメ…もう、無理ぃ…なんでもいいから、イカせてぇ…!」

 

リアルの腕を弱々しく掴み、懇願する。

 

「っふふふ、わかったよ…俺もそろそろ、我慢できなくなってきた頃だ…」

 

ぢゅぷっ…くぢゅ…

 

「ひぁ…あ"っ…!」

 

いやらしい水音が室内に響き、ゆっくりと私のナカにリアルの指が埋没していく。

 

「絡みついてくる…それに、愛液で指がふやけてしまいそうだ…」

 

「ぁあ、はぁんっ!だめ…そんなこと言わないでぇ…!」

 

指が暴れる快感と、リアルの囁き…二重の快楽が私を溺れさせる。

 

頭が真っ白になり、自分が何を考えているのかさえ判らなくなる。

 

きっと今、私はとんでもなく淫らでいやらしい顔で喘いでいるんだ…

 

「愛してるよ…幻のそのいやらしい顔も、声も、全て愛してる…」

 

ダメよ、リアル…それ以上言えば、言葉だけで…

 

「あはぁあああ〜〜〜〜〜!!」

 

リアルの指が一気に突き上がり、Gスポットを刺激する。

 

それがトドメとなって、私は大きく仰け反ったまま潮を噴き上げ絶頂した。

 

「っふふ…お疲れ様、幻…」

 

「ぁあ…はぁ…はぁ、はぁ…りあるぅ…」

 

朦朧とした意識の中、リアルの声が脳髄に響く。

 

全身の感覚が引き戻され、再びリアルの温もりを感じたいと身体がくねる。

 

「…愛してるよ、幻…」

 

その気持ちを察してくれたリアルは、全身を使って優しく私の肢体を包み込んだ。

 

「んぁあ…!私も、愛してるぅ…」

 

背中に腕を回してリアルの逞しい身体を感じる。

 

リアルの愛に支配される中、一際力強い塊が私の股間にあてがわれた。

 

「ぁっ…」

 

「幻…俺も、もう…」

 

ふっと顔を上げると、切なげな表情をしたリアルと目が合う。

 

こんな顔になるまで、私を想って我慢してくれていたんだ…そう思うと余計にリアルへの気持ちが昂ぶってきた。

 

「…いいよ、リアル…きて…」

 

ゆっくりと頷くと、

 

「………っ!!」

 

一瞬の後に膣奥が抉られ、頭が真っ白になった。

 

「かはっ……〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

息が出来ない…気持ちよすぎて、もう、なにも…

 

「幻…幻ぉお…!!」

 

思いっきり抱きしめたまま、リアルは絶頂したままの膣内で肉棒を暴れさせる。

 

「はがぁあっ!ぃぎ…んぁ、ああああああっ!!」

 

気持ちいいすら言えず、ただただ快楽のままに叫ぶしか出来ない。

 

けど、それは…きっとリアルも同じなんだ。

 

ムスコをギンギンに漲らせ、苦しそうに眉を顰め、力の限り抱きしめてくる。

 

全部…全部、私を愛してくれて、私で気持ちよくなってくれてるからなんだ。

 

「はぁあ!んぁ、あああっ!リアル!リアルぅうう!!」

 

だから私も、全力でリアルの愛を受け止める。

 

強く抱きしめ返し、密着して、ぎゅうっとリアルの男根を締めあげる

 

「ぅぁああ!!やばっ…幻ぉお…!!」

 

互いの快感のボルテージは既に限界値を超え、2人にしか達せない愉悦の境地に達する。

 

「射精すぞ、幻…俺の、全部!!」

 

「リアル!リアルぅう!!きて…リアルのせーし、幻のおまんこにぜんぶちょうだい!!」

 

「っぅう、ぐぅう…っぁぁああああああーーーーーーーーー!!」

 

全力の叫びの後、一気にリアルの熱い精子が私の最奥に注がれる。

 

「ぁぁぁあああああああーーーーーー!!」

 

押し出されるように私の快感も頂点に達し、快感と幸福に満たされながら脱力していった。

 

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

 

「…そういえば、まだ言ってなかったね。

おかえり、リアル。」

 

「んっ…ああ。ただいま、幻。」

 

シャワーで汗を流した後、2人で裸のままベッドにくるまる。いつのまにか、それがセックスの後のお約束になっていた。

 

リアルの胸に頬を押し付け、抱きしめられるままに密着する。彼の温もりに触れているだけで、やっぱり段違いに心地いい。

 

「…ちょっと、すまないけど…今日は、このまま寝ちゃってもいいかな?流石に疲れちゃったよ。」

 

「うん、いいよ。このまま抱きしめ続けてくれるなら、ね。」

 

「ああ、勿論だ。俺だって…お前とこうしてると、すごく幸せだから…」

 

耳に届く甘い囁き。嬉しくて、とっても興奮するのに…どこか落ち着かせて、眠りに誘ってくれるような、優しい声…

 

「おやすみ。幻。」

 

「うん…おやすみ…」

 

私達は、そのままゆっくりと…深い眠りに落ちていった。


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