ご注意ください。
第十九話「悪夢との戦い」【胸糞注意】
執務室
花田少将「虐待だと?」
飛龍「匿名での通報なんだけど。」
花田少将「ふむ。確かその鎮守府は」
飛龍「えぇ数ヶ月前から我々がマークしていた鎮守府よ。」
花田少将「ふむ。これは調べた方がよさそうだ。瑞鶴
内偵隊に調査をするように伝えてくれ」
瑞鶴「了解よ。」
がこの数日後事件が起きた
ドカ
瑞鶴「少将!」
花田少将「おい瑞鶴ノックくらいはしろよ」
瑞鶴「内偵隊から緊急報告!艦娘が提督に対し暴行を加えたとの事!」
花田少将「なんだと!遅かったか。瑞鶴!憲兵隊に出動命令を私も行く!」
瑞鶴「了解。」
花田少将「くそ!こうなったら緊急査察するしかないか」
瑞鶴「少将!憲兵隊出動しました」
花田少将「了解!じゃ行ってくる!」
瑞鶴「行ってらっしゃい」
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鎮守府
玄田隊長「少将!お疲れ様です。」
花田少将「状況は?」
玄田隊長「当該艦娘の名前は妙高型重巡洋艦 足柄
現在中に入ろうとしてますが妨害されて入れないんです」
花田少将「憲兵か?」
玄田隊長「いえ艦娘です」
花田少将「マジか~ふぅむ」
玄田隊長「どうしますか?突入しますか?」
花田少将「いやまさか他の艦娘が関わっているとは致し方ないがここは退こう。」
玄田隊長「しかし!」
花田少将「今この装備で突入したら憲兵隊に負傷者が出る。最悪死者も出る可能性も捨てきれないこんな無防備な突入は認められない。」
玄田隊長「くっ!了解しました。撤退します。」
花田少将「ただし監視は怠るな」
玄田隊長「はっ!」
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数日後
査察局
花田少将「ふむまだ聴取は出来そうにないか」
瑞鶴「えぇまだ聴取出来る状態じゃないって軍医さんが。」
花田少将「そうか。」
ドカ
望月隊長「少将!緊急報告です」
花田少将「どうした?」
望月隊長「先の鎮守府に所属していた足柄が沈没しました。しかも」
花田少将「しかもなんだ?」
望月隊長「報告によるとどうやら沈没させたのは同鎮守府所属の艦娘との事」
花田少将「なるほど。恐らく反抗作戦すると言って誘きだしたのだろ」
望月隊長「どうしますか?」
花田少将「ふむ。まだ強制査察に踏み切るには足りない。」
望月隊長「なぜです?」
花田少将「証言がないんだよ」
望月隊長「証言?」
花田少将「うん。その鎮守府に所属している艦娘とか提督とかの証言がね。それがないと動けない。」
翌日花田少将は父花田誠一に呼び出された
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執務室
花田少将「どうしました?父上」
花田誠一「査察が難航しているようだな」
花田少将「えぇ今回は多数の艦娘が関わっているし強制査察するには証拠が足りないので」
花田誠一「今の状況はあまりよろしくないのはお前さんが一番よく知っているはずだ」
花田少将「はいこのまま黙って見ておくわけにはいきません。次なんかあった時には強制査察します責任は私が取ります。」
花田誠一「そうか。いいだろう許可するただし責任は私が取る」
花田少将「父上!」
花田誠一「必ずお前さんらがあの鎮守府の他の艦娘を救うんだいいな!」
花田少将「はっ!」
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査察局
望月隊長「少将!またあの鎮守府で事件です!」
花田少将「内容は?」
望月隊長「秘書艦が何者かに襲われたそうです」
花田少将「そうか。」
