※この作品はR-18です。

花田提督と艦娘達の日常   作:花田司令

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第百三話「対策会議」

謎の鎮守府 執務室

 

花田中将「すまない待たせたかな?」

 

ヒィッツ提督「大丈夫時間通りだよ」

 

へたれ提督「今回も大変だったな」

 

花田中将「あぁさすがに八件もやられたらこちらとて黙っておく訳にはいかないからね」

 

クロード提督「しかも欧州遠征の後だろその顔色を見る限り全然休んでないだろ」

 

花田中将「あぁどうやら作者は俺を休ませてはくれないらしい」

 

作者(だって君主人公だし何かアクションがないと話進まないし)

 

花田中将「やかましい!いいから休みをくれ!」

 

へたれ提督「花田君本当に大丈夫か?」

 

ヒィッツ提督「さっきから誰かに話しかけてるし」

 

クロード提督「ついに働きすぎで頭おかしくなったのか?」

 

蒼龍「さぁ?」

 

ヒィッツ提督「花田君!花田君!」

 

花田中将「あぁゴホンすまないちょっと疲れてなうわごとを言っていた。」

 

ヒィッツ提督「本当に大丈夫か?」

 

花田中将「この件が済んだら休むとするよ」

 

クロード提督「それがいいだろう。」

 

花田中将「あぁ。それで会議の結果は?」

 

ヒィッツ提督「あぁそれなんだが」

 

 

回想

 

海特警本部 会議室

 

 

 

下級エージェントに区分されるC級とはいえ小豆馬は中でも上位の実力を持つエージェントである。その小豆馬が駆逐艦あるいは海防艦程にしか見えない少女にこうまで一方的に扱われるとは。会議に参加している『隊長』『大隊長』クラスの上級エージェント達の間に衝撃が走る。

 

 

 

が。

 

「……本望なのでは?」

 

「確かに」

 

「小豆馬だもんな」

 

「何しとんだあいつ」

 

「……ともあれ、我等の施設に損害を出しあまつさえ宣戦布告しようとは、子供の悪戯にしては度が過ぎている……到底見過ごせぬ」

 

特A級エージェントの一人、『水無川の岩魚(みずなしがわのいわな)』が気を取り直す様にゴホン、と小さく咳ばらいをして言った。

 

「子供の悪さを嗜めるのも大人の役割か…」

 

「単独犯かそれともどっかの工作員か……背後関係も洗う必要があるな」

 

「本当あちこちキナ臭くなったもんだぜ…ったく」

 

「特警(われわれ)のみならずNPFまで敵に回そうとは、大きく出たものよ……」

 

「関連各所に情報を伝達、警戒と警備の態勢は最大限にする様に伝えろ。戦いを挑んで来る以上子供だろうと何だろうと『敵』だからな」

 

結論が出ると、エージェント達はフッと消える様に次々とその場を後にした。

 

ヒィッツ提督「…普通にドア開けて出てきゃあいいじゃん……」

 

最後に残ったヒィッツはそう言ってドアから退室した。

 

 

 

 

ヒィッツ提督「……と、ゆー事があったので皆も気を付けてね」

 

へたれ提督「ウェイカー兄妹……」

 

クロード提督「随分舐めた真似してくれるな…」

 

花田中将「あぁ、我々に挑戦とは聞き捨てならなんな」

 

ペール「あのロリコンマスクをボコボコにしてくれたんならペール的にはオッケーなのです」

 

へたれ提督「おいペール!」

 

ヒィッツ提督「各地の支部や施設にB級以上の上級エージェントが警備の為に配置されているけど、まぁ我々はいつもと同じ様に合同で作戦に当たるという事で。そもそもうちら三人特A級だし」

 

クロード提督「ああ、それは良いが……」

 

ヒィッツ提督「どしたの?」

 

クロード提督「いや、その……お前の隣にいる奴の格好が気になって仕方が無いんだが」

 

ヒィッツ提督「んにゃ?」

 

そう言ってクロード提督が控えめに指さしたのは、ヒィッツの隣に立っている足柄だった。足柄は狼の被り物に手袋と尻尾を見に着けていた。しかもそれはただの狼では無くどう見てもウルフオルフェノクだった。そんな格好をしているにも関わらず、足柄はさもいつも通りの姿であるかの様に平常通りに振舞っている為視覚情報の違和感がハンパ無かった。

 

ヒィッツ提督「あぁこれ?最近夕立の他にもハロウィンで狼の仮装をする艦娘が増えて来たから、ここらでいっちょ狼の先輩として格の違いを見せようと思ってね!」

 

クロード提督「えぇ…(困惑)」

 

ヒィッツ提督「大人げ無いだろ~こいつ。まぁそういう所が可愛いんだけどな」

 

足柄「やだ…もう、提督ったら…♥」

 

ヒィッツ提督「仮装せねば狼になれぬ者と生まれついての純粋なる狼……比べるべくもあるめぇよ……おれにとってお前こそが究極にして至高の狼女王(ウルフ・クイーン)だぜ」

 

足柄「くぅ~ん……♥」

 

クロード提督「まーた惚気始めてるよこのばか夫婦は…」

 

顔を赤らめ頬に手を当て内股になっていやんいやんと躰をくねらせる足柄の腰を抱いて引き寄せ勇次郎っぽい顔と声で追い討ちをかけるヒィッツ。そしていつもの如くそれに完全に撃沈される足柄の様子をデストロイヤー艦がこれまたいつもの如く冷めた目で見ていた。

 

川内「ハロウィンか~。去年は色々凄かったね~……あはは」

 

へたれ提督「まさかあんな事になるなんてな……」

 

クロード提督「色々予想外なぶっとんだ展開のオンパレードだったな…」

 

金剛「凄かったデース……♥」

 

足柄の言葉にへたれ提督・クロード提督両夫妻らが昨年のハロウィン(厳密にはその前夜)に起きた出来事を思い出していた。

 

花田中将「一体まーた何やらかしたんだよアンタら……」

 

ヒィッツ提督「まぁちょっと、色々…ね?」

 

花田中将「あぁ……」

 

 

その時、一匹の虫が飛来した。

 

クロード提督「何だこいつ?カブトムシ、か…?こんな季節だってのに」

 

へたれ提督「こいつは『ノコギリタテヅノカブト』だな。何だってこんなとこにいるんだ?」

 

花田中将「角に何か紙みたいなものが結んであるぞ」

 

提督衆の中心に舞い込む様にしてやって来たその甲虫に、ヒィッツは覚えがあった。

 

ヒィッツ提督「こいつは……忍蟲『ヤイバ』!紅輪の!」

 

花田中将「忍蟲?」

 

へたれ提督「紅輪…って事は、この虫海特警の?」

 

ヒィッツ提督「あぁ」

 

忍蟲(にんちゅう)ヤイバは海特警B級エージェント大角左近の使いである。特別な訓練を受けており極めて知能が高く、力も虫の範疇を軽く凌駕する。紅輪鎮守府ではこのヤイバの他にも使いとなる忍獣(にんじゅう)を育成・飼育している。

 

ヒィッツ提督「お仕事お疲れさんね~。後で竹の茎の良いのをあげような~」

 

 

ヒィッツはヤイバを労いつつ角に結びつけられた紙を解いて中を開いた。そしてその内容を見た瞬間ヒィッツの顔つきが変わった。

 

花田中将「どうした?」 

 

ヒィッツ提督「花田君。これを」 

 

花田中将「これは!」

 

一体そこには何が書かれているのか

次回に続く!

 

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