瑞鶴「どうするの?まだ静観するの」
花田少将「いや。さすがに待てない強制査察を行う!大丈夫だ大臣の許可はとった!憲兵隊に連絡を」
瑞鶴「了解!」
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鎮守府
玄田隊長「少将憲兵隊配置完了しました。」
花田少将「ドミネーターは持ったか?」
玄田隊長「はい全員。」
花田少将「よし行くぞ!」
玄田隊長「はっ!」
正門前
艦娘「これは査察局の皆さんこの鎮守府に何かご用ですか?」
花田少将「あぁこの鎮守府に虐待の容疑がかかっていてね。」
艦娘「虐待も何もないですよ。それとも何か証拠があるのですか?」
花田少将「いやないが?」
艦娘「証拠もないのに査察とはこれは違法捜査になりますが?」
花田少将「どうする気だ?」
艦娘「もちろん訴えますよ。違法捜査ですから」
花田少将「一つだけ確認する!虐待はないんだな?」
艦娘「えぇありませんよ」
「違います!」
花田少将「君は確か潮ちゃんだね」
潮「はい。」
花田少将「何かあったか話してくれるかな?」
潮「はい」
駆逐艦『潮』の証言によると鎮守府での生活は最悪そのものだった。潮の鎮守府の提督は潮に対して体を触ったり、性的な卑猥な言葉をわざと言うと言った典型的なセクハラ行為を行っていた。最初は耐えていた潮だったが、ある時性行為を強要された時勇気を出して止めて欲しいと口に出して提督に言った。すると提督は腹いせに、今度はセクハラの代わりに暴力行為を働くようになった。まだ練度の低い潮では到底攻略できない海域への出撃メンバーにわざと潮を組み込んだり、あるいは潮一人だけで出撃させたり他の鎮守府との演習に参加させたりして、そして潮が大破したり演習に負けてて帰ると提督は、『指導』と称して潮に暴力を働いた。普通なら彼女を庇ってもいい筈の艦娘達も潮を庇うどころか、逆に提督と一緒になって潮に『指導』を行った。それも提督に無理矢理やらされているのではなく、むしろ彼女達にとってレクリエーションの様に積極的に行われていた。潮を暴行していた艦娘達は秘書艦を中心とした提督お気に入りの艦娘達で、鎮守府では(表立った振る舞いはしていないが)艦娘達の暗黙のボスの様に君臨していた。その為彼女達を恐れて、他の艦娘達も潮が暴行を受けるのを黙ってみている事しか出来なかった。また、外から憲兵等の視察が来ても提督や秘書艦達取り巻きグループが働いて鎮守府ぐるみで隠蔽する為、潮は助けを求める事が出来なかったと言った
最初艦娘達が出鱈目を言うな、提督に汚名を着せるつもりかと非難したが、潮は決して屈する事無く告発した。
花田少将「潮ちゃん。ありがとうその証言を待っていた!」
潮「??」
花田少将「玄田ー!今のちゃんと録ったか?」
玄田隊長「えぇ!ばっちり音声録れました!」
艦娘「何をするつもり?」
花田少将「よし!証言は取れた!これより強制査察を行う。抵抗する奴はパラライザーで取り押さえろ!」
憲兵隊「了解!」
花田少将「かかれー!」
艦娘「こうなったら全員ただちに迎撃しなさい人間ごときに艦娘は負けない!」
花田少将「そうかならこれはどうかな?」
「脅威レベル1執行対象です。執行モードノンリーサルパラライザー落ち着いて照準を定め対象を無力化してください。」
Pukyuuuuun
艦娘「かはっ!」バタン
花田少将「これでもなお抵抗する奴は?」
艦娘「、、、」
花田少将「よろしい。玄田全員連行しろ」
玄田隊長「了解です」
その後ガサ入れの結果明らかになった物的証拠が決定打となり、鎮守府はクロだと断定された。この他にも調査を続けた結果、提督は潮への虐待の他にも横領や横流し、癒着、一部の艦娘への性的暴行と強制解体(加えて秘書艦を中心とした艦娘達による暴力行為)と言った余罪が次々に明らかになった。これら提督の罪に加担し、それを隠蔽する事に協力した秘書艦連中も、回復した後に同罪として事情を聴取する事になった。
花田少将「ありがとう潮ちゃん。よく勇気を出して告白してくれたね。早く助けにこれなくて申し訳なかった。」
潮「いえ、私なんて何も…あの人がいなかったら、あの人に勇気づけられなかったら、こうやって自分の意思を貫く事も出来ませんでしたから…」
花田少将「あの人?誰の事だい?」
潮「いえ…何でもありません…」
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査察局
瑞鶴「本当大変だったわね今回の事件」
花田少将「あぁ。しかし今回の一件で強制査察の条件が改正されるそうだ。」
瑞鶴「そうね。それにしてもあの足柄はどこにいったのかしら?」
花田少将「あぁその件だが」
査察局が鎮守府にやってくる前、足柄は突如姿を消した。潮は鎮守府中を探し回ったが、足柄の姿は無かったという。
瑞鶴「一応探すのよね」
花田少将「まあ今回の一件の重要参考人だしね。もうすでに探させてはいるんだがまぁあまり期待はしないほうがいいだろう。」
その後足柄は、偶然通りかかったどこかの鎮守府の艦隊に発見され救助された後、海軍本部へと移送された。彼女の処遇に関して当初は所属鎮守府に出した損害から軍を脅かす危険分子として解体処分が検討されたが、憲兵達に対する人的被害が拡大した事に加え通常の『足柄』よりも遥かに高い戦闘能力と耐久力、持久力を有する彼女をこのまま解体するのは軍としても勿体ないという考えから、彼女は特別製の専用の独房に収監されると共に、彼女の指揮官となる人材が密かに募集された。少なくはない数の将校や士官候補生が立候補したが、いずれも破壊と暴力の化身とも言うべき彼女の指揮官になる事は叶わず、彼女の指揮官になる人材が見つけられないまま時間だけが無為に過ぎていった。いつしか立候補者もいなくなり、足柄は将校達から『貰い手の無い行き遅れ』と陰で揶揄される事になった。
花田少将「えぇマジか」
瑞鶴「どうしたの?」
花田少将「ん?あの謎提さんの所に先の足柄が配属されたそうだ。」
瑞鶴「へぇー」
花田少将「しかも本人潮ちゃんがいじめられてるのに気づかず事を起こしたらしい。」
瑞鶴「それはどうなんだろ?」
花田少将「まぁあの人の所なら問題ないやろ。むしろお似合いかもしれないな」
瑞鶴「そうね。」
花田少将「ただ問題があるんだよな」
瑞鶴「問題?」
花田少将「あぁそれは」
大淀「少将。海特警より件の提督と艦娘の取り調べをさせてほしいとの連絡が」
花田少将「ほら来た!たぶんそれ謎提さんだな」
瑞鶴「どうして分かるの?」
花田少将「多分あの人の事だ。足柄に暴行した奴等に仕返しがしたいのだろう。」
花田少将の予感が的中した
この後ヒィッツは、足柄に事務ファイルをぶつけた挙句の頭を踏みつけた事に対するお礼参りをすべく軍病院内にある足柄の前の提督がいる病室に殴り込みをかけに行った。
ドン!ドン!ドン! ドン!ドン!ドン!
ヒィッツ「開っけーろ!開っけーろ!わーれーら海・特・警!!」
前の提督「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドン!!
ヒィッツ「開けろ!海特警だ!開゛け゛ろ゛!!」
元帥閣下「ヒィ―――――ッツ!ステ――――――イ!ヒィ――――――ッツ!!」
元帥付き憲兵「閣下が突っ込みに回ってる所初めて見た…」
花田少将「やっぱりそうなったか」
えぇお知らせです。ネタ切れにより今回より次回予告を書きません。次回はいったいどんな話になるのかお楽しみに